JP6582346B2 - 上板付き什器における支持体と上板との連結構造及び上板付き什器システム - Google Patents

上板付き什器における支持体と上板との連結構造及び上板付き什器システム Download PDF

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本発明は、上板付き什器における支持体と上板との連結構造及び上板付き什器システムに関し、例えばオフィスや公共施設等の執務空間において、執務者に作業平面等を提供する上板付き什器における支持体と上板との連結構造及び上板付き什器システムに関するものである。
一般に、オフィスや公共施設等の執務空間には、執務者が筆記作業や電子機器を用いての作業を行うための作業平面や執務者の体の一部を載せる平面を提供可能な上板付き什器が設置されている。上板付き什器の構造としては、床面上に互いに離間して立設された複数の支持体と、この支持体によって底面を支持される上板と、支持体と上板とを連結する連結部材と、を備えたものが挙げられる。
例えば特許文献1には、床面上に左右方向に離間して設置される複数の脚体と、該脚体の上部間に架設された上板と、該脚体の上部同士を連結するとともに、前記上板の下面を支持する連結部材とを備えたデスク装置(上板付き什器)が開示されている。特許文献1に開示されているデスク装置において、前記連結部材は、平面視して前記上板の前後方向中央部に配設され、前記脚体の前記前後方向の端部近傍と前記連結部材とをそれぞれ補強杆にて連結するとともに、前記脚体上面、前記連結部材上面及び前記補強杆上面のいずれかによって前記上板下面を支持することによって、該デスク装置における左右方向中間部の前記上板下面にオプション取付用空間を形成している。
また、例えば特許文献2には、床面上に設置されて上下方向に延出する2本の脚本体部が、当該脚本体部の上部で横梁部によって相互に連結されて成る一対の脚体と、前記横梁部の延出方向である奥行方向と直交する幅方向に沿って延出し、前記一対の脚体の上部同士を連結する複数の連結杆と、前記一対の脚体と前記複数の連結杆の上部に支持される上板と、を備えたデスク装置が開示されている。特許文献2に開示されているデスク装置において、前記脚体の横梁部の前記幅方向の内側の上部コーナ領域には、当該横梁部の頂部面よりも下位となる段差部が設けられ、前記連結杆の端部を支持する支持アームが前記段差部内に配置され、前記支持アームの前記幅方向に沿う面が、前記段差部の底面、または、前記段差部の側端部に臨む前記脚本体部の側面に接触した状態で固定されている。
特開2013−094279号公報 特開2014−068920号公報
従来の上板付き什器においては、その使用目的(例えば、ミーティング用/執務用/特殊作業用等)や使用人数(一人用/数人用等)、強度条件等に応じて適当な基本構造が選択されている。具体的には、支持体同士を杆材等で連結することによって上板を支持する下部構造体を備えた構成、或いは支持体を直接上板に連結する構成等が想定される。
しかしながら、一つの製品シリーズとして上板付き什器が前述のような使用目的(例えば、ミーティング用/執務用/特殊作業用等)や使用人数(一人用/数人用等)、強度条件等に応じて多様な構成を備えるようにする場合、部分的に互いに同一の体裁をとりつつ、多様な構造の数の分、支持体、上板、連結部材等の全ての部品を用意することになり、製造コストが増大してしまうという問題を有していた。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、使用目的(例えば、ミーティング用/執務用/特殊作業用等)や使用人数(一人用/数人用等)、強度条件等に対応する一つの製品シリーズをなす上板付き什器の製造コストを低減することが可能な上板付き什器における支持体と上板との連結構造及び上板付き什器システムを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用している。
