JPH05179138A - ポリアミド樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物の製造方法Info
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- JPH05179138A JPH05179138A JP34555891A JP34555891A JPH05179138A JP H05179138 A JPH05179138 A JP H05179138A JP 34555891 A JP34555891 A JP 34555891A JP 34555891 A JP34555891 A JP 34555891A JP H05179138 A JPH05179138 A JP H05179138A
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- Japan
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- extruder
- polyolefin
- acid
- polyamide
- feeder
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 サイドフィーダーを有する押出機にポリオレ
フィン、α、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体及
び有機過酸化物を供給し温度160〜250℃、で溶融
混合することにより変性ポリオレフィンを生成させ、引
き続き、サイドフィーダーからポリアミドを供給し温度
230〜280℃で溶融混練することを特徴とするポリ
アミド樹脂組成物の製造方法。 【効果】 本発明の製造方法によれば、長時間連続運転
しても黒点の発生が少なく、しかも耐衝撃性及び熱安定
性に優れた樹脂組成物が得られる。
フィン、α、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体及
び有機過酸化物を供給し温度160〜250℃、で溶融
混合することにより変性ポリオレフィンを生成させ、引
き続き、サイドフィーダーからポリアミドを供給し温度
230〜280℃で溶融混練することを特徴とするポリ
アミド樹脂組成物の製造方法。 【効果】 本発明の製造方法によれば、長時間連続運転
しても黒点の発生が少なく、しかも耐衝撃性及び熱安定
性に優れた樹脂組成物が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐衝撃性および熱安定性
の優れたポリアミド樹脂組成物に関するものである。
の優れたポリアミド樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂は、その優れた物性によ
りエンジニアリングプラスチックとして用いられている
が、欠点として吸水による曲げ弾性率の低下、及び耐衝
撃性がやや低いことなどがある。これらの欠点の改良の
ためそれぞれの目的に応じた変性ポリオレフィンの添加
が行なわれてきた。例えば、ポリアミド樹脂の耐衝撃性
を改善する方法として、ポリアミド樹脂に対して、エチ
レンと炭素数3以上のα−オレフィンとの共重合体に
α,β−不飽和カルボン酸類をグラフトさせた変性エチ
レン共重合体を溶融混合する方法が知られている(特開
昭55−9662)。また、吸水時の曲げ弾性率の低下
を改善するために、ポリアミド樹脂に対してα,β−不
飽和カルボン酸類をグラフトした変性ポリプロピレンを
配合する方法も知られている(特開昭60−17066
5)。
りエンジニアリングプラスチックとして用いられている
が、欠点として吸水による曲げ弾性率の低下、及び耐衝
撃性がやや低いことなどがある。これらの欠点の改良の
ためそれぞれの目的に応じた変性ポリオレフィンの添加
が行なわれてきた。例えば、ポリアミド樹脂の耐衝撃性
を改善する方法として、ポリアミド樹脂に対して、エチ
レンと炭素数3以上のα−オレフィンとの共重合体に
α,β−不飽和カルボン酸類をグラフトさせた変性エチ
レン共重合体を溶融混合する方法が知られている(特開
昭55−9662)。また、吸水時の曲げ弾性率の低下
を改善するために、ポリアミド樹脂に対してα,β−不
飽和カルボン酸類をグラフトした変性ポリプロピレンを
配合する方法も知られている(特開昭60−17066
5)。
【0003】しかし、上記各成分をドライブレンドし、
これを溶融混合して押出しペレット化する方法にて長時
間連続運転すると、ある時間経過後急激に樹脂の劣化に
基づく黒点が発生する現象が見られる。この黒点の発生
はポリアミド成形品に対して悪影響を与えるため、この
ような現象が発生すると押出機の運転を停止し分解掃除
する必要があり、生産性を著しく悪化させる。したがっ
て、黒点の発生を抑えることは工業的に極めて意義のあ
ることである。
これを溶融混合して押出しペレット化する方法にて長時
間連続運転すると、ある時間経過後急激に樹脂の劣化に
基づく黒点が発生する現象が見られる。この黒点の発生
はポリアミド成形品に対して悪影響を与えるため、この
ような現象が発生すると押出機の運転を停止し分解掃除
する必要があり、生産性を著しく悪化させる。したがっ
て、黒点の発生を抑えることは工業的に極めて意義のあ
ることである。
【0004】黒点の発生を押さえるため、ポリアミド樹
脂及び変性ポリオレフィンからなる組成物に更にリン酸
