JP3645869B2 - デスク及びデスクシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、学習用や事務用として使用されているデスク及び複数の一体化された複数のデスクからなるデスクシステムに関するものでり、特に配置スペースに合わせて、横幅を無断階乃至複数段階に調整可能としたデスク、及び多様な使用形態とすることのできるデスクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、学習用デスクや事務用デスクとしては、片袖机や両袖机などの袖箱付きのものや、袖箱のないデスクなどが提供されており、これらデスクは、何れも当然に天板を備えて構成されている。そしてこの天板は、柱状又は板状の脚で支持されており、特に袖箱を備えるものにあっては、この袖箱が脚の機能も兼ね備えるものとなっている。
【0003】
またデスクと共に使用されるものとして、複数の引出しを備えたワゴンデスクが各種提供されている。このワゴンデスクは、箱付きデスクと共に使用される他、袖箱を備えていないデスクにおいて、袖箱付きデスクのような形態を形作るものとして使用されており、使用に際してワゴンデスクを机の下に収納して使用したり、机の下から出して使用できるものとなっているものが多い。
【0004】
更に従来では、室内スペースの有効利用を図ったり、使用者の都合に合わせて作業面積を拡大することのできるデスクも種々提案されている。例えば特開平10-286126号公報に記載されたデスクセットでは、必用に応じて机本体の天板下方スペース内に収納されたサイドチェストを手前に引き出し、その上面板を机天板に合わせて使用し得るものとすることにより、室内スペースの有効利用を図ることができるものとしている。また特開平10-57167号公報に記載された学習机では、使用者、使用場所等に応じて、天板の下方の空間部に収容された袖キャビネットを机脚部の外側に配置して使用し、作業面積を拡大することができるものとしている。
【0005】
また、一般に提供されているデスクは、特に学習用デスクや事務用デスクに代表されるように、利用者は当所予定された特定方向に着座して作業を行うという、使用時における方向性を有することから、デスクの配置に際しては、壁や本棚などの隣に配置するのが一般的になっている。
【0006】
しかし、従来提供されているデスクは、ワゴンデスクとの組合せによりデスクシステムの幅を変更することはできても、デスク自体の幅を変更できるものとはなっておらず、しかも、ワゴンデスクの配置によってデスクシステムの幅を変更するものであることから、デスクやデスクシステムの幅は2段階にしか調整することができないものとなっている。この為、従前のデスクやデスクシステムを室内空間に配置した場合には、必然的に壁や他の家具(本棚など)との間に隙間(デッドスペース)が生じてしまうことがあり、換言すれば、デスク乃至デスクシステムの配置に際しては、余程厳密に採寸して配置スペースを確保しない限り、室内空間の有効利用を図ることはできないものとなっていた。
【0007】
また、机の天板下面に確保される足入れ空間に関しても、ワゴンデスクの有無による2段階にしか調整できず、使用者の成長に合わせて最適なものとすることはできなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記デスクの特殊性(使用時の方向性)に基づいて発生する、従来のデスクやデスクシステムに関する課題を解決するものであり、特に配置に際して必然的に生じるデッドスペースをなくすことで、デスク上の作業スペースを可能な限り広くすると共に、室内空間を有効に利用できるデスク及びデスクシステムを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、脚部構成単位と天板とにおける相対移動を可能として、且つ移動前後において両者を固定し得るものであり、望ましくは両者の相対移動を一定範囲内において無断階に行えるものとして、デスクの幅を自在に調整可能としたデスクを提供するものである。またこのデスクに用いられる天板と脚部構成単位との組合せにより、多用な使用形態を実現することのできるデスクシステムを提供するものである。
