JP4704888B2 - 部品支持具、部品支持構造および建設機械 - Google Patents

部品支持具、部品支持構造および建設機械 Download PDF

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Description

本発明は、部品支持具、部品支持構造および建設機械に関する。
所定の母材にある部品を取り付ける場合、母材と部品とを繋ぐための部品支持具が用いられることがある。例えば、油圧ショベルが備えるブームの上面板に配管を取り付けるためのパイプクランプ装置が知られている(特許文献1参照)。ここでは、上面板に螺子穴付きのブロックと座板が溶接され、螺子穴付きのブロックに配管が締結固定される。
また、他の例としては、図9に示すような、建設機械の部品支持構造100が挙げられる。この部品支持構造100は、油圧ショベルのアーム800を母材として、配管200をアーム800に固定するための構造である。部品支持構造100は、アーム800の側方であり且つアーム800の上面と略同じ高さ位置において配管200を支持している。配管200は、アーム800の側面に沿ってアーム800の下面から上面に向かって延び、アーム800の上面近傍においてアーム800の長手方向に向けて屈曲した形状となっている。部品支持構造100は、配管200の屈曲部近傍であり且つアーム800の長手方向に平行な部分を支持しており、アーム800の上面から側方に離れた位置にある配管200を支持するために片持ちの支持構造となっている。この部品支持構造100は、図10に示すように、配管200と配管クランプ300と部品支持具400とを備える。
配管200は、上述したようにアーム800に沿って設けられているが、部品支持構造100に含まれるのは、アーム800の長手方向に平行な部分であり、アームの側面から側方に僅かに離れ且つアーム8の上面と略同じ高さに位置している。配管200は、配管クランプ300を介して部品支持具400のフランジ部401に取り付けられる。
配管クランプ300は、配管200を把持すると共に、アーム800の側端部から側方に突出する部品支持具400のフランジ部401に固定される。配管クランプ300は、クランプ部301とクランプ固定部302とを有する。クランプ部301は、配管200が挿通される中空の欠円筒状の形状を有している。クランプ固定部302は、互いに平行に配置された2つの板状部分を有しており、クランプ部301の側面の切り欠きに繋がっている。クランプ固定部302は、フランジ部401を挟持した状態で螺子やリベットによりフランジ部401に固定される。
部品支持具400は、図11に示すように、全体として長方形の外形を有しており、長手方向の中間部分に設けられたくびれを挟んで固定部402とフランジ部401とが設けられている。この部品支持具400は、固定部402の端部に沿ってアーム800の上面に溶接され、フランジ部401がアーム800から側方に突出するように設けられる。これにより、固定部402に沿って固定部402の3方を囲むように溶接部分500が形成される。
なお、図9に示すように、アーム800には、部品支持構造100以外にも、他の部品支持構造101,102が設けられる。部品支持構造101は、配管200をアーム800の側面に固定するための構造であり、アーム800の側方であり且つアーム800の上面と略同じ高さ位置において配管200を支持している。部品支持構造101は、部品支持構造100よりもアームの先端側において、アーム800の長手方向に平行な配管200を支持する。また、部品支持構造102は、配管200をアーム800の側面において固定するための構造であり、アーム800の側面の側方において配管200を支持している。配管200は、先端近傍でアーム800の下面に向けて屈曲しており、部品支持構造102は、下面へ向けて延びる配管200を支持している。
実開平5−10547号公報
上記のように部品支持具を介して母材と部品とが固定される場合、母材や部品に発生する応力によって、部品支持具を固定している溶接部分に大きな応力集中が発生することがある。例えば、上記の油圧ショベルの例(図10参照)では、アーム800の動作によってアーム800が変形し、この変形が部品支持具400によって抑えられる結果、部品支持具400をアームに固定している溶接部分500において応力集中が生じる。また、配管200の重量や変形によっても応力集中が生じる。このため、部品支持具400の溶接部分500において疲労破壊が生じ易くなる。
本発明の課題は、溶接部分での応力集中を緩和することができる部品支持具、部品支持構造および建設機械を提供することにある。
第1発明に係る部品支持具は、所定の母材に溶接によって取り付けられる部品支持具であって、母材に溶接により固定される固定部と、固定部に繋がったフランジ部とを備える。そして、固定部は、フランジ部と繋がる側の第1端部と、フランジ部と反対側の第2端部とを有するそして、第1端部は、フランジ部に繋がる第1分岐と、第1分岐を間に挟んで配置される第2分岐および第3分岐との3つに分かれた形状となっている。
