JPH05276839A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH05276839A
JPH05276839A JP8073392A JP8073392A JPH05276839A JP H05276839 A JPH05276839 A JP H05276839A JP 8073392 A JP8073392 A JP 8073392A JP 8073392 A JP8073392 A JP 8073392A JP H05276839 A JPH05276839 A JP H05276839A
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planting
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邦夫 伊藤
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誠次郎 三谷
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 紙シートを使用し、バランス性が良く、紙
シートの補給が容易な被覆栽培法用の田植機を提供す
る。 【構 成】 田植機の走行部の前部中央と、運転席後部
の両側に紙シートロールをそれぞれ支持する手段と、植
付装置の進行と共に紙シート3枚を合流させて植付装置
の幅方向に展開し、一枚の幅広シートに形成して植付装
置の直前の田面に案内する手段と、この植付装置直前の
合流状態の紙シートを保持して横断状態で切断する手段
とを設けてなる田植機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は苗植付後の栽培管理を省
力化できる、水田に田植えを行なう田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】水稲栽培で行なわれているフィルム被覆
栽培法は水田の田面に黒色に着色されたフィルム (一般
に“ビニールマルチ”と称されている) を張り、フィル
ムの両端をフィルム押え輪により、田面に押し込んで固
定し、更にこのフィルムの所定の位置に植え付けと同時
又は植付けに先立って小さな孔を開口し、この孔に苗を
植え付けて育成する方法が採用されている。
【0003】このフィルム被覆栽培法によれば、フィル
ムの黒色着色によって充分に太陽光線を吸収して田面を
保温することが可能であり、かつ水田の水の蒸発や肥料
の蒸発を防止すると共に、孔の近傍以外には酸素の供給
を断つと共に太陽光線を遮ぎることにより雑草が生える
ことを確実に防止することができ、効率的な水稲の栽培
を行うことができるという利点がある。さらに、このフ
ィルム栽培法で用いられるフィルムは、石油系のポリエ
チレンや塩化ビニール等からなるプラスチックフィルム
で製造されているため比較的軽量である上に、このフィ
ルムが水にぬれても強度に変化はなく、例えば田植期に
セットするような場合に於いても植付装置のフロートの
前部に簡易に装着でき利便性を有し、取扱性に優れてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなフィルム
被覆栽培法を利用して有機肥料で育成した稲は化学肥料
で育成した稲に比較して病害虫が付きにくいという利点
があり、安全な食品として見直されている。しかし、こ
のフィルムを使用する方法は、水田の田面と田面に被覆
するフィルムの両方とも軟らかいために、このフィルム
を田面に固定するにあたり、フロートの側方に設けたフ
ィルム押え輪でフィルムを土中へかなり深く押え込む必
要があり、この押え込み操作に伴なって隣に被覆される
フィルムとの間に隙間が生じる恐れを有し、田面が露出
することになり、田植機の植付条数毎に雑草が生えると
いう問題がある。
【0005】また、既設フィルム上に次のフィルムを固
定すると、既設フィルムの縁部が引張られて植付苗とフ
ィルムとが接触することになり、植付苗が押倒されて欠
株となる恐れがある。さらに、太陽光線をフィルムが吸
収し過ぎて高温となり過ぎる傾向が見られ、その熱が苗
に伝達されて高温障害が発生し、苗の活着、成育に悪影
響を及ぼす問題もある。
【0006】また、このフィルムはプラスチック材料か
ら製造されているため、耐水性と耐候性が良好であると
いう特性から土壌内に分解されず、刈取時期まで田面に
敷設されたまま残っており、作物の生育にあわせた追
