JP2008079578A - 水田作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 走行機体の後部に水田作業装置を昇降自在に連結した水田作業機において、後輪によって後方に向けて上下広く飛散された泥が水田作業装置の各部に付着堆積することを防止する。
【解決手段】 水田作業装置の前方に、走行機体の後輪2によって後方に飛散された泥を受け止める泥除けカバー60を、水田作業装置下部から後輪軸心の上方相当個所に亘って配備し、走行基準指標を田面に形成するマーカー本体11cをマーカーアーム11aに備えてなるマーカー11を、泥除けカバー60の背部に起伏揺動可能に配備し、起立揺動されたマーカーアーム11aが泥除けカバー60の背部に入り込むよう構成してある。
【選択図】 図7

Description

本発明は、走行機体の後部に苗植付け装置、水田直播装置、などの水田作業装置を昇降自在に連結した水田作業機に関する。
代表的な水田作業機である田植機においては、水田内での走行中に後輪によって後方に飛散された泥が苗植付け装置に付着堆積することが多い。そこで、例えば、特許文献1に示されているように、後輪の直後方に位置する整地フロートの前部上方に泥除けカバーを配備して整地フロートに泥が付着堆積することを防止し、整地フロートが付着堆積した泥の重量で不当に沈下して、田面の泥押しが多くなることを回避するよう構成したものが知られている。
特開平8−308334号公報
上記構造では後輪の直後方に位置する整地フロートへの泥の付着堆積を防止することはできるが、土質および走行速度によっては泥が泥除けカバーを越えて上方にまで広く飛散して、苗植付け装置における機体前方に臨む各部に付着することがあり、摺動部に泥が付着して磨耗が早められたり、作動抵抗が大きくなって駆動負荷が増大しやすくなるものであった。また、苗植付け装置の細部にまで泥が付着することで、植付け作業後の洗浄に多大な労力と時間を要するものであった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、後輪によって後方に向けて上下広く飛散された泥が水田作業装置の各部に付着堆積することを防止することを目的としている。
第1の発明は、走行機体の後部に水田作業装置を昇降自在に連結した水田作業機において、
前記水田作業装置の前方に、走行機体の後輪によって後方に飛散された泥を受け止める泥除けカバーを、水田作業装置下部から後輪軸心の上方相当個所に亘って配備し、走行基準指標を田面に形成するマーカー本体をマーカーアームに備えてなるマーカーを、前記泥除けカバーの背部に起伏揺動可能に配備し、起立揺動されたマーカーアームが前記泥除けカバーの背部に入り込むよう構成してあることを特徴とする。
上記構成によると、泥除けカバーは、水田作業装置を上下に幅広く覆うとともに、水田作業装置の左右端部に位置するマーカーアームをも覆う横幅の広いものとなり、後輪によって上下に広く飛散された泥が水田作業装置の前面露出部位及びマーカーアームに付着堆積することが好適に阻止される。
従って、第1の発明によると、後輪によって後方に向けて上下広く飛散された泥が水田作業装置に付着堆積することを確実に防止することができ、摺動部に泥が付着して磨耗が早められたり、作動抵抗が大きくなって駆動負荷が増大するようなことを未然に回避することができる。又、後輪によって後方に向けて上下広く飛散された泥がマーカーアームに付着堆積することを確実に防止することができ、マーカーアームの起状揺動の駆動負荷が増大するようなことを未然に回避することができる。水田作業装置の細部にまで泥が付着することがなくなり、作業後の洗浄も容易となる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
起立揺動されたマーカーアームが交差係入する凹部を前記泥除けカバーの左右端辺に形成して、マーカーアームの前記凹部より下方部分が泥除けカバーの背部に入り込むよう構成してあるものである。
上記構成によると、マーカーアームが起立揺動されると、凹部より上方のマーカーアーム部分は泥除けカバーの前方側に突出されることになり、マーカーアームの先端側に備えられたマーカー本体は泥除けカバーの前方側に位置し、マーカー本体に付着した泥が跳ね上げられても、泥除けカバーの背部に入り込んで水田作業装置の部分に付着することが防止される。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、
