JPH11245744A - 車両のフロントグリル構造 - Google Patents

車両のフロントグリル構造

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JPH11245744A
JPH11245744A JP6774098A JP6774098A JPH11245744A JP H11245744 A JPH11245744 A JP H11245744A JP 6774098 A JP6774098 A JP 6774098A JP 6774098 A JP6774098 A JP 6774098A JP H11245744 A JPH11245744 A JP H11245744A
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JP
Japan
Prior art keywords
radiator
outside air
air
vehicle
engine room
Prior art date
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Pending
Application number
JP6774098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Tani
和徳 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP6774098A priority Critical patent/JPH11245744A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントグリルを改良してエンジンルーム内
の複数方向へ外気を送り込むようにし、ラジエーターへ
の送風とともにエンジンルーム内に配設したエアダクト
等の吸入口への送風を効率よく行なこと。 【解決手段】 車両の前面の中央に設置されラジエータ
ー4を介してエンジンルーム内へ外気を取り入れるフロ
ントグリルであって、断面ほぼコ字形ないしはU字形
で、底面を前方に向け、上面2aおよび下面2bをほぼ
水平に配した複数の横バー2を上下に間隔をおいて並設
してなるフロントグリル1Bにおいて、各横バー2の左
右両端部に、上面2aを後方に向かって斜め上方に立ち
上がる傾斜面21に形成するとともに下面2bに切欠き
22を設けて、車両走行時に斜め上方に向かって風流を
発生させてラジエーター4の左右の上方に配設したエア
ダクト9内に外気を送り込む風向ガイドを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のエンジンルー
ム内へ外気を取り入れるフロントグリル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の前面には、左右のヘッドラ
イト間に車両走行時にエンジンルーム内に外気を取り入
れるフロントグリルが設けてある。一般にフロントグリ
ルは合成樹脂の成形体で、車体に固定する外枠と、外枠
に架けわたした複数本の横バーとで構成されている。図
4に示すように、フロントグリル1Aの各横バー2は、
全長にわたり断面ほぼコ字形ないしはU字形で、底面を
前方に向け、上面2aおよび下面2bをほぼ水平面とし
て、上下に間隔をおいて並設してあり、各横バー2間の
隙間3から流入して水平方向に流れる外気は、フロント
グリル1Aに対向してエンジンルームの前端に設置した
ラジエーター4に送り込まれる。図中、41はラジエー
ターサポートパネルアッパ、6はバンパー、8はエンジ
ンフード、80はエンジンフード前縁のモールである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両のエン
ジンルーム内にはその前方位置に、過給機付エンジンの
吸入空気を冷却する冷却装置たるインタークーラーへ外
気を送るエアダクトの吸入口や、外気を乗員室内へ送る
エアダクトの吸入口や、エンジン吸気のエアクリーナの
吸入口が配設してある。これらの吸入口は、エンジンル
ーム内においてラジエーター4の側方位置かまたはその
前方位置に設け、ラジエーター4から排出された熱風を
吸引しないようにしている。しかしながら、エンジンル
ーム内に取り込まれる外気はその大半がフロントグリル
1Aから流入し、各横バー2に規制されて水平方向にラ
ジエーター4に向かって送り込まれ、ほとんどがラジエ
ーター4に取り込まれてしまう。従って、従来のフロン
トグリル1Aでは上記エアダクト類の吸入口からの外気
の取り込み効率が良くない。
【0004】そこで、本発明はエンジンルーム内の複数
方向へ向う外気の風流を発生させ、ラジエーターへの送
風とともに冷却を必要とする他の装置等への送風を効率
よく行なうフロントグリル構造を実現することを課題と
してなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の前面の
中央に設置されラジエーターを介してエンジンルーム内
へ外気を取り入れるフロントグリルであって、断面ほぼ
コ字形ないしはU字形で、底面を前方に向け上下面をほ
ぼ水平に配した複数の横バーを上下に間隔をおいて並設
してなるフロントグリルにおいて、各横バーの左右両端
部に、上面を後方に向かって斜め上方に立ち上がる傾斜
面に形成するとともに下面に切欠きを設けて、車両走行
時に斜め上方に向かって風流を発生させてラジエーター
の左右の上方に配設したエアダクト内に外気を送り込む
風向ガイドを形成する。
【0006】車両走行時、フロントグリルの中間部では
水平後方にラジエーターに向かう風流をおこし、フロン
トグリルの左右両端部では斜め上方に向かう風流をおこ
してエアダクト類の吸入口に効率よく送風することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】図3に示すように車両の前面は、
