JP4638809B2 - 苗植付装置 - Google Patents
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Description
そこで、苗のせ台を非作業姿勢に切り換えて苗のせ台の背面側のスペースを確保する方法が考えられるが、この場合に問題となるのは、苗のせ台と横送り駆動軸との連係の解除する前作業が必要であるということである。
つまり、上記した連係構成においては、ブラケットと移動体とをボルトで連結固定しているので、これを解除するには、人為的にボルトを取外す必要がある。
しかし、ボルトを取外す前作業を行う場合には、苗のせ台は作業姿勢に維持されたままであるので、以前として狭い空間での作業を強いられるところから、作業負担が重いものとなる虞があった。
本発明の第1特徴は、苗のせ台を駆動回転自在な駆動軸によって横送り駆動可能に構成している苗植付装置において、
前記苗のせ台を作業姿勢と前記駆動軸から離れた非作業姿勢とに切換可能に構成し、
前記駆動軸と前記苗のせ台とを連係する連結部材を、前記苗のせ台に連係された第1連結部材と、前記駆動軸によって移動操作されるように前記駆動軸に連係された第2連結部材とで構成し、
前記第1連結部材に形成された長孔と、前記長孔に摺動自在に係合する状態で前記第2連結部材に設けた係合ピンとを備えて、かつ前記苗のせ台が前記作業姿勢から前記非作業姿勢に切り換えられるのに伴って前記係合ピンが前記長孔を移動して前記第2連結部材を前記駆動軸に対して回動させるように構成して、前記苗のせ台と前記第1連結部材、前記第1連結部材と前記第2連結部材、及び、前記第2連結部材と前記駆動軸との連係状態を維持しながら、前記苗のせ台を前記非作業姿勢に切換えることを許容する許容機構を構成し、
前記長孔の上端側部が前記苗のせ台の縦方向に沿い、前記長孔の下端側部が前記上端側部に対して交差する方向に沿うように前記長孔を鉤状に形成するとともに、前記苗のせ台が前記作業姿勢に切り換えられた状態で前記係合ピンが前記長孔の前記上端側部に位置するように構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、非作業姿勢に苗のせ台を切り換える場合には、苗のせ台を非作業姿勢に向けて切換え操作すると、許容機構が有効に機能し、連結部材は苗のせ台と駆動軸との連係状態を解除することなく、苗のせ台を非作業姿勢に切換えることを許容する。
このことによって、苗のせ台を非作業姿勢に切り換える為に、連結部材の苗のせ台等との連係を解除する為に、苗のせ台背面側の狭いスペースで前作業をする必要がなく、また、苗のせ台を非作業姿勢に切り換えて、広いスペースを確保してのメインテナンス作業を行うことができる。
本発明の第1特徴によれば、苗のせ台を非作業姿勢に向けて移動させると、係合ピンが鉤状の長孔内を相対的に位置変更しながら移動するので、第1連結部材と第2連結部材の連係状態を維持することができながら、第1連結部材と苗のせ台、駆動軸と第2連結部材との連係は変らない。
しかも、許容機構として、鉤状長孔と係合ピンを設けるという簡易な構造によって達成できたので、製作上も製作コスト面でも大変有利である。
本発明の第2特徴は、前記苗のせ台の苗を苗取出口に向けて送る縦送り機構と前記縦送り機構に動力を伝達する駆動部材とを前記苗のせ台に設けるとともに、前記駆動部材に当接して駆動力を付与する出力部材を植付駆動部に設け、前記駆動部材を前記出力部材との当接範囲から外れた待機位置に保持する保持機構を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
本発明の第2特徴によると、苗のせ台を非作業姿勢に切り換えると、駆動部材と出力部材との当接状態が解除される。そうすると、出力部材の位置が定まらないものとなる。したがって、出力部材の位置が定まらない状態で苗のせ台を作業姿勢に復帰させると、出力部材が駆動部材と当接する範囲に復帰し得ないことがあり得る。
そこで、本発明の第2特徴においては、保持機構によって、苗のせ台を非作業姿勢に切り換える際に、出力部材を一旦当接範囲から外れた位置に保持する。これによって、苗のせ台を非作業姿勢に切り換える際に、出力部材が駆動部材と干渉することなく、かつ、一定の姿勢で苗のせ台の非作業姿勢への切り換わりに追従する。
そして、苗のせ台を作業姿勢に復帰させる際にも、出力部材と駆動部材とは接触することはなく、苗のせ台を作業姿勢に切り換えた状態で、保持機構の保持状態を解除すれば、出力部材を駆動部材との当接範囲に戻すことができる。
本発明の第3特徴は、前記苗のせ台を前記非作業姿勢に切り換えた状態で、前記苗のせ台と、その苗のせ台を支持する支持部とに亘って掛け渡されて、前記非作業姿勢に維持する保持部材を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
本発明の第3特徴によると、苗のせ台を非作業姿勢に維持する構成として、苗のせ台とその苗のせ台を支持する支持部とに亘って掛け渡されるだけの保持部材を設けることによって、簡単な機構で安定した非作業姿勢を維持できる。
図1及び図2に示すように、前車輪1、後車輪2を備えた走行機体5の前部にエンジン3、後部に運転席4を配置するとともに、運転席4の後方に施肥装置を配置し、走行機体5の後端に、油圧シリンダ6で駆動される昇降リンク機構7を介して苗植付装置10を取り付けて田植機を構成してある。
