JPH0522562Y2 - - Google Patents

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JPH0522562Y2
JPH0522562Y2 JP10573388U JP10573388U JPH0522562Y2 JP H0522562 Y2 JPH0522562 Y2 JP H0522562Y2 JP 10573388 U JP10573388 U JP 10573388U JP 10573388 U JP10573388 U JP 10573388U JP H0522562 Y2 JPH0522562 Y2 JP H0522562Y2
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cross beam
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protrusion
recess
small
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建築用構造木材の継手、仕口等を高
生産性の加工機械によつて加工する際、適用可能
な主横梁側面に副横梁の端面をT字状に結合する
ためのT字状仕口構造に関するものである。
[従来の技術] 従来の主横梁の側面に副横梁の端面をT字状に
結合するためのT字状仕口構造は、第4図及び第
5図に示すように副横梁12の端面12aに側面
が鉛直で且つ下面が円弧状の基部幅狭小突起13
b(通常アリと称する)を設けると共に、主横梁
11の胴部側面11aに前記副横梁12の端面1
2a及び小突起13bの嵌入可能な大凹部14a
(大入れと称する)及び小凹部14bをそれぞれ
設けたものである。
そして、主横梁11と副横梁12とを結合する
に当つては、副横梁12の端面12aを、上方よ
り主横梁11の胴部側面11aに向かつて降下さ
せ、副横梁12の端面12a及び小突起1bを主
横梁1の大凹部14a及び小凹部14bにそれぞ
れ滑動嵌入させる。
小突起13bの水平断面は基部が狭く、該端が
広くなつており、且つ大凹部14a及び小凹部1
4b共に底面が閉じているため、主横梁11と副
横梁12とが結合された状態においては、前記嵌
入方向を除き、両者の相対位置を変化させること
は不可能になつている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のT状仕口構造は、大
凹部14aが鉛直面と水平面とよりなるため、組
み立て時に僅かな形状寸法の差があつても、嵌入
困難となり、組み立て時(仮組み立てを含む)に
面取りを行う必要があり、熟練とそのために多く
の加工時間を要すると言う問題点がある。
また、大凹部14aの狭い水平底面によつて副
横梁12の荷重をすべて受けるため、隅部に亀裂
が発生することがあると言う問題点がある。
本考案は以上の課題を解決したT字状仕口構造
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1図乃至第3図を参考に説明する。上記目的
を達成するために、本考案に係る主横梁の胴部側
面に副横梁の端面をT字状に結合するためのT字
状仕口構造は、副横梁2の端面2aに側面5が下
内向きに傾斜し、且つ円弧面6を介して水平下面
7に連続する大突起部3aと、該大突起3aの先
端面側に側面8が鉛直で且つ下面9が円弧状の基
部幅狭小突起部3bを設けると共に、主横梁1の
胴部側面1aに前記副横梁2の大突起3a及び小
突起3bをそれぞれ嵌入可能な形状で且つ上方及
び副横梁2に向かつて開放された大凹部4a及び
小凹部4bを設けたものである。
[作用] 本考案は、上記のように構成されているため、
主横梁1と副横梁2との結合部分が側面及び下面
と連続しているため、荷重が大凹部4aの側面5
及び円弧面6並びに底面7に分散され、曲げ方向
における変形量が小さく、耐荷重強度が増加し、
亀裂等の破損を生じることはない。また組み立て
が容易であり、副横梁2の端面2aの面取りの必
要がないため、作業時間の短縮につながる。
[実施例] 実施例について第1図乃至第3図を参考に説明
すると、1は主横梁、2はその主横梁1の胴部側
面1aにT状に結合する副横梁、2aは副横梁2
の端面である。3aは副横梁2の端面2aに設け
た大突起部であつて、側面5を下内向きに傾斜さ
せ、且つ円弧面6を介して水平下面7に連続して
いる。3bはその大突起部3aの先端面側に設け
た基部幅狭小突起部であつて、側面8を鉛直且つ
下面9を円弧状に形成してある。4a,4bはそ
れぞれ大凹部、小凹部であつて、副横梁2の大突
起3a及び小突起3bをそれぞれ嵌入可能な形状
に形成してある。
なお、小突起3bの水平断面は基部が狭く、外
端が広くなつており、且つ、大凹部4a及び小凹
4b部共に底面は閉じてある。
次に作用について説明する。主横梁1と副横梁
2との結合に当たつては、副横梁2の端面2aを
上方より主横梁1の胴部側面1aに向かつて降下
させ、副横梁2の端面2a及び小突起3bを主横
梁1の大凹部4a及び小凹部4bにそれぞれ滑動
嵌入させる。また、主横梁1と副横梁2とが結合
された状態においては、前記嵌入方向を除き、両
者の相対位置変化は生じない。その際、大突起3
a及び大凹部4aが下に向かつて幅が小さくなる
形状であるため、組み立て時副横梁2の主横梁用
結合部分2aにおける主横梁1の胴部側面1aへ
の嵌入は格別面取りを行う必要なしに、円滑に行
うことができるため、組立作業時間が著しく短縮
される。大突起3a及び大凹部4aの形状は従来
のものに比べて若干複雑となるが、ブレカツトの
採用により未熟練者でも短時間にしかも高精度に
加工することができ、特に支障とならない。
また、主横梁1と副横梁2との結合部分が側
面・下面と連続しているため、荷重が大凹部4a
の側面5及び円弧面6並びに下面7に分散され、
曲げ方向における変形量が小さく、耐荷重強度が
増加し、亀裂等の破損を生ずることはない。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されている
ため、組み立てが容易で、組み立て時間が短縮さ
れると共に、副横梁2に掛ける全荷重を大凹部4
aの側面5、円弧面6、下面7で分散して受ける
ため、耐荷重強度が増大し、亀裂等の破損を生じ
ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の主横梁部分を示す斜
視図、第2図は本考案の実施例の主横梁部分を示
す斜視図、第3図はその組み立て状態を示す斜視
図、第4図は従来例の主横梁部分を示す斜視図、
第5図は従来例の副横梁部分を示す斜視図であ
る。 1,11……主横梁、1a,11a……胴部側
面、2,12……副横梁、2a,12a……端
面、3a……大突起、3b,13b……小突起、
4a,14a……大凹部、4b,14b……小凹
部、5……側面、6……円弧面、7……水平下
面、8……側面、9……下面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主横梁の胴部側面に副横梁の端面をT字状に結
    合するためのT字状仕口構造において、副横梁2
    の端面2aに側面5が下内向きに傾斜し且つ円弧
    面6を介して水平下面7に連続する大突起3a
    と、該大突起3aの先端面側に側面8が鉛直で且
    つ下面9が円弧状の基部幅狭小突起3bを設ける
    と共に、主横梁1の胴部側面1aに前記副横梁2
    の大突起3a及び小突起3bをそれぞれ嵌入可能
    な形状で上方及び副横梁2に向かつて開放された
    大凹部4a及び小凹部4bを設けたことを特徴と
    するT字状仕口構造。
JP10573388U 1988-08-09 1988-08-09 Expired - Lifetime JPH0522562Y2 (ja)

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JP10573388U JPH0522562Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09

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JPH0227404U JPH0227404U (ja) 1990-02-22
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JPH061925Y2 (ja) * 1988-08-27 1994-01-19 功 庄田 木造建築における接続構造
CN102564687B (zh) * 2011-12-28 2013-10-09 福建省计量科学研究院 力标准机的高度调节装置
CN102564686B (zh) * 2011-12-28 2014-07-02 福建省计量科学研究院 力标准机的机架结构

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