JP6996327B2 - 吊り架台 - Google Patents
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Description
図1及び図2は、実施形態に係る吊り架台の使用状態の一例を表す斜視図である。
図3は、実施形態に係る吊り架台の使用状態の一例を表す平面図である。
図4は、実施形態に係る吊り架台を表す斜視図である。
図1~図4に表したように、吊り架台10は、支持部12と、一対の固定部14と、を備える。
図5は、図4のA1-A2線断面を表す。
図5に表したように、中央領域10aは、矩形状の断面を有する筒状である。換言すれば、中央領域10aは、角パイプ状である。中央領域10aは、第1側板21と、第2側板22と、上板23と、下板24と、を有する。支持部12の中央領域12bは、吊り架台10の中央領域10aによって構成される。従って、支持部12の中央領域12bは、矩形状の断面を有する筒状であり、第1側板21と、第2側板22と、上板23と、下板24と、を有する。
図6は、図4のB1-B2線断面を表す。
図6に表したように、各端領域10bのそれぞれは、第1屈曲部31と、第2屈曲部32と、上面部33と、下面部34と、を有する。一対の固定部14は、2つの端領域10bによって構成される。従って、各固定部14は、第1屈曲部31と、第2屈曲部32と、上面部33と、下面部34と、を有する。上面部33は、下面部34と対向する。第1屈曲部31は、上面部33の幅方向の一端と、下面部34の幅方向の一端と、を繋ぐ。第2屈曲部32は、上面部33の幅方向の他端と、下面部34の幅方向の他端と、を繋ぐ。第1屈曲部31及び第2屈曲部32は、互いに接近するように内方に向かって凸状に屈曲する。
図7は、図3のC1-C2線断面を表す。
図7に表したように、各固定部14のそれぞれは、支持部12と一体に形成されている。換言すれば、各固定部14のそれぞれは、支持部12と連続している。同様に、各端領域10bのそれぞれは、中央領域10aと連続している。上面部33は、上板23から連なるように延びる。下面部34は、下板24から連なるように延びる。第1屈曲部31は、第1側板21から連なるように延びる。第2屈曲部32は、第2側板22から連なるように延びる。
図8(a)~図8(d)に表したように、吊り架台10の製造には、例えば、矩形状の断面を有する金属製の角パイプ100が用いられる。図8(a)及び図8(c)は、角パイプ100の端部100aを幅方向側から見た状態を表している。図8(b)及び図8(d)は、角パイプ100の端部100aを長手方向側から見た状態を表している。
図6では、端領域10bの内部に実質的に隙間が空いていない状態を表している。これに限ることなく、図9に表したように、端領域10bは、第1屈曲部31と上面部33との間に隙間AG1を有してもよい。端領域10bは、第1屈曲部31と下面部34との間に隙間AG2を有してもよい。端領域10bは、2つに屈曲した第1屈曲部31の内側に隙間AG3を有してもよい。端領域10bは、第2屈曲部32と上面部33との間に隙間AG4を有してもよい。端領域10bは、第2屈曲部32と下面部34との間に隙間AG5を有してもよい。端領域10bは、2つに屈曲した第2屈曲部32の内側に隙間AG6を有してもよい。さらに、端領域10bは、第1屈曲部31と第2屈曲部32との間に隙間AG7を有してもよい。
図10及び図11に表したように、この例では、固定部14が、支持部12の水平レベルを調整可能とする調整部50を有する。
上記実施形態では、中央領域10aで支持部12を構成し、端領域10bで固定部14を構成している。つまり、支持部12の長手方向の端領域12c及び中央領域12bの両方が矩形状の断面を有する筒状であり、固定部14の全体が内側に折り畳まれている。これに限ることなく、図12(a)に表したように、中央領域10aは、支持部12と固定部14の一部とを構成してもよい。つまり、支持部12の端領域12c及び中央領域12bの両方並びに固定部14の一部が矩形状の断面を有する筒状であり、固定部14の別の一部が内側に折り畳まれていてもよい。これとは反対に、図12(b)に表したように、端領域10bで固定部14と支持部12の一部とを構成してもよい。つまり、支持部12の中央領域12bが矩形状の断面を有する筒状であり、支持部12の端領域12c及び固定部14の全体が内側に折り畳まれていてもよい。また、固定部14は、必ずしも係合部14bを有していなくてもよい。固定部14は、少なくとも支持部12よりも上方に延びていればよい。
図13(a)は、実施形態に係る吊り架台の変形例の一部を表す斜視図である。
図13(b)は、図13(a)のD1-D2線断面を表す。
図14に表したように、この例では、2つの端領域10bに設けられた一対の固定部14x及び14yのうち、固定部14xだけが上下方向にプレスされ内側に折り畳まれている。換言すれば、2つの端領域10bのうち一方だけが、第1屈曲部31と、第2屈曲部32と、上面部33と、下面部34と、を有する。固定部14xでは、上記と同様に、上下方向にプレスされ内側に折り畳まれた角パイプ100の端部100aにより、アーム部14aと、係合部14bと、が形成されている。一方、固定部14yでは、上下方向にプレスされていない角パイプ100の端部100aにより、緩やかにカーブしたアーム部14a(揺れ抑制手段)と、係合部14bと、が形成されている。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (5)
- 建築躯体の土台間に架け渡され、設備ユニットを支持するための吊り架台であって、
前記設備ユニットを支持する支持部と、
前記支持部の両端に設けられ、前記支持部よりも上方に延び、前記土台に固定される一対の固定部と、
を備え、
前記一対の固定部のそれぞれは、前記支持部と一体に形成され、
前記支持部の中央領域は、矩形状の断面を有する筒状であり、上板と、下板と、第1側板と、第2側板と、を有し、
前記一対の固定部の少なくとも一方は、上面部と、下面部と、第1屈曲部と、第2屈曲部と、を有し、
前記第1屈曲部は、前記上面部の幅方向の一端と、前記下面部の幅方向の一端と、を繋ぎ、
前記第2屈曲部は、前記上面部の幅方向の他端と、前記下面部の幅方向の他端と、を繋ぎ、
前記第1屈曲部及び前記第2屈曲部は、互いに接近するように内方に向かって凸状に屈曲し、
前記上面部は、前記上板から連なるように延び、
前記下面部は、前記下板から連なるように延び、
前記第1屈曲部は、前記第1側板から連なるように延び、
前記第2屈曲部は、前記第2側板から連なるように延びることを特徴とする吊り架台。 - 前記一対の固定部のそれぞれは、前記支持部の水平レベルを調整可能とする調整部を有することを特徴とする請求項1記載の吊り架台。
- 前記一対の固定部の前記少なくとも一方は、揺れ抑制手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の吊り架台。
- 前記一対の固定部は、
前記支持部よりも上方に延びるように形成されたアーム部と、
前記アーム部よりも端部側に形成され、前記土台に固定される係合部と、
をさらに有し、
前記揺れ抑制手段は、少なくとも前記アーム部に設けられた補強部であることを特徴とする請求項3記載の吊り架台。 - 前記補強部は、前記アーム部及び前記係合部の両方に設けられていることを特徴とする請求項4記載の吊り架台。
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