JP3211451B2 - 車両用ドアインパクトビーム - Google Patents

車両用ドアインパクトビーム

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田 春 彦 寺
田 信 也 武
田 武 則 永
尾 泰 武 中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ドア内に配設さ
れ衝撃吸収材として機能する車両用ドアインパクトビー
ムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のインパクトビームとして
は、実開平1−99712号公報に示されるものが知ら
れている。これは、荷重作用面を形成する第1部分,第
1部分と略平行な第2部分,第1部分及び第2部分に対
して略垂直で且つ第1部分及び第2部分を連結する第3
部分及び第4部分を一体に有した断面角形の中空角筒で
あつて、しかも、第3部分及び第4部分が第1部分及び
第2部分に対して厚肉とされたものとであつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したイン
パクトビームであると、第3部分及び第4部分が第1部
分及び第2部分に対して厚肉とされているので、第3部
分及び第4部分の座屈強度に比べて第1部分及び第2部
分のじん性が低く、第1部分に荷重が作用した場合、第
3部分及び第4部分での座屈変形が始まる前に曲げ変形
や引張変形する第1部分及び第2部分に亀裂や破断が生
じることとなる。よつて、衝撃吸収性能を著しく低下さ
せることとなる恐れがあつた。
【0005】故に、本発明は衝撃吸収性能を向上させた
車両用ドアインパクトビームを提供することを、その技
術的課題とするものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、少なくと
も荷重作用面を形成する第1部分、該第1部分と略並行
な第2部分、前記第1部分及び前記第2部分に対して略
垂直で且つ前記第1部分及び前記第2部分を連結して略
矩形形状断面とする連結部分を一体に有し、前記第1部
分及び前記第2部分を前記連結部分より引張り強度が高
い鋼材料で構成したことである
【0008】
【作用】上記技術的手段によれば、第1部分及び第2部
分が連結部分に対して高張力とされるので、第1部分に
荷重が作用すると、第1部分及び第2部分が単純支持梁
の如く変形し(第1部分が曲げ変形,第2部分が引張変
形し)、第1部分及び第2部分に曲げ変形や引張変形に
よつて亀裂や破断が生じる前に連結部分が座屈変形す
る。つまり、インパクトビームが受け得る最大荷重が向
上し、変形量も増大する。よつて、衝撃吸収性能が向上
する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1及び図2に示されるように、車両のド
ア1は車両室外側の外側板1a及び車両室内側の内側板
1bとが内部に空間を形成するように合わせられて構成
されている。このドア1内にはインパクトビーム3が車
両前後方向に渡り内側板1bに固定されて配設されてい
る。
【0011】図3に示されるように、インパクトビーム
3は、第1部分3a,第1部分3aと略平行な第2部分
3b,第1部分3a及び第2部分3bに対して略直角で
第1部分3aと第2部分3bとを連結する第3部分3c
及び第4部分3dとを一体に有する断面角形状を呈した
中空角筒である。このインパクトビーム3の第1部分3
aがドア1の外側板1a側に配置され、第2部分3bが
内側板1b側に配置されて第1部分3aが荷重作用面と
なる。又、第1部分3a及び第2部分3bは高張力鋼よ
り成り、第3部分3c及び第4部分3dは普通鋼より成
り、第3部分3c及び第4部分3dの座屈強度に比べて
第1部分3a及び第2部分3bのじん性が高いものとさ
れている。
【0012】このように構成されたインパクトビーム3
は、図4に示されるように、第1部分3aを構成する基
材4a,第2部分3bを構成する基材4b,第3部分3
cを構成する基材4c及び第4部分3dを構成する基材
4dを夫々板厚に対して0.3〜2倍で重合わせてビー
ム溶接により接合してなるシート材4を、ロール成形に
よつて基材4c,4dの部分で曲げて成形される。
【0013】次に作用について説明する。
【0014】車両の衝突等によつてドア1に衝撃が加わ
ると、インパクトビーム3の第1部分3aにその荷重が
作用して第1部分3a及び第2部分3bが単純支持梁の
如く曲げ変形及び引張変形する。さらに第1部分に作用
する荷重が大きくなると、第3部分3c及び第4部分3
dが座屈変形する。これにより、第1部分に作用した荷
重が緩和されドア1に加わつた衝撃が吸収される。
【0015】上記したように、第1部分3a及び第2部
分3bが第3部分3c及び第4部分3dに対して高張力
とされていることから、第1部分3aに作用した荷重
は、第1部分3a及び第2部分3bの曲げ変形及び引張
変形ならびに第3部分3c及び第4部分3dの座屈変形
によつて緩和される。これにより、図5に示されるよう
に、インパクトビーム3が受け得る最大荷重が向上する
と共に変形量も増大し、衝撃吸収性能が向上する。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、第1部分及び第2部分
が連結部分に対して高張力とされているので、荷重が作
用した際の連結部分の座屈変形を期待することができ、
インパクトビームが受け得る最大荷重を向上させること
ができる。又、変形量も増大させることができる。これ
により、衝撃吸収性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用インパクトビームを搭載し
た車両のドアの斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明に係る車両用インパクトビームの断面図
である。
【図4】本発明に係る車両用インパクトビームを形成す
る基材となるシート材の断面図である。
【図5】本発明に係る車両用インパクトビームの荷重−
変形量を示す線図である。
【符号の説明】
3 インパクトビーム 3a 第1部分 3b 第2部分 3c 第3部分(連結部分) 3d 第4部分(連結部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−168913(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも荷重作用面を形成する第1部
    分、該第1部分と略並行な第2部分、前記第1部分及び
    前記第2部分に対して略垂直で且つ前記第1部分及び前
    記第2部分を連結して略矩形形状断面とする連結部分を
    一体に有し、前記第1部分及び前記第2部分を前記連結
    部分より引張り強度が高い鋼材料で構成したことを特徴
    とする車両用ドアインパクトビーム。
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JP4388340B2 (ja) * 2003-10-03 2009-12-24 新日本製鐵株式会社 自動車用強度部材
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