塩等を加えることにより黒点の発生をある程度抑制でき
る(特開昭62−59653号)。しかし、その抑制効
果は不十分で長期間連続運転は依然として困難であっ
た。
脂及び変性ポリオレフィンからなる組成物に更にリン酸
塩等を加えることにより黒点の発生をある程度抑制でき
る(特開昭62−59653号)。しかし、その抑制効
果は不十分で長期間連続運転は依然として困難であっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
つき鋭意検討した結果、サイドフィーダーを有する押出
機にポリオレフィン、α,β−不飽和カルボン酸または
その誘導体及び反応開始剤である有機過酸化物を供給
し、溶融混合することにより変性ポリオレフィンを生成
させ、引き続いて、サイドフィーダーよりポリアミドを
供給して溶融混合することにより、上記課題を解決でき
ることを見出し、本発明に到達した。
つき鋭意検討した結果、サイドフィーダーを有する押出
機にポリオレフィン、α,β−不飽和カルボン酸または
その誘導体及び反応開始剤である有機過酸化物を供給
し、溶融混合することにより変性ポリオレフィンを生成
させ、引き続いて、サイドフィーダーよりポリアミドを
供給して溶融混合することにより、上記課題を解決でき
ることを見出し、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、サイドフィー
ダーを有する押出機にポリオレフィン、α、β−不飽和
カルボン酸またはその誘導体及び有機過酸化物を供給
し、温度160〜250℃で溶融混合ことにより変性ポ
リオレフィンを生成させ、引き続きサイドフィーダーか
らポリアミドを供給し、温度230〜280℃で溶融混
練することを特徴とするポリアミド樹脂組成物の製造方
法に存する。
ダーを有する押出機にポリオレフィン、α、β−不飽和
カルボン酸またはその誘導体及び有機過酸化物を供給
し、温度160〜250℃で溶融混合ことにより変性ポ
リオレフィンを生成させ、引き続きサイドフィーダーか
らポリアミドを供給し、温度230〜280℃で溶融混
練することを特徴とするポリアミド樹脂組成物の製造方
法に存する。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用する押出機は通常、1軸スクリュー押出機、2軸同
方向回転スクリュー押出機、2軸異方向回転スクリュー
押出機などの押出機で、サイドフィーダーを有するもの
であればいずれでもよく、特に、2軸同方向回転スクリ
ュー押出機又は2軸異方向回転スクリュー押出機が好ま
しい。
使用する押出機は通常、1軸スクリュー押出機、2軸同
方向回転スクリュー押出機、2軸異方向回転スクリュー
押出機などの押出機で、サイドフィーダーを有するもの
であればいずれでもよく、特に、2軸同方向回転スクリ
ュー押出機又は2軸異方向回転スクリュー押出機が好ま
しい。
【0008】本発明に用いられるポリオレフィンは通
常、エチレン成分および/またはプロピレン成分を主た
る成分とするポリオレフィンであり、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−エチルアクリル酸共重合体、エテレン−アクリル酸
ナトリウム共重合体を挙げることが出来る。この中では
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン−/共重合体がα,β不飽
和カルボン酸のグラフトが容易なので好ましい。
常、エチレン成分および/またはプロピレン成分を主た
る成分とするポリオレフィンであり、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−エチルアクリル酸共重合体、エテレン−アクリル酸
ナトリウム共重合体を挙げることが出来る。この中では
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン−/共重合体がα,β不飽
和カルボン酸のグラフトが容易なので好ましい。
【0009】本発明に用いられるα,β−不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体(以下、単に不飽和カルボン酸と
いう)としてはアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸あるいはこれらの酸の無水
物、またはこれらの酸のエステル、例えば、一般式
ン酸またはその誘導体(以下、単に不飽和カルボン酸と
いう)としてはアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸あるいはこれらの酸の無水
物、またはこれらの酸のエステル、例えば、一般式
【0010】
【化1】
【0011】で表わされるエステルなどがあげられる
が、これらの中では無水マレイン酸が好ましい。固体状
の不飽和カルボン酸を添加する場合は、均一分散しやす
くするため、微粉末状で添加するのが好ましい。なお、
無水マレイン酸の場合微粉末化の際固結防止のためステ
アリン酸カルシウムなど脂肪酸金属塩を添加するのがよ
り好ましい。
が、これらの中では無水マレイン酸が好ましい。固体状
の不飽和カルボン酸を添加する場合は、均一分散しやす
くするため、微粉末状で添加するのが好ましい。なお、
無水マレイン酸の場合微粉末化の際固結防止のためステ
アリン酸カルシウムなど脂肪酸金属塩を添加するのがよ
り好ましい。
【0012】ポリオレフィン及び不飽和カルボン酸と共
