JP2655774B2 - 柱脚構造 - Google Patents
柱脚構造Info
- Publication number
- JP2655774B2 JP2655774B2 JP3358876A JP35887691A JP2655774B2 JP 2655774 B2 JP2655774 B2 JP 2655774B2 JP 3358876 A JP3358876 A JP 3358876A JP 35887691 A JP35887691 A JP 35887691A JP 2655774 B2 JP2655774 B2 JP 2655774B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base plate
- split
- piece
- column
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 240000004282 Grewia occidentalis Species 0.000 claims description 4
- 240000007524 Camellia sinensis var. sinensis Species 0.000 claims description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 13
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 4
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing Effects 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Description
無溶接柱脚構造に関する。
鉄骨柱61では、下端にベースプレート62を溶接し、
ベースプレート62を基礎63にアンカーボルト64で
固定する柱脚構造が一般に採用されている。
ト62の柱61への接合を溶接で行うため、仮組み、溶
接、ひずみ取り、検査等の多くの工程が必要となって、
生産性が悪く、しかも品質管理が難しいという問題点が
ある。また、ベースプレート62が溶接されるため、ベ
ースプレート付きの柱61として、各建物の各使用箇所
ごとに対応した柱を準備しなくてはならず、そのため標
準化が図り難くて、建物毎に個別設計を要するという問
題点がある。
の向上および品質管理の容易が図れ、さらに標準化が行
い易い柱脚構造を提供することである。
溶接の代わりにスプリットティーを用いてボルト接合し
たものである。すなわち、H形鋼からなる柱の一対の対
面するフランジの下端に、一対のスプリットティーの立
片部を各々高力ボルトで摩擦ボルト接合し、両スプリッ
トティーの底片部の下面にわたって重なるベースプレー
トを設ける。両スプリットティーは前記柱のフランジ幅
よりも両側に延びる長さであって、前記ベースプレート
は、前記柱に接合された状態の一対のスプリットティー
の底片部が縦横幅とも略一致するように重なる平面寸法
のものとする。このベースプレートを、四隅を除き、前
記両スプリットティーの底片部に前記フランジの両側位
置で各々高力ボルトにより摩擦ボルト接合する。このベ
ースプレートを基礎上に載置して、前記両スプリットテ
ィーの底片部を、前記ベースプレートの四隅で、これら
底片部とベースプレートとを貫通するアンカーボルトに
締付け固定する。
て両端が前記両側のスプリットティーの底片部上に重な
るアングル材を設け、このアングル材を前記スプリット
ティーの底片部と共に前記ベースプレートにボルト接合
する。
ルトで摩擦ボルト接合し、このスプリットティーをベー
スプレートと共に基礎にアンカーボルトで固定する構造
としたため、溶接を必要とせずに、堅固な柱脚構造とす
ることができる。
ースプレートとをボルト止めしたため、アングル材によ
る補強効果が得られて、より一層堅固な構造になる。
1ないし図3に基づいて説明する。柱1はH形鋼からな
り、対面する両フランジ1a,1aの下端外面に、一対
のスプリットティー2,2の立片部2aを高力ボルト3
とナット4とで摩擦ボルト接合する。両スプリットティ
ー2,2の底片部2bの下面にはベースプレート5を重
ね、これら底片部2bとベースプレート5とを、高力ボ
ルト6とナット7とで摩擦ボルト接合する。なお、前記
各ボルト3,6は、各部材1,2,5に設けた孔に挿通
してナット締めする。スプリットティー2は、H形鋼よ
り切り出してT形に形成したものである。
ート5を、基礎8の天端面に載置し、基礎8に予め埋め
込まれアンカーボルト9をベースプレート5およびスプ
リットティー2の底片部2bの孔に貫通させて、これら
底片部2bとベースプレート5とをナット10で締付け
固定する。アンカーボルト9は、高力ボルトまたは通常
のボルトが使用される。スプリットティー2とベースプ
レート5とを接合したボルト6のベースプレート5から
下方に突出した頭部は、基礎8の天端ならしモルタル8
aに埋め込む。
柱1に高力ボルト3で摩擦ボルト接合し、このスプリッ
トティー2をベースプレート5と共に基礎8にアンカー
ボルト9で固定する構造としたため、溶接を必要とせず
に、堅固な柱脚構造とすることができる。しかも、この
実施例では、ベースプレート5とスプリットティー7を
高力ボルト6で締め合わせているため、ベースプレート
5の下面に高力ボルト6の頭部があり、これが基礎8内
に埋め込まれて、柱1の剪断力に対しても有効に作用す
る。このように溶接の代わりにボルト接合としたため、
溶接に伴う仮組みや、ひずみ取り、検査等の各工程が不
要となって生産性が向上し、また品質管理が容易にな
る。専門技能者である溶接工の不足にも対処できる。さ
らに、溶接を行わないため、スプリットティー2やベー
スプレート5等の部品を柱サイズに応じて標準化するこ
とにより、各種の建物のシステム化を図り、柱脚の個別
設計を不要にすることができる。
示す。この実施例は、図1の構成に加えて、一対のアン