肥、穗肥等の肥培管理、水稲根への酸素供給や土壌内に
埋込まれた粗大有機物から発生する有害ガス排除のため
落水により田面を乾燥ひび割れさせることが良く行なわ
れるが、そのための水管理ができず、酸素不足による水
稲の生育抑制やガス被害による生育阻害が生ずるという
問題がある。
【0007】このようにプラスチックフィルムを使用し
た被覆栽培法には問題があるが、これらの問題を解消す
るため、本出願人はプラスチックフィルムに替えて多孔
質構造である無漂白、無添加紙シートを用いた稲の被覆
水耕栽培法も試験的に試みてみた。この方法では、紙シ
ートを水田の田面に敷設し、その紙シートに植付位置に
応じた箇所に小さな孔を開口してこの孔に苗の植付けを
行なうものである。この栽培に使用される無漂白紙シー
トは黄褐色のため、太陽光線を吸収すること、田面を保
温すること、並びに圃場の水の蒸発や肥料の蒸発を抑制
する効果は前記プラスチックフィルムと同様である。
【0008】本出願人の試験結果によると、この無添加
紙シートは湛水状態で敷設後40日頃には泥水中に溶解消
滅するというプラスチックフィルムにない特性がある。
そして紙シートが消滅した頃には稲が田面をおおうほど
に成長しており、その後の水田雑草の発生はほとんど見
られず 100%に近い除草効果が得られるという利点があ
る。加えて、紙シートは親水性であるために、この紙シ
ートと田面、または紙シートと紙シートを密着させるこ
とが格別の固定装置を有さなくとも紙シートの吸水作用
により簡単に固定されて圃場全面を被覆できるという特
徴を有し、圃場全面での除草及び紙シートと苗の接触に
よる苗の損傷が発生しない利点がある。更に紙シートは
前述の通り敷設後40日頃には溶解消失するため、その後
は成長にあわせた追肥等の肥培管理、根の健全性を保つ
ための中干し等の水管理が慣行栽培同様に行なうことが
出来るという利点がある。
【0009】しかし、この無添加紙シートはプラスチッ
クフィルムに比較しておのずと部厚くなるためにそのロ
ールの外径が必然的に大型のものとなる上に重量も格段
に重くなる。また、紙シートなるが故に水に弱く、プラ
スチックフィルムに比較して裂け易い性質があるために
比較的狭幅のものしか使用することができないという問
題がある。そのためにプラスチックフィルムを使用する
従来の田植機に、このフィルムの代わりに幅広の無添加
紙シートを搭載してこれを田面に展開して被覆するには
多くの問題を有している状況にあった。
【0010】通常のプラスチックフィルムのロールの場
合には、1本が200m程度の長さのものを直径10c
m程度、その幅は1.7m程度としたものを使用してい
る。一方、前記のようにこの無添加紙シートは裂け易
く、厚みがあり、更に重量がある等の制約から1本のロ
ールが50m程度の長さのものをその直径が10〜12
cm程度、その幅は1.6m程度としたものしか使用す
ることができない。更にこの紙シートのロールの重量に
より田植機のバランス上にも問題が発生する。
【0011】特に、この無添加紙シートは水に濡れると
強度が極端に低下するため、湛水状態にある水田へ機械
で広幅の紙シートを無作為に敷設することは極めて困難
である上に、枕地等における回行動作の際には紙シート
が無理に引張られるために破断するか、大きなシワが発
生するか、あるいは既設部分にメクレが発生する等のト
ラブルが発生するのでこれらの諸問題を解消した機械が
必要であるが、これに適したものが未だに提案されてい
ないのが現状である。
【0012】本発明は、紙シート被覆水稲栽培法の利点
を活かし、紙シートの敷設作業と苗の植付け作業を同時
に自動化し、狭幅の紙シートの複数枚を使用して所定の
幅で田面を被覆しながら植付を行うことができる装置を
提供するものであって、特に田植機回行時、植付装置の
直前で複数枚からなる紙シートを、合流状態のまま保持
して一挙に切断することができる田植機を提供すること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る田植機は、田植機の走行部の前部中央
と、運転席後部の両側に紙シートロールを支持する手段
と、植付装置の進行と共に前記紙シート3枚を合流させ
て植付装置の幅方向に展開し、一枚の幅広シートに形成
して植付装置の直前の田面に案内する手段と、該植付装
置直前の合流状態の紙シートを保持して横断状態で切断
する手段と、を設けて構成されている。
【0014】また、広幅に展開された紙シートの両端は
