JP2004262300A - バンパーリインフォースメント - Google Patents

バンパーリインフォースメント Download PDF

Info

Publication number
JP2004262300A
JP2004262300A JP2003053414A JP2003053414A JP2004262300A JP 2004262300 A JP2004262300 A JP 2004262300A JP 2003053414 A JP2003053414 A JP 2003053414A JP 2003053414 A JP2003053414 A JP 2003053414A JP 2004262300 A JP2004262300 A JP 2004262300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper reinforcement
reinforcing
bumper
section
collision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003053414A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Hashimura
徹 橋村
Seiichi Hashimoto
成一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2003053414A priority Critical patent/JP2004262300A/ja
Publication of JP2004262300A publication Critical patent/JP2004262300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】既存のバンパースペースを利用して、また、軽量化やエネルギー吸収性などの利点を損なわずに補強することが可能な、アルミニウム合金バンパーリインフォースメントを提供することを目的とする。
【解決手段】略矩形断面を有するアルミニウム合金中空形材からなるバンパーリインフォースメント1 であって、このバンパーリインフォースメント1 よりも短尺で、かつ略矩形断面を有する補強用形材2 を、バンパーリインフォースメント1 の長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に、バンパーリインフォースメント1 と略平行に、かつ一体に取り付けたことである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に車体のポール衝突時などの強度に優れたアルミニウム合金バンパーリインフォースメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車体の前端 (フロント) および後端 (リア) に取り付けられているバンパーの内部には、強度補強材としてのバンパーリインフォースメント (バンパー補強材、バンパーアマチャアとも言う) が設けられている。
【0003】
このバンパーリインフォースメントは断面形状が略矩形であり、周知の通り、バンパーと車体との間に、車体に対し略水平方向で車幅方向に対し平行に延在するように配置され、バンパーと車体間で、車体の前方や後方からの衝突、あるいは前方や後方への衝突に対し、車体用のエネルギー吸収部材を構成している。
【0004】
バンパーリインフォースメントの支持構造は、衝突面に対する背面から、断面形状が略矩形の中空構造のバンパーステイなどの支持部材を介して、車体長さ方向に延在するフロントサイドメンバやリヤサイドメンバ等の車体フレームに連結、固定される。
【0005】
このような支持構造とすることによって、バンパーリインフォースメントは、車体の衝突に対して横方向( 略水平方向) に圧壊変形して衝突エネルギーを吸収し、車体を保護する。即ち、バンパーリインフォースメントは、車体衝突時の大荷重付加時に、損壊、飛散などせずに、加わった外力エネルギー (衝突エネルギー) を、自らの曲げ変形や断面のつぶれ (圧壊) により吸収し、圧壊変形して荷重エネルギーを吸収する性能が求められる。
【0006】
近年、これらバンパーリインフォースメントやバンパーステイ、或いはフロントサイドメンバやリヤサイドメンバ等に、軽量化のために、従来使用されていた鋼材に代わって、5000系、6000系、7000系等の高強度アルミニウム合金押出形材 (長手方向に同一断面形状を有する形材) が使用され始めている。
【0007】
アルミニウム合金は、鋼などに比して、同じ重量の場合には前記エネルギー吸収性能に優れる。また、長手方向に同一断面形状を有するアルミニウム合金押出形材は、強度や剛性に優れた断面形状が略矩形の中空構造を、効率的に、かつ大量に製造することが可能である。このため、車体用エネルギー吸収部材としてのバンパーリインフォースメントやバンパーステイなどに好適である。
【0008】
しかし、このようなアルミニウム合金バンパーリインフォースメントを、自動車のリアバンパーリインフォースメントに用いた場合、ポール衝突など、局所に荷重が集中する車体衝突の時に、アルミニウム合金バンパーリインフォースメントに対する略水平方向からの荷重に対し、曲げ強度が不足するという問題を生じる。
【0009】
車体のポール衝突時のアルミニウム合金バンパーリインフォースメントの挙動を図7 の車体平面図により説明する。今、図7 (a) に示す様な、車体A が比較的低速でバック走行して、消火栓、電柱、門柱などであるC と衝突するポール衝突時には、リアのバンパーリインフォースメント101 に対し、略水平方向から荷重が衝突部付近に集中して加わる。この場合、荷重が大きいと、バンパーリインフォースメント101 の強度が不足し、図7(b)に示す様に、バンパーリインフォースメント101 が中央部より水平方向に折れ曲がり、車体A に損傷を与えることが生じる。この現象は、荷重の大きさによっては、アルミニウム合金バンパーリインフォースメントの断面形状が口形だけではなく、断面形状が日形、あるいは目形、田形等の中リブを設けてより補強したタイプのバンパーリインフォースメントにおいても生じる可能性が大いにある。
【0010】
これに対し、前記ポール衝突時の折れ曲がりを防止するためには、バンパーリインフォースメントの曲げ強度を大きくする必要がある。このための手段としては、バンパーリインフォースメントを構成するアルミニウム合金中空形材自体を高強度化する、中空形材壁部厚みを厚くする、バンパーリインフォースメントの幅を大きくする等の方法が考えられる。
【0011】
しかし、アルミニウム合金中空形材を高強度化した場合に、押出等の形材製造や曲げ等の形材の成形加工が難しくなるとともに、割れが生じやすく、却って、衝突のエネルギー吸収量を小さくすることにもつながる。また、単にアルミニウム合金中空形材の厚みを厚くしたり、バンパーリインフォースメントの幅を大きくした場合、重量が増加して、アルミニウム合金による軽量化の利点が損なわれる。更に、単にアルミニウム合金材の厚みを厚くした場合、バンパーリインフォースメントの圧壊時の最大荷重が、サイドメンバーの許容荷重以上に高くなり、却って、フロントサイドメンバ等の車体メンバ類に損傷を与える可能性も高くなる。
【0012】
したがって、従来から、バンパーリインフォースメントの折れ曲がりやすい長手方向の中央部分にリインフォースメントを取り付け、中央部分を補強する方法が有力となる。実際に、鋼製などの補強形材を、バンパーリインフォースメントの衝突面側の車体前面側に取り付けられることが行われている。
【0013】
しかし、この鋼製補強形材の場合、充分な補強効果を得るためには、鋼製補強形材取り付けによる重量増加が大きい。したがって、鋼製バンパーリインフォースメントの重量と大差なくなり、バンパーリインフォースメントへのアルミニウム合金採用による軽量化の利点が大きく損なわれ、アルミニウム合金採用の意味も失われる。
【0014】
これに対し、上記補強形材を鋼製に代えてアルミニウム合金製とすることが従来から提案されている。例えば、バンパーリインフォースメントの長手方向中央部に、アルミニウム合金中空形材で形成された補強体を接着剤などにより接着固定した補強構造が開示されている (特許文献1 参照) 。この補強体を図8 に斜視図で示す。図8 に示すように、補強体102 は、前面(衝突面)が半円形で衝突面に対する背面が平面の閉断面形状であり、閉断面内部に2 本の補強リブ103 を設けて補強している。そして、この補強体102 をバンパー補強材の前部側に設けている。