この部品支持具では、固定部のフランジ部と繋がる側の第1端部が3つに分かれた形状となることにより、固定部の剛性が下げられる。このため、部品支持具が母材に溶接された場合に、固定部が母材の変形に追従し易くなり、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
第2発明に係る部品支持具は、第1発明の部品支持具であって、第2端部は、フランジ部に向かう方向に凹んだ1または複数の第1凹部が設けられることにより、複数の方向に分かれた形状となっている。
この部品支持具では、第2端部にフランジ部に向かう方向に凹んだ1または複数の第1凹部が設けられることにより、固定部の剛性を下げることができる。
第3発明に係る部品支持具は、第2発明の部品支持具であって、第1凹部は、第2端部側に位置する第1空間と、第1空間よりフランジ部側に位置し第1空間よりも幅の大きい第2空間とを有する。
この部品支持具では、第1凹部が第1空間と第2空間とを有することにより、第1凹部のフランジ部側が広がった形状となる。そして、このような形状により、固定部の剛性をより下げて、溶接部分での応力集中をより緩和することができる。
第4発明に係る部品支持具は、第1発明から第3発明のいずれかの部品支持具であって、固定部は、第2端部が2つに分かれた形状となっている。
この部品支持具では、固定部の第2端部が2つに分かれた形状となっていることにより、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
発明に係る部品支持具は、第1発明から第4発明のいずれかの部品支持具であって、第1端部は、固定部に向かう方向に凹んだ第2凹部が第1分岐の両側方に設けられることにより3つに分かれた形状となっている。
この部品支持具では、固定部に向かう方向に凹んだ第2凹部が第1分岐の両側方に設けられることにより、固定部の剛性を下げることができる。
発明に係る部品支持具は、第1発明から第発明のいずれかの部品支持具であって、固定部は、第2端部側ほど先細りとなるように、第1端部と第2端部との間の両側端部が傾斜した形状となっている。
この部品支持具では、固定部が第2端部側ほど先細りの形状であることにより、フランジ部に加えられる力の影響を抑えることができ、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
発明に係る部品支持具は、第1発明から第発明のいずれかの部品支持具であって、固定部は、第1端部と第2端部との間の両側端部が互いに平行な形状となっている。
この部品支持具では、固定部が第2端部側ほど広がった形状である場合と比べて、フランジ部に加えられる力の影響を抑えることができ、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
発明に係る部品支持構造は、所定の母材と、部品支持具と、所定の部品とを備える。部品支持具は、母材に溶接により固定される固定部と、固定部に繋がったフランジ部とを備え、片持ち状態になるように母材に取り付けられる。部品は、母材から突出するフランジ部に取り付けられる。そして、固定部は、フランジ部と繋がる側の第1端部と、フランジ部と反対側の第2端部とを有し、第1端部と第2端部との間の第1側端部に沿って設けられる第1溶接部分と、第1側端部の反対側に位置する第2側端部に沿って設けられる第2溶接部分とおいて母材に溶接される。また、第1端部は、フランジ部に繋がる第1分岐と、第1分岐を間に挟んで配置される第2分岐および第3分岐との3つに分かれた形状となっている。
この部品支持構造では、部品支持具において、固定部のフランジ部と繋がる側の第1端部が3つに分かれた形状となることにより、固定部の剛性が下げられる。このため、固定部が母材の変形に追従し易くなり、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
発明に係る部品支持構造は、第発明の部品支持構造であって、第1溶接部分と第2溶接部分とは、互いに繋がらないように設けられる。
この部品支持構造では、第1溶接部分と第2溶接部分とが、互いに繋がらないように設けられることにより、溶接部分でも剛性が下げられる。これにより、固定部が母材の変形により追従し易くなり、溶接部分での応力集中をより緩和することができる。
10発明に係る部品支持構造は、第発明または第発明の部品支持構造であって、第1溶接部分と第2溶接部分とは、母材の主応力方向に距離を隔てて設けられる。
この部品支持構造では、第1溶接部分と第2溶接部分とが母材の主応力方向に距離を隔てて設けられることにより、部品支持具および溶接部分が母材の主応力方向の変形により追従し易くなる。これにより、溶接部分での応力集中をより緩和することができる。
