JPH05319092A - 自動車のドアインパクトバー構造 - Google Patents

自動車のドアインパクトバー構造

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JPH05319092A
JPH05319092A JP4127329A JP12732992A JPH05319092A JP H05319092 A JPH05319092 A JP H05319092A JP 4127329 A JP4127329 A JP 4127329A JP 12732992 A JP12732992 A JP 12732992A JP H05319092 A JPH05319092 A JP H05319092A
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rib forming
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Hiroshi Shinagawa
浩 品川
Mitsugi Fukahori
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間に
配されるドアインパクトバーを、ドアアウタバネル側か
ら所定以上の荷重が作用せしめられても、折損が生じな
いものとする。 【構成】ドアアウタパネル(6)及びドアインナパネル
(7)に夫々対向してドア(2)の長さ方向に伸びる第
1及び第2の細長板状部(17,18)を、ドア(2)
の厚み方向に相互連結してドア(2)の長さ方向に伸び
るものとされた複数のリブ形成部(19,20,21)
のドア(2)の長さ方向に略直交する面内における断面
形状が、第1の細長板状部(17)にドアアウタパネル
(6)側から所定以上の荷重が作用するとき、複数のリ
ブ形成部(19,20,21)にドア(2)の高さ方向
における座屈を生じさせる断面部分を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽合金材料により形成
され、自動車のドアにその強度を向上させるべく配され
る自動車のドアインパクトバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に備えられるドアにおいては、そ
れを構成するドアアウタパネルとドアインナパネルと
が、両者間に空間を形成する状態をもって相互結合さ
れ、通常、それらドアアウタパネルとドアインナパネル
との間に形成された空間に、例えば、実開平2-92317 号
公報にも示される如くのパイプ材により形成されたドア
インパクトバーが配設されて、強度の向上が図られるよ
うにされる。ドアインパクトバーは、ドアの長さ方向に
沿って配設され、両端部がドアアウタパネルあるいはド
アインナパネルに固着されて、ドアにそのドアアウタパ
ネルの外方から衝撃が加えられた場合等において、その
衝撃を緩和してドアの変形を最小限に止めるべく作用す
るものとされる。従って、ドアインパクトバーは、それ
自体が比較的大なる剛性を有するとともに、衝撃により
課せられる荷重を吸収できる能力を備えることが要求さ
れ、それゆえ、鋼材によって形成されることが多い。鋼
材により形成されたドアインパクトバーにあっては、所
定以上の荷重が作用せしめられたとき折損することなく
全体が潰れ変形し、荷重を効果的に吸収する利点が得ら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車にとっては、一
般に、軽量化が望まれるところであり、斯かる観点から
ドアも重量軽減の対象とされ、ドアインパクトバーが配
設されるドアにあっては、ドアインパクトバーを鋼材に
代えて軽量素材を用いて押出し成形されたものとなすこ
とにより、重量軽減を図ることが考えられ、その際にお
ける軽量素材としてはアルミニウム合金材料が挙げられ
る。例えば、アルミニウム合金材料により押出し成形さ
れたドアインパクトバーとして、図20のAに示される
ドアインパクトバー100の如くのものが考えられる。
図20のAに示されるドアインパクトバー100は、ド
アアウタパネル及びドアインナパネルに夫々対向してド
アの長さ方向に伸びる細長板状部101及び102と、
細長板状部101及び102をドアの厚み方向に相互連
結してドアの長さ方向に伸びる一対のリブ形成部103
とを備え、ドアの長さ方向に略直交する面内における断
面形状が、図20のBに示される如くに略ロ字状とされ
ている。このような略ロ字状とされた断面形状を有する
ドアインパクトバー100にあっては、軽量化が効果的
に図られるとともに、比較的高い強度を得ることができ
る。
【0004】しかしながら、アルミニウム合金材料は鋼
材に比して延性に劣るものとされるので、図20のAに
示される如くの形状とされたドアインパクトバー100
にあっては、その細長板状部101にドアアウタパネル
側から所定以上の荷重が作用せしめられると、全体が急
激に変形して折損が生じてしまうという虞がある。
【0005】斯かる点に鑑み、本発明は、自動車のドア
を構成するドアアウタパネルとドアインナパネルとの間
に、軽合金材料により形成されてドアの長さ方向に沿っ
て配設されるにあたり、ドアアウタパネル側から所定以
上の荷重が作用せしめられても、折損が生じる事態が回
避できるようにされた自動車のドアインパクトバー構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る自動車のドアインパクトバー構造は、
軽合金材料により形成されて、自動車のドアを構成する
ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間にドアの長
さ方向に沿って配設され、ドアアウタパネル及びドアイ
ンナパネルに夫々対向してドアの長さ方向に伸びる第1
及び第2の細長板状部と、夫々が第1及び第2の細長板
状部をドアの厚み方向に相互連結してドアの長さ方向に
伸びるものとされた複数のリブ形成部とを有し、第1及
び第2の細長板状部と複数のリブ形成部とが形成するド
アの長さ方向に略直交する面内における断面形状が、第
