JPH10117607A - 紙マルチフィルム被覆装置の切断装置 - Google Patents
紙マルチフィルム被覆装置の切断装置Info
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- JPH10117607A JPH10117607A JP27350096A JP27350096A JPH10117607A JP H10117607 A JPH10117607 A JP H10117607A JP 27350096 A JP27350096 A JP 27350096A JP 27350096 A JP27350096 A JP 27350096A JP H10117607 A JPH10117607 A JP H10117607A
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Abstract
しになっているために危なく、また、刃部が圃場面に当
たるために切れ味が直ぐに落ちていた。 【解決手段】 移動農機の後部に畝整形器を配置し、該
畝整形器の後部に、紙マルチフィルムの引出しガイド機
構と両側を押さえる溝付け覆土機構からなる紙マルチフ
ィルム被覆装置を配置し、ロール状に巻いた紙マルチフ
ィルムFの載置部と、畝との間に紙マルチフィルム切断
装置を配置し、前記紙マルチフィルムを引出す中途部の
前後位置に、ワイヤー36とガイド板37を幅方向に略
平行に配置し、該ワイヤーをガイド板側に引っ張ること
で紙マルチフィルムを切断するようにし、また、前記ワ
イヤーをハンドル35の一端に係止し、該ハンドルのワ
イヤー係止部にローラー39を配置した。
Description
等の移動農機後部に畝整形器と紙マルチフィルム被覆装
置を配置し、この紙マルチフィルムを切断する技術に関
する。
おいて畝整形を行うと同時にマルチフィルムを敷設する
ことは行われており、マルチフィルムを敷設することに
よって土壌の温度を高めたり、保温したりして作物の生
育を助長したり、作物を植えた場所以外の畝面に雑草が
生えないようにしていた。このマルチフィルムはポリエ
チレン等の合成樹脂フィルムでできているために、分解
することが殆どなく、使用後には剥がして、焼却したり
捨てることとなっていた。
の有効利用や環境問題が提起され、合成樹脂製のマルチ
フィルムに代わり紙マルチフィルムが提供されるように
なってきており、紙マルチフィルムを使用することで、
作物の収穫後には耕耘機等で土中に鋤込んで、回収する
手間を省き、鋤込んだ紙マルチフィルムはパルプででき
ているために容易に分解し、有機物に変化することで肥
料ともなり、生育に貢献することにもなる。ところで、
紙マルチフィルムを敷設して圃場端に至ったり、作業が
終了すると、紙マルチフィルムを切断する必要がある。
この紙マルチフィルムを切断する構成としては、特開平
7−30643号や特開平7−147846号の技術の
ように、田植機機の植付部の後端に上下可能に切断刃を
左右方向に設け、該切断刃を下降させることによって紙
マルチフィルムを切断する構成としていた。しかし、切
断刃が剥き出しになっているために危なく、また、刃部
が圃場面に当たるために切れ味が直ぐに落ちてしまうの
である。また、紙マルチフィルム被覆装置の場合には人
手によってナイフや鎌等を用いて切断していたが、刃物
を持ち歩くので危険であった。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、移動農機の後部に畝整形器を
配置し、該畝整形器の後部に、紙マルチフィルムの引出
しガイド機構と両側を押さえる溝付け覆土機構からなる
紙マルチフィルム被覆装置を配置し、ロール状に巻いた
紙マルチフィルムの載置部と、畝との間に紙マルチフィ
ルム切断装置を配置したものである。また、前記紙マル
チフィルムを引出す中途部の前後位置に、ワイヤーとガ
イド板を幅方向に略平行に配置し、該ワイヤーをガイド
板側に引っ張ることで紙マルチフィルムを切断するよう
にしたものである。また、前記ワイヤーをハンドルの一
端に係止し、該ハンドルのワイヤー係止部にローラーを
配置したものである。
る。図1は紙マルチフィルム被覆装置の全体側面図、図
2は同じく斜視図、図3は切断装置の斜視図、図4は同
じく切断時の斜視図、図5はハンドル先端部の一部断面
図である。
として、該トラクタ1の後部に装着した紙マルチフィル
ム被覆装置Cの全体構成から説明する。トラクタ1の後
部には3点リンク式の作業機装着装置Aを介して作業機
としてロータリ耕耘装置Bが装着されている。ロータリ
耕耘装置Bの前左右中央のギアボックスとトラクタ1の
後面より突出したPTO軸との間にはユニバーサルジョ
イント2を介装して、該ロータリ耕耘装置Bのギアボッ
クスから伝動軸やチェーンケース3内のチェーンやスプ
ロケット等を介して耕耘爪軸に動力を伝え、耕耘爪軸上
に植設した耕耘爪8を回動することで圃場を内盛り状に
耕す。
後方にデプスフレーム4が後方に上下回動自在に突出さ
れ、該デプスフレーム4の両側下方にゲージ輪5・5が
軸支されている。該デプスフレーム4とトップリンク支
持アーム6との間には長さ調節可能な調節リンク7を介
装して、該調節リンク7はハンドル9を回動することに
よってゲージ輪5・5を上下してロータリ耕耘装置Bの
耕耘深さを調節できるようにしている。
ケース3及びサイドサポートより後方に支持フレーム1
0・10を突設し、該支持フレーム10・10の後部に
取付ビーム11を横設し、該取付ビーム11の両側より
ステー12・12を後下方に突設している。以下左右対
称に構成されているので一側に付いて説明する。該ステ
ー12の後下部に取付パイプ14を上下位置調節可能に
横設し、該取付パイプ14に畝整形板13を左右位置調
節可能に取り付けて耕耘と同時に畝整形を行っている。
そして更に、前記取付パイプ14の外側に溝付アーム1
5の前端を枢支し、該溝付アーム15と取付パイプ14
より下方へ垂設したステー16との間にバネ17を介装
して、溝付アーム15を下方回動するように付勢すると
ともに、上方へ回動したときには死点越えとなって、上
方回動位置で維持でき、収納できるようにしている。前
記溝付アーム15の後部には踏圧輪18が回転自在に支
持され、その後部に覆土ディスク19が配置されて、溝
付け覆土機構を構成している。
・20を立設し、該支柱20・20に本発明の紙マルチ
フィルム被覆装置Cが装着されている。即ち、支柱20
・20に上下位置調節可能に側面視L字状の載置フレー
ム21・21の前部が固定され、本実施例では、支柱2
0・20に上下方向に開口したピン孔に、載置フレーム
21・21の前部にピンを抜き差しすることにより上下
位置調節可能としている。該載置フレーム21・21後
下部に水平方向に紙マルチフィルム支持フレーム22が
固設され、該紙マルチフィルム支持フレーム22は四角
形の枠状に構成されて、内側の左右方向の長さを紙マル
チフィルムFの幅よりも長くしている。該紙マルチフィ
ルム支持フレーム22の内側の前後左右両側には支持ロ
ーラー23・23・23・23が回転自在に枢支され、
該支持ローラー23・23・23・23上に紙マルチフ
ィルムFを巻いたロールを左右方向に回転自在に載置で
きるようにしている。
途部の後面に円柱状のストッパー26・26が付設さ
れ、該ストッパー26・26と載置フレーム21・21
上に予備の紙マルチフィルムF1を載置できるように
し、更にその紙マルチフィルムF1と支柱20の間の上
に予備の紙マルチフィルムF2を載置できるようにして
いる。但し、本実施例では二つの予備の紙マルチフィル
ムを載置できるようにしているが、3本以上であっても
よくその数は限定するものではない。27は紙マルチフ
ィルムF・F1・F2の両側がずれないように押さえる
ロールガイドである。
の後左右中央にガイドローラー取付フレーム24が上下
及び前後位置調整可能に取り付けられ、該ガイドローラ
ー取付フレーム24にガイドローラー25が回転自在に
支持されて引出しガイド機構を構成している。該ガイド
ローラー25は畝の形状に合わせた円錐状に構成され
て、一対対向して配置されている。このようにして、紙
マルチフィルムFの一端を前記前後の支持ローラー23
・23・23・23の間から下方に引出し、ガイドロー
ラー25の下方から後方へ引出し、畝端に固定すれば、
走行しながら耕耘作業を行えば、同時に紙マルチフィル
ムFが引き出されて、紙マルチフィルムFの両側は踏圧
輪18に押さえられて、覆土ディスク19によって土が
被せられて押さえることができるのである。
番30・30が配置され、ロールカバー31の前部を枢
支し、該ロールカバー31は載置する紙マルチフィルム
F・F1・F2の上方及び前後左右側面を十分覆う大き
さとして、できるだけコンパクトとなるようにしてい
る。そして、ロールカバー31の後端部には係止具32
を配置しており、該係止具32に係止される被係止具3
3が前記紙マルチフィルム支持フレーム22の後部上に
立設した取付体34上に設けられている。
22の下部には本発明の切断装置Dが配置されて、圃場
端や作業終了時に紙マルチフィルムFを長手方向に対し
て直角方向に切断できるようにしている。即ち、切断装
置Dの構成は、図3、図4、図5に示すように、切断ハ
ンドル35とワイヤー36とガイド板37等からなり、
該切断ハンドル35は棒材からできた本体35aの一端
をグリップ35bとして、切断時にグリップ35bを持
って引っ張れるようにし、前記本体35aは紙マルチフ
ィルム支持フレーム22の下面に前後方向に固定したガ
イドパイプ40とガイド板37の間に摺動自在に挿入さ
れている。本体35aの他端は図5に示すように、凹部
35cを形成し、該凹部35c内にガイドローラー39
がピン41によって回転自在に枢支され、該ガイドロー
ラー39は凹部35cよりはみ出さない大きさとしてい
る。そして、凹部35c内のガイドローラー39に囲ま
れた空間内にワイヤー36が挿入され、ガイドローラー
39の溝39aに係止されるようにして係止部としてい
る。
れて紙マルチフィルム支持フレーム22の下面に左右
(幅)方向に固定されており、その間隔はワイヤー36
が十分通過できる程度として、一端は前記切断ハンドル
35を摺動支持できるように半円状に曲げている。但
し、ワイヤー側の面(前面)に刃面を構成すると更に切
断し易くなる。前記ワイヤー36は出来るだけ細くし
て、曲がりやすく切断抵抗が小さくなるようにしてお
り、一端は紙マルチフィルム支持フレーム22の下面に
固定して、中途部は前記ガイドローラー39と、左右他
側の紙マルチフィルム支持フレーム22の下面に回転自
在に支持したガイドプーリー42にガイドされて、前記
ガイド板37と略平行となり,ガイド板37の前部位置
となるように配置され、他端はスプリング43に係止さ
れ、該スプリング43の他端は紙マルチフィルム支持フ
レーム22に係止されている。
ムFの一端を前記前後の支持ローラー23・23・23
・23の間から下方に引出し、ワイヤー36とガイド3
7の間を通して、ガイドローラー25の下方から後方へ
引出し、踏圧輪18によって両側を押さえて、覆土ディ
スク19によって土を被せるのである。そして、畝端に
至ったり、作業終了時に、切断ハンドル35のグリップ
35bを握って引っ張ると、図4に示すように、ワイヤ
ー36が後方へ引かれて、上下のガイド板37の間を通
過するときに、紙マルチフィルムFを切断するのであ
る。この時ワイヤー36はガイドローラー39とガイド
プーリー42によってガイドされて容易に引っ張ること
ができる。切断後に切断ハンドル35を元の位置へ戻せ
ば、スプリング43の付勢力によってワイヤー36も元
の位置まで戻る。
ような効果を奏するのである。即ち、ロール状に巻いた
紙マルチフィルムの載置部と、畝との間に紙マルチフィ
ルム切断装置を配置したので、切断部分が露出せず安全
に切断作業ができ、載置部の下部のスペースを有効に利
用できるようになった。また、前記紙マルチフィルムを
引出す中途部の前後位置に、ワイヤーとガイド板を幅方
向に略平行に配置したので、切断装置は刃を有せず安全
な構成であり、そしてワイヤーをガイド板側に引っ張る
ことで紙マルチフィルムを切断するようにしたので、簡
単な構成にでき、切れ味も略一定となりメンテナンスを
簡単にできるようになった。また、ハンドルのワイヤー
係止部にローラーを配置したので、ワイヤーをスムース
に引っ張ることができ、ワイヤーが傷まず高寿命とする
ことができるのである。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 移動農機の後部に畝整形器を配置し、該
畝整形器の後部に、紙マルチフィルムの引出しガイド機
構と両側を押さえる溝付け覆土機構からなる紙マルチフ
ィルム被覆装置を配置し、ロール状に巻いた紙マルチフ
ィルムの載置部と、畝との間に紙マルチフィルム切断装
置を配置したことを特徴とする紙マルチフィルム被覆装
置の切断装置。 - 【請求項2】 前記紙マルチフィルムを引出す中途部の
前後位置に、ワイヤーとガイド板を幅方向に略平行に配
置し、該ワイヤーをガイド板側に引っ張ることで紙マル
チフィルムを切断することを特徴とする請求項1記載の
紙マルチフィルム被覆装置の切断装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のワイヤーをハンドルの一
端に係止し、該ハンドルのワイヤー係止部にローラーを
配置したことを特徴とする紙マルチフィルム被覆装置の
切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27350096A JP3642899B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 紙マルチフィルム被覆装置の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27350096A JP3642899B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 紙マルチフィルム被覆装置の切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117607A true JPH10117607A (ja) | 1998-05-12 |
JP3642899B2 JP3642899B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=17528768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27350096A Expired - Fee Related JP3642899B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 紙マルチフィルム被覆装置の切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3642899B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP27350096A patent/JP3642899B2/ja not_active Expired - Fee Related
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