JPH0527287Y2 - - Google Patents

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JPH0527287Y2
JPH0527287Y2 JP1985094655U JP9465585U JPH0527287Y2 JP H0527287 Y2 JPH0527287 Y2 JP H0527287Y2 JP 1985094655 U JP1985094655 U JP 1985094655U JP 9465585 U JP9465585 U JP 9465585U JP H0527287 Y2 JPH0527287 Y2 JP H0527287Y2
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JP
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vehicle
ceiling
back side
air
plate
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JP1985094655U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車等の車両の屋根の裏面に配設
されて車両内を冷却する天井通風装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、天井部に空調用冷気の吹き出し口を備え
た車両においては、第3図に示すように、屋根R
の裏面に取り付けられる天井トリム51に別体の
通風ダクト52を取り付け、そのダクト52に吹
き出し用のグリル53を設け、このグリル53か
ら矢印A1で示すようにまとまつた送風を行なう
構造となつていた。又、第4図に示すように、成
形天井トリム54で通風ダクト55を一体として
備えたものにおいても、通風ダクト55に設けた
グリル56から第3図の場合と同様にまとまつた
送風を行なう構造になつていた。
すなわち、上記従来の天井部から冷気を吹き出
す車両の天井通風装置においては、吹き出し口の
位置が限定されており、又その限られた面積の吹
き出し口から吹き出す風量で車両内を冷やそうと
するため、風の吹き付けるグリル付近は極部的に
冷えるが、それ以外の場所は温度がなかなか下が
らないという問題があつた。又、吹き出し口から
出た冷気はまとまつて吹き出され、かつその温度
が低いために室内の低い場所にたまつてしまい、
逆に温度の高い空気は天井部で吹き出し口付近以
外の部分に淀むという問題があつた。
尚、複数の吹き出し口を備えた構造として、実
公昭42−21462号公報、実公昭48−3937号公報、
実開昭51−113910号公報に記載されたものがある
が、構造的に複雑で、既存の車両に設置が困難で
あるという問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、上記従来技術における問題を解決
して、設置が容易で、かつ室車内を全体として均
一に冷やすことのできる車両の天井通風装置の提
供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、従来の車両の天井通風装置の上記
のような問題点を解決するためになされたもので
あつて、この考案の車両の天井通風装置は、空調
装置にダクトを介して接続され屋根の裏面側に配
設されて車室内を冷却する天井通風装置であつ
て、該装置は、前記屋根の裏面を覆う形で取り付
けられる上面板と、この上面板の裏側に四周を固
着されて一体化され上面板との間で袋状の通気層
を形成し前記ダクトに接続される接続口を備えた
下面板とよりなり、かつ前記下面板の全面には波
状の突出部が車両の前後方向に多数形成され、各
突出部の傾斜した後面には冷気を斜め後方へ吹出
可能な細孔が形成されていることである。
(作用) 本願考案は、このような構成を採用したことに
より、上面板と下面板を一体化させて袋状の通気
層を形成させ、この状態でワンボツクスカー等の
天井面の裏側に容易に取り付けることができ、か
つ下面板の接続口に、車体に既に設置されている
空調装置とダクトを介し簡易に接続されることが
でき、車両の天井面から良好に冷気を噴出させる
ことができるとともに、下面板の全面に波状に形
成された突出部の後面の細孔から冷気を斜め後方
へ方向性を持たせて車室内全体に噴出させ、車室
内に冷気を急速に循環させて車室内を効率良く冷
却することができる。
(実施例) つぎに、この考案の天井通風装置を第1図に基
づいて説明するが、第1図は車両の前部運転席側
と後部車室側とを一体的で形成されたワンボツク
スカーの車体の側面図で、かつ天井部の断面を示
すものである。又、第2図は部分拡大である。
図において、天井通風装置(以下成形天井トリ
ムともいう)1Aは長方形をなし車体Bの屋根R
の下面を覆う形に配設されている。天井通風装置
1Aは、屋根Rの裏側に位置する上面板2Aと、
この上面板2Aの下方に位置し、上面板2Aと四
周が一体的に固着された下面板3Aとからなつて
おり、上面板2Aと下面板3Aとの間に設けられ
た隙間は通気層4Aになつている。ここで、上面
板2A及び下面板3Aは、例えば合成樹脂等で空
気の透過しない材料から製作されている。
下面板3Aには車両のエンジンより駆動される
空調装置からフアン(いずれも図示せず)によつ
て送り出される冷気の送風ダクト10に接続され
る接続口5が設けられている。
そして、下面板3Aには波状をした突出部7が
その前後方向に多数形成されている。そして、下
面板3Aの各突出部7の後面7aに吹き出し用の
