JPH11278054A - アルミニウム合金製ドアビーム - Google Patents
アルミニウム合金製ドアビームInfo
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- JPH11278054A JPH11278054A JP10100080A JP10008098A JPH11278054A JP H11278054 A JPH11278054 A JP H11278054A JP 10100080 A JP10100080 A JP 10100080A JP 10008098 A JP10008098 A JP 10008098A JP H11278054 A JPH11278054 A JP H11278054A
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- JP
- Japan
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- side flange
- cross
- door beam
- flange
- compression
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J5/00—Doors
- B60J5/04—Doors arranged at the vehicle sides
- B60J5/042—Reinforcement elements
- B60J5/0422—Elongated type elements, e.g. beams, cables, belts or wires
- B60J5/0438—Elongated type elements, e.g. beams, cables, belts or wires characterised by the type of elongated elements
- B60J5/0443—Beams
- B60J5/0444—Beams characterised by a special cross section
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドアビームの破断変位を大幅に改善し、同時
に重量を増やすことなく必要な最大荷重及びエネルギー
吸収量を得る。 【解決手段】 長さ方向に垂直な断面において、圧縮側
フランジ１と引張側フランジ２を一対のウエブ３、４に
より連結した断面形状を有し、圧縮側フランジ１の両張
り出し部長さｃ1、ｃ2、引張側フランジ２の両張り出し
部長さｄ1、ｄ2がそれぞれ異なり、かつそれぞれの長い
方の張り出し部（ｃ1、ｄ2）が一方の対角上にある。こ
のようにすることで、曲げ荷重を受けたとき断面がひし
ゃげるように（略菱型状に）座屈変形を起こし、引張側
に大きい歪みが蓄積される前に荷重が大きく低下し、そ
の結果、引張側フランジ２側の負荷が緩和され、割れが
防止される。
に重量を増やすことなく必要な最大荷重及びエネルギー
吸収量を得る。 【解決手段】 長さ方向に垂直な断面において、圧縮側
フランジ１と引張側フランジ２を一対のウエブ３、４に
より連結した断面形状を有し、圧縮側フランジ１の両張
り出し部長さｃ1、ｃ2、引張側フランジ２の両張り出し
部長さｄ1、ｄ2がそれぞれ異なり、かつそれぞれの長い
方の張り出し部（ｃ1、ｄ2）が一方の対角上にある。こ
のようにすることで、曲げ荷重を受けたとき断面がひし
ゃげるように（略菱型状に）座屈変形を起こし、引張側
に大きい歪みが蓄積される前に荷重が大きく低下し、そ
の結果、引張側フランジ２側の負荷が緩和され、割れが
防止される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア補強
用部材として使用されるアルミニウム合金製ドアビーム
材に関する。
用部材として使用されるアルミニウム合金製ドアビーム
材に関する。
【０００２】
【従来の技術】アルミニウム合金製ドアビームの両端部
を支持した状態で、中央部に圧縮側から荷重を付加して
いくと、ドアビームの中央部は押し込まれて曲げ変形を
起こし、引張側フランジに引張力が作用する。さらに変
位量が増大し、この引張力が材料の破断限界値を超える
と引張側フランジに破断が生じる。この破断変位を増大