即ち、本発明に係る上板付き什器における支持体と上板との連結構造は、床面上に前記床面に平行する方向に互いに離間して立設された支持体と、前記支持体によって下面を支持された上板と、を有する上板付き什器における支持体と上板との連結構造であって、前記支持体と前記上板とを連結する連結部材を有し、前記支持体は、前記床面から上方に向かって立設された支柱部と、前記支柱部の上部から側方に延出して設けられ、前記連結部材が連結される上面を備える受け部と、を有し、前記連結部材は、前記支持体の前記受け部の前記上面に載置されて連結された第一連結部を備える支持体連結部と、前記上板の下面に連結された上板連結部と、を有し、前記支持体連結部は前記受け部の側方または下方の少なくとも一方を向く面に当接して連結された第二連結部を備えることを特徴とする。
このような上板付き什器における支持体と上板との連結構造では、支持体と上板とを連結する連結部材が、支持体と連結される支持体連結部と上板の下面に連結される上板連結部とにより構成されている。このため、連結部材における上板との取付部分を、複数種類の上板におけるそれぞれの取付条件に応じた構造とすることができる。また、支持体は、床面に立設される支柱部とは別に、支柱部から側方に延出して設けられて連結部材が載置されて連結される上面を備えた受け部を有している。すなわち、連結部材の支持体連結部は、支持体の受け部における上面に載置して連結するので、上面上にて所望の向きに設定した上で連結することが可能である。また、受け部は支柱部から側方に延出されていることで、連結部材の向きを変化させても支柱部が支障となってしまうことを抑えることができる。このように、様々な使用目的(例えば、ミーティング用/執務用/特殊作業用等)や使用人数(一人用/数人用等)、強度条件等に合わせて上板の形状及び上板に対する支持体の配置を変更する場合でも、支持体を変更することなく、条件にあった上板と対応する連結部材を用意するのみで上板と支持体とを連結して構成させることができることで、製造コストを低減することができる。
また、上板付き什器における支持体と上板との連結構造では、第一連結部の他に、第二連結部によって側方または下方の少なくとも一方を向く面に当接して連結されていることで、曲げ強度を高めてより強固な連結構造とすることができる。
本発明に係る上板付き什器における支持体と上板との連結構造には、前記支持体の受け部と略同一の断面を有する把持部を備えた杆材が設けられ、前記連結部材の前記支持体連結部は、前記杆材にも連結されていてもよい。
このような上板付き什器における支持体と上板との連結構造では、支持体の受け部と略同一の断面を有する杆材が設けられていることで、支持体の受け部と杆材の把持部とが連結部材に安定して連結可能となり、上板の上方からかかる荷重が連結部材から支持体及び杆材へと円滑に広く分散される。さらに、支持体連結部が杆材にも連結されていることで、支持体の受け部と杆材とは支持体連結部を介して連結されることとなり、受け部と杆材との連結強度も高めることができる。
また、本発明に係る上板付き什器システムでは、床面上に前記床面に平行する方向に互いに離間して立設された支持体と、前記支持体によって下面を支持される複数種類の上板と、複数種類の前記上板のそれぞれと対応した形状を備え、前記支持体と前記上板とを連結する複数種類の連結部材とを有し、前記支持体と前記上板とが、請求項1から3のいずれか一項に記載の上板付き什器における支持体と上板との連結構造によって連結されていることを特徴とする。
このような上板付き什器システムでは、様々な使用目的(例えば、ミーティング用/執務用/特殊作業用等)や使用人数(一人用/数人用等)、強度条件等に合わせて上板の形状及び上板に対する支持体の配置を変更する場合でも、支持体を変更することなく、条件にあった上板と対応する連結部材を用意するのみで上板と支持体とを連結して構成させることができることで、製造コストを低減することができる。
本発明に係る上板付き什器における支持体と上板との連結構造及び上板付き什器システムによれば、使用目的(例えば、ミーティング用/執務用/特殊作業用等)や使用人数(一人用/数人用等)、強度条件等に対応する一つの製品シリーズをなす上板付什器の製造コストを低減することができる。