田面、または既設シートに固定することが必要であり、
その手段として紙シートの吸水性に着目して紙シートガ
イドローラーをフロートの側方に設け、これによって紙
シート両縁部を田面または既設のシートに吸水密着させ
る方法が採用される。さらに両側の紙シートの上に中央
の紙シートを合流させて積層する場合には田面に付着し
ない部分が多い関係からメクレる傾向があるので、これ
を防止する意味で中央の紙シートは両側の紙シートの下
に位置させるのが好適である。また、紙シートの幅は1
回の操作で田面を被覆する幅を3等分したものでも良い
が、中央の紙シートの幅を他のものよりも狭幅としたも
のであっても良い。また、紙シートの横ずれがそれ程大
きくない場合には、紙シートの縁部同志を衝合状態で田
面に敷設することも可能である。
【0015】かかる形態から植付装置の前方において3
枚の紙シートは積層されて一枚の紙シート状に広幅の状
態となり、これの上を3個のフロートが滑走することに
なるので、このフロートが乗った状態で紙シートが横に
引張られないように紙シートの幅と積層する幅を決定す
るのが良い。 紙シートを切断する手段は、複数枚の紙
シートが移動しないように保持する手段と、この保持さ
れた状態の紙シートの幅方向に逐次切断する手段、ある
いは一挙に切断する手段が採用される。そしてこの切断
手段によって切断された後の紙シートは、所定の幅に展
開された状態で保持され、次の植付動作と共に植付装置
の下方に送り出されるように構成されている。
【0016】
【作 用】従って、中央の紙シートと、これの両側の紙
シートからなる3枚の紙シートを植付装置の幅に縁部を
積層た状態、あるいは衝合状態で拡開して田面に敷設し
ながら植付け作業を確実に行ない、更に機体の回行時に
は展開状態の3枚の紙シートを切断し、再び送出すこと
ができるために、植付け作業を中断することなく効率的
に行うことができる。
【0017】
【参 考 例】次に図面を参照して本発明を完成するに
至った経緯を参考例として説明する。図12は本発明に至
る改良途中の田植機の要部を示す側面図、図13は同平面
図である。移動機本体1の後方に設けた平行リンク2を
介してヒッチ3が上下に平行運動可能に技持され、この
ヒッチ3に植付装置4が支持されている。また、平行リ
ンク2のトップリンクにツールバー5が固定され、この
両端に取り外し可能にロール支持部材6が取り付けられ
ており、これの先端に1本物の紙シートロールPが支持
されている。また、移動機本体1の後部には後輪7が設
けられ、この後輪7の後方を覆って泥よけ8が設けら
れ、これによって後輪7による泥水の飛散を防止し前記
紙シートロールPの水濡れを防止している。この泥よけ
8の下端は後方へ湾曲して前記ロール支持部材6への装
着時に紙シートロールPを一時的に支持するための支え
部8aが設けられている。更に、移動機本体1の運転席9
の後部には予備収納部10を設け、これに予備の紙シート
ロールPが収納されている。
【0018】この改良途中の田植機に装着可能な紙シー
トロールPは、植付全条数に対応する幅 (例えば5条植
の場合、苗条間300mm として1.7m)と、所定の長さを
有する一本物に構成され、その直径は、入力軸11の通過
する位置と泥よけ8と田面Mとの間の距離dから限定さ
れる平行リンク2の下方の空間に限定され、必然的に紙
シートロールPの直径は11.5cm以下に制約されることに
なる。
【0019】しかして、このような直径の紙シートロー
ルPの最大長は約45m程度に限定される。一方、基盤整
備水田における標準面積は30aであり、長辺 100m、短
辺30mである。そのためこの田植機による水稲苗移植作
業において圃場中央付近に紙シートロール装着用補助者
1名、及び圃場両端に補助者各1名計3名の補助者が必
要であり、この田植機での紙シート被覆水稲移植作業は
多数の作業者が必要となる。
【0020】さらに、前述のように紙シートロールPの
長さが長大である上に重量も重くなり、これを持った状
態での圃場内の移動も困難で、かつ泥よけ8に一時的な
支持部8aaを取付けていても、この長大な紙シートロー
ルPをロール支持部材6の下端部の支持軸へ補給装填す
る作業は大変である。前記のように、本発明の田植機に
到達する前の田植機は紙シートロールPを植付装置4の
全幅に形成したために、この紙シートロールPは重量が
大きく、しかも長いシートロールPを取扱わなければな
らないと言う問題があり、現在使用されている田植機と
同様な人数で作業を行うことが困難である。