に供給される有機過酸化物は、ポリオレフィンに不飽和
カルボン酸をグラフト重合させる際に通常添加される有
機過酸化物であればいずれでもよく、好適な代表例とし
ては、1・1−ビス−第三級−ブチルパーキオシ−3・
3・5−トリメチルシクロヘキサンのごときケトンパー
オキシド、ジクミルパーオキシドのごときジアルキルパ
ーオキシ、2・5−ジメチルヘキサン−2・5ジハイド
ロパーオキシドのごときハイドロパーオキシド、ベンゾ
イルパーオキシドのごときジアシルパーオキシド、2・
5−ジメチル−2・5−ジベンゾイル−オキシヘキサン
のごときパーオキシエステルがあげられる。
に供給される有機過酸化物は、ポリオレフィンに不飽和
カルボン酸をグラフト重合させる際に通常添加される有
機過酸化物であればいずれでもよく、好適な代表例とし
ては、1・1−ビス−第三級−ブチルパーキオシ−3・
3・5−トリメチルシクロヘキサンのごときケトンパー
オキシド、ジクミルパーオキシドのごときジアルキルパ
ーオキシ、2・5−ジメチルヘキサン−2・5ジハイド
ロパーオキシドのごときハイドロパーオキシド、ベンゾ
イルパーオキシドのごときジアシルパーオキシド、2・
5−ジメチル−2・5−ジベンゾイル−オキシヘキサン
のごときパーオキシエステルがあげられる。
【0013】ポリオレフィン、不飽和カルボン酸及び有
機過酸化物の使用量比は、通常、ポリオレフィン100
重量部に対して、不飽和カルボン酸0.01〜5重量
部、好ましくは0.05〜1.5重量部、有機過酸化物
0.001〜0.5重量部、好ましくは0.005〜
0.1重量部である。不飽和カルボン酸の量があまり少
ないと耐衝撃性を改善する効果が小さくなり、耐衝撃強
度の小さい成形品しか得られず、また、ポリアミドとの
相溶性が悪いために成形品に表面剥離が起こるので好ま
しくない。逆にあまり多いと分解劣化による着色の原因
となるので好ましくない。有機過酸化物はポリオレフィ
ンに不飽和カルボン酸がグラフト重合しやすくするため
加えられるものであり、あまり少量ではグラフト重合が
十分に起こらず好ましくない。
機過酸化物の使用量比は、通常、ポリオレフィン100
重量部に対して、不飽和カルボン酸0.01〜5重量
部、好ましくは0.05〜1.5重量部、有機過酸化物
0.001〜0.5重量部、好ましくは0.005〜
0.1重量部である。不飽和カルボン酸の量があまり少
ないと耐衝撃性を改善する効果が小さくなり、耐衝撃強
度の小さい成形品しか得られず、また、ポリアミドとの
相溶性が悪いために成形品に表面剥離が起こるので好ま
しくない。逆にあまり多いと分解劣化による着色の原因
となるので好ましくない。有機過酸化物はポリオレフィ
ンに不飽和カルボン酸がグラフト重合しやすくするため
加えられるものであり、あまり少量ではグラフト重合が
十分に起こらず好ましくない。
【0014】本発明においては、上述のサイドフィーダ
ーを有する押出機の最初のフィーダーに、先ず、ポリオ
レフィン、不飽和カルボン酸及び有機過酸化物を供給し
160〜250℃、好ましくは180〜220℃の温度
で溶融混合する。この混合処理により押出機内で変性ポ
リオレフィンが生成するが、この際の滞留時間は処理条
件により異なるものの、通常、10〜300秒、好まし
くは20〜120秒である。なお、本発明では、サイド
フィーダーに到達するまでにポリオレフィンの変性反応
の実質的全てが終了していることが望ましい。溶融混合
温度が下限未満では均一溶融せず、好ましくない。逆に
あまり高いと上記不飽和カルボン酸や有機過酸化物が分
解するので好ましくない。また、滞留時間は短かすぎる
とポリオレフィンへの不飽和カルボン酸のグラフト重合
が不十分であるので好ましくない。
ーを有する押出機の最初のフィーダーに、先ず、ポリオ
レフィン、不飽和カルボン酸及び有機過酸化物を供給し
160〜250℃、好ましくは180〜220℃の温度
で溶融混合する。この混合処理により押出機内で変性ポ
リオレフィンが生成するが、この際の滞留時間は処理条
件により異なるものの、通常、10〜300秒、好まし
くは20〜120秒である。なお、本発明では、サイド
フィーダーに到達するまでにポリオレフィンの変性反応
の実質的全てが終了していることが望ましい。溶融混合
温度が下限未満では均一溶融せず、好ましくない。逆に
あまり高いと上記不飽和カルボン酸や有機過酸化物が分
解するので好ましくない。また、滞留時間は短かすぎる
とポリオレフィンへの不飽和カルボン酸のグラフト重合
が不十分であるので好ましくない。
【0015】引き続いて、上記押出機のサイドフィーダ
ーよりポリアミドを供給し、押出機内で生成した変性ポ
リオレフィンと溶融混合するが、本発明において使用さ
れるポリアミドとしては、3員環以上のラクタム、重合
可能なω−アミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合
によって得られるポリアミドを用いることができる。具
体的には、8−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エ
ナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノ
ウンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、
α−ピペリドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン
などのジアミンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジ
ピン酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸
などのジカルボン酸と重縮合せしめて得られる重合体ま
たはこれらの共重合体、例えば、ナイロン4、6、7、
8、11、12、6.6、6.9、6.10、6.1
1、6.12、6Τ、6/6.6、6/12、6/6Τ
などが挙げられる。ここで供給するポリアミドの量は製
造すべきポリアミド樹脂組成物の目的に応じて決定され
るが、通常、変性ポリオレフィンに対して、0.3〜1
0重量倍、好ましくは1〜3重量倍の範囲から選定され
る。なお、ポリアミドの供給と同時にフィラーや安定剤
などの添加剤を加えてもよい。添加剤としては、ガラス
繊維、炭素繊維のような補強剤、粘土、シリカ、アルミ
ナ、ジリカアルミナ、シリカマグネシア、ガラスビー
ズ、石綿、グラファイト、石膏などのような充填剤、染
顔料、難燃化剤、帝電防止剤銅化合物、酸化防止剤など
の周知の添加剤が挙げられる。
ーよりポリアミドを供給し、押出機内で生成した変性ポ
リオレフィンと溶融混合するが、本発明において使用さ
れるポリアミドとしては、3員環以上のラクタム、重合
可能なω−アミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合
によって得られるポリアミドを用いることができる。具
体的には、8−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エ
ナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノ
ウンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、
α−ピペリドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン
などのジアミンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジ
ピン酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸
などのジカルボン酸と重縮合せしめて得られる重合体ま
たはこれらの共重合体、例えば、ナイロン4、6、7、
8、11、12、6.6、6.9、6.10、6.1
1、6.12、6Τ、6/6.6、6/12、6/6Τ
などが挙げられる。ここで供給するポリアミドの量は製
造すべきポリアミド樹脂組成物の目的に応じて決定され
るが、通常、変性ポリオレフィンに対して、0.3〜1
0重量倍、好ましくは1〜3重量倍の範囲から選定され
る。なお、ポリアミドの供給と同時にフィラーや安定剤
などの添加剤を加えてもよい。添加剤としては、ガラス
繊維、炭素繊維のような補強剤、粘土、シリカ、アルミ
ナ、ジリカアルミナ、シリカマグネシア、ガラスビー
ズ、石綿、グラファイト、石膏などのような充填剤、染
顔料、難燃化剤、帝電防止剤銅化合物、酸化防止剤など
の周知の添加剤が挙げられる。
【0016】ポリアミドを供給後、230〜280℃、
好ましくは230〜270℃の温度で滞留時間5秒〜5
分、好ましくは10秒〜2分で溶融混練する。温度が低
すぎると均一溶融ができず好ましくない。温度が高すぎ
るとポリマーが分解するおそれがあるので好ましくな
い。滞留時間が短すぎると反応が進まず、均一組成とな
らないので好ましくない。上記の溶融混合を後えた混合
物は押出成形機の押出ダイより溶融押出し成形され、常
法に従って、樹脂ペレットを回収することができる。
好ましくは230〜270℃の温度で滞留時間5秒〜5
分、好ましくは10秒〜2分で溶融混練する。温度が低
すぎると均一溶融ができず好ましくない。温度が高すぎ
るとポリマーが分解するおそれがあるので好ましくな
い。滞留時間が短すぎると反応が進まず、均一組成とな
らないので好ましくない。上記の溶融混合を後えた混合
物は押出成形機の押出ダイより溶融押出し成形され、常
法に従って、樹脂ペレットを回収することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り実施例により
何ら制限されるものではない。
するが、本発明はその要旨を超えない限り実施例により
何ら制限されるものではない。
【0018】実施例−1 ポリオレフィンとしてポリエチレン(三菱化成製、ノバ
テックFu20G;ノバテックは登録商標)総重量組成
比18.0%とポリエチレン(三井石油化学製、タフマ
ーA4085)総重量組成比27.0%、有機過酸化物
としてパーブチルP0.009%、及び不飽和カルボン
酸として無水マレイン酸0.09%をヘンシェルミキサ
ーで10分間ドライブレンドし第1フィーダーで押出機
に90kg/Hrの速度で供給し溶融混練によりグラフ
ト変性ポリエチレンを押出機前段で製造した。引き続い
てナイロン(三菱化成製、ノバミッド1010J;ノバ
ミッドは登録商標)総重量組成比55.0%と抗酸化
剤、総重量組成比0.5%をドライブレンドしたものを
第2フィーダーから110kg/Hrの速度で供給し、
後段で溶融混練を行なった。
テックFu20G;ノバテックは登録商標)総重量組成
比18.0%とポリエチレン(三井石油化学製、タフマ
ーA4085)総重量組成比27.0%、有機過酸化物
としてパーブチルP0.009%、及び不飽和カルボン
酸として無水マレイン酸0.09%をヘンシェルミキサ
ーで10分間ドライブレンドし第1フィーダーで押出機
に90kg/Hrの速度で供給し溶融混練によりグラフ
ト変性ポリエチレンを押出機前段で製造した。引き続い
てナイロン(三菱化成製、ノバミッド1010J;ノバ
ミッドは登録商標)総重量組成比55.0%と抗酸化
剤、総重量組成比0.5%をドライブレンドしたものを
第2フィーダーから110kg/Hrの速度で供給し、
後段で溶融混練を行なった。
【0019】尚、使用押出機は日本製鋼所製TEX65
HCT(L/D37)同方向スクリュータイプを用い、
前段(第1フィードから第2フィードまで;長さ120
0mm)は、温度200℃、滞留時間20秒で行ない、
後段(第2フィードから押出ダイ入口まで;長さ120
0mm)は、温度250℃、滞留時間15秒で行なっ
た。使用押出機の略図を図−1に示した。
HCT(L/D37)同方向スクリュータイプを用い、
前段(第1フィードから第2フィードまで;長さ120
0mm)は、温度200℃、滞留時間20秒で行ない、
後段(第2フィードから押出ダイ入口まで;長さ120
0mm)は、温度250℃、滞留時間15秒で行なっ
た。使用押出機の略図を図−1に示した。
【0020】評価方法として100時間運転した後2時
間おきに3回、各25kgをサンプリングして黒点異物
の平均個数を数えた。又機械的強度として射出成形機
(東芝機械製)を用いてASTMで規定する試験片用金
型で樹脂温度260℃、金型温度70℃で成形を行い、
アイゾット衝撃試験を行った。結果を表−1に示す。
間おきに3回、各25kgをサンプリングして黒点異物
の平均個数を数えた。又機械的強度として射出成形機
(東芝機械製)を用いてASTMで規定する試験片用金
型で樹脂温度260℃、金型温度70℃で成形を行い、
アイゾット衝撃試験を行った。結果を表−1に示す。
【0021】実施例−2 無水マレイン酸の粉末粒径を50μm以下の微粉とし、
固結防止対策としてステアリン酸カルシュームを0.5
%(対無水マレイン酸)ドライブレンドしたものを用い
た他はすべて実施例−1と同じとした。結果を表−1に
示す。
固結防止対策としてステアリン酸カルシュームを0.5
%(対無水マレイン酸)ドライブレンドしたものを用い
た他はすべて実施例−1と同じとした。結果を表−1に
示す。
【0022】比較例−1 グラフト変性ポリエチレン(三菱化成製ノバテックAP
720T)重量組成比44.5%とナイロン(三菱化成
製ノバミッド1010J)重量組成比55.0%及び抗
酸化剤0.5%をドライブレンドしたものを第2フィー
ダー(図−1)から200kg/Hrの速度で供給し
た。使用押出機と条件設定及び評価方法は実施例−1に
同じとした。結果を表−1に示す。
720T)重量組成比44.5%とナイロン(三菱化成
製ノバミッド1010J)重量組成比55.0%及び抗
酸化剤0.5%をドライブレンドしたものを第2フィー
ダー(図−1)から200kg/Hrの速度で供給し
た。使用押出機と条件設定及び評価方法は実施例−1に
同じとした。結果を表−1に示す。
【0023】比較例−2 グラフト変性ポリエチレン(三菱化成製AP720T)
総重量比55.0%を第1フィーダー(図−1)で90
kg/Hrの速度で供給し、次いでナイロン(三菱化成
製、ノバミッド1010J)総重量比55.0%と抗酸
化剤総重量比0.5%をドライブレンドしたもの第2フ
ィードで110kg/Hrの速度で供給した。使用押出
機と条件設定及び評価方法は実施例−1に同じとした。
結果を表−1に示す。
総重量比55.0%を第1フィーダー(図−1)で90
kg/Hrの速度で供給し、次いでナイロン(三菱化成
製、ノバミッド1010J)総重量比55.0%と抗酸
化剤総重量比0.5%をドライブレンドしたもの第2フ
ィードで110kg/Hrの速度で供給した。使用押出
機と条件設定及び評価方法は実施例−1に同じとした。
結果を表−1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、長時間連続
運転しても黒点の発生が少なく、しかも耐衝撃性及び熱
安定性に優れた樹脂組成物を得ることができる。
運転しても黒点の発生が少なく、しかも耐衝撃性及び熱
安定性に優れた樹脂組成物を得ることができる。
【図1】 本発明の実施例1で用いる押出機の略図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 第1フィード 2 第2フィード 3 真空ベント 4 押出ダイ 5 押出機 A 前段 B 後段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
つき鋭意検討した結果、押出機の第1フィーダーにポリ
オレフィン、α,β−不飽和カルボン酸またはその誘導
体及び反応開始剤である有機過酸化物を供給し、溶融混
合することにより変性ポリオレフィンを生成させ、引き
続いて、第2フィーダーよりポリアミドを供給して溶融
混合することにより、上記課題を解決できることを見出
し、本発明に到達した。
つき鋭意検討した結果、押出機の第1フィーダーにポリ
オレフィン、α,β−不飽和カルボン酸またはその誘導
体及び反応開始剤である有機過酸化物を供給し、溶融混
合することにより変性ポリオレフィンを生成させ、引き
続いて、第2フィーダーよりポリアミドを供給して溶融
混合することにより、上記課題を解決できることを見出
し、本発明に到達した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、本発明の要旨は、押出機の第1
フィーダーにポリオレフィン、α、β−不飽和カルボン
酸またはその誘導体及び有機過酸化物を供給し、温度1
60〜250℃で溶融混合ことにより変性ポリオレフィ
ンを生成させ、引き続き第2フィーダーからポリアミド
を供給し、温度230〜280℃で溶融混練することを
特徴とするポリアミド樹脂組成物の製造方法に存する。
フィーダーにポリオレフィン、α、β−不飽和カルボン
酸またはその誘導体及び有機過酸化物を供給し、温度1
60〜250℃で溶融混合ことにより変性ポリオレフィ
ンを生成させ、引き続き第2フィーダーからポリアミド
を供給し、温度230〜280℃で溶融混練することを
特徴とするポリアミド樹脂組成物の製造方法に存する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用する押出機は通常、1軸スクリュー押出機、2軸同
方向回転スクリュー押出機、2軸異方向回転スクリュー
押出機などの押出機で、第1フィーダー及び第2フィー
ダーを有するものであればいずれでもよく、特に、2軸
同方向回転スクリュー押出機又は2軸異方向回転スクリ
ュー押出機が好ましい。
使用する押出機は通常、1軸スクリュー押出機、2軸同
方向回転スクリュー押出機、2軸異方向回転スクリュー
押出機などの押出機で、第1フィーダー及び第2フィー
ダーを有するものであればいずれでもよく、特に、2軸
同方向回転スクリュー押出機又は2軸異方向回転スクリ
ュー押出機が好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明に用いられるポリオレフィンは通
常、エチレン成分および/またはプロピレン成分を主た
る成分とするポリオレフィンであり、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸
ナトリウム共重合体を挙げることが出来る。この中では
ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−ブテン−1共重合体がα,β不飽和カルボン酸のグ
ラフトが容易なので好ましい。
常、エチレン成分および/またはプロピレン成分を主た
る成分とするポリオレフィンであり、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−エチルアクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸
ナトリウム共重合体を挙げることが出来る。この中では
ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−ブテン−1共重合体がα,β不飽和カルボン酸のグ
ラフトが容易なので好ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明においては、押出機の第1フィーダ
ーに、先ず、ポリオレフィン、不飽和カルボン酸及び有
機過酸化物を供給し160〜250℃、好ましくは18
0〜220℃の温度で溶融混合する。この混合処理によ
り押出機内で変性ポリオレフィンが生成するが、この際
の滞留時間は処理条件により異なるものの、通常、10
〜300秒、好ましくは20〜120秒である。なお、
本発明では、第2フィーダーに到達するまでにポリオレ
フィンの変性反応の実質的全てが終了していることが望
ましい。溶融混合温度が下限未満では均一溶融せず、好
ましくない。逆にあまり高いと上記不飽和カルボン酸や
有機過酸化物が分解するので好ましくない。また、滞留
時間は短かすぎるとポリオレフィンへの不飽和カルボン
酸のグラフト重合が不十分であるので好ましくない。
ーに、先ず、ポリオレフィン、不飽和カルボン酸及び有
機過酸化物を供給し160〜250℃、好ましくは18
0〜220℃の温度で溶融混合する。この混合処理によ
り押出機内で変性ポリオレフィンが生成するが、この際
の滞留時間は処理条件により異なるものの、通常、10
〜300秒、好ましくは20〜120秒である。なお、
本発明では、第2フィーダーに到達するまでにポリオレ
フィンの変性反応の実質的全てが終了していることが望
ましい。溶融混合温度が下限未満では均一溶融せず、好
ましくない。逆にあまり高いと上記不飽和カルボン酸や
有機過酸化物が分解するので好ましくない。また、滞留
時間は短かすぎるとポリオレフィンへの不飽和カルボン
酸のグラフト重合が不十分であるので好ましくない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】引き続いて、上記押出機の第2フィーダー
よりポリアミドを供給し、押出機内で生成した変性ポリ
オレフィンと溶融混合するが、本発明において使用され
るポリアミドとしては、3員環以上のラクタム、重合可
能なω−アミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合に
よって得られるポリアミドを用いることができる。具体
的には、8−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナ
ントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウ
ンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α
−ピペリドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミン、
ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ド
デカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミンなどの
ジアミンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸など
のジカルボン酸と重縮合せしめて得られる重合体または
これらの共重合体、例えば、ナイロン4、6、7、8、
11、12、6.6、6.9、6.10、6.11、
6.12、6Τ、6/6.6、6/12、6/6Τなど
が挙げられる。ここで供給するポリアミドの量は製造す
べきポリアミド樹脂組成物の目的に応じて決定される
が、通常、変性ポリオレフィンに対して、0.3〜10
重量倍、好ましくは1〜3重量倍の範囲から選定され
る。なお、ポリアミドの供給と同時にフィラーや安定剤
などの添加剤を加えてもよい。添加剤としては、ガラス
繊維、炭素繊維のような補強剤、粘土、シリカ、アルミ
ナ、ジリカアルミナ、シリカマグネシア、ガラスビー
ズ、石綿、グラファイト、石膏などのような充填剤、染
顔料、難燃化剤、帝電防止剤銅化合物、酸化防止剤など
の周知の添加剤が挙げられる。
よりポリアミドを供給し、押出機内で生成した変性ポリ
オレフィンと溶融混合するが、本発明において使用され
るポリアミドとしては、3員環以上のラクタム、重合可
能なω−アミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合に
よって得られるポリアミドを用いることができる。具体
的には、8−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナ
ントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウ
ンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α
−ピペリドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミン、
ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ド
デカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミンなどの
ジアミンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸など
のジカルボン酸と重縮合せしめて得られる重合体または
これらの共重合体、例えば、ナイロン4、6、7、8、
11、12、6.6、6.9、6.10、6.11、
6.12、6Τ、6/6.6、6/12、6/6Τなど
が挙げられる。ここで供給するポリアミドの量は製造す
べきポリアミド樹脂組成物の目的に応じて決定される
が、通常、変性ポリオレフィンに対して、0.3〜10
重量倍、好ましくは1〜3重量倍の範囲から選定され
る。なお、ポリアミドの供給と同時にフィラーや安定剤
などの添加剤を加えてもよい。添加剤としては、ガラス
繊維、炭素繊維のような補強剤、粘土、シリカ、アルミ
ナ、ジリカアルミナ、シリカマグネシア、ガラスビー
ズ、石綿、グラファイト、石膏などのような充填剤、染
顔料、難燃化剤、帝電防止剤銅化合物、酸化防止剤など
の周知の添加剤が挙げられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】尚、使用押出機は日本製鋼所製TEX65
HCT(L/D37)同方向スクリュータイプを用い、
前段(第1フィーダーから第2フィーダーまで;長さ1
200mm)は、温度200℃、滞留時間20秒で行な
い、後段(第2フィーダーから押出ダイ入口まで;長さ
1200mm)は、温度250℃、滞留時間15秒で行
なった。使用押出機の略図を図−1に示した。
HCT(L/D37)同方向スクリュータイプを用い、
前段(第1フィーダーから第2フィーダーまで;長さ1
200mm)は、温度200℃、滞留時間20秒で行な
い、後段(第2フィーダーから押出ダイ入口まで;長さ
1200mm)は、温度250℃、滞留時間15秒で行
なった。使用押出機の略図を図−1に示した。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】比較例−2 グラフト変性ポリエチレン(三菱化成製AP720T)
総重量比55.0%を第1フィーダー(図−1)で90
kg/Hrの速度で供給し、次いでナイロン(三菱化成
製、ノバミッド1010J)総重量比55.0%と抗酸
化剤総重量比0.5%をドライブレンドしたもの第2フ
ィーダーで110kg/Hrの速度で供給した。使用押
出機と条件設定及び評価方法は実施例−1に同じとし
た。結果を表−1に示す。
総重量比55.0%を第1フィーダー(図−1)で90
kg/Hrの速度で供給し、次いでナイロン(三菱化成
製、ノバミッド1010J)総重量比55.0%と抗酸
化剤総重量比0.5%をドライブレンドしたもの第2フ
ィーダーで110kg/Hrの速度で供給した。使用押
出機と条件設定及び評価方法は実施例−1に同じとし
た。結果を表−1に示す。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 第1フィーダー 2 第2フィーダー 3 真空ベント 4 押出ダイ 5 押出機 A 前段 B 後段
Claims (1)
- 【請求項1】 サイドフィーダーを有する押出機にポ
リオレフィン、α,β−不飽和カルボン酸またはその誘
導体及び有機過酸化物を供給し温度160〜250℃で
溶融混合することにより変性ポリオレフィンを生成さ
せ、引き続き、サイドフィーダーからポリアミドを供給
し、温度230〜280℃で溶融混練することを特徴と
するポリアミド樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34555891A JPH05179138A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | ポリアミド樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34555891A JPH05179138A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | ポリアミド樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05179138A true JPH05179138A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18377406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34555891A Pending JPH05179138A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | ポリアミド樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05179138A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002249592A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Sumitomo Chem Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
US6569950B2 (en) | 2001-02-28 | 2003-05-27 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Process for producing acid modified polypropylene resin |
CN105566901A (zh) * | 2016-02-01 | 2016-05-11 | 佳易容相容剂江苏有限公司 | 聚酰胺/聚烯烃合金材料及其原位接枝制备方法 |
CN107936550A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-04-20 | 华东理工大学 | 一种聚苯乙烯/尼龙6复合材料及其制备方法 |
WO2021117635A1 (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | 三井・ダウ ポリケミカル株式会社 | 樹脂組成物の製造方法及び成形体の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34555891A patent/JPH05179138A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002249592A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Sumitomo Chem Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
US6569950B2 (en) | 2001-02-28 | 2003-05-27 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Process for producing acid modified polypropylene resin |
CN105566901A (zh) * | 2016-02-01 | 2016-05-11 | 佳易容相容剂江苏有限公司 | 聚酰胺/聚烯烃合金材料及其原位接枝制备方法 |
CN107936550A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-04-20 | 华东理工大学 | 一种聚苯乙烯/尼龙6复合材料及其制备方法 |
WO2021117635A1 (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | 三井・ダウ ポリケミカル株式会社 | 樹脂組成物の製造方法及び成形体の製造方法 |
JPWO2021117635A1 (ja) * | 2019-12-11 | 2021-06-17 | ||
CN114787280A (zh) * | 2019-12-11 | 2022-07-22 | 三井-陶氏聚合化学株式会社 | 树脂组合物的制造方法及成型体的制造方法 |
CN114787280B (zh) * | 2019-12-11 | 2024-03-05 | 三井-陶氏聚合化学株式会社 | 树脂组合物的制造方法及成型体的制造方法 |
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