本発明の実施形態における第一の態様のデスクの斜視図である。 上板の下面側から見た図1に示すデスクの部分平面図である。 図1に示すデスクが備える支持体の一部の分解斜視図である。 図1に示すデスクの連結部材の上方から見た斜視図であり、連結部材と支持体との連結方法を示す図である。 図1に示すデスクの連結部材の下方から見た斜視図であり、連結部材と支持体との連結方法を示す図である。 図1に示すデスクの連結部材の下方(斜め下方)から見た斜視図であり、連結部材と支持体との連結方法を示す図である。 図1に示すデスクにおいて、支持体の受け部(即ち、突出部)が連結部材に把持されている様子を示す断面図である。 本発明の実施形態の第二の態様のデスクの斜視図である。 図8に示すデスクの連結部材の斜め上方から見た斜視図であり、連結部材と支持体との連結方法を示す図である。 図8に示すデスクの連結部材の斜め下方から見た斜視図であり、連結部材と支持体との連結方法を示す図である。 図8に示すデスクの連結部材の側面図であり、連結部材と支持体との連結方法を示す図である。 本発明の実施形態の第三の態様のデスクの斜視図である。 図12に示すデスクの連結部材と支持体との連結方法を示す斜視図である。
以下、本発明を適用した実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。また、以下の実施形態では、本発明の上板付き什器として、デスクを例に挙げて説明を行う。ただし、本発明の上板付き什器はデスクに限定されるものではなく、上板として座面を備えるとともに、支持体、上板及び連結部材を備える椅子等、他の什器に適用することも可能である。
本実施形態のデスクシステムは、以下に示す複数の態様を実現可能な構成であって、共通する支持体5と、各態様と対応する複数種類の上板及び連結部材とによって構成されている。以下に、本実施形態のデスクシステムによって実現可能な複数の態様を例示する。
(第一の態様)
図1及び図2に示すように、第一の態様のデスク(上板付き什器)1Aは、床面F上にこの床面Fに平行する方向に互いに離間して立設されて上下方向を延びる支持体5と、支持体5によって支持される上板3と、支持体5と上板3とを連結する連結部材10と、を備えている。
本態様では、支持体5は、支柱部材50A,50Bにより対をなしており、上板3の外縁部3aに沿って配され、支柱部材50A,50Bの上部間を連結する杆材(上部部材)18とともに、門型の支持構造体を構成している。なお、本態様のように、一対の支柱部材50A、50Bが杆材18で連結された構成に限られず、以下に示す第二の態様などのように、支柱部材それぞれが単独で支持体として上板3を支持する構成としても良い。
支柱部材50A,50Bと上板3との連結構造は同じであることから、以下においては支柱部材50Aと上板3との連結構造について代表して説明する。
支柱部材50Aは、所謂脚体であり、例えばアルミダイキャストからなる。支柱部材50Aは、上下方向(即ち、高さ方向であり、Z方向)に延在する略直線状の柱状の部位であり、床面Fから上方に向かって立設された支柱部5Aと、支柱部5Aの上端部から床面Fに平行する方向に向けて屈曲し、支柱部材50Aの上部から床面Fに平行する方向に沿って延出して設けられて連結部材10と接続された受け部5Bと、を備えている。
図3及び図4に示すように、受け部5Bは、支柱部材50Aの連結部材10に面する側面5mにおける上部から側方に突出する突出部40を構成している。受け部5B(突出部40)の連結部材10に面する側面5pからは、受け部5Bより一回り縮小された断面形状を有し、床面Fに平行する方向に向けて突出する突起部5cが設けられている。
また、支柱部5Aの下端部5a側は、上端部5b側よりも上板3の外方に向けて位置するように、鉛直方向に対して傾斜している。支柱部5Aの上端部5bは、床面Fに平行する方向に向けて屈曲している。