その下部にフロントバンパー6が設置してあり、フロン
トバンパー6の上には左右の両端部にヘッドライト7が
配置してある。左右のヘッドライト7間にはフロントバ
ンパー6の上縁に沿ってフロントグリル1Bが設置して
ある。左右のヘッドライト7およびフロントグリル1B
の上縁はエンジンフード8の前縁で被覆される。80は
エンジンフード8の前縁を被覆した合成樹脂のモールで
ある。
【0008】フロントグリル1Bは、合成樹脂の成形体
で、車体に固着する縦外枠11間に、図4に示した従来
構造と同様に複数の横バー2を上下に間隔をおいて架設
した構造としてあり、最上段の横バー2が外枠1の上枠
を形成し、最下段の横バー2が下枠を形成している。各
横バー2は全体に断面ほぼコ字形ないしはU字形状で、
その底面を前方に向けて配し、上面2aおよび下面2b
をほぼ水平面とし、各横バー2間にはほぼ水平な隙間3
が形成してある。
【0009】そして、フロントグリル1Bは車両走行時
に、各横バー2間の隙間3からエンジンルーム内の前方
位置に立設してラジエーターサポートパネルアッパ41
に支持されたラジエーター4に向かって外気が送り込ま
れる。
【0010】図1および図2に示すように、フロントグ
リル1Bの各横バー2の左右の両端部では、上面2aの
後半が斜め後方に向かって立ち上がる傾斜面21に形成
してある。各横バー2の傾斜面21の立ち上がり傾斜角
はほぼ同一としてある。
【0011】更に、各横バー2の左右両端部の下面2b
は前端を残して切欠いてある。切欠き22の前縁の位置
は、上記傾斜面21の前方への延長線と上記下面2bと
が交わる位置付近としてある。
【0012】図1に示すように、アウタパネル81およ
びインナパネル82で閉断面中空構造としたエンジンフ
ード8の前端内側には、フロントグリル1Bの左右両端
の直後上方位置にインナパネル82に開口91が形成し
てある。エンジンフード8はその中空構造を利用してエ
アダクト9を構成し、上記開口91を吸入口としこれか
ら取り入れた外気をエンジンルーム内のラジエーター4
後方に設置した図略のインタークーラーへ送風するよう
にしてある。また、エアダクト9にはフロントグリル1
Bの両端の後方位置に、外気を上記開口91に導くガイ
ド部材92が設けてある。ガイド部材92は合成樹脂の
板材で、後方へ向けて立ち上がる傾斜面をなし、上端が
ラジエーターサポートパネルアッパ41の前面に取付け
てあり、上縁は上記開口91と対向し、対向縁間にはシ
ール部材93でシールしてある。
【0013】車両走行時、フロントグリル1Bからエン
ジンルーム内に取り込まれる外気は、フロントグリル1
Bの中間部において、隙間3を抜けて水平方向にラジエ
ーター4へ送り込まれ効率よくラジエーター4を冷却す
る。一方、フロントグリル1Bの左右両端部において、
取り込まれた外気は各横バー2の風向ガイドたる傾斜面
21に案内されて斜め上方へ流れる。この場合、各横バ
ー2の下面は切欠き22が形成してあるから、外気の斜
め上方へ向く流れは阻害されない。取り込まれた外気は
更に、ガイド部材92の案内により開口91に導かれて
効率よくエアダクト9内に送り込まれ、インタークーラ
ーを冷却することができる。
【0014】本実施の形態においては、フロントグリル
1Bの左右両端部で斜め上方に風向を規制した外気をイ
ンタークーラーへの送風に用いたが、これに限らず外気
を乗員室内へ送るエアダクトの吸入口や、エンジン吸気
のエアクリーナの吸入口をフロントグリル1Bの左右両
端部後方の上方位置に配設して、これ等吸入口に外気を
送り込む構造としてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明のフロントグリルによれば、フロ
ントグリルの中間部と左右両端部の各部位においてエン
ジンルーム内へ送り込む外気の方向を複数方向に振り分
けることにより、ラジエーターへの外気の送風とともに
エンジンルーム内に設置したエアダクト等の吸入口への
外気の送風を効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロントグリル構造の要部を示すもの
で、図3のI −I 線に沿う位置での断面図である。
【図2】本発明のフロントグリル構造の要部斜視図であ
る。
【図3】本発明のフロントグリル構造が適用される車両
の前面斜視図である。
【図4】従来のフロントグリル構造を示すもので、図3
のIV−IV線に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
1A 従来のフロントグリル 1B 本発明のフロントグリル 2 横バー 2a 上面 2b 下面 21 傾斜面(風向ガイド) 22 切欠き 4 ラジエーター 8 エンジンフード 9 エアダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前面の中央に設置されラジエータ
    ーを介してエンジンルーム内へ外気を取り入れるフロン
    トグリルであって、断面ほぼコ字形ないしはU字形で、
    底面を前方に向け上下面をほぼ水平に配した複数の横バ
    ーを上下に間隔をおいて並設してなるフロントグリルに
    おいて、各横バーの左右両端部に、上面を後方に向かっ
    て斜め上方に立ち上がる傾斜面に形成するとともに下面
    に切欠きを設けて、車両走行時に斜め上方に向かって風
    流を発生させてラジエーターの左右の上方に配設したエ
    アダクト内に外気を送り込む風向ガイドを形成したこと
    を特徴とする車両のフロントグリル構造。
JP6774098A 1998-03-03 1998-03-03 車両のフロントグリル構造 Pending JPH11245744A (ja)

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