JPH0537631U - 有軌道台車の従動輪 - Google Patents

有軌道台車の従動輪

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JPH0537631U
JPH0537631U JP8724091U JP8724091U JPH0537631U JP H0537631 U JPH0537631 U JP H0537631U JP 8724091 U JP8724091 U JP 8724091U JP 8724091 U JP8724091 U JP 8724091U JP H0537631 U JPH0537631 U JP H0537631U
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shaft
driven
turning shaft
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幸次 金子
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーナー部を走行する台車の走行性を向上さ
せることを可能とする。 【構成】 所定の曲率のコーナー部5を有する内レール
1および外レール2に沿って走行し、一方のレール2に
沿って前後に配置される一対の駆動輪12a,12bを
それぞれ別個独立に駆動輪側旋回軸12a,12bに取
り付けると共に、他方のレール1に沿って前後に配置さ
れる一対の従動輪14,15をそれぞれ別個独立に従動
輪側旋回軸18a,18bに取り付けかつその旋回軸1
8a,18bを固定偏芯軸21a,21bの軸回りに所
定の偏芯量eを旋回半径として旋回自在に支持してなる
有軌道台車6において、上記偏芯量eを同一に保持しつ
つ、上記コーナ部5に沿って移動する固定偏芯軸21a
の後方に従動輪側旋回軸18aを位置させるべく、その
従動輪側旋回軸18aを直線走行時の駆動輪側旋回軸1
2aより走行方向後方に配置したことを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は有軌道台車の従動輪に係り、特に、コーナー部を走行する際の有軌道 台車の走行性を向上させることのできる有軌道台車の従動輪に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動倉庫設備等においては搬入側と搬出側との間に荷を受け渡すため の有軌道台車を介在させて荷の搬出入がなされているものが知られている。この 有軌道台車は例えば図4に示す如く構成されている。
【0003】 図示するように、自動倉庫の搬入側と搬出側との間には互いに並行に敷設され た内レール1と外レール2とからなる無端走行路3が形成され、この走行路3に は直線部4が形成されると共に所定の曲率でUの字状に湾曲されたコーナー部5 が形成されている。走行路3上には荷を載置して受け渡すための台車6が設置さ れ、この台車6には外レール2に沿って前後に一対の駆動輪7,8が設けられる と共に外レール2を間に挾むようにガイドローラ9が設けられている。図4およ び図5に示すように、駆動輪7,8はこれを保持する保持部材11を介して駆動 輪側旋回軸12a,12bに取り付けられている。保持部材11には駆動輪7, 8を駆動するためのモータ13が取り付けられている。13aはモータ13を駆 動させるための給電装置である。
【0004】 また、台車6には内レール1に沿って前後に配置される一対の従動輪14,1 5が設けられると共に内レール1を挾むようにガイドローラ16が設けられてい る。図4および図6に示すように、従動輪14,15はこれを保持する支持部材 17を介して従動輪側旋回軸18a,18bに取り付けられている。
【0005】 したがって、駆動輪14,15が駆動されることにより、台車6は外レール2 を基準にして走行することになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、コーナー部5に沿って台車6を走行させる際、外レール2に沿って 駆動輪側旋回軸12a,12bを中心に旋回する駆動輪7,8に対し、従動輪1 4,15が内レール1に沿って旋回するためには従動輪側旋回軸18a,18b を所定量偏芯させて旋回可能に支持する必要がある。すなわち、台車6の姿勢は 外側に配置される駆動輪7,8によって決定され、かつ、内レール1と外レール 2との曲率半径が互いに異なるために、図4の破線で示すように、従動輪14, 15の軌道はコーナー部5の入口側を移動する際に内レール1の外側に逸脱して しまうことになる。
