JPH05105114A - フロントエンドパネル構造 - Google Patents
フロントエンドパネル構造Info
- Publication number
- JPH05105114A JPH05105114A JP27133691A JP27133691A JPH05105114A JP H05105114 A JPH05105114 A JP H05105114A JP 27133691 A JP27133691 A JP 27133691A JP 27133691 A JP27133691 A JP 27133691A JP H05105114 A JPH05105114 A JP H05105114A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- end panel
- housing
- fan
- vehicle
- Prior art date
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラジエータの冷却効率を向上する。
【構成】 フロントエンドパネル26は、フロントエン
ドパネル26の骨格部を構成するフロントエンドパネル
本体28と、ラジエータ16の外側部と吸込みファン1
5の外側部とを連続的に覆うハウジング29とから成
り、フロントエンドパネル本体28とハウジング29と
は樹脂材料によって一体成型されている。また、ラジエ
ータ用開口35の上部後方となるハウジング29の前端
上部には、車幅方向に延びる切欠66が形成されてお
り、この切欠66から、ラジエータ16をハウジング2
9の内側へ挿入できるようになっている。
ドパネル26の骨格部を構成するフロントエンドパネル
本体28と、ラジエータ16の外側部と吸込みファン1
5の外側部とを連続的に覆うハウジング29とから成
り、フロントエンドパネル本体28とハウジング29と
は樹脂材料によって一体成型されている。また、ラジエ
ータ用開口35の上部後方となるハウジング29の前端
上部には、車幅方向に延びる切欠66が形成されてお
り、この切欠66から、ラジエータ16をハウジング2
9の内側へ挿入できるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジエータが取付られ
たフロントエンドパネル構造に関する。
たフロントエンドパネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンルームの前方には、ラジ
エータ用開口を有するフロントエンドパネルが配置され
ており、このフロントエンドパネルの一例としては、特
開昭63−312279号公報が知られている。
エータ用開口を有するフロントエンドパネルが配置され
ており、このフロントエンドパネルの一例としては、特
開昭63−312279号公報が知られている。
【0003】図9に示される如く、このフロントエンド
パネル170は、車体172のフロントボデー172A
の左右のアッパフレーム174の前端部と、左右のフロ
ントサイドメンバ176の前端部に固定されており、フ
ロントエンドパネル170には、ラジエータ用開口17
8が形成されている。また、図10に示される如く、フ
ロントエンドパネル170には、ラジエータ用開口17
8に対向するようにラジエータ180が取付られてお
り、ラジエータ180の車体前後方向後側には、ラジエ
ータ180に冷却風を送風するためのファン182が設
けられている。
パネル170は、車体172のフロントボデー172A
の左右のアッパフレーム174の前端部と、左右のフロ
ントサイドメンバ176の前端部に固定されており、フ
ロントエンドパネル170には、ラジエータ用開口17
8が形成されている。また、図10に示される如く、フ
ロントエンドパネル170には、ラジエータ用開口17
8に対向するようにラジエータ180が取付られてお
り、ラジエータ180の車体前後方向後側には、ラジエ
ータ180に冷却風を送風するためのファン182が設
けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ロントエンドパネル170では、図10に示される如
く、ファン182を回転させて、ラジエータ180に冷
却風(図10の矢印F1、F2)を送風する場合に、ラ
ジエータ180の外側部とファン182の外側部との間
隙184から風(図10の矢印F3、F4)が回り込
む。このため、ラジエータ180の冷却効率が低下する
という不具合があった。