【0015】
【特許文献1】
特開平6−286536号公報(1〜2 頁、図1)
【0016】
更に、アルミニウム合金補強形材の断面を開断面を有するものとして、バンパーリインフォースメントの前部側に設けた態様も提案されている (特許文献2 参照) 。
【0017】
【特許文献2】
特開2001−225763 号公報(1〜2 頁、図1 、2)
【0018】
図9(a)に図9(b)のA−A 線断面図、図9(b)に平面図で示すように、この特許文献2 のアルミニウム合金補強形材22は、衝突壁26と、互いに平行な複数の横リブ27a 、27b 、27c と、縦フランジ28a 、28b 、28c とから構成される断面略ハット型の開断面を有する。略垂直な衝突壁26は、バンパーリインフォースメントである中空形材21の衝突面24a と平行な衝突壁面26a を、中空形材21の衝突面24a の前面で構成する。なお、バンパーリインフォースメント21は、車体両側のサイドメンバ34a 、34b に、バンパーステイ33a 、33b などを介して、取り付けられる。
【0019】
補強形材22の横リブ27a 、27c から各々外側 (図では上下方向) に向かって張り出した縦フランジ28a 、28b は、バンパーリインフォースメントである中空形材21の同じく外側に向かって張り出した縦フランジ29a 、29b と、ボルトなどの締結具30a 、30b で中空形材21の衝突面24a に接続されている。また、中空形材21は、衝突面24a を構成する前壁部24と後壁部25とを、2 つの側壁 (ウエブ) 23a、23b により接続し、中空構造内に補強用の中リブ31を入れた、断面形状が略日形の中空一体型構造を有している。そして、この中空形材21は、後壁部25の両端部に、車体との取り付け部となるフランジ13a 、13b を有している。
【0020】
この図9 の補強形材22の場合、車両の衝突時に略水平方向からの荷重F に対しては、まず、補強形材22の構造が前記断面略ハット型の開断面を有することによって、前記特許文献1 の閉断面の矩形中空形状とする場合よりも、補強形材付加による重量の増加を抑制することができる。また、衝突壁26を補強する互いに平行な複数の横リブ27a 、27b 、27c を有するため、ポール衝突時等、補強形材22に対する略水平方向からの荷重F に対して、まず、補強形材22が横圧壊 (水平方向に変形) し、衝突エネルギーを吸収することにより、後方の中空形材21を保護して、補強材としての曲げ強度を高めることが可能となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1 や2 のアルミニウム合金補強形材は、いずれも、バンパー補強材補強効果発揮の観点から、バンパーリインフォースメントの中央部前部側 (衝突荷重に対する前面側) に設けられている。
【0022】
この結果、アルミニウム合金補強形材取り付けのための、バンパーリインフォースメントの中央部前部側に、水平方向のスペースを必要とする。自動車車体の設計上、通常、バンパー内部では、水平方向のスペースの余裕はあまり無い。このため、アルミニウム合金リインフォースメントをバンパーリインフォースメントの中央部前部側に取り付ける場合には、前記水平方向のスペースを確保するための、バンパー乃至自動車車体の設計変更を要することとなる。したがって、この設計変更ができない場合は、アルミニウム合金リインフォースメントを採用することができない。
【0023】
したがって、本発明の目的は、既存のバンパースペースを利用して、また、軽量化やエネルギー吸収性などの利点を損なわずに補強することが可能な、アルミニウム合金バンパーリインフォースメントを提供しようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明バンパーリインフォースメントの要旨は、略矩形断面を有するアルミニウム合金中空形材からなるバンパーリインフォースメントであって、このバンパーリインフォースメントよりも短尺で、かつ略矩形断面を有する補強用形材を、バンパーリインフォースメントの長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に、バンパーリインフォースメントと略平行に、かつ一体に取り付けたことである。
【0025】
図6(b)の車体後部図面などで後述する通り、自動車車体の設計上、通常、リアバンパーあるいはフロントバンパー内部では、バンパーリインフォースメント回りのスペースの内、車体水平方向 (バンパーリインフォースメントに対し前後方向) のスペースの余裕はあまり無いが、車体上下方向 (バンパーリインフォースメントの長手方向に対し垂直上下方向) のスペースは比較的大きい。したがって、本発明バンパーリインフォースメントでは、この車体上下方向のスペースを利用して、補強用形材を、バンパーリインフォースメントの長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に一体に取り付ける。
【0026】
この際、前記した従来の特許文献1 や2 のように、補強用形材を設けるのであれば、この補強用形材の補強効果発揮の観点から、バンパーリインフォースメントの中央部前部側 (衝突荷重に対する前面側) に設ける必要があるということが、これまで常識的であった。
【0027】
しかし、本発明者らは、補強用形材を、バンパーリインフォースメントの長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に、一体に取り付ければ、上記バンパーリインフォースメントの中央部前部側 (衝突荷重に対する前面側) に同様の補強用形材を設ける場合に比して、同等の対ポール衝突性能が得られ、同等のポール衝突時の折れ曲がり防止効果が得られることを知見した。
【0028】
したがって、本発明の補強用形材であれば、普通に設計される車体バンパ構造にそのまま適用でき、補強用形材取り付けのための、特別なスペースや、スペースを確保するための設計変更は必要としない大きな利点がある。
【0029】
更に、本発明の補強用形材は、バンパーリインフォースメント回りの上下方向 (垂直方向) のスペースで許容される範囲で、この上下方向のスペースを利用して、多様な車種や車体の設計条件に応じて、補強用形材とバンパーリインフォースメントの前記断面積乃至断面高さの変更が簡便かつ自由に可能である。なお、本発明の補強用形材を、バンパーリインフォースメントの長手方向中央部の上側と下側との両方の側に、例えば2 個各々一体に取り付けることも考えられるが、上記バンパ内の上下方向スペースの制約や、また、補強用形材個数の増加による部品数や接合部位が増すこと、およびこれら制約や煩雑さに対する補強効果の効率を考慮すると、本発明の上側か下側のいずれかの側に設ける場合に比して、得策では無い。
【0030】
本発明の補強用形材において、好ましくは、この補強用形材の略矩形断面を中空状の閉断面構造とすれば、開断面構造に比して、補強用形材自体の強度が高く、補強用形材による重量の増加を最小限に抑制しつつ、バンパーリインフォースメントの対ポール衝突性能を補強することができる。
【0031】
また、本発明の補強用形材において、好ましくは、この補強用形材の衝突面にたいする背面をバンパーリインフォースメントの衝突面にたいする背面と面一とすれば、この面一な背面において、補強用形材とバンパーリインフォースメントとの、締結治具による一体的な取り付けがより容易となり、対ポール衝突などの衝撃付加時の接合強度を増すことが可能となる。
【0032】
これらの優れた特性を有するため、本発明バンパーリインフォースメントは、自動車車体のリア(後部)バンパーリインフォースメントとして用いられて好適である。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明バンパーリインフォースメントの好適な実施形態について、以下に図面を用いて説明する。図1 、2 は各々本発明バンパー補強部材の一実施態様を各々示す斜視図である。図3 (a) 〜(d) と図4 (a) 〜(d) 、更に図5(a)〜(b) は、本発明の補強用形材の種々の実施態様を各々示す正面図である。図6 (a) は図1 の本発明バンパーリインフォースメントをバンパーに取り付けた態様を例示するバンパー要部のみを示した平面図である。図6(b)は同じく図1 の本発明バンパー補強部材をバンパーに取り付けた態様を例示する、自動車車体後部の縦断面図である。