11発明に係る部品支持構造は、第発明から第10発明のいずれかの部品支持構造であって、第2端部は、フランジ部に向かう方向に凹んだ1または複数の第1凹部が設けられることにより、複数の方向に分かれた形状となっている。
この部品支持構造では、第2端部にフランジ部に向かう方向に凹んだ1または複数の第1凹部が設けられることにより、固定部の剛性を下げることができる。
12発明に係る部品支持構造は、第11発明の部品支持構造であって、第1溶接部分と第2溶接部分との第2端部側の端部は、第1凹部を間に挟んで距離を隔てて設けられる。
この部品支持構造では、第1溶接部分と第2溶接部分との第2端部側の端部が、第1凹部を間に挟んで距離を隔てて設けられることにより、第1溶接部分と第2溶接部分とが繋がらない形状となっている。
13発明に係る部品支持構造は、第12発明の部品支持構造であって、第1溶接部分は、第1側端部から第2端部の一部に接する位置まで設けられる。また、第2溶接部分は、第2側端部から第2端部の一部に接する位置まで設けられる。
この部品支持構造では、第1溶接部分が第1側端部から第2端部の一部に接する位置まで回り込んでおり、第2溶接部分は、第2側端部から第2端部の一部に接する位置まで回り込んでいる。このため、第1溶接部分と第2溶接部分との第2端部側の端部は、第2端部の第1凹部近傍に位置している。溶接部分の端部は応力集中が大きくなり易い場所であるが、この部品支持構造では、第1凹部が設けられることによって、第1凹部近傍の剛性が下げられ、応力集中が緩和される。従って、第1溶接部分と第2溶接部分との第2端部側の端部が第1凹部近傍に位置することにより、第1溶接部分と第2溶接部分との第2端部側の端部での応力集中を緩和することができる。
14発明に係る部品支持構造は、第11発明から第13発明のいずれかの部品支持構造であって、第1凹部は、第2端部側に位置する第1空間と、第1空間よりフランジ部側に位置し第1空間よりも幅の大きい第2空間とを有する。
この部品支持構造では、第1凹部が第1空間と第2空間とを有することにより、第1凹部のフランジ部側が広がった形状となる。そして、このような形状により、固定部の剛性をより下げて、溶接部分での応力集中をより緩和することができる。
15発明に係る部品支持構造は、第発明から第14発明のいずれかの部品支持構造であって、固定部は、第2端部が2つに分かれた形状となっている。
この部品支持構造では、固定部の第2端部が2つに分かれた形状となっていることにより、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
16発明に係る部品支持構造は、第8発明から第15発明のいずれかの部品支持構造であって、第1端部は、固定部に向かう方向に凹んだ第2凹部がフランジ部に繋がる第1分岐の両側方に設けられることにより3つに分かれた形状となっている。
この部品支持構造では、固定部に向かう方向に凹んだ第2凹部が第1分岐の両側方に設けられることにより、固定部の剛性を下げることができる。
17発明に係る部品支持構造は、第16発明の部品支持構造であって、第1溶接部分および第2溶接部分は、フランジ部と固定部とを結ぶ方向に第2凹部の底をフランジ部側に越える位置まで設けられている。
この部品支持構造では、第1溶接部分および第2溶接部分が、フランジ部と固定部とを結ぶ方向に第2凹部の底をフランジ部側に越える位置まで設けられているため、第1溶接部分および第2溶接部分のフランジ部側の端部が第2分岐と第3分岐の先端近傍に位置している。第2分岐と第3分岐の先端近傍は、剛性が下げられることによって応力集中が緩和されているため、第1溶接部分および第2溶接部分のフランジ部側の端部における応力集中を緩和することができる。
18発明に係る部品支持構造は、第発明から第17発明のいずれかの部品支持構造であって、固定部は、第2端部側ほど先細りとなるように、第1側端部と第2側端部とが傾斜した形状となっている。
この部品支持構造では、固定部が第2端部側ほど先細りの形状であることにより、フランジ部に加えられる力の影響を抑えることができ、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
19発明に係る部品支持構造は、第発明から第17発明のいずれかの部品支持構造であって、固定部は、第1側端部と第2側端部とが互いに平行な形状となっている。
この部品支持構造では、固定部が第2端部側ほど広がった形状である場合と比べて、フランジ部に加えられる力の影響を抑えることができ、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
20発明に係る建設機械は、本体部と、作業機と、部品支持構造とを備える。作業機は、本体部に対し揺動可能に設けられたものである。部品支持構造は、作業機を母材として設けられた第8発明から第19発明のいずれかに記載のものである。