1の細長板状部にドアアウタパネル側から所定以上の荷
重が作用するとき、複数のリブ形成部にドアの高さ方向
における座屈を生じさせる断面部分を含むものとされ
て、構成される。
【0007】
【作用】上述の如くの構成とされる本発明に係る自動車
のドアインパクトバー構造においては、複数のリブ形成
部が、第1の細長板状部にドアアウタパネル側から所定
以上の荷重が作用するとき、ドアの高さ方向における座
屈を生じるようにされていることにより、第1及び第2
の細長板状部、及び、複数のリブ形成部の全体が潰れ変
形を生じるものとなって、その結果、折損がまねかれる
事態が回避される。
【0008】
【実施例】図2は、本発明に係る自動車のドアインパク
トバー構造の第1の例をそれが適用された自動車の車体
の一部と共に示す。
【0009】図2において、車体に組み付けられたドア
2は、ドア本体部3及びその上部に形成された窓枠部4
に係合せしめられたドアガラス5を備えて構成されてい
る。ドア本体部3は、図2におけるIII − III線に沿う
断面をあらわす図3に示される如く、車体外方側に配さ
れたドアアウタパネル6とそのドアアウタパネル6に対
向して車体内方側に配されたドアインナパネル7とを含
んで構成されている。ドアアウタパネル6及びドアイン
ナパネル7は、夫々の周縁部がドアガラス5が配される
上端縁部分を除いて相互結合され、両者間に空間8を形
成するものとされている。
【0010】ドア本体部3におけるドアアウタパネル6
とドアインナパネル7との間に形成された空間8には、
軽合金材料製、例えば、アルミニウム合金製の押出し成
形品とされたドアインパクトバー10がドア2の長さ方
向に沿って配設されている。ドアインパクトバー10
は、その両端部が、ドアインナパネル7の内面に溶接に
より固着された一対の支持部材15に取り付けられて、
ドアインナパネル7によって支持されており、斯かるド
アインナパネル7及び一対の支持部材15は、例えば、
アルミニウム合金製とされる。
【0011】ドアインパクトバー10の両端部の夫々
と、ドアインナパネル7の内面に溶接された支持部材1
5とは、図1に示される如くに、ドアインパクトバー1
0の端部10aが、支持部材15におけるドアインナパ
ネル7に対する溶接部15aと一体形成された係合凹部
15bに挿入されるとともに、その係合凹部15bにボ
ルト16により取り付けられて、相互係合がなされてい
る。
【0012】ドアインパクトバー10は、ドアアウタパ
ネル6に対向してドア2の長さ方向に伸びる第1の細長
板状部17及びドアインナパネル7に対向してドア2の
長さ方向に伸びる第2の細長板状部18、及び、夫々が
第1及び第2の細長板状部17及び18をドア2の厚み
方向に相互連結してドア2の長さ方向に伸びるものとさ
れた第1のリブ形成部19,第2のリブ形成部20及び
第3のリブ形成部21を有するものとされている。第1
のリブ形成部19と第2のリブ形成部20とは、ドア2
の高さ方向に所定の相互間隔をおいて並列配置されてお
り、また、第3のリブ形成部21は、ドア2の長さ方向
に沿って伸びる両側縁部分のうちの一方が、第1のリブ
形成部19におけるドア2の長さ方向に沿って伸びる両
側縁部分のうちの一方と共に第2の細長板状部18に結
合されるとともに、ドア2の長さ方向に沿って伸びる両
側縁部分のうちの他方が、第2のリブ形成部20におけ
るドア2の長さ方向に沿って伸びる両側縁部分のうちの
一方と共に第1の細長板状部17に結合されている。
【0013】斯かる第1及び第2の細長板状部17及び
18と第1,第2及び第3のリブ形成部19,20及び
21とによって構成されるドアインパクトバー10は、
そのドア2の長さ方向に略直交する面内における断面形
状が、図4のAに示される如くに形成されるものとさ
れ、第1の細長板状部17と第1のリブ形成部19とが
相互結合部分25aを形成し、第1の細長板状部17と
第2のリブ形成部20と第3のリブ形成部21とが相互
結合部分25bを形成し、第2の細長板状部18と第1
のリブ形成部19と第3のリブ形成部21とが相互結合
部分25cを形成し、さらに、第2の細長板状部18と
第2のリブ形成部20とが相互結合部分25dを形成し
ている。そして、第1のリブ形成部19の断面と第2の
リブ形成部20の断面とが、ドア2の高さ方向に所定の
相互間隔をおいて平行にされ、ドア2の厚み方向に伸び
るものとされるのに対して、第3のリブ形成部21の断
面は、相互結合部分25bから相互結合部分25cへ
と、ドア2の厚み方向に対して所定の傾斜角をもって伸
びるものとされる。
【0014】このようにして、ドアインパクトバー10
にあっては、相互に平行にされてドア2の厚み方向に伸
びる断面を有するものとされた第1のリブ形成部19と
第2のリブ形成部20との間に、第1及び第2のリブ形
成部19及び20の夫々の断面に対して所定の傾斜角を
なして伸びる断面を有した第3のリブ形成部21が設け
られたものとされることにより、第1の細長板状部17
にドアアウタパネル6側から作用する荷重に対して、第
1のリブ形成部19と第2のリブ形成部20とは相互に
異なった耐久性を示す。即ち、第1のリブ形成部19
は、第2のリブ形成部20に比して、第1の細長板状部
17にドアアウタパネル6側から作用する荷重に対する
耐久性が小なるものとされ、第1の細長板状部17にド
アアウタパネル6側から所定以上の荷重が作用すると
き、先ず、第1のリブ形成部19が撓み変形を生じ、そ
の後、第2のリブ形成部20も撓み変形を生じる状態と
されて、第1,第2及び第3のリブ形成部19,20及
び21が、ドア2の高さ方向に座屈を生じるものとされ
る。
【0015】斯かるドアインパクトバー10の、その第
1の細長板状部17にドアアウタパネル6側から作用す
る所定以上の荷重により生ぜしめられる変形の様子は、
図4のB,C及びDに示され、先ず、図4のBに示され
る如く、第1のリブ形成部19が、第1の細長板状部1
7を第2の細長板状部材18に近接させるように撓み変
形を生じ、それに伴って、第3のリブ形成部21に相互
結合部分25c側への引っ張力を作用させる。それによ
り、図4のCに示される如く、第3のリブ形成部21と