【0034】
これら各図の通り、本発明バンパー補強部材は、バンパー補強部材である断面略矩形のアルミニウム合金中空形材1 と、この中空形材1 の長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に一体に取り付けた補強用形材2 とから基本的に構成される。
【0035】
先ず、以下に、本発明の補強用形材2 について具体的に説明する。図1 、2 などの実施態様では、この補強用形材2 は中空形材からなり、バンパー補強部材である断面略矩形のアルミニウム合金中空形材1 の長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に一体に取り付けられる。図1 では、中空形材1 の長手方向中央部の上側に補強用形材2 を取り付けた例、図2 では、中空形材1 の長手方向中央部の下側に補強用形材2 を取り付けた例を各々示している。
【0036】
補強用形材2 のバンパー補強部材での上下取り付け位置が、中空形材1 の長手方向中央部ではなく、中空形材1 の中央部を外れた端部に偏るあるいはズレた場合、ポール衝突時の折れ曲がり防止効果が著しく劣る。即ち、補強用形材2 とバンパー補強部材とが一体となることで得られる、圧壊強度向上効果や対ポール衝突性能が得られない。このため、ポール衝突時などにおける略水平方向から荷重付加F(矢印で示す) に対し、ポール衝突時などの折れ曲がり防止効果が著しく劣る。このため、補強用形材2 を取り付ける意味が失われる。
【0037】
これは対ポール衝突性が要求されるリアバンパー用バンパーリインフォースメントの場合だけではなく、対オフセット衝突や対正面衝突などの場合に、バンパーリインフォースメントの対折れ曲がり防止が要求される、フロントバンパー用バンパーリインフォースメントの場合も同様である。
【0038】
この補強用形材2 のバンパー補強部材への上下取り付け位置に関連して、図1 、2 に示すように、補強用形材2 は、中空形材1 よりも短尺とする。ポール衝突時などにおける略水平方向から荷重付加F(矢印で示す) に対して、リアのバンパーリインフォースメント (中空形材)1の中央部よりの折れ曲がりを防止するためには、バンパーリインフォースメント1 の中央部のみを補強すれば良い。言い換えると、本発明における補強用形材2 は、バンパーリインフォースメント1 の中央部を補強するに足る十分な長さ、あるいはバンパーリインフォースメント1 の中央部に相当する長さを有すれば良い。この点、補強用形材2 の長さは、バンパーリインフォースメント1 の中央部と等しいか、あるいは、この中央部よりも短い長さが好ましくは選択される。
【0039】
これ以上、補強用形材2 の長さを、例えば、バンパーリインフォースメント1 の長さと同等に長くする必要は一切無い。補強用形材2 の長さをこれ以上長くすることは、補強用形材2 設置による重量増加の点や、補強用形材取り付けのための、特別なスペースや、スペースを確保するための設計変更が必要となる点からはむしろ有害である。
【0040】
これらの点から、短尺の補強用形材2 を、バンパー補強部材である断面略矩形のアルミニウム合金中空形材1 の長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に一体に取り付ける意味が裏付けられる。本発明の補強用形材であれば、上記した通り、既存の車体バンパ構造にそのまま適用でき、補強用形材取り付けのための、特別なスペースや、スペースを確保するための設計変更は必要としない。更に、バンパーリインフォースメント回りの上下方向のスペースで許容される範囲で、あるいはこの上下方向のスペースを利用して、多様な車種や車体の設計条件に応じて、補強用形材とバンパーリインフォースメントの前記断面積乃至断面高さの変更が簡便かつ自由に可能となる。
【0041】
次に、本発明の補強用形材2 の好ましい要件について説明する。
図1 、2 などの態様では、補強用形材2 の中空形材は、断面が略矩形の閉断面構造としている。補強用形材2 は、衝突壁 (衝突面壁、前面壁、前面縦壁)7と、衝突面に対する背面壁(後面壁、衝突後面縦壁)8、互いに平行な複数の横リブ (上下横壁)9、10とが互いに略直交する、略矩形の閉断面構造とから構成される。この内略垂直な衝突壁7 は、バンパーリインフォースメントである中空形材1 の衝突壁面3 と平行で面一な衝突壁面を構成する。
【0042】
本発明では、補強用形材2 の略矩形の断面構造が、この他、前記特許文献2 のように、一部が開放された開断面となっても良い。ただ、開断面の場合には、同じ重量や大きさの閉断面構造に比して、補強用形材自体の圧壊強度が低くなる。このため、開断面構造では、前記特許文献2 のように、補強用のリブを別途設ける必要があり、リブによる圧壊強度向上の割には、重量が増加してしまう。
【0043】
これに対し、補強用形材2 が略矩形の閉断面構造であれば、補強用形材自体の圧壊強度を高くすることができ、その分、補強中空形材壁部の厚みを薄くできる、補強中空形材の幅を小さくできる等、補強中空形材による重量の増加を最小限に抑制しつつ、バンパーリインフォースメントの対ポール衝突性能を補強することができる。
【0044】
また、図1 、2 などの態様では、補強用形材2 の衝突面 (衝突壁7 の面) に対する背面 (背面壁8 の面) をバンパーリインフォースメントである中空形材1 の衝突面に対する背面4 と面一としている。このように、互いの背面同士を面一とすれば、この面一な背面において、補強用形材2 とバンパーリインフォースメント1 との、締結治具11などによる一体的な取り付けと接合がより容易となる。また、これによって、対ポール衝突などの衝撃付加時の接合強度を増すことが可能となる。
【0045】
更に、本発明の補強用形材2 の別の実施態様について説明する。
図3 (a) 〜(d) と図4 (a) 〜(d) とは、補強用形材2 の形状の種々の変形例を各々示している。図3 (a) 〜(d) は、中空形材1 の長手方向中央部の上側に補強用形材2a〜2dを取り付けた例、また、図4 (a) 〜(d) は、中空形材1 の長手方向中央部の下側に、補強用形材2a〜2dを取り付けた例を各々示している。
【0046】
図3 (a) の補強用形材2aの口型断面を構成する前面壁 (衝突壁)7a は、バンパーリインフォースメントである中空形材1 の衝突壁面3 と、平行ではあるが面一ではなく、中空形材1 の衝突壁面3 よりも衝突側 (車体側) 前方に張り出した (突出した) 衝突壁面を構成している。このことで、車体衝突時に加わる外力エネルギーを、先ず補強用形材2aに伝え、中空形材1 より先に補強用形材2aの方を横 (水平) 方向に圧壊させ、中空形材1 への外力エネルギーを低減させて、折れ曲がりを防止することができる。
【0047】
図3 (b) の補強用形材2bは横L 字状の断面を有し、その前面壁 (衝突壁)7a は、下方に延びる( 曲がる) 中空壁部7bを更に有している。この中空壁部7bの内側壁面が中空形材1 の衝突壁面3 上部と係合して、図3 (a) と同じく、バンパーリインフォースメントである中空形材1 の衝突壁面3 と、平行ではあるが面一ではなく、中空形材1 の衝突壁面3 よりも衝突側前方に張り出した( 突出した) 衝突壁面を構成している。このことで、上記図3 (a) の補強用形材2aと同様に、中空形材1 への外力エネルギーを低減させて、折れ曲がりをより防止することができる。
【0048】
図3(c)の補強用形材2cは口型の断面を有し、その前面壁 (衝突壁)7a は、下方に延びる (曲がる) 壁部 (フランジ)7c を更に有している。この壁部7cの内側壁面が中空形材1 の衝突壁面3 上部と係合して、図3 (a) と同じく、バンパーリインフォースメントである中空形材1 の衝突壁面3 と、平行ではあるが面一ではなく、中空形材1 の衝突壁面3 よりも衝突側前方に張り出した( 突出した) 衝突壁面を構成している。このことで、補強用形材2cと中空形材1 との係合力が増して、両者の一体的な圧壊強度が増し、車体衝突時に加わる外力エネルギーに対する中空形材1 の折れ曲がりをより防止することができる。
