JPH04977Y2 - - Google Patents

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JPH04977Y2
JPH04977Y2 JP16393885U JP16393885U JPH04977Y2 JP H04977 Y2 JPH04977 Y2 JP H04977Y2 JP 16393885 U JP16393885 U JP 16393885U JP 16393885 U JP16393885 U JP 16393885U JP H04977 Y2 JPH04977 Y2 JP H04977Y2
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JP
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unit
heater unit
rear seat
air distribution
upstream
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JP16393885U
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本考案は多目的カー等の車体に設けるリヤヒー
タユニツトの取付構造に関する。
−従来の技術− 周知のように、例えば多目的カー等の自動車車
体においては、その車室内暖房のために、複数列
に配列するリヤシートの下部にリヤヒータユニツ
トを取付けて乗員の足下の保温を行なう場合があ
る。即ち、第4図(日産自動車(株)が昭和55年6月
に発行した「サービス周報」第422号(VA−4)
参照)はこのような従来の多目的カーの2列目の
リヤシート1A,1B,1Cを示し、これらのリ
ヤシート1A,1B,1Cの下部には、ステー2
aを介してフロアパネル3上に設置するリヤヒー
タユニツトや2が配置してある。車幅方向に細長
い同リヤヒータユニツト2は、図示を省略するけ
れども、ブロアー及びヒータを内蔵するもので、
その前後に複数の吹出口2bを備え、これらの吹
出口2bからの温風により乗員足下の暖房を行な
う。
ところで、前述した多目的カーにおいては、3
列目リヤシート4の乗員の乗降のために、2列目
リヤシート1A,1B,1Cの一部1Cを図示の
ように前倒し可能とする場合がある。
−考案が解決しようとする問題点− しかしながら、このような前倒し可能なリヤシ
ート1Cを備えた車体では、乗降のためにリヤシ
ート1Cを図示のように前に倒すと、後列乗員の
足下にリヤヒータユニツト2の下流側端部2cが
露呈するので、乗員の足が同下流側端部2cに引
掛つて倒れたり、同下流側端部2cがこわれるこ
とがあつた。また、多目的カー等においては、リ
ヤシート1Cを前に倒した状態で、同部に大きな
荷物等を置きたい場合があるけれども、このよう
な場合にも、リヤヒータユニツト2の下流側端部
2cが障害となつて荷物を置くことができない。
本考案の目的は、前述したような従来のリヤヒ
ータユニツトの取付構造の問題を考慮して、リヤ
シートの一部を前倒しても、リヤヒータユニツト
の下流側端部が床面上に露呈することのないリヤ
ヒータユニツトの取付構造を得るにある。
−問題点を解決するための手段− 前述した目的を達成するため、本考案は、一部
を前倒しできかつ車幅方向に併設される複数のリ
ヤシートの下部に、暖房用リヤヒータユニツトを
配置する自動車車体において、前記リヤヒータユ
ニツトを、ブロアーを含む上流側ユニツトと下流
側の配風ダクトとに分割して同上流側ユニツトを
固定側のリヤシートの下部に配置し、この上流側
ユニツトに対して接離可能な前記配風ダクトを可
動側リヤシートの下面に固定することを提案する
ものである。
−実施例− 第1図から第3図について本考案の一実施例の
詳細を説明する。
第1図は本考案を施した2列目のリヤシート1
A,1B,1Cを示し、この図から理解されるよ
うに、本考案は、リヤシート1Cを乗員の乗降の
ために前に倒した際に、フロアパネル3上に何等
の障害物が存在しなくなることを特徴としてい
る。即ち、図示実施例の場合、第2図に分解して
示すように、リヤヒータユニツト2Aは、固定側
のリヤシート1A,1Bの下部に配置する上流側
ユニツト2dと、前倒しできるリヤシート1Cの
下面に取付けられる配風ダクト2eとに分割して
ある。第3図に断面して示すように、上流側ユシ
ニツト2dは車室内空気を取入れてこれを配風ダ
クト2e方向へ圧送するブロアー5及び同空気を
加温するヒータ6を内蔵するもので、この上流側
ユニツト2dは下面に固定するステー7によりフ
ロアパネル3に固定される。また、この上流側ユ
ニツト2dは、長さ方向両側の吹出口8及び斜め
上方に向つて開口する接手口9を有し、この接手
口9には、後述する配風ダクト2eとの係合時
に、気密性を保つ弾性シール10が接着してあ
る。また、平たい箱状に作られる配風ダクト2e
は、上面に突起されるステー11によりリヤシー
ト1Cの下面に固定するもので、前記接手口9に
対応した端部に斜め下方を向いた接続口12を形
成され、この接続口12から上流側ユニツト2d
で調整された温風を内部に取入れることができ
る。同配風ダクト2eは、車体の前後方向に向い
た複数の吹出口23を有するから、これらの吹出
口13からの温風により2列目リヤシート1A,
1B,1C及び3列目リヤシート4の乗員の足下
を暖房できる。
図示実施例は、以上のような構造であるから、
リヤシート1Cを引起した通常状態にあつては、
リヤヒータユニツト2Aの上流側ユニツト2dと
配風ダクト2eとの関係は第3図示のような状態
にある。したがつて、ヒータ6で加温された車室
内空気はブロアー5で配風ダクト2e方向へ圧送
され、吹出口8,13から車室内に吹出され、乗
員の足下を暖房する。また、乗員の乗降のため
に、リヤシート1Cを第1図示のように前に倒す
と、接手口9と接続口12が離れ、配風ダクト2
eが倒されるリヤシート1Cと共にフロアパネル
3から離間される。この結果、フロアパネル3上
には、乗降に障害となる異物がなくなるため、乗
員は足下を気にすることなく、乗降できることに
なる。また、前に倒したリヤシート1Cの背後に
は、大きな荷物等を置くこともできるので、便利
でもある。
なお、前記実施例においては、ブロアー5及び
ヒータ6を内蔵した上流側ユニツト2dと、吹出
口13をもつ配風ダクト2eとにリヤヒータユニ
ツト2Aを分割する例を例示したけれども、この
分割例は一例に過ず、本考案においては、他の分
割構造とすることもできるのは、指摘するまでも
ない。
−考案の効果− 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、前に倒すことができるリヤシートの下面にリ
ヤヒータユニツトの配風ダクトを取付けるので、
乗員の乗降時の足下に障害物がなくなり、配風ダ
クトを誤まつて足で蹴つてこわすのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を施こしたリヤシートの斜視
図、第2図は本考案で用いるリヤヒータユニツト
の分解斜視図、第3図は第1図の−線に沿う
断面図、第4図は従来のリヤヒータユニツトを付
設されたリヤシートの斜視図である。 1A,1B,1C……リヤシート、2A……リ
ヤヒータユニツト、2d……上流側ユニツト、2
e……配風ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一部を前倒しできかつ車幅方向に併設される複
    数のリヤシートの下部に、暖房用リヤヒータユニ
    ツトを配置する自動車車体において、前記リヤヒ
    ータユニツトを、ブロアーを含む上流側ユニツト
    と下流側の配風ダクトとに分割して同上流側ユニ
    ツトを固定側のリヤシートの下部に配置し、この
    上流側ユニツトに対して接離可能な前記配風ダク
    トを可動側リヤシートの下面に固定することを特
    徴とする自動車のリヤヒータユニツト取付構造。
JP16393885U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH04977Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16393885U JPH04977Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JP16393885U JPH04977Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JPS6272205U JPS6272205U (ja) 1987-05-08
JPH04977Y2 true JPH04977Y2 (ja) 1992-01-14

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JPS6272205U (ja) 1987-05-08

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