JP2010089783A - 乗用車用バンパー構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バンパー補強材1のステイ取り付け位置に対応する中空空間内に、開断面形状のアルミニウム合金製補強用部材20aを設け、この補強用部材20aは、バンパー補強材1長手方向に延在するとともに、バンパー補強材1幅方向に互いに間隔を置いて略平行に配置された一対の縦壁状フランジ21a、22aとバンパー補強材1幅方向に延在して、これら一対のフランジ21a、22a同士をつなぐ壁状リブ23aとから構成される略コの字状または略I型状の断面形状を有し、更に、係止め片を有して、この係止め片によって、少なくとも後面側の前記縦壁状フランジ22aにおいて、ステイ10およびバンパー補強材1と一体に接合された構成とされ、この補強用部材20aも、バンパー補強材1への衝突荷重負荷時に変形して衝突エネルギを吸収することである。
【選択図】図3
Description
(バリア衝突、フルラップ前面衝突) や、車体が対向車や障害物などと部分的に衝突するような、所謂オフセット衝突時など、種々の衝突形態において、優れたエネルギ吸収性能を発揮することが求められる.
先ず、本発明の乗用車用バンパー構造体の前提となる、中空形材製ステイを設けたアルミニウム合金中空形材製バンパー補強材構造であって、ステイがバンパー補強材を後面から支持する構造の1 実施態様を、図1 を用いて説明する。図1 は、アルミニウム合金中空形材からなるバンパー補強材1 が車幅方向に略水平方向に延在している状態を示している平面図である。
次に、以上の乗用車用バンパー構造体を前提に、バンパー補強材の圧壊強度を大きくするために、本発明に係るアルミニウム合金補強用部材を設けた態様を、図2 〜11を用いて説明する。但し、本発明に係る補強用部材の具体的な態様は図9 、図10、図11に示し、図3〜8は、この図9〜11に示す係止め片24が無い態様を前提として示している。なお、図2 〜10では、乗用車用バンパー構造体の左半分を示している。図2 〜8 の右半分は図示しないが、右半分の構造も、左半分の構造と、左右対象をなして同じ構造とされている。
この補強用部材20a の変形の状態を、図5 、6 に模式的に示す。図5 、6 は、前記図4 と同じ側面図である。そして、図5 は、補強用部材20a の理想的な変形状態を示し、図6 は、図5 の変形状態よりは若干劣る変形状態を示している。
一方、前記した従来のコの字状補強用部材の場合を、図12に平面図で示す。図12において、従来のコの字状補強用部材30は、本発明の補強用部材と同じく、垂直な縦壁状フランジ31、32と、壁状リブ33とからなる。しかし、その配置方向は、縦壁状フランジ31、32が、本発明のような略車体幅方向 (バンパー補強材1 の長手方向) ではなく、略車体前後方向( バンパー補強材1 の幅方向) に延在し、壁状リブ33が、本発明のような略車体前後方向( バンパー補強材1 の幅方向) ではなく、略車体幅方向 (バンパー補強材1 の長手方向) に各々延在している。
本発明に係る補強用部材は、図3 、4 のコの字状以外に、I 型の断面形状でも良い。図7 、8 に、I 型の断面形状の補強用部材の具体的な構造の1 例を示す。図7 は、前記図4 と同じ側面図、図8 は図7 の平面図である。
以下に、本発明に係る補強用部材の制作方法や設計条件、補強用部材用の好ましいアルミニウム合金などを以下に説明する。本発明に係る補強用部材は、略コの字状または略I型状の断面形状を有しているので、これら断面形状の形材を押出により一体に制作することが好ましい。特に、前記図10の場合などは、一体に制作できる押出形材が適している。
ただ、板材を上記した各補強用部材形状に一体成形するか、部分的に制作した板材や形材などを溶接などで接合して一体化させるなどして制作することも可能である。本発明では、補強用部材をアルミニウム合金とするため、あまり重量増加にならず、バンパー補強材構造としての軽量化を阻害しない。
バンパー補強材用のアルミニウム合金材として、まず、軽量化の目的を達成するためには、各部位の厚み (肉厚) が、好ましくは5mm 以下の、できるだけ薄い肉厚のアルミニウム合金からなることが好ましい。厚みが例えば5mm を越えて厚い場合、例え中空形材であっても、重量と強度との関係からは、従来の鋼製バンパー補強材と大差なくなり、軽量化のためのAl合金材採用の利点そのものが損なわれてしまう。
ステイの材質について、補強用部材やバンパー補強材とともに、ステイもアルミニウム合金とすれば、更に軽量化が期待できる。ただ、軽量化の課題が小さく、電食の問題が回避できるような場合には、ステイをアルミニウム合金とする必要は必ずしもなく、従来から汎用されている鋼製としても良い。但し、鋼製のステイの場合、押出により中空形材を製造するのは無理なので、板材や形材を中空形状に成形後、接合部を溶接など接合して、ステイ用の中空形材を製造する。
7:バンパー補強材湾曲部、8:バンパー補強材直線部、
9:バンパー補強材湾曲部後面 (ステイ取付部) 、10: ステイ、11: フランジ、
13、14: 締結手段、20: 補強用部材、21、22: 壁状フランジ、23: 壁状リブ、
24: 係止め片、25: コーナー部、
Claims (3)
- アルミニウム合金中空形材製バンパー補強材と、このバンパー補強材後面に設けられたステイとからなり、バンパー補強材への衝突荷重負荷時に、バンパー補強材とともにステイも変形して衝突エネルギーを吸収するバンパー構造体であって、バンパー補強材のステイ取り付け位置に対応する中空空間内に、開断面形状のアルミニウム合金製補強用部材を設け、この補強用部材は、バンパー補強材長手方向に延在するとともに、バンパー補強材幅方向に互いに間隔を置いて略平行に配置された一対の縦壁状フランジと、バンパー補強材幅方向に延在して、これら一対のフランジ同士をつなぐ壁状リブとから構成される略コの字状または略I型状の断面形状を有した構成とされるとともに、少なくとも後面側の前記縦壁状フランジにおいて、ステイおよびバンパー補強材と一体に接合された構成とされ、この補強用部材も、バンパー補強材への衝突荷重負荷時に変形して衝突エネルギーを吸収するものであり、前記補強用部材が、後面側の縦壁状フランジの端部に連接されるとともに縦壁状フランジと略同方向に向かう、係止め片を更に有しており、この係止め片が前記後面側の縦壁状フランジ後面側に配置されるように、前記バンパー補強材のステイ取り付け位置に対応する中空空間内に補強用部材が挿入されるとともに、この係止め片と前記後面側の縦壁状フランジとで、バンパー補強材の後面壁を挟持し、この係止め片後面にステイが接合されていることを特徴とする乗用車用バンパー構造体。
- 前記バンパー補強材の両端部が車体側へ曲げられており、この曲げられた両端部部分において、前記ステイおよび補強用部材がバンパー補強材と一体に接合されている請求項1に記載の乗用車用バンパー構造体。
- 前記ステイが、アルミニウム合金押出中空形材の軸方向を車体前後方向として、前記バンパー補強材に取り付けられるとともに、バンパー補強材への衝突荷重負荷時に、中空形材の軸方向に変形して衝突エネルギーを吸収する請求項1または2に記載の乗用車用バンパー構造体。
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