前記マーカーアームの基端を前記泥除けカバーに揺動可能に支持してあるものである。
上記構成によると、泥除けカバーを取外すことで、長いマーカーアームも一緒に取外すことができ、メンテナンス作業や洗浄作業を行うのに便利なものとなる。
泥除けカバーを樹脂成形すると、マーカーアームの基端を枢支するボス部を一体成形することができ、マーカー支点構造における部品点数の節減およびコスト低減にも有効となる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか一つの発明において、
前記マーカーアームを起立格納姿勢に係止保持する係止部を前記泥除けカバーに設けてあるものである。
上記構成によると、マーカーアームの支点位置やマーカーアームの揺動角度、などに製作誤差や組み立て誤差があっても、起立格納したマーカーアームを泥除けカバーに対して所定の位置で格納することができ、泥除けカバーから不当に突出した状態で格納して、他物に接触させてしまうようなことを未然に回避することができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか一つの発明において、
前記マーカーアームの先端部に、マーカー本体を装着した支持アームを前後揺動可能に差込み支持し、マーカーアームの先端部に固着した支持金具に前記支持アームの基部を係入して左右に位置決めする凹部を形成してあるものである。
上記構成によると、構造簡単にマーカー本体の左右位置決めを行うことができるとともに、凹部への係合を解除することで、マーカーアームから支持アームを取外すことができ、変形あるいは損傷した支持アームを修理あるいは交換のために容易に取外すことができる。
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか一つの発明において、
前記マーカーアームとマーカー出退操作用の作動部材とを連係部材で連動連結するとともに、前記作動部材に対する前記連係部材の連結位置を複数位置に選択可能に構成してあるものである。
上記構成によると、作動部材に対する連係部材の連結位置を変更することで、作用姿勢に倒伏されたマーカーアームの姿勢を変更して接地するマーカー本体の高さを変えることができ、田面の性状に応じた高さでマーカー本体を接地させて、的確に走行基準指標を形成することができる。
図1に、本発明に係る水田作業機の一例である施肥装置付きの乗用型田植機が示されている。この乗用型田植機は6条植え仕様に構成されたものであって、前輪1および後輪2を備えて四輪駆動式に構成された走行機体3の後部に、油圧シリンダ4で駆動される平行四連リンク構造の昇降リンク機構5が装備され、この昇降リンク機構5の後端下部に苗植付け装置(水田作業装置)6が前後向き支点p周りにローリング自在に連結支持されるとともに、走行機体3の後部に施肥装置7が搭載された構造となっている。
前記苗植付け装置6は、6条分のマット状苗を載置して一定ストロークで往復横移動される苗のせ台8、この苗のせ台8の下端から1株分づつ苗を切り出して田面Tに植え付けてゆく6組の回転式の植付け機構9、田面Tの植付け箇所を均平化するよう並列配備された3個の整地フロート10、次行程の走行基準指標を田面Tに形成する左右一対のマーカ11、等が備えられている。
図2,3に示すように、苗植付け装置6における前側下部にはアルミ材を押し出し成型してなる左右に長い角筒状の植付けフレーム12が装備され、この植付けフレーム12が前記昇降リンク機構5の後端下部にフィードケース13を介してローリング自在に連結されている。植付けフレーム12の左右中央付近に、走行機体からの動力を受けるフィードケース13が連結されるとともに、植付けフレーム12の後面の左右3箇所に植付けケース14が後向き片持ち状に連結され、各植付けケース14の後端部に貫通横架された植付け駆動軸15の左右両端に前記植付け機構9が装着されている。
植付け機構9には、前記植付け駆動軸15の端部に連結固定されて植付け駆動軸15と一体回転する回転ケース16と、この回転ケース16における両端部の横外側に横軸心回りに自転可能に軸支された爪ケース17とが備えられており、各爪ケース17に植付け爪18と苗押し出し具19が装備されている。
