JPH051928U - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着ピースに加湿ユニットを載置してなる空
気調和機において、加湿ユニットの装着ピースとの接触
抵抗を減少させるとともに、複数の加湿ユニットが容易
に扱えることにてメンテナンス性を向上させる。 【構成】 吸込口１２と吹出口１３とを設けた外筐１０
に送風機１４を装着し、この外筐１０の側壁に加湿ユニ
ット１９が装着されるメンテナンス口１６を設ける。加
湿ユニット１９の底部に車輪２０を設け、この車輪が移
動するレール１８を外筐１０のメンテナンス口１６より
内部へ設ける。 【効果】 加湿ユニットの着脱性の向上によりメンテナ
ンス性を向上させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、加湿ユニットを用いた空気調和機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図６は例えば実願平２−５１９４７号公報に示された従来の空気調和機を示す 図であり、図において１は外筐で、対向する側面に吸込口２と吹出口３とを設け ている。４はこの外筐の側壁に設けられたメンテナンス口、５はこのメンテナン ス口のカバー、６は上記メンテナンス口４より上記外筐１内に設けられた取付板 で、略コ字状からなる。７はこの取付板に載置される加湿ユニット、８は上記外 筐１に連設される送風機である。

【０００３】 従来の空気調和機は上記のように構成され、外筐１のカバー５を開け、メンテ ナンス口４より加湿ユニット７を入れ、取付板６上に配置する。そして、送風機 ８を運転し給気流を加湿ユニット７に通して加湿する。また、加湿ユニット７を メンテナンスする場合はカバー５を開き、加湿ユニット７を取付板６上に面接触 させながら引き出す。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような従来の空気調和機では、加湿ユニット７をメンテナンスにより挿 入、取り出しする場合、取付板６上を面接触により移動させなければならなく、 接触抵抗が大きい為、加湿ユニツト７が大きかったり水を含んでいたりあるいは 加湿ユニツト７が複数個の場合においてはメンテナンスが大変面倒になるという 課題があった。

【０００５】 この考案は係る課題を解決するためになされたもので、外筐に対し加湿ユニッ トの装着が簡単にでき、メンテナンスが容易な空気調和機を得ることを目的とす る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案に係る空気調和機は、一方に吸込口、他方に吹出口を設けた外筐と、 この外筐にて上記吸込口から吹出口への風路を形成して配設された送風機と、上 記外筐側壁に穿設されたメンテナンス口より挿入され、上記風路上に位置する加 湿ユニットと、この加湿ユニットを載置する装着ピースとを備え、上記加湿ユニ ットの底部に車輪を装着するとともに、上記装着ピースを上記車輪が滑動するレ ールにて形成したものである。

【０００７】 また、加湿ユニットに加湿ユニットを複数個連結する連結ピースを装着したも のである。

【０００８】

【作用】

この考案においては、一方に吸込口、他方に吹出口を設けた外筐と、この外筐 にて上記吸込口から吹出口への風路を形成して配設された送風機と、上記外筐側 壁に穿設されたメンテナンス口より挿入され、上記風路上に位置する加湿ユニッ トと、この加湿ユニットを載置する装着ピースとを備え、上記加湿ユニットの底 部に車輪を装着するとともに、上記装着ピースを上記車輪が滑動するレールにて 形成したことより、加湿ユニットの車輪がレール上を滑動し、加湿ユニットが外 筐より着脱できる。

【０００９】 また、加湿ユニットに加湿ユニットを複数個連結する連結ピースを装着したこ とより、複数の加湿ユニットの取り扱いが一度にできる。

【００１０】

【実施例】

図１および図２はこの考案の一実施例を示す図であり、６は上記従来例と同一 または相当部分を示す。図において１０は外筐で、対向する側壁１１の一方に吸 込口１２、他方に吹出口１３を設けている。１４はこの吸込口から上記吹出口１ ３への風路１５を形成するように上記外筐１０に装着された送風機、１６は上記 外筐１０の側壁に穿設されたメンテナンス口、１７はこのメンテナンス口のカバ ー、１８は上記外筐１０内にて上記メンテナンス口１６より連設されたレールで 、凹状にて左右一対設けられている。１９は加湿ユニットで、箱体よりなり下部 に上記レール１８を滑動する車輪２０を複数個設けており、上記レール１８が上 記加湿ユニットの装着ピース２１となっている。２２は上記加湿ユニット１９の 側壁に取り付けられた連結ピースで、一端が加湿ユニット１９に、他端が凹部２ ３を形成して加湿ユニット１９側壁より突出している。２４はこの連結ピースの 凹部２３が係合される凸部で、連結される加湿ユニットＢ２５に設けられている 。なお、これらの連結ピース２２と凸部２４とは各加湿ユニット１９、Ｂ２５の 上下に複数箇所設けられている。２６は上記加湿ユニット１９側壁に設けられた 取手である。

【００１１】 上記のように構成された空気調和機においては、送風機１４が運転されること にて吸込口１２から吹出口１３へと送風作用がなされるとともに、加湿ユニット １９にて加湿された気流が出力される。一方、加湿ユニット１９および加湿ユニ ットＢ２５をメンテナンスする場合は、カバー１７を外し加湿ユニット１９の取 手２６を持ち、手前へ引くことにて連結ピース２２を連結された加湿ユニット１ ９および加湿ユニットＢ２５は車輪２０がレール１８を滑動することにて大きな 力を必要とせず、簡単に引き出される。そして、連結ピース２２の凹部２３を凸 部２４より外すことにて加湿ユニット１９と加湿ユニットＢ２５とが分離できる 。また、収納する場合はこの動作の逆である。

【００１２】 なお、上記実施例では加湿ユニット１９、加湿ユニットＢ２５に車輪２０を装 着し、レール１８上を滑動させたが、図３に示すように加湿ユニット１９、加湿 ユニットＢ２５の下部に一対のリブ３０を設け、取付板６との接触抵抗を小さく したり、あるいはねじ３１を装着し、このねじ３１の頭部を摺動させてもよい。

【００１３】 また、上記実施例では連結ピース２２にて加湿ユニット１９と加湿ユニットＢ ２５とを連結したが、図４のａに示すように各加湿ユニット１９、２５相互に連 結穴３１と、この連結穴３１に嵌入される接続ピース３２を用いたり、あるいは ｂに示すように中央にて着脱自在、且つ折曲自在の連結棒３３を各加湿ユニット １９、２５に設けてもよく、さらにｃに示すように各加湿ユニット１９、２５間 に磁石３４を設けて接合してもよい。

【００１４】 また、図５に示すように各加湿ユニット１９、２５をユニット箱３５に入れ、 大きくユニット化した後、車輪２０を設けレール１８上を滑動してもよい。

【００１５】

【考案の効果】

この考案は以上説明したとおり、一方に吸込口、他方に吹出口を設けた外筐と 、この外筐にて上記吸込口から吹出口への風路を形成して配設された送風機と、 上記外筐側壁に穿設されたメンテナンス口より挿入され、上記風路上に位置する 加湿ユニットと、この加湿ユニットを載置する装着ピースとを備え、上記加湿ユ ニットの底部に車輪を装着するとともに、上記装着ピースを上記車輪が滑動する レールにて形成したことより、加湿ユニットの着脱が大きな力を必要とせず簡単 にでき、よりメンテナンス性が向上できる。

【００１６】 また、加湿ユニットに加湿ユニットを複数個連結する連結ピースを装着したこ とより、複数の加湿ユニットが一度に取り扱え、組立性およびメンテナンス性が さに向上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】この考案の一実施例を示す加湿ユニットの斜視
図である。

【図３】この考案の他の実施例を示す加湿ユニットの斜
視図と側面図である。

【図４】この考案のさらに他の実施例を示す加湿ユニッ
トの斜視図である。

【図５】また、この考案の他の実施例を示す加湿ユニッ
トの斜視図である。

【図６】従来の空気調和機を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 外筐 １２ 吸込口 １３ 吹出口 １４ 送風機 １５ 風路 １６ メンテナンス口 １８ レール １９ 加湿ユニット ２０ 車輪 ２１ 装着ピース ２２ 連結ピース ２５ 加湿ユニットＢ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一方に吸込口、他方に吹出口を設けた外
   筐と、この外筐にて上記吸込口から吹出口への風路を形
   成して配設された送風機と、上記外筐側壁に穿設された
   メンテナンス口より挿入され、上記風路上に位置する加
   湿ユニットと、この加湿ユニットを載置する装着ピース
   とを備え、上記加湿ユニットの底部に車輪を装着すると
   ともに、上記装着ピースを上記車輪が滑動するレールに
   て形成したことを特徴とする空気調和機。
2. 【請求項２】 加湿ユニットに加湿ユニットを複数個連
   結する連結ピースを装着したことを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の空気調和機。