【0049】
図3(d)の補強用形材2dは口型の断面を有し、その前面壁 (衝突壁)7a は、バンパーリインフォースメントである中空形材1 の衝突壁面3 と、平行でかつ面一である。ただ、補強用形材2dの幅は、中空形材1 の幅よりも狭く、この幅狭の分だけ、補強用形材2dの背面側が段差を有して、中空形材1 と一体化されている。このように、補強用形材の幅を中空形材1 の幅よりも狭くすることで、補強用形材の重量増加を抑制できる。
【0050】
図4 (a) 〜(d) の補強用形材2 の変形例は、上記図3 (a) 〜(d) の補強用形材2a〜2dを、中空形材1 の長手方向中央部の下側に取り付けた例を各々示しており、補強用形材2a〜2dの向き以外は、上記図3 (a) 〜(d) と同様の構成であり、同様の効果を発揮する。
【0051】
この図4 (a) 〜(d) のように、中空形材1 の長手方向中央部の下側に、補強用形材2a〜2dを取り付けた例では、フロントバンパーリインフォースメントの場合、歩行者保護に用いることもできる。即ち、補強用形材2a〜2dを中空形材1 よりも車体前面側に張出させ、かつ補強用形材2a〜2dの圧壊強度を、例えば、中空形材1 の本来の補強効果を無くさない程度に低圧壊強度とし、補強用形材2a〜2dの取り付け位置を歩行者の膝の高さとする。このことで、歩行者がフロントバンパーに衝突した場合に、バンパーリインフォースメントである中空形材1 より先に、低圧壊強度の補強用形材2a〜2dが、歩行者の膝などと衝突して圧壊し、歩行者の膝などを保護することができる。
【0052】
図5 の別の態様は、補強用形材を上記図3 や図4 のような閉断面の中空形材とせずに、開断面を有する形材とした点である。図5 の補強用形材の態様でも、壁の厚みや幅などの大きさを大きくすれば、上記図3 や図4 のような閉断面の中空形材と、同等の強度とできる。
【0053】
図5 (a) では、コの字状の断面形状を有する補強用形材2eの幅はバンパーリインフォースメントである中空形材1 の幅よりも大きく構成される。このため、コの字状の断面形状を構成する衝突面壁 (縦壁)7c 背面壁 (縦壁)7d は、中空形材1 の衝突面壁3 や背面壁4 に、各々外側から、ボルト16、16などによって、一体に接合される。補強機能は図3(c)の補強用形材2cと同じである。
【0054】
図5 (b) の補強用形材2 では、衝突面壁 (縦壁)7c の構成は、上記図5 (a) の場合と同じである。ただ、図3(d)の補強用形材2dと同様に、補強用形材2dの幅は中空形材1 の幅よりも狭く、この幅狭の分だけ、背面壁 (縦壁)7e は段差を有して、ボルト16、16などによって、中空形材1 と一体に接合される。したがって、補強機能は図3(d)の補強用形材2dとほぼ同じである。
【0055】
ここにおいて、本発明の補強用形材2 の断面形状は、軽量化の点からは、図1 〜4 に示す、口形の中空構造でもよい。より高強度化する場合には、中空構造内に補強用の中リブを適宜入れて、断面形状を日形、目形、田形等にすることができる。また、矩形断面だけでなく、上記歩行者保護の観点などから、図3 (b) や図3 (b) の補強用形材2bのような横L 字状の断面や、各壁面を円弧状にする、各壁面に凹凸を設けるなどの、適宜の略矩形断面としても良い。
【0056】
本発明の補強用形材の材料は、鋼製でも良く、アルミニウム合金製でも良い。ただ、上記補強用形材の種々の形状を考慮すると、後述するバンパーリインフォースメントである中空形材と合わせて、アルミニウム合金の方が製造しやすい。また、鋼製に比して補強用形材設置による重量増加を抑制できる。
【0057】
アルミニウム合金製の補強用形材やバンパーリインフォースメントは、アルミニウム合金押出中空形材が好ましい。この押出中空形材の製造自体は、鋳塊鋳造、均質化熱処理、熱間押出、調質熱処理等を、主要工程とする常法により適宜製造される。このような押出による形材を使用することにより、設計、デザイン上、断面が複雑な形状の場合であっても、容易に、かつ効率的に製造することが可能となる。ただ、必ずしも押出形材でなくとも、可能であれば、アルミニウム合金板を所定中空形状に成形後に接合部を溶接して、中空材としても良い。
【0058】
また、これら補強用形材やバンパーリインフォースメントの要求特性を満足するアルミニウム合金としては、通常、この種構造部材用途に汎用される、AA乃至JIS 規格で規定される、あるいはこれら規格に含まれる、5000系、6000系、7000系等の耐力の比較的高い汎用合金であって、O 、T4、T5、T6、T7などの調質アルミニウム合金から選択して用いられる。
【0059】
次に、補強用形材2 と中空形材1 との接合態様について具体的に説明する。図1 、2 の例では、補強用形材2 と中空形材1 とは、互いの面一の背面 (背面壁)8と背面 (背面壁)4とを、後方から間隔を開けて配置された締結治具11a 、17、11b によって、互いに接合されている。
【0060】
締結治具11a 、11b は、補強用形材2 の背面8 や中空形材1 の背面4 に対応した衝突前面壁14と、前面壁14から上下方向 (側方) に張り出したフランジ15、15を有する。また、前面壁14から立ち上がり、前面壁14を後方から支持する側壁13、13と、この側壁13に接続し、前面壁5 と略平行な衝突前面に対する背面壁12を有し、全体がハット型の中空断面形状をしている。
【0061】
フランジ15、15は、補強用形材2 の後面8 や中空形材1 の後面4 との接合を容易にするためのもので、このフランジ15、15において、補強用形材2 の後面8 や中空形材1 の後面4 と、各々ボルト16などの締結手段により、機械的に各々接合されている。この機械的な接合の際、フランジ15や上記背面8 と背面4 などに、ボルト16用の開孔を設けると作業が簡便となる。
【0062】
締結治具17は、締結治具11a 、11b の間に、あるいは締結治具11a 、11b の間隙中央部に設けられた、平板状の締結治具である。この締結治具17も、上記背面8 と背面4 とは、各々ボルト16などの締結手段により、機械的に各々接合されている。補強用形材2 や中空形材1 と各締結治具との接合は、この他、各締結治具の表面側からセルフピアシング (自己穿孔) リベット等を打ち込む、各締結治具と、補強用形材2 の背面8 や中空形材1 の背面4 とをスポット溶接などの溶接接合する、あるいはこれらを組み合わせる等によっても、簡便に、接合ができる。
【0063】
なお、図3 、4 における補強用形材2 と中空形材1 との接合態様も、この図1 、2 と同じである。ただ、図3(d)や図4(d)の補強用形材2dは、幅が中空形材1 の幅よりも狭く、この幅狭の分だけ、背面側が中空形材1 と段差を有している。このため、締結治具11a 、11b や締結治具17も、この段差に対応した段差11d などを有するようにする。したがって、これら締結治具17、締結治具11a 、11b の態様 (形状、大きさ、数) は、補強用形材2 や中空形材1 の態様に応じて、図1 、2 以外にも自由に選択できる。
【0064】
また、締結治具11a 、11b は全体がハット型の中空断面形状をしており、これ自体が、車体衝突時の大荷重付加時に、加わった外力エネルギーを、自らの曲げ変形や断面のつぶれ (圧壊) により吸収し、圧壊変形して荷重エネルギーを吸収する機能を有する。したがって、締結治具11a 、11b を単に締結治具としてだけではなく、車体 (サイドメンバーなど) との接合用のステイとして用いても良い。即ち、締結治具11a 、11b の前記背面壁12において、サイドメンバーなどの車体部材と接合しても良い。
【0065】
次に、本発明のアルミニウム合金バンパーリインフォースメントについて説明する。
前記した図1 〜図4 では、基本的に、日形の断面を有するバンパーリインフォースメントである中空形材1 を用いている。前記したアルミニウム合金押出形材などからなるバンパーリインフォースメントである中空形材1 は衝突壁 (前面壁、前面縦壁)3と背面壁 (背面縦壁)4、互いに平行な複数の横リブ (上下横壁)5、6 とが互いに略直交する、略矩形の閉断面構造とから構成される。この内、略垂直な衝突壁3 は、補強用形材2 の衝突壁面7 とともに、衝突外力付加方向F に対して、略平行な衝突壁面を構成する。