【0021】ところで、現在使用されている田植機によ
る水稲苗移植作業は、苗運搬用補助者1名と田植機運転
者1名の計2名で行なわれている例が多い実情にある。
そこで、本発明者はこれに着目して前記田植機に更に改
良をかさね、作業者2名で紙シート被覆水稲移植が可能
となる本発明の田植機を開発した。
【0022】
【実 施 例】以下、本発明の実施例を図面にもとづき
説明する。図1は本発明にかかる田植機の要部を示す平
面図、図2は側面図であって、本発明は特に、開発途中
で使用された紙シートの幅を3分割状にした形態のもの
を使用しており、この分割された3本の紙シートロール
1 , P2 ,P3 の内の中央部の紙シートロールP1
移動機本体1の前部に、他の2本の紙シートロール
2 ,P3 を運転席9の後方の両側に配置している。
【0023】移動機本体1の運転席9の後部の両側にロ
ール支持部材12を植立し、これの先端部に支持された軸
を介して紙シートロールP2 ,P3 が支持されている。
これらの2本の紙シートロールP2 ,P3 は移動機本体
1の後方に延長されたステー13で支持されたフリーロー
ラ14を介して、植付装置4の苗載台支持部材15に固定さ
れた支持部材16で支持された紙合わせローラ装置17に導
かれる。なお、後輪7の後方に泥よけ8を配置し、この
後輪7による泥水の飛散を防止した位置に紙シートロー
ルP2 ,P3 より引出された2枚の紙シートp2 ,p3
の経路を形成している。
【0024】また、移動機本体1の前部中央に突設した
ロール支持部材18に中央に敷設される紙シートロールP
1 が支持されている。この紙シートロールP1 より引出
された紙シートp1 は移動機本体1の前部下方に延長さ
れているステー19に支持されている上下一対のフリーロ
ーラ20に案内され、更にこの移動機本体1の下部に設け
た支持部材22に支持され、機体に沿って延長されている
紙送りケース23の内部を通過して前記紙合わせローラ装
置17に導かれるようになっている。
【0025】この紙合わせローラ装置17上においては、
3本の紙シートロールP1 , P2 ,P3 から引出された
3枚の紙シートp1 , p2 ,p3 が縁部を重ね合わせた
状態で支持されている。この3枚の紙シートp1 ,
2 ,p3 は図1のように縁部を重ねた状態で支持され
るのが好ましいが、場合によっては縁部を衝合させた状
態で支持することもできる。そしてこの広幅状に展開さ
れた複数枚の紙シートは紙合わせローラ装置17を経由し
て田面Mに案内され、次いでこの紙シートの上を植付装
置4のフロート24が移動しながら植付爪で穿孔と同時に
植付けすることになる。
【0026】図3及び図4はこの紙合わせローラ装置17
の細部を示しており、支持部材16の一つに固定されたモ
ーター25とベルト26を介して紙合わせ駆動ローラ17aが
駆動される。そして図4−aに示すようにこの紙合わせ
駆動ローラ17aに対向して所定の距離hを持って紙支持
板17bが手動または自動で所定の角度だけ回動する回動
軸17cに取付けられている。
【0027】この図4−a状態は、紙支持板17bを下降
位置に下げており、紙合わせ駆動ローラ17aと紙支持板
17bとの間に間隙gが形成されており、下側に中央の紙
シートp1 を案内し、その上側に側方の紙シートp2
3 を案内して合流させており、この合流状態では3枚
の紙シートp1 , p2 ,p3 を1枚に横並びに配列して
植付装置4の下方の田面Mに引出す苗の植付中作業の状
態を示している。また、図4−bは、紙支持板17bを上
昇位置に上昇させることにより、紙支持板17bと紙合わ
せ駆動ローラ17aとの間に3枚の紙シートp1 , p2
びp3 を挟持して保持した状態を示しており、この状態
は紙シートのフロート下方位置への繰り出し状態か回行
時のように紙シートを切断する時である。
【0028】図4−cは、回動軸17cに設けたアーム17
dの先端にフリーローラ17eを設けたものを示してお
り、この図は図4−aに、また、図4−dは図4−bの
状態にそれぞれ対応している。なお、本実施例において
は紙合わせ駆動ローラ17aの連動機構としてベルト26等
の巻掛け無端帯を用いているが、これの他スクリューギ
ァ等の軸や歯車伝導機構によって連動することも可能で
ある。
【0029】図2に示すように移動機本体1の機体の下
方に支持された紙送りケース23はトンネル状のもので、
この中を紙シートp1 が通過させて紙合わせローラ装置