ロントエンドパネル170では、図10に示される如
く、ファン182を回転させて、ラジエータ180に冷
却風(図10の矢印F1、F2)を送風する場合に、ラ
ジエータ180の外側部とファン182の外側部との間
隙184から風(図10の矢印F3、F4)が回り込
む。このため、ラジエータ180の冷却効率が低下する
という不具合があった。
【0005】本発明は上記事実に鑑み、ラジエータの冷
却効率を向上することができるフロントエンドパネル構
造を得ることを目的とする。
却効率を向上することができるフロントエンドパネル構
造を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
フロントエンドパネル構造は、樹脂で形成されたフロン
トエンドパネル本体と、このフロントエンドパネル本体
に取付られたラジエータと、このラジエータの後方に配
置されたファンと、前記フロントエンドパネル本体に設
けられ前記ラジエータの外側部と前記ファンの外側部と
を連続的に覆うハウジングと、を備えたことを特徴とし
ている。
フロントエンドパネル構造は、樹脂で形成されたフロン
トエンドパネル本体と、このフロントエンドパネル本体
に取付られたラジエータと、このラジエータの後方に配
置されたファンと、前記フロントエンドパネル本体に設
けられ前記ラジエータの外側部と前記ファンの外側部と
を連続的に覆うハウジングと、を備えたことを特徴とし
ている。
【0007】また、本発明の請求項2記載のフロントエ
ンドパネル構造は、請求項1記載のフロントエンドパネ
ル構造において、前記ハウジングの上部に前記ラジエー
タを前記ハウジング内に挿入するための切欠を設けたこ
とを特徴としている。
ンドパネル構造は、請求項1記載のフロントエンドパネ
ル構造において、前記ハウジングの上部に前記ラジエー
タを前記ハウジング内に挿入するための切欠を設けたこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載のフロントエンドパネル
構造では、ファンによって、車体前方から、フロントエ
ンドパネル本体のラジエータ用開口に吸い込まれた冷却
風は、ラジエータを通過しラジエータを冷却した後、フ
ァン後方へ送風される。この場合、フロントエンドパネ
ル本体に設けられたハウジングによって、ラジエータの
外側部とファンの外側部とが連続的に覆われている。従
って、ラジエータの外側部とファンとの外側部との間に
隙がなく風が回り込むことがない。このため、ファンよ
って吸引される冷却風の全てがラジエータを通過するの
で、ラジエータの冷却効率を向上することができる。
構造では、ファンによって、車体前方から、フロントエ
ンドパネル本体のラジエータ用開口に吸い込まれた冷却
風は、ラジエータを通過しラジエータを冷却した後、フ
ァン後方へ送風される。この場合、フロントエンドパネ
ル本体に設けられたハウジングによって、ラジエータの
外側部とファンの外側部とが連続的に覆われている。従
って、ラジエータの外側部とファンとの外側部との間に
隙がなく風が回り込むことがない。このため、ファンよ
って吸引される冷却風の全てがラジエータを通過するの
で、ラジエータの冷却効率を向上することができる。
【0009】また、本発明の請求項2記載の構成のフロ
ントエンドパネル構造では、ハウジングの上部に設けら
れた切欠からハウジング内にラジエータを挿入すること
ができる。従って、フロントエンドパネル本体とハウジ
ングとを分割する必要が無く、ハウジングを一体成型と
することができ、部品点数を少なくすることができる。
ントエンドパネル構造では、ハウジングの上部に設けら
れた切欠からハウジング内にラジエータを挿入すること
ができる。従って、フロントエンドパネル本体とハウジ
ングとを分割する必要が無く、ハウジングを一体成型と
することができ、部品点数を少なくすることができる。
【0010】
【実施例】本発明に係るフロントエンドパネル構造の一
実施例を図1〜図7に従って説明する。
実施例を図1〜図7に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印INは車幅内方方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
印INは車幅内方方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
【0012】図7に示される如く、車体10のフロント
ボデー10Aの前端部には車幅方向に沿ってフロントバ
ンパ11が配置されており、このフロントバンパ11の
車幅方向中央部の車体上下方向上側には、車幅方向に長
尺状とされたラジエータグリル12が配置されている。
また、フロントバンパ11の下部には開口部11Aが設
けられており、フロントバンパ11の下端部11Bには
スポイラ20が配設されている。
ボデー10Aの前端部には車幅方向に沿ってフロントバ
ンパ11が配置されており、このフロントバンパ11の
車幅方向中央部の車体上下方向上側には、車幅方向に長
尺状とされたラジエータグリル12が配置されている。
また、フロントバンパ11の下部には開口部11Aが設
けられており、フロントバンパ11の下端部11Bには
スポイラ20が配設されている。
【0013】図5に示される如く、このラジエータグリ
ル12はフード14の前端部に配置されており、フロン
トボデー10A内はエンジンルームとなっている。ま
た、図示を省略したエンジンの車体前後方向前側には、
吸込みファン15が配置されている。この吸込みファン
15の車体前後方向前側には、ラジエータ16が配置さ
れており、吸込みファン15によって吸引される冷却風
によって冷却されるようになっている。ラジエータ16
の車体前後方向前側には、クーラーコンデンサ18が配
置されており、ラジエータ16及びクーラーコンデンサ
18は、それぞれフロントエンドパネル26に支持され
ている。
ル12はフード14の前端部に配置されており、フロン
トボデー10A内はエンジンルームとなっている。ま
た、図示を省略したエンジンの車体前後方向前側には、
吸込みファン15が配置されている。この吸込みファン
15の車体前後方向前側には、ラジエータ16が配置さ
れており、吸込みファン15によって吸引される冷却風
によって冷却されるようになっている。ラジエータ16
の車体前後方向前側には、クーラーコンデンサ18が配
置されており、ラジエータ16及びクーラーコンデンサ
18は、それぞれフロントエンドパネル26に支持され
ている。
【0014】図1及び図2に示される如く、フロントエ
ンドパネル26は、フロントエンドパネル26の骨格部
を構成するフロントエンドパネル本体28と、ラジエー
タ16(図5参照)の外側部と吸込みファン15(図5
参照)の外側部とを連続的に覆うハウジング29とから
成り、フロントエンドパネル本体28とハウジング29
とは樹脂材料によって一体成型されている。
ンドパネル26は、フロントエンドパネル26の骨格部
を構成するフロントエンドパネル本体28と、ラジエー
タ16(図5参照)の外側部と吸込みファン15(図5
参照)の外側部とを連続的に覆うハウジング29とから
成り、フロントエンドパネル本体28とハウジング29
とは樹脂材料によって一体成型されている。
【0015】フロントエンドパネル本体28の車幅方向
両端上部には、それぞれ車体前後方向後側へ向けてフラ
ンジ28A、28Bが形成されている。これらのフラン
ジ28A、28Bには車体前後方向に並んだ一対の取付
孔30が穿設されており、フランジ28A、28Bは、
これらの取付孔30に挿入されたビス等によって、図示
を省略した左右のアッパフレームの前端部に固定されて
いる。また、フランジ28Aとフランジ28Bとの間は
ラジエータサポートアッパメンバ34とされている。
両端上部には、それぞれ車体前後方向後側へ向けてフラ
ンジ28A、28Bが形成されている。これらのフラン
ジ28A、28Bには車体前後方向に並んだ一対の取付
孔30が穿設されており、フランジ28A、28Bは、
これらの取付孔30に挿入されたビス等によって、図示
を省略した左右のアッパフレームの前端部に固定されて
いる。また、フランジ28Aとフランジ28Bとの間は
ラジエータサポートアッパメンバ34とされている。
【0016】一方、フロントエンドパネル本体30の車
幅方向両端下部には、それぞれ車体前後方向前側へ向け
てフランジ28C、28Dが形成されている。図3に示
される如く、フランジ28C、28Dの略中央部には取
付孔32が穿設されており、フランジ28C、28D
は、取付孔32に挿入されたビス等によって、図示を省
略したバンパ下面を支持している。また、フロントエン
ドパネル本体30の車幅方向両端中央部には、それぞれ
取付孔72が穿設された平坦面70A、70Bが形成さ
れており、これらの平坦面70A、70Bは、取付孔7
2に挿入されたビス等によって、図示を省略したフロン
トサイドメンバの前端部に固定されている。
幅方向両端下部には、それぞれ車体前後方向前側へ向け
てフランジ28C、28Dが形成されている。図3に示
される如く、フランジ28C、28Dの略中央部には取
付孔32が穿設されており、フランジ28C、28D
は、取付孔32に挿入されたビス等によって、図示を省
略したバンパ下面を支持している。また、フロントエン
ドパネル本体30の車幅方向両端中央部には、それぞれ
取付孔72が穿設された平坦面70A、70Bが形成さ
れており、これらの平坦面70A、70Bは、取付孔7
2に挿入されたビス等によって、図示を省略したフロン
トサイドメンバの前端部に固定されている。
【0017】図5に示される如く、ラジエータサポート
アッパメンバ34は開口部を車体前後方向後側へ向けた
断面コ字状の第1の外壁部36と、この第1の外壁部3
6の上壁部36Aの略中央部と、第1の外壁部36の下
壁部36Bの後端部と、を連結する第2の外壁部38と
で構成されており、第1の外壁部36と第2の外壁部3
8とで、フランジ28Aとフランジ28Bとを連結する
閉断面部40が形成されている。なお、このラジエータ
サポートアッパメンバ34はガスインジェクション形成
法によって製造されている。
アッパメンバ34は開口部を車体前後方向後側へ向けた
断面コ字状の第1の外壁部36と、この第1の外壁部3
6の上壁部36Aの略中央部と、第1の外壁部36の下
壁部36Bの後端部と、を連結する第2の外壁部38と
で構成されており、第1の外壁部36と第2の外壁部3
8とで、フランジ28Aとフランジ28Bとを連結する
閉断面部40が形成されている。なお、このラジエータ
サポートアッパメンバ34はガスインジェクション形成
法によって製造されている。
【0018】図1及び図2に示される如く、フロントエ
ンドパネル本体28の車幅方向両端部近傍のラジエータ
サポートアッパメンバ34の下側には、ヘッドランプ用
開口42がそれぞれ形成されている。これらのヘッドラ
ンプ用開口42の間には、ラジエータ16(図5参照)
及びクーラーコンデンサ18(図5参照)を支持する支
持部44が形成されており、この支持部44はU字状と
されている。
ンドパネル本体28の車幅方向両端部近傍のラジエータ
サポートアッパメンバ34の下側には、ヘッドランプ用
開口42がそれぞれ形成されている。これらのヘッドラ
ンプ用開口42の間には、ラジエータ16(図5参照)
及びクーラーコンデンサ18(図5参照)を支持する支
持部44が形成されており、この支持部44はU字状と
されている。
【0019】図4に示される如く、支持部44の車体右
側の縦辺部44Bの上部は、ヘッドランプ用開口42の
内側部を通り上端がラジエータサポートアッパメンバ3
4に連結されている。同様に、図1に示される如く、左
側の縦辺部44Aの上部は、ヘッドランプ用開口42の
内側部を通り上端がラジエータサポートアッパメンバ3
4に連結されている。
側の縦辺部44Bの上部は、ヘッドランプ用開口42の
内側部を通り上端がラジエータサポートアッパメンバ3
4に連結されている。同様に、図1に示される如く、左
側の縦辺部44Aの上部は、ヘッドランプ用開口42の
内側部を通り上端がラジエータサポートアッパメンバ3
4に連結されている。
【0020】図6に示される如く、支持部44の縦辺部
44A、44Bは、それぞれ車体上下方向へ延びる閉断
面部46、48を備えた閉断面構造とされている。な
お、これらの縦辺部44A、44Bはガスインジェクシ
ョン形成法によって製造されている。
44A、44Bは、それぞれ車体上下方向へ延びる閉断
面部46、48を備えた閉断面構造とされている。な
お、これらの縦辺部44A、44Bはガスインジェクシ
ョン形成法によって製造されている。
【0021】図5に示される如く、支持部44の底辺部
44Cは、車幅方向に延びる閉断面部50を備えた閉断
面構造とされており、図3に示される如く、この閉断面
部50の左端部は閉断面部46に連通されている。ま
た、図示を省略したが、同様に、閉断面部50の右端部
は閉断面部48に連通されている。なお、この底辺部4
4Cはガスインジェクション形成法によって製造されて
いる。
44Cは、車幅方向に延びる閉断面部50を備えた閉断
面構造とされており、図3に示される如く、この閉断面
部50の左端部は閉断面部46に連通されている。ま
た、図示を省略したが、同様に、閉断面部50の右端部
は閉断面部48に連通されている。なお、この底辺部4
4Cはガスインジェクション形成法によって製造されて
いる。
【0022】図5に示される如く、支持部44とラジエ
ータサポートアッパメンバ34とで囲まれた部位はラジ
エータ用開口35とされており、このラジエータ用開口
35にはクーラーコンデンサ18が配設されている。ま
た、ラジエータ用開口35の車体前後方向後側には、ハ
ウジング29が一体成型されている。
ータサポートアッパメンバ34とで囲まれた部位はラジ
エータ用開口35とされており、このラジエータ用開口
35にはクーラーコンデンサ18が配設されている。ま
た、ラジエータ用開口35の車体前後方向後側には、ハ
ウジング29が一体成型されている。
【0023】図2に示される如く、ハウジング29は、
支持部44とラジエータサポートアッパメンバ34とか
ら車体前後方向後側へ向けて延設されており、クーラー
コンデンサ18(図5参照)の外側と、ラジエータ16
(図5参照)の外側とを連続して覆っている。また、ハ
ウジング29の車幅方向右側半分の後端には、矩形状の
開口54が形成されている。
支持部44とラジエータサポートアッパメンバ34とか
ら車体前後方向後側へ向けて延設されており、クーラー
コンデンサ18(図5参照)の外側と、ラジエータ16
(図5参照)の外側とを連続して覆っている。また、ハ
ウジング29の車幅方向右側半分の後端には、矩形状の
開口54が形成されている。
【0024】一方、ハウジング29の車幅方向左側半分
の後部は、車体前後方向後側へ向けて円筒状に延設され
ており、ファンハウジング部56とされている。このフ
ァンハウジング部56は、吸い込みファン15の外側と
ラジエータ16の外側とを連続して覆っており、ファン
ハウジング部56の後端部には、開口58が形成されて
いる。開口58の中央部には、略円形とされたファンモ
ータ支持部60が形成されており、このファンモータ支
持部60はファンハウジング部56の後端部に3本のフ
レーム62によって連結されている。
の後部は、車体前後方向後側へ向けて円筒状に延設され
ており、ファンハウジング部56とされている。このフ
ァンハウジング部56は、吸い込みファン15の外側と
ラジエータ16の外側とを連続して覆っており、ファン
ハウジング部56の後端部には、開口58が形成されて
いる。開口58の中央部には、略円形とされたファンモ
ータ支持部60が形成されており、このファンモータ支
持部60はファンハウジング部56の後端部に3本のフ
レーム62によって連結されている。
【0025】ファンモータ支持部60の略中央部には、
吸い込みファン15の駆動モータ64(図5参照)の取
付孔66が穿設されており、この取付孔66の外側に
は、駆動モータ64を固定するためのビス孔68が穿設
されている。
吸い込みファン15の駆動モータ64(図5参照)の取
付孔66が穿設されており、この取付孔66の外側に
は、駆動モータ64を固定するためのビス孔68が穿設
されている。
【0026】図1に示される如く、ラジエータ用開口3
5の上部後方となるハウジング29の前端上部には、車
幅方向に延びる切欠66が形成されており、図5に示さ
れる如く、この切欠66から、ラジエータ16をハウジ
ング29の内側へ挿入できるようになっている。
5の上部後方となるハウジング29の前端上部には、車
幅方向に延びる切欠66が形成されており、図5に示さ
れる如く、この切欠66から、ラジエータ16をハウジ
ング29の内側へ挿入できるようになっている。
【0027】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
では、吸い込みファン15によって、車体10の前方か
ら、フロントエンドパネル26のフロントエンドパネル
本体28のラジエータ用開口35に吸い込まれた冷却風
(図5及び図6の矢印W)は、クーラーコンデンサ18
とラジエータ16とを通過し、ラジエータ16を冷却し
た後、吸い込みファン15の後方へ送風される。この場
合、本実施例ではフロントエンドパネル本体28に一体
的に設けられハウジング29によって、ラジエータ16
の外側部と吸い込みファン15の外側部とが連続的に覆
われている。
では、吸い込みファン15によって、車体10の前方か
ら、フロントエンドパネル26のフロントエンドパネル
本体28のラジエータ用開口35に吸い込まれた冷却風
(図5及び図6の矢印W)は、クーラーコンデンサ18
とラジエータ16とを通過し、ラジエータ16を冷却し
た後、吸い込みファン15の後方へ送風される。この場
合、本実施例ではフロントエンドパネル本体28に一体
的に設けられハウジング29によって、ラジエータ16
の外側部と吸い込みファン15の外側部とが連続的に覆
われている。
【0028】従って、ラジエータ16の外側部と吸い込
みファン15との外側部との間に隙がなく風が回り込む
ことがない。このため、吸い込みファン15よって吸引
される冷却風(図5及び図6の矢印W)の全てがラジエ
ータ16を通過するので、ラジエータ16の冷却効率を
向上することができる。
みファン15との外側部との間に隙がなく風が回り込む
ことがない。このため、吸い込みファン15よって吸引
される冷却風(図5及び図6の矢印W)の全てがラジエ
ータ16を通過するので、ラジエータ16の冷却効率を
向上することができる。
【0029】また、本実施例では、ハウジング26の前
端上部に設けられた切欠66からハウジング26内にラ
ジエータ16を挿入することができる。従って、フロン
トエンドパネル本体28とハウジング29とを分割する
必要が無く、ハウジング26を一体成型とすることがで
き、部品点数を少なくすることができる。
端上部に設けられた切欠66からハウジング26内にラ
ジエータ16を挿入することができる。従って、フロン
トエンドパネル本体28とハウジング29とを分割する
必要が無く、ハウジング26を一体成型とすることがで
き、部品点数を少なくすることができる。
【0030】なお、本実施例では、フロントエンドパネ
ル本体28のラジエータサポートアッパメンバ34と支
持部44とをそれぞれ閉断面構造としたが、これに代え
て、図8に示される如く、フロントエンドパネル本体2
8のラジエータサポートアッパメンバ34と支持部44
とをそれぞれ、開口部を車体前後方向後側へ向けた断面
コ字状として、コ字状内に所定の間隔でリブ69を設け
た構造としても良い。
ル本体28のラジエータサポートアッパメンバ34と支
持部44とをそれぞれ閉断面構造としたが、これに代え
て、図8に示される如く、フロントエンドパネル本体2
8のラジエータサポートアッパメンバ34と支持部44
とをそれぞれ、開口部を車体前後方向後側へ向けた断面
コ字状として、コ字状内に所定の間隔でリブ69を設け
た構造としても良い。
【0031】また、本実施例では、フロントエンドパネ
ル本体28とハウジング29とを一体成型し、ラジエー
タ16を挿入するための切欠66を設けたが、これに代
えて、フロントエンドパネル本体28とハウジング29
を別部材として、フロントエンドパネル本体28にラジ
エータ16を取付た後に、ハウジング29をフロントエ
ンドパネル本体28に結合する構成としても良い。
ル本体28とハウジング29とを一体成型し、ラジエー
タ16を挿入するための切欠66を設けたが、これに代
えて、フロントエンドパネル本体28とハウジング29
を別部材として、フロントエンドパネル本体28にラジ
エータ16を取付た後に、ハウジング29をフロントエ
ンドパネル本体28に結合する構成としても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明は、樹脂で形成されたフロントエ
ンドパネル本体に取付られたラジエータとファンとを一
体的に覆うハウジングを備えた構成としたので、ラジエ
ータの冷却効率を向上することができるという優れた効
果を有する。
ンドパネル本体に取付られたラジエータとファンとを一
体的に覆うハウジングを備えた構成としたので、ラジエ
ータの冷却効率を向上することができるという優れた効
果を有する。
【図1】本発明に係る一実施例のフロントエンドパネル
構造を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
構造を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図2】本発明に係る一実施例のフロントエンドパネル
構造を示す車体斜め後方から見た斜視図である。
構造を示す車体斜め後方から見た斜視図である。
【図3】本発明に係る一実施例のフロントエンドパネル
構造の車幅方向外側下部を示す車体斜め後方から見た斜
視図である。
構造の車幅方向外側下部を示す車体斜め後方から見た斜
視図である。
【図4】本発明に係る一実施例のフロントエンドパネル
構造の車幅方向外側上部を示す車体斜め後方から見た斜
視図である。
構造の車幅方向外側上部を示す車体斜め後方から見た斜
視図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】図1の6−6線断面図である。
【図7】本発明に係る一実施例のフロントエンドパネル
構造が適用された車体の前部を示す車体斜め前方から見
た斜視図である。
構造が適用された車体の前部を示す車体斜め前方から見
た斜視図である。
【図8】本発明に係る他の実施例のフロントエンドパネ
ル構造を示す車体斜め後方から見た斜視図である。
ル構造を示す車体斜め後方から見た斜視図である。
【図9】従来例のフロントエンドパネル構造を示す車体
斜め前方から見た斜視図である。
斜め前方から見た斜視図である。
【図10】従来例のフロントエンドパネル構造を示す側
断面図である。
断面図である。
10 車体 15 吸い込みファン 16 ラジエータ 26 フロントエンドパネル 28 フロントエンドパネル本体 35 ラジエータ用開口 29 ハウジング 66 切欠
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂で形成されたフロントエンドパネル
本体と、このフロントエンドパネル本体に取付られたラ
ジエータと、このラジエータの後方に配置されたファン
と、前記フロントエンドパネル本体に設けられ前記ラジ
エータの外側部と前記ファンの外側部とを連続的に覆う
ハウジングと、を備えたことを特徴とするフロントエン
ドパネル構造。 - 【請求項2】 前記ハウジングの上部に前記ラジエータ
を前記ハウジング内に挿入するための切欠を設けたこと
を特徴とする請求項1記載のフロントエンドパネル構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27133691A JPH05105114A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | フロントエンドパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27133691A JPH05105114A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | フロントエンドパネル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105114A true JPH05105114A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17498640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27133691A Pending JPH05105114A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | フロントエンドパネル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05105114A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2761330A1 (fr) * | 1997-03-26 | 1998-10-02 | Aisin Seiki | Structure de module de partie avant d'une carrosserie de vehicule |
FR2764858A1 (fr) * | 1997-06-20 | 1998-12-24 | Aisin Seiki | Module d'extremite avant pour un vehicule automobile |
US6308795B2 (en) * | 1998-12-03 | 2001-10-30 | Caterpillar Inc. | Radiator mounting arrangement for a work machine |
US6364403B1 (en) * | 1999-10-20 | 2002-04-02 | Denso Corporation | Vehicle front end structure |
DE19843928C2 (de) * | 1997-09-29 | 2003-09-18 | Aisin Seiki | Frontend-Modul für ein Fahrzeug |
EP1498296A3 (en) * | 2003-07-16 | 2007-11-14 | Calsonic Kansei Corporation | Heat exchanger support structure of motor vehicle |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27133691A patent/JPH05105114A/ja active Pending
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