【0066】
本発明では、このバンパーリインフォースメントである中空形材1 の略矩形の断面構造を開断面としても良い。ただ、開断面の場合には、同じ重量や大きさの閉断面構造に比して、中空形材自体の圧壊強度が低くなる。このため、開断面構造では、圧壊強度の割には、重量が増加してしまう。これに対し、略矩形の閉断面構造であれば、中空形材自体の圧壊強度を高くすることができ、その分、中空形材壁部の厚みを薄くできる。
【0067】
バンパーリインフォースメントである中空形材1 の断面形状は、軽量化の点からは、口形の中空構造でもよいが、前記図1 〜4 に示した、中空形材1 では、より高強度化のために、中空構造内に補強用の中リブ (横リブ)5a を入れて、断面形状を日形としている。この点、より高強度化する場合には、中空構造内に補強用の中リブを適宜入れて、断面形状を目形、田形等にもすることができる。また、矩形断面だけでなく、各壁面を円弧状にする、各壁面に凹凸を設けるなどの、適宜の略矩形断面としても良い。
【0068】
次に、図6 を用いて、本発明バンパーリインフォースメントをリアバンパーに取り付けた一例を説明する。
先ず、図6 (a) の図1 の本発明バンパーリインフォースメント1 をリアバンパーに取り付けた態様において、このバンパーリインフォースメント1 は、自動車車体に対し略水平方向で、車幅方向に対し平行に延在するように、配置、固定されている。補強用形材2 は、バンパーリインフォースメント1 の長手方向中央部1aの上側に、一体に取り付けれている。また、バンパーリインフォースメント1 は、車体両側のサイドメンバ20、20に、バンパーステイ18、エネルギー吸収部材19などを介して、取り付けられる。なお、バンパーステイ18やエネルギー吸収部材19は選択的であって、無い場合もある。
【0069】
バンパーリインフォースメント1 は、長手方向 (車体幅方向) に、直線状中央部1aと、その両端に車体後方側に傾斜乃至湾曲した両端部1b、1bを有する。このため、バンパーリインフォースメント1 支持用の2 本の管状ステイ18は、各々バンパーリインフォースメント1 の車体後方側で、傾斜した両端部1b、1b背面に、各々間隔をあけて配置されている。
【0070】
なお、本発明において、バンパーリインフォースメント1 の長手方向形状は、他に、長手方向全長に渡って、直線的であっても、車体前方に張り出す形の円弧状であっても良く、あるいは長手方向全長に渡って湾曲していても良く、要は、車体設計に応じて適宜選択される。
【0071】
図6 (a) において、管状ステイ18の各前面フランジ18a は、バンパーリインフォースメント1 の両端部1b、1bの背面傾斜形状に応じて、左右各方向に傾斜したフラットな形状を有している。そして、この前面フランジ18a を介して、その管軸方向 (中空形材軸方向) を車体前後方向 (水平方向) として、バンパーリインフォースメント1 をその背面側から車体前後方向に支持している。
【0072】
このように、バンパーリインフォースメント1 の背面4 と筒状ステイ18の前面フランジ18a とが接合されている他。ステイ18の背面フランジ18b と管状エネルギー吸収部材19の前面フランジ19a 、エネルギー吸収部材19の背面フランジ19b とサイドメンバー20の前面フランジ20a とが、これら各接合面同士で、溶接あるいはボルト、ナット、リベットなどの機械的な結合手段16などにより接合されている。
【0073】
図6(b)の自動車車体後部の縦断面図では、図6 (a) のリアバンパー補強部材を横から見た図を示している。図6(b)において、B はリアバンパーカバー、A は自動車後部の車体である。
【0074】
図6(b)から明らかな通り、自動車車体の設計上、通常、バンパーカバーB 内のリアバンパー内部あるいはフロントバンパー内部では、バンパーリインフォースメント回りのスペースの内、車体上下方向 (バンパーリインフォースメントに対し垂直方向) のスペースは比較的大きい。したがって、本発明バンパーリインフォースメントのように、この車体上下方向のスペースを利用して、補強用形材を、バンパーリインフォースメントの長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に一体に取り付けることができる。
【0075】
そして、本発明バンパーリインフォースメントのように、補強用形材2 を、バンパーリインフォースメント1 の長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に、一体に取り付ければ、上記バンパーリインフォースメント1 の中央部1a前部側 (衝突荷重に対する前面側) に同様の補強用形材を設ける場合に比しても、同等の対ポール衝突性能が得られ、同等のポール衝突時の折れ曲がり防止効果が得られる。
【0076】
一方、図6(b)から明らかな通り、リアバンパー内部 (あるいはフロントバンパー内部) では、車体水平方向 (バンパーリインフォースメントに対し前後方向) のスペースの余裕はあまり無い。したがって、前記従来の特許文献1 や2 のように、補強用形材の補強効果発揮の観点から、補強用形材2 を、バンパーリインフォースメントの中央部前部側 (衝突荷重に対する前面側) に設けることは非常に困難であることが分かる。
【0077】
したがって、以上説明した本発明の補強用形材であれば、普通に設計される車体バンパ構造にそのまま適用でき、補強用形材取り付けのための、特別なスペースや、スペースを確保するための設計変更は必要としない大きな利点がある。更に、本発明の補強用形材は、バンパーリインフォースメント回りの上下方向のスペースを利用して、多様な車種や車体の設計条件に応じて、補強用形材とバンパーリインフォースメントの前記断面積乃至断面高さの変更が簡便かつ自由に可能である大きな利点がある。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、既存のバンパースペースを利用して、また、軽量化やエネルギー吸収性などの利点を損なわずに補強することが可能な、アルミニウム合金バンパーリインフォースメントを提供することができる。このため、アルミニウム合金バンパーリインフォースメントの車体への適用を大きく拡大するものであり、工業的な価値が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバンパー補強部材の一実施態様を示す斜視図である。
【図2】本発明バンパー補強部材の他の実施態様を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る補強用形材の種々の実施態様を(a)から(d)に各々示す正面図である。
【図4】本発明に係る補強用形材の種々の実施態様を(a)から(d)に各々示す正面図である。
【図5】本発明に係る補強用形材の種々の実施態様を(a)と(b)に各々示す正面図である。
【図6】本発明バンパーリインフォースメントをバンパーに取り付けた態様を例示し、図6 (a) は平面図、図6(b)は縦断面図である。
【図7】車体のポール衝突時のアルミニウム合金バンパーリインフォースメントの挙動を示し、図7 (a) は衝突前、図7(b)は衝突後を示す平面図である。
【図8】従来のアルミニウム合金バンパーリインフォースメントを示す斜視図である。
【図9】従来のアルミニウム合金バンパーリインフォースメントを示し、図9(a)は図9(b)のA−A 線断面図、図9(b)は平面図である。
【符号の説明】
1:バンパーリインフォースメントである中空形材、2:補強用形材、3:衝突壁、
4:背面壁、5 、6:横壁、7:衝突壁、8:背面壁、9 、10: 横壁、11: 締結治具、
12: 背面壁、13: 壁、14: 前面壁、15: フランジ、16: ボルト、17: 締結治具、18: ステイ、19: エネルギー吸収部材、20: サイドメンバー、
A:車体後部、B:バンパーカバー

Claims (7)

  1. 略矩形断面を有するアルミニウム合金中空形材からなるバンパーリインフォースメントであって、このバンパーリインフォースメントよりも短尺で、かつ略矩形断面を有する補強用形材を、バンパーリインフォースメントの長手方向中央部の上側か下側のいずれかの側に、バンパーリインフォースメントと略平行に、かつ一体に取り付けたことを特徴とするバンパーリインフォースメント。