17の位置まで案内するものであるが、この紙シートp1
の移動状態が監視できるように上面が透明プラスチック
で出来た平型ケース状に形成されており、これによって
後輪7による泥水のはねあがりからの水濡れを防ぐとと
もに、エンジンオイル等の汚れも防止している。
【0030】図2に示す如く、移動機本体1の後方に設
けた平行リンク2を介してヒッチ3が上下に平行運動可
能に支持され、このヒッチ3に前記植付装置4が支持さ
れている。この植付装置4は前記ヒッチ3の中央部に設
けた連結ピン4aを介して複数のドライブケース4bが左右
に揺動可能に支持されている。そして、このドライブケ
ース4bの下方にリンクを介してセンターフロートとサイ
ドフロートからなるフロート24が支持され、このフロー
ト24の後方の両側に植付アーム4cが回転可能に設けられ
ている。そしてこのドライブケース4bの前方に苗載台支
持部材15を介して苗載台15aが前高後低状に傾斜した状
態で左右に連続的に移動可能に支持されている。
【0031】前記ドライブケース4bの前方に前記移動機
本体1より駆動される入力軸12が設けられ、これの動力
により前記植付アーム4cに植付け運動を与えると共に、
ナピア軸15bを駆動して苗載台10を前記植付けアーム4c
の植付け運動に連動して左右に連続的に移動させるよう
に構成されている。更に苗載台支持部材15に固定された
支持部材28によって紙シート切断装置29が支持されてい
る。紙シート切断装置29は、図5に示すように長尺の切
断刃30が下向きに装置された支持部材31より延長されて
いるレバー32のバー15の矢印イ方向への押下げ操作によ
り、紙合せローラ装置17で支持されている3枚の紙シー
トを一挙に切断するように構成されている。なお、31a
は戻しスプリングである。
【0032】図5の紙シート切断装置29は直線場の切断
刃30を使用したシャーリング機械型式のものを示した
が、これ以外に前述の如く他の形式のものも採用するこ
とができる。図6及び図7はフレーム33の上方に軌動軸
34を支持し、この軌動軸34上に移動体35を支持し、この
移動体35をモータ37で駆動される駆動ベルト36によって
左右に移動させ、この移動体35の下端に設けた切断刃等
の切断手段によってフレーム33の下端に支持されている
カッター受軸38上の紙シートを横断して切断するように
したものである。なお、カッター受軸38は2本の丸形の
パイプか角形のパイプを平行にしたもの、2枚のL形材
を対向させたもの、あるいはパイプの上面に切断刃進入
用のスリットを開口したもの等を使用することができ
る。
【0033】図8は円板型カッターの例を示すもので、
移動体35に支持されたアーム39の先端に円板状の切断刃
40を支持し、この切断刃40の両側に設けた紙押さえロー
ル41でカッター受軸38上に紙シートを押圧しながらこれ
を切断するように構成している。なお、紙押さえロール
41をカッター受軸38上に沿って移動可能にして駆動でき
るようにすると良好な切味のもの等とすることができ
る。
【0034】図9は図8のカッターの変形例を示すもの
で、アーム39の先端に横アーム42を支持し、この横アー
ム42の両端に紙押さえロール41を支持したものである。
このカッターの場合には切断刃40をカッター受軸38のス
リットを通過させることによってこのカッター受軸38上
の紙シートを切断するものである。図10は更に別の形式
のものを示しており、移動体35に2枚の円板状の紙押さ
えロール41を支持し、この紙押さえロール41の間にスト
ッパー43を有する刃支持板44を設け、この刃支持板44の
側面に板状の切断刃45を支持させている。この切断刃45
を両刃とすることによって移動体35の往復移動によって
紙シートを切断することができる。なお、切断刃は、円
板状のもの、鋸歯状のもの、シートカッターとして一般
に使用されているもの等、各種のものを採用することが
可能である。
【0035】図11は田植え作業中における紙シートと植
付装置4との関係を示すもので、5条植付用田植機の場
合は、サイドのドライブケース4bに固定された支持部材
4eとガイドローラ4gがピン4fによって連結され、このピ
ン4fの遊びを利用して後方へのみ約15°だけ回転運動し
て逃げるように構成している。すなわち、図11及び図2
に示す状態から後方へ反時計方向に15°回転可能であ
り、通常はこのガイドローラ4gがその自重により紙シー
トを押圧しながら田面Mに追従するものである。また、
植付アーム4cの先端に設けた植付爪4dは3本の紙シート