回転ケース16が植付け駆動軸15によって前進回転方向(図3において反時計方向)に定速で1回転されるのに連動して、爪ケース17が回転ケース16に内装された不等速ギヤ伝動機構(図示せず)によって逆方向に不等速で1回転自転され、これによって、植付け爪18が、苗のせ台8の下端の苗取出し口と田面Tとに亘る縦長の先端回動軌跡Sを描いて循環移動するようになっている。植付け爪18が苗のせ台8の下端から切り出し保持した苗を田面Tに持ち込む時点で、苗押し出し具19が爪先側に突出作動して保持した苗を植付け爪18から分離して地中に押込むように構成されている。
図3,図4に示すように、植付けケース14の上方箇所には苗のせ台8の下端部を左右スライド自在に受け止め支持する摺動レール21が横架されている。この摺動レール21は、ガイドロッド22を介して苗のせ台8の傾斜方向に変位可能に支持されており、摺動レール21を位置調節して苗のせ台8を先端回動軌跡Sに対して上下移動することで、植付け爪18による苗取出し量を変更調節することが可能となっている。摺動レール21の位置調節には、支点a周りに揺動操作される苗取り量調節レバー23が用いられ、揺動調節した苗取り量調節レバー23を植付けフレーム12に備えたレバーガイド24のノッチ25に係止することで、摺動レール21を任意の調節位置に固定保持するよう構成されている。
植付けケース14の前部下方にはフロート支点軸26が横方向に配備され、このフロート支点軸26から後方に向けて突設された3組のフロート支持アーム27の後端に前記整地フロート10が支点b周りにそれぞれ上下揺動可能に連結支持されている。フロート支点軸26と一体に支点c周りに揺動自在なフロート支持アーム27は、フロート支点軸26から前方上方に延出された植付け深さ調節レバー28によって揺動操作されるようになっており、フロート支持アーム27を上方に移動させることで植付け爪18の先端回動軌跡Sが田面Tに対して下がって植付け深さが深くなり、フロート支持アーム27を下方に移動させること前記先端回動軌跡Sが田面Tに対して上がって植付け深さが浅くなる。植付け深さ調節レバー28は前記レバーガイド24のノッチ29に係止して任意の調節位置に固定保持することができる。
前記フィードケース13には走行機体3から取り出された作業用動力が伸縮伝動軸30を介して伝達され、このフィードケース13に伝達された動力で苗のせ台8が一定ストロークで横送り駆動されるとともに、そのストロークエンドごとに苗のせ台8に備えた苗送りベルト31が一定ピッチづつ送り駆動される。フィードケース13から取り出された横軸動力が各植付けケース14の前部に入力されるようになっている。
植付けフレーム14の左右からは支柱32が立設され、その支柱32に亘って架設固定された横フレーム33の左右複数箇所にガイドローラ34が備えられ、これらガイドローラ34が苗のせ台8の上部背面に横架連結された案内フレーム35に係合され、前倒れ姿勢に維持された苗のせ台8の上部が左右移動可能、上下移動可能に受け止め支持されている。
前記昇降リンク機構5の後端上方には、ローリング駆動装置40が設けられている。このローリング駆動装置40から左右横外方に導出された操作ワイヤ41と前記横フレーム33の左右箇所とに亘って緩衝バネ42が架設され、電動モータ43によって左右の操作ワイヤ41を背反的に出し入れ操作することで、苗植付け装置6の全体が前後向き支点p周りに駆動揺動されるようになっている。ローリング駆動装置40は、苗植付け装置6の左右傾斜を検知する図示されていない傾斜センサに連係されており、走行機体3が耕盤の起伏や凹凸によって左右傾斜して苗植付け装置6が追従傾斜すると、これが傾斜センサで検知されて電動モータ43が作動制御され、苗植付け装置6が左右水平姿勢まで復帰制御されるようになっている。なお、ローリング駆動装置40と苗植付け装置6との間には緩衝バネ42が架設されているので、ローリング駆動装置40が作動休止状態でも苗植付け装置6は緩衝バネ42を変形させながら自由ローリング作動することが可能であり、走行機体3が多少の左右傾斜しても苗植付け装置6は田面Tに接地追従する。
昇降リンク機構5の後端上部と苗のせ台背部の案内フレーム35の左右箇所に亘ってバランスバネ36が張設されている。苗のせ台8が横移動すると、その移動方向と反対側のバランスバネ36が伸ばされて、バネ張力によるローリング力が苗植付け装置6に付加され、苗のせ台8の横移動による重量バランスの変化で苗植付け装置6が傾斜することが自動的に防止されるようになっている。