建設機械では、作業機が揺動することにより作業機が変形するため、作業機に溶接される部品支持具がその変形による応力を受ける。また、部品支持構造によって支持される部品からも力の作用を受ける。このため、部品支持具の溶接部分において応力集中が生じ、疲労破壊し易い。しかし、この建設機械では、部品支持構造の部品支持具において、固定部のフランジ部と繋がる側の第1端部が3つに分かれた形状となることにより、固定部の剛性が下げられる。このため、部品支持具の固定部が作業機の変形に追従し易くなり、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
21発明に係る建設機械は、第20発明の建設機械であって、作業機は、水平方向に平行な回転軸を中心に揺動可能であり、固定部は、作業機の上面に溶接される。また、フランジ部は、作業機の回転軸と平行な方向に作業機から突出するように設けられる。
作業機の上面には、作業機が上方に移動する場合に圧縮力が作用し、作業機が下方に移動する場合に引張力が作用する。この場合、作業機の上面の主応力は、作業機の上面に沿って作業機の回転軸と垂直な方向に作用する。
この建設機械では、フランジ部が、作業機の回転軸と平行な方向に作業機から突出するように設けられており、その反対側の固定部の第1端部が3つに分かれた形状となっている。このため、固定部は、上記のような作業機の上面の主応力方向の変形に対して特に追従しやすくなっている。これにより、この建設機械では、溶接部分での応力集中をより効果的に緩和することができる。
22発明に係る建設機械は、第21発明の建設機械であって、部品支持具によって支持される部品は、作業機に沿って設けられる配管である。
この建設機械では、作業機に沿って設けられる配管からの力による溶接部分での応力集中を緩和することができる。
本発明に係る部品支持具では、固定部のフランジ部と繋がる側の第1端部が3つに分かれた形状となることにより、固定部の剛性が下げられる。このため、母材に溶接された場合に、固定部が母材の変形に追従し易くなり、溶接部分での応力集中を緩和することができる。
<第1実施形態>
〈全体構成〉
本発明の第1実施形態にかかる油圧ショベル1(建設機械)を図1に示す。この油圧ショベル1は、走行用油圧モータにより駆動される走行装置2aを備えてなる下部走行体2と、旋回用油圧モータにより駆動される旋回装置(図示せず)と、この旋回装置を介して下部走行体2上に配される上部旋回体4(本体部)と、この上部旋回体4の前部中央位置に取着される作業機5と、その上部旋回体4の前部左方位置に設けられる運転室6を備えて構成されている。
〈作業機の構成〉
作業機5は、上部旋回体4側から順にブーム7、アーム8およびバケット9がそれぞれ回動可能に連結されてなり、これらブーム7、アーム8およびバケット9のそれぞれに対応するように油圧シリンダ(ブームシリンダ10、アームシリンダ11およびバケットシリンダ12)が配置されている。この油圧ショベル1には、図示しない油圧回路が設けられており、エンジンにより駆動される油圧ポンプから吐出される圧油がブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12に供給および排出されることにより、各油圧シリンダが駆動される。
ブーム7は、屈曲した外形を有しており、基端部が上部旋回体4に回転可能に設けられている。ブーム7は、ブームシリンダ10の駆動により、水平方向に平行な回転軸を中心に回転可能である。これにより、ブーム7は上部旋回体4に対して揺動可能となっている。ブーム7の上面には、アームシリンダ11の一端が固定されている。また、ブーム7の側面には、ブームシリンダ10の一端が固定されている。なお。ブームシリンダ10の他端は、上部旋回体4に固定されている。
アーム8は、先細りのテーパ状の外形を有する部材であり、ブーム7の先端に回転可能に設けられている。アーム8は、アームシリンダ11の駆動により、水平方向に平行な回転軸を中心に回転可能である。これにより、アーム8がブーム7に対して揺動可能となっている。アーム8の後端部には、アームシリンダ11の他端が固定されている。アーム8の上面80には、バケットシリンダ12の一端が固定されている。また、アーム8の側面に沿って、圧油が流れる配管(図示せず)が配置されている。この配管は、図9に示す従来の油圧ショベルと同様に、3つの配管支持構造によって固定されているが、本願発明では図9の配管支持構造100に換えて、図2および図3に示すような配管支持構造13a(部品支持構造)が備えられている。配管支持構造13aについては後に詳述する。
バケット9は、アーム8の先端に回転可能に設けられており、バケットシリンダ12の駆動により水平方向に平行な回転軸を中心に回転可能である。これにより、バケット9は、アーム8に対して揺動可能となっている。バケット9の後端部には、バケットシリンダ12の他端が固定されている。
〈配管支持構造〉