ロールP1 , P2,P3より解き出された紙シートp1
2 ,p3に小径の孔を開ける機能と、一株分の苗を支
持する機能とを有するものである。前記ガイドローラ4g
はフロート24の下面より距離Hだけ上方に位置し、紙シ
ート側p2 ,p3 の上方への反り返しを押さえ、紙シー
トp2 ,p3 の下面と田面Mが常に密着するようピン4f
の遊びを利用して調節される。
【0036】本発明にかかる田植機に供給する紙シート
は一般に“ダンボール用中芯材”と称して販売されてい
るものを利用することができ、無漂白のため黄褐色の故
紙を100%使用した再生紙で、硬紙状の腰の強い性状の
ものであって、例えば5条植の場合で、条間が300mm と
して中央の紙シートp1 を下方にし、その両側上方に側
部紙ロールP2 , P3 から紙シートp2 ,p3 を繰出
し、これら3枚の紙シートを一部重ね合わせ (片側約10
mmの重ね代) を保って一枚の幅広いシートに合流形成し
た後の幅が1.6mのものを使用すると良い。
【0037】次に本発明にかかわる田植機の作用につい
て説明する。植付対象となる水田は通常の方法で代掻き
整地状態になっており、植付時に於いては田面の冠水は
少ない状態に調節される。移動機本体1の前進に伴って
この移動機本体1の前部と運転席9の後方両側に支持さ
れた紙シートロールP1 ,P 2 ,P3 よりそれぞれ紙シ
ートp1 ,p2 ,p3 が解き出され、紙合わせローラ装
置17の部分で合流して幅方向に一枚状に展開される。そ
して図3及び図4に示す如く植付開始時のみ、紙支持板
17bを紙合せ駆動ローラ17aに接するまで上方に回転さ
せる。そしてモータ25を制御して駆動ローラ17aを駆動
すると紙シートが腰折れすることなく図11に示す如く後
方に繰出され植付装置4の複数のフロート24とガイドロ
ーラ4gの下方に誘導案内される。なお、フロート24の下
方に案内された3枚の紙シートp1 ,p2 ,p3 は、そ
の後では紙支持板17bと紙合わせ駆動ローラ17aを図4
−aの如く開放しても、ガイドローラ4gとフロート24に
よって田面Mに押圧されると共に田面の水を吸収し湿潤
状態になって密着固定されるため、移動機本体1の移動
により自動的に繰り出される。
【0038】このガイドローラ4gと紙シート上を移動す
るフロート24によって植付部の上下自動調節並びに後輪
7の跡ならしを確実に行いながら田面Mを平坦にする。
そして、苗載台15aに載置されたマット苗の下端部を植
付爪4dで掻き取り、均平に敷設された紙シートp1 ,p
2 及びp3 に所定の大きさの孔を開口すると同時に、苗
の植付けを行うのである。
【0039】また、紙合せローラ装置17を支持する支持
部材16は植付装置4に設けられ、この植付装置4と共に
ローリングするので田面Mに対し、3枚の紙シートは常
に平行となり、その結果、紙シートにシワが発生する恐
れななく田面Mに沿って紙シートが展開状態を保持した
まま円滑に繰り出されることになる。また、枕地回行時
の紙シートの切断は、植付装置を下降接地させたままの
状態で移動機本体1の走行を停止させ、しかる後、紙支
持板17bを紙合わせ駆動ローラ17aに接するまで回転さ
せてこれらの間に紙シートp1 ,p2 ,p3 を挟持し、
この紙合わせローラ装置17とフロート24によって紙シー
トが、紙シート切断装置29の前後端を保持固定されたと
ころにカッター30の切断刃が下降することによって切断
される。
【0040】従って、紙シートは切断部の前後を保持さ
れて緊張状態の中で切断作用を受けるので、所望通りに
確実に切断される。このようにして紙シートを切断した
後、紙合わせローラ装置17で紙シートロールより解きだ
している紙シートを挟持したままの状態で植付装置4を
上昇させ、しかる後、枕地を旋回する。そして旋回後に
於ける次工程での紙シート繰出し、植付再開は前述した
と同様の操作により行なう。
【0041】
【発明の効果】本発明にかかる田植機は、田植機の走行
部の前部中央と、運転席後部の両側に紙シートロールを
支持する手段と、植付装置の進行と共に前記紙シート3
枚を合流させて植付装置の幅方向に展開し、一枚の幅広
シートに形成して植付装置の直前の田面に案内する手段
と、該植付装置直前の合流状態の紙シートを保持して横
断状態で切断する手段と、を設けて構成されており、次
の効果を奏することができる。
【0042】(1) 田面に敷設する前工程まで確実に紙
シートの水濡れ等を防止しつつ、紙シートを田面に拡開