上板3の外側に面する側面5e側には、支柱部5Aの下端部5a近傍から上端部5b近傍に亘って凹部5fが形成されている。即ち、傾斜した支柱部5Aの上方に向くようにして傾斜した側面5e側に沿って、凹部5fは上方に向くように開口している。凹部5fは、側面5eから他の支柱部材50Aに向く側に向けて窪む領域であり、支柱部材50Aの下端部5a近傍から上端部5b近傍に亘って形成されることによって、支柱部材50Aの長手方向に沿って長尺状に形成されている。
また、支柱部5Aは、凹部5fの内部に支柱部5Aの長手方向に沿って形成される一つの縦リブ5gと、床面Fに平行する方向に縦リブ5gと直交して配され、高さ方向(Y方向)に間隔をあけて複数設けられた横リブ5hと、を有している。縦リブ5gと横リブ5hは、支柱部5Aの強度を向上させるために設けられている。また、横リブ5hは、着脱カバー部材7の支持部としても機能する。つまり、横リブ5hは、着脱カバー部材7の縁部7dと当接する高さ(凹部5fの底面からの高さ)とされており、支柱部5Aに装着された着脱カバー部材7の縁部7dに当接することにより、着脱カバー部材7が凹部5fの内部に入り込むことを規制する。着脱カバー部材7に、例えば木目等の所望の装飾が施されることにより、複数の支柱部材同士に共通のイメージが醸し出される。また、デスク1Aの上板3の大きさや形状が変更された場合でも、支持体5の支柱部材50Aが装飾を施された着脱カバー部材7を備え、装飾が共通化された着脱カバー部材7を用いることによって、デスク1Aが一つの製品シリーズを構成し易い。
支柱部5Aの上端部5b側には、受け部5Bの上面40dを上下に貫通し、下方に向けて凹部5fに開口する孔5nが形成されている。また、支柱部5Aの下端部5a側には、上方に向けて凹部5fに開口する孔5kが形成されている。着脱カバー部材7の上端突起7cが下方から孔5nに嵌合可能とされ、着脱カバー部材7の下端突起7bが上方から孔5kに嵌合可能とされており、これによって支柱部材50Aに対して着脱カバー部材7が装着されている。
支柱部5Aの下端部5aには、アジャスタ6が設けられている。
なお、支持体5において支柱部材50A、50Bは、支柱部5A及び受け部5Bを備えていれば、その詳細な構成は限定されない。
図1に示すように、上板3には、執務者が使用する電源ケーブルや通信ケーブル等を収容可能なケーブル収容部20が長手方向に延在して設けられている。
図4から図7に示すように、連結部材10は、支柱部材50Aの受け部5Bに連結された支持体連結部10Aと、支持体連結部10Aから側方へと延び、上板3の下面3d(図4では図示略)に連結された上板連結部10Bと、を備えている。
ここで、連結部材10は、対応する支持体5の支柱部材50A,50Bにおける受け部5Bの形状に合わせた形状を有しており、支柱部材50A,50Bのタイプに応じて変更可能なバリエーションを有していることが望ましい。第一の態様では、図7等に示すように、連結部材10において、支持体連結部10Aは、基部13と、受け部5Bを上下方向に挟み込む上部及び下部の支持片(上下一対の支持片)11,12とを備えている。上部の支持片11は、第一連結部を構成し、基部13の上端から受け部5Bの上面40dに沿って延出した板状に形成され、受け部5Bの上面に当接されている。下部の支持片12は、第二連結部を構成し、基部13の下端から、後述する下方に向く下部傾斜面52に沿って延出し、当該下部傾斜面52に当接されている。
図7に示すように、受け部5Bは、上方を向く上面40dと、連結部材10の基部13と当接する側端面54と、上面40dと側端面54とを接続し、上面40dから側端面54、すなわち連結部材10の基部13に向かうに従って下方に向かうように傾斜する上部傾斜面51とを備える。さらに、受け部5Bは、下方を向く下面40cと、下面40cと側端面54とを接続し、下面40cから側端面54、すなわち連結部材10の基部13に向かうに従って上方に向かうように傾斜する下部傾斜面52とを備える。
デスク1Aは、支柱部材50Aの受け部5Bが連結部材10の上部の支持片11と下部の支持片12との間に挟み込まれた状態において、支柱部材50Aと連結部材とを互いに側方から引き付ける固定部48を備えている。