【0010】
即ち本発明に係るデスクは、天板と、天板を支持する脚部とを含んで構成されるデスクであって、前記脚部は、天板の右側を支持する脚部構成単位と、天板の左側を支持する脚部構成単位とからなり、少なくとも何れかの脚部構成単位は、天板の幅方向に移動可能として天板下面に設けられ、且つ天板及び移動可能な脚部構成単位には、脚部構成単位の移動前後で、脚部構成単位を天板下面に固定・一体化する脚部取付構造が設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
上記移動可能な脚部構成単位が、常態において天板と平行となる平面部を備えることにより、デスク幅を大きくした状態、即ち脚部構成単位を横方向(幅方向)に引き出した状態において、この平面部を作業スペースとして使用することができるため、使用者の便宜に貢献することになる。
【0012】
また、前記移動可能な脚部構成単位を、一体化された構造体とすれば、脚部構成単位の移動を容易に行うことができる。一体化された脚部構成単位としては、一般に天板の前後左右に配置される脚部において、天板の右側又は左側に配置される前後の脚部を一体化したり、又はボード状のものを脚部として使用したり、更には1又は2以上の引き出しを備える袖箱を脚部構成単位として使用することが考えられる。
【0013】
特に袖箱を脚部構成単位として使用すれば、別途ワゴンデスク等を用意する必要がなくなり、且つ書類や文具・事務用品などを保管する為の十分な収容スペースを確保することができる。この為、特に事務用・学習用デスクとして最適なものとなる。このように事務用・学習用に最適なものとして形成されたデスクは、事務用や学習用以外の用途に使用されるもの(例えばテーブル)とは、その用途において明らかに区別されるものである。
【0014】
また、前記脚部取付構造を、所定の範囲内においてデスク幅の無段階調整又は複数段階調整を実現する様に形成することにより、きめ細やかにデスク幅を調整することができ、デスクの左右方向には実質的なデッドスペースが発生しないようにすることができる。この場合、前記脚部構成単位が平面部を備える構成と相俟って、より広い作業スペースの確保に貢献することができる。このような脚部取付構造は、後に実施例で示すように、天板の下面に複数の固定穴を設け、この固定穴と脚部構成単位に設けられた連結具の長孔(スライド孔)とを組み合わせてボルト・その他の締結具で一体化する他、任意の位置で天板と袖箱とを固定し得る構造や構成を採用することができる。組立時やデスク幅の変更時を考慮すれば、当然の事ながら脚部取り付け構造は、天板と脚部構成単位との取り付け、取り外しを容易に行い得るものであることが望ましい。かかるスライド孔は、脚部構成単位に別部材として設けられる連結具に形成する他、脚部構成単位の平面部に直接形成することができる。
【0015】
また天板の奥行き端部に天板が直交する鉛直板が設け、この鉛直板には鉛直板に沿って移動可能な第1棚部材を配置することもできる。第1棚部を移動可能に配置することで、デスク幅を変更した場合においても、最適な位置に棚部を設置することができる。また、この棚部を天板から離間して配置することで、天板上における作業スペースを一層増加させることもできる。
【0016】
更に、脚部構成単位間に形成される足入れ空間の奥にも棚部材(第2棚部材)を設け、第1棚部材と第2棚部材とにおける配置構造として共通の構造を採用する事により、両棚部材を一緒に又は交換して使用することもできる。
【0017】
更に本発明では、上記デスク乃至これを構成する部材(天板や脚部構成単位など)を用いることにより、デスク脇のデッドスペースをなくして室内空間の有効利用を図り、且つ作業スペースを広くすることができるデスクシステムを簡易に構築できるものとしたデスクシステムを提供する。
【0018】
即ち、2以上の天板と、天板を支持する複数の脚部とを含んで構成されるデスクシステムであって、前記脚部は、天板の右側を支持する脚部構成単位と、天板の左側を支持する脚部構成単位とからなり、幅方向に隣り合う天板同士の間には、1つの脚部構成単位を配置して隣り合う天板の片側を支持しており、また幅方向に隣り合う天板の左右両端部には、各々1つの脚部構成単位を配置して、左右両端部に存在する天板の片側を固定していることを特徴とするデスクシステムである。本発明におけるデスクシステムとは、2つの天板を用いて構成されるものも含む。