して敷設する作業と苗の植付作業を同時に行うことがで
きるので、高能率・的確に紙シート被覆水稲栽培の植付
作業を遂行できる。この紙シート被覆水稲栽培において
は、紙シートが太陽光線を吸収することにより圃場面を
保温し、かつ圃場の水分と肥料の蒸発を抑制し得るので
苗の活着、初期育成を良好にできる。また、紙シートで
覆うことにより圃場面に雑草が生えることを防止し、加
えて、紙シートはその性質上、冠水状態の中では敷設後
40日程度で泥水中へ溶解するため、紙シート溶解後に於
いては慣行農法と同様に水稲生育にあわせた肥培管理や
根の健全性を保つ水管理が可能であり、従来同様きめ細
かな水稲栽培を行うことができる。
【0043】(2) 田面に敷設された紙シートの表面を
フロートが滑走するので、植付部の上下自動並びに車輪
の跡ならしを確実に行いながら植付を行うことができ
る。また、水分の多い圃場の田面上に紙シートを敷設す
るが故に、この敷設された直後からフロートの滑走によ
る押圧も加わって紙シートが吸水作用を開始して湿潤状
態となり、圃場田面への密着効果をより高めることがで
きる。そのため強風下においても紙シートが田面から剥
離することがなく、上記敷設期間中の被覆作用を確実に
保持する。
【0044】(3) 枕地回行時に、植付装置の直前の位
置に合流状態のまま紙シートを保持して切断する手段を
設けているので、枕地における回行作業が円滑に能率良
く遂行できる。 (4)紙シートロールを機体幅方向に3分割する形態と
し、1個の紙シートロールを機体の前部中央に、残りの
2個を機体の後方左右にぞれぞれ設けているので、機体
に掛かる紙シートロールの重量が機体の前後に分散さ
れ、紙シートロール支持部材を軽くし、機体バランスを
良好に保つことができ、しかも個々の紙シートロールが
必然的に軽量になっているのでこれの装填操作が極めて
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における田植機の平面図であ
る。
【図2】図1の田植機の側面図である。
【図3】紙合せローラ装置の要部を示す斜視図である。
【図4】図aは紙シートの通過状態の紙合せローラ装置
の側面図、図bは紙シートの挟持状態を示す側面図、図
cは図aの紙支持板の代わりにフリーローラを使用した
装置の紙シートの通過状態の紙合せローラ装置の側面
図、図dは図bに相当する紙合せローラ装置の側面図で
ある。
【図5】紙シート切断装置の要部を示す斜視図である。
【図6】別の形式の紙シート切断装置の要部を示す平面
図である。
【図7】同紙シート切断装置の要部を示す正面図であ
る。
【図8】図aは更に別の形式の紙シート切断装置の側面
図、図bは正面図である。
【図9】図aは更に別の形式の紙シート切断装置の側面
図、図bは正面図である。
【図10】図aは更に別の形式の紙シート切断装置の側面
図、図bは正面図である。
【図11】紙シートの端部をガイドローラで押さえながら
移動する状態を示す断面図である。
【図12】本発明の開発途中の田植機の要部を示す正面図
である。
【図13】本発明の開発途中の田植機の平面図である。
【符号の説明】
1 移動機本体 4 植付装置 4e 支持部材 4g ガイドローラ 4f ピン 10 紙シートロー
ルの予備収納部 12 ロール支持部材 14 フリーローラ 16 支持部材 17 紙合せローラ
装置 17a 紙合せ駆動ローラ 17b 紙支持板 17c アーム 17e フリーロー
ラ 18 ロール支持部材 23 紙送りケース 29 紙シート切断装置 30 切断刃 32 レバー 34 軌動軸 35 移動体 36 駆動ベルト 38 カッター受軸 40 円板型切断刃 41 紙押えロール 42 横アーム 43 ストッパー 44 刃支持板。 P1 , P2 ,P3 紙シートロール p1 , p2 ,p
3 紙シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 田植機の走行部の前部中央と、運転席後
    部の両側に紙シートロールを支持する手段と、植付装置
    の進行と共に前記紙シート3枚を合流させて植付装置の
    幅方向に展開し、一枚の幅広シートに形成して植付装置
    の直前の田面に案内する手段と、該植付装置直前の合流
    状態の紙シートを保持して横断状態で切断する手段と、
    を設けてなる田植機。
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