【0007】 このため、図4および図6に示すように、従動輪側旋回軸18a,18bはア ーム19を介して所定の偏芯量eを隔てて台車6の底部6aに固定された固定偏 芯軸21a,21bに軸回りに旋回自在に支持されている。したがって、従動輪 14,15は従動輪側旋回軸18a,18bに自転可能に支持されると共に固定 偏芯軸21a,21bを中心に偏芯量eを旋回半径として公転自在に支持される ことになる。この偏芯量eを決定するには固定偏芯軸21a,21bを中心とし て旋回する従動輪側旋回軸18a,18bの旋回半径が少なくとも内レール1と 交わる1つ以上の交点が存在しなければならないことが考慮される。すなわち、 従動輪14,15を内レール1に沿わせることを目的とすることから、交点がな ければ従動輪14,15が内レール1から逸脱することになる。
【0008】 一方、図7において直線部4からコーナー部3に進入する際、固定偏芯軸21 a,21bの移動軌跡は内レール1上からその内側に移動し、その後、台車6の 走行位置の変化に追従して内レール1を横断して内レール1の外側に移動する。 図示例のように、直線部4を走行する際の駆動輪旋回軸12a,12bと従動輪 側旋回軸18a,18bとが左右対称に配置されていると、前部の固定偏芯軸2 1aが内レール1の外側に最大量移動に達した際には前部従動輪側旋回軸18a の旋回軌跡が内レール1に一点で接し、前部従動輪側旋回軸21aを通る接線P ーPとアーム19とのなす旋回角度Θが90度となる。このため、前部従動輪1 4とガイドローラ16との間に隙間が形成されていること等から、前部従動輪1 4が交点から走行方向前後に移動可能な状態になり、台車6の走行性を害するこ とになる。
【0009】 これを解決するために、交点を走行方向後方に移動させるべく偏芯量eを長く することも考えらえる。すなわち、図8に示すように、前部従動輪側旋回軸18 aと固定偏芯軸21aとを結ぶアーム19の長さを長く設定することも考えられ るが、偏芯量eを大きくしたのでは固定偏芯軸21aに大きなモーメントが作用 するため、従動輪14の支持強度を高める必要があり、また、従動輪ユニットも 大きくなり、ひいては台車全体の大型化を招来する欠点がある。
【0010】 本考案は上記問題点を有効に解決すべく創案されたものである。
【0011】 本考案はコーナー部を走行する際の台車の走行性を高めることのできる有軌道 台車の従動輪を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は所定の曲率のコーナー部を有する内レールおよび外レールに沿って走 行し、一方のレールに沿って前後に配置される一対の駆動輪をそれぞれ別個独立 に駆動輪側旋回軸に取り付けると共に、他方のレールに沿って前後に配置される 一対の従動輪をそれぞれ別個独立に従動輪側旋回軸に取り付け、かつその旋回軸 を固定偏芯軸の軸回りに所定の偏芯量を隔てて旋回自在に支持してなる有軌道台 車において、上記偏芯量を同一に保持しつつ、上記コーナ部に沿って移動する固 定偏芯軸の後方に従動輪側旋回軸を位置させるべく、その従動輪側旋回軸を直線 走行時の駆動輪側旋回軸より走行方向後方に配置したものである。
【0013】
【作用】
このように従動輪側旋回軸を直線走行時の駆動輪側旋回軸より走行方向後方に 配置するので、コーナー部の走行時においては従動輪が固定偏芯軸より前方に先 行することはない。すなわち、固定偏芯軸を中心とする従動輪側旋回軸の旋回角 度が90度より小さくなることになる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】 図1および図2は本考案に係る有軌道台車を示したものである。従来例と同一 部材には同一符号を付す。図示すように、互いに並行な内レール1と外レール2 とからなる無端走行路3が自動倉庫の入庫側と出庫側との間に敷設され、この走 行路3には直線部4が形成されると共に所定の曲率でUの字状に湾曲されたコー ナー部5が形成されている。走行路3上には荷を載置して受け渡すための台車6 が設置され、この台車6には外レール2に沿って前後に一対の駆動輪7,8が設 けられると共に外レール2を間に挾むようにガイドローラ9が設けられている。 駆動輪7,8は駆動輪側旋回軸12a,12bに軸回りに旋回自在に取り付けら れている。