グル材11を柱1のウェブ部1bの下端両面に配置した
ものである。両面のアングル材11の立片部は、これら
アングル材11とウェブ部1bとに渡って貫通させた高
力ボルト12とナット13とで摩擦ボルト接合する。ま
た、各アングル材11の横片部は、スプリットティー2
の底片部2bの上面に重ね、この底片部2bおよびベー
スプレート5に渡って貫通させた高力ボルト14とナッ
ト15とで摩擦ボルト接合する。
5はスプリットティー2で柱1のフランジ1aに接合さ
れると共に、アングル材11によって柱1のウェブ部1
bにも接合されるため、アングル材11によって補強効
果が得られ、より一層堅固な柱脚構造となる。
トティー2,2の間に収まる幅に形成し、直接にベース
プレート5に高力ボルトで接合しても良い。また、前記
各実施例では、4本のアンカーボルト9でスプリットテ
ィー2およびベースプレート5の固定を行ったが、アン
カーボルト9の使用本数は、柱1の寸法等に応じて適宜
設計できる。さらに、スプリットティー2とベースプレ
ート5とを接合する各部のボルト6を、基礎8のアンカ
ーボルトに置き換えても良い。柱1は、H形鋼に限ら
ず、角形鋼管や溝形鋼等、対面するフランジ部分を有す
る形鋼であれば、この発明を適用することができる。
ーを柱に高力ボルトで摩擦ボルト接合し、このスプリッ
トティーをベースプレートと共に基礎にアンカーボルト
で固定する構造としたため、溶接を必要とせずに、堅固
な柱脚構造とすることができる。このように溶接の代わ
りにボルト接合としたため、溶接に伴う仮組みや、ひず
み取り、検査等の各工程が不要となって生産性が向上
し、また品質管理が容易になる。さらに、溶接を行わな
いため、スプリットティーやベースプレート等の部品を
標準化することにより、各種の建物における柱脚を個別
設計する必要が無くなる。
ースプレートとをボルト止めしたため、アングル材によ
る補強効果が得られて、より一層堅固な構造になる。
図である。
図、および平面図である。
ットティー、2a…立片部、2b…底片部、3…高力ボ
ルト、5…ベースプレート、6…高力ボルト、8…基
礎、9…アンカーボルト、11…アングル材、12…高
力ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 H形鋼からなる柱の一対の対面するフラ
ンジの下端外面に、一対のスプリットティーの立片部を
各々高力ボルトで摩擦ボルト接合し、両スプリットティ
ーの底片部の下面にわたって重なるベースプレートを設
け、前記両スプリットティーは前記柱のフランジ幅より
も両側に延びる長さであって、前記ベースプレートは、
前記柱に接合された状態の一対のスプリットティーの底
片部が縦横幅とも略一致するように重なる平面寸法のも
のとし、このベースプレートを、四隅を除き、前記両ス
プリットティーの底片部に前記フランジの両側位置で各
々高力ボルトにより摩擦ボルト接合し、前記ベースプレ
ートを基礎上に載置して、前記両スプリットティーの底
片部を、前記ベースプレートの四隅で、これら底片部と
ベースプレートとを貫通するアンカーボルトに締付け固
定し、前記柱のウェブ部にボルト止めされて両端が前記
両側のスプリットティーの底片部上に重なるアングル材
を設け、このアングル材を前記スプリットティーの底片
部と共に前記ベースプレートにボルト接合した柱脚構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358876A JP2655774B2 (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 柱脚構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358876A JP2655774B2 (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 柱脚構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346038A JPH05346038A (ja) | 1993-12-27 |
JP2655774B2 true JP2655774B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=18461563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3358876A Expired - Fee Related JP2655774B2 (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 柱脚構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655774B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9212486B2 (en) | 2014-03-17 | 2015-12-15 | Hitachi Metals Techno, Ltd. | Column structure and base member |
US9255408B2 (en) | 2014-03-17 | 2016-02-09 | Hitachi Metals Techno, Ltd. | Column structure and base member |
US9399868B2 (en) | 2014-03-17 | 2016-07-26 | Senqcia Corporation | Column structure and base member |
US9422717B2 (en) | 2014-03-17 | 2016-08-23 | Senqcia Corporation | Column structure and base member |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2758809B2 (ja) * | 1993-07-06 | 1998-05-28 | 日立金属株式会社 | 鉄骨鉄筋コンクリート造柱脚 |