させるため、特開平５−２４６２４２号公報では、曲げ
の中立軸の位置を引張側に必要量だけ偏らせることが開
示されており、また特開平６−１７１３６２号公報で
は、中立軸を偏らせるのに加え、最大曲げ強度を達成し
た後に圧縮側に局部座屈を誘発し、引張側フランジにか
かる応力を急激に下げることが開示されている。
を支持した状態で、中央部に圧縮側から荷重を付加して
いくと、ドアビームの中央部は押し込まれて曲げ変形を
起こし、引張側フランジに引張力が作用する。さらに変
位量が増大し、この引張力が材料の破断限界値を超える
と引張側フランジに破断が生じる。この破断変位を増大
させるため、特開平５−２４６２４２号公報では、曲げ
の中立軸の位置を引張側に必要量だけ偏らせることが開
示されており、また特開平６−１７１３６２号公報で
は、中立軸を偏らせるのに加え、最大曲げ強度を達成し
た後に圧縮側に局部座屈を誘発し、引張側フランジにか
かる応力を急激に下げることが開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ドアビームの適用車種
は小型車へも広がる傾向にあり、その場合、ビーム長が
短くなってくる。例えばこれを小型４ドア車のリアドア
へ適用する場合は、ビーム長が７００ｍｍ以下となるこ
ともあり（上記特開平６−１７１３６２号公報では、７
００ｍｍ以上を対象としている）、その分、従来のビー
ム長の長いドアビームに比べ小さい変位量で破断が生じ
てしまう。一方、破断変位を大きくするには、ドアビー
ムを構成するアルミニウム合金の強度を下げることが考
えられるが、そうすると、重量を増やすことなしに必要
な最大荷重及びエネルギー吸収量を稼ぐことができなく
なるという問題がでてくる。
は小型車へも広がる傾向にあり、その場合、ビーム長が
短くなってくる。例えばこれを小型４ドア車のリアドア
へ適用する場合は、ビーム長が７００ｍｍ以下となるこ
ともあり（上記特開平６−１７１３６２号公報では、７
００ｍｍ以上を対象としている）、その分、従来のビー
ム長の長いドアビームに比べ小さい変位量で破断が生じ
てしまう。一方、破断変位を大きくするには、ドアビー
ムを構成するアルミニウム合金の強度を下げることが考
えられるが、そうすると、重量を増やすことなしに必要
な最大荷重及びエネルギー吸収量を稼ぐことができなく
なるという問題がでてくる。
【０００４】一方、特開平５−３３０４５０号公報に
は、一対のフランジと一対のウエブからなるドアビーム
において、ウエブの強度を衝撃荷重に対してビーム断面
形状が変化するように設定し、引張側フランジの破断を
防止することが記載されている。具体的には、例えば一
方のウエブの肉厚を他方より薄くする、圧縮側フランジ
と両ウエブの接続部の片側に隅肉部又は切欠き部を設け
る等の手段により、ビーム断面形状が菱形状に変形する
（両ウエブが横倒れする）ようにしたものである。この
方法は引張側フランジの破断を防止し、大きい曲げ変形
及び吸収エネルギーを得ることができるが、やはりドア
ビーム長が短くなった場合、断面形状の変形が安定せ
ず、破断が起こり得るという問題があった。
は、一対のフランジと一対のウエブからなるドアビーム
において、ウエブの強度を衝撃荷重に対してビーム断面
形状が変化するように設定し、引張側フランジの破断を
防止することが記載されている。具体的には、例えば一
方のウエブの肉厚を他方より薄くする、圧縮側フランジ
と両ウエブの接続部の片側に隅肉部又は切欠き部を設け
る等の手段により、ビーム断面形状が菱形状に変形する
（両ウエブが横倒れする）ようにしたものである。この
方法は引張側フランジの破断を防止し、大きい曲げ変形
及び吸収エネルギーを得ることができるが、やはりドア
ビーム長が短くなった場合、断面形状の変形が安定せ
ず、破断が起こり得るという問題があった。
【０００５】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、短いビーム長でも大きい破断変位を安定し
て得ることができ、同時に重量を増やすことなく必要な
最大荷重及びエネルギー吸収量を稼ぐことのできるドア
ビームを得ることを目的とする。
れたもので、短いビーム長でも大きい破断変位を安定し
て得ることができ、同時に重量を増やすことなく必要な
最大荷重及びエネルギー吸収量を稼ぐことのできるドア