細孔8が直列に多数開けられている。
上記の構成において、車両の空調装置が作動さ
れると、車室S内の空気が空調装置に吸引されて
冷却される。そして、この冷却された空気はフア
ンにより送り出されて送風ダクト10を通り、こ
の送風ダクト10に連結された接続口5を経て成
形天井トリム1Aの通気層4A内に入る。このよ
うにして、通気層4A内に入つた冷気は、成形天
井トリム1Aの下面板3Aの多数の細孔8から矢
印C2で示すように斜め後方向きに押し出される。
各細孔8から押し出された冷気はその自重により
車室S内下方へ移動するが、その移動の際、車室
S内の熱をむらなく奪い取つて冷却する。
上記のように、冷気により車室S内全体が温度
のむらなく冷やされるのと合わせ、温度の高い空
気が下面板3A付近へ上昇したとしても、下面板
3Aの細孔8から吹き出す冷気によつて熱を奪い
取られる。従つて、従来生じていた天井付近にお
ける温度のむらはなくなり、自然で理想的な車室
S内の冷却が行なえる。
尚、突出部7の後面7aに細孔8を開けたこと
により、冷気の吹き出し方向を矢印C2で示すよ
う後方に傾けることができ、冷気吹き出しに方向
性を持たせることができる。
第2図は第1図のイ部拡大図であり、成形天井
トリム1Aを袋状にするにあたり、上面板2Aと
下面板3Aとの四周を固着する方法を示すもので
ある。すなわち、上面板2Aの前端部2Aaを下
面板3Aの前端に設けた段部9に溶着あるいは接
着等の手段により固着している。
(考案の効果) 本願考案は、上面板と下面板を一体化させて袋
状の通気層を形成させ、この状態でワンボツクス
カー等の天井面の裏側に容易に取り付けることが
でき、かつ下面板の接続口に、車体に既に設置さ
れている空調装置とダクトを介し簡易に接続させ
ることができ、車両の天井面から良好に冷気を噴
出させることができるとともに、下面板の全面に
波状に形成された突出部の後面の細孔から冷気を
斜め後方へ方向性を持たせて車室内全体に噴出さ
せ、車室内に冷気を急速に循環させて車室内を効
率良く冷却することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示し、
第1図は自動車の車体の天井部分の断面を示す側
面図、第2図は第1図のイ部拡大図である。第3
図、第4図はそれぞれ従来例を示し、第1図に対
応する図である。 R……屋根、S……車室、1A……天井通風装
置(成形天井トリム)、2A……上面板、3A…
…下面板、4A……通気層、5……接続口、7…
…突出部、7a……後面、8……細孔(吹き出し
口)、10……送風ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調装置にダクトを介して接続され屋根の裏面
    側に配設されて車室内を冷却する天井通風装置で
    あつて、該装置は、前記屋根の裏面を覆う形で取
    り付けられる上面板と、この上面板の裏側に四周
    を固着されて一体化され上面板との間で袋状の通
    気層を形成し前記ダクトに接続される接続口を備
    えた下面板とよりなり、かつ前記下面板の全面に
    は波状の突出部が車両の前後方向に多数形成さ
    れ、各突出部の傾斜した後面には冷気を斜め後方
    へ吹出可能な細孔が形成されていることを特徴と
    する車両の天井通風装置。
JP1985094655U 1985-06-22 1985-06-22 Expired - Lifetime JPH0527287Y2 (ja)

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JP1985094655U JPH0527287Y2 (ja) 1985-06-22 1985-06-22

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JP1985094655U JPH0527287Y2 (ja) 1985-06-22 1985-06-22

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Publication Number Publication Date
JPS623310U JPS623310U (ja) 1987-01-10
JPH0527287Y2 true JPH0527287Y2 (ja) 1993-07-12

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ID=30653338

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0757568B2 (ja) * 1990-01-25 1995-06-21 日本フレクト株式会社 空気流による喫煙席の排煙装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4221462Y1 (ja) * 1964-06-22 1967-12-11
JPS483937U (ja) * 1971-05-31 1973-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5445603Y2 (ja) * 1975-03-12 1979-12-27

Patent Citations (2)

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JPS4221462Y1 (ja) * 1964-06-22 1967-12-11
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