JP2008113623A - 田植機の苗のせ台支持構造 - Google Patents
田植機の苗のせ台支持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008113623A JP2008113623A JP2006301588A JP2006301588A JP2008113623A JP 2008113623 A JP2008113623 A JP 2008113623A JP 2006301588 A JP2006301588 A JP 2006301588A JP 2006301588 A JP2006301588 A JP 2006301588A JP 2008113623 A JP2008113623 A JP 2008113623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- platform
- seedling platform
- sliding rail
- seedling tray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】 苗のせ台12を、摺動レール27にその摺動レール27に沿って移動可能に支持する作業姿勢と、苗のせ台12の苗のせ面に沿って移動させて摺動レール27から上方に離れる非作業姿勢とに切換可能な苗のせ台退避操作機構Bを備える。苗のせ台12と摺動レール27とを一体で植付爪10Aの軌跡に対して遠近方向に移動調節させて苗取量を調節する苗取量調節機構Aを設ける。苗取量調節機構Aの一部を苗のせ台退避操作機構Bに組み込んである。
【選択図】 図5
Description
そして、ロック部材のロック状態を解除し、苗のせ台フレームの上端に設けた揺動軸芯(特許文献P)回りで苗のせ台の下端部を後方上方に向けて揺動させ非作業姿勢に切り換える構成を採っていた。これにより、非作業姿勢では、苗のせ台の下端部に対するメンテナンス作業が容易に行えるものであった。
また、苗のせ台を非作業姿勢に切り換えるには、作業者自身の操作力によって行う必要があり、適当な操作具を導入することも困難なものであるところから、人為的負担が大きくなることもあった。
本発明の第1特徴は、乗用型田植機の苗のせ台支持構造において次のように構成することにある。
苗のせ台を、摺動レールにその摺動レールに沿って移動可能に支持する作業姿勢と、前記苗のせ台の苗のせ面に沿って移動させて前記摺動レールから上方に離れる非作業姿勢とに切換可能な苗のせ台退避操作機構を備えてある。
本発明の第1特徴によると、苗のせ台を、その苗のせ台の苗のせ面に沿って移動させて非作業姿勢に切り換えるので、苗のせ台を揺動させる必要はなく、そのことによって、揺動軸芯を新たに設けて揺動可能な構造を採る必要はない。
特許文献1のように、苗のせ台の下端部を後方上方に向けて揺動させる構造であると、苗のせ台を非作業姿勢に移動させた際に苗のせ台の下端部が後方に移動するので、苗植付
装置の後方から作業を行う場合に苗のせ台の下端部が作業の妨げになることがある。本発明の第1特徴によると、苗のせ台の苗のせ面に沿って苗のせ台を上方に移動させることにより、苗のせ台を非作業姿勢に移動させるので、苗のせ台の下端部が後方に移動することはなく、苗植付装置の後方から作業を行う場合に苗のせ台の下端部が作業の妨げになることはない。
本発明の第1特徴によると、乗用型田植機の苗のせ台支持構造において、苗のせ台下端部のメンテナンス作業が行い易くなる状態を確保しながら、揺動構造の導入を回避して構造の簡素化を図ることができた。
本発明の第2特徴は、苗のせ台を、摺動レールにその摺動レールに沿って移動可能に支持する作業姿勢と、前記苗のせ台の苗のせ面に沿って移動させて前記摺動レールから上方に離れる非作業姿勢とに切換可能な苗のせ台退避操作機構を備えるとともに、前記苗のせ台と前記摺動レールとを一体で植付爪の軌跡に対して遠近方向に移動調節させて苗取量を調節する苗取量調節機構を設け、前記苗取量調節機構の一部を前記苗のせ台退避操作機構に組み込んであることにある。
本発明第2特徴によると、苗のせ台を、その苗のせ台の苗のせ面に沿って移動させて非作業姿勢に切り換えるので、苗のせ台を揺動させる必要はなく、そのことによって、揺動軸芯を新たに設けて揺動可能な構造を採る必要はない。
特許文献1のように、苗のせ台の下端部を後方上方に向けて揺動させる構造であると、苗のせ台を非作業姿勢に移動させた際に苗のせ台の下端部が後方に移動するので、苗植付
装置の後方から作業を行う場合に苗のせ台の下端部が作業の妨げになることがある。本発明の第2特徴によると、苗のせ台の苗のせ面に沿って苗のせ台を上方に移動させることにより、苗のせ台を非作業姿勢に移動させるので、苗のせ台の下端部が後方に移動することはなく、苗植付装置の後方から作業を行う場合に苗のせ台の下端部が作業の妨げになることはない。
@
本発明の第2特徴によれば、苗取量調節機構と苗のせ台退避操作機構とは共に、苗のせ台を苗のせ面に沿った状態で移動させるものであるので、苗のせ台を支持する機構や苗のせ面に沿って移動させる機構の兼用化が可能である。その兼用化によって、機器構成の簡素化が図れる。
しかも、苗取量調節機構と同様に、苗のせ台退避操作機構においても、苗のせ台を苗のせ面に沿って移動させるものであるので、苗取量調節機構で採用していた構造を、苗のせ台退避操作機構においても踏襲することができ、それだけ、新たな機構を導入する必要はなく、それだけ、機器構成を簡素なものとできる。
例えば、苗取量調節機構の操作具(レバー等)を操作すれば苗のせ台を非作業姿勢に移動させるように構成することが可能なので、作業者が苗のせ台を直接に手で持って移動させなくてもよいようにすることが可能となる。
図2,3,8に示すように、伝動ケース8に亘って左右方向に摺動レール27が支持され、苗のせ台12の下部が摺動レール27に沿って往復横移動自在に支持されている。支持フレーム16の右及び左側部から上方に右及び左の支持フレーム28が延出されて、右及び左の支持フレーム28の上部に亘って支持フレーム29が取り付けられている。支持フレーム29の複数箇所に固定されたロッド30に、ローラー31が上下向き軸芯周りに回転自在に支持され、断面コ字状の支持フレーム32が苗のせ台12の上部の裏面に沿って固定されており、ローラー31が支持フレーム32の内側に挿入されている。これにより、苗のせ台12が摺動レール27及びローラー31に沿って往復横移動自在に支持されている。