ビームを得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルミニウ
ム合金製ドアビームは、長さ方向に垂直な断面におい
て、圧縮側フランジと引張側フランジを１又は２以上の
ウエブにより連結した断面形状を有し、かつ圧縮側フラ
ンジの中心線と引張側フランジの中心線がずれているこ
とを特徴とする。あるいは、長さ方向に垂直な断面にお
いて、圧縮側フランジと引張側フランジを１又は２以上
のウエブにより連結した断面形状を有し、圧縮側フラン
ジの両張り出し部長さ、引張側フランジの両張り出し部
長さがそれぞれ異なり、かつそれぞれの長い方の張り出
し部が一方の対角上にあることを特徴とする。このドア
ビームにおいては、引張側フランジの断面積を圧縮側フ
ランジの断面積より大きく形成し、曲げの中立軸を引張
側に偏位させることが望ましい。
ム合金製ドアビームは、長さ方向に垂直な断面におい
て、圧縮側フランジと引張側フランジを１又は２以上の
ウエブにより連結した断面形状を有し、かつ圧縮側フラ
ンジの中心線と引張側フランジの中心線がずれているこ
とを特徴とする。あるいは、長さ方向に垂直な断面にお
いて、圧縮側フランジと引張側フランジを１又は２以上
のウエブにより連結した断面形状を有し、圧縮側フラン
ジの両張り出し部長さ、引張側フランジの両張り出し部
長さがそれぞれ異なり、かつそれぞれの長い方の張り出
し部が一方の対角上にあることを特徴とする。このドア
ビームにおいては、引張側フランジの断面積を圧縮側フ
ランジの断面積より大きく形成し、曲げの中立軸を引張
側に偏位させることが望ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明に係るドアビームを、圧縮
側フランジ１と引張側フランジ２を一対のウエブ３、４
により連結した断面形状を有するドアビーム（図１参
照）を例にとって説明すると、圧縮側フランジ１の中心
線ａ（圧縮側フランジの中心を通って荷重の方向に引い
た直線）と引張側フランジの中心線ｂがずれている。あ
るいは、圧縮側フランジ１の両張り出し部（左右のウエ
ブから張り出した部分）の長さｃ1、ｃ2、引張側フラン
ジ２の両張り出し部長さｄ1、ｄ2がそれぞれ異なり、か
つそれぞれの長い方の張り出し部ｃ1、ｄ2が一方の対角
上にある（当然、短い方の張り出し部ｃ2、ｄ1が他方の
対角上にある）。
側フランジ１と引張側フランジ２を一対のウエブ３、４
により連結した断面形状を有するドアビーム（図１参
照）を例にとって説明すると、圧縮側フランジ１の中心
線ａ（圧縮側フランジの中心を通って荷重の方向に引い
た直線）と引張側フランジの中心線ｂがずれている。あ
るいは、圧縮側フランジ１の両張り出し部（左右のウエ
ブから張り出した部分）の長さｃ1、ｃ2、引張側フラン
ジ２の両張り出し部長さｄ1、ｄ2がそれぞれ異なり、か
つそれぞれの長い方の張り出し部ｃ1、ｄ2が一方の対角
上にある（当然、短い方の張り出し部ｃ2、ｄ1が他方の
対角上にある）。
【０００８】先に挙げた特開平５−２４６２４２号公報
や特開平６−１７１３６２号公報等に記載された従来の
アルミニウム合金製ドアビームは、図３に示すように、
長さ方向に垂直な断面において圧縮側フランジ１１と引
張側フランジ１２を一対のウエブ１３、１４により連結
した断面形状を有し、左右対象となっている。そのた
め、圧縮側フランジの中心線ａと引張側フランジの中心
線ｂが一致し、あるいは、圧縮側フランジ１１の両張り
出し部の長さｃ1、ｃ2、引張側フランジ１２の両張り出
し部長さｄ1、ｄ2はそれぞれ等しくなっている（ｃ1＝
ｃ2、ｄ1＝ｄ2）。
や特開平６−１７１３６２号公報等に記載された従来の
アルミニウム合金製ドアビームは、図３に示すように、
長さ方向に垂直な断面において圧縮側フランジ１１と引
張側フランジ１２を一対のウエブ１３、１４により連結
した断面形状を有し、左右対象となっている。そのた
め、圧縮側フランジの中心線ａと引張側フランジの中心
線ｂが一致し、あるいは、圧縮側フランジ１１の両張り
出し部の長さｃ1、ｃ2、引張側フランジ１２の両張り出
し部長さｄ1、ｄ2はそれぞれ等しくなっている（ｃ1＝
ｃ2、ｄ1＝ｄ2）。
【０００９】従来のドアビームはこのような断面形状を
もつため、図４に示すように両端を支持しその中央部を
負荷治具で押圧する３点曲げ試験（一般に実験室レベル
では、ドアビームの性能はこの試験による曲げ性能で評