相互結合部分25bとの間に破断が生じ、第3のリブ形
成部21が相互結合部分25bから離隔して、第1のリ
ブ形成部19及び第3のリブ形成部21がドア2の高さ
方向における座屈を生じる。続いて、図4のDに示され
る如く、第2のリブ形成部20も、第1の細長板状部1
7を第2の細長板状部18に近接させるように撓み変形
を生じ、それに伴って、第1のリブ形成部19と相互結
合部分25aとの間,第1のリブ形成部19と相互結合
部分25cとの間、及び、第3のリブ形成部21と相互
結合部分25cとの間に破断が生じ、さらに、相互結合
部分25bにねじり力が作用して、第2のリブ形成部2
0と相互結合部分25bとの間にも破断が生じて、第1
のリブ形成部19及び第3のリブ形成部21に続いて、
第2のリブ形成部20もドア2の高さ方向における座屈
を生じるものとされ、それにより、ドアインパクトバー
10の全体が潰れ変形を生じることになる。
【0016】このように、第1及び第2の細長板状部1
7及び18と第1,第2及び第3のリブ形成部19,2
0及び21とによって構成されるドアインパクトバー1
0は、そのドア2の長さ方向に略直交する面内における
断面形状が、第3のリブ形成部21の断面によって形成
される、第1の細長板状部17にドアアウタパネル6側
から所定以上の荷重が作用するとき、第1,第2及び第
3のリブ形成部19,20及び21にドア2の高さ方向
における座屈を生じさせる断面部分を含むものとされて
いることになる。それにより、ドアインパクトバー10
は、その第1の細長板状部17にドアアウタパネル6側
から所定以上の荷重が作用するとき、第1,第2及び第
3のリブ形成部19,20及び21がドア2の高さ方向
における座屈を生じることによって、全体が潰れ変形を
生じるものとされ、その結果、折損がまねかれる事態が
回避されることになる。
【0017】図5は、本発明に係る自動車のドアインパ
クトバー構造の第2の例を示す。図5において第2の例
を成すドアインパクトバー30は、軽合金材料製、例え
ば、アルミニウム合金製の押出し成形品とされており、
ドア本体部3におけるドアアウタパネル6とドアインナ
パネル7との間に形成された空間8に、ドア2の長さ方
向に沿って配設されている。
【0018】ドアインパクトバー30は、両端部がドア
インナパネル7の内面に溶接により固着された一対の支
持部材31に取り付けられて、ドアインナパネル7によ
って支持されている。ドアインナパネル7は、例えば、
鋼材製とされ、また、一対の支持部材31はその一方が
示される図6にあらわされる如く、例えば、鋼材製板部
32a及びアルミニウム合金製板部32bで成るクラッ
ド材32とアルミニウム合金製板材33との積層体とさ
れており、クラッド材32における鋼材製板部32aが
ドアインナパネル7の内面に溶接により結合されてい
る。
【0019】ドアインパクトバー30の両端部の夫々
と、ドアインナパネル7の内面に溶接された支持部材3
1とは、図6に示される如くに、ドアインパクトバー3
0の板状体とされた端部30aが、支持部材31におけ
るクラッド材32のアルミニウム合金製板部32b及び
アルミニウム合金製板材33との間に挿入され、それら
が溶接により結合されて、相互係合がなされている。
【0020】ドアインパクトバー30は、ドアアウタパ
ネル6に対向してドア2の長さ方向に伸びる第1の細長
板状部34及びドアインナパネル7に対向してドア2の
長さ方向に伸びる第2の細長板状部35、及び、夫々が
第1及び第2の細長板状部34及び35をドア2の厚み
方向に相互連結してドア2の長さ方向に伸びるものとさ
れた第1のリブ形成部36及び第2のリブ形成部37を
有するものとされている。第1のリブ形成部36と第2
のリブ形成部37とは、ドア2の高さ方向に所定の相互
間隔をおいて並列配置されている。
【0021】斯かる第1及び第2の細長板状部34及び
35と第1及び第2のリブ形成部36及び37とによっ
て構成されるドアインパクトバー30は、そのドア2の
長さ方向に略直交する面内における断面形状が、図7の
Aに示される如くに形成されるものとされ、第1の細長
板状部34と第1のリブ形成部36とが相互結合部分3
8aを形成し、第1の細長板状部34と第2のリブ形成
部37とが相互結合部分38bを形成し、第2の細長板
状部35と第1のリブ形成部36とが相互結合部分38
cを形成し、さらに、第2の細長板状部35と第2のリ
ブ形成部37とが相互結合部分38dを形成している。
そして、第2の細長板状部35における、第1のリブ形
成部36と第2のリブ形成部37との間に位置する部分
35Aが、第2の細長板状部35における他の部分に比
して小なる厚みを有した肉薄な部分とされて形成されて
いる。
【0022】このようにして、ドアインパクトバー30
にあっては、第2の細長板状部35がその部分35Aが
肉薄な部分とされて形成されたものとされていることに
より、第1の細長板状部34にドアアウタパネル6側か
ら作用する荷重に対して、第2の細長板状部35と第1
及び第2のリブ形成部36及び37とは相互に異なった
耐久性を示す。即ち、第2の細長板状部35は、第1及
び第2のリブ形成部36及び37に比して、第1の細長
板状部34にドアアウタパネル6側から作用する荷重に
対する耐久性が小なるものとされている。それにより、
第1の細長板状部34にドアアウタパネル6側から所定
以上の荷重が作用するとき、先ず、第2の細長板状部3
5が撓み変形を生じ、その後、第1及び第2のリブ形成
部36及び37も撓み変形を生じる状態とされて、第1
及び第2のリブ形成部36及び37が、ドア2の高さ方
向に座屈を生じるものとされる。
【0023】斯かるドアインパクトバー30の、その第
1の細長板状部34にドアアウタパネル6側から作用す
る所定以上の荷重により生ぜしめられる変形の様子は、
図7のB,C及びDに示され、先ず、図7のBに示され
る如く、第2の細長板状部35が、その部分35Aを挟
んで位置する相互連結部38c及び相互連結部38dを
相互近接させる方向に圧縮されて撓み変形を生じて、第
1及び第2のリブ形成部36及び37にそれらを相互近
接させる方向への引張力を作用させる。それにより、図
7のCに示される如く、第1及び第2のリブ形成部36
