JP2620828B2 - 木造建築物の梁取付構造 - Google Patents

木造建築物の梁取付構造

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JP2620828B2
JP2620828B2 JP3221210A JP22121091A JP2620828B2 JP 2620828 B2 JP2620828 B2 JP 2620828B2 JP 3221210 A JP3221210 A JP 3221210A JP 22121091 A JP22121091 A JP 22121091A JP 2620828 B2 JP2620828 B2 JP 2620828B2
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博幸 向田
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株式会社土屋ホーム
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は梁と柱の連結部分に改良
を施した木造建築物の梁取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における木造建築物にあっては柱に
対して角材による梁を固定するものであり、この柱と梁
とを結合する手段としては、柱の側面に穿った孔に梁の
端面に突出した突起を挿入する差口の方法がある。この
方法は柱と梁との結合が確実に行えると共に作業が簡単
であるという利点がある。
【0003】ところで、近年、木造建築物にあっても高
層化が図られるようになったことから、前記したような
梁材として一本の角材では強度的に不十分なために、長
尺角材の間に短尺角材を所定間隔を介して介在すると共
に長尺角材と短尺角材をボルト・ナットによって固定し
た複合梁材が使用されるようになった。そして、この複
合梁材を柱に固定する方法としては、柱の側面に複合梁
材を付き当てた状態で金具によって固定する胴付方法が
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の複合梁材を柱に固定する胴付方法にあっては、重量
の大なる複合梁材を柱の所定個所に押し上げた状態で金
具を利用して固定するために、位置決めが非常に困難で
あると共に金具による固定も面倒で作業時間が掛かると
いう問題があった。
【0005】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、柱の上端に複合梁材
より突出している結合部を乗せた状態で、L型金具を利
用して固定するので、柱に対する複合梁材の位置決めが
非常に簡単であると共に金具による固定も簡単で作業時
間の短縮を図ることができる木造建築物の梁取付構造を
提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の木造建築物の梁
取付構造は前記した目的を目的を達成せんとするもので
あり、その手段は長尺角材の間に短尺角材を所定間隔を
介して介在すると共に長尺角材と短尺角材をボルト・ナ
ットによって固定した複合梁材を柱に取り付けて構成す
木造建築物において、前記複合梁材の一部を両端から
突出させて結合部となし、この結合部を隅角部における
下柱上柱の間に介在すると共にL型金具によって前記
下柱と複合梁材ならびに前記上柱と複合梁材を各々固定
し、前記上柱と前記結合部と前記下柱の各々で互いに隣
接し且つ外側の角部を画定する二側面において前記下柱
と前記複合梁材と前記上柱を各々短冊金具でボルト・ナ
ットを利用して固定されていることを要旨とするもので
ある。
【0007】
【作用】前記した如く構成した本発明の木造建築物の梁
取付構造は、下柱の上端に複合梁材より突出している結
合部を載置し、さらに該結合部の上に上柱の下端を載置
した状態で各柱間に複合梁材を挟むようにして一対のL
型金具をボルト・ナットで固定すると共に外側の角部を
画定する二側面を複合梁材を介してボルト・ナットによ
り固定することによって、上柱と下柱の間に複合梁材を
固定するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る木造建築物の梁取付構造
の一実施例を図面と共に説明するに、1はコンクリート
布基礎、2は長尺角材2aの間に短尺角材2bを所定間
隔を介して介在すると共に長尺角材2aと短尺角材2b
をボルト・ナット2cによって固定した複合土台にし
て、前記布基礎1の上面に固定されている。そして、こ
の複合基礎2の両端に位置する短尺角材2bは長尺角材
2aより突出した結合部2dとなっている。
【0009】3は、前記した複合土台2と同様に長尺角
材3aと短尺角材3および結合部3cとによって構成さ