連結部材10において、基部13は、受け部5Bの側端面54と当接する当接面44を備える。
上部の支持片11は、受け部5Bの上面40dに当接する下面41と、下面41と当接面44とに接続されて上部傾斜面51と当接し、下面41から当接面44に向かうに従って下方に向かうように傾斜する傾斜面41uとを備える。
下部の支持片12は、当接面44に接続されて下部傾斜面52と当接し、先端から当接面44に向かうに従って上方に向かうように傾斜する傾斜面42uとを備える。
上述の構成では、連結部材10の上部及び下部の支持片11,12間に、傾斜面41u,42u及び当接面44によって囲まれた把持空間Sが形成されている。把持空間Sに支柱部材50Aの受け部5B、即ち突出部40が嵌合することで、受け部5Bは上部及び下部の支持片11,12に挟み込まれている。
図3及び図7に示すように、受け部5Bの側端面54には、ネジ穴54aが形成されている。
また、図5及び図7に示すように、連結部材10の基部13には、ネジ穴54aと対応して当接面44から反対側の面まで貫通する貫通孔13aが形成されている。そして、取付ネジ31が貫通孔13aを貫通してネジ穴54aに螺合されており、取付ネジ31の頭部31aが基部13において当接面44と反対側の面に係合されている。これにより、連結部材10の基部13と突出部40を構成する受け部5Bには、取付ネジ31によって互いを引き付ける締結力が付与されている。すなわち、取付ネジ31、ネジ穴54a及び貫通孔13aによって、連結部材10と支柱部材50Aとの間に、上下方向に交差する方向に沿って連結部材10の基部13と支柱部材50Aの突出部40とを引き付ける締結力を付与する固定部48が構成されている。
ここで、固定部48により締結力が付与されていれば、水平方向に対する傾斜面42uの傾斜角度と下部傾斜面52の傾斜角度とは等しい場合に限らずとも、例えば、傾斜面42uの傾斜角度が下部傾斜面52の傾斜角度以下であれば、支持片11、12が弾性変形して受け部5Bを挟み込むことにより、より一層強固に連結部材10と受け部5Bとを接続することができる。
図2及び図7に示すように、受け部5Bの上面40dには、ネジ穴40eが形成されている。
また、図6及び図7に示すように、連結部材10の上部及び下部の支持片11,12のうち上部の支持片11には、ネジ穴40eと対応して上面から下面41まで貫通する貫通孔11aが形成されている。そして、そして、取付ネジ30が貫通孔11aを貫通してネジ穴40eに螺合されており、取付ネジ30の頭部30aが支持片1の上面に係合されて、これにより連結部材10の支持片11と受け部5Bとが、上方から着脱可能な取付ネジ30によって螺着されている。
なお、図4及び図5では、取付ネジ30,31による螺着箇所がそれぞれ二箇所である例を示しているが、螺着箇所の数は支柱部材50Aの受け部5Bの形状や連結部材10の形状等に応じて適宜変更することができる。
また、図7に示すように、連結部材10において上板連結部10Bは、その上面が支持体連結部10Aに連設されており、支持体連結部10Aにおける支持片11の上面と面一となるように形成されている。そして、図5、図7に示すように、連結部材10の上板連結部10Bの上面が、上板3の下面3dに取付ネジ32によって螺着されている。なお、図5に示すように、本態様では、取付ネジ32による螺着箇所がそれぞれ二箇所である例を示しているが、螺着箇所の数は連結部材10の上板連結部10Bの形状や上板3の形状等に応じて適宜変更することができる。
連結部材10の支柱部材50Aへの連結方向は適宜変更可能とされている。例えば、連結部材10の支持体連結部10Aが連結部材10の軸線に対してなす角度は略0°とされているが、自在に変更可能である。例えば、連結部分Dを境界として支持体連結部10Aが屈曲又は湾曲していてもよい。
