JPH06255Y2 - 自動車のエンジンル−ム構造 - Google Patents

自動車のエンジンル−ム構造

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JPH06255Y2
JPH06255Y2 JP3029986U JP3029986U JPH06255Y2 JP H06255 Y2 JPH06255 Y2 JP H06255Y2 JP 3029986 U JP3029986 U JP 3029986U JP 3029986 U JP3029986 U JP 3029986U JP H06255 Y2 JPH06255 Y2 JP H06255Y2
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JP
Japan
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engine room
engine
cooling fan
room structure
radiator
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Application number
JP3029986U
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English (en)
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JPS62141525U (ja
Inventor
始 亀尾
猛 青山
正高 三浦
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、フロント側座席の下部側にエンジンルーム
を形成し、このエンジンルームにエンジンをラジエータ
と共に配した自動車のエンジンルーム構造に関する。
(従来の技術) 1ボックスタイプで代表されるワゴン車では、従来より
第5図に示されるようにフロント側座席(図示しない)
の下部上、フロント側ホイールハウスa,aで挟まれる
部位にエンジンルームbを構成し、このエンジンルーム
bにフロント側からラジエータc、冷却ファンd、エン
ジンeを設けることが行なわれている。なお、冷却ファ
ンdはエンジンeを動力として回転するものである。
ところで、自動車ではラジエータcの冷却水を使ってエ
ンジンeを冷却する以外に、冷却ファンdを通過する風
で、エンジンeと同時にエンジンルームbを冷却するこ
とが行なわれていることが知られている。
ところが、冷却ファンdを経た風をそのままエンジンル
ームb内に導く構造は、ファンシュラウドfから出る風
の向きが一様でないために逆流(フロント側へ風が行
く)が発生して、効果的な冷却ができない欠点をもって
いる。
そこで、こうした逆流をなくすべく、第5図に示される
ようにラジエータcとホイールハウスa,aとの間の隙
間をシール材gでシールすることが行なわれている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このようにシールする構造は、そのシール材
gの付近で気流が渦巻流になるところで、充分な冷却効
果を得るものではなかった。
この考案はこのような問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、冷却ファンからの気流に
よる冷却効果を十分に向上させることができる自動車の
エンジンルーム構造を提供することにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段と作用) この考案は、ホイールハウスのエンジンルームに臨む側
面に、冷却ファンの後段側に位置して、前記冷却ファン
からの風を整流してエンジン側へ案内するため、傾斜し
た壁部よりなる逆流防止体を設けることにより、逆流な
らび渦巻流なく、冷却ファンからの風をエンジンルーム
へ流そうとするものである。
(実施例) 以下、この考案を第1図ないし第4図に示す一実施例に
もとづいて説明する。第2図は1ボックスワンゴンと称
される自動車のフロント側の側断面図を、第1図はその
平断面を、第3図はその正断面をそれぞれ示し、1は車
体である。車体1内には、フロント側から中央にかけ客
室2が形成されているとともに、リア側にその客室2と
連通する荷室(図示しない)が形成されている。またフ
ロント側座席3の下部側にはエンジンルーム4が形成さ
れている。エンジンルーム4は、従来と同様、フロント
側座席3の直下となるフロア部分、フロント側のホイー
ルハウス6a,6bで挟まれる空間より構成される。そ
して、このエンジンルーム4にフロント側からラジエー
タ7、周囲がファンシュラウド8aで覆われた冷却ファ
ン8、エンジン9が設けられており、従来同様、ラジエ
ータ7でエンジン9を冷却すると同時に、冷却ファン8
からの風でエンジン9をエンジンルーム4と共に冷却で
きるようにしている。なお、冷却ファン8はエンジン9
を動力として回転させるものである。
そして、こうしたエンジンルーム構造を構成するホイー
ルハウス6a,6bのうち、通風抵抗が小さい(エンジ
ン側方の通路4aの空間が小)側のホイールハウス6a
のみに逆流防止プレート(逆流防止体)10が設けられ