図1〜図3に示すように、苗植付装置10は、昇降リンク機構7の後端に取り付けられ、エンジン3からの動力伝達を受ける植付フィードケース8を設けるとともに、機体横幅方向に沿って横向きメインフレーム9を配置し、植付フィードケース8を横向きメインフレーム9の左右中間位置に配置し、横向きメインフレーム9より後方に向けて複数個の植付伝動ケース11を平行な状態に配置してある。各植付伝動ケース11には苗植付機構13が設けられており、植付フィードケース8からの動力を各植付伝動ケース11に伝達し、苗植付機構13を駆動するように、植付駆動部が構成されている。
図16〜図18に示すように、第2摺動部材15Bに給油パイプ15bを設けているが、この給油パイプ15bを通して潤滑油(グリス)を供給する為に、苗のせ面を仕切る仕切壁17Fに取付け供給パイプ17aと給油パイプ15bとをゴムホース19で連結して、苗のせ台17の苗のせ面側から給油作業を行えるようになっている。
このように、第2摺動部材15Bに給油パイプ15bを設けることによって、部品点数の削減が可能である。しかも、摺動部材15と苗のせ台17の背面との間に間隙を設けてあるので、その間に苗の根詰まり等を回避でき、油の潤滑を阻害することが少ない。
以上のような構成によって、第1摺動部材15A等の取付取外しを容易に行うことができるとともに、不測に脱落しないようになった。
以上のような構成によって、螺軸20を軸芯回りに回転させると、移動体22が往復移動し、移動体22に連結部材23で繋がった苗のせ台17が往復移動することになる。
ここに、第1連結部材23Aと第2連結部材23Bとで連結部材23を構成する。また、鉤状の長孔23aと係合ピン23bとを、連結部材23と駆動軸としての螺軸20との連係状態を維持しながら、苗のせ台17を非作業姿勢に切換えることを許容する許容機構Cと称する。
一方、植付フィードケース8の螺軸20突出位置とは異なる位置より、左右方向に向けて出力軸29を突出させて出力軸29の突出部分に常時回転する出力部材としての出力アーム30を取り付ける。
これによって、駆動アーム27は出力アーム30と当接して駆動力を受ける作動範囲から脱出して待機位置に退避することとなる。ここに、規制アーム31、及び、引き上げ操作具34を、駆動アーム27を待機位置に保持する保持機構Fと称する。
例えば、苗取量を小さくする為に、苗のせ台17を持ち上げた場合には、図6及び図7に示すように、調節アーム37の回動作動によって連動アーム38を介して規制アーム31が一定角度だけ回動し、駆動アーム27を待機位置より僅かに上方に移動させて、その位置があらたな待機位置となる。
このような構成によって、苗取量調節に連動して縦送り量を調節できることとなっている。
これによって摺動レール14と苗のせ台17の支持部材17Bとの連係を解除することができる。
(1) 保持機構Fとしては、引き上げ操作具34で人為的に規制アーム31を人為的に引き上げる操作を行っているが、この引き上げ操作具34の代わりに、自動的に作動するアクチュエータを利用してもよい。また、この実施形態では、引き上げ操作具34で人為的に規制アーム31を引き上げ操作しているが、引き上げ操作具34で直接駆動アーム27を引き上げる構成を採っても良い。
14 支持部
17 苗のせ台
17D 苗取出口
20 駆動軸
23 連結部材
23A 第1連結部材
23B 第2連結部材
23a 長孔
23b 係合ピン
27 駆動部材
30 出力部材
39 保持部材
C 許容機構
E 縦送り機構
F 保持機構
Claims (3)
- 苗のせ台を駆動回転自在な駆動軸によって横送り駆動可能に構成している苗植付装置であって、
前記苗のせ台を作業姿勢と前記駆動軸から離れた非作業姿勢とに切換可能に構成し、
前記駆動軸と前記苗のせ台とを連係する連結部材を、前記苗のせ台に連係された第1連結部材と、前記駆動軸によって移動操作されるように前記駆動軸に連係された第2連結部材とで構成し、
前記第1連結部材に形成された長孔と、前記長孔に摺動自在に係合する状態で前記第2連結部材に設けた係合ピンとを備えて、かつ前記苗のせ台が前記作業姿勢から前記非作業姿勢に切り換えられるのに伴って前記係合ピンが前記長孔を移動して前記第2連結部材を前記駆動軸に対して回動させるように構成して、前記苗のせ台と前記第1連結部材、前記第1連結部材と前記第2連結部材、及び、前記第2連結部材と前記駆動軸との連係状態を維持しながら、前記苗のせ台を前記非作業姿勢に切り換えることを許容する許容機構を構成し、
前記長孔の上端側部が前記苗のせ台の縦方向に沿い、前記長孔の下端側部が前記上端側部に対して交差する方向に沿うように前記長孔を鉤状に形成するとともに、前記苗のせ台が前記作業姿勢に切り換えられた状態で前記係合ピンが前記長孔の前記上端側部に位置するように構成してある苗植付装置。 - 前記苗のせ台の苗を苗取出口に向けて送る縦送り機構と前記縦送り機構に動力を伝達する駆動部材とを前記苗のせ台に設けるとともに、前記駆動部材に当接して駆動力を付与する出力部材を植付駆動部に設け、前記駆動部材を前記出力部材との当接範囲から外れた待機位置に保持する保持機構を設けてある請求項1記載の苗植付装置。
- 前記苗のせ台を前記非作業姿勢に切り換えた状態で、前記苗のせ台と、その苗のせ台を支持する支持部とに亘って掛け渡されて、前記非作業姿勢に維持する保持部材を設けてある請求項1又は2記載の苗植付装置。
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