価される）を行うと、荷重が圧縮側フランジに均等にか
かったと仮想したときの荷重の作用線（圧縮側フランジ
の中心線ａと同じ位置、矢印で表示）が引張側フランジ
の中心線ｂと一致するため、破断直前まで断面形状が元
の形状を保っており、引張側フランジ１２に対する歪み
が蓄積されている。そして荷重（Ｐ）−変位（δ）曲線
にもその傾向が現れ、急激に割れが発生し歪みが開放さ
れる。
もつため、図４に示すように両端を支持しその中央部を
負荷治具で押圧する３点曲げ試験（一般に実験室レベル
では、ドアビームの性能はこの試験による曲げ性能で評
価される）を行うと、荷重が圧縮側フランジに均等にか
かったと仮想したときの荷重の作用線（圧縮側フランジ
の中心線ａと同じ位置、矢印で表示）が引張側フランジ
の中心線ｂと一致するため、破断直前まで断面形状が元
の形状を保っており、引張側フランジ１２に対する歪み
が蓄積されている。そして荷重（Ｐ）−変位（δ）曲線
にもその傾向が現れ、急激に割れが発生し歪みが開放さ
れる。
【００１０】これに対し、本発明に係るアルミニウム合
金製ドアビームは、図１に示すように荷重の作用線（圧
縮側フランジの中心線ａと同じ位置、矢印で表示）が引
張側フランジの中心線ｂとずれているため、曲げ荷重を
受けたとき、図２に例示するように、ビーム断面がひし
ゃげるように座屈変形（略菱型状に変形）を起こしやす
く、割れが生じるほど引張側に歪みが蓄積される前に荷
重が大きく低下し、その結果、引張側フランジ２側の負
荷が緩和される。これにより引張側に割れが発生し難く
なり、圧縮側にも割れが発生しにくくなる。さらに、引
張側フランジの断面積を圧縮側フランジの断面積より大
きく形成する（引張側フランジの長さを圧縮側フランジ
より長くする及び／又は肉厚を厚くする）と、曲げの中
立軸が引張側に偏位し、同じ変位であれば引張側フラン
ジにかかる引張力が軽減され、割れが発生しにくくな
る。
金製ドアビームは、図１に示すように荷重の作用線（圧
縮側フランジの中心線ａと同じ位置、矢印で表示）が引
張側フランジの中心線ｂとずれているため、曲げ荷重を
受けたとき、図２に例示するように、ビーム断面がひし
ゃげるように座屈変形（略菱型状に変形）を起こしやす
く、割れが生じるほど引張側に歪みが蓄積される前に荷
重が大きく低下し、その結果、引張側フランジ２側の負
荷が緩和される。これにより引張側に割れが発生し難く
なり、圧縮側にも割れが発生しにくくなる。さらに、引
張側フランジの断面積を圧縮側フランジの断面積より大
きく形成する（引張側フランジの長さを圧縮側フランジ
より長くする及び／又は肉厚を厚くする）と、曲げの中
立軸が引張側に偏位し、同じ変位であれば引張側フラン
ジにかかる引張力が軽減され、割れが発生しにくくな
る。
【００１１】なお、本発明に係るドアビームは、ウエブ
が一対（２つ）のものに限られず、１つ又は３つ（ある
いはそれ以上）であってもよい。また、図１の例ように
引張側フランジの両張り出し部の長さと圧縮側フランジ
の両張り出し部の長さが両方とも異なるものに限られ
ず、引張側フランジか圧縮側フランジのいずれか一方の
両張り出し部長さが異なり、他方の両張り出し部長さが
同一であるものも含まれる。本発明に係るドアビームに
は、各種アルミニウム合金がいずれも適用できるが、一
般的な合金として例えば７Ｎ０１、６０６１、６０６
３、６Ｎ０１等が挙げられる。
が一対（２つ）のものに限られず、１つ又は３つ（ある
いはそれ以上）であってもよい。また、図１の例ように
引張側フランジの両張り出し部の長さと圧縮側フランジ
の両張り出し部の長さが両方とも異なるものに限られ
ず、引張側フランジか圧縮側フランジのいずれか一方の
両張り出し部長さが異なり、他方の両張り出し部長さが
同一であるものも含まれる。本発明に係るドアビームに
は、各種アルミニウム合金がいずれも適用できるが、一
般的な合金として例えば７Ｎ０１、６０６１、６０６
３、６Ｎ０１等が挙げられる。
【００１２】
【実施例】図５（本発明）及び図６（比較例）に示す断
面形状をもち、Ｍｇ：１．４％、Ｚｎ：６．５％、Ｃ
ｕ：０．２％、Ｚｒ：０．１５％を含むＡｌ−Ｍｇ−Ｚ
ｎ系アルミニウム合金押出形材を、スパン７５０ｍｍの
３点曲げ試験にて引張側フランジに破断が発生するまで
押し込んだ。そのときの荷重（Ｐ）−変位（δ）曲線を
図７に示し、数値の比較を表１に示す。