及び37が相互近接するように撓み変形を生じる。それ
に伴って、相互結合部分38a,38b,38c及び3
8dの夫々にねじり力が作用し、図7のDに示される如
く、第1のリブ形成部36と相互結合部分38a及び3
8cの夫々との間,第2のリブ形成部37と相互結合部
分38bとの間、及び、第2のリブ形成部37における
相互結合部分38dに近接した部分に破断が生じ、第1
のリブ形成部36が相互係合部38a及び38cから離
隔するとともに、第2のリブ形成部37が相互結合部分
38b及び38dから離隔し、第1のリブ形成部36と
第2のリブ形成部37とが、ドア2の高さ方向における
座屈を生じるものとされ、それにより、ドアインパクト
バー30の全体が潰れ変形を生じることになる。
【0024】このように、第1及び第2の細長板状部3
4及び35と第1及び第2のリブ形成部36及び37と
によって構成されるドアインパクトバー30は、そのド
ア2の長さ方向に略直交する面内における断面形状が、
第2の細長板状部35における第1及び第2のリブ形成
部36及び37の間となる位置に、第2の細長板状部3
5における他の部分より薄肉な部分として形成された部
分35Aの断面によって形成される、第1の細長板状部
34にドアアウタパネル6側から所定以上の荷重が作用
するとき、第1及び第2のリブ形成部36及び37にド
ア2の高さ方向における座屈を生じさせる断面部分を含
むものとされていることになる。それにより、ドアイン
パクトバー30は、その第1の細長板状部34にドアア
ウタパネル6側から所定以上の荷重が作用するとき、第
1及び第2のリブ形成部36及び37がドア2の高さ方
向における座屈を生じることによって、全体が潰れ変形
を生じるものとされ、その結果、折損がまねかれる事態
が回避されることになる。
【0025】図8は、本発明に係る自動車のドアインパ
クトバー構造の第3の例を示す。図8において第3の例
を成すドアインパクトバー40は、軽合金材料製、例え
ば、アルミニウム合金製の押出し成形品とされており、
ドア本体部3におけるドアアウタパネル6とドアインナ
パネル7との間に形成された空間8に、ドア2の長さ方
向に沿って配設されている。ドアインパクトバー40
は、その両端部が、ドアインナパネル7の内面に溶接に
より固着されてドアインナパネル7により支持されてお
り、ドアインナパネル7も軽合金材料製、例えば、アル
ミニウム合金製とされている。
【0026】ドアインパクトバー40の両端部の夫々と
ドアインナパネル7とは、図9に示される如く、ドアイ
ンパクトバー40における比較的大なる面積を有した板
状体とされた端部40aが、ドアインナパネル7の内面
に溶接により取り付けられて、相互結合がなされてい
る。
【0027】ドアインパクトバー40は、ドアアウタパ
ネル6に対向してドア2の長さ方向に伸びる第1の細長
板状部41及びドアインナパネル7に対向してドア2の
長さ方向に伸びる第2の細長板状部42、及び、夫々が
第1及び第2の細長板状部41及び42をドア2の厚み
方向に相互連結してドア2の長さ方向に伸びるものとさ
れた第1のリブ形成部43及び第2のリブ形成部44を
有するものとされている。第1のリブ形成部43と第2
のリブ形成部44とは、ドア2の高さ方向に所定の相互
間隔をおいて並列配置されている。
【0028】斯かる第1及び第2の細長板状部41及び
42と第1及び第2のリブ形成部43及び44とによっ
て構成されるドアインパクトバー40は、そのドア2の
長さ方向に略直交する面内における断面形状が、図10
のAに示される如くに形成されるものとされ、第1の細
長板状部41と第1のリブ形成部43とが相互結合部分
45aを形成し、第1の細長板状部41と第2のリブ形
成部44とが相互結合部分45bを形成し、第2の細長
板状部42と第1のリブ形成部43とが相互結合部分4
5cを形成し、さらに、第2の細長板状部42と第2の
リブ形成部44とが相互結合部分45dを形成してい
る。そして、第1のリブ形成部43が、第2のリブ形成
部44より肉薄に形成されている。
【0029】このようにして、ドアインパクトバー40
にあっては、第1のリブ形成部43が第2のリブ形成部
44より肉薄に形成されたものとされていることによ
り、第1の細長板状部41にドアアウタパネル6側から
作用する荷重に対して、第1のリブ形成部43と第2の
リブ形成部44とは相互に異なった耐久性を示す。即
ち、第1のリブ形成部43は、第2のリブ形成部44に
比して、第1の細長板状部41にドアアウタパネル6側
から作用する荷重に対する耐久性が小なるものとされ、
第1の細長板状部41にドアアウタパネル6側から所定
以上の荷重が作用するとき、先ず、第1のリブ形成部4
3が撓み変形を生じ、その後、第2のリブ形成部44も
撓み変形を生じる状態とされて、第1及び第2のリブ形
成部43及び44が、ドア2の高さ方向に座屈を生じる
ものとされる。
【0030】斯かるドアインパクトバー40の、その第
1の細長板状部41にドアアウタパネル6側から作用す
る所定以上の荷重により生ぜしめられる変形の様子は、
図10のB,C及びDに示され、先ず、図10のBに示
される如くに、第1のリブ形成部43が第2のリブ形成
部44に近接する方向に撓み変形を生じ、それに伴っ
て、第1の細長板状部41が第2の細長板状部42に近
接する方向に撓み変形を生じて、図10のCに示される
如く、第1のリブ形成部43の撓み変形が大となる。そ
れにより、図10のDに示される如く、第1のリブ形成
部43と相互結合部分45aとの間に破断が生じ、第1
のリブ形成部43が相互結合部分45aから離隔して、
第1のリブ形成部43がドア2の高さ方向における座屈
を生じる。さらに、相互結合部分45dにねじり力が作
用して、第2のリブ形成部44と相互結合部分45dと
の間にも破断が生じて、第2のリブ形成部44が相互結
合部分45dから離隔し、第1のリブ形成部43に続い
て、第2のリブ形成部44もドア2の高さ方向における
座屈を生じるものとされ、そにより、ドアインパクトバ
ー40の全体が潰れ変形を生じることになる。
【0031】このように、第1及び第2の細長板状部4
1及び42と第1及び第2のリブ形成部43及び44と