【0019】
【発明の実施の形態】
先ず、図1〜3に基づき、本発明に係るデスクの第1の実施形態を説明する。図1は、第1実施形態に係るデスクを示す正面略図(a)及び底面略図(b)であり、図2は、脚部構成単位2を天板1の下面に固定・一体化する脚部取付構造を示す略図であり、図3は図1に示すデスクの幅を広げた状態を示す正面略図(a)と底面略図(b)である。図1及び図3において、正面略図(a)と底面略図(b)とにおける左右の位置関係は一致しており、底面略図(b)における波線部分は後述の袖箱21と連結具3を示している。
【0020】
この実施の形態に示すデスクは、天板1の左側が、天板の前後に設けられた脚部で支持され、天板1の右側は袖箱21により支持されており、天板1の左側の前後に配置された脚部、及び天板1の右側に設けられた袖箱21が、それぞれ脚部構成単位22及び袖箱21となっている。本実施の形態は、袖箱21からなる脚部構成単位2が移動可能として設けられた形態について示すものである。
【0021】
図2に示すように、天板1の下面には、その幅方向に一定間隔で点在し且つ奥行き方向に平行に2列に並ぶ複数の穴(以下、固定穴4)が設けられており、一方、袖箱21には、この天板1に設けられた固定穴4が2つ以上収まる長さの長孔(以下、スライド孔5)を2つ有する連結具3が設けられている。天板1と袖箱21とは、この固定穴4とスライド孔5を合致させ、両者をボルトなどの締結具6で固定することにより一体化することができる。天板1に設けられた固定穴4は、一定間隔で天板1の幅方向に点在して設けられていることから、この点在する何れかの固定穴4と、連結具3のスライド孔5との組合せにより、図3に示すように袖箱21を移動させた状態でも、袖箱21と天板1とを固定することができる。これにより、一定の範囲内で、即ち天板1に固定穴4が設けられている範囲内において、自在にデスク幅を調整することができる。
【0022】
特に図3に示すように、デスク幅を大きくした状態において脚部構成単位2同士間に確保される足入れ空間の間口を80cm以上、望ましくは85cm以上、特に望ましくは89cm以上確保できる様に形成する。この様に形成すれば椅子を2脚配置して、親子など二人並んで使用できるデスクが実現する。
【0023】
特に本実施の形態のように、天板1の固定穴4と、連結具3のスライド孔5とを組み合わせて、ボルトなどで締結することにより天板1と袖箱21とを一体化することにより、より具体的には、1つのスライド孔5の長さを、2つ以上の固定穴4を収容できる長さに形成することにより、図4に示すように、任意に固定穴4とスライド孔5とを組合せた場合において、袖箱21はスライド孔5の長さの範囲で自在に移動する事ができる。更に移動した時に出現する固定穴4とスライド孔5とを締結具6で一体化すれば、今度は当該出現した固定穴4を中心として、スライド孔5の2倍の長さで袖箱21を移動させることができる。従って、この操作を繰り返すことにより、袖箱21を無断階で移動させ、デスク幅を無断階に調整することができる。その結果、配置に際してデスク脇に生じるデッドスペースをなくすことができる。また無断階に広がる袖箱21は、その上面が平らであって、常態において天板1と平行となる平面部7を備えることから、袖箱21が移動して天板1の横方向に突出した場合には、この平面部7をも作業スペースとすることでより広い作業スペースを形成することができる。
【0024】
図5に、袖箱21に設ける連結具の形態を示す。図5(a)は平板状に形成された連結具3を示しており、図5(b)は断面L字状に形成された連結具3'を示している。図5(a)及び(b)に示した連結具3、3'は、少なくとも前記天板1に平行に設けられた固定穴4の列と一致する2つのスライド孔5を有するものとして形成されており、且つこのスライド孔5が形成された部分は袖箱21の上面(即ち平面部7)よりも外側に突出するものとして袖箱21に一体化されている。図5(a)に示す平板状の連結具3は、袖箱21の上面側方端部に固定されており、図5(b)に示す断面L字状の連結具3'は、スライド孔5が形成された面が袖箱21の平面部7と面一になるようにして、袖箱21の側面上方端部に固定されている。
