JPH05241174A - シリコン酸化膜と透明導電膜の連続形成方法 - Google Patents

シリコン酸化膜と透明導電膜の連続形成方法

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JPH05241174A
JPH05241174A JP4173892A JP4173892A JPH05241174A JP H05241174 A JPH05241174 A JP H05241174A JP 4173892 A JP4173892 A JP 4173892A JP 4173892 A JP4173892 A JP 4173892A JP H05241174 A JPH05241174 A JP H05241174A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板上に形成されたシリコン酸化膜上に連続
して形成される透明導電膜の抵抗率を低くする。 【構成】 基板上に形成され、透明導電膜と接するシリ
コン酸化膜の形成を、石英ターゲットを用い、O2、H2
O、O2とH2のうちいずれか1つを含むガス雰囲気中で
スパッタ法により行うか、或いはシリコンターゲットを
用い、O2とH2O或いはO2とH2を含むガス雰囲気中で
スパッタ法により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン酸化膜と透明
導電膜の連続形成方法に関し、更に詳しくは、液晶ディ
スプレイ等に用いる透明導電膜付き基板を作製する方法
のうち、特に下地としてシリコン酸化膜(SiOx)を
スパッタ法で形成した後、該シリコン酸化膜上に連続し
て同じくスパッタ法で透明導電膜を形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネルの中でも特に低コスト
化の要求される単純マトリックス駆動方式の液晶パネル
用基板としては、ソーダライムガラス(青板ガラス)が
一般的に用いられている。そして該基板上に液晶駆動用
の透明導電膜をスパッタ法等で形成するようにしてい
た。しかし、この基板となる青板ガラスはNaイオンを
多量に含み、これが液晶の動作に悪影響を与え、パネル
の歩留まりを低下させるため、一般的には青板ガラスの
表面にアルカリイオンのバリア膜としてシリコン酸化膜
を形成後、該シリコン酸化膜の上に液晶駆動用の透明導
電膜を形成する。また、これ以外にも、液晶のカラーフ
ィルター上に透明導電膜を形成する場合にも、カラーフ
ィルターと透明導電膜との間にバリア膜としてシリコン
酸化膜を挟み込むことが行われていた。
【0003】また、青板ガラス等の基板上にシリコン酸
化膜膜の形成方法としてはディップ法、CVD法、スパ
ッタ法が用いられている。スパッタ法でシリコン酸化膜
を形成する場合、ターゲットとして石英(SiO2)、
スパッタガスとしてArを用いて高周波スパッタ法で形
成する場合と、ターゲットとしてシリコン、スパッタガ
スとしてArとO2を用いて直流または高周波反応性ス
パッタ法で形成する場合とがある。双方ともに析出速度
の大きなマグネトロンスパッタ法が用いられることが多
い。
【0004】また、シリコン酸化膜上に形成する透明導
電膜としては一般的にITO膜と称するIn-Sn-O系膜を用い
ることが多く、その形成方法としては、大面積基板への
均一性、安定性に優れ、低抵抗値膜を得やすいことから
スパッタ法が多用されるようになっている。そして、ス
パッタ法で透明導電膜を形成する場合、金属ターゲット
を用いて反応性スパッタ法で形成する場合と、酸化物タ
ーゲットを用いて形成する場合とがある。中でも酸化物
ターゲットを用いた直流マグネトロンスパッタ法は安定
性に優れ、低抵抗膜を得やすい。特に、従来より低電圧
でスパッタすることにより、従来よりも大幅に低抵抗な
透明導電膜を得ることが出来る方法として、本出願人は
先に特開平2−232358号公報で開示されているよ
うな、透明導電膜の製造方法を提案した。このような従
来よりも低電位でスパッタする本方法「特開平2−23
2358号」が液晶用透明導電膜の生産にも広く用いら
れて来た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、素ガラ
ス(青板ガラス、コーニング#7059)等の基板上に
アルカリイオンのバリア膜としてにシリコン酸化膜(S
iOx)と透明導電膜をスパッタ法で連続的に形成した
場合、素ガラス上に直接透明導電膜を形成した場合に比
べて、透明導電膜の抵抗率が大幅に劣化するという問題
があった。前記のように透明導電膜(ITO膜)/シリ
コン酸化膜(SiOx)/基板(青板ガラス)の用途は
液晶パネルなどの配線電極向けが多いため、透明導電膜
の抵抗率の劣化は大きな問題となる。
【0006】本発明は、スパッタ法で形成したシリコン
酸化膜上でも透明導電膜の抵抗劣化が小さく、より低抵
抗の透明導電膜の形成を可能とする方法を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、シリコン酸化膜(Si
Ox)と透明導電膜をスパッタリング法で連続して形成
する場合、シリコン酸化膜と透明導電膜の界面における
シリコン酸化膜の状態、特にシリコン酸化膜の酸化度
(xの値)が透明導電膜の抵抗率に大きく影響を与える
ことを見出だした。例えば、石英(SiO2)ターゲッ
トを用いてRFマグネトロンスパッタ法でシリコン酸化
膜を形成する場合、スパッタ中にターゲットの石英(S
iO2)組成から酸素が離脱して低級酸化状態の膜(S
iOxのxの値が2より小さい)が形成される。この低
級酸化のシリコン酸化膜上に透明導電膜を形成した場
合、透明導電膜の抵抗率は、素ガラス(青板ガラスやコ
ーニング#7059)上に直接形成した場合に比して大
きく劣化する。特に、シリコン酸化膜の形成をシリコン
ターゲットを用い、反応性スパッタ法で形成する場合の
方が、シリコン酸化膜表面の酸化状態による透明導電膜
の抵抗劣化の影響を受けやすい。そこでスパッタ法で形
成したシリコン酸化膜の上であってもより低抵抗の透明
導電膜を得る方法として、少なくとも透明導電膜との界
面付近のシリコン酸化膜の膜質組成を化学量論組成(S
iO2)により近い組成にすることにより基板上に直接
透明導電膜を形成した場合と同程度の低抵抗の透明導電
膜が得られることを知見した。
【0008】本発明は、前記知見に基づいてなされたも
のであり、シリコン酸化膜(SiOx)とIn−O系或
いはIn−Sn−O系透明導電膜をスパッタ法により連
続して形成する方法において、より低抵抗の透明導電膜
を得るための方法として、以下の手段のいずれかを有す
る。
【0009】(1) 石英ターゲットを用いてシリコン酸化
膜を形成する際、スパッタをAr以外にO2、H2O、O
2とH2のいずれか1つを添加したガス雰囲気中で行う。
【0010】(2) シリコンターゲットを用い、反応性ス
パッタ法でシリコン酸化膜を形成する際、スパッタをA
rとO2以外にH2O或いはH2を添加したガス雰囲気中
で行う。
【0011】(3) シリコン酸化膜を多層に形成する方法
として、初期層は石英ターゲットを用い、スパッタをA
rのみで形成するか、或いはシリコンターゲットを用
い、スパッタをArとO2を用いて形成する。その際、
シリコン酸化膜の初期層を比較的高速で形成し、少なく
とも透明導電膜と接する層を、透明導電膜の低抵抗を目
的として、スパッタを石英ターゲットを用い、O2、H2
O、O2とH2をいずれか1つを含むガス雰囲気中で行う
か、或いはシリコンターゲットを用い、O2とH2O、或
いはO2とH2を含むガス雰囲気中で行って、シリコン酸
化膜を形成する。 (4) シリコン酸化膜の形成をArのみを用いて石英ター
ゲットをスパッタ法で行うか、或いはArとO2を用い
てシリコンターゲットをスパッタ法で行うかして、比較
的高速で形成し、その後該シリコン酸化膜の表面を
2、H2O、O2とH2のいずれかのガス中でプラズマに
曝した後に、透明導電膜を形成する。
【0012】(5) 前記(1)〜(4)のいずれかの方法で基板
上にシリコン酸化膜を形成、或いは表面処理した後に、
基板をIn−O系、或いはIn−Sn−O系透明導電膜
のターゲット上を複数回通過させることにより透明導電
膜を多層化して形成する。
【0013】
【作用】基板上にスパッタ法によりシリコン酸化膜が形
成され、該シリコン酸化膜上にスパッタ法により透明導
電膜が連続して形成される。基板上にスパッタ法により
シリコン酸化膜を形成する際、スパッタを石英ターゲッ
トを用い、O2、H2O、O2とH2のいずれかを1つ含む
ガス雰囲気中で行うか、或いはスパッタをシリコンター
ゲットを用い、O2とH2O或いはO2とH2を含むガス雰
囲気とし、反応性スパッタ法で行えば、その後にスパッ
タ法でシリコン酸化膜の上に形成される透明導電膜との
界面は、酸化度の進んだSiO2により近い組成を有す
るシリコン酸化膜となる。
【0014】また、基板上へのシリコン酸化膜の形成
を、シリコン酸化膜の2層とし、スパッタ法で第2層の
シリコン酸化膜を形成する際、スパッタを石英ターゲッ
トを用い、O2、H2O、O2とH2のいずれかを1つ含む
ガス雰囲気中で行うか、或いはスパッタをシリコンター
ゲットを用い、O2とH2O或いはO2とH2を含むガス雰
囲気中で、反応性スパッタ法で行えば、第1層の上に形
成される第2層のシリコン酸化膜は酸化度の進んだSi
2により近い組成を有するシリコン酸化膜となる。
【0015】また、基板上にシリコン酸化膜を形成した
後、該シリコン酸化膜をO2、H2O、O2とH2のうちい
ずれか1つ含むガスのプラズマ中に曝すと、その後にス
パッタ法でシリコン酸化膜の上に形成される透明導電膜
との界面は、酸化度の進んだSiO2により近い組成を
有するシリコン酸化膜となる。
【0016】また、基板上にシリコン酸化膜を形成した
後、或いは該シリコン酸化膜の処理を施した後、透明導
電膜のターゲット上を複数回通過させながらスパッタさ
せるとシリコン酸化膜上に多層化された透明導電膜が形
成される。
【0017】
【実施例】以下添付図面に従って本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明シリコン酸化膜と透明導電膜
を連続的に形成する装置の1例を示すもので、具体的に
は本発明の請求項1或いは請求項2の形成方法を実施す
るための装置である。
【0018】そして、図中、1はシリコン酸化膜のスパ
ッタ室、2は透明導電膜のスパッタ室を示す。また、ス
パッタ室1およびスパッタ室2の間およびスパッタ室
1,2の前後は夫々バルブ3で仕切るようにした。ま
た、各スパッタ室1,2内の夫々を真空ポンプその他真
空排気系4にバルブ5を介して接続した。
【0019】また、スパッタ室1内にはシリコン酸化膜
のターゲットSTを取り付けたマグネトロンカソード6
を設置し、該マグネトロンカソード6にマッチングボッ
クスを介して電源7より例えば13.56MHzの高周波を
印加出来るようにした。尚、前記高周波が印加された
際、ターゲット表面でのマグネトロン水平磁場強度は25
0〜300Oeとなるようにした。更に、スパッタ室1内に
ノズル8を介して各ガスボンベ9よりスパッタガスを導
入し、スパッタ室1内をAr、O2、H2O、H2の各ガ
スを任意に組み合わせたガス雰囲気(以下スパッタガス
と称する)となるようにした。尚、ガスの導入の際の流
量調整はH2Oはニードルバルブで、他のガスはマスフ
ローコントローラーで行うようにした。
【0020】スパッタ室2内には透明導電膜のターゲッ
トATを取り付けたマグネトロンカソード10を設置
し、該マグネトロンカソード10に電源11より直流を
印加出来るようにした。尚、この際、低電圧スパッタに
よりより低抵抗な透明導電膜を得られるようにするた
め、ターゲットAT表面の水平磁場強度は約1000Oeと
なるようにした。更に、スパッタ室2内にノズル12を
介して各ガスボンベ13より導入し、スパッタ室2内を
Ar、O2の各ガスを任意に組み合わせたスパッタガス
となるようにした。尚、ガスの導入の際の流量調整はマ
スフローコントローラーで行うようにした。
【0021】また、基板14はキャリア15に設置でき
るようにすると共に、該キャリア15は各スパッタ室
1,2の室内および両スパッタ室1,2間を移動自在と
し、基板14をスパッタ室1内でターゲットST上を所
定の速度で通過させながら、スパッタ法により基板14
上にシリコン酸化膜を形成後、スパッタ室1とスパッタ
室2との間のバルブ3を通過せしめ、更にスパッタ室2
内に搬送し、スパッタ室2内でターゲットAT上を所定
の速度で通過させながらスパッタ法により基板14上に
形成されたシリコン酸化膜上に透明導電膜を連続して形
成出来るようにした。尚、シリコン酸化膜および透明導
電膜の形成の際、基板14の温度は基板14の背面に設
置したシースヒータ16により制御するようにした。
【0022】次に、前記装置を用いてシリコン酸化膜と
透明導電膜の連続形成の具体例を説明する。
【0023】実施例1 本実施例は請求項1の1実施例である。本実施例ではシ
リコン酸化膜のターゲットSTは石英を用い、透明導電
膜のターゲットATはIn23にSnO2を10wt%
混入した酸化物を用い、また、基板14は縦210mm、横2
10mm、厚さ1.1mmの青板ガラスを用いた。また、シリコ
ン酸化膜および透明導電膜の形成時の基板14温度はシ
ースヒータ16により350℃とし、また、シリコン酸
化膜および透明導電膜の形成時のスパッタ室1,2内の
圧力はいずれも5×10- 3Torrとし、また、透明導電
膜の形成時のスパッタ電圧は250Vとした。
【0024】そして、スパッタ室1内に表1に示すスパ
ッタガスを導入し、夫々のスパッタガスで、RFマグネ
トロンスパッタ法により基板14上に厚さ約250Åのシ
リコン酸化膜を形成し、更に、該シリコン酸化膜上に低
電圧スパッタ法により厚さ約1000Åの透明導電膜を連続
して形成した。尚、シリコン酸化膜の形成時のRFマグ
ネトロンスパッタは印加高周波を1.7KWとし、ターゲ
ット表面でのマグネトロン水平磁場強度を250Oeとし
た。また、透明導電膜の形成時のターゲット表面でのマ
グネトロン水平磁場強度は1000Oeとした。尚、スパッ
タ室2内での透明導電膜の形成時のスパッタガスは、シ
リコン酸化膜の形成時のスパッタ室1内のスパッタガス
の種類や、圧力等の条件に応じて、Arガスに混入する
2ガスの流量を調整して透明導電膜の膜抵抗率が最高
値となるように制御した。
【0025】そして、形成された透明導電膜の抵抗率を
四探針法により測定し、その測定結果を表1に示した。
【0026】また、基板上にシリコン酸化膜を形成せず
に、直接透明導電膜をスパッタ法により形成し、該透明
導電膜の抵抗率を前記と同様の方法で測定し、その測定
結果を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、シリコン酸化膜
の形成をArガスのみのスパッタガス中でスパッタした
場合の透明導電膜の抵抗率(1.57×10- 4Ωc
m)は、基板上に直接透明導電膜を形成した場合の抵抗
率(1.22×10- 4Ωcm)に比して低下するが、
シリコン酸化膜の形成時にO2、H2O、O2とH2のいず
れか1つを含むスパッタガス中でスパッタすれば抵抗率
は改善されることが確認された。特に、スパッタガスに
2とH2を添加することにより基板上に直接透明導電膜
を形成した場合と同等の抵抗率が得られた。
【0029】しかし、シリコン酸化膜の形成時にO2
2O、O2とH2のいずれか1つを含むスパッタガス中
でスパッタすると、いずれの場合もシリコン酸化膜の析
出速度の低下がみられた。例えばシリコン酸化膜の形成
時のスパッタガスにO2を1×10- 3Torr添加した場合
は、Arのみでスパッタした場合に比してシリコン酸化
膜の析出速度は約1/3程度に低下した。
【0030】実施例2 本実施例は請求項2の1実施例である。シリコン酸化膜
のターゲットにシリコンを用い、また該シリコン酸化膜
の形成時のスパッタを反応性スパッタとし、スパッタ室
1内に導入するスパッタガスを表2とした以外は、前記
実施例1と同様の方法で基板14上にシリコン酸化膜を
形成した後、該シリコン酸化膜上に透明導電膜を形成し
た。形成された透明導電膜の抵抗率を前記実施例1と同
様の方法で測定し、その結果を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2から明らかなように、ターゲットに石
英を用いた前記実施例1の場合と同様の傾向が見られ
た。例えばスパッタガスにArとO2を用いた場合の抵
抗率は1.8×10- 4Ωcmであるのに対し、Arと
2のスパッタガスに、更にH2O、或いはH2を添加す
ることにより形成された透明導電膜の抵抗率は1.4×
10- 4Ωcmまで改善されたことが確認された。
【0033】前記実施例1のようにスパッタ法で基板上
にシリコン酸化膜と透明導電膜を連続して形成する際、
シリコン酸化膜の形成をO2,H2O、O2とH2のいずれ
かを添加したスパッタガス中で行うと、その後にシリコ
ン酸化膜上に形成される透明導電膜の抵抗率を低下させ
ることが出来る。しかし、シリコン酸化膜の析出速度が
大きく低下するため、液晶パネル等の多量生産には製造
効率が低い。
【0034】次に、この問題点を解決し、酸化度の進ん
だシリコン酸化膜の形成を効率良く行うことが出来る方
法を説明する。図2は本発明シリコン酸化膜と透明導電
膜を連続して形成する装置の他の例を示すものであり、
具体的には本発明の請求項3或いは請求項4の形成方法
を実施するための装置である。
【0035】図2に示す装置について前記図1装置との
相違点を説明する。図2装置は、図1装置のシリコン酸
化膜のスパッタ室1の上流側に更にシリコン酸化膜のス
パッタ室21を増設したものであって、スパッタ室21
とスパッタ室1の間およびスパッタ室21の前側は夫々
バルブ3で仕切るようにした。
【0036】また、スパッタ室21内を真空ポンプその
他真空排気系22にバルブ23を介して接続した。ま
た、スパッタ室21内にはシリコン酸化膜のターゲット
STを取り付けたマグルトロンカソード24を設置し、
該マグネトロンカソード24にマッチングボックスを介
して電源25より高周波を印加出来るようにした。尚、
ターゲットにシリコンを用い、シリコン酸化膜の形成を
直流スパッタで行う場合は、電源25を直流電源と交換
出来るようにした。更に、スパッタ室21内にノズル2
6を介して各ガスボンベ27より導入し、ターゲットが
石英の場合は、スパッタガスをArのみとし、ターゲッ
トがシリコンの場合はArとO2の各ガスを任意に組み
合わせたスパッタガスとなるようにした。尚、ガスの導
入の際の流量調整はマスフローコントローラーで行うよ
うにした。他の符号については前記図1に示す装置と同
一構成のため説明を省略する。
【0037】次に、前記図2装置を用いてシリコン酸化
膜と透明導電膜の連続形成方法の具体例を説明する。
【0038】実施例3 本実施例は請求項3の1実施例である。スパッタ室21
のターゲットSTとして石英を用い、シリコン酸化膜の
形成時のスパッタガスに5×10- 3TorrのArのみを
用いた以外は前記実施例1と同一条件とした。
【0039】先ず、スパッタ室21内でスパッタ法によ
り基板14上に厚さ200Åの第1層目のシリコン酸化膜
を形成した後、スパッタ室1内で同じく石英ターゲット
により実施例1における表1に示す夫々のスパッタガス
中でスパッタ法により第1層目のシリコン酸化膜上に厚
さ50Åの第2層目のシリコン酸化膜を形成した。続いて
スパッタ室2内で第2層目のシリコン酸化膜上に実施例
1と同様の方法で厚さ1000Åの透明導電膜を形成した。
【0040】形成された夫々の透明導電膜の抵抗率を調
べたところ表1に示す夫々の透明導電膜の抵抗率の値と
同等であった。
【0041】実施例4 本実施例は請求項3のもう1つの実施例である。スパッ
タ室21のターゲットSTとしてシリコンを用い、シリ
コン酸化膜の形成時のスパッタガスに4×10- 3Torr
のArと1×10- 3TorrのO2としたガスを用いた以外
は前記実施例1と同一条件とした。
【0042】先ず、スパッタ室21内でスパッタ法によ
り基板14上に厚さ200Åの第1層目のシリコン酸化膜
を形成した後、スパッタ室1内で同じく石英ターゲット
により実施例1における表1に示す夫々のスパッタガス
雰囲気中でスパッタ法により第1層目のシリコン酸化膜
上に厚さ50Åの第2層目のシリコン酸化膜を形成した。
続いてスパッタ室2内で第2層目のシリコン酸化膜上に
実施例1と同様の方法で厚さ1000Åの透明導電膜を形成
した。
【0043】形成された夫々の透明導電膜の抵抗率を調
べたところ表1に示す夫々の透明導電膜の抵抗率の値と
同等であった。
【0044】実施例5 本実施例は請求項3の他の実施例である。同様にして、
スパッタ室21で石英ターゲットを用い、5×10- 3T
orrのArとしたスパッタガス中で、或いはシリコンタ
ーゲットを用い、4×10- 3TorrのArと1×10- 3
TorrのO2としたスパッタガス中で、基板上に厚さ200Å
の第1層のシリコン酸化膜を形成した後、スパッタ室1
でシリコンターゲットを用い、ArとO2にH2O或いは
2を添加したスパッタガス中で厚さ50Åの第2層のシ
リコン酸化膜を形成し、その後、スパッタ室2で第2層
のシリコン酸化膜上に実施例1と同様の方法で透明導電
膜を形成し、夫々の透明導電膜の抵抗率を調べたとこ
ろ、前記実施例1と同様に抵抗率の改善が認められた。
【0045】前記実施例3,4,5の結果から、透明導
電膜に直接接する第2層のシリコン酸化膜の膜質が、そ
の後に形成される透明導電膜の抵抗率に大きな影響を与
えることが分かった。このように本実施例はスパッタ室
21において、青板ガラスのような可動イオンを有する
材料を液晶パネルの基板として用いる際、基板上に予め
可動イオンのバリアに必要なシリコン酸化膜の膜厚を比
較的高速で形成し、その後に透明導電膜の低抵抗化のた
めに透明導電膜の界面に酸化度の進んだシリコン酸化膜
の薄膜を形成するものであり、生産性に優れると共に、
低抵抗の透明導電膜も得ることが出来るのである。
【0046】実施例6 本実施例は請求項4の1実施例である。図2に示した装
置を用いて、先ず、スパッタ室21において石英ターゲ
ットで、Arを5×10- 3Torrとしたスパッタガス中
で、厚さ200Åのシリコン酸化膜を形成した後、スパッ
タ室1においてO2を3×10- 3Torr、H2Oを1×1
- 3TorrとArを2×10- 3Torr、O2を1×10- 3T
orrとH2を2×10- 3Torrのいずれかのスパッタガス
を導入し、高周波100Wを投入してスパッタガスをプラ
ズマ化すると共に、前記シリコン酸化膜を夫々のスパッ
タガス中に曝して、1分間のプラズマ処理を行った後、
スパッタ室2においてプラズマ処理済みの夫々のシリコ
ン酸化膜上に実施例1と同様の方法で厚さ1000Åの透明
導電膜を形成した。そして形成された透明導電膜の夫々
について抵抗率を調べたところ、シリコン酸化膜上にプ
ラズマ処理を行うとスパッタ時にいずれのスパッタガス
を用いた場合も、プラズマ処理を行わなかった場合に比
して透明導電膜の抵抗率に改善が見られた。
【0047】実施例7 本実施例は請求項5の1実施例である。図1に示した装
置を用いて、スパッタ室1において石英ターゲットで、
Arを5×10- 3Torrとしたスパッタガス中で、或い
はArを4×10- 3Torr、O2を1×10- 3Torrとし
たスパッタガス中で基板上に厚さ250Åのシリコン酸化
膜を形成後、スパッタ室2において基板14をターゲッ
トAT上を2往復通過させながらスパッタ法により厚さ
250Åずつに4層積層して膜厚の総厚が1000Åの多層化
した透明導電膜を形成した。その他の条件は前記実施例
1と同一とした。形成された透明導電膜の抵抗率を調べ
たところ、表1に示すように透明導電膜を膜厚が厚い1
層のものに比べて、薄い膜厚の透明導電膜を積層状態に
多層化することにより透明導電膜の抵抗率が大幅に低く
することが出来ることが確認された。
【0048】前記実施例ではシリコン酸化膜を石英ター
ゲットを用い、RFマグネトロンスパッタ法で形成した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、磁場を用
いないRF二極スパッタ法で形成しても、スパッタガス
にO2、H2O、O2とH2のいずれか用いたRFマグネト
ロンスパッタ法と同様に透明導電膜の抵抗率を低くする
効果が得られる。
【0049】また、シリコン酸化膜をシリコンターゲッ
トを用い、直流反応性スパッタ法で形成したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、RF反応性マグネト
ロンスパッタ法、或いは磁場を用いないRF反応性スパ
ッタ法で形成しても、スパッタガスにO2とH2O、或い