図2及び図6に示すように、支持体5において、杆材18は、支柱部材50Aの受け部5Bと略同一の断面を有する把持部18Cを備える。そして、支柱部材50Aの突起部5cは把持部18Cに嵌合されることで、把持部18Cに把持されている。また、図7に示すように、杆材18は、上板3の中央側に突出する突部18Dと、中央側と反対側となる上板3の外縁部3a側に突出する突部18Eとを有して左右対象な断面形状をなしている。突部18Dは、受け部5B、即ち突出部40において上板3の中央側に形成されている上部傾斜面51、下部傾斜面52及び側端面54とそれぞれ面一となる面により形成されている。
図1に示すように、杆材18の延設された方向(即ち、Y方向)の中央部には、中央支持材19の端部が連結されている。中央支持材19は、上板3の下面3bにケーブル収容部20のY方向外側でケーブル収容部20に平行して設けられている。
図2に示すように、杆材18が連結されている端部とは反対側の連結部材10の長手方向の端部と中央支持材19とは、短杆材22によって連結されている。なお、ケーブル収容部20を挟んでY方向に間隔をあけて設けられている中央支持材19同士は、中央連結材21によって連結されている。
(第二の態様)
次いで、第二の態様のデスク(上板付き什器)1Bについて、説明する。
なお、本態様のデスク1Bの構成要素のうち、第一の形態のデスク1Aの構成要素と同様の機能を有するものについては、同一の符号を付す。また、本態様のデスク1Bの構成要素のうち、第一の態様のデスク1Aの構成要素と同一のものについては、その説明を省略する。
図8に示すように、本態様のデスク1Bでは、支持体5が上板61の下面61dの四隅に連結部材62を介して接続されている。本態様の連結部材62は薄板状の部材から構成されている。連結部材62は、支持体5と対応して平面視で上板61の四隅に配されている。上板61における対応する隅部側に向く角部は湾曲するように切り欠かれており、これにより平面視して上板61の端部から連結部材62が露出しないように構成されている。但し、連結部材62において上板61の隅部側に向く角部は、必ずしも湾曲するように形成されていなくてもよく、単に面取りされていてもよく、特に処理加工がなされていなくてもよい。
図9から図11に示すように、連結部材62は、受け部5Bの上面40dに載置され、支柱部5Aから受け部5Bが突出する方向と直交する方向に張り出している。そして、連結部材62は、受け部5Bの上面40dと当接した部分が支持体5に連結される支持体連結部62Aとして構成され、受け部5Bから張り出した部分が上板61に連結される上板連結部62Bとして構成されている。
支持体連結部62Aには、上面から下面まで貫通して受け部5Bの上面40dに形成されたネジ穴40eに連通する貫通穴62aが形成されている。
そして、取付ネジ30が、貫通穴62aに上方から挿通されネジ穴40eに螺合されていることで、連結部材62の支持体連結部62Aは支持体5の受け部5Bの上面40dに載置され連結されている。
また、上板連結部62Bには、下面から上面60dまで貫通する貫通孔32hが形成されている。貫通孔32hに下方から不図示の前記取付ネジを挿通し、上板61の下面61dにおいて貫通孔32hに対応する位置に形成されたネジ穴に螺合させることにより、連結部材62と上板61が螺着されている。
支持体5の突起部5cの露出を防ぎ、デスク1Bの美観性を高める点から、突起部5cには、突起部5cと略同一の断面を有する中空部を備えたキャップ70が嵌められている。キャップ70の先端側には上方に突出する係合凸部75が形成されている。連結部材62の上面62dには、係合穴部62eが設けられ、係合凸部75が嵌合されている。これにより、突起部5cに嵌合されたキャップ70の脱落を規制することができる。また、図示していないが、上板61の下面61dにおいて係合凸部75に対向する位置には、係合凸部75が係合可能な被係合部が形成され、これらによって連結部材62と上板61とが補強的に係合されている。
(第三の態様)
次いで、第三の態様のデスク(上板付き什器)1Cについて、説明する。