図4〜図6に示すように、伝動ケース8の横側面に固定されたブラケット24に、支持ロッド25が上下スライド自在に支持され、支持ロッド25の上部にコ字状の係合部25aが固定されている。伝動ケース8の横軸芯P1周りに上下揺動及び固定自在な支持アーム26が支持ロッド25の係合部25aに係合しており、支持アーム26により支持ロッド25の位置が決められている。
図9に示すように、摺動部材45の長さは摺動レール27に比べて短いので、隣接する摺動部材45の間において摺動レール27のパイプ部27a(摺動プレート59)と連結部材44との間に空間が生じており、この空間が図10の紙面斜め左下方に向いている。図9,10,14に示すように、スポンジ材で構成された空間部材49が用意されており、隣接する摺動部材45の間の空間を埋めるように(隣接する摺動部材45に亘るように)、連結部材44の下面に空間部材49が連結クリップ50により固定されている。この状態で、空間部材49の両端部が隣接する摺動部材45の端部の近接する状態となっており、空間部材49の下面が摺動レール27のパイプ部27a(摺動プレート59)の上面に略接する状態となっている。
苗取り量調節レバー54が苗植付装置7に備えられており、図4〜図7に示すように、苗取り量調節レバー54により、支持アーム26の姿勢を横軸芯P1周りに変更して固定することができるのであり、支持アーム26の姿勢を横軸芯P1周りに変更することにより、支持ロッド25及び摺動レール27、苗のせ台12の位置を上下方向に変更することができる。このように摺動レール27の位置を上下方向に変更することによって、植付アーム10の通過軌跡に対する摺動レール27の苗取り出し口27eの位置を上下方向に変更して、植付アーム10が取り出す苗の量を変更することができる。
支持ロッド58の中間位置には板状のブラケット58aが張出し固定してあり、後記するボルト64によって、支持ロッド58を取付固定する場合に機能するように設けられている。
支持ロッド58を固定することによって、この支持ロッド58で苗のせ台12は非作業姿勢に保持される。
従来は、リブ部67bにおける軸線方向に直交する面に沿った状態で切断していたが、上記したように、斜めに切断する構成によって、予備苗補給時の不都合を低減できる。
(1) ここでは、図示しないが、苗のせ台退避操作機構Bを苗取量調節機構Aとは別個に操作機構を構成したものを示す。
苗のせ台退避操作機構Bにおいても、苗取量調節機構Aと同様に、苗取量調節レバー54に相当する苗のせ台持上げレバーと、その苗のせ台持上げレバーによって操作される駆動揺動アームを設け、駆動揺動アームによって苗のせ台12を持上げて非作業姿勢に切り換える。
駆動揺動アームが作用する対象は、苗のせ台12の背面に取り付けられている連結部材44に定め、この連結部材44に対して駆動揺動アームを下側から当接させて苗のせ台12を支持する。ただし、連結部材44に対しては、図13等で示されているものに対して強度向上を図る為に大型化する等の改造を必要とする。
また、機体の固定側に属する駆動揺動アームと、その機体に対して横移動する苗のせ台12に属する連結部材44とは、苗のせ台12の植付作動に伴う往復横移動によって、相対移動することとなるので、駆動揺動アームの連結部材44に対する持上げ先端部に玉状の軸受などを設けて、相対移動が円滑に行えるように構成する必要がある。
このような段差面68aを設けることによって、延長苗のせ台67のリブ部67bを縦リブ68に被せた状態において、延長苗のせ台67のリブ部67bの片持ち状の先端が傾斜面68aに落とし込まれる状態となり、そのリブ部67bの片持ち状の先端が縦リブ68の上面より突出することを抑制できるところから、前記した苗すくい板のリブ部67bとの引っ掛かりを抑えることができる。
12 苗のせ台
12a 苗のせ台の苗のせ面
27 摺動レール
A 苗取量調節機構
B 苗のせ台退避操作機構
Claims (2)
- 苗のせ台を、摺動レールにその摺動レールに沿って移動可能に支持する作業姿勢と、前記苗のせ台の苗のせ面に沿って移動させて前記摺動レールから上方に離れる非作業姿勢とに切換可能な苗のせ台退避操作機構を備えてある田植機の苗のせ台支持構造。
- 苗のせ台を、摺動レールにその摺動レールに沿って移動可能に支持する作業姿勢と、前記苗のせ台の苗のせ面に沿って移動させて前記摺動レールから上方に離れる非作業姿勢とに切換可能な苗のせ台退避操作機構を備えるとともに、前記苗のせ台と前記摺動レールとを一体で植付爪の軌跡に対して遠近方向に移動調節させて苗取量を調節する苗取量調節機構を設け、前記苗取量調節機構の一部を前記苗のせ台退避操作機構に組み込んである田植機の苗のせ台支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006301588A JP4805789B2 (ja) | 2006-11-07 | 2006-11-07 | 田植機の苗のせ台支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006301588A JP4805789B2 (ja) | 2006-11-07 | 2006-11-07 | 田植機の苗のせ台支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008113623A true JP2008113623A (ja) | 2008-05-22 |
JP4805789B2 JP4805789B2 (ja) | 2011-11-02 |
Family