【0025】
特に、前記図5(a)に示す様な平板状の連結具3を用いた場合には、袖箱21が天板1の下に存在する状態(即ち、図1に示す状態)においては、天板1下面と袖箱21の平面部7との間に、この連結具3の厚さ分の隙間が生じることになる。この隙間は、使用に際して天板1が揺動する原因になることも危惧されることから、両者間の隙間を無くすことが望ましい。その為、平板状の連結具3を袖箱21の平面部7に埋め込んで両者を面一にしたり、また図6(a)に示すように、この隙間を埋める為の補填部材8を設けることが望ましい。図6(a)中、この補填部材8は連結具3と同じ厚さの板状に形成され、これは天板1下面に固定穴列4,4…に沿う様に設けられている。その結果、この補填部材8は、図6(b)に示すように連結具3の両側において、天板1と袖箱21との間の隙間を埋めることができる。
【0026】
なお、上記の如く袖箱21とは別の部材として連結具を設ける他、袖箱21の天板である平面部7に直接スライド孔5を設けて、この平面部7に設けられたスライド孔5を天板1の固定穴4と組み合わせることもできる。この場合、前記のような連結具に代わり、平面部7におけるスライド孔5が形成された部分が連結部として機能する。
【0027】
以下、上記第1実施形態に示したデスクを変形し、又は他の構成部材と組合せた形態を示す。以下に示す形態において、図1〜6に示した部材と同じ部材については同一符号を付してその説明を省略する。
【0028】
図7は第2実施形態に係るデスクを示す正面略図(a)及び底面略図(b)を示している。図7中の正面略図(a)と底面略図(b)とにおける左右の位置関係や、底面略図(b)における波線部分に関しては、前記図1及び図3と同じ表現方法である。
【0029】
この図7に示すデスクは、全ての脚部構成単位2として袖箱21を使用した形態を示しており、天板1の左右は共に脚部構成単位2で支持されている。そしてこの形態に示デスクは、両方の脚部構成単位2が移動し得るものとして形成されていることから、天板1の下面にはその奥行き方向に平行に並んだ固定穴列4,4…が左右対称に形成されている。この実施形態からも明らかなように、本発明に係るデスクにおいて、天板1の奥行き方向に並ぶ固定穴列4,4…は、少なくとも移動可能な脚部構成単位2を設ける側に形成しておく必要がある。なお、この図に示すように固定穴列4,4…を左右対称に設けた天板1は、当然の事ながら図1や3に示したデスクでも使用することができる。
【0030】
また図8は、前述のものとは更に異なる実施形態(即ち、第3実施形態)としたデスクを示すものであり、図8(a)は、この第3実施形態に係るデスクを示す正面略図、図8(b)は、この第3実施形態に係るデスク底面略図を示している。図8中の正面略図(a)と底面略図(b)とにおける左右方向の位置関係や、底面略図(b)における波線部分に関しては、前記図1及び図3と同じ表現方法である。
【0031】
この第3実施形態のデスクは、天板1の左側及び右側を支持するそれぞれの脚部構成単位23を板状として一体化すると共に、その天板1側端部には、常態において天板1と平行となる平面部7'を設けている。即ち、この形態に示すデスクは、特に断面「逆向きL字状」の脚部構成単位23(以下、L字状脚部構成単位23)を用いている点で、前記他の形態とは異なっている。
【0032】
そしてこの形態では、左右両側のL字状脚部構成単位23を移動可能に形成しており、依って、各L字状脚部構成単位23には連結具3を設けると共に、天板1の底面には平行な固定穴列4,4…を左右対称に設けている。脚部構成単位2を移動して、デスク幅を縮めた場合には、図9に示すように天板1と同じ幅までデスク幅を縮めることができる。
【0033】
この実施の形態に示すデスクも、前記他の実施形態と同じように、デスク脇のデッドスペースをなくし、且つ平面部7'により作業スペースを広くすることができる点において前記実施形態1や2と同様の作用効果が得られる。
【0034】