配管支持構造13aは、図2に示すように、アーム8の上面80に設けられており、本実施形態では、2つの配管支持構造13aが設けられている。これらの配管支持構造13aは同じ構造であるため、以下、一方の配管支持構造13aについてのみ説明する。なお、配管支持構造13aは、図10に示す従来と同様の配管200と配管クランプ300とを有しているが、図2では、理解の容易のため、配管支持構造13aの構成のうち、配管支持具14a(部品支持具)と母材としてのアーム8の上面80の一部のみを図示している。
〔配管支持具〕
配管支持具14aは、アーム8の上面80に溶接によって取り付けられる金属製の板状のものである。この配管支持具14aは、一枚の金属プレートをガスやレーザー等によって溶断することによって形成されるが、他の製造方法によって製造されるものであってもよい。配管支持具14aは、図3に示すように、フランジ部15aと固定部16aとを有する。
フランジ部15aは、配管クランプが固定される部分であり、アーム8の回転の中心軸と平行な方向(矢印A1,A2参照)にアーム8から突出するように設けられている。すなわち、フランジ部15aは、アーム8の上面80の側端部から側方に突出している(図2参照)。フランジ部15aは、一端が固定部16aに繋がっており、他端に配管クランプが固定される。
固定部16aは、アーム8の上面80に溶接により固定される部分である。固定部16aのフランジ部15aと繋がる側の第1端部17は、フランジ部15aと繋がる部分を含めて3つに分かれた形状となっており、固定部16aのフランジ部15aと反対側の第2端部18は、2つに分かれた形状となっている。
第2端部18は、固定部16aからフランジ部15aに向かう方向(矢印A1参照)に凹んだ第1凹部19が設けられることにより、2つに分かれた形状となっている。この第1凹部19は、第2端部18側に位置する第1空間20と、第1空間20よりフランジ部15a側に位置し第1空間20よりも幅の大きい第2空間21とを有しており、フランジ部15aに近い側が広がった形状となっている。なお、第1空間20は第2端部18から矢印A1の方向に直線的に凹んだ形状であり、第2空間21は楕円形状となっている。
第1端部17は、フランジ部15aに繋がる第1分岐22と、第1分岐22を間に挟んで配置される第2分岐23および第3分岐24との3つに分かれた形状となっている。第1端部17は、フランジ部15aから固定部16aに向かう方向(矢印A2参照)に凹んだ第2凹部25が第1分岐22の両側方に設けられることにより3つに分かれた形状となっている。この第2凹部25は第1凹部19と異なり、矢印A2の方向に直線的に凹み、その底部が緩やかに湾曲した円弧状の形状となっている。
また、固定部16aは、第2端部18側ほど先細りとなり、第1端部17と第2端部18との間の両側端部26,27(以下、「第1側端部26」、「第2側端部27」と呼ぶ)は傾斜した形状となっており、第2端部18の幅は、第1端部17の幅よりも小さい。なお、固定部16aは、厚み方向に関しても、第2端部18側ほど先細りとなるようにテーパが設けられており、このテーパは第2空間21の中間から第2端部18までに亘って設けられている。
以上のように、この配管支持具14aでは、固定部16aの第1側端部26と第2側端部27との間に複数の凹部19,25が設けられており、第1側端部26と第2側端部27との間の剛性を小さくする形状となっている。第1側端部26と第2側端部27とを結ぶ方向(矢印A3参照)は、アーム8の上面80の長手方向と一致する方向であり、アーム8の動作によって生じるアーム8の上面80の主応力方向に一致している。なお、矢印A1と矢印A2とは矢印A3に直交している。
〔溶接部分の形状〕
上記の配管支持具14aは、アーク溶接等の溶接手段によってアーム8の上面80に溶接される。ここで、配管支持具14aは、第1側端部26に沿って設けられる第1溶接部分31と、第1側端部26の反対側に位置する第2側端部27に沿って設けられる第2溶接部分32とにおいてアーム8に溶接され、各溶接部分には溶接ビードが形成されている。
第1溶接部分31は、第1側端部26から第2端部18の一部に接する位置まで設けられている。第1溶接部分31の第2端部18側の端部33は、第2端部18の第1凹部19近傍に位置しており、第1溶接部分31の第1端部17側の端部34は、フランジ部15aと固定部16aとを結ぶ方向(矢印A1,A2参照)に第2凹部25の底をフランジ部15a側に越えた位置に設けられている。
第2溶接部分32は、第2側端部27から第2端部18の一部に接する位置まで設けられている。第2溶接部分32の第2端部18側の端部35は、第2端部18の第1凹部19近傍に位置しており、第2溶接部分32の第1端部17側の端部36は、フランジ部15aと固定部16aとを結ぶ方向(矢印A1,A2参照)に第2凹部25の底をフランジ部15a側に越える位置に設けられている。