なお、本態様のデスク1Cの構成要素のうち、上記他の態様のデスク1A、1Bの構成要素と同様の機能を有するものについては、同一の符号を付す。また、本態様のデスク1Cの構成要素のうち連結部材71、上記他の態様のデスク1A、1Bの構成要素と同一のものについては、その説明を省略する。
図12に示すように、本態様のデスク1Cでは、第2の態様のデスク1Bの構成において、X方向又はY方向に隣り合う支持体5の上部同士が、ジョイント部材65を介し、杆材18によって連結されている。
図13に示すように、連結部材71において、上板3の中央側に向く部分が切り欠かれ、切り欠き71Zが形成されている。切り欠き71Zは、連結部材71における上板3の中央側端部から所定の位置まで、互いに直交する杆材18の形状、交差角度に応じて、窄まるように形成され、その先端部からジョイント部材65における支持体5との連結部66に応じて、連結部66が露出するように一定の幅で切り欠くように形成されている。
連結部材71は、受け部5Bの上面40dに載置され、支柱部5Aから受け部5Bが突出する方向と直交する方向に張り出している。そして、連結部材71は、受け部5Bの上面40dと当接した部分が支持体5に連結される支持体連結部71Aとして構成され、受け部5Bから張り出した部分が上板61に連結される上板連結部71Bとして構成されている。
支持体連結部71Aには、上面から下面まで貫通して、受け部5Bの上面40dに形成されたネジ穴40eに連通する貫通穴71aが形成されている。
そして、取付ネジ30が、貫通穴71aに上方から挿通されネジ穴40eに螺合されていることで、連結部材71の支持体連結部71Aは支持体5の受け部5Bの上面40dに載置され連結されている。また、上板連結部71Bには、下面から上面まで貫通する貫通孔71bが形成されている。貫通孔71bに下方から取付ネジ32を挿通し、上板80の下面75dにおいて貫通孔71bに対応する位置に形成されたネジ穴に螺合させることにより、連結部材71と上板80が螺着されている。
ジョイント部材65は、X方向とY方向の中間方向に延び、支持体5の突起部5cを把持可能な連結部66と、X方向と反対方向に延び、杆材18の長手方向の端部を把持可能な把持部67と、Y方向と反対方向に延び、杆材18の長手方向の端部を把持可能な把持部68と、を備えている。本態様では、連結部66は、突起部5cと略同一の断面を有する中空部を備え、突起部5cに外嵌可能とされている。また、把持部67,68は、板状部材を杆材18の中空部に嵌入可能となるように組み合わせた突起として形成され、それぞれ杆材18の長手方向の端部に挿入可能とされている。取付ネジ38が、把持部67,68の各々に設けられたネジ穴38k、及び、杆材18に設けられたネジ穴38jに挿入されることで、連結部材71の把持部67と杆材18、把持部68と杆材18がそれぞれ連結されている。また、取付ネジ35が連結部材71に形成された貫通孔71cに挿通されて、杆材18に形成されたネジ穴35jに螺合されることで、連結部材71と杆材18が連結されている。これらの取付ネジ等を用いた連結により、デスク1C全体の強度が高まり、上板3の上方からかかる荷重が連結部材10及びジョイント部材65から支持体5及び杆材18へとより円滑に、広く分散される。
以上説明したように、本実施形態のデスクシステムにおいて示される各態様のデスク1A,1B,1Cに適用されている支持体5と各上板3,61,75との連結構造によれば、支持体5と各上板3,61,75とを連結する連結部材10,62,71が、支持体5と連結される支持体連結部10A,62A,71Aと、上板の下面に連結される上板連結部10B,62B,71Bとにより構成されている。このため、連結部材における上板との取付部分を、複数種類の上板3,61,75におけるそれぞれの取付条件に応じた構造とすることができる。また、支持体5は、床面Fに立設される支柱部5Aとは別に、支柱部5Aから側方に延出して設けられて連結部材10,62,71が載置されて連結される上面40dを備えた受け部5Bを有している。すなわち、連結部材10,62,71の支持体連結部10A,62A,71Aは、支持体5の受け部5Bにおける上面40dに載置して連結するので、上面40d上にて所望の向きに設定した上で連結することが可能である。