JPH04208634A - 衝撃吸収特性に優れたドア補強部材 - Google Patents

衝撃吸収特性に優れたドア補強部材

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JPH04208634A
JPH04208634A JP2310259A JP31025990A JPH04208634A JP H04208634 A JPH04208634 A JP H04208634A JP 2310259 A JP2310259 A JP 2310259A JP 31025990 A JP31025990 A JP 31025990A JP H04208634 A JPH04208634 A JP H04208634A
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Motoyuki Miyahara
宮原 征行
Fukuteru Tanaka
田中 福輝
Kenichi Watanabe
憲一 渡辺
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TOUPURE KK
Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、衝撃吸収特性に優れたドア補強部材に係り、
より詳しくは、特定の形状を有し、引張強さ60kgf
/am”以上の鋼板を使用し、衝撃吸収特性に優れると
共に軽量なドア補強部材に関するものである。
(従来の技術及び解決しようとする課題)近年、自動車
業界において、自動車への安全性の要求の高まりにより
、高強度鋼板を用い、衝突時に乗員を保護するための補
強部材の採用が進められている。この中で、自動車側面
への衝突に対する乗員の保護のためには、ドア内部に第
2図に示すような補強部材の装着が進められている。
従来、ドア補強部材には、引張り強さ60〜100kg
f/mm2の高強度鋼板を用い、第3図に示すような断
面形状の3山タイプが使用されてきた。
このタイプは、3山の形状をプレス加工により成形し、
その上下面に当板をスポット溶接により接合したもので
ある。
しかし、このような高強度鋼板を用いた3山タイプのド
ア補強部材であっても、第4図に示すような圧壊試験を
行った場合、最高荷重に達した後、急激に荷重が低下し
、衝撃吸収特性が低下するという問題があり、更には重
量が大きいという問題がある。
一方、自動車の燃費規制により自動車車体の軽量化への
要求が高まっているが、このような補強部材に対しても
軽量化を進めることが強く求められている。
軽くて衝撃特性に優れた製品として、最近、例えば特公
昭63−37167号公報に提案されているように、成
分調整された銅帯を電縫溶接後。
管全体に焼入、焼戻しを行った高強度パイプ材がある。
しかし、このようなパイプ材においては、造管後の高周
波熱処理で反りが発生し易い。また、全長にわたり同一
形状であるため、強度があまり要求されない管端部で余
肉があり、軽量化に限度がある。更に軽量化を図るため
、管端部のみ径を小さくした場合には、熱処理時の反り
が大きくなる問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決して、衝撃吸収
特性に優れると共に軽量なドア補強部材を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため、本発明者らは、剛性。
強度が高く、衝撃吸収特性に優れ、かつ軽量なドア補強
部材を得るへく鋭意研究した結果、第1図に示すような
断面形状の1山タイプのドア補強部材で、素材強度、板
厚及び形状(H/W)や寸法を調整することにより、衝
撃時の座屈部位を分散させることができ、従来品より軽
量で、かつ同等以上の衝撃吸収特性を有することを見い
出し、ここに本発明をなしたものである。
すなわち、本発明は、要するに、逆凸形状の凸部とその
両側のフランジ部とからなる横断面形状の本体と、該本
体のフランジ部に接合された当板を有し、本体底部の幅
Wと本体全長Q。どの関係が(1)式を満足し、本体高
さとの比が(2)式を満足し、 0.02 X Q、≦H=−(1) 0.5≦H/W≦3.0       −42)かつ、
本体と当板の強度、板厚及び長さの関係が(3)式及び
(4)式を満足し、 1.1TS、xt0≦TSpxtp2 ≦2.0TS、xto  −(3) Q、25Q、≦Qp≦0.80 Q、   −(4)こ
こで、 TSo:本体の引張強度(kgf/ l1m2)to:
本体の板厚(Ifim) TSp:当板の引張強度(kgf/mm2)tP二場当
板板厚(mna) Qo=本体の長さ(nm) Qp=当板の長さ(mm) しかも、本体及び当板として引張強度60kgf/11
111”以上で降伏比0.65以上の鋼板が使用されて
いることを特徴とする衝撃吸収特性に優れたドア補強部
材を要旨とするものである。
以下に本発明を更に詳述する。
(作用) まず、本発明においては1本体として引張強さ60 k
gf/ Imm”以上の高強度鋼板を用い、これをプレ
ス加工により第1図に示す断面形状の本体を成形する。
本体1の横断面形状は、1山タイプで、逆凸状の凸部1
1とその両側のフランジ部1□とからなる形状である。
なお、本体及び当板の引張強さが60kgf/am2未
満では、ドア補強材として、乗員保護のために要求され
る強度レベルを満足することができない結果となり、ま
た降伏比が0.65未満では、圧壊時に小さい変位で補
強部材が塑性領域に入るため、座屈開始が早まり、その
結果、強度・衝撃吸取持性が低下することとなるので、
好ましくない。
その際、ドア補強部材の高さHl及びこの高さHと本体
凸部の幅Wの比、H/Wが次式を満足するように調整す
ることが必要である。
0.02XQ、≦I−(=・(1) 0.5≦H/W≦3.0       ・・・(2)こ
こで、Moはドア補強部材の全長であり、この値は装着
されるドアの寸法によって規制されるものである。そし
て、高さHが(1)式の左辺より小さいときには、圧壊
荷重が低くなり、ドア補強部材として要求される強度を
満足することができない。なお、高さHは特に上限の規
定はしないが、ドア内部に装着できる範囲で最も大きな