れた複合梁材にして、強度を保つために複合基礎2より
も長尺角材3aが一本多くなっている。4は、木造建築
物の角隅部において略々同一垂線上を延長する上柱と下
柱からなる通し柱にして、一階部分の通し柱すなわち下
柱4の下端は複合土台2の結合部2cに載置されると共
に複合基礎2の上面と下柱の側面はL型金具5で、ま
た、一階部分の下柱の下部と複合基礎2の結合部2cの
各々で互いに隣接し且つ外側の角部を画定する2側面に
おいて、前記下柱4の下部と複合土台2の結合部2cが
短冊金具6によってボルト・ナット7を利用して固定さ
れている。
【0010】一方、一階部分の下柱4および2階部分の
上柱4と複合梁材3との固定は、一階部分の下柱4の上
面に複合梁材3の結合部3cを載せると共に、この結合
部3cの上面に2階部分の上柱4の下端を載せ、つい
で、一階部分の下柱4と複合梁材3の結合部3cとをL
型金具5によって連結固定すると共に複合梁材3cと二
階部分の上柱4ともL型金具5によって連結固定する。
さらに一階部分の下柱4および二階部分の上柱4と複合
梁材の結合部の各々で互いに隣接し且つ外角を画定する
2側面において、各一階部分の下柱4および二階部分の
上柱4と複合梁部材3の結合部3cが短冊金具6によっ
てボルト・ナット7を利用して連結固定して下柱と上柱
からなる通し柱4と複合梁材3との固定は終了するので
ある。
【0011】なお、8は公知の間柱であり、また、9は
壁面を構成するパネルである。また、前記した説明にあ
っては、一階の通し柱4に一階の複合梁材3を取付ける
構造について説明したが、2階の通し柱4に2階の複合
梁材3を取付ける構造も全く同様なので、説明は省略す
る。
【0012】以上のように構成した木造建築物の梁取付
構造にあっては、複合土台2の結合部2cに隅角部にお
いて一階の下柱4を載置した状態でL型金具5と短冊金
具6を利用して固定し、また、この一階の下柱4の上端
に一階の複合梁材3を載置した状態でL型金具5と短冊
金具6を利用して前記一階の下柱と二階の上柱からなる
通し柱の各々で互いに隣接して且つ外側の角部を画定す
る2側面において、各階の柱と梁部材を固定するように
したので、柱に対する位置決めが非常に簡単であると共
に金具による固定も簡単で作業時間の短縮を図ることが
できるもんである。
【0013】本発明は前記したように、下柱の上端に複
合梁材より突出している結合部を載置し、該結合部の上
に上柱の下面を載置した状態で、各柱で複合梁材を挟む
ようにして一対のL型金具をボルト・ナットで固定する
と共に該一対のL型金具を固定していない外角部を形成
する二つを隣接する面を複合梁材を介してボルト・ナッ
トによって固定することにより、角隅部における上柱
下柱の間に複合梁材を固定するようにしたので、通し柱
に対する複合梁材の位置決めが非常に簡単であると共に
金具による固定も簡単で作業時間の短縮を図ることがで
きる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木造建築物の梁取付構造の一実施例を
示す正面図である。
【図2】同上の一部分解した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリート布基礎 2 複合土台 2a 長尺角材 2b 短尺角材 2c 結合部 3 複合梁材 3a 長尺角材 3b 短尺角材 3c 結合部 4 通し柱 5 L型金具 6 短冊金具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺角材の間に短尺角材を所定間隔を
    介して介在すると共に長尺角材と短尺角材をボルト・ナ
    ットによって固定した複合梁材を柱に取り付けて構成す
    木造建築物において、前記複合梁材の一部を両端から
    突出させて結合部となし、この結合部を隅角部における
    下柱上柱の間に介在すると共にL型金具によって前記
    下柱と複合梁材ならびに前記上柱と複合梁材を各々固定
    し、前記上柱と前記結合部と前記下柱の各々で互いに隣
    接し且つ外側の角部を画定する二側面において前記下柱
    と前記複合梁材と前記上柱を各々短冊金具でボルト・ナ
    ットを利用して固定されていることを特徴とする木造建
    築物の梁取付構造。
JP3221210A 1991-08-07 1991-08-07 木造建築物の梁取付構造 Expired - Lifetime JP2620828B2 (ja)

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JPH0539636A JPH0539636A (ja) 1993-02-19
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