上記のように、第1溶接部分31と第2溶接部分32との第2端部18側の端部33,35は、第1凹部19を間に挟んで距離を隔てて設けられている。このため、第1溶接部分31と第2溶接部分32との第2端部18側の端部33,35は、アーム8の上面80の主応力方向(矢印A3参照)に直線状に繋がらないように設けられている。また、第1溶接部分31と第2溶接部分32との第1端部17側の端部34,36は、アーム8の上面80の主応力方向において、第2凹部25を間に挟んで距離を隔てて設けられる。このように、第1溶接部分31と第2溶接部分32とは、互いに直接繋がらないように設けられており、第1溶接部分31と第2溶接部分32は、アーム8の上面80の主応力方向に距離を隔てて設けられている。
〈特長〉
(1)
一般に、油圧ショベルの作業時には、作業機に作用する衝撃的な荷重により、作業機が変形し、大きな応力が発生する。配管支持構造が、このような変形が生じる場所に設けられた場合、溶接場所での変形が抑え込まれることにより、溶接部分に大きな応力集中が生じる。また、圧油が流れる配管は、油圧の上昇と下降とによって、作業機とは異なる動きをする。そのため、作業機と配管とを接続する配管支持構造には、配管と作業機との相対的な動きにより、ねじりや引き剥がしなどの力が作業し、これらの力からも溶接部分に応力集中が生じる。このような応力集中を避けるため、配管支持構造の設置場所が、変形の小さい場所に制限されたり、設置場所の補強が必要になるといった問題がある。さらに、近年、機能向上や製造コスト削減のために作業機の軽量化が進められ、作業機の母材に働く応力が増大する傾向があり、ますます配管支持構造の設置の制約が多くなっている。
しかし、本発明に係る油圧ショベル1では、配管支持構造13aにおいて、配管支持具14aおよび溶接部分31,32が上記のような形状であることによって、剛性が下げられている。このため、母材としてのアーム8の上面80を拘束することによって溶接部分31,32に発生する応力が緩和され、応力集中による疲労破壊の発生を抑えることができる。これにより、アーム8の上面のように、変形が大きく大きな応力が発生する部位にも補強を行うことなく簡易な構造で配管を固定することができる。このため、設置位置の制約および補強の実施を少なくすることができ、配管の設置コストを低減することができる。
(2)
溶接部分の端部においては、ビード形状の影響により応力集中が大きくなる傾向があるが、本発明にかかる油圧ショベル1では、第1溶接部分31と第2溶接部分32とが繋がらないように設けられており、アーム8の上面80の変形に追従し易くなっている。このため、溶接部分31,32での応力を緩和することができる。
また、第1溶接部分31および第2溶接部分32の第2端部18側の端部33,35が、それぞれ第1側端部26に接する位置と第2側端部27に接する位置まで回り込んでいることによっても、第1溶接部分31の端部33や第2溶接部分32の端部35に作用する応力を緩和することができる。
さらに、第1溶接部分31および第2溶接部分32の第1端部17側の端部34,36が、それぞれ第2凹部25の底よりもフランジ部15a側に位置している。すなわち、第1溶接部分31および第2溶接部分32の第1端部17側の端部34,36は、第2凹部25によって剛性が下げられた第2分岐23および第3分岐24の先端近傍に位置している。これにより、溶接部分31,32での応力を緩和することができる。
(3)
配管からフランジ部に伝わるねじり力は、フランジ部から最も遠い溶接部分において大きな応力集中を発生させる。また、母材の拘束により発生する応力は、主応力方向に対して最も突出した部分において大きな応力集中を発生させる傾向がある。
そこで、本願発明に係る油圧ショベル1では、固定部16aを第2端部18側ほど先細りの形状とすることにより、フランジ部15aから溶接部分31,32の端部33,35までの距離を短くすると共に、主応力方向に突出する部分の大きさを抑えている。これにより、溶接部分31,32に作用する応力を小さくすることができる。
また、第1溶接部分31と第2溶接部分32とが繋がらないように設けられることにより、配管からのねじり力およびアーム8の上面80の変形による力を分散して受けることができ、応力をさらに小さくすることができる。
(4)
本願発明にかかる油圧ショベル1の配管支持構造13aは、上述したように、従来の配管支持構造よりも溶接部分での応力を緩和することができるものである。このことを示す解析結果を図4に示す。この解析結果は、本願発明にかかる配管支持構造13aに作用する応力の分布(図4(a)参照)と、従来の配管支持構造100に作業する応力の分布(図4(b)参照)とを比較したものである。なお、図4(a)と図4(b)とにおいて同種のハッチングが施された領域は、同じ大きさの応力帯を示している。
図4(b)を見ると、最も高い応力が作用しているのは領域201,202であり、溶接部分500のうち固定部402の側端部に沿って分布している。これに対して、図4(a)では、図4(b)の応力帯201,202と同じ大きさの応力が作用している部分は、領域311,312であり、領域201,202と比べると極小さな面積となっている。なお、図4(a)では、溶接部分31,32に沿って発生している領域313の応力は、図4(b)の領域201,202の応力よりも小さい。