  2. 前記補強用形材断面が中空構造を有する請求項1に記載のバンパーリインフォースメント。
  3. 前記補強用形材の衝突面に対する背面を前記バンパーリインフォースメントの衝突面に対する背面と面一とした請求項1または2に記載のバンパーリインフォースメント。
  4. 前記バンパーリインフォースメントの中空形材の断面形状が中リブを設けて補強した日形、目形、田形から選択される断面形状を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバンパーリインフォースメント。
  5. 前記バンパーリインフォースメントの長手方向中央部が直線状であるとともに長手方向両端部が車体後方に向かって湾曲している請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバンパーリインフォースメント。
  6. 前記アルミニウム合金として、5000系、6000系、7000系から選択されるアルミニウム合金を用いる請求項1乃至5のいずれか1項に記載のバンパーリインフォースメント。
  7. 前記バンパーリインフォースメントがリアバンパー用である請求項1乃至6のいずれか1項に記載のバンパーリインフォースメント。
JP2003053414A 2003-02-28 2003-02-28 バンパーリインフォースメント Pending JP2004262300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003053414A JP2004262300A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 バンパーリインフォースメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003053414A JP2004262300A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 バンパーリインフォースメント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004262300A true JP2004262300A (ja) 2004-09-24

Family

ID=33118024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003053414A Pending JP2004262300A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 バンパーリインフォースメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004262300A (ja)

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282163A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Nissan Technical Center North America Inc 車両用バンパー、荷重受け部材、及びこれらを用いた車両
DE102005025290A1 (de) * 2005-06-02 2006-12-07 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Stoßfängeranordnung für ein Kraftfahrzeug
JP2007261525A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Aisin Seiki Co Ltd 自動車用バンパ装置
JP2007302104A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Kobe Steel Ltd 自動車用ドアビーム
WO2007136331A1 (en) * 2006-05-18 2007-11-29 Gestamp Hardtech Ab Bumper beam
JP2008080924A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Mazda Motor Corp 自動車のリヤバンパ構造
JP2009001199A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Honda Motor Co Ltd バンパービーム構造
JP2009096459A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Kobe Steel Ltd 曲げ圧壊特性に優れた自動車車体補強材
WO2009101981A1 (ja) * 2008-02-13 2009-08-20 Nikkeikin Aluminium Core Technology Company Ltd. バンパー構造
DE102008019510A1 (de) * 2008-04-18 2009-10-22 Volkswagen Ag Stoßfängeranordnung für ein Fahrzeug, insbesondere ein Kraftfahrzeug
DE102008017055A1 (de) * 2008-04-03 2009-10-22 Magna Automotive Services Gmbh Querträger für einen Stoßfänger eines Fahrzeugs und Verfahren zum Herstellen eines Querträgers
US7837244B2 (en) 2009-02-12 2010-11-23 Kobe Steel, Ltd. Automobile body reinforcement with excellent bending crush characteristics
KR101006052B1 (ko) 2008-08-26 2011-01-06 주식회사 성우하이텍 차량용 범퍼빔 유닛
JP2011148343A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用バンパービームのもぐり込み防止部材
WO2012004869A1 (ja) * 2010-07-07 2012-01-12 トヨタ自動車株式会社 バンパリインフォースメント構造
DE102010054638A1 (de) * 2010-12-15 2012-06-21 Benteler Automobiltechnik Gmbh Stoßfänger für ein Kraftfahrzeug
WO2014146835A1 (de) * 2013-03-19 2014-09-25 Thyssenkrupp Steel Europe Ag STOßFÄNGER FÜR EIN KRAFTFAHRZEUG
JP2014189054A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Kobe Steel Ltd 車両衝撃吸収部材
WO2014162993A1 (en) * 2013-04-05 2014-10-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle end section structure
JP2018526277A (ja) * 2015-09-07 2018-09-13 イェスタムプ・ハードテック・アクチエボラーグ バンパービーム
FR3066163A1 (fr) * 2017-05-10 2018-11-16 Peugeot Citroen Automobiles Sa Piece d’extension ameliorant la resistance d’une traverse de pare-chocs en cas de chocs de faible amplitude