面形状をもち、Ｍｇ：１．４％、Ｚｎ：６．５％、Ｃ
ｕ：０．２％、Ｚｒ：０．１５％を含むＡｌ−Ｍｇ−Ｚ
ｎ系アルミニウム合金押出形材を、スパン７５０ｍｍの
３点曲げ試験にて引張側フランジに破断が発生するまで
押し込んだ。そのときの荷重（Ｐ）−変位（δ）曲線を
図７に示し、数値の比較を表１に示す。
【００１３】
【表１】
【００１４】図７及び表１に示すように、比較例のドア
ビームは破断変位が１２９ｍｍであったが、本発明のド
アビームはＡ点で座屈変形が始まり、破断変位は大幅に
改善されて３００ｍｍであった。最大荷重、吸収エネル
ギー（Ｐ−δ曲線で囲まれる面積）も大きくなってい
る。
ビームは破断変位が１２９ｍｍであったが、本発明のド
アビームはＡ点で座屈変形が始まり、破断変位は大幅に
改善されて３００ｍｍであった。最大荷重、吸収エネル
ギー（Ｐ−δ曲線で囲まれる面積）も大きくなってい
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、破断変位を大幅に改善
することができ、短いビーム長でも大きい破断変位を得
ることができる。同時に重量を増やすことなく必要な最
大荷重及びエネルギー吸収量を稼ぐことができる。
することができ、短いビーム長でも大きい破断変位を得
ることができる。同時に重量を増やすことなく必要な最
大荷重及びエネルギー吸収量を稼ぐことができる。
【図１】 本発明に係るドアビームの断面形状である。
【図２】 その座屈変形の様子を説明する図である。
【図３】 従来のドアビームの断面形状である。
【図４】 ドアビームの３点曲げ試験方法を説明する図
である。
である。
【図５】 実施例（本発明）に用いたドアビームの断面
形状である。
形状である。
【図６】 実施例（比較例）に用いたドアビームの断面
形状である。
形状である。
【図７】 実施例で得られた荷重−変位曲線である。
１、１１ 圧縮側フランジ ２、１２ 引張側フランジ ａ 圧縮側フランジの中心線 ｂ 引張側フランジの中心線 ｃ1、ｃ2、ｄ1、ｄ2 フランジの張り出し部長さ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年３月１６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルミニウ
ム合金製ドアビームは、長さ方向に垂直な断面におい
て、互いに平行な圧縮側フランジと引張側フランジを１
又は２以上のウエブにより連結した断面形状を有し、か
つ圧縮側フランジの中心線と引張側フランジの中心線が
ずれていることを特徴とする。あるいは、長さ方向に垂
直な断面において、互いに平行な圧縮側フランジと引張
側フランジを１又は２以上のウエブにより連結した断面
形状を有し、圧縮側フランジの両張り出し部長さ、引張
側フランジの両張り出し部長さがそれぞれ異なり、かつ
それぞれの長い方の張り出し部が一方の対角上にあるこ
とを特徴とする。このドアビームにおいては、引張側フ
ランジの断面積を圧縮側フランジの断面積より大きく形
成し、曲げの中立軸を引張側に偏位させることが望まし
い。
ム合金製ドアビームは、長さ方向に垂直な断面におい
て、互いに平行な圧縮側フランジと引張側フランジを１
又は２以上のウエブにより連結した断面形状を有し、か
つ圧縮側フランジの中心線と引張側フランジの中心線が
ずれていることを特徴とする。あるいは、長さ方向に垂
直な断面において、互いに平行な圧縮側フランジと引張
側フランジを１又は２以上のウエブにより連結した断面
形状を有し、圧縮側フランジの両張り出し部長さ、引張
側フランジの両張り出し部長さがそれぞれ異なり、かつ
それぞれの長い方の張り出し部が一方の対角上にあるこ
とを特徴とする。このドアビームにおいては、引張側フ
ランジの断面積を圧縮側フランジの断面積より大きく形
成し、曲げの中立軸を引張側に偏位させることが望まし
い。
Claims (3)
- 【請求項１】 長さ方向に垂直な断面において、圧縮側
フランジと引張側フランジを１又は２以上のウエブによ
り連結した断面形状を有し、かつ圧縮側フランジの中心
線と引張側フランジの中心線がずれていることを特徴と
するアルミニウム合金製ドアビーム。 - 【請求項２】 長さ方向に垂直な断面において、圧縮側
フランジと引張側フランジを１又は２以上のウエブによ
り連結した断面形状を有し、圧縮側フランジの両張り出
