JPH05182499A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH05182499A
JPH05182499A JP3359813A JP35981391A JPH05182499A JP H05182499 A JPH05182499 A JP H05182499A JP 3359813 A JP3359813 A JP 3359813A JP 35981391 A JP35981391 A JP 35981391A JP H05182499 A JPH05182499 A JP H05182499A
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voltage
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は消去スピードが異常に速いメ
モリセルを含むフラッシュEEPROMのチップを、チ
ップの機能チェックの段階で不良として除去し、信頼性
の高いフラッシュEEPROMを市場に提供することで
ある。 【構成】 マージンチェック電圧印加制御回路はXデコ
ーダXDEC1のトランジスタQX13のソース電圧を制
御して記憶素子の全てのゲートW1〜Wnに所定の電圧を
印加する。もし、消去された記憶素子のしきい値が設計
から決まる下限の値以上になっているなら、上記記憶素
子は導通し、デジット線の電圧が変化する。したがっ
て、書き込み不良となるチップがチップの機能チェック
の段階で不良として除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMOSFETを主な構成
要素とする不揮発性半導体記憶装置、特に電気的に書き
込み・消去可能な不揮発性半導体記憶装置(以下、EE
PROMという)に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に一括消去型EEPROM(以下、
フラッシュEEPROMという)のメモリセルの書き込
み,消去,読み出しを制御する周辺回路の一部を示す。
【0003】MXはメモリセル(M11,・・・,M1m,・・
・,Ml1,・・・,Mlm)をマトリクス状に配置したメモリ
セルブロックを示す。YSはデジット線(D1,・・・,D
l)のうちの選択された1本をセンスアンプ回路SA、
または書き込み回路WCに接続するスイッチの役割を果
たすYセレクタ群であり、トランジスタQY1,・・・,QY
lで構成されており、トランジスタQY1〜QYlは節点S
BとD1の間に接続されたNチャンネル型エンハンスメ
ント型MOSFET(以下、NE−MOSFETとい
う)である。
【0004】Y1,・・・,YlはYデコーダ回路(以下、
YDEC(図示せず)という)の出力であり、メモリセ
ルのYアドレスを指定するYアドレス線である。
【0005】W1,・・・,WmはXデコーダ回路(以下、
XDEC(図示せず)という)の出力であり、メモリセ
ルのXアドレスを指定するXアドレス線である。
【0006】SSはメモリセルM11,・・・,M1m,・・・,
Ml1,・・・,Mlmのソースが、共通に接続された節点で
あり、消去電圧印加制御回路ERCの出力に接続されて
いる。
【0007】WCは選択されたメモリセルの書き込みを
行う書き込み回路、SAは選択されたメモリセルが消去
された状態か、書き込み状態かを検出し、増幅するセン
スアンプである。IO0Bは入出力バッファであり、書
き込みモード時は、入出力端子I/O0に入力された書
き込みデータを書き込み回路に伝達し、読み出しモード
時は入出力端子I/O0にセンスアンプからデータを出
力するものである。
【0008】実際のフラッシュEEPROMでは、図8
に示す回路が複数個存在する(16ビット出力なら16
個存在する)が、ここでは省略した。また、以下の説明
では、消去された状態にあるメモリセルを“1”を記憶
していると定義し、このメモリセルのしきい値をVTm
(E)と表し、書き込まれた状態にあるメモリセルを
“0”を記憶していると定義し、このメモリセルのしき
い値をVTM(W)と表す。さらにNE−MOSFETの
しきい値はすべて同一でVTNとして説明する。
【0009】次に図9と表1を用いてフラッシュEEP
ROMの各モードにおける周辺回路の動作及びメモリセ
ルの各節点に印加される電圧についてメモリセルM11が
アドレス信号で選択されたとして説明する。
【0010】表1は各モードにおいて主要節点と信号に
印加される電圧を示したものである。
【0011】
【表1】
【0012】(1)書き込みモード
【0013】選択されたXアドレス線W1にはVppが、
その他の非選択のXアドレス線には0Vが印加され、選
択されたYアドレス線Y1にはVppが、その他の非選択
のYアドレス線には0Vが印加される。また、共通ソー
スSSには0Vが印加される。この時、I/O0に入力
されたデータが“0”の場合、書き込み回路がアクティ
ブとなり、出力に高電圧Vppが発生し、選択されたデジ
ット線D1には高電圧(Vpp−VTN)が印加され、M11
の浮遊ゲートに電子が注入され、M11のしきい値は上昇
し、しきい値はVTM(W)となる。
【0014】一般にVTM(W)の値は電源電圧VCCより
高くなるように設計されている。一方、I/O0に入力
されたデータが“1”の場合、書き込み回路が非アクテ
ィブとなり、選択されたデジット線D1はメモリセルM1
1を通して放電され、0Vとなる。
【0015】(2)消去モード
【0016】本モードとしてチップの1部分(ブロッ
ク)に含まれるメモリセルが一括して消去されるブロッ
ク消去モードと、チップに含まれる全てのメモリセルが
消去されるチップ消去モードの2つが存在するが、本明
細書では図8のセルアレイMXに含まれるメモリセルが
すべて消去されるとして説明する。Xアドレス線W1,・
・・,WMはすべて0Vが印加され、SSには消去電圧Vp
pが印加される。Yアドレス線Y1,・・・,Ylはすべて0
Vが印加されYセレクタYSに含まれるNE−MOSF
ETはすべて非導通となる。消去モードに設定される前
に、全てのメモリセルは必ず書き込まれている(“0”
を記憶している)状態になるよう制御されているので、
全てのメモリセルは非導通となり、各デジット線は全て
フローティングし状態となる。この時、各メモリセルに
おいてゲートに0Vが、ソースに高電圧Vppが印加さ
れ、各メモリセルの浮遊ゲートに注入された電子は、ソ
ースに放出される。このため各メモリセルのしきい値は
低下し、しきい値はVTM(E)となる。一般にVTM
(E)は、電源電圧VCCより低くなるように設計されて
いる。
【0017】(3)読み出しモード
【0018】選択されたメモリセルM11の記憶内容を読
み出すモードであり、選択されたXアドレス線W1には
電源電圧VCCが、その他の非選択のXアドレス線には0
Vが印加され、選択されたYアドレス線Y1にはVCC
が、その他の非選択のYアドレス線には0Vが印加され
る。この時、選択されたメモリセルM11を含むデジット
線D1はセンスアンプ回路のバイアス回路で決定される
電圧にバイアスされており、本明細書では、この値を
1.5Vとする。共通ソースSSには0Vが印加され
る。
【0019】このとき、メモリセルM11が書き込まれた
状態にある場合(“0”を記憶)、前述した通り、メモ
リセルM11のしきい値VTM(W)はVCC以上に設計され
ているので、メモリセルM11は非導通となり、これをセ
ンスアンプが検出し、入出力ピンI/O0には“0”が
出力されることになる。
【0020】一方、メモリセルM11が消去された状態に
ある場合(“1”を記憶)、前述した通り、メモリセル
M11のしきい値VTM(E)はVCC以下に設計されている
ので、メモリセルM11は導通し、これをセンスアンプ回
路SAが検出し、入出力ピンI/O0には“1”が出力
されることになる。
【0021】(4)書き込みベリファイモード
【0022】選択されたメモリセルの書き込み終了後、
書き込みが十分行われたか、つまりしきい値VTM(W)
が電源電圧VCCより高くなったか否かをチェックするモ
ードである。選択されたXアドレス線W1にはプログラ
ムベリファイ電圧VPVが印加され、図8に示すその他の
各節点と各信号線には、読み出しモードと同一の電圧が
印加される。
【0023】いま仮にVPV=7Vとすると、書き込まれ
たメモリセルM11のしきい値が、7Vより低いとき(例
えば、VTM(W)=6V)、M11は導通となり、センス
アンプSAがこれを検出し、入出力ピンI/O0には
“1”が出力され、書き込みが不充分であることが検出
される。
【0024】一方、メモリセルM11のしきい値が7V以
上の時(たとえば、VTM(W)=7.5V)、メモリセ
ルM11は非導通となり、センスアンプ回路とSAがこれ
を検出し、入出力ピンI/O0には“0”が出力され、
書き込みが完了したことが検出される。
【0025】(5)消去ベリファイモード
【0026】メモリセルの消去が終了後、各メモリセル
に対し消去が十分行われたか、つまりしきい値VTM
(E)が電源電圧VCCより低くなったか否かをチェック
するモードである。例えば、消去終了後アドレス信号に
よりメモリセルM11が選択された場合、Xアドレス線W
1にイレーズベリファイ電圧VEVが印加され、図8に示
すその他の各節点と各信号線には読み出しモード時と同
一の電圧が印加される。
【0027】いま、仮にVEV=3.5Vとすると、メモ
リセルM11のしきい値が3.5V以上の時(例えば、V
TM(E)=4.0V)、メモリセルM11は非導通とな
り、センスアンプ回路SAがこれを検出し、入出力ピン
I/O0には“0”が出力され、消去が不充分であるこ
とが検出される。
【0028】一方、メモリセルM11のしきい値が3.5
Vより低いとき(例えばVTM(E)=3.0V)、メモ
リセルM11は導通となり、センスアンプ回路SAがこれ
を検出し、入出力ピンI/O0には“1”が出力され、
メモリセルM11の消去は完了したことが検出される。
【0029】以上述べたように、各モードにおいて、フ
ラッシュEEPROMは動作するが、一般にフラッシュ
EEPROMは、消去モードと消去ベリファイモードが
チップ内部において一連の動作で行われる。
【0030】図10はこの一連の動作を示すフローチャ
ートである。図10のフローチャートはIEEE J.
S.S.C vol24 No.5 Oct.1989
P.1259〜P1263「A90−ns One−
Million Erose/Program Cyc
le 1−Mbit Flash Memory」のF
ig3を抜粋したものである。
【0031】全てのメモリセルの書き込みを行った後、
メモリセルを一括消去し、次に、各メモリセルを消去ベ
リファイモードで読み出し、消去が不充分であるメモリ
セルがあった場合は、再びメモリセルを一括消去し、再
び消去ベリファイモードで各メモリセルを読み出すとい
う一連の動作を、全てのメモリセルの消去が完了したこ
とを検出するまで行うというものである。
【0032】前述したように選択されたXアドレス線W
1は、書き込みモード時にはVppが、読み出しモード時
にはVCCが、書き込みベリファイモード時にはVPVが、
消去ベリファイモード時にはVEVが印加され、Xアドレ
ス線を駆動するXデコーダ回路は各モードに対し、それ
ぞれの電圧が出力されるよう制御されている。
【0033】図9はこのように制御された従来技術のX
デコーダ回路XDECを示したものである。VWは表1
に示すように、書き込みモード時と消去モード時は、高
電圧Vppが読み出しモード時は電源電圧VCCが、書き込
みベリファイモード時にはVPVが、消去ベリファイモー
ド時にはVEVが印加されるように制御された信号線、B
(W+V)は読み出しモード時にはVCCが、その他のモ
ード時には0Vが印加されるように制御された信号線、
NOR1はアドレス入力と消去モードと時のみ“H”と
なり、他のモード時には“L”となる信号ERが入力さ
れるNOR回路、QX1はNチャンネル型ディプレッショ
ン型MOSFET(以下、ND−MOSFETとい
う)、QX2,QX4,QX12,QX22,QXn2は基板が信号
線VWに接続されたPチャンネル型エンハンスメント型
MOSFET(以下、PE−MOSFETという)、Q
X3,QX11,QX13,QX21,QX23,QXn1,QXn3はNE
−MOSFETである。特にことわらない限り、NE−
MOSFETの基板は接地線(GND)に接続されてお
り、PE−MOSFETの基板は電源(CC)に接続さ
れているとする。
【0034】W1,W2,・・・,WnはXDECの出力であ
り、それぞれXアドレス線に相当する。ND−MOSF
ETのしきい値(VTD)はVTD=−2.5Vに設定され
ているとする。図9と表1を用いて、従来技術のXデコ
ーダ回路XDECの動作を、NOR1に入力されるアド
レス入力がすべて“L”となり、図示したXデコーダ回
路が選択され、さらに、信号線X1,BX1,X2,BX
2,・・・,Xn,BXnにより、Xアドレス線W1が選択され
るとして説明する。
【0035】(1)書き込みモード
【0036】VW=Vpp,B(W+V)=0V,X1=V
pp,X2,・・・,Xn=0V、BX1=0V,BX2,・・・,
BXn=Vppが印加される。このとき、節点XAにはVC
Cが、XBにはQX1のしきい値の絶対値2.5Vが印加さ
れ、トランジスタQX2とQX3から構成されるインバータ
は、このとき反転するように設計されているので、節点
XCには0Vが印加され、トランジスタQX4が導通す
る。この時、トランジスタQX11とトランジスタQX12は
導通し、トランジスタQX21,QX22,・・・,QXn1,QXn
2は非導通となっている。トランジスタQ13が非導通、
トランジスタQX23,・・・,QXn3が導通しているので、
節点XBと節点XD1は0VからVppまで上昇する。節
点XD2,・・・,XDnはトランジスタQX23,・・・,QXn3
により放電されるので、0Vとなる。したがって、選択
されたXアドレス線W1にはVppが、非選択のXアドレ
ス線W2,・・・,Wnには0Vが印加される。
【0037】(2)消去モード
【0038】VW=Vpp,B(W+V)=0V,X1,X
2,・・・,Xn=0V、BX1,BX2,・・・,BXn=Vp
p,信号ERにVCCが印加される。従って、節点XAと
節点XBは0Vまで放電され、節点XD1,XD2,・・
・,XDnはそれぞれトランジスタQX13,QX23,・・・,
QXn3を通して放電され、全てのXアドレス線W1,W
2,・・・,Wnは0Vとなる。
【0039】(3)読み出しモード
【0040】VW=VCC,B(W+V)=VCC,X1=V
CC,X2,・・・,Xn=0V、BX1=0V、BX2,・・・,
BXn=VCCが印加される。この時、書き込みモード時
と同様にトランジスタQX11とQX12が導通、トランジス
タQX13が非導通になり、選択されたXアドレス線W1に
はVCCが印加される。
【0041】またトランジスタQX21とQX22が非導通、
トランジスタQX23が導通、,・・・,QXn1とQXn2が非導
通、QXn3が導通となり、非選択のXアドレス線W2,・・
・,Wnはすべて0Vとなる。
【0042】(4)書き込みベリファイモード
【0043】VW=VPV、B(W+V)=0V、X1=V
CC、X2,・・・,Xn=0V,BX1=0V、BX2,・・・,
BXn=VCCが印加される。この時、節点XAがVCCま
で充電される。前述したように、トランジスタQX1のし
きい値は−2.5Vに設定されているので、節点XBは
まず2.5Vまで充電され、節点XCが0Vに変化する
と、トランジスタQX4が導通し、その後は節点XBはV
PVまで充電される。この時、トランジスタQX11,QX12
が導通し、トランジスタQX13が非導通、トランジスタ
QX21,QX22,・・・,QXn1,QXn2が非導通、トランジ
スタQX23,・・・,QXn3が導通しているので、選択され
たXアドレス線W1も0VからVPVまで充電される。非
選択のXアドレス線W2,・・・,Wnはすべて0Vとな
る。
【0044】(5)消去ベリファイモード
【0045】VW=VEV,B(W+V)=0V,X1=V
CC,X2,・・・,Xn=0V,BX1=0V,BX2,・・・,
BXn=VCCが印加される。この時、書き込みベリファ
イ時の動作と同様に、選択されたXアドレス線W1が0
VからVEVまで充電され、非選択のXアドレス線W2,・
・・,Wnはすべて0Vとなる。
【0046】次に、消去モード時のメモリセルのしきい
値の変化について詳しく説明する。
【0047】メモリセルの消去は、前述したように、図
10に示す手順で行われ、一般的には10μS程度と短
いパルスで一括して消去され、次に、先頭のアドレスの
メモリセルから消去が完了したか否かをチェックし、消
去未了のメモリセルがあればさらに、一括して消去さ
れ、全部のメモリセルの消去が完了したことがチェック
されるまで一括して消去されるという動作を行う。従っ
て、1ビットでも消去スピードが遅いメモリセルがある
と、他の全てのメモリセルも追加して消去され、VTM
(E)が下がって行くことになる。
【0048】図11は横軸にメモリセルに印加される消
去パルスの累積時間tPeを、縦軸にVTM(E)をとり、
tPeに対するVTM(E)の変化を、最も消去スピードが
速いメモリセルに対して(Q)、最も消去スピードが遅
いメモリセルに対して(P)、プロセスの変動等によ
り、消去スピードが異常に速くなったメモリセルに対し
て(R)で示したものである。VEVは前述したイレーズ
ベリファイ電圧に相当する。
【0049】消去モードが設定され、メモリセルの一括
消去とベリファイが繰り返され、消去パルスの累積時間
がt1になると、Pの特性に示すように、一番消去スピ
ードが遅いメモリセルのしきい値がVEVより高いので、
さらに消去が繰り返され、消去パルスの累積時間がt2
になると、一番消去スピードが遅いメモリセルのしきい
値もVEVより低下しているため、全てのメモリセルの消
去が完了したことが検出される。
【0050】この時、一番消去スピードが速いメモリセ
ルも同様に消去されているので、Qに示す特性より、消
去パルスの累積時間がt2の時の一番消去スピードが速
いメモリセルのしきい値は、約2.0Vになっているこ
とが分かる。
【0051】またチップ内にプロセスの変動等により、
消去スピードが異常に速いメモリセルがあった場合、R
に示す特性より、消去パルスの累積時間がt2の時、こ
のメモリセルのしきい値は約0.5Vまで低下している
ことが分かる。このとき、メモリセルのしきい値が負に
なると、メモリセルは非選択でも導通することになり、
フラッシュEEPROMは誤動作を起こすことになる。
【0052】以上述べたことから、最も消去スピードの
遅いメモリセルの消去が完了したと検出される消去パル
スの累積時間において、最も消去スピードの速いメモリ
セルのしきい値VTM(E)が0V以下にならないこと
が、フラッシュEEPROMには要求される。
【0053】また、消去されたメモリセルのしきい値V
TM(E)の下限を決定する要因として、「書き込み時、
選択されたメモリセルと同一デジット線上のメモリセル
の浮遊ゲートの浮き上がりによる導通」がある。以下、
この現象を単に「書き込み時のCFDによる非選択メモリ
セルの導通」と言い以下これを説明する。
【0054】図12はフラッシュEEPROMのメモリ
セルの断面図である。制御ゲートCGはXアドレス線に
接続されている。
【0055】図13は図12のメモリセルに付随する容
量成分の等価回路である。CCFは制御ゲートCGと浮遊
ゲートFG間の容量を、CFDは浮遊ゲートFGとドレイ
ンD間の容量を、CFCCは浮遊ゲートFGとP基板SU
B間の容量を、CFSは浮遊ゲートFGとソースS間の容
量を表す。従って、浮遊ゲートFGはトンネル酸化膜T
Iを介してドレインD,ソースSと、また層間絶縁膜I
Vを介して制御ゲートCGと容量カップリングしている
(なおP基板は常に0Vに設定されているとして説明す
る)。
【0056】したがって、制御ゲートCGに電圧が印加
された時(電圧をVCGとする)、浮遊ゲートFGの電圧
(VFG)は(1式)で、ドレインDに電圧が印加された
時(電圧をVDとする)、浮遊ゲートFGの電圧(VF
G)は(2式)で表される。 VFG=(CCF×VCG)/{(CFS+CFCC+CFD)+CCF} (1式) VFG=CFD×VD/(CCF+CFS+CFCC) (2式) 例えば、CCF=5.0×10-3PF、CFS=2.0×1
-3PF、CFD=1.0×10-3PF、CFCC=2.0
×10-3とすると、1式から3式が、2式から4式が得
られる。 VFG=0.5・VCG (3式) VFG=0.1・VD (4式) 3式と4式より本例では、VCG=0.2・VDが得られ
る。つまり、ドレイン電圧が△VD変化することによる
浮遊ゲートに及ぼす効果は、制御ゲートの電圧が、△V
CG変化することによる浮遊ゲートに及ぼす効果の1/5
であると言える。
【0057】次に、書き込みモードのドレイン電圧が5
Vに設定されているとして、「書き込み時のCFDによる
非選択メモリセルの導通」の現象を図8と図12〜図1
4を用いて説明する。
【0058】メモリセルM11に書き込む場合、前述した
通りデジット線D1には5Vが、Xアドレス線W1にはV
ppが、その他のXアドレス線には0Vが印加される。こ
のとき、D1に接続されたM11以外のメモリセル(例え
ばM1m)にはドレインには5Vが、制御ゲートには0V
が、ソースには0Vが印加された状態となる。この時、
3式と4式により、ドレインに5V印加されることは、
制御ゲートに1V印加されたことと等価であると言え、
仮にメモリセルM1mのしきい値が1V以下になっていた
場合、制御ゲートCGに印加される電圧は0Vであるに
もかかわらず、メモリセルM1mは導通となってしまう。
図14にドレインに電圧(VD)が印加されたことによ
る非選択セルのI−V特性を示す。非選択セルのしきい
値が1Vとすると、VDFの値は5Vとなる。大容量のフ
ラッシュEEPROMでは、同一のデジット線に例えば
1024個のメモリセルが接続されているとすると、こ
の現象が起こると、1023個のメモリセルが導通し、
選択されたデジット線D1の電圧が低下し、書き込みス
ピードが遅くなったり、メモリセルの書き込みが不能に
なったりする不良が生じる。
【0059】したがって、このような不良をなくすため
には、消去されたメモリセルのしきい値が、「書き込み
時のCFDによる非選択メモリセルの導通」が起こらない
値になっているか、つまり、消去されたメモリセルのし
きい値の下限{VTM(E)min}をチェックする必要
がある。
【0060】しかし、従来技術のフラッシュEEPRO
Mでは、図10に示すように、消去されたメモリセルの
しきい値の下限{VTM(E)min}はチェックされて
いなかった。
【0061】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
のフラッシュEEPROMは、全てのメモリセルの消去
完了後、消去されたメモリセルのしきい値の下限VTM
(E)minをチェックすることができないので、プロ
セスの変動などで消去スピードが異常に速いメモリセル
があった場合、しきい値が設計から決定されるmin値
(VTM(E)min)よりも低下し、書き込み時に、ド
レインと浮遊ゲートのカップリング容量によりこのメモ
リセルが導通してしまう。このためメモリセルの書き込
みモード時の書き込みスピードが遅くなったり、ひどい
場合は書き込みが不能となる不良が生じ、信頼性の高い
フラッシュEEPROMを市場に提供できないと言う問
題点があった。
【0062】
【発明の目的】本発明の目的は従来技術の問題点を除去
し、信頼性の高いフラッシュEEPROMを市場に提供
することである。本発明によれば、全てのメモリセルの
消去完了後、最もしきい値の低いメモリセルのしきい値
が、メモリセルの設計から決まる下限の値VTm(E)m
inよりも高いか低いかをチェックすることができるの
で、消去スピードが異常に速いメモリセルを含むチップ
をチップの機能チェックの段階で不良として除去でき
る。
【0063】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、複数本
の行アドレス線と;デジット線と;前記デジット線にド
レインが共通に接続され、ゲートが対応する行アドレス
線に各々接続された複数の記憶素子と;複数のアドレス
線が入力され、出力節点が前記記憶素子のXアドレスを
指定する行アドレス線に接続された行デコーダ回路と;
前記デジット線上のデータを増幅して出力するセンスア
ンプ回路と;前記複数本の行アドレス線全てに同一の所
定電圧を設定して読み出す手段とを備えたことである。
【0064】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に含まれているX
デコーダXDEC1を示す。図9に示す従来例と同一の
箇所は同一の符号を付け説明を省略する。
【0065】EV2は消去されたメモリセルのしきい値
が、メモリセルの設計から決まる下限の値よりも高いか
どうかチェックするモード(消去マージンチェックモー
ド)時に“H”になり、その他のモード時は“L”にな
る信号線、MCは消去されたメモリセルのしきい値の設
計から決まる下限の値がVTM(E)min=VMCが印加
される信号線であり、XSは各Xアドレス線をプルダウ
ンするNE−MOSFET QX13,QX23,・・・,QXn3
のソースに接続される節点である。
【0066】MCCはマージンチェック電圧印加制御回
路であり、消去マージンチェックモード時にVMCを出力
XSに供給する回路である。QM1,QM3はPE−MOS
FETを、QM2,QM4,QM5,QM6はNE−MOSFE
Tを示している。100は高電圧供給回路である。
【0067】第1実施例中のトランジスタQX11,QX13
は第1のトランジスタと第2のトランジスタとして機能
する。
【0068】図2は第1実施例に係るフラッシュEEP
ROMを示すブロック図である。従来例のフラッシュE
EPROMに対し、マージンチェック電圧発生回路と、
マージンチェック電圧印加制御回路(MCC)が付加さ
れており、消去マージンチェックモード時に“H”にな
る信号EV2により、マージンチェック電圧印加制御回
路MCCは制御され、マージンチェック電圧発生回路M
CGで発生された電圧がXデコーダ回路XDECに供給
されるように制御されている。
【0069】図3,図4にマージンチェック電圧発生回
路MCGの回路例をそれぞれ示す。図3においてQMC1
は電源CCと出力節点MCとの間に接続され、そのゲー
トには、スタンバイモード時に“H”が、その他のモー
ド時には“L”となる信号BCe1が接続されるPE−
MOSFET、QMC2はドレインとゲートが共通に出力
節点MCに接続され、ソースが接地に接続されたNE−
MOSFETである。
【0070】出力MCの電圧VMCのVCC依存性を少なく
するために、トランジスタQMC2の電流駆動能力は、ト
ランジスタQMC1に比べて十分大きくなるように設計さ
れている。トランジスタQMC2のしきい値をVTN2とする
と、節点MCの電圧は5式で表される。 VMC≒VTN2 (5式) したがって、トランジスタQMC2のしきい値VTN2を適当
な値に設定することにより、VMCの値を、メモリセルの
設計から決まるしきい値の下限の値VTM(E)minに
設定することができる。
【0071】図4は信号線MCを外部端子から制御する
場合の例を示したものである。図4はVpp端子と兼用す
る例を示したものであり、例えば、チップの機能チェッ
クの段階では、Vpp端子にVMCを印加し、消去マージン
チェックモードに設定し、消去されたメモリセルのしき
い値が、VMC以上になっていることをチェックする。
【0072】図1,図3,図5及び表2を用いて、本実
施例のフラッシュEEPROMのXデコーダ回路XDE
C1の動作について説明する。
【0073】
【表2】
【0074】図5は消去マージンチェックモード時の各
信号、各節点の電圧波形を示したものである。また表2
は本実施例のフラッシュEEPROMの各モード時の各
節点の電圧を示したものであり、表1に示す従来例に対
し、消去マージンチェックモード時での値を追加したも
のである。
【0075】本発明の第1実施例は消去マージンチェッ
クモード時以外は、信号EV2が“L”に設定されてい
るので、トランジスタQM5が非導通、トランジスタQM6
が導通している。したがって、節点XSには0Vが印加
されている。消去マージンチェックモード以外は、従来
技術の場合と同様の動作をするので説明を省略し、消去
マージンチェックモード時の動作のみについて説明す
る。
【0076】(1)消去マージンチェックモード
【0077】VW=VCC,B(W+V)=VCC,X1,X
2,・・・,Xn=0V、BX1,BX2,・・・,BXn=VC
C、選択されたYアドレス線Y1にはVCCが、その他の非
選択のYアドレス線には0Vが印加されている。
【0078】図3においてトランジスタQMC2のしきい
値VTN2は1Vに設計されているとして説明する。
【0079】信号MCの電圧VMCはVMC=1Vとなって
いる。消去マージンチェックモードになると、信号EV
2“L”→“H”に変化すると、トランジスタQM5が導
通、トランジスタQM6が非導通になり、節点XSの電圧
は0Vから1Vに変化する。この時、トランジスタQX1
1,QX12,QX21,QX22,・・・,QXn1,QXn2はすべて
非導通、トランジスタQX13,QX23,・・・,QXn3はすべ
て導通となり、出力節点XD1,XD2,・・・,XDnはV
MC=1Vまで充電され、図5に示すように、Xアドレス
線W1,W2,・・・,Wnはすべて、1Vまで充電される。
【0080】したがって、図8において、デジット線D
1に接続されている全てのメモリセルM11,・・・,M1mの
制御ゲートCGには1Vが印加されることになり、仮に
メモリセルM11のしきい値が1Vより低くなっているな
ら、トランジスタM11は導通するので、センスアンプ回
路SAでこれが検出され、入出力ピンI/O0には
“0”が出力される。その結果、デジット線D1に接続
されたメモリセルのうち、メモリセルの設計から決まる
消去されたメモリセルのしきい値の下限の値VTM(E)
minより、しきい値が低いメモリセル(過剰に消去さ
れたメモリセル1が存在すること)が検出される。
【0081】以上述べた動作を各デジット線に対して
(Yセレクタ群のNE−MOSFETQY1,・・・,QYl
を切り換えて)行うことにより、全てのメモリセルのし
きい値が設計で決まる下限の値VTM(E)min以上に
なっているか否かをチェックすることが可能となる。
【0082】前述した通り、フラッシュEEPROMで
は、消去モードと消去ベリファイモードが一連の動作で
行われる。図6は本実施例のフラッシュEEPROMの
この一連の動作をフローチャートとで示したものであ
る。本実施例では消去されたメモリセルのしきい値がV
TM(E)min以上であることをチェックする消去マー
ジンチェックモードが設定可能であるため、消去モード
と消去ベリファイモードと消去マージンチェックモード
を一連の動作で行うフローチャートとなっている。
【0083】図6に示すフローチャートを適用した場合
の消去モード時の動作を図11を用いて説明する。ま
ず、メモリセルのしきい値を一定にするために全てのメ
モリセルの書き込みを行う。
【0084】次に消去モードに設定し、チップ内のメモ
リセルを一括消去する。次に、消去ベリファイモードに
設定し、メモリセルを読み出し、消去が不充分であるメ
モリセルを発見した場合は、再びメモリセルを一括消去
する。そして、再びメモリセルを読み出していき、全て
のメモリセルの消去が完了したことが検出されるまで、
消去とベリファイの動作を繰り返す。ここまでは従来技
術と同一であるが、本実施例では、消去マージンチェッ
クモードが付加されており、以下の動作を実行し、全て
のメモリセルのしきい値がVTM(E)min以上である
か否かをチェックすることできる。つまり、全てのメモ
リセルの消去が完了したことが検出されると、消去マー
ジンチェックモードに設定される。
【0085】このとき、前述した通り、全てのワード線
にはVMCが印加されており、あるデジット線を選択し、
このデジット線をYセレクトTr.を介してセンスアン
プ回路SAに接続することにより、もし過剰消去された
メモリセル(図11(R)に示す特性を持つメモリセ
ル)があった場合、そのメモリセルは導通するために出
力バッファの出力に“1”が出力され、このように過剰
消去されたメモリセルを含むチップは不良と判定され
る。
【0086】一方、出力バッファの出力に“0”が出力
され、全てのデジット線に対して出力“0”が確認でき
れば、過剰消去されたメモリセルが存在しないことが検
出できたこととなり、消去が完了したことになる。
【0087】したがって、全てのメモリセルの消去が完
了したことを確認した後、全てのメモリセルのしきい値
がVTM(E)min.以上になっているかどうかをチェ
ックすることができ、VTM(E)min.より低いメモ
リセルがあった場合は、確実に不良として除去できる。
【0088】図1において、アドレス入力が入力される
論理ゲートをNOR回路としたが、NAND回路とイン
バータの構成としてもよい。また図1において高電圧供
給回路100として図示した例を示したが、節点XBに
書き込みモード時に高電圧を供給する回路であれば有効
であり、構成は問わない。さらに、図1ではトランジス
タQX11とQX12のように、Nチャンネル型MOSFET
とPチャンネル型MOSFETを並列に接続した例を示
したが、Nチャンネル型MOSFET単独、あるいはP
チャンネル型MOSFET単独であってもよい。
【0089】図7は本発明の第2実施例に係るXデコー
ダ回路XDEC−2を示したものである。第1実施例と
同一の箇所は同一の記号を付け説明を省略する。
【0090】QX14,QX24,・・・,QXn4はゲートに消去
マージンチェックモード時に“H”になり、その他のモ
ード時には“L”になる信号線EV2が接続され、ソー
スに消去ベリファイモード時は、第1実施例で述べたV
MCが印加された信号線MCが接続され、ドレインがそれ
ぞれXアドレス線に接続された節点XD21,XD22,・・
・,XD2nに接続されたNE−MOSFETである。
【0091】第1実施例は消去マージンチェックモード
時、設計から決まる消去されたメモリセルのしきい値の
下限の値VTM(E)min.=VMCを各Xアドレス線に
QX13,QX23,・・・,QXn3を介して供給していたのに対
し、第2実施例は各出力節点XD21,XD22,・・・,X
D2nに信号MCを供給するNE−MOSFETを付加し
たものである。
【0092】第2実施例の動作を消去マージンチェック
モード時について説明する。
【0093】(1)消去マージンチェックモード
【0094】VW=VCC,B(W+V)=VCC,X1,X
2,・・・,Xn=0V、BX1,BX2,・・・,BXn=0
V,BAX1,BAX2,・・・,BAXn=VCC、選択され
たYアドレス線Y1にはVCCが、その他の非選択のYア
ドレス線には0Vが印加されている。
【0095】消去マージン遅延モード時、信号MCには
VMCが印加されている。信号EV2が“L”→“H”に
なると、トランジスタQX14,QX24,・・・,QXn4は導
通、トランジスタQX11,QX12,QX13,QX21,QX2
2,QX23,・・・,QXn1,QXn2,QXn3が全て非導通にな
っているので、第1実施例の場合と同様にXアドレス線
W1,W2,・・・,Wnは全てVMCの値まで充電される。し
たがって、各デジット線に対し、VMCより低いしきい値
を持つメモリセルがあるかどうかチェックすることがで
き、第1実施例と同一の効果がある。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るフラッ
シュEEPROMは消去されたメモリセルのしきい値
が、設計から決まる下限の値{VTM(E)min.}以
上になっているかチェックすることができる。したがっ
て過剰消去され、メモリセルのしきい値がVTM(E)m
inより低くなり、書き込みスピードが遅くなったり、
書き込みが不能となるメモリセルを含むチップを、チッ
プの機能チェック段階で不良として除去できるという効
果がある。換言すれば、従来よりも信頼性の高いフラッ
シュEEPROMを市場に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に含まれるXデコーダ回路
の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】マージンチェック電圧発生回路の一例を示す回
路図である。
【図4】マージンチェック電圧発生回路の他の例を示す
回路図である。
【図5】消去マージンチェックモード時の第1実施例の
各節点の電圧波形を示すグラフである。
【図6】第1実施例の消去時の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の第2実施例に含まれるXデコーダを示
す回路図である。
【図8】フラッシュEEPROMの周辺回路の一部を示
すブロック図である。
【図9】従来例中のXデコーダ回路を示す回路図であ
る。
【図10】従来例の消去時の動作を示すフローチャート
である。
【図11】消去パルスの累積時間tPeに対する消去され
たメモリセルのしきい値VTM(E)を示すグラフであ
る。
【図12】フラッシュEEPROMのメモリセルを示す
断面図である。
【図13】メモリセルに付随する容量成分の等価回路図
である。
【図14】ドレインに電圧が印加されたときの非選択セ
ルの電流変化を示したグラフである。
【符号の説明】
XDEC1,XDEC2 Xデコーダ(行デコーダ) QX11 第1のトランジスタ QX13 第2のトランジスタ 100 高電圧供給回路 W1,W,Wn 行アドレス線 Adi ,Adi(オーハ゛ーライン) アドレス線 XB 第1の節点 XD1,XD2,XDn 出力節点 MCC マージンチェック電圧印加制御回路 MCG マージンチェック電圧発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の行アドレス線と;デジット線
    と;前記デジット線にドレインが共通に接続され、ゲー
    トが対応する行アドレス線に各々接続された複数の記憶
    素子と;複数のアドレス線が入力され、出力節点が前記
    記憶素子のXアドレスを指定する行アドレス線に接続さ
    れた行デコーダ回路と;前記デジット線上のデータを増
    幅して出力するセンスアンプ回路と;前記複数本の行ア
    ドレス線全てに同一の所定電圧を設定して読み出す手段
    とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の記憶素子の終了後、出力に前
    記所定電圧を出力するマージンチェック電圧印加制御回
    路を有し、前記行デコーダ回路は、前記複数のアドレス
    線により選択されたときに高レベルとなる第1の節点
    と、前記第1の節点と前記出力節点の間に接続された第
    1のNチャンネル型トランジスタと、書き込みモード時
    に前記第1の節点に高電圧を供給する高電圧供給回路
    と、前記出力節点にドレインが接続されソースが前記マ
    ージンチェック電圧印加制御回路の出力に接続された第
    2のNチャンネル型トランジスタを有する請求項1記載
    の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記行デコーダ回路の第1のNチャンネ
    ル型トランジスタと並列に接続された第1のPチャンネ
    ル型トランジスタを有する請求項2記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 マージンチェック電圧印加制御回路は前
    記第2のNチャンネル型トランジスタのソース電圧を外
    部入出力端子から供給される電圧で制御できる請求項2
    記載の不揮発性半導体記憶回路。
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