JP3611876B2 (ja) * | 1994-03-31 | 2005-01-19 | 大和ハウス工業株式会社 | 柱脚基礎・基礎梁構造 |
JPH08184061A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-16 | Nippon Steel Metal Prod Co Ltd | 鉄骨柱の柱脚金物 |
JP2002322737A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Shimizu Corp | 高靱性柱脚構法 |
JP4733997B2 (ja) * | 2005-02-22 | 2011-07-27 | 日立機材株式会社 | 制震柱脚構造及びこれを用いた制震構造物 |
WO2015140893A1 (ja) * | 2014-03-17 | 2015-09-24 | 日立機材株式会社 | 柱構造 |
US10612264B2 (en) | 2016-03-15 | 2020-04-07 | Piling And Concreting Australia (Pca) Pty Ltd | Steel cap for an electricity transmission tower |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55132202U (ja) * | 1979-03-15 | 1980-09-19 | ||
JPS57129804U (ja) * | 1981-02-06 | 1982-08-13 | ||
JPS595734A (en) * | 1982-06-30 | 1984-01-12 | Matsushita Electric Works Ltd | Input circuit with protecting circuit |
-
1991
- 1991-12-28 JP JP3358876A patent/JP2655774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9212486B2 (en) | 2014-03-17 | 2015-12-15 | Hitachi Metals Techno, Ltd. | Column structure and base member |
US9255408B2 (en) | 2014-03-17 | 2016-02-09 | Hitachi Metals Techno, Ltd. | Column structure and base member |
US9399868B2 (en) | 2014-03-17 | 2016-07-26 | Senqcia Corporation | Column structure and base member |
US9422717B2 (en) | 2014-03-17 | 2016-08-23 | Senqcia Corporation | Column structure and base member |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05346038A (ja) | 1993-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2645365B2 (ja) | 柱梁接合部 | |
JP2655774B2 (ja) | 柱脚構造 | |
JP3849554B2 (ja) | 柱梁接合部構造 | |
KR20040020444A (ko) | 철골건축물의 기둥과 h형강 보의 접합구조 및 그 접합방법 | |
JP2815817B2 (ja) | エンドプレート形式鉄骨構造体の接合構造およびその接合方法 | |
JPH08144383A (ja) | 建築・土木構造用継手およびその構築法 | |
JPH07103608B2 (ja) | 柱脚構造 | |
JP3409137B2 (ja) | 木造軸組における耐力壁構造 | |
JP2927402B2 (ja) | コンクリート建造物の柱・梁接合部構造 | |
JP4639012B2 (ja) | 箱形断面柱とh形断面梁の高力ボルト接合構造およびその施工方法 | |
JPH08284250A (ja) | 木部材の柱と鉄骨梁の接合部 | |
JPH10325140A (ja) | コンクリート杭とその接合方法および混合構造体 | |
JPH07173873A (ja) | 基礎ボルトの固定構造 | |
JP2004100338A (ja) | 円形鋼管柱とh形断面梁の高力ボルト接合構造と接合金物 | |
JPH09291593A (ja) | 柱梁接合金物およびこれを用いた柱梁接合構造 | |
JP3028045B2 (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JP2837138B2 (ja) | 柱コーナー部デッキ受け部材 | |
JP3169087B2 (ja) | 鉄骨梁の横座屈防止構造 | |
JPH07116755B2 (ja) | 閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造 | |
JP3301641B2 (ja) | 角形鋼管柱の柱脚構造 | |
JPH10299088A (ja) | プレキャストコンクリート柱の仕口部材 | |
JP3033830U (ja) | 木造構造物用スパイク金物 | |
JP3134124B2 (ja) | 柱・梁の接合装置 | |
JP2626853B2 (ja) | 柱梁接合構造 | |
JPH06306943A (ja) | 角形鋼管柱の無溶接ピン柱脚構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |