JP2005093441A - 積層型透明導電膜 - Google Patents

積層型透明導電膜 Download PDF

Info

Publication number
JP2005093441A
JP2005093441A JP2004279680A JP2004279680A JP2005093441A JP 2005093441 A JP2005093441 A JP 2005093441A JP 2004279680 A JP2004279680 A JP 2004279680A JP 2004279680 A JP2004279680 A JP 2004279680A JP 2005093441 A JP2005093441 A JP 2005093441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent conductive
thin film
film
metal thin
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004279680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3928970B2 (ja
Inventor
Akira Ishibashi
暁 石橋
Kyuzo Nakamura
久三 中村
Junya Kiyota
淳也 清田
Isao Sugiura
功 杉浦
Hajime Nakamura
肇 中村
Takahide Hori
隆英 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2004279680A priority Critical patent/JP3928970B2/ja
Publication of JP2005093441A publication Critical patent/JP2005093441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3928970B2 publication Critical patent/JP3928970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Abstract

【課題】 抵抗値が小さく、透過率の高い透明導電膜を提供する。
【解決手段】 酸化物透明導電薄膜27,28,37と、それよりシート抵抗の小さい金属薄膜26,36とで積層型透明導電膜22,32を構成させる。前記金属薄膜26,36によって積層型透明導電膜全体のシート抵抗が小さくなり、酸化物透明導電薄膜の干渉により反射が低減されるので透過率が高くなる。酸化物透明導電薄膜27,28の間に金属薄膜26が位置する3層構造としてもよいし、酸化物透明導電薄膜37裏面に金属薄膜36が位置する2層構造としてもよい。前記金属薄膜26,36に銀薄膜を用いる場合は、特に特性がよく、その銀薄膜に金等の腐食防止剤を添加すれば耐食性も向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は透明導電膜にかかり、特に、抵抗値の小い積層型透明導電膜に関する。
最近では、主としてノートパソコン向けにカラーLCD表示装置が普及しているが、一般に用いられるカラーLCD表示装置は、TFT方式とSTN方式とに大別することができる。両方式を比べた場合、TFT方式では、各画素電極をトランジスタによって独立に駆動するため、CRTに匹敵する高画質が得られるが、高価であるという問題点がある。他方、STN方式は単純マトリクス駆動であるため、安価ではあるがクロストークにより画質が劣化しやすいという問題がある。
現状で、カラー表示装置に用いられている透明導電膜のうち、特に、単純マトリクス駆動型LCDパネルの配線電極には、酸化インジウム(In23)にSnを添加したITO膜(indium tin oxide)が広く使用されているが、STN方式の表示装置のクロストークについては、ITO膜配線の低抵抗化によって改善できることが知られている。しかしながらノートパソコン向けの表示装置については、大型化、高精細化の傾向にあり、より微細な加工が求められていることから、むしろ、透明導電膜の抵抗値は増加する傾向にある。
特に、高精細化の要求については、現状は640×480画素の規格が主流であるが、近い将来、より表示能力の大きな800×600画素の規格が主流になるものと考えられている。その場合、カラーのRGB表示のために必要な画素数は、モノクロの3倍になることから、透明導電膜の抵抗値の問題は一層深刻になっている。
このようなITO膜は、通常、ITO酸化物ターゲットを用いた直流マグネトロンスパッタ法により、インライン装置またはバッチ装置を用いて生産されているが、例えば640×480画素の10型パネルについては5〜7Ω/□のシート抵抗値が要求されており、更に、800×600画素ではそれを下回る3〜5Ω/□のシート抵抗値すら要求されているのに対し、現状で得られているITO膜の比抵抗から算出してみると、シート抵抗を5Ω/□以下にするためには、ITO膜を最低でも3000Å〜4000Å程度の膜厚に成膜する必要があることになる。
しかしながらITO膜の膜厚を3000Å以上にした場合には、光の干渉効果が生じるため、わずかな膜厚変動があった場合でも色合いが変化してしまい、表示素子としては不適当なものになってしまうという問題点がある。
ところで、透明導電膜には、ITO膜ばかりでなく、SnO2やZnOなどの半導体の酸化物透明導電薄膜があり、更にはAu、Ag、Cu、Alなどの金属薄膜も透明導電膜に含める場合もあるが、前述したITO膜は酸化物透明導電薄膜のうちで最も低い比抵抗を持つのにもかかわらず、最近のカラーSTNからの要求に対しては、そのシート抵抗の値は大きすぎると言われている。他方、金属薄膜については、100Å程度のごく薄いものであっても10Ω/□以下の低いシート抵抗が得られるが、金属膜表面の光反射が大きく透過率が悪いため、実際には透明導電膜としては用いられていなかった。
特開平6−68713号公報 特開平5−2173号公報 特開平1−253978号公報 特開平2−37326号公報 特開平6−187833号公報 特開平4−340522号公報 特開昭63−173395号公報 特開平6−338381号公報 特開平6−333667号公報 特開平6−283261号公報 特開昭56−136410号公報 特開昭56−34450号公報 特開昭62−12010号公報 特開昭61−165731号公報 特開平5−144334号公報 特開平5−242745号公報 特開平7−153332号公報 特開平6−160876号公報 特開平7−28055号公報
本発明は上記従来技術の不都合に鑑みて創作されたもので、その目的は、シート抵抗値が小さく、透過率の高い透明導電膜を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、金属薄膜と酸化物透明導電薄膜とを有する積層型透明導電膜であって、前記酸化物透明導電薄膜の裏面に前記金属薄膜が成膜され、前記金属薄膜の反射が前記酸化物透明導電薄膜の干渉効果で低減されたことを特徴とする積層型透明導電膜である。
請求項2記載の発明は、金属薄膜と酸化物透明導電薄膜とを有する積層型透明導電膜であって、前記酸化物透明導電薄膜の中間に前記金属薄膜が成膜され、前記金属薄膜の反射が前記酸化物透明導電薄膜の干渉効果で低減されたことを特徴とする積層型透明導電膜である。
請求項3記載の発明は、前記酸化物透明導電薄膜のシート抵抗よりも前記金属薄膜のシート抵抗の方が低くなるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項4記載の発明は、前記酸化物透明導電薄膜の最大透過率が可視領域にあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項5記載の発明は、前記金属薄膜には腐食防止剤が添加されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項6記載の発明は、前記金属薄膜は銀を主成分とする薄膜で構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項7記載の発明は、前記金属薄膜は銀を主成分とする薄膜で構成され、前記腐食防止剤として金が用いられたことを特徴とする請求項5記載の積層型透明導電膜である。
請求項8記載の発明は、前記金の添加量が3重量%以上、30重量%以下であることを特徴とする請求項7記載の積層型透明導電膜である。
請求項9記載の発明は、銀を主成分とし、腐食防止剤として金が添加された透明性を有する金属薄膜と、前記金属薄膜表面に配置された第1の酸化物透明導電薄膜とを有し、前記金の添加量が3重量%以上にされ、前記第1の酸化物透明導電薄膜と前記金属薄膜とは200℃以上の温度でアニールされ、前記金属薄膜の反射が前記酸化物透明導電薄膜の干渉効果で低減されたことを特徴とする積層型透明導電膜である。
請求項10記載の発明は、前記第1の酸化物透明導電薄膜はITO膜で構成された請求項9記載の積層型透明導電膜である。
請求項11記載の発明は、前記金属薄膜の裏面に配置された第2の酸化物透明導電膜を有することを特徴とする請求項9記載の積層型透明導電膜である。
請求項12記載の発明は、前記第2の酸化物透明導電薄膜はITO膜で構成された請求項11記載の積層型透明導電膜である。
請求項13記載の発明は、前記酸化物透明導電薄膜のシート抵抗よりも前記金属薄膜のシート抵抗の方が低くされたことを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項14記載の発明は、前記酸化物透明導電薄膜の最大透過率が可視領域にあることを特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項15記載の発明は、前記金の添加量が30重量%以下であることを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項16記載の発明は、銀を主成分とし、腐食防止剤として金を含有する透明な金属薄膜を基板上に形成し、前記金属薄膜上に第1の酸化物透明導電薄膜を形成した後、前記第1の酸化物透明導電薄膜と前記金属薄膜とを200℃以上の温度でアニールする積層型透明導電膜の製造方法である。
請求項17記載の発明は、前記金属薄膜には、前記金を3重量%以上含有させる請求項16記載の積層型透明導電膜の製造方法である。
請求項18記載の発明は、前記金属薄膜には、前記金を30重量%以下含有させる請求項16又は請求項17のいずれか1項記載の積層型透明導電膜の製造方法である。
請求項19記載の発明は、前記第1の酸化物透明導電薄膜としてITO膜を形成する請求項16乃至請求項18のいずれか1項記載の積層型透明導電膜の製造方法である。
請求項20記載の発明は、前記第1の酸化物透明導電薄膜は、ITOターゲットをスパッタリングして形成する請求項19記載の積層型透明導電膜の製造方法である。
請求項21記載の発明は、前記基板上に第2の酸化物透明導電膜を形成した後、該第2の酸化物透明導電膜上に前記金属薄膜を形成する請求項16乃至請求項20のいずれか1項記載の積層型透明導電膜である。
請求項22記載の発明は、前記第2の酸化物透明導電薄膜としてITO膜を形成する請求項21記載の積層型透明導電膜の製造方法である。
請求項23記載の発明は、前記第2の酸化物透明導電薄膜は、ITOターゲットをスパッタリングして形成する請求項22記載の積層型透明導電膜の製造方法である。
本発明の積層型透明導電膜は上述したような構成を有するが、スパッタ法によってITO膜等の酸化物透明導電薄膜を形成する場合には、負イオンがカソード表面の電界で加速されて透明基板表面に入射し、成膜しようとする酸化物透明導電薄膜がダメージを受け、それにより比抵抗が増大することが知られている。そのような負イオンの入射を低下させるためには、低電圧でターゲットをスパッタすればよいと言われている。
しかしながら、単にスパッタ電圧を低電圧にするだけでは、酸化物ターゲットを安定にスパッタすることができない。
通常では、マグネトロンカソードの磁場強度は200〜300Gであり、その場合のスパッタ電圧の下限はおよそ400V程度となるが、マグネトロン磁場強度を1000G程度まで増加させれば低いスパッタ電圧でも安定なプラズマを維持することができるので、今回は、250Vという低電圧でITO膜を成膜することができた。
但し、磁場強度を増加させただけでは250Vが下限であったので、1000Gの強磁場でDCマグネトロンカソードにRF電圧を重畳したところ、250V以下の低電圧でもITO膜を成膜することができた。
ところで、酸化物透明導電薄膜をスパッタリング法によって成膜する場合には、得られる薄膜のシート抵抗の大きさには、酸化物透明導電薄膜の膜厚の他、スパッタリングの際のO2ガス添加量、基板温度、放電電圧などの成膜パラメーターが多数関係することが知られている。特に、ITO膜等の酸化物透明導電膜については、基板加熱を行って高温で成膜するほど低抵抗にできると言われているため、成膜温度も重要なパラメーターである。
そこで、今回は予備実験として、室温、200℃、350℃の成膜温度でITO膜を形成し、比抵抗を測定した。スパッタ電圧を横軸、比抵抗を縦軸にとって、図3に、各成膜温度での比抵抗の値を、■、◆、●のプロットを結んだグラフで示す。
350℃の場合が最も比抵抗が小さくなるが、ITO膜をカラーSTNに用いる場合には、透明基板に形成されているカラーフィルタやオーバーコート材の耐熱性の限界から、ITO膜の成膜温度も180〜230℃程度に制限されてしまう。
この場合、図3から分かるように、成膜温度200℃、スパッタ電圧400Vでは、形成されるITO膜の比抵抗はおよそ4×10-4Ωcmである。それに対して、スパッタ電圧を250Vという低電圧にすると、200℃の成膜温度でも、比抵抗をスパッタ電圧が400Vのときの二分の一の2×10-4Ωcmといいう低抵抗にできた。更に、110Vのスパッタ電圧ではITO膜の比抵抗を1.3×10-4Ωcmという低抵抗にできた。このように、低いスパッタ電圧で酸化物透明導電薄膜の形成を行えば、膜中のダメージが低減され、シート抵抗値も小さくすることができる。本発明の積層型透明導電膜の酸化物透明導電薄膜を形成する際にも、低いスパッタ電圧を用いると、積層型透明導電膜全体のシート抵抗を低減できて望ましい。
低抵抗で透過率の高い透明導電薄膜が得られたので、配線抵抗を低減できる。
パターン性も良好であるので、高密度の表示装置に用いることができる。
透過率ピークが可視領域に位置するようにできるので、効率の良い表示装置を作成することができる。
耐腐食性に優れているので透明導電膜の信頼性が向上し、ひいては本発明の積層型透明導電膜が用いられる製品の信頼性も向上する。
<積層型透明導電膜の製造方法>
最初に、本発明の積層型透明導電膜の製造方法について説明する。
図1を参照し、符号10はスパッタ装置であり、本発明の積層型透明導電膜を製造できる装置の一例を示したものである。
このスパッタ装置10は、酸化物透明導電薄膜を成膜するスパッタ室1と、金属薄膜を成膜するスパッタ室2とを有している。前記スパッタ室1、2の間はバルブ32で仕切られており、各スパッタ室1、2の両側は、バルブ31、33がそれぞれ設けられ、大気が侵入しないように構成されている。
また、前記スパッタ室1、2には、それぞれバルブ41、42を介して真空ポンプ51、52が接続されており、前記各バルブ31〜33を閉じて前記バルブ41、42を開け、各真空ポンプ51、52を起動すると個別に真空排気できるように構成されている。
前記スパッタ室1内の底面にはマグネトロンカソード6が配置されており、このマグネトロンカソード6上には、酸化物透明導電薄膜の材料であるITO焼結体ターゲット(In23−10wt%SnO2)が、その裏面に配置された磁石によって、表面の水平磁場強度が約1000 Oeになるように設けられている(図示せず)。また、このスパッタ室1内の天井には、キャリアー13が水平移動可能に設けられており、該キャリアー13に基板を取り付けるとその成膜面が前記ITO焼結体ターゲットに対して平行に向くように構成されている。
前記スパッタ室2内にはカソード9が配置されており、このカソード9上には金属ターゲットが設けられている(図示せず)。
前記キャリアー13に透明な基板12を取り付け、前記スパッタ室1を真空排気して高真空状態とした後、スパッタ室1に設けられたノズル8から、マスフローコントローラーで流量制御されたArガスとO2ガスとを0.67Paの圧力まで導入し、前記マグネトロンカソード6に接続された直流電源71(RF電圧が重畳できるように構成してもよい)を起動すると前記ITO焼結体ターゲットのスパッタリングが開始される。
このスパッタリングの際、前記キャリアー13を動かして前記基板12を前記ITOターゲット上で等速度で通過させると、酸化物透明導電薄膜であるITO膜を所定膜厚で形成することができる。
前記真空ポンプ52を動作させ、予め前記スパッタ室2内を高真空状態にしておくと、前記バルブ32を介して、前記ITO膜が形成された基板をスパッタ室2内に搬入することができる。搬入後、このバルブ32を閉じ、該スパッタ室2に設けられたノズル11からマスフローコントローラーで流量制御されたArガスを0.27Paの圧力まで導入し、前記カソード9に接続された直流電源72を起動すると前記金属ターゲットのスパッタリングが開始される。
このとき、前記基板12を金属ターゲット上で等速度で通過させると、ITO膜上に所定膜厚の金属薄膜を形成することができる。
次に、ITO膜と金属薄膜とがこの順で成膜された基板を、前記バルブ32を介して再度スパッタ室1に搬入すると、前記金属薄膜上にITO膜を形成することができる。そして大気中に取り出すと、図2(a)に示すように、透明な基板12上に、ITO膜28/金属薄膜26/ITO膜27の3層構造で構成された積層型透明導電膜22を得ることができる。
また、未成膜基板12を前記スパッタ室1に搬入した後、ITO膜を成膜せずにそのままスパッタ室2に搬送し、基板12表面に直接金属薄膜を形成した後、スパッタ室1内に戻してITO膜を成膜すれば、図2(b)に示すように、透明基板12上に金属薄膜36とITO膜37がこの順で成膜された2層構造の積層型透明導電膜32が得られる。
<積層型透明導電膜の透過率>
上記スパッタ装置10の金属ターゲットに金ターゲットを使用し、基板としてコーニング(株)製の製品番号#7059の透明基板(以下、この透明基板を用いる)を用い、その表面にITO膜/金薄膜/ITO膜をこの順で形成し、前述の図2(a)に示したような、3層構造の積層型透明導電膜を作製した。このとき、ITO膜一層当たりについては300Åの一定膜厚とし、金薄膜については、80、100、150Åの膜厚の3種類の積層型透明導電膜を作製した。それらについて、2波長型分光光時計を用いて大気リファレンスで透明基板を含めた透過率スペクトルを測定した。
測定波長を横軸に、透過率を縦軸にとって、前記金薄膜が80、100、150Åの膜厚に形成された各積層型透明導電膜について、●、◆、■の各プロットを結んだグラフで示す。
次に、前記スパッタ装置10の、上記金ターゲットに替えて銀ターゲットを使用し、透明基板上にITO膜/銀薄膜/ITO膜の3層構造の積層型透明導電膜を形成した。
一層当たりのITO膜を450Åの一定膜厚とし、銀薄膜を80、130、180Åの膜厚の3種類の積層型透明導電膜を作製した。図6に、各積層型透明導電膜の透過率スペクトルを、●、◆、■の各プロットを結んだグラフで示す。80Åと130Åの銀薄膜の場合は透過率は良好であるが、180Åになると透過率は低下している。これは、銀薄膜表面の反射が大きくなるためである。
3層構造の積層型透明導電膜の銀薄膜の膜厚を130Åの一定膜厚とし、ITO膜の膜厚を変化させて透過率のピークを測定した。但し、銀薄膜の表裏に位置する2層のITO膜の膜厚は同じにした。横軸にITO膜の膜厚x、縦軸に透過率のピークの波長をとって、図4に各積層型透明導電膜の透過率ピーク波長を、●のプロットを結んだグラフで示す。
この図4から分かる通り、銀薄膜単層を透明基板上に130Åの厚みに成膜した場合に比べて、透過率は向上している。銀薄膜表面の大きな反射光がITO膜層での干渉効果で低減されるためであるが、ITO膜の膜厚が増加すると、透過率のピーク波長も長波長側にシフトしてしまっている。特に、130Åの銀薄膜を用いた積層型透明導電膜について、可視域550nmの透過率を最大にするためには、膜厚450ÅのITO膜のが必要となることが分かる。
また、同様に、前記スパッタ装置10の金属ターゲットに銅ターゲットを使用し、透明基板上にITO膜/銅薄膜/ITO膜の3層構造(300/100/300Å)の積層型透明導電膜を作製し、透過率スペクトルを測定した。測定結果を、図7に、●のプロットを結んだグラフで示す。
図5〜図7の、各積層型透明導電膜の透過率スペクトルのグラフを比較すると、銀薄膜を有する積層型透明導電膜が最も透過率が高い。それに対し、金薄膜を用いた積層型透明導電膜と銅薄膜を用いた積層型透明導電膜では短波長側の吸収が大きく、また、それぞれの金属色を反映した色合いになっていた。
比較のため、図8に、透明基板上に形成した、膜厚1000Åと1500Åの単層のITO膜の透過率スペクトルのグラフを示す。このグラフと図6のグラフとから、膜厚1000ÅのITO膜の透過率スペクトルと、ITO膜/銀薄膜/ITO膜の、膜厚450/80/450Åの場合の積層型透明導電膜の透過率スペクトルとがよく似ていることが分かる。また、膜厚1500ÅのITO膜の透過率スペクトルについては、ITO膜/銀薄膜/ITO膜の、膜厚450/130/450Åの場合の積層型透明導電膜の透過率スペクトルとがよく似ていることが分かる。見た目の色合いにおいても、それぞれよく似ていた。
<積層型透明導電膜のシート抵抗>
前記スパッタ装置10と透明基板を用い、基板加熱を行わずに、ITO膜/金薄膜/ITO膜の3層構造と、ITO膜/銀薄膜/ITO膜の3層構造と、ITO膜/銅薄膜/ITO膜の3層構造と、及び銀薄膜/ITO膜の2層構造との積層型透明導電膜を形成した。各積層型透明導電膜について、成膜直後のシート抵抗値と、200℃で1時間の大気アニールを行った後のシート抵抗の値とを測定した。各層の膜厚とシート抵抗の関係を下記表1に示す。
Figure 2005093441
大気アニールを行う必要性は、実際のLCDパネルの製造工程において、液晶の封入工程などで熱処理が加えられる場合があるので、耐熱性の確認のためであったが、アニールを行った方がシート抵抗は2割程度低下した。
また、上記表2には示さないが、300℃の大気アニールを行うとシート抵抗値はさらに低下した。いずれの場合も、懸念された熱処理による劣化は発生しなかった。
このようなアニールによるシート抵抗の低下は、ITO膜の結晶化による比抵抗の低下だけでは説明がつかず、その低下割合からは、むしろ金属層の比抵抗が低下したことに起因すると推定できる。
表1に記載した積層型透明導電膜のシート抵抗を比較すると、バルク比抵抗の一番低い銀を金属薄膜に用いたものが最も低い抵抗値が得られており、各積層型透明導電膜のシート抵抗値は、用いられた金属膜の種類と膜厚に依存していることが分かる。銀薄膜を用いたものに注目してみると、ITO膜/銀薄膜/ITO膜(450/180/450Å)では、成膜直後(as depo.)で2.59Ω/□のシート抵抗値、200℃1時間の大気アニール後で2.10Ω/□のシート抵抗値であり、この値は、透明導電膜としては超低抵抗と言える。
なお、予備実験において、透明基板を200℃に加熱して金属薄膜を形成しようと試みたところ、金属が粒状に凝集して分離してしまい、得られた金属薄膜では導電性がなかった。
<積層型透明導電膜の耐食性>
前記図5〜図7の透過率の測定に使用した積層型透明導電膜を、長時間(1〜2週間)大気中で放置したところ、銀薄膜を用いたものと銅薄膜を用いたものとに腐食が発生していることが観察された。これはITO膜の中間に位置する金属層が酸化したためと考えられる。
このように、銀薄膜を用いた積層型透明導電膜はシート抵抗が小さく、透過率が高く、特性的には優れており、カラーSTNへの応用に対し一番有望である。しかし、耐食性に劣っているため、エッチング方法の検討とともに、この膜腐食の問題を解決することが望ましい。
一方、金薄膜を用いたものは、耐食性の点では優れているが、シート抵抗が高く、透過率も低いため、特性的には不充分である。
<金添加銀薄膜の積層型透明導電膜の諸特性>
上述のスパッタ装置10の金属ターゲットに、金が添加された銀ターゲットを使用し、透明基板の表面にITO膜/金添加銀薄膜/ITO膜(450/130/450Å)から成る積層型透明導電膜を形成した。このとき、銀薄膜中の金添加割合が6、11、30、35重量%である4種類の積層型透明導電膜を作製した。
銀薄膜中の金添加割合と、各積層型透明導電膜のシート抵抗値、及び透過率(波長550nmでの値)との関係を測定した。耐腐食性を観察するために、各積層型透明導電膜を数日間大気中に放置した。パターン性を観察するために、HCl:HNO3:H2O(1:1:8)のエッチング液を用い(液温40℃)、各積層型透明導電膜をエッチングしてエッチング残渣の有無を検査した。
比較のため、金を添加しなかった銀薄膜を有する積層型透明導電膜についても、同様な測定を行った。
これらの結果を下記表2に示す。
Figure 2005093441
各積層型透明導電膜ともシート抵抗は小さく、透過率を大きくできたが、金を添加しなかった積層型透明導電膜では腐食が観察された。それに対し、3%以上の金を添加した場合には腐食は観察されず、耐食性は良好であった。特に、金を6%以上添加した積層型透明導電膜については2ヶ月以上放置したが、腐食の発生はみられなかった。
パターン性については、各積層型透明導電膜ともに前記エッチング液でエッチングができ、良好であった。但し、35%の金を添加した場合には、エッチング終了後、金と思われるエッチング残渣が観察された。
<金添加銀薄膜を有する積層型透明導電膜のエッチング特性>
エッチング液に40℃のHCl:HNO3:H2O(1:1:8)を用い、他の金添加割合についてもエッチング特性とともに、シート抵抗値と透過率とを測定した。成膜直後、200℃アニール、250℃アニールの場合の測定結果について、下記表3に示す(一部の値は上記表2と重複する)。
Figure 2005093441
このように、ITO膜/銀薄膜/ITO膜構造の積層型透明導電膜において、銀薄膜中に金を3%以上添加した場合に、高透過率、低抵抗であって耐腐食性を有する積層型透明導電膜が得られた。特に6%以上金を添加すると、一層耐腐食性が向上する。また、200℃以上のアニールを行うことで、充分低抵抗の積層型透明導電膜が得られた。特に、250℃のアニールを行った場合には、4.44Ω/□という、超低抵抗の積層型透明導電膜が得られた。
以上の積層型透明導電膜の成膜条件を、下記表に記載しておく。
Figure 2005093441
<まとめ>
以上説明したように、ITO膜/金属薄膜/ITO膜の積層型透明導電膜では、特に、ITO膜/銀薄膜/ITO膜の構造で、ITO膜単層に匹敵する高透過率と、ITO膜単層に比べて大幅に低いシート抵抗値を有する積層型透明導電膜が得られた。
その積層型透明導電膜中の銀薄膜に金を添加すると腐食が防止できた。また、HCl/HNO3系のエッチング液を用いてパターンニングできることも分かった。
ITO膜/銀薄膜/ITO膜の構造では、各層の膜厚が450/130/450Å、銀薄膜中の金の添加量が6%である場合に、透過率82.8%(550nm、透明基板込みの測定値)、シート抵抗4.44Ω/□(250℃アニール後)という、高透過率で超低抵抗の積層型透明導電膜が得られた。
<本発明の他の実施の形態>
上記積層型透明導電膜ではITO膜(インジウム錫酸化物)を酸化物透明導電薄膜として使用したが、インジウム酸化物に添加する物質は、錫に限定されるものではない。
更に、インジウム酸化物(In23)に限定されるものではなく、例えば、SnO2、ZnO等の酸化物半導体膜を広く用いることが可能である。この場合、酸化物半導体に添加する物質には、ドナーとなることができる元素を広く含む。さらには薄膜にしたときに透明となる各種の導電薄膜を広く用いることが可能である。
また、本発明の積層型透明導電膜に用いられる金属薄膜は、金、銀、銅に限定されるものではなく、薄膜にし、酸化物透明導電薄膜との積層構造としたときに透過率の良い金属薄膜や合金薄膜を広く用いることができる。腐食防止剤も金に限定されるものではなく、各種貴金属やその他化合物等、要するに、金属薄膜や合金薄膜の比抵抗(シート抵抗)や透過率を大きく劣化させることなく腐食を防止できる物質を広く含む。この腐食防止剤の添加については、予め成膜したい金属薄膜のターゲット材料中に添加してもよいし、金属薄膜材料ターゲットとは別に金等の腐食防止剤ターゲットを用意し、両方のターゲットを一緒にスパッタしても良い。この場合には、ターゲットの面積比や投入電力を異ならせることで、添加割合を調節することが可能となる。
また、金属薄膜は一層のものに限定されず、また、酸化物透明導電薄膜も一層や二層のものに限定されるものではなく、2層以上の金属薄膜と一層又は2層以上の酸化物透明導電薄膜が積層されて構成された積層型透明導電膜が広く含まれる。要するに、本発明の積層型透明導電膜の構造には、金属薄膜層の反射を酸化物透明導電薄膜層で低減できるようにすればよい。
本発明の積層型透明導電膜の製造に用いることができるスパッタ装置の一例 (a)本発明の3層構造の積層型透明導電膜の一例を説明するための断面図 (b)本発明の2層構造の積層型透明導電膜の一例を説明するための断面図 本発明の積層型透明導電膜の製造に用いることができる低電圧スパッタ法のスパッタ電圧及び成膜温度とITO膜の比抵抗の関係を説明するためのグラフ ITO膜/銀薄膜/ITO膜の積層型透明導電膜のITO膜の膜厚と透過率のピーク波長の関係を示したグラフ ITO膜/金薄膜/ITO膜の積層型透明導電膜における波長と透過率との関係を示したグラフ ITO膜/銀薄膜/ITO膜の積層型透明導電膜における波長と透過率との関係を示したグラフ ITO膜/銅薄膜/ITO膜の積層型透明導電膜における波長と透過率との関係を示したグラフ 単層のITO膜の波長と透過率の関係を示したグラフ
符号の説明
22、32……積層型透明導電膜 25、35……基板
26、36……金属薄膜 27及び28、37……酸化物透明導電薄膜

Claims (23)

  1. 金属薄膜と酸化物透明導電薄膜とを有する積層型透明導電膜であって、前記酸化物透明導電薄膜の裏面に前記金属薄膜が成膜され、前記金属薄膜の反射が前記酸化物透明導電薄膜の干渉効果で低減されたことを特徴とする積層型透明導電膜。
  2. 金属薄膜と酸化物透明導電薄膜とを有する積層型透明導電膜であって、前記酸化物透明導電薄膜の中間に前記金属薄膜が成膜され、前記金属薄膜の反射が前記酸化物透明導電薄膜の干渉効果で低減されたことを特徴とする積層型透明導電膜。
  3. 前記酸化物透明導電薄膜のシート抵抗よりも前記金属薄膜のシート抵抗の方が低くなるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  4. 前記酸化物透明導電薄膜の最大透過率が可視領域にあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  5. 前記金属薄膜には腐食防止剤が添加されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  6. 前記金属薄膜は銀を主成分とする薄膜で構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  7. 前記金属薄膜は銀を主成分とする薄膜で構成され、前記腐食防止剤として金が用いられたことを特徴とする請求項5記載の積層型透明導電膜。
  8. 前記金の添加量が3重量%以上、30重量%以下であることを特徴とする請求項7記載の積層型透明導電膜。
  9. 銀を主成分とし、腐食防止剤として金が添加された透明性を有する金属薄膜と、
    前記金属薄膜表面に配置された第1の酸化物透明導電薄膜とを有し、
    前記金の添加量が3重量%以上にされ、
    前記第1の酸化物透明導電薄膜と前記金属薄膜とは200℃以上の温度でアニールされ、
    前記金属薄膜の反射が前記酸化物透明導電薄膜の干渉効果で低減されたことを特徴とする積層型透明導電膜。
  10. 前記第1の酸化物透明導電薄膜はITO膜で構成された請求項9記載の積層型透明導電膜。
  11. 前記金属薄膜の裏面に配置された第2の酸化物透明導電膜を有することを特徴とする請求項9記載の積層型透明導電膜。
  12. 前記第2の酸化物透明導電薄膜はITO膜で構成された請求項11記載の積層型透明導電膜。
  13. 前記酸化物透明導電薄膜のシート抵抗よりも前記金属薄膜のシート抵抗の方が低くされたことを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  14. 前記酸化物透明導電薄膜の最大透過率が可視領域にあることを特徴とする請求項9乃至請求項13のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  15. 前記金の添加量が30重量%以下であることを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  16. 銀を主成分とし、腐食防止剤として金を含有する透明な金属薄膜を基板上に形成し、
    前記金属薄膜上に第1の酸化物透明導電薄膜を形成した後、
    前記第1の酸化物透明導電薄膜と前記金属薄膜とを200℃以上の温度でアニールする積層型透明導電膜の製造方法。
  17. 前記金属薄膜には、前記金を3重量%以上含有させる請求項16記載の積層型透明導電膜の製造方法。
  18. 前記金属薄膜には、前記金を30重量%以下含有させる請求項16又は請求項17のいずれか1項記載の積層型透明導電膜の製造方法。
  19. 前記第1の酸化物透明導電薄膜としてITO膜を形成する請求項16乃至請求項18のいずれか1項記載の積層型透明導電膜の製造方法。
  20. 前記第1の酸化物透明導電薄膜は、ITOターゲットをスパッタリングして形成する請求項19記載の積層型透明導電膜の製造方法。
  21. 前記基板上に第2の酸化物透明導電膜を形成した後、該第2の酸化物透明導電膜上に前記金属薄膜を形成する請求項16乃至請求項20のいずれか1項記載の積層型透明導電膜。
  22. 前記第2の酸化物透明導電薄膜としてITO膜を形成する請求項21記載の積層型透明導電膜の製造方法。
  23. 前記第2の酸化物透明導電薄膜は、ITOターゲットをスパッタリングして形成する請求項22記載の積層型透明導電膜の製造方法。
JP2004279680A 2004-09-27 2004-09-27 積層型透明導電膜の製造方法 Expired - Lifetime JP3928970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279680A JP3928970B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 積層型透明導電膜の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279680A JP3928970B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 積層型透明導電膜の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34841095A Division JPH09171188A (ja) 1995-12-18 1995-12-18 積層型透明導電膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005093441A true JP2005093441A (ja) 2005-04-07
JP3928970B2 JP3928970B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=34464109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004279680A Expired - Lifetime JP3928970B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 積層型透明導電膜の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3928970B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101622A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Geomatec Co Ltd 表示用電極膜および表示用電極パターン製造方法
WO2008013238A1 (fr) * 2006-07-28 2008-01-31 Ulvac, Inc. Procédé de formation de film conducteur transparent
JP2012054006A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Gunze Ltd 透明導電性ガスバリヤフィルム及びその製造方法
WO2013080995A1 (ja) * 2011-11-28 2013-06-06 日東電工株式会社 透明導電性フィルムの製造方法
KR101407877B1 (ko) * 2011-12-28 2014-06-17 (주)엘지하우시스 전기적 특성이 우수한 투명 도전성 필름 및 이를 이용한 터치 패널
WO2017170767A1 (ja) * 2016-04-01 2017-10-05 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
US9817499B2 (en) 2011-10-03 2017-11-14 Hitachi Chemical Company, Ltd. Conductive pattern formation method, conductive pattern-bearing substrate, and touch panel sensor
JP2018041059A (ja) * 2016-09-02 2018-03-15 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
KR20180124872A (ko) * 2016-04-01 2018-11-21 닛토덴코 가부시키가이샤 액정 조광 부재, 광 투과성 도전 필름, 및 액정 조광 소자
TWI724149B (zh) * 2016-04-01 2021-04-11 日商日東電工股份有限公司 透光性膜

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101622A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Geomatec Co Ltd 表示用電極膜および表示用電極パターン製造方法
WO2008013238A1 (fr) * 2006-07-28 2008-01-31 Ulvac, Inc. Procédé de formation de film conducteur transparent
JP2012054006A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Gunze Ltd 透明導電性ガスバリヤフィルム及びその製造方法
US9817499B2 (en) 2011-10-03 2017-11-14 Hitachi Chemical Company, Ltd. Conductive pattern formation method, conductive pattern-bearing substrate, and touch panel sensor
WO2013080995A1 (ja) * 2011-11-28 2013-06-06 日東電工株式会社 透明導電性フィルムの製造方法
KR101407877B1 (ko) * 2011-12-28 2014-06-17 (주)엘지하우시스 전기적 특성이 우수한 투명 도전성 필름 및 이를 이용한 터치 패널
CN104040643A (zh) * 2011-12-28 2014-09-10 乐金华奥斯有限公司 电特性优秀的透明导电性膜及利用该透明导电性膜的触控面板
KR102328764B1 (ko) * 2016-04-01 2021-11-18 닛토덴코 가부시키가이샤 액정 조광 부재, 광 투과성 도전 필름, 및 액정 조광 소자
KR20180124872A (ko) * 2016-04-01 2018-11-21 닛토덴코 가부시키가이샤 액정 조광 부재, 광 투과성 도전 필름, 및 액정 조광 소자
CN109073940A (zh) * 2016-04-01 2018-12-21 日东电工株式会社 液晶调光构件、透光性导电薄膜、及液晶调光元件
TWI724149B (zh) * 2016-04-01 2021-04-11 日商日東電工股份有限公司 透光性膜
WO2017170767A1 (ja) * 2016-04-01 2017-10-05 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
TWI755384B (zh) * 2016-04-01 2022-02-21 日商日東電工股份有限公司 液晶調光構件、透光性導電膜及液晶調光元件
CN109073940B (zh) * 2016-04-01 2022-03-08 日东电工株式会社 液晶调光构件、透光性导电薄膜、及液晶调光元件
JP2018041059A (ja) * 2016-09-02 2018-03-15 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子
JP7046497B2 (ja) 2016-09-02 2022-04-04 日東電工株式会社 液晶調光部材、光透過性導電フィルム、および液晶調光素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP3928970B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7858194B2 (en) Extreme low resistivity light attenuation anti-reflection coating structure in order to increase transmittance of blue light and method for manufacturing the same
JP2010034577A (ja) 電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置
KR101745290B1 (ko) 반사 전극용 Ag 합금막 및 반사 전극
JP3928970B2 (ja) 積層型透明導電膜の製造方法
KR20180076316A (ko) 적층 배선막 및 그 제조 방법 그리고 Mo 합금 스퍼터링 타깃재
KR20130020569A (ko) 전자부품용 적층 배선막 및 피복층 형성용 스퍼터링 타겟재
KR20080100358A (ko) 전자 장치, 이의 제조방법 및 스퍼터링 타겟
US20160224151A1 (en) Electrode to be used in input device and method for producing same
EP2148240B1 (en) Transparent electrode
TW201342684A (zh) 用於有機發光裝置的反射陽極電極及其製造方法
JPH09171188A (ja) 積層型透明導電膜
CN104212997B (zh) Cu‑Mn合金膜和Cu‑Mn合金溅射靶材以及Cu‑Mn合金膜的成膜方法
KR20160064235A (ko) 표시 장치용 배선 구조
JP4168689B2 (ja) 薄膜積層体
JP2008211230A (ja) 銀合金材料、回路基板、電子装置、液晶表示装置及び表示装置
JP6361957B2 (ja) 電子部品用積層配線膜および被覆層形成用スパッタリングターゲット材
US20090297878A1 (en) Extreme low resistivity light attenuation anti-reflection coating structure in order to increase transmittance of blue light and method for maufacturing the same
JP6292466B2 (ja) 金属薄膜および金属薄膜形成用Mo合金スパッタリングターゲット材
JP4421394B2 (ja) 銀合金材料、回路基板、電子装置、及び回路基板の製造方法
KR101350648B1 (ko) 전자부품용 적층 배선막 및 피복층 형성용 스퍼터링 타겟재
KR102544426B1 (ko) 적층체 기판, 도전성 기판, 적층체 기판 제조방법 및 도전성 기판 제조방법
JPH10239697A (ja) 透明導電膜付き基板およびその製造方法
JP4820738B2 (ja) 電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置
KR20100096255A (ko) 액정 표시 장치의 제조방법
TWI618808B (zh) 透明導電性基板及透明導電性基板之製造方法、以及觸控面板

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060807

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070129

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070302

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term