JP2019014373A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 本田技研工業株式会社 車体後部構造
WO2019230947A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社Uacj 衝撃吸収部材
JP2020055513A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2020111102A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 アイシン精機株式会社 バンパリインフォースメント
FR3103759A1 (fr) * 2019-11-28 2021-06-04 Psa Automobiles Sa Poutre de parechocs a renfort et vehicule equipee d’une telle poutre
WO2022145763A1 (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 중부대학교 산학협력단 가로빔 강성보강형 범퍼 프레임
JP7364613B2 (ja) 2021-03-24 2023-10-18 トヨタ自動車株式会社 バンパリンフォース

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05139224A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Honda Motor Co Ltd バンパビーム及びその製造方法
JPH06286536A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Furukawa Alum Co Ltd バンパーリーンホースメント構造体
JP2000085496A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Aisin Keikinzoku Co Ltd 車両用バンパ装置
JP2001246995A (ja) * 2000-03-02 2001-09-11 Tokai Rubber Ind Ltd 衝撃及び振動エネルギ吸収部材
JP2002029337A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Kobe Steel Ltd バンパー補強材
JP2003252134A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Unipres Corp バンパレインフォース補強構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05139224A (ja) * 1991-11-25 1993-06-08 Honda Motor Co Ltd バンパビーム及びその製造方法
JPH06286536A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Furukawa Alum Co Ltd バンパーリーンホースメント構造体
JP2000085496A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Aisin Keikinzoku Co Ltd 車両用バンパ装置
JP2001246995A (ja) * 2000-03-02 2001-09-11 Tokai Rubber Ind Ltd 衝撃及び振動エネルギ吸収部材
JP2002029337A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Kobe Steel Ltd バンパー補強材
JP2003252134A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Unipres Corp バンパレインフォース補強構造

Cited By (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282163A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Nissan Technical Center North America Inc 車両用バンパー、荷重受け部材、及びこれらを用いた車両
DE102005025290A1 (de) * 2005-06-02 2006-12-07 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Stoßfängeranordnung für ein Kraftfahrzeug
DE102005025290B4 (de) * 2005-06-02 2011-03-10 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Stoßfängeranordnung für ein Kraftfahrzeug
JP2007261525A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Aisin Seiki Co Ltd 自動車用バンパ装置
JP2007302104A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Kobe Steel Ltd 自動車用ドアビーム
WO2007136331A1 (en) * 2006-05-18 2007-11-29 Gestamp Hardtech Ab Bumper beam
US7905526B2 (en) 2006-05-18 2011-03-15 Gestamp Hardtech Ab Bumper beam
JP2008080924A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Mazda Motor Corp 自動車のリヤバンパ構造
JP2009001199A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Honda Motor Co Ltd バンパービーム構造
JP2009096459A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Kobe Steel Ltd 曲げ圧壊特性に優れた自動車車体補強材
WO2009101981A1 (ja) * 2008-02-13 2009-08-20 Nikkeikin Aluminium Core Technology Company Ltd. バンパー構造
JP5140093B2 (ja) * 2008-02-13 2013-02-06 日軽金アクト株式会社 バンパー構造
DE102008017055A1 (de) * 2008-04-03 2009-10-22 Magna Automotive Services Gmbh Querträger für einen Stoßfänger eines Fahrzeugs und Verfahren zum Herstellen eines Querträgers
DE102008019510A1 (de) * 2008-04-18 2009-10-22 Volkswagen Ag Stoßfängeranordnung für ein Fahrzeug, insbesondere ein Kraftfahrzeug
KR101006052B1 (ko) 2008-08-26 2011-01-06 주식회사 성우하이텍 차량용 범퍼빔 유닛
US7837244B2 (en) 2009-02-12 2010-11-23 Kobe Steel, Ltd. Automobile body reinforcement with excellent bending crush characteristics
JP2011148343A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用バンパービームのもぐり込み防止部材
WO2012004869A1 (ja) * 2010-07-07 2012-01-12 トヨタ自動車株式会社 バンパリインフォースメント構造