ID=39500124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006301588A Expired - Fee Related JP4805789B2 (ja) | 2006-11-07 | 2006-11-07 | 田植機の苗のせ台支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4805789B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170037529A (ko) | 2015-09-25 | 2017-04-04 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 이앙기 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017135109A1 (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | ヤンマー株式会社 | 苗取出案内部材及びそれを備える苗移植機 |
JP2017136025A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | ヤンマー株式会社 | 苗取出口形成部材及びそれを備える苗移植機 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56125020U (ja) * | 1980-02-22 | 1981-09-24 | ||
JPS5824124U (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-15 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機における苗載台支持構造 |
JPS6264221U (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-21 | ||
JP2006094744A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Kubota Corp | 苗植付け装置 |
-
2006
- 2006-11-07 JP JP2006301588A patent/JP4805789B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56125020U (ja) * | 1980-02-22 | 1981-09-24 | ||
JPS5824124U (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-15 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機における苗載台支持構造 |
JPS6264221U (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-21 | ||
JP2006094744A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Kubota Corp | 苗植付け装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170037529A (ko) | 2015-09-25 | 2017-04-04 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 이앙기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4805789B2 (ja) | 2011-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4805789B2 (ja) | 田植機の苗のせ台支持構造 | |
JP4528154B2 (ja) | 田植機用の苗植付け機構 | |
JP6253510B2 (ja) | 苗植付装置 | |
JP4764302B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP4801519B2 (ja) | 乗用型田植機の苗のせ台支持構造 | |
JP2009017798A (ja) | 乗用型田植機 | |
JP4801423B2 (ja) | 田植機 | |
JP2011234674A (ja) | 水田作業機 | |
JP5774929B2 (ja) | 苗のせ台の摺動部構造 | |
JPH0139139Y2 (ja) | ||
JP2007135420A5 (ja) | ||
JP4350874B2 (ja) | 苗植付機 | |
JP4638809B2 (ja) | 苗植付装置 | |
JPH10323105A (ja) | 田植機の苗植付装置 | |
JP3596279B2 (ja) | 歩行型施肥苗移植機 | |
JP4036674B2 (ja) | 移植機 | |
JP4681418B2 (ja) | 歩行型田植機の植付け機構 | |
JPS6345167B2 (ja) | ||
JP4753822B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP3693600B2 (ja) | 田植機 | |
JP2001258311A (ja) | 水田作業機の線引マーカ | |
JP5365325B2 (ja) | 自走式苗移植機 | |
JP2880382B2 (ja) | 水田作業機における苗載台の支持構造 | |
JP2003284412A (ja) | 乗用型田植機 | |
JP2008283942A (ja) | 苗植付装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090325 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101028 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110714 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110811 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |