JPH0413529Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、空気調和機のエアーフイルタ取付装
置に関するものである。

従来の技術 従来この種のエアーフイルタ取付装置は、例え
ば、実開昭56−70722号公報に示されているよう
に、第５図のようになつていた。すなわち、エア
ーフイルタ１０１全体をわん曲させ、又、このエ
アーフイルタ１０１をガイドするレール１０２も
わん曲させる事によりエアーフイルタの脱着を容
易に行うようになつている。

考案が解決しようとする問題点 しかし、このような装置では、エアーフイルタ
挿入口１０３の面積は少なく、又、エアーフイル
タ挿入部の角部がエアーフイルタ１０１にひつか
かりスムーズなエアーフイルタ１０１の脱着が困
難なものであつた。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本考案の技術的手段は、
エアーフイルタ挿入口の前面グリル側およびエア
ーフイルタの取手部に前面グリル側にわん曲する
わん曲部を設けるものである。

作 用 この技術的手段による作用は、次のようにな
る。すなわちエアーフイルタ挿入口の前面グリル
側およびエアーフイルタの取手部にわん曲部を設
けることにより挿入口面積が大きくとれるため、
エアーフイルタを前面グリルにスムーズに着脱で
きるものである。又、エアーフイルタ取手部にわ
ん曲部を設けいるため、エアーフイルタの取手部
が前面グリルより奥へ隠れず容易に操作できる。

実施例 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて説
明する。第４図は、空気調和機本体で１は外箱、
２は前面グリル、３は吹出グリルである。第１図
は第４図の−断面の詳細要部断面図であり、
４は前記吹出しグリルに固定されているガード、
５は通風回路を構成するエアーガイダ、６は送風
用フアン、７は熱交換器、８は前面グリル、９は
扉、１０は前面グリルに溶着されエアーフイルタ
をガイドするレールである。Ａ部はエアーフイル
タ挿入口、Ｂ部はエアーフイルタ挿入口の前面グ
リル２側に形成されたわん曲部である。第２図
は、前記前面グリルに挿入される防塵用のエアー
フイルタ１１を示し、第３図は第２図の−断
面図を示す。エアーフイルタ１１の取手部にはわ
ん曲部Ｃが形成されている。

上記構成において、エアーフイルタ１１は第１
図に示すエアーフイルタ挿入口Ａに挿入される
が、その際にエアーフイルタ挿入口に形成された
わん曲部Ｂにより挿入口面積が大きくとられてい
るため、エアーフイルタ１１は前面グリル８とレ
ール１０の間にスムーズに導かれる。その結果；
エアーフイルタ脱着時にイヤな振動音等を生ずる
ことなく操作できる。又、エアーフイルタ１１の
取手部にわん曲部Ｃを設けているため、エアーフ
イルタ１１の取手部が前面グリル８より奥へ隠れ
ずエアーフイルタ１１の取手部を容易につかんで
操作できる。

考案の効果 以上のように、本考案はエアーフイルタ取手部
に前面グリル側にわん曲するわん曲部を設け、ま
たエアーフイルタ挿入口の一部に前面グリル側に
わん曲するわん曲部を設けた構成なので、エアー
フイルタの清掃時、および、組立時等に、エアー
フイルタの着脱を容易に行なうことができ、空気
調和機の保守点検が容易になる等種々の利点を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例による空気調和機の
エアーフイルタ取付装置を示す要部断面図、第２
図は同装置に用いるエアーフイルタを示す平面
図、第３図は第２図の−線断面図、第４図は
同装置を具備した空気調和機の外観斜視図、第５
図は従来の空気調和機のエアーフイルタ取付装置
を示す断面図である。 ４……吹出グリル、７……熱交換器、８……前
面グリル、１１……エアーフイルタ、Ａ部……エ
アーフイルタ挿入口、Ｂ部……わん曲部、Ｃ部…
…わん曲部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内空気を吸入する前面グリルと、この前面グ
   リルの内面に対向する位置に設けられた熱交換器
   と、前記前面グリルと前面熱交換器との間に着脱
   可能に設けられたエアーフイルタと、このエアー
   フイルタを着脱するエアーフイルタ挿入口とを備
   え、前記エアーフイルタの取手部、およびエアー
   フイルタ挿入口の前面グリル側に前面グリル側へ
   わん曲したわん曲部を形成した空気調和機のエア
   ーフイルタ取付装置。