値を選択することが望ましい。
また、H/Wが(2)式の左辺より小さいときには、同
様に、要求される強度を満足することができず、他方、
右辺より大きいときにはプレス加工が困難になると共に
圧壊時にバー自体の横倒れが生じ、吸収エネルギーが不
足する。
また、本発明において、当板の引張強度TSP、板厚t
p及び長さQPを、第1図に示すように9本体の引張強
度TS、、板厚t。及び長さflaとの関係で次式を満
足するように調整することが必要である。
1、ITS、Xt、≦TSpXtp2 ≦2.0TS、X t、  −(3) 0.25Q0≦αp≦0.80 Ql、   ・・(4
)すなわち、当板のTSpxtp2の値が(3)式の左
辺より小さいときは、当板の強さが低いため、負荷点直
下のR1で局所的な座屈が生じ、所定の吸収エネルギー
が得られない。また、TSpXt plの値が(3)式
の右辺より高いときは、当板の強さが高すぎるため、負
荷点下の本体底部側aで破断が生じ、吸収エネルギーが
低くなる。TSFXtp2が本発明の範囲内であれば、
当板の剛性が適正であるため、負荷点直下のR1での変
形領域が広くなり、座屈開始時の変位が大きくなって、
高い吸収エネルギーが得られる。
また、当板の長さQpが(4)式の左辺より小さいとき
は、座屈が当板の接合されていない領域で発生するため
、吸収エネルギーは低くなる。また。
右辺よりも長い場合には、座屈点が負荷直下のみとなっ
て吸収エネルギーが低い。しかし、(4)式を満足する
範囲であれば、負荷時の座屈が負荷点及び当板の両端部
の3個所に分散されるために高い吸収エネルギーを得る
ことができる。
なお、本発明による1山タイプのドア補強部材を成形す
る場合、第1図に示すA−A断面の横断面形状が部材長
手方向に一様に延在する形状でも何ら問題はないが、軽
量化を行う場合、第1図に示すように部材の長さ方向の
両端を絞った形状にすることが望ましい。この絞りの長
さについては特に制限されるものではない。
また、本体と当板を接合する方法は、スポット溶接、T
IG溶接、レーザー溶接等、どのような溶接方法を用い
ても問題はないが、工業的に最も利用されるスポット溶
接を用いる場合は、圧壊時の本体と当板の口開きによる
強度低下を防止するために、その溶接ピッチを5011
II11以下とすることが望ましい。
以下に本発明の実施例を示す。
(実施例) 第1表に種々の寸法諸元を有するドア補強部材を示す。
これらのドア補強部材についての機械的性質及び重量、
並びに第4図の試験方法で圧壊した場合の吸収エネルギ
ーを第1表に併記する。
第1表より以下の如く考察される。
従来例1はH/Wの値が小さく、また従来例2はH/W
の値が高いため、圧壊時、横にねじれ、いずれもH/W
の値が適正な本発明例3よりも吸収エネルギーが低い。
従来例4は、当板の長さが短かく、Qρ/Qoの値が小
さいために、座屈が負荷点近傍に集中し。
本発明例5よりも吸収エネルギーが低い。
従来例9.13はいずれも、当板の板厚tp又は強度T
SPが本発明で規定された値よりも低いため、負荷点直
下で局所的な座屈が発生し1本発明例11よりも吸収エ
ネルギーが低い。
従来例10.12はいずれも当板の板厚t、又は強度T
Spが本発明で規定された値よりも大きいために、圧壊
途中に本体底部(第1図中のa部)で破断し、吸収エネ
ルギーが低い。
本発明例5〜8は、いずれも適正な形状を有し、高い吸
収エネルギーが得られている。
【以下余白1 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、逆凸形状の1山
タイプのドア補強部材において、本体の形状を調整する
と共に、当板を適正な強度、板厚とする等により、衝撃
吸収特性に優れると共に軽量なドア補強部材を得ること
ができる。したがって、自動車の安全性、軽量化に寄与
するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による1山タイプのドア補強部材の形状
を説明する図で、(a)は縦断面図、(b)は(a)の
A−A断面図であり、 第2図はドア補強部材を自動車ドアに装着した状態を示
す説明図。 第3図は従来の3山タイプのドア補強部材の横断面を示
す図、 第4図はドア補強部材の圧壊試験の要領を示す説明図で
ある。 1・本体、1□・本体凸部、1□ 本体フランジ部、2
 当板、3 バッチ。 図面の浄書(内容に変更なし) 第1図(Q) □文。−一一一一一一一 第1図(b) 1=−w−=−1 第2図 第3図 第4図 手続補正書 平成フ年11月20日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動車のドア補強部材において、逆凸形状の凸部
    とその両側のフランジ部とからなる横断面形状の本体と
    、該本体のフランジ部に接合された当板を有し、本体底
    部の幅Wと本体全長l_0との関係が(1)式を満足し
    、本体高さとの比が(2)式を満足し、 0.02×l_0≦H・・・(1) 0.5≦H/W≦3.0・・・(2) かつ、本体と当板の強度、板厚及び長さの関係が(3)
    式及び(4)式を満足し、 1.1TS_0×t_0≦TSp×tp^2≦2.0T
    S_0×t_0・・・(3) 0.25l_0≦lp≦0.80l_0・・・(4)こ
    こで、 TS_0:本体の引張強度(kgf/mm^2)t_0
    :本体の板厚(mm) TSp:当板の引張強度(kgf/mm^2)tp:当
    板の板厚(mm) l_0:本体の長さ(mm) lp:当板の長さ(mm) しかも、本体及び当板として引張強度60kgf/mm
    ^2以上で降伏比0.65以上の鋼板が使用されている
    ことを特徴とする衝撃吸収特性に優れたドア補強部材。
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JP2006056387A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Aisin Takaoka Ltd ドアインパクトビーム及びその取り付け構造
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