以上の解析結果からも分かるように、本願発明に係る配管支持構造13aは、従来の配管支持構造100よりも溶接部分31,32での応力を緩和することができる。
応力の緩和の効果に関しては本実施形態にかかる配管支持構造13aが最も望ましいが、以下の第2実施形態から第4実施形態に示す配管支持構造13b−13dであっても応力の緩和の効果を奏することができる。
<第2実施形態>
本願発明の第2実施形態に係る配管支持構造13bを図5に示す。この配管支持構造13bでは、配管支持具14bの固定部16bの第1凹部19bの幅が、第2端部18b側とフランジ部15b側とで同じであり、第1凹部19bが、固定部16bからフランジ部15bに向かう方向(矢印A1参照)に直線的に凹んだ形状となっている。なお、第1凹部19bの底は緩やかに湾曲した円弧状の形状となっている。
他の構造については、第1実施形態に係る配管支持構造13aと同様である。
<第3実施形態>
本願発明の第3実施形態に係る配管支持構造13cを図6に示す。この配管支持構造13cでは、配管支持具14cの固定部16cは、第1側端部26cと第2側端部27cとが互いに平行な形状となっている。
他の構造については、第1実施形態に係る配管支持構造13aと同様である。
<第4実施形態>
本願発明の第4実施形態に係る配管支持構造13dを図7に示す。この配管支持構造13dでは、配管支持具14dの固定部16dの幅D1が、第1実施形態に係る配管支持具14aの固定部16aの幅よりも大きい。例えば、第1実施形態に係る配管支持具14aにおいて、フランジ部15aの幅を1としたとき、固定部16aの第1端部17の幅は1.8であり、第2端部18の幅は1.2である。これに対して、第3実施形態に係る配管支持具14dでは、フランジ部15dの幅D2は第1実施形態に係る配管支持具14aのフランジ部15aと同じであり、これを1としたとき、固定部16dの幅D1は約3である。
他の構造については、第1実施形態に係る配管支持構造13aと同様である。
<他の実施形態>
(1)
上記の実施形態では、固定部16aの第1端部17と第2端部18との両方が複数に分かれた形状となっているが、第1端部17のみが複数に分かれた形状となっていてもよい。
(2)
上記の実施形態では、第2端部18は2つに分かれた形状であるが、3つ以上に分かれた形状であってもよい。例えば、図8に示す配管支持構造13eのように、配管支持具14eの固定部16eの第2端部18eに、2つの第1凹部19eが並んで設けられることにより、第2端部18eが3つに分かれた形状となってもよい。
(3)
上記の実施形態では、配管を支持するための配管支持構造に本願発明が適用されているが、配管に限らず他の部品を支持するための構造に適用されてもよい。例えば、燃料タンクに設けられた車体カバーの取付座に本発明が適用されてもよい。
(4)
上記の実施形態では、油圧ショベルに本願発明が適用されているが、他の建設機械に適用されてもよい。
本願発明は、部品支持具の溶接部分での応力集中を緩和することができる効果を有し、部品支持具、部品支持構造および建設機械として有用である。
油圧ショベルの全体図。 第1実施形態に係る配管支持構造を示す図。 第1実施形態に係る配管支持構造の正面図。 本願発明に係る配管支持構造と従来の配管支持構造との応力分布を比較した図。 第2実施形態に係る配管支持構造の正面図。 第3実施形態に係る配管支持構造の正面図。 第4実施形態に係る配管支持構造の正面図。 他の実施形態に係る配管支持構造の正面図。 従来の部品支持構造を示す図。 従来の部品支持構造の拡大図。 従来の部品支持構造の正面図。
1 油圧ショベル(建設機械)
4 上部旋回体(本体部)
5 作業機
8 アーム(母材)
13a−13e 配管支持構造(部品支持構造)
14a−14e 配管支持具(部品支持具)
15a、15b、15d フランジ部
16a−16e 固定部
17 第1端部
18,18b,18e 第2端部
19,19b,19e 第1凹部
20 第1空間
21 第2空間
22 第1分岐
23 第2分岐
24 第3分岐
25 第2凹部
31 第1溶接部分
32 第2溶接部分
200 配管(部品)

Claims (22)

  1. 所定の母材に溶接によって取り付けられる部品支持具であって、
    前記母材に溶接により固定される固定部と、
    前記固定部に繋がったフランジ部と、
    を備え、
    前記固定部は、前記フランジ部と繋がる側の第1端部と、前記フランジ部と反対側の第2端部とを有し
    前記第1端部は、前記フランジ部に繋がる第1分岐と、前記第1分岐を間に挟んで配置される第2分岐および第3分岐との3つに分かれた形状となっている、
    部品支持具。
  2. 前記第2端部は、前記フランジ部に向かう方向に凹んだ1または複数の第1凹部が設けられることにより、複数の方向に分かれた形状となっている、