によって構成されるドアインパクトバー40は、そのド
ア2の長さ方向に略直交する面内における断面形状が、
肉薄に形成された第1のリブ形成部43の断面によって
形成される、第1の細長板状部41にドアアウタパネル
6側から所定以上の荷重が作用するとき、第1及び第2
のリブ形成部43及び44にドア2の高さ方向における
座屈を生じさせる断面部分を含むものとされていること
になる。それにより、ドアインパクトバー40は、その
第1の細長板状部41にドアアウタパネル6側から所定
以上の荷重が作用するとき、第1及び第2のリブ形成部
43及び44がドア2の高さ方向における座屈を生じる
ことによって、全体が潰れ変形を生じるものとされ、そ
の結果、折損がまねかれる事態が回避されることにな
る。
【0032】図11は、本発明に係る自動車のドアイン
パクトバー構造の第4の例を示す。図11において第4
の例を成すドアインパクトバー50は、軽合金材料製、
例えば、アルミニウム合金製の押出し成形品とされてお
り、ドア本体部3におけるドアアウタパネル6とドアイ
ンナパネル7との間に形成された空間8に、ドア2の長
さ方向に沿って配設されている。ドアインパクトバー5
0は、その両端部がドアインナパネル7の内面に取り付
けられて、ドアインナパネル7により支持されており、
ドアインナパネル7も軽合金材料製、例えば、アルミニ
ウム合金製とされている。
【0033】ドアインパクトバー50の両端部の夫々と
ドアインナパネル7とは、図12に示される如く、ドア
インパクトバー50における端部50aが、ドアインナ
パネル7の内面に当接せしめられた状態でドアインナパ
ネル7にボルト51を介して取り付けられて、相互結合
がなされている。
【0034】ドアインパクトバー50は、ドアアウタパ
ネル6に対向してドア2の長さ方向に伸びる第1の細長
板状部52及びドアインナパネル7に対向してドア2の
長さ方向に伸びる第2の細長板状部53、及び、夫々が
第1及び第2の細長板状部52及び53をドア2の厚み
方向に相互連結してドア2の長さ方向に伸びるものとさ
れた第1のリブ形成部54及び第2のリブ形成部55を
有するものとされている。第1のリブ形成部54と第2
のリブ形成部55とは、ドア2の高さ方向に所定の相互
間隔をおいて並列配置されている。
【0035】斯かる第1及び第2の細長板状部52及び
53と第1及び第2のリブ形成部54及び55とによっ
て構成されるドアインパクトバー50は、そのドア2の
長さ方向に略直交する面内における断面形状が、図13
のAに示される如くに形成されるものとされ、第1の細
長板状部52と第1のリブ形成部54とが相互結合部分
56aを形成し、第1の細長板状部52と第2のリブ形
成部55とが相互結合部分56bを形成し、第2の細長
板状部53と第1のリブ形成部54とが相互結合部分5
6cを形成し、さらに、第2の細長板状部53と第2の
リブ形成部55とが相互結合部分56dを形成してい
る。そして、第1のリブ形成部54が、第2の細長板状
部53とにより形成する相互結合部分56cに、第1の
細長板状部52とにより形成する相互結合部分56aよ
り肉厚な部分54Aを有するとともに、第2のリブ形成
部55が、第1の細長板状部52とにより形成する相互
結合部分56bに、第2の細長板状部53とにより形成
する相互結合部分56dより肉厚な部分55Aを有する
ものとされている。
【0036】このようにして、ドアインパクトバー50
にあっては、第1のリブ形成部54が、相互結合部分5
6cに肉厚な部分54Aを有するものとされるととも
に、第2のリブ形成部55が、相互結合部分56bに肉
厚な部分55Aを有するものとされていることにより、
第1の細長板状部52にドアアウタパネル6側から作用
する荷重に対して、第1のリブ形成部54と第2のリブ
形成部55とは相互に異なった耐久性を示す。即ち、第
1のリブ形成部54における肉厚な部分54Aは、第2
のリブ形成部55における肉厚な部分55Aよりドアア
ウタパネル6から離隔した位置をとるものとされている
ことにより、第1のリブ形成部54は、第2のリブ形成
部55に比して、第1の細長板状部52にドアアウタパ
ネル6側から作用する荷重に対する耐久性が小なるもの
とされている。それにより、第1の細長板状部52にド
アアウタパネル6側から所定以上の荷重が作用すると
き、先ず、第1のリブ形成部54が撓み変形を生じ、そ
の後、第2のリブ形成部55も撓み変形を生じる状態と
されて、第1及び第2のリブ形成部54及び55が、ド
ア2の高さ方向に座屈を生じるものとされる。
【0037】斯かるドアインパクトバー50の、その第
1の細長板状部52にドアアウタパネル6側から作用す
る所定以上の荷重により生ぜしめられる変形の様子は、
図13のB,C及びDに示され、先ず、図13のBに示
される如く、第1のリブ形成部54が、その肉厚な部分
54Aを押し上げるように撓み変形を生じ、それに伴っ
て、第2のリブ形成部55が、その肉厚な部分55Aを
押し下げるように撓み変形を生じる。それにより、図1
3のCに示される如く、第1及び第2のリブ形成部54
及び55の撓み変形が大となって、相互結合部分56a
及び56dにねじり力が作用し、図13のDに示される
如く、第2のリブ形成部55と相互結合部分56dとの
間に破断が生じ、第2のリブ形成部55が相互結合部分
56dから離隔して、第2のリブ形成部55がドア2の
高さ方向における座屈を生じる。さらに、第1のリブ形
成部54と相互結合部分56aとの間にも破断が生じ、
第2のリブ形成部55に続いて、第1のリブ形成部54
もドア2の高さ方向における座屈を生じるものとされ、
それにより、ドアインパクトバー50の全体が潰れ変形
を生じることになる。
【0038】このように、第1及び第2の細長板状部5
2及び53と第1及び第2のリブ形成部54及び55と
によって構成されるドアインパクトバー50は、そのド
ア2の長さ方向に略直交する面内における断面形状が、
第1のリブ形成部54における肉厚な部分54Aの断
面、及び、第2のリブ形成部55における肉厚な部分5
5Aの断面によって形成される、第1の細長板状部52
にドアアウタパネル6側から所定以上の荷重が作用する
とき、第1及び第2のリブ形成部54及び55にドア2