はO2とH2を用いた直流反応性スパッタ法と同様に透明
導電膜の抵抗率を低くする効果が得られる。
【0050】また、前記実施例では透明導電膜の材料と
してIn−Sn−O系を用いたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、Snを含まないInOx膜を用い
てもIn−Sn−O系と同様に抵抗率の改善を図ること
が出来る。また、透明導電膜の形成法として前記実施例
では酸化物ターゲットを用いた直流マグネトロンスパッ
タ法としてが、本発明はこれに限定されるものではな
く、酸化物ターゲットを用いたRFマグネトロンスパッ
タ法、RF二極スパッタ法、In−SnまたはInの金
属ターゲットを用いた直流反応性マグネトロンスパッタ
法、RF反応性マグネトロンスパッタ法、RF反応性二
極スパッタ法のいずれを用いてもよく、前記シリコン酸
化膜の形成効果、および透明導電膜の多層化の効果も充
分に得られる。
【0051】また、前記実施例はシリコン酸化膜上に透
明導電膜を形成するものであるが、透明導電膜の下地と
なる膜材をシリコン酸化膜ではなく、例えば酸化アルミ
ニウム(AlOx)、酸化タンタル(TaOx)等の酸
化物の場合も、下地となる膜材の化学量論組成からのず
れによりシリコン酸化膜と同様に、その上に形成される
透明導電膜の抵抗率が劣化するが、前記本発明実施例と
同様にO2、H2O、O2とH2のいずれかのスパッタガス
中で下地の酸化物の膜を形成することにより、透明導電
膜の抵抗率を改善することが出来た。
【0052】従って、本発明法は透明導電膜の下地とし
てシリコン酸化膜だけではなく、他の酸化物膜に対して
も幅広く応用することが出来る。また、透明導電膜の下
地として、酸化物膜でなく、例えばSiNxのような窒
化物についても種々検討したところ、酸化物と同様に窒
化物の化学量論組成からのずれにより、その上に形成さ
れた透明導電膜の抵抗率の劣化が見られた。そこで、下
地の膜材として例えばSiNxのような窒化物膜を用い
る場合は、スパッタ法によりSiNxの形成をN2、H2
O、H2とO2のいずれか1つを含むスパッタガス中で行
うことにより、その上に形成された透明導電膜の抵抗率
を低くする効果が見られ、抵抗率を改善することが出来
ることか分かった。
【0053】
【発明の効果】本発明によるときは、スパッタ法でシリ
コン酸化膜と透明導電膜を連続して形成する際、透明導
電膜の界面と接するシリコン酸化膜の形成を、石英ター
ゲットを用い、O2、H2O、O2とH2のうちいずれか1
つを含むガス雰囲気中でスパッタ法により行うか、或い
はシリコンターゲットを用い、O2とH2O或いはO2
2を含むガス雰囲気中でスパッタ法により行うように
したので、基板上に酸化度の進んだシリコン酸化膜が形
成されて、その後にシリコン酸化膜上に連続して形成さ
れる透明導電膜の抵抗率を低くすることが出来る効果を
有する。
【0054】また、シリコン酸化膜の形成を、Arを含
むガス雰囲気中で石英ターゲットのスパッタ法、或いは
ArとO2を含むガス雰囲気中でシリコンターゲットの
反応性スパッタ法で第1層のシリコン酸化膜を形成した
後、O2、H2O、O2とH2のうちいずれか1つを含むガ
ス雰囲気中で石英ターゲットのスパッタ法、或いはO2
とH2O或いはO2とH2を含むガス雰囲気中でシリコン
ターゲットの反応性スパッタ法で第2層目のシリコン酸
化膜を形成するようにすれば、最初に析出速度の大きな
条件下で酸化度の小さなシリコン酸化膜の形成を行い、
その後に酸化度の大きなシリコン酸化膜を形成すること
が出来て、酸化度の進んだシリコン酸化膜の生産性に優
れると共に、低抵抗の透明導電膜も得られる等の効果が
ある。
【0055】また、シリコン酸化膜の形成を、Arを含
むガス雰囲気中で石英ターゲットのスパッタ法、或いは
ArとO2を含むガス雰囲気中でシリコンターゲットの
反応性スパッタ法でシリコン酸化膜を形成した後、該シ
リコン酸化膜にO2、H2O、O2とH2のいずれか1つを
含むガス雰囲気中でプラズマに曝すようにすれば、透明
導電膜との界面に酸化度の進んだシリコン酸化膜を容易
に形成出来て、生産性に優れると共に、低抵抗の透明導