し部長さ、引張側フランジの両張り出し部長さがそれぞ
れ異なり、かつそれぞれの長い方の張り出し部が一方の
対角上にあることを特徴とするアルミニウム合金製ドア
ビーム。 - 【請求項３】 引張側フランジの断面積を圧縮側フラン
ジの断面積より大きく形成したことを特徴とする請求項
１又は２に記載されたアルミニウム合金製ドアビーム。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10008098A JP3266099B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | アルミニウム合金製ドアビーム |
| CA002266843A CA2266843C (en) | 1998-03-27 | 1999-03-24 | Door beam of aluminum alloy |
| ES99106316T ES2244118T3 (es) | 1998-03-27 | 1999-03-26 | Viga de puerta de una aleacion de aluminio. |
| US09/277,224 US6408591B1 (en) | 1998-03-27 | 1999-03-26 | Door beam of aluminum alloy |
| DE69925667T DE69925667T2 (de) | 1998-03-27 | 1999-03-26 | Türträger aus einer Aluminiumlegierung |
| EP99106316A EP0950553B1 (en) | 1998-03-27 | 1999-03-26 | Door beam of aluminium alloy |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10008098A JP3266099B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | アルミニウム合金製ドアビーム |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35660099A Division JP2000153712A (ja) | 1999-01-01 | 1999-12-15 | アルミニウム合金製ドアビ―ム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11278054A true JPH11278054A (ja) | 1999-10-12 |
| JP3266099B2 JP3266099B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=14264475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10008098A Expired - Lifetime JP3266099B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | アルミニウム合金製ドアビーム |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6408591B1 (ja) |
| EP (1) | EP0950553B1 (ja) |
| JP (1) | JP3266099B2 (ja) |
| CA (1) | CA2266843C (ja) |
| DE (1) | DE69925667T2 (ja) |
| ES (1) | ES2244118T3 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002127747A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-08 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金製ドアビーム及びその製造方法 |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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