また当然に、この実施形態に示したL字状脚部構成単位23を、前記実施形態1及び2に示したデスクに使用することができ、更に前記実施の形態に示した袖箱21や、移動しない脚部構成単位22をこの実施形態に示すデスクに使用することができる。即ち、本発明に係るデスクは、使用者の都合に合わせて様々な組合せを可能にすることができる。
【0035】
依って、本発明にかかるデスク又はこれを構成する部材(天板1や脚部構成単位2など)を用いることにより、デスク脇のデッドスペースをなくして室内空間の有効利用を図り、且つ作業スペースを広くすることができるデスクシステムを簡易に構築することができる。
【0036】
図10は、上記デスクにおいて好適に使用し得る第1棚部材10を示す要部正面図 (a)及び要部側面図 (b)である。
【0037】
この第1棚部材10は、少なくとも天板1における幅方向に自由に移動できるものとして配置されており、これによりデスク幅の変更によりデスクの中央が移動した場合においても、棚部材10を最適な場所に移動する事ができ、利用者の便宜を図ることができる。このような移動を実現するには、例えば図10(b)に示すように、天板の背面方向に鉛直な板部材(鉛直板11)を設け、その上端面に断面L字状の長尺部材12を設け、一方第1棚部材の背面には、この長尺部材12の鉛直な面に係止し、かつ咬合する係合部13を形成することにより実施することができる。
【0038】
そして図11に示すように、脚部構成単位間に形成される足入れ空間の奥に、第2棚部材14を設けた場合、この第2棚部材の係合構造を前記図10(b)と同じように形成すれば、両者を交換して、又は並べて使用することもできる。この係合構造は前記図10(b)と同じであるため、その説明を省略する。
【0039】
図12は、本発明に係るデスクシステムの1実施形態を示す正面略図(a)及び底面略図(b)である。図12中の正面略図(a)と底面略図(b)とにおける左右方向の位置関係や、底面略図(b)における波線部分に関しては、前記図1、3、7、8及び9と同じ表現方法である。
【0040】
図12に示すデスクシステムは、2つの天板1と、3つの脚部構成単位2とを用いて構成されており、この内2つの脚部構成単位2として袖箱21が使用され、他の脚部構成単位2としては、移動しない柱状の脚部で構成された脚部構成単位22が使用されている。2つの袖箱21の内、1つは天板1同士間に配置されており、他の1つの袖箱21は移動可能な状態で横に並んだ天板1の最も右側に設けられている。かかる構成のデスクシステムとした場合、それぞれの天板1における足入れ空間の間口を同じものとすることができる。
【0041】
またこのデスクシステムでは、システム全体の右側に存在する袖箱21を移動させることにより、デスクシステムの幅を調整することができ、図面上、横並びに突き合わせて配置されている天板同士1,1…を、両者間に一定の間隔をあけて配置することによっても、デスクシステム全体の幅を調整することができる。
【0042】
更に、複数の天板1を幅方向に繋げると共に、隣り合う天板同士間1-1を1つの袖箱21、又はその他の脚部構成単位2で支持することにより、より大きなデスクシステムを簡易に構築することもできる。
【0043】
【発明の効果】
上記本発明に係るデスクは、天板の幅方向に拡げることができ、且つその広がり具合を無断階に調整することができる。これによりデスクの使用形態に基づく特殊性(使用時の方向性)に起因して派生する横方向のデッドスペースを無くすことができ、その結果、デスク上の作業スペースを可能な限り広くすることができると共に、室内空間を有効に利用できることとなる。
【0044】
また本発明によるデスクシステムによれば、上記デスクの作用に基づいてシステム幅の無断階調整を可能として、横方向のデッドスペースを無くし、デスク上の作業スペースの確保や室内空間の有効利用に有利なものとなる。更に、このデスクシステムの構築を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デスクの第1実施形態を示す正面略図(a)及び底面略図(b)。
【図2】 脚部取付構造の実施形態を示す略図。
【図3】 図1に示すデスクの幅を広げた状態を示す正面略図(a)及び底面略図(b)。