JP5056958B2 (ja) * 2010-07-07 2012-10-24 トヨタ自動車株式会社 バンパリインフォースメント構造
DE102010054638A1 (de) * 2010-12-15 2012-06-21 Benteler Automobiltechnik Gmbh Stoßfänger für ein Kraftfahrzeug
US8419091B2 (en) 2010-12-15 2013-04-16 Benteler Automobiltechnik Gmbh Bumper for an automobile
CN105142987A (zh) * 2013-03-19 2015-12-09 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 机动车辆用保险杠
WO2014146835A1 (de) * 2013-03-19 2014-09-25 Thyssenkrupp Steel Europe Ag STOßFÄNGER FÜR EIN KRAFTFAHRZEUG
US9586545B2 (en) 2013-03-19 2017-03-07 Thyssenkrupp Steel Europe Ag Bumper for a motor vehicle
JP2014189054A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Kobe Steel Ltd 車両衝撃吸収部材
CN105102275A (zh) * 2013-04-05 2015-11-25 丰田自动车株式会社 车辆端部结构
JP2014201223A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 トヨタ自動車株式会社 車両端部構造
WO2014162993A1 (en) * 2013-04-05 2014-10-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle end section structure
US9623820B2 (en) 2013-04-05 2017-04-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle end section structure
CN105102275B (zh) * 2013-04-05 2018-06-15 丰田自动车株式会社 车辆端部结构
JP2018526277A (ja) * 2015-09-07 2018-09-13 イェスタムプ・ハードテック・アクチエボラーグ バンパービーム
US10407009B2 (en) 2015-09-07 2019-09-10 Gestamp Hardtech Ab Bumper beam
FR3066163A1 (fr) * 2017-05-10 2018-11-16 Peugeot Citroen Automobiles Sa Piece d’extension ameliorant la resistance d’une traverse de pare-chocs en cas de chocs de faible amplitude
JP2019014373A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 本田技研工業株式会社 車体後部構造
US10471995B2 (en) 2017-07-06 2019-11-12 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body rear part structure
WO2019230947A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社Uacj 衝撃吸収部材
JP2019209727A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社Uacj 衝撃吸収部材
CN112203906A (zh) * 2018-05-31 2021-01-08 株式会社Uacj 冲击吸收构件
US11254271B2 (en) 2018-05-31 2022-02-22 Uacj Corporation Shock-absorbing member
JP2020055513A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP7168440B2 (ja) 2018-09-28 2022-11-09 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2020111102A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 アイシン精機株式会社 バンパリインフォースメント
FR3103759A1 (fr) * 2019-11-28 2021-06-04 Psa Automobiles Sa Poutre de parechocs a renfort et vehicule equipee d’une telle poutre
WO2022145763A1 (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 중부대학교 산학협력단 가로빔 강성보강형 범퍼 프레임
KR20220095951A (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 중부대학교 산학협력단 가로빔 강성보강형 범퍼 프레임
KR102503557B1 (ko) * 2020-12-30 2023-02-23 중부대학교 산학협력단 가로빔 강성보강형 범퍼 프레임
JP7364613B2 (ja) 2021-03-24 2023-10-18 トヨタ自動車株式会社 バンパリンフォース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004262300A (ja) バンパーリインフォースメント
US7874600B2 (en) Bumper system for vehicle
JP2007523797A (ja) 自動車用バンパー・ビーム
JP2006335241A (ja) バンパステイおよびバンパ装置
JP2009241869A (ja) バンパー構造体
JP2009083529A (ja) 車両用バンパ装置
JP4035292B2 (ja) オフセット衝突性に優れたバンパー補強材
JP4015896B2 (ja) 車体構造材および耐衝突補強材
JP4451961B2 (ja) 車体用エネルギー吸収部材
JP4830017B2 (ja) 乗用車用バンパー構造体
JP5049210B2 (ja) バンパーステイ
JP5102648B2 (ja) 車両用バンパー構造体
JP4956081B2 (ja) 車体バンパービームおよび車体用衝撃緩衝部材
CN104859719A (zh) 汽车的车身构造
JP4662152B2 (ja) 自動車ドアにおけるドアビームの取付構造及びドアビームのブラケット
JP5235007B2 (ja) クラッシュボックス
JP5337117B2 (ja) 後部車体構造
JP2010030463A (ja) ドアビームの取付構造
JP2002029337A (ja) バンパー補強材
JP2008068822A (ja) ドアビームの取付構造
JP4737757B2 (ja) バンパー構造体
EP2890601B1 (en) Vehicle body front structure
JP2006001449A (ja) 乗用車用バンパー構造体
JP2008110679A (ja) 自動車のバンパーリィンフォースメント
JP4904334B2 (ja) 自動車用エネルギ吸収部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080218

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080222

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080314