電膜も得られる等の効果がある。
【0056】また、前記のいずれかの方法でシリコン酸
化膜を形成した後、該シリコン酸化膜上にスパッタ法で
多層化された透明導電膜を形成するようにすれば、透明
導電膜の抵抗率を更に低くすることが出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシリコン酸化膜と透明導電膜を連続
して形成するに用いる装置の1実施例の説明線図、
【図2】 本発明のシリコン酸化膜と透明導電膜を連続
して形成するに用いる装置の他の実施例の説明線図。
【符号の説明】
1,21 シリコン酸化膜のスパッタ室、 2 透明導電膜のスパッタ室、 13 基板、 ST シリコンターゲット、 AT 透明導電膜ターゲット。
フロントページの続き (72)発明者 中村 久三 千葉県山武郡山武町横田523 日本真空技 術株式会社千葉超材料研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタ法で基板上にシリコン酸化膜を
    形成し、該シリコン酸化膜上にIn−O系或いはIn−
    Sn−O系透明導電膜を連続的に形成する方法におい
    て、シリコン酸化膜をO2、H2O、O2とH2のうちいず
    れか1つを含むガス雰囲気中で石英ターゲットのスパッ
    タ法により形成することを特徴とするシリコン酸化膜と
    透明導電膜の連続形成方法。
  2. 【請求項2】 スパッタ法で基板上にシリコン酸化膜を
    形成し、該シリコン酸化膜上にIn−O系或いはIn−
    Sn−O系透明導電膜を連続的に形成する方法におい
    て、シリコン酸化膜をO2とH2O或いはO2とH2を含む
    ガス雰囲気中でシリコンターゲットの反応性スパッタ法
    により形成することを特徴とするシリコン酸化膜と透明
    導電膜の連続形成方法。
  3. 【請求項3】 スパッタ法で基板上にシリコン酸化膜を
    形成し、該シリコン酸化膜上にIn−O系或いはIn−
    Sn−O系透明導電膜を連続的に形成する方法におい
    て、シリコン酸化膜の第1層をArを含むガス雰囲気中
    で石英ターゲットのスパッタ法、或いはArとO2を含
    むガス雰囲気中でシリコンターゲットの反応性スパッタ
    法により形成した後、該第1層のシリコン酸化膜上にシ
    リコン酸化膜の第2層、或いは少なくとも透明導電膜と
    接する層をO2、H2O、O2とH2のうちいずれか1つを
    含むガス雰囲気中で石英ターゲットのスパッタ法、或い
    はO2とH2O或いはO2とH2を含むガス雰囲気中でシリ
    コンターゲットの反応性スパッタ法により形成すること
    を特徴とするシリコン酸化膜と透明導電膜の連続形成方
    法。
  4. 【請求項4】 スパッタ法で基板上にシリコン酸化膜を
    形成し、該シリコン酸化膜上にIn−O系或いはIn−
    Sn−O系透明導電膜を連続的に形成する方法におい
    て、シリコン酸化膜をArをガス含む雰囲気中で石英タ
    ーゲットのスパッタ法、或いはArとO2を含むガス雰
    囲気中でシリコンターゲットの反応性スパッタ法で形成
    した後、該酸化膜ををO2、H2O、O2とH2のうちいず
    れか1つを含むガスのプラズマ中に曝した後、該酸化膜
    上に透明導電膜をスパッタ法により形成することを特徴
    とするシリコン酸化膜と透明導電膜の連続形成方法。
  5. 【請求項5】 スパッタ法で基板上にシリコン酸化膜を
    形成し、該シリコン酸化膜上にIn−O系或いはIn−
    Sn−O系透明導電膜を連続的に形成する方法におい
    て、基板上に請求項第1〜4項記載のいずれかの方法に
    よりシリコン酸化膜を形成した後、基板を透明導電膜材
    料のターゲット上に複数回通過させながらスパッタ法に
    より該シリコン酸化膜上に多層化された透明導電膜を形
    成することを特徴とするシリコン酸化膜と透明導電膜の
    連続形成方法。
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