ている(小なる通風抵抗が多く風が流れることによ
る)。
ここで、要部となる逆流防止プレート10について説明
すれば、これは、第4図に示されるように、たとえばプ
レートを三角形状に折曲げてなる、所定長さをもつ壁部
から構成されている。なお、それと同時に側端に固定座
11,11を形成している。そして、こうした傾斜した
壁部よりなる逆流防止プレート10が、エンジンルーム
4に臨むホイールハウス6aの側面上に、上下方向(吹
出方向と直角な方向)に沿って脱着可能にボルト締めさ
れている。詳しくは、逆流防止プレート10は、ホイー
ルハウス6aの側面(エンジン側方の通路4aに臨む
面)上、冷却ファン8の後段に位置して、吹出気流に対
しリア側の傾斜面がならう状態で固定されており、リア
側の傾斜面をガイド面10aとして冷却ファン8からの
風を整流してエンジン9側へ案内するようにしている。
なお、4bはフロント側座席5の直下のフロア部分に設
けたエンジンルーム開口を示す。
しかして、このような構成において、エンジン9を作動
して自動車を走行させると、バンパー12の孔部12
a、バンパー12の下から導入される空気が冷却ファン
8で導入される空気と共にラジエータ7へ入り、ファン
シュラウド8aを通じリア側へ吹き出されていく。な
お、通路8aの路面積が大きいから気流のほとんどは通
路8a側へ流れていく。
ここで、吹き出される気流は方向が一様でないから、そ
のままでは逆流、渦巻流などを生じようとする。しか
し、吹き出された気流は、後段の逆流防止プレート10
のガイド面10aで流れが整えられると同時に、向きが
エンジンルーム4のリア側へ整えられる。しかるに、逆
流、渦巻流といった気流の乱れ解消して、冷却ファン8
からの風を有効にエンジンルーム4へ流すことができ
る。
したがって、エンジン9、エンジンルーム4などを効果
的に冷却することができ、気流による冷却性能の向上を
図ることができる。また逆流防止プレート10を脱着可
能に固定したことで、エンジンルーム4ないしエンジン
9の仕様に応じ、それに対応した逆流防止プレート10
を容易に装着できる利点がある。
なお、上述した一実施例ではエンジンルーム4に幅方向
が非対称のエンジン9を搭載した構造を挙げたが、対称
なエンジン9を搭載した構造にもこの考案を適用しても
よい。この場合、エンジン側方の各通路4a,4bは同
じとなるために双方のホイールハウス6a,6bに逆流
防止プレート10を設ける。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、冷却ファンから
の気流による冷却効果を十分に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示し、第1
図はエンジンルームをエンジン廻りと共に示した平断面
図、第2図はその側断面図、第3図は第1図A〜A線に
沿う断面図、第4図は逆流防止体を示す斜視図、第5図
は従来のエンジンルーム構造を示す平断面図である。 3…フロント側座席、4…エンジンルーム、6a,6b
…フロント側ホイールハウス、7…ラジエータ、8…冷
却ファン、9…エンジン、10…逆流防止プレート(逆
流防止体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロント側座席の下部側に、フロント側ホ
    イールハウス間に位置してエンジンルームを形成し、こ
    のエンジンルームのフロント側からラジエータ、冷却フ
    ァン、エンジンを配した自動車のエンジンルーム構造に
    おいて、前記ホイールハウスのエンジンルームに臨む側
    面に、前記冷却ファンの後段側に位置して、前記冷却フ
    ァンからの風を整流してエンジン側へ案内するための、
    傾斜した壁部よりなる逆流防止体を設けたことを特徴と
    する自動車のエンジンルーム構造。
JP3029986U 1986-03-03 1986-03-03 自動車のエンジンル−ム構造 Expired - Lifetime JPH06255Y2 (ja)

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JP3029986U JPH06255Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03 自動車のエンジンル−ム構造

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JP3029986U JPH06255Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03 自動車のエンジンル−ム構造

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JPS62141525U JPS62141525U (ja) 1987-09-07
JPH06255Y2 true JPH06255Y2 (ja) 1994-01-05

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JPS62141525U (ja) 1987-09-07

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