    請求項1に記載の部品支持具。
  3. 前記第1凹部は、前記第2端部側に位置する第1空間と、前記第1空間より前記フランジ部側に位置し前記第1空間よりも幅の大きい第2空間とを有する、
    請求項2に記載の部品支持具。
  4. 前記固定部は、前記第2端部が2つに分かれた形状となっている、
    請求項1から3のいずれかに記載の部品支持具。
  5. 前記第1端部は、前記固定部に向かう方向に凹んだ第2凹部が前記第1分岐の両側方に設けられることにより3つに分かれた形状となっている、
    請求項1から4のいずれかに記載の部品支持具。
  6. 前記固定部は、前記第2端部側ほど先細りとなるように、前記第1端部と前記第2端部との間の両側端部が傾斜した形状となっている、
    請求項1からのいずれかに記載の部品支持具。
  7. 前記固定部は、前記第1端部と前記第2端部との間の両側端部が互いに平行な形状となっている、
    請求項1からのいずれかに記載の部品支持具。
  8. 所定の母材と、
    前記母材に溶接により固定される固定部と、前記固定部に繋がったフランジ部とを備え、片持ち状態になるように前記母材に取り付けられる部品支持具と、
    前記母材から突出する前記フランジ部に取り付けられる所定の部品と、
    を備え、
    前記固定部は、前記フランジ部と繋がる側の第1端部と、前記フランジ部と反対側の第2端部とを有し、前記第1端部と前記第2端部との間の第1側端部に沿って設けられる第1溶接部分と、前記第1側端部の反対側に位置する第2側端部に沿って設けられる第2溶接部分とにおいて前記母材に溶接され、
    前記第1端部は、前記フランジ部に繋がる第1分岐と、前記第1分岐を間に挟んで配置される第2分岐および第3分岐との3つに分かれた形状となっている、
    部品支持構造。
  9. 前記第1溶接部分と前記第2溶接部分とは、互いに繋がらないように設けられる、
    請求項に記載の部品支持構造。
  10. 前記第1溶接部分と、前記第2溶接部分とは、前記母材の主応力方向に距離を隔てて設けられる、
    請求項8または9に記載の部品支持構造。
  11. 前記第2端部は、前記フランジ部に向かう方向に凹んだ1または複数の第1凹部が設けられることにより、複数の方向に分かれた形状となっている、
    請求項8から10のいずれかに記載の部品支持構造。
  12. 前記第1溶接部分と前記第2溶接部分との第2端部側の端部は、前記第1凹部を間に挟んで距離を隔てて設けられる、
    請求項11に記載の部品支持構造。
  13. 前記第1溶接部分は、前記第1側端部から前記第2端部の一部に接する位置まで設けられ、
    前記第2溶接部分は、前記第2側端部から前記第2端部の一部に接する位置まで設けられる、
    請求項12に記載の部品支持構造。
  14. 前記第1凹部は、前記第2端部側に位置する第1空間と、前記第1空間より前記フランジ部側に位置し前記第1空間よりも幅の大きい第2空間とを有する、
    請求項11から13のいずれかに記載の部品支持構造。
  15. 前記固定部は、前記第2端部が2つに分かれた形状となっている、
    請求項8から14のいずれかに記載の部品支持構造。
  16. 前記第1端部は、前記固定部に向かう方向に凹んだ第2凹部が前記フランジ部に繋がる第1分岐の両側方に設けられることにより3つに分かれた形状となっている、
    請求項8から15のいずれかに記載の部品支持具。
  17. 前記第1溶接部分および前記第2溶接部分は、前記フランジ部と前記固定部とを結ぶ方向に前記第2凹部の底を前記フランジ部側に越える位置まで設けられている、
    請求項16に記載の部品支持具。
  18. 前記固定部は、前記第2端部側ほど先細りとなるように、前記第1側端部と前記第2側端部とが傾斜した形状となっている、
    請求項8から17のいずれかに記載の部品支持構造。
  19. 前記固定部は、前記第1側端部と前記第2側端部とが互いに平行な形状となっている、
    請求項8から17のいずれかに記載の部品支持構造。
  20. 本体部と、
    前記本体部に対して揺動可能に設けられた作業機と、
    前記作業機を前記母材として設けられた請求項8から19のいずれかに記載の部品支持構造と、
    を備える建設機械。
  21. 前記作業機は、水平方向に平行な回転軸を中心に揺動可能であり、
    前記固定部は、前記作業機の上面に溶接され、
    前記フランジ部は、前記作業機の回転軸と平行な方向に前記作業機から突出するように設けられる、
    請求項20に記載の建設機械。
  22. 前記部品支持具によって支持される前記部品は、前記作業機に沿って設けられる配管である、
    請求項21に記載の建設機械。
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