【0016】 また、台車6には内レール1に沿って前後に配置される一対の従動輪14,1 5が設けられると共に内レール1を挾むようにガイドローラ16が設けられてい る。従動輪14,15は従動輪側旋回軸18a,18bに軸回りに旋回自在に取 り付けられ、その従動輪側旋回軸18はアーム19を介して固定偏芯軸21a, 21bに軸回りに旋回自在に支持されている。したがって、従動輪14,15は 従動輪側旋回軸18a,18bを中心に自転可能にかつ固定偏芯軸21a,21 bを中心に従来と同じ偏芯量eを旋回半径として公転可能に支持されることにな る。
【0017】 特に、前部の従動輪側旋回軸18aは直線走行時の前部の駆動輪側旋回軸12 aより走行方向後方にずらされて配置されており、図2に示す例にあっては従動 輪側偏芯軸18aは駆動輪側旋回軸12aの後方に所定距離aを隔てて配置され る。
【0018】 そこで、図3に示すように台車6がコーナー部3を走行する際、図中の破線で 示す従来の位置から前部固定偏心軸21aおよび前部旋回軸18aがともに後方 に移動し、かつコーナー部3に沿って移動する前部固定偏芯軸21aの後方に前 部従動輪側旋回軸18aが位置され、前部従動輪側旋回軸18aが固定偏芯軸2 1aの前方に先行移動することはない。すなわち、前部従動輪側旋回軸18aを 通る接線Q−Qとアーム19とのなす旋回角度Θを90度より小さい角度、例え ば45度以下に設定できる。したがって、前部固定偏芯軸21aを中心とした旋 回角度Θが常に45度以下に維持されるように、前部の従動輪側旋回軸18aを 直線走行時の駆動輪側旋回軸12aより走行方向後方にずらすずらし量aが設定 されることになる。
【0019】 なお、後部従動輪15側の旋回角度は比較的小さいが、その旋回角度を可及的 に小さくするために、本実施例においては後部の従動輪側旋回軸12bも直線走 行時の後部駆動輪側旋回軸12bより走行方向後方に配置されている。
【0020】 このように本考案にあっては従動輪側旋回軸18aを直線走行時の駆動輪側旋 回軸12aより所定量bだけ走行方向後方に配置したので、固定偏芯軸21aよ り前方に従動輪側旋回軸12aが先行移動することはなく、台車6の走行性を向 上させることができる。また、偏芯量eを増大させることはないので、台車6の 大型を招くこともない。
【0021】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、コーナ部に沿って移動する固定偏芯軸の後方に 従動輪側旋回軸を位置させるべく、その従動輪側旋回軸を直線走行時の駆動輪側 旋回軸より走行方向後方に配置したので、固定偏芯軸より前方に従動輪側旋回軸 が先行移動することはなく、台車の走行性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の有軌道台車の走行状態を示す平面図で
ある。
【図2】有軌道台車の概略平面図である。
【図3】コーナー部の有軌道台車の走行状態を示す拡大
平面図である。
【図4】従来の有軌道台車のコーナー部における走行状
態を示す平面図である。
【図5】駆動輪を示す側面図である。
【図6】従動輪を示す側面図である。
【図7】従来の有軌道台車の走行状態を示す平面図であ
る。
【図8】従動輪の他の従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 内レール 2 外レール 5 コーナー部 6 有軌道台車 7,8 駆動輪 12a、12b 駆動輪側旋回軸 14,15 従動輪 18a,18b 従動輪側旋回軸 21a,21b 固定偏芯軸 e 偏芯量

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の曲率のコーナー部を有する内レー
    ルおよび外レールに沿って走行し、一方のレールに沿っ
    て前後に配置される一対の駆動輪をそれぞれ別個独立に
    駆動輪側旋回軸に取り付けると共に、他方のレールに沿
    って前後に配置される一対の従動輪をそれぞれ別個独立
    に従動輪側旋回軸に取り付け、かつその旋回軸を固定偏
    芯軸の軸回りに所定の偏芯量を旋回半径として旋回自在
    に支持してなる有軌道台車において、上記偏芯量を同一
    に保持しつつ、上記コーナ部に沿って移動する固定偏芯
    軸の後方に従動輪側旋回軸を位置させるべく、その従動
    輪側旋回軸を直線走行時の駆動輪側旋回軸より走行方向
    後方に配置したことを特徴とする有軌道台車の従動輪。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022185722A1 (ja) * 2021-03-01 2022-09-09 株式会社ロッソ 移動体

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