の高さ方向における座屈を生じさせる断面部分を含むも
のとされていることになる。それにより、ドアインパク
トバー50は、その第1の細長板状部52にドアアウタ
パネル6側から所定以上の荷重が作用するとき、第1及
び第2のリブ形成部54及び55がドア2の高さ方向に
おける座屈を生じることによって、全体が潰れ変形を生
じるものとされ、その結果、折損がまねかれる事態が回
避されることになる。
【0039】図14は、本発明に係る自動車のドアイン
パクトバー構造の第5の例を示す。図14において第5
の例を成すドアインパクトバー60は、軽合金材料製、
例えば、アルミニウム合金製の押出し成形品とされてお
り、ドア本体部3におけるドアアウタパネル6とドアイ
ンナパネル7との間に形成された空間8に、ドア2の長
さ方向に沿って配設されている。ドアインパクトバー6
0は、その両端部がドアインナパネル7の内面に取り付
けられて、ドアインナパネル7により支持されており、
ドアインナパネル7も軽合金材料製、例えば、アルミニ
ウム合金製とされている。
【0040】ドアインパクトバー60の両端部の夫々と
ドアインナパネル7とは、図15に示される如く、ドア
インパクトバー60における端部60aが、ドアインナ
パネル7の内面に溶接により固着されて、相互結合がな
されている。
【0041】ドアインパクトバー60は、ドアアウタパ
ネル6に対向してドア2の長さ方向に伸びる第1の細長
板状部61及びドアインナパネル7に対向してドア2の
長さ方向に伸びる第2の細長板状部62、及び、夫々が
第1及び第2の細長板状部61及び62をドア2の厚み
方向に相互連結してドア2の長さ方向に伸びるものとさ
れた第1のリブ形成部63及び第2のリブ形成部64を
有するものとされている。第1のリブ形成部63と第2
のリブ形成部64とは、ドア2の高さ方向に所定の相互
間隔をおいて並列配置されている。
【0042】斯かる第1及び第2の細長板状部61及び
62と第1及び第2のリブ形成部63及び64とによっ
て構成されるドアインパクトバー60は、そのドア2の
長さ方向に略直交する面内における断面形状が、図16
のAに示される如くに形成されるものとされ、第1の細
長板状部61と第1のリブ形成部63とが相互結合部分
65aを形成し、第1の細長板状部61と第2のリブ形
成部64とが相互結合部分65bを形成し、第2の細長
板状部62と第1のリブ形成部63とが相互結合部分6
5cを形成し、さらに、第2の細長板状部62と第2の
リブ形成部64とが相互結合部分65dを形成してい
る。そして、第2のリブ形成部64が、相互結合部分6
5b及び65dとの中間となる部分に肉厚部分64Aが
設けられて、第1のリブ形成部63とは異なる断面形状
を有するものとされている。
【0043】このようにして、ドアインパクトバー60
にあっては、第1のリブ形成部63と第2のリブ形成部
64とが相互に異なる断面形状を有するものとされてい
ることにより、第1の細長板状部61にドアアウタパネ
ル6側から作用する荷重に対して、第1のリブ形成部6
3と第2のリブ形成部64とは相互に異なった耐久性を
示す。即ち、第2のリブ形成部64に肉厚部分64Aが
設けられていることにより、第1のリブ形成部63は、
第2のリブ形成部64に比して、第1の細長板状部61
にドアアウタパネル6側から作用する荷重に対する耐久
性が小なるものとされている。それにより、第1の細長
板状部61にドアアウタパネル6側から所定以上の荷重
が作用するとき、先ず、第1のリブ形成部63が撓み変
形を生じ、その後、第2のリブ形成部64も撓み変形を
生じる状態とされて、第1及び第2のリブ形成部63及
び64が、ドア2の高さ方向に座屈を生じるものとされ
る。
【0044】斯かるドアインパクトバー60の、その第
1の細長板状部61にドアアウタパネル6側から作用す
る所定以上の荷重により生ぜしめられる変形の様子は、
図16のB,C及びDに示され、先ず、図16のBに示
される如く、第1のリブ形成部63が、相互結合部分6
5cを相互結合部分65dに近接させるように撓み変形
を生じ、それに伴って、第2の細長板状部62に相互結
合部分65cと相互結合部分65dとを相互近接させる
方向の圧縮力が作用する。それにより、図16のCに示
される如くに、第2のリブ形成部64に撓み変形が生じ
るとともに第1のリブ形成部63の撓み変形が大とな
り、相互結合部分65dにねじり力が作用し、図16の
Dに示される如く、第2のリブ形成部64と相互結合部
分65との間に破断が生じ、第2のリブ形成部64が相
互結合部分65dから離隔して、第2のリブ形成部64
がドア2の高さ方向における座屈を生じる。続いて、第
1のリブ形成部63と相互結合部分65aとの間に破断
が生じ、第1のリブ形成部63もドア2の高さ方向にお
ける座屈じるものとされ、それにより、ドアインパクト
バー60の全体が潰れ変形することになる。
【0045】このように、第1及び第2の細長板状部6
1及び62と第1及び第2のリブ形成部63及び64と
によって構成されるドアインパクトバー60は、そのド
ア2の長さ方向に略直交する面内における断面形状が、
相互に異なる断面形状を有する第1及び第2のリブ形成
部63及び64の夫々の断面によって形成される、第1
の細長板状部61にドアアウタパネル6側から所定以上
の荷重が作用するとき、第1及び第2のリブ形成部63
及び64にドア2の高さ方向における座屈を生じさせる
断面部分を含むものとされていることになる。それによ
り、ドアインパクトバー60は、その第1の細長板状部
61にドアアウタパネル6側から所定以上の荷重が作用
するとき、第1及び第2のリブ形成部63及び64がド
ア2の高さ方向における座屈を生じることによって、全
体が潰れ変形を生じるものとされ、その結果、折損がま
ねかれる事態が回避されることになる。
【0046】図17は、本発明に係る自動車のドアイン
パクトバー構造の第6の例を示す。図17において第6
の例を成すドアインパクトバー70は、軽合金材料製、
例えば、アルミニウム合金製の押出し成形品とされてお
り、ドア本体部3におけるドアアウタパネル6とドアイ
ンナパネル7との間に形成された空間8に、ドア2の長