前記施肥装置7は、その主部が走行機体3の後部に配備された運転座席20と前記苗植付け装置6との間において走行機体3に搭載されており、粉粒状の肥料を貯留する肥料ホッパ46、この肥料ホッパ46内の肥料を繰り出す回転式の繰出し機構47、繰り出された肥料を供給ホース48を介して苗植付け装置6の各整地フロート10に備えた作溝器49に風力搬送する電動ブロワ50、電動ブロワ50からの搬送風を2条単位で並列配備された3個の繰出し機構47に分配供給する送風ダクト51、などを備えている。
図7,8に示すように、前記マーカー11は、植付けフレーム12の左右端部に支点d周りに起伏揺動可能に取り付けられたマーカーアーム11a、このマーカーアーム11aの先端部に前後揺動可能に連結された支持アーム11b、この支持アーム11bの下端に遊転自在に装着された回転式のマーカー本体11c、支持アーム11bを係止して所定の揺動位置に弾性保持するねじりバネ11d、等によって構成されている。マーカーアーム11aは、電動モータ55によって回動駆動される作動部材56にねじりバネからなる連係部材57を介して連動連結されており、電動モータ55が正逆作動することで、図7中の実線で示すように、マーカーアーム11aが横外方に張出し倒伏されてマーカー本体11cが田面Tに没入する作用姿勢と、図7中の仮想線で示すように、マーカーアーム11aが起立されてマーカー本体11cが田面Tの上方に大きく浮上される格納姿勢とに切換え揺動可能に構成されている。
図10,11に示すように、マーカーアーム11aの先端部に固着した支持金具11eに凹部58が切欠き形成され、この凹部58に支持アーム11bの基部を係入することで、支持アーム11bの左右方向での位置決めがなされている。図9に示すように、マーカー出退用の前記作動部材56には連係部材57との連結孔59が複数個形成されており、連結位置を選択変更することでマーカーアーム11aを起立させた格納姿勢を変更することができるようになっている。
上記のように構成された苗植付け装置6の前部には、後輪2から後方に跳ね上げられた泥を受け止める左右一対の泥除けカバー60が装着されている。この泥除けカバー60は樹脂材をブロー成形して板状に形成されており、図5に示すように、上端部の左右箇所が前記横フレーム33にブラケット61を介してボルト締め固定されるとともに、図6に示すように、泥除けカバー60の下部の左右箇所が、植付けケース14を植付けフレーム12へ連結する貫通ボルト62を利用してに共締め固定されている。なお、前記貫通ボルト62は植付けフレーム12に沿って配備されたナット付きの受け板63に締め込まれるようになっている。
各泥除けカバー60は、後輪2に後方から対向して左右の整地フロート10の前端近傍から後輪軸心xより上方の高位置に亘って上下に長く、かつ、左右の整地フロート10に前方から重複する幅広に形成されている。この泥除けカバー60の上下中間部位が全幅に亘って前向きに膨出するよう湾曲形成されており、この湾曲膨出部60aの後方にマーカー11を起伏駆動する電動モータ55が配置されている。湾曲膨出部60aの下半部が、泥除けカバー60全体の前倒れ傾斜角度よりきつい角度で前方下方に向けて傾斜する泥落し案内面Gとなっており、後輪2から跳ね飛ばされる泥の多くを急傾斜の泥落し案内面Gで受け止めて速やかに自重落下させ、泥除けカバー60に泥が多量に付着堆積することが防止されるようになっている。
整地フロート10が最も下方に位置調節された最浅植え状態においても、泥除けカバー60の下端がその後方に位置する整地フロート10の上端と略同高さ、好ましくは整地フロート10の上端より低い位置に位置するよう構成され、泥除けカバー60の下端と整地フロート10との間から泥が後方に飛散することが防止されている。
各泥除けカバー60の周辺適所には切欠き64が形成されている。この切欠き64に前記供給ホース48が挿通され、ホース自体の弾性復元力によって切欠き64の内奥に係止され、不当にずれ動くことなく支持されるようになっている。
各泥除けカバー60は、マーカー11の支点dを前方から覆うよう横幅広く形成されるとともに、各泥除けカバー60の横外端辺には、マーカーアーム11aが格納姿勢に起立揺動された際に、マーカーアーム11aの中間部位を交差係入する凹部65が形成されており、格納姿勢のマーカーアーム11aは、凹部65より下方において泥除けカバー60の背部に入り込み、凹部65より上方において泥除けカバー60の前方に露出するようになっている。
