JPH05201649A - エレベーターの主索交換方法 - Google Patents

エレベーターの主索交換方法

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JPH05201649A
JPH05201649A JP1327292A JP1327292A JPH05201649A JP H05201649 A JPH05201649 A JP H05201649A JP 1327292 A JP1327292 A JP 1327292A JP 1327292 A JP1327292 A JP 1327292A JP H05201649 A JPH05201649 A JP H05201649A
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main
rope
counterweight
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Kiyoshi Sato
潔 佐藤
Satoshi Hirano
智 平野
Yoshio Matsuzaki
義夫 松崎
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小数の作業者で安全かつ効率的に主索の交換
を行なえるようにする。 【構成】 乗かご9の上部とつり合いおもり16を所定
の位置に停止させ、昇降路6の上部の機械室1の機械台
2に一端を固定して垂下した懸垂索25と、既設の主索
14の少なくとも一本を用いて、乗かご9およびつり合
いおもり16のどちらか一方をチェーンブロック12で
縮めて懸垂し、乗かご9の上に設けた主索巻き取り治具
27で新設の主索22を送り出すと共に既設の主索14
の回収を行ない、たるませた懸垂に用いていない既設の
主索14を少なくとも一本ずつ交換し、その後残りの既
設の主索14を新設の主索22に交換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既設エレベーターの主索
を新しい主索に交換するエレベーターの主索交換方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターの主索交換方法は、
例えば特開昭62−264182号公報に示されてお
り、これを図4に示す昇降路断面図を用いて説明する。
昇降路6の上部に形成した機械室1には機械台2上に配
置した巻上機3が設けられ、この巻上機3の綱車4に主
索14が巻き掛けられている。主索14の一端は機械室
1の床部のロープ穴7を挿通されて詳細な図示を省略し
た主索保持棒を介して乗かご9のかご枠10、より詳細
には上はり10aに連結され、一方、他端は上述した主
索保持棒15を介してつり合いおもり16に連結されて
いる。昇降路6の下部のピット8には乗かご9に対応し
て設けた乗かご用緩衝器19と、つり合いおもり16に
対応して設けたつり合いおもり用緩衝器20が設置され
ている。従来の既設の主索14の交換は、次のような手
順で新設の主索22に交換される。
【0003】最初に、作業者13が乗かご9の上に乗り
込み、乗かご9を運転しながらこの乗かご9の上部とつ
り合いおもり16の上部がほぼ同一位置に来るようにす
る。既設の主索14の両端にはそれぞれ主索保持棒15
が固着され、この主索保持棒15を介して乗かご8およ
びつり合いおもり16に結合されているが、ここで、主
索保持棒15の調整代を最大に設定して、乗かご9およ
びつり合いおもり16の位置を少し下げる。次に、乗か
ご9を運転して最上階の乗場23に停止させる。このと
き、乗かご9の敷居と最上階の乗場23の敷居のレベル
を合わせ、この状態でつり合いおもり16と緩衝器20
との間隔Aを測定する。また、既設の主索14の現状の
長さXを測定する。これで新設の主索22の長さLが次
の(1)式から算出される。 L=(X+2D)−(B−A) (1) ここで、Bは新設の主索22に交換した後に設定される
つり合いおもり16と緩衝器20との間隔であり、また
Dは新設の主索22の端末処理の要する長さを表わして
いる。新設の主索22はこの(1)式より算出した長さ
Lに切断する。また、間隔Aと同じ長さの間隔片21を
つり合いおもり16と緩衝器20との間隔に挿入し、そ
の後、ピット8につり合いおもり16の上部の主索保持
棒15を交換するための足場18を設定する。
【0004】次に、一端を機械台2に結合した吊り上げ
用ロープ11の上端を機械台2の他端をロープ穴7から
垂下させ、また下端にチェーンブロック12を連結し、
チェーンブロック12を上はり10aに連結して乗かご
9を機械台2に懸垂する。そして、新設の主索22に交
換後、つり合いおもり16と緩衝器20との間隔が初期
の寸法Bになるようにするため、チェーンブロック12
を操作して乗かご9を(B−A)だけ吊り上げる。
【0005】このようにした後、乗かご9およびつり合
いおもり16の上部の主索保持棒15から既設の主索1
4を全て取り外す。次いで、機械室1内の作業者5が既
設の主索14を1本ずつ機械室1内に巻き上げ、既設の
主索14を全て巻き上げた後、作業者5が新設の主索2
2を1本ずつ機械室1から一端を乗かご9の上に、一端
をつり合いおもり16の上部に降ろす。次に、乗かご9
上の作業者13が乗かご9側の主索保持棒15に新設の
主索22を取り付け、足場18上の作業者17がつり合
いおもり16側の主索保持棒15に新設の主索22を取
り付ける。このようにして、既設の主索14は新設の主
索22に交換される。上述の作業終了後、チェーンブロ
ック12、吊り上げ用ロープ11、間隔片21および足
場18を除去する。最後に、乗かご9を運転し、乗かご
9の上部とつり合いおもり16の上部がほぼ同一位置に
来るように乗かご9を停止させ、新設の主索22の張力
を調整した後、正規運転を行ない作業を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの主索交換方法では、機械室1内の作業者5
が機械室1に既設の主索14を全て巻き上げた後、機械
室1から新設の主索22を一本ずつ一端を乗かご9の上
に、一端をつり合いおもり16の上部に降ろすため、作
業効率が非常に悪い。さらに、主索には油が浸み込ませ
てあるため、滑りやすく、また古い主索では素線切れを
起こしている場合もあり、手を負傷する危険がある等の
問題がある。
【0007】また、乗かご9を機械室1の機械台2に一
端を固定した吊り上げ用ロープ11にて懸吊固定して既
設の主索14の交換作業を行なうため、作業者は機械室
1,乗かご9上およびピット8の足場18とに合計3名
以上必要になると共に、ピット8での作業者17の安全
を確保するため、足場18を設置しなければならず、既
設の主索の交換作業を行なうには、大幅な準備のための
作業時間を必要とし、エレベーター利用者に多大の不便
をかけてしまう。本発明の目的は、少数の作業者で効率
的に短時間で作業できるようにしたエレベーターの主索
交換方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、乗かごの上部とつり合いおもりを所定の位
置に停止させ、昇降路の上部に一端を固定して垂下した
懸垂索と、既設の主索の少なくとも一本を用いて、上記
乗かごおよび上記つり合いおもりのどちらか一方を懸垂
し、他の既設の主索を新設の主索に交換し、その後、上
記既設の主索の少なくとも一本を新設の主索に交換する
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によるエレベーターの主索交換方法で
は、乗かごを停止させた後、懸垂索と既設の主索の少な
くとも一本を他の主索よりも縮めて、乗かごおよびつり
合いおもりのどちらか一方を懸垂し、これによって緩ん
だ他の既設の主索を新設の主索に交換するようにしたの
で、小数の作業者で作業が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は昇降路の縦断面図で、エレベーターそのもの
の構成は従来と同じであるからその説明は省略する。エ
レベーターの主索の交換作業は、次のような手順で行な
って既設の主索14を新設の主索22に交換する。尚、
ここでは主索の本数が3本で乗かご9の上に作業者13
を配置した場合を説明する。作業者13が乗かご9に乗
り込み、乗かご9の上部とつり合いおもり16の上部が
ほぼ同一位置か、所定の寸法だけつり合いおもり16の
上部が乗かご9の上部より高い所定の位置で乗かご9を
停止させた後、主索保持棒15の調整代を最大に設定す
る。次に、乗かご9を運転して最上階の乗場23に停止
させ、乗かご9の敷居と最上階の乗場23の敷居を同一
位置にする。この状態でつり合いおもり16と緩衝器2
0との間隔Aを測定し、新間隔Bを所定の寸法に決め、
乗かご9またはつり合いおもり16の吊り上げ代(B−
A)を決定する。
【0011】再び、乗かご9を運転してその上部とつり
合いおもり16の上部が乗かご9の上部より高い所定の
位置で乗かご9を停止させる。この状態で、まず、3本
の主索を2つのグループに分け、その一方のグループで
ある少なくても1本の既設の主索14aのつり合いおも
り16側に、図1の要部拡大図である図2に示すように
主索を把持する把持具24aを主索保持棒15より所定
の寸法だけ間隔をとって取り付け、またもう一つの把持
具24bは、昇降路6の上部の機械室1の床に懸垂索2
5に把持具24aとほぼ同じ高さに取り付ける。次に、
この把持具24aおよび24bをチェーンブロック12
に連結し、図3に示すようにチェーンブロック12を操
作して吊り上げ代(B−A)に相当する寸法だけつり合
いおもり16を吊り上げ、既設の主索14aおよび懸垂
索25にて乗かご9およびつり合いおもり16を懸垂支
持する。
【0012】このとき、残りの既設の主索14b,14
cは図3に示すように張力が無くなり、たるんだ状態と
なるので、乗かご9およびつり合いおもり16の上部の
主索保持棒15から先ず既設の主索14bを取り外す。
そして乗かご9の上の上はり10aに主索巻き取り治具
27を取り付け、主索巻き取り治具27に巻かれた新設
の主索22に既設の主索14bの一端を主索接続治具2
6にて連結する。このとき、新設の主索22に連結する
既設の主索14bの一端は乗かご9側あるいはつり合い
おもり16側のどちら側でも良い。さらに、既設の主索
14bの他端を主索巻き取り治具27に取り付け、既設
の主索14bの巻き取りと新設の主索22の送り出しと
を同時に行ない、乗かご9側とつり合いおもり16側の
主索保持棒15に新設の主索22の両端にそれぞれ連結
して、既設の主索14bは新設の主索22に交換され
る。この動作を繰り返し、残りの既設の主索14bにつ
いても新設の主索に交換する。
【0013】次に図1および図3に示したチェーンブロ
ック12を操作して、把持具24を取り付けた既設の主
索14aの張力を緩めると、乗かご9およびつり合いお
もり16はすでに新設の主索14aはたるんだ状態とな
る。そこで既設の主索14aを上述した既設の主索14
bと同様の方法で新設の主索22に交換する。このよう
にして、既設の主索14は全て新設の主索22に交換さ
れたことにより、最後に、新設の主索22の張力を調整
し正規運転に移行する。
【0014】このように、乗かご9の上はり10aに主
索巻き取り治具27を取り付け、これに新設の主索22
を取り付け、更に、新設の主索22と既設の主索14を
連結し、主索巻き取り治具27によって既設の主索14
を巻き取りながら、新設の主索22を送り出す。このと
きの主索の移動は一方向だけで良いので、作業者は乗か
ご上で作業できると共に直接主索に触れることもないの
で、主索を落下させたり、手に負傷したりすることがな
くなる。さらに、作業者13の1名で主索の交換作業が
できるので大幅な作業の省力化が図れる。また従来必要
であった図4に示す足場18の設置作業が不要となるた
め、作業効率が良くなるだけでなく、作業時間も短縮さ
れ、エレベーターの不停時間が短くなり利用者の不便を
少しでも解消できる。さらに、主索交換後、乗かご9を
動かすことなく、主索の張力調整もでき安全である。
【0015】尚、既設の主索14aおよび懸垂索25に
て乗かご9およびつり合いおもり16を懸吊支持した
が、懸垂索25はつり合いおもりり重量を十分に支える
ことのできる強度を有し、また、既設の主索1本を流用
しているので、懸垂索のサイズを小さくすることができ
るため、懸垂索の固定作業や持ち運びが楽に行なえると
共に作業性が向上する。また本実施例では主索を把持す
る把持具24をつり合いおもり16側に取り付けたが、
把持具24を乗かご9側に取り付けても同様の効果が得
られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、乗かごを
停止させた後、懸垂索と既設の主索の少なくとも一本を
他の主索よりも縮めて、乗かごおよびつり合いおもりの
どちらか一方を懸垂し、これによって緩んだ他の既設の
主索を新設の主索に交換するようにしたので、小数の作
業者で作業が可能となり、しかも、短時間で作業でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベーターの主索交
換方法の作業途中状態を示す昇降路の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2とは異なる作業状態を示す図1の要部拡大
正面図である。
【図4】従来のエレベーターの主索交換方法を示す昇降
路の縦断面図である。
【符号の説明】
3 巻上機 4 綱車 6 昇降路 9 乗かご 14 既設の主索 16 つり合いおもり 22 新設の主索 25 懸垂索

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上機と綱車に複数本の主索が巻きかけ
    られ、この主索の一端に乗かごを、また他端につり合い
    おもりをそれぞれ結合させ、上記巻上機の駆動によって
    昇降路内を昇降するエレベーターの主索交換方法におい
    て、上記乗かごの上部とつり合いおもりを所定の位置に
    停止させ、昇降路の上部に一端を固定して垂下した懸垂
    索と、既設の主索の少なくとも一本を用いて、上記乗か
    ごおよび上記つり合いおもりのどちらか一方を懸垂し、
    他の既設の主索を新設の主索に交換し、その後、上記既
    設の主索の少なくとも一本を新設の主索に交換すること
    を特徴とするエレベーターの主索交換方法。
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