さ方向に沿って配設されている。ドアインパクトバー7
0は、その両端部がドアインナパネル7の内面に取り付
けられて、ドアインナパネル7により支持されており、
ドアインナパネル7も軽合金材料製、例えば、アルミニ
ウム合金製とされている。
【0047】ドアインナパネル70の両端部の夫々とド
アインナパネル7とは、図18に示される如く、ドアイ
ンパクトバー70における端部70aが、ドアインナパ
ネル7の内面に当接せしめられてボルト71によりドア
インナパネル7に取り付けられて、相互結合がなされて
いる。
【0048】ドアインパクトバー70は、ドアアウタパ
ネル6に対向してドア2の長さ方向に伸びる第1の細長
板状部72及びドアインナパネル7に対向してドア2の
長さ方向に伸びる第2の細長板状部73、及び、夫々が
第1及び第2の細長板状部72及び73をドア2の厚み
方向に相互連結してドア2の長さ方向に伸びるものとさ
れた第1のリブ形成部74及び第2のリブ形成部75を
有するものとされている。第1のリブ形成部74と第2
のリブ形成部75とは、ドア2の高さ方向に所定の相互
間隔をおいて並列配置されている。
【0049】斯かる第1及び第2の細長板状部72及び
73と第1及び第2のリブ形成部74及び75とによっ
て構成されるドアインパクトバー70は、そのドア2の
長さ方向に略直交する面内における断面形状が、図19
のAに示される如くに形成されるものとされ、第1の細
長板状部72と第1のリブ形成部74とが相互結合部分
76aを形成し、第1の細長板状部72と第2のリブ形
成部75とが相互結合部分76bを形成し、第2の細長
板状部73と第1のリブ形成部74とが相互結合部分7
6cを形成し、さらに、第2の細長板状部73と第2の
リブ形成部75とが相互結合部分76dを形成してい
る。そして、第1の細長板状部72の断面が、その両端
部に設けられた突出断面部72A及び72Bが、そのう
ちの突出断面部72Aが突出断面部72Bに比して小と
され、非対称なものとされている。
【0050】このようにして、ドアインパクトバー70
にあっては、第1の細長板状部72の断面が、両端部に
夫々非対称な突出断面部72A及び72Bが形成された
ものとされていることにより、第1の細長板状部72に
ドアアウタパネル6側から作用する荷重に対して、第1
の細長板状部72はその断面における両端部が相互に異
なった耐久性を示す。即ち、第1の細長板状部72の断
面における突出断面部72Aが突出断面部72Bに比し
て、第1の細長板状部72にドアアウタパネル6側から
作用する荷重に対する耐久性が小なるものとされてい
る。それにより、第1の細長板状部72にドアアウタパ
ネル6側から所定以上の荷重が作用するとき、先ず、図
19のBに示される如く、第1の細長板状部72の突出
断面部72Aに近接した第1のリブ形成部74が撓み変
形し、それに伴って、図19のCに示される如くに、突
出断面部72Aと相互連結部76aとの間に破断が生じ
る。続いて、第1のリブ形成部74の撓み変形が大とな
るとともに、第2のリブ形成部75が第1のリブ形成部
74に近接する方向への撓み変形を生じる。そして、図
19のDに示される如く、その後、第1のリブ形成部7
4と相互連結部76cとの間に破断が生じるとともに、
第2のリブ形成部75と相互連結部76bとの間にも破
断が生じ、第1及び第2のリブ形成部74及び75が、
ドア2の高さ方向における座屈を生じるものとされ、そ
れにより、ドアインパクトバー70の全体が潰れ変形す
ることになる。
【0051】このように、第1及び第2の細長板状部7
2及び73と第1及び第2のリブ形成部74及び75と
によって構成されるドアインパクトバー70は、そのド
ア2の長さ方向に略直交する面内における断面形状が、
第1の細長板状部72の断面における両端部に夫々設け
られた非対称な突出断面部72A及び72Bによって形
成される、第1の細長板状部72にドアアウタパネル6
側から所定以上の荷重が作用するとき、第1及び第2の
リブ形成部74及び75にドア2の高さ方向における座
屈を生じさせる断面部分を含むものとされていることに
なる。それにより、ドアインパクトバー70は、その第
1の細長板状部72にドアアウタパネル6側から所定以
上の荷重が作用するとき、第1及び第2のリブ形成部7
4及び75がドア2の高さ方向における座屈を生じるこ
とによって、全体が潰れ変形を生じるものとされ、その
結果、折損がまねかれる事態が回避されることになる。
【0052】なお、上述の第1の例〜第5の例における
軽合金材製とされたドアインパクトバー10,30,4
0,50及び60は、夫々異なる支持態様をもってドア
インナパネル7に支持されているが、本発明に係る自動
車のドアインパクトバー構造は、ドアインナパネル7に
対する取り付け態様が特定のものに限られるものではな
く、例えば、ドアインナパネルが鋼材製あるいは軽合金
材料製であるか否かに応じた適切な支持態様がとられれ
ばよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る自動車のドアインパクトバー構造によれば、ドアア
ウタパネル及びドアインナパネルに夫々対向してドアの
長さ方向に伸びる第1及び第2の細長板状部と、夫々が
第1及び第2の細長板状部をドアの厚み方向に相互連結
してドアの長さ方向に伸びるものとされた複数のリブ形
成部とを有したもとで、複数のリブ形成部が、第1の細
長板状部にドアアウタパネル側から所定以上の荷重が作
用するとき、ドアの高さ方向における座屈を生じるよう
にされていることにより、第1及び第2の細長板状部と
複数のリブ形成部の全体に潰れ変形を生じさせることが
でき、その結果、折損がまねかれる事態を回避すること
ができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構造
の第1の例がドアインナパネルに取り付けられた状態を
示す斜視図である。
【図2】図1に示される例が備えられた自動車のドアの
一部破断斜視図である。
【図3】図1に示される例が適用されたドアの断面図で
ある。
【図4】図1に示される例の潰れ変形の過程を示す断面
図である。
【図5】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構造
の第2の例が適用されたドアの断面図である。
【図6】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構造
の第2の例がドアインナパネルに取り付けられた状態を
示す斜視図である。
【図7】図6に示される例の潰れ変形の過程を示す断面
図である。
【図8】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構造
の第3の例が適用されたドアの断面図である。
【図9】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構造
の第3の例がドアインナパネルに取り付けられた状態を
示す斜視図である。
【図10】図9に示される例の潰れ変形の過程を示す断
面図である。
【図11】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構
造の第4の例が適用されたドアの断面図である。
【図12】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構
造の第4の例がドアインナパネルに取り付けられた状態
を示す斜視図である。
【図13】図12に示される例の潰れ変形の過程を示す
断面図である。
【図14】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構
造の第5の例が適用されたドアの断面図である。
【図15】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構
造の第5の例がドアインナパネルに取り付けられた状態
を示す斜視図である。
【図16】図15に示される例の潰れ変形の過程を示す
断面図である。
【図17】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構
造の第6の例が適用されたドアの断面図である。
【図18】本発明に係る自動車のドアインパクトバー構
造の第6の例がドアインナパネルに取り付けられた状態
を示す斜視図である。
【図19】図18に示される例の潰れ変形の過程を示す
断面図である。
【図20】従来提案されている軽合金材料製のドアイン
パクトバーについての説明に供される図である。
【符号の説明】
2 ドア 3 ドア本体部 6 ドアアウタパネル 7 ドアインナパネル 10,30,40,50,60,70 ドアインパクト
バー 17,34,41,52,61,72 第1の細長板状
部 18,35,42,53,62,73 第2の細長板状
部 19,36,43,54,63,74 第1のリブ形成
部 20,37,44,55,64,75 第2のリブ形成
部 21 第3のリブ形成部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽合金材料により形成されて、自動車のド
    アを構成するドアアウタパネルとドアインナパネルとの
    間に上記ドアの長さ方向に沿って配設され、上記ドアア
    ウタパネル及びドアインナパネルに夫々対向して上記ド
    アの長さ方向に伸びる第1及び第2の細長板状部と、夫
    々が上記第1及び第2の細長板状部を上記ドアの厚み方
    向に相互連結して上記ドアの長さ方向に伸びるものとさ
    れた複数のリブ形成部とを有し、上記第1及び第2の細
    長板状部と上記複数のリブ形成部とが形成する上記ドア
    の長さ方向に略直交する面内における断面形状が、上記
    第1の細長板状部に上記ドアアウタパネル側から所定以
    上の荷重が作用するとき、上記複数のリブ形成部に上記
    ドアの高さ方向における座屈を生じさせる断面部分を含
    むものとされたことを特徴とする自動車のドアインパク
    トバー構造。
  2. 【請求項2】上記断面部分が、上記複数のリブ形成部の
    うちの一つの、上記ドアの厚み方向に対して所定の傾斜
    角をもって伸びる断面とされることを特徴とする請求項
    1記載の自動車のドアインパクトバー構造。
  3. 【請求項3】上記複数のリブ形成部が2個のリブ形成部
    とされ、上記断面部分が、上記第2の細長板状部におけ
    る上記2個のリブ形成部の間となる位置に形成された、
    上記第2の細長板状部における他の部分より肉薄な部分
    の断面とされることを特徴とする請求項1記載の自動車
    のドアインパクトバー構造。
  4. 【請求項4】上記複数のリブ形成部が2個のリブ形成部
    とされ、上記断面部分が、上記2個のリブ形成部のうち
    の一方であって上記2個のリブ形成部のうちの他方より
    肉薄に形成されたものの断面とされることを特徴とする
    請求項1記載の自動車のドアインパクトバー構造。
  5. 【請求項5】上記複数のリブ形成部が2個のリブ形成部
    とされ、該2個のリブ形成部のうちの一方が上記第1の
    細長板状部との結合部分に、上記第2の細長板状部との
    結合部分より肉厚な部分を有するとともに、上記2個の
    リブ形成部のうちの他方が上記第2の細長板状部との結
    合部分に、上記第1の細長板状部との結合部分より肉厚
    な部分を有し、上記断面部分が、上記2個のリブ形成部
    が夫々有する上記肉厚な部分の断面とされることを特徴
    とする請求項1記載の自動車のドアインパクトバー構
    造。
  6. 【請求項6】上記複数のリブ形成部が相互に異なる断面
    形状を有する2個のリブ形成部とされ、上記断面部分
    が、上記2個のリブ形成部の夫々の断面とされることを
    特徴とする請求項1記載の自動車のドアインパクトバー
    構造。
  7. 【請求項7】上記断面部分が、上記第1の細長板状部の
    断面の両端部に夫々形成された非対称な突出断面部とさ
    れることを特徴とする請求項1記載の自動車のドアイン
    パクトバー構造。
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