JP3169087B2 - 鉄骨梁の横座屈防止構造 - Google Patents

鉄骨梁の横座屈防止構造

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JP3169087B2
JP3169087B2 JP26261191A JP26261191A JP3169087B2 JP 3169087 B2 JP3169087 B2 JP 3169087B2 JP 26261191 A JP26261191 A JP 26261191A JP 26261191 A JP26261191 A JP 26261191A JP 3169087 B2 JP3169087 B2 JP 3169087B2
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正美 大田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨梁のジョイント部
を利用した横座屈防止に好適な鉄骨梁の横座屈防止構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨梁の横座屈防止構造は、例え
ば、図4に示すような柱11、柱11間に架設された鉄
骨大梁12(12aはジョイント部)、同じく桁梁1
3、鉄骨大梁12間に架設された鉄骨小梁14、各梁上
に構築された床スラブ15等からなる建築物において、
図3に示すように鉄骨大梁12に接合プレート16、ボ
ルト17で連結して架設されている鉄骨小梁14を水平
部材とし、鉄骨小梁14の下面に接合プレート18を溶
接して、鉄骨大梁12の下フランジと接合プレート18
の間に、山形鋼等の斜材19の両端部をボルト17で連
結して斜設した構造になつている。そして、鉄骨大梁1
2及び鉄骨小梁14の上にRC造の床スラブ15が設け
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記鉄骨梁の横
座屈防止構造は、鉄骨大梁と鉄骨小梁の間や、鉄骨梁と
その上部に直交して配設されている水平部材の間に設置
され、横座屈防止材の配設位置が限定されて鉄骨梁のジ
ョイント部等に適用できないなどの課題がある。
【0004】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、鉄
骨梁のジョイント部に連結し床スラブに接合して配設さ
れるユニットとして、施工性とともに横座屈防止性能、
信頼性を向上した鉄骨梁の横座屈防止構造を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、接合プレート
、床スラブより下方に位置する水平繋ぎ材と、当該水
平繋ぎ材より下方に位置する斜材の各一端を連結して
全体として三角形状の横座屈防止ユニットを構成し、前
記水平繋ぎ材の他端を、鉄骨梁のジョイント部の上フラ
ンジに、フランジ継手板を挟んで、前記上フランジとフ
ランジ継手板とを結合するボルトにより連結するととも
に、前記斜材の他端を、鉄骨梁のジョイント部の下フラ
ンジに、フランジ継手板を挟んで、前記下フランジとフ
ランジ継手板とを結合するボルトにより連結し、さらに
前記接合プレートを前記鉄骨梁上に打設された床スラブ
に接合することにより、前記横座屈防止ユニットを前記
鉄骨梁と前記床スラブとの間に設置したことにより、鉄
骨梁のジョイント部に容易に配設され、鉄骨梁の横座屈
が効果的に防止される。
【0006】
【作用】横座屈防止ユニットの水平繋ぎ材と斜材の各先
端部を、鉄骨梁のジョイント部の上、下フランジにフラ
ンジ継手板を介し連結して装着し、上側に打設された床
スラブに横座屈防止ユニットの接合プレートが接合され
て配設され、鉄骨梁のジョイント部に容易に配設され
て、鉄骨梁の横座屈が効果的に防止される。
【0007】
【実施例】図1(A)〜(C)及び図2に本発明の一実
施例を示す。図中1は接合プレート、2は接合プレート
1にボルト4等で連結された水平繋ぎ材、3は接合プレ
ート1にボルト4等で連結された斜材、5は接合プレー
ト1上に突設された複数のスタッドボルト等からなる接
合部材、6は横座屈防止ユニット、12は鉄骨大梁等の
鉄骨梁、12aは鉄骨梁のジョイント部、21は鉄骨梁
12の上フランジの上、下面に複数本のボルト25で締
め付けられたフランジ継手板、22は鉄骨梁12の下フ
ランジの両側面に複数本のボルト25で締め付けられた
フランジ継手板、23は鉄骨梁12のウエブの両側面に
複数本のボルト等で固着されたウエブ継手板であつて、
接合プレート1に水平繋ぎ材2と斜材3を三角形状に連
結してなる横座屈防止ユニット6を具備し、水平繋ぎ材
2と斜材3の各先端部を鉄骨梁12のジョイント部12
aの上、下フランジにフランジ継手板21,22を介し
ボルト25で連結して装着し、接合プレート1を鉄骨梁
12上に打設された床スラブ15に接合した鉄骨梁の横
座屈防止構造になつている。
【0008】前記横座屈防止ユニット6は、接合プレー
ト1と、接合プレート1にボルト4等で連結された水平
繋ぎ材2及び斜材3からなる簡単な構造になつており、
その水平繋ぎ材2及び斜材3の各先端部を、鉄骨梁12
のジョイント部12aの上、下フランジにフランジ継手
板21,22を介しそのボルト25で容易に連結して装
着され、上部に打設した床スラブ15に接合プレート1
が複数のスタッドボルト等からなる接合部材5で接合さ
れて装着され、図2に示すように鉄骨梁12の各ジョイ
ント部12aと床スラブ15間に容易に配設されて、鉄
骨梁12の各ジョイント部12aでその横座屈が極めて
効果的に防止される。なお、14は必要に応じて設けた
鉄骨小梁、11は柱である。
【0009】本発明は、接合プレートに、床スラブより
下方に位置する水平繋ぎ材と当該水平繋ぎ材より下方に
位置する斜材の各一端を連結して全体として三角形状
の横座屈防止ユニットを構成しており、このユニットを
前記のように鉄骨梁と床スラブとの間に設置したから、
座屈防止に最適の位置に容易に座屈防止ユニットを配置
することができる。しかもユニット化しているために汎
用性があるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図(A)と矢示X
−X図(B)及び平面図(C)
【図2】本発明の配置位置を示す平面視配置図
【図3】従来例を示す側面図
【図4】従来例の配置位置を示す平面視配置図である。
【符号の説明】
1 接合プレート 2 水平繋ぎ材 3 斜材 6 横座屈ユニット 12 鉄骨梁 12a ジョイント部 15 床スラブ 21,22 フランジ継手板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田 正美 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 早部 安弘 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−146651(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/24 E04B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合プレートに、床スラブより下方に位
    置する水平繋ぎ材と、当該水平繋ぎ材より下方に位置す
    斜材の各一端を連結して全体として三角形状の横座
    屈防止ユニットを構成し、前記水平繋ぎ材の他端を、鉄
    骨梁のジョイント部の上フランジに、フランジ継手板を
    挟んで、前記上フランジとフランジ継手板とを結合する
    ボルトにより連結するとともに、前記斜材の他端を、鉄
    骨梁のジョイント部の下フランジに、フランジ継手板を
    挟んで、前記下フランジとフランジ継手板とを結合する
    ボルトにより連結し、さらに前記接合プレートを前記鉄
    骨梁上に打設された床スラブに接合することにより、前
    記横座屈防止ユニットを前記鉄骨梁と前記床スラブとの
    間に設置したことを特徴とする鉄骨梁の横座屈防止構
    造。
JP26261191A 1991-09-17 1991-09-17 鉄骨梁の横座屈防止構造 Expired - Fee Related JP3169087B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7163527B1 (ja) * 2022-05-24 2022-10-31 株式会社富士ピー・エス 床版構造及び床版構造の横座屈補剛方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7163527B1 (ja) * 2022-05-24 2022-10-31 株式会社富士ピー・エス 床版構造及び床版構造の横座屈補剛方法

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JPH0579093A (ja) 1993-03-30

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