また、受け部5Bは支柱部5Aから側方に延出されていることで、連結部材10,62,71の向きを変化させても支柱部5Aが支障となってしまうことを抑えることができる。このように、様々な使用目的(例えば、ミーティング用/執務用/特殊作業用等)や使用人数(一人用/数人用等)、強度条件等に合わせて上板の形状及び上板に対する支持体5の配置を変更する場合でも、支持体5を変更することなく、条件にあった上板3,61,75と、上板に対応する連結部材10,62,71を用意するのみで、対応する上板3,61,75と支持体5とを連結して構成させることができ、製造コストを低減することができる。
ここで、図7に示す第一の態様の連結部材10のように、支持体5の受け部5Bにおける上面40dに載置される第一連結部を構成する上側の支持片11だけでなく、受け部5Bの側方に向く側端面54と、側方及び下方を向く下部傾斜面52とに当接する第二連結部を構成する下側の支持片12を備えていることで、曲げ強度を高めてより強固な連結構造とすることができる。なお、第二連結部としては、受け部5Bにおける側方または下方のいずれか一方に向く面に当接していれば曲げ強度を高める作用効果を期待することができ、第一の態様のように側方及び下方を向く両面に当接していなくても良い。
また、図13に示す第三の態様の連結部材71のように、支持体5の受け部5Bと略同一の断面を有する杆材18が設けられていることで、支持体5の受け部5Bと杆材18の把持部とが連結部材に安定して連結可能となり、上板の上方からかかる荷重が連結部材から支持体5及び杆材18へと円滑に広く分散される。さらに、連結部材71が杆材18にも連結されていることで、支持体5の受け部5Bと杆材18とは連結されることとなり、受け部5Bと杆材18との連結強度も高めることができる。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
また、本発明では適宜、上述の実施形態のうち二以上を組み合わせてもよい。
1A…デスク(上板付き什器構造)、3,61,80…上板、3d,61d,75d…下面、5…支持体、5A…支柱部、5B…受け部、10,62,71…連結部材、10A,62A,71A…支持体連結部、10B,62B,71B…上板連結部、18…杆材

Claims (3)

  1. 床面上に前記床面に平行する方向に互いに離間して立設された支持体と、前記支持体によって下面を支持された上板と、を有する上板付き什器における支持体と上板との連結構造であって、
    前記支持体と前記上板とを連結する連結部材を有し、
    前記支持体は、前記床面から上方に向かって立設された支柱部と、前記支柱部の上部から側方に延出して設けられ、前記連結部材が連結される上面を備える受け部と、を有し、
    前記連結部材は、前記支持体の前記受け部の前記上面に載置されて連結された第一連結部を備える支持体連結部と、前記上板の下面に連結された上板連結部と、を有し、
    前記支持体連結部は前記受け部の側方または下方の少なくとも一方を向く面に当接して連結された第二連結部を備えることを特徴とする上板付き什器における支持体と上板との連結構造。
  2. 前記支持体の受け部と略同一の断面を有する把持部を備えた杆材が設けられ、前記連結部材の前記支持体連結部は、前記杆材にも連結されていることを特徴とする請求項1に記載の上板付き什器における支持体と上板との連結構造。
  3. 床面上に前記床面に平行する方向に互いに離間して立設された支持体と、
    前記支持体によって下面を支持される複数種類の上板と、複数種類の前記上板のそれぞれと対応した形状を備え、前記支持体と前記上板とを連結する複数種類の連結部材とを有し、
    前記支持体と前記上板とが、請求項1または2に記載の上板付き什器における支持体と上板との連結構造によって連結されていることを特徴とする上板付き什器システム。
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