【図4】 脚部取付構造の作用機構を示す略図。
【図5】 連結具の形態を示す略図。
【図6】 補填部材の実施形態を示す略図。
【図7】 デスクの第2実施形態を示す正面略図(a)及び底面略図(b)。
【図8】 デスクの第3実施形態を示す正面略図(a)及び底面略図(b)。
【図9】 図8に示すデスクの幅を広げた状態を示す正面略図(a)及び底面略図(b)。
【図10】 第1棚部材を示す要部正面略図(a)及び要部側面略図(b)。
【図11】 第2棚部材を示す要部正面略図。
【図12】 デスクシステムの実施形態を示す正面略図(a)及び底面略図(b)。
【符号の説明】
1 天板
2 脚部構成単位
3 連結具
4 固定穴
5 スライド孔
6 締結具
7 平面部
8 補填部材
10 第1棚部材
11 鉛直板
14 第2棚部材
21 袖箱

Claims (9)

  1. 天板と、天板を支持する脚部とを含んで構成されるデスクであって、前記脚部は、天板の右側を支持する脚部構成単位と、天板の左側を支持する脚部構成単位とからなり、
    少なくとも何れかの脚部構成単位は、天板の幅方向に移動可能として天板下面に設けられており、且つ天板及び移動可能な脚部構成単位には、脚部構成単位の移動前後で、脚部構成単位を天板下面に固定・一体化する脚部取付構造が設けられており、
    当該脚部取付構造は、天板の下面に設けられた複数の固定穴と、脚部構成単位に設けられた連結具の長孔と、前記固定穴と長孔とを組み合わせて一体化する締結具とからなり、当該長穴は前記固定穴が2つ以上収まる長さを有しており、且つ
    当該脚部取付構造は、所定の範囲内においてデスク幅の無段階調整を行うものであることを特徴とするデスク。
  2. 前記移動可能な脚部構成単位は、常態において天板と平行となる平面部を備えている請求項1記載のデスク。
  3. 前記移動可能な脚部構成単位は、一体化された構造体である請求項1又は2記載のデスク。
  4. 少なくとも何れかの脚部構成単位は、1又は2以上の引き出しを備えた袖箱である請求項1〜3の何れか一項記載のデスク。
  5. 前記移動可能な脚部構成単位は、少なくともその何れかが、天板の右側又は左側に配置される前後の脚部を一体化するか又は板状に形成された構造体であって、且つ常態において天板と平行となる平面部を備えた脚部構成単位である請求項1記載のデスク。
  6. 前記天板の奥行き端部には、天板が直交する鉛直板が設けられると共に、この鉛直板には、鉛直板に沿って移動可能な第1棚部材が配置されている請求項1〜の何れか一項記載のデスク。
  7. 前記脚部構成単位間に形成される足入れ空間の奥には、第2棚部材が設けられており、第1棚部材と第2棚部材とにおける配置構造が共通する請求項記載のデスク。
  8. 2以上の天板と、天板を支持する複数の脚部とを含んで構成されるデスクシステムであって、前記脚部は、天板の右側を支持する脚部構成単位と、天板の左側を支持する脚部構成単位とからなり、
    幅方向に隣り合う天板同士の間には、1つの脚部構成単位を配置して隣り合う天板の片側を支持しており、
    また幅方向に隣り合う天板の左右両端部には、各々1つの脚部構成単位を配置して、左右両端部に存在する天板の片側を固定しており、
    少なくとも何れかの脚部構成単位は、天板の幅方向に移動可能として天板下面に設けられ、且つ天板及び移動可能な脚部構成単位には、脚部構成単位の移動前後で、脚部構成単位を天板下面に固定・一体化する脚部取付構造が設けられており、
    当該脚部取付構造は、天板の下面に設けられた複数の固定穴と、脚部構成単位に設けられた連結具の長孔と、前記固定穴と長孔とを組み合わせて一体化する締結具とからなり、当該長穴は前記固定穴が2つ以上収まる長さを有しており、且つ
    当該脚部取付構造は、所定の範囲内においてデスク幅の無段階調整を行うものであることを特徴とするデスクシステム。
  9. 前記隣り合う天板同士間に配置される脚部構成単位は、1又は2以上の引き出しを備えた袖箱である請求項記載のデスクシステム。
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