このように、格納姿勢のマーカーアーム11aは、凹部65より上方において泥除けカバー60の前方に露出するので、マーカー本体11cに付着した泥がマーカーアーム11aの起立揺動に伴って跳ね上げられても、泥除けカバー60の前方に跳ね飛ぶことになって、跳ね飛ばされた泥が泥除けカバー60の背部に入り込んで苗植付け装置6に付着することはない。
泥除けカバー60の横外端近くにはフック状の係止部66が設けられており、非作業時において、連係部材57を撓ませながらマーカーアーム11aを格納姿勢から更に手動で略鉛直状態まで起立揺動させて係止部66で係止固定しておくことで、マーカー11が不用意に使用姿勢に突出しないよう格納ロックしておくことができるようになっている。
泥除けカバー60における湾曲膨出部60aには前方に突出するホース保持部60bが一体形成されている。このホース保持部60bは、苗植付け装置6が昇降リンク機構5から取外された際に、送り出し機構47から取り外した供給ホース48の前端部を差込み保持しておくことができる。
〔他の実施例〕
(1)図12,13に示すように、泥除けカバー60の背面における左右端部近くに、マーカーアーム11aの支点dを形成するボス部60cを一体形成することもできる。この場合、マーカー出退操作用の電動モータ55および作動部材56を泥除けカバー60の裏面に装着支持して、泥除けカバー60の取り外しによってマーカー11全体を共に取り外すことができように構成することが望ましい。
(2)前記マーカー11が格納姿勢に起立揺動された際に、マーカーアーム11a全体が泥除けカバー60の背部に隠されるように構成することもできる。
(3)回転式のマーカー本体11cに代えて、棒状の固定式のマーカー本体(図示せず)に構成してもよい。
田植機の全体側面図 苗植付け装置の前方正面図 苗植付け装置の側面図 整地フロートおよび苗のせ台下端部の支持構造を示す側面図 泥除けカバーの上部取り付け構造を示す縦断側面図 泥除けカバーの下部取り付け構造を示す縦断側面図 泥除けカバーと使用姿勢のマーカーとを示す前方正面図 泥除けカバーと格納ロック姿勢のマーカーとを示す前方正面図 マーカー操作構造の正面図 マーカーの一部を示す平面図 マーカーの一部を示す縦断側面図 別実施例の泥除けカバーを取付けた苗植付け装置の側面図 別実施例の泥除けカバーの下部取り付け構造を示す縦断側面図
符号の説明
2 後輪
3 走行機体
6 水田作業装置
11 マーカー
11a マーカーアーム
11b 支持アーム
11c マーカー本体
56 作動部材
57 連係部材
58 凹部
60 泥除けカバー
65 凹部
66 係止部
x 後輪軸心
T 田面

Claims (6)

  1. 走行機体の後部に水田作業装置を昇降自在に連結した水田作業機において、
    前記水田作業装置の前方に、走行機体の後輪によって後方に飛散された泥を受け止める泥除けカバーを、水田作業装置下部から後輪軸心の上方相当個所に亘って配備し、走行基準指標を田面に形成するマーカー本体をマーカーアームに備えてなるマーカーを、前記泥除けカバーの背部に起伏揺動可能に配備し、起立揺動されたマーカーアームが前記泥除けカバーの背部に入り込むよう構成してあることを特徴とする水田作業機。
  2. 起立揺動された前記マーカーアームが交差係入する凹部を前記泥除けカバーの左右端辺に形成して、マーカーアームの前記凹部より下方部分が泥除けカバーの背部に入り込むよう構成してある請求項1記載の水田作業機。
  3. 前記マーカーアームの基端を前記泥除けカバーに揺動可能に支持してある請求項1または2記載の水田作業機。
  4. 前記マーカーアームを起立格納姿勢に係止保持する係止部を前記泥除けカバーに設けてある請求項1〜3のいずれか一項に記載の水田作業機。
  5. 前記マーカーアームの先端部に、マーカー本体を装着した支持アームを前後揺動可能に差込み支持し、マーカーアームの先端部に固着した支持金具に前記支持アームの基部を係入して左右に位置決めする凹部を形成してある請求項1〜4のいずれか一項に記載の水田作業機。
  6. 前記マーカーアームとマーカー出退操作用の作動部材とを連係部材で連動連結するとともに、前記作動部材に対する前記連係部材の連結位置を複数位置に選択可能に構成してある請求項1〜5のいずれか一項に記載の水田作業機。
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