JP2003112659A - 自動車の外気導入構造 - Google Patents

自動車の外気導入構造

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JP2003112659A
JP2003112659A JP2001311027A JP2001311027A JP2003112659A JP 2003112659 A JP2003112659 A JP 2003112659A JP 2001311027 A JP2001311027 A JP 2001311027A JP 2001311027 A JP2001311027 A JP 2001311027A JP 2003112659 A JP2003112659 A JP 2003112659A
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JP
Japan
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louver
cowl
opening
outside air
panel
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Application number
JP2001311027A
Other languages
English (en)
Inventor
Munetaka Ueno
宗孝 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウルルーバのルーバ開口部からダッシュパ
ネルのブロア吸込み口に外気を導入するための自動車の
外気導入構造において、ルーバ開口部から導入された外
気の温度上昇を抑制し得るようにする。 【解決手段】 ルーバ開口部15が形成される領域の車
幅方向の位置が、ブロア吸込み口9aの前方に設定され
ると共に、カウルルーバ12のルーバ開口部15より後
方寄りの部分に止水板20が下設される。、この止水板
の下端が、ブロア吸込み口9aの下縁9cとルーバ開口
部15の実質上の前端、即ちフード4の後端縁4bを結
ぶ仰角線L1より下方に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カウルルーバのル
ーバ開口部からダッシュパネルのブロア吸込み口に外気
を導入するための自動車の外気導入構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の外気導入構造においては、図3
に示すように、カウルルーバ1のルーバ開口部1aは水
或いは雪の侵入を防止するために、ダッシュパネルのブ
ロア吸込み口2に対して横方向へ変位させ、前後方向に
対向させないのが通常である。但し、ルーバ開口部1a
が中央位置より横方向へ変位する場合には反対側にも見
掛け上の開口部を形成して外観を確保することも行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ルーバ開
口部からブロア吸込み口へのカウルパネルに沿った外気
導入経路が長くなり、エンジンルームの発熱の影響を大
きく受けて導入外気に温度上昇を生じる問題がある。し
かも、最近のキャビンフォワードに伴うカウル前出し傾
向により、カウルルーバの前面だけでなく下面領域も受
熱して受熱面積が大きくなることにより10℃前後の温
度上昇を生じる場合もある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、ルーバ
開口部から導入された外気の温度上昇を抑制し得る自動
車の外気導入構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、カウルルーバのルーバ
開口部からダッシュパネルのブロア吸込み口に外気を導
入するための自動車の外気導入構造において、ルーバ開
口部が形成される領域の車幅方向の位置が、ブロア吸込
み口の前方に設定されると共に、カウルルーバのルーバ
開口部より後方寄りの部分に止水板が下設され、この止
水板の下端が、ブロア吸込み口の下縁とルーバ開口部の
実質上の前端を結ぶ仰角線上もしくはより下方に位置し
ていることを特徴とする。
【0006】ルーバ開口部から導入された外気は、背後
の止水板で遮蔽されて下方へ偏向されて止水板の下方領
域を通過してブロア吸込み口に吸込まれる。下方へ偏向
される際に、一緒に導入された水或いは雪はその遠心力
により下方へ落ちる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃及び図2を基に本発明の実
施の形態の一例による自動車の外気導入構造を説明す
る。カウルパネル10は、カウル前部11a及びカウル
底部11bを一体に形成するカウルフロント・ボトムパ
ネル11と、フロントガラス5及びフード4間に位置す
るカウルルーバ12と、下端部でカウルリインフォース
14に接合されてシール材19を介してカウルフロント
・ボトムパネル11の後端部に取り付けられるカウルリ
ヤパネル13とよりボックス状に構成されている。
【0008】カウルルーバ12の前端部はカウルフロン
ト・ボトムパネル11の上端部の折り曲げ部分にクリッ
プ止めされている。その上方にはシール材18を介して
フード4の後端部が配置されている。カウルリヤパネル
13は、下方でカウルリインフォース14に接合されて
ダッシュパネル9に前置されると共に、その上端部は後
方へ曲げらて、ダッシュパネル9のコーナ部に接合され
て、フロントガラス5の下端部を支持している。
【0009】このような構成は基本的には通常通りであ
るが、カウルルーバ12の逆山形部分12aの前方にお
けるフード4のフランジ状後端部4aに隙間6を置いて
後続し、かつ後方へ向けて上昇するように傾斜したフー
ド隣接領域12bと、隙間6を置いてその前端から下降
する下降領域12cには、ダッシュパネル9の例えば横
幅30mm及び縦幅85mmのブロア吸込み口9aに対
して前方に位置して車幅方向の位置が揃うように、僅か
に30mmより広い横幅のルーバ開口部15が形成され
ている。図2に示すように、このルーバ開口部の車幅方
向中央の対称位置のカウルルーバ部分には、見掛け上の
ルーバ開口部15aが形成されている。
【0010】ルーバ開口部15より後方寄りのカウルル
ーバ部分、例えばルーバ開口部15の後端部には、その
車幅方向の幅に対応した止水板20が直交方向へ下設さ
れている。止水板20の縦幅は、その下端20aが、ブ
ロア吸込み口9aの下縁9cと、ルーバ開口部15の実
質上の前端となるフード4の後端縁4bとを結ぶ仰角線
L1より例えば10mm下方に位置するように設定され
ている。
【0011】ダッシュパネル9に前置されるカウルリヤ
パネル13には、ブロア吸込み口9aの正面視の方形状
よりも僅かに大きく、上縁13bはブロア吸込み口9a
の上縁9bより上方へ位置し、下縁13cが下縁9cよ
りも下方に位置するカウルパネル開口部13aが形成さ
れている。ルーバ開口部15の前端12d及びカウルリ
ヤパネル13間の距離は230mm程度であり、ルーバ
開口部15は相応に前方へ張り出している。
【0012】このように構成された自動車の外気導入構
造の動作は次の通りである。ルーバ開口部15に侵入し
た外気は、止水板20で遮蔽されて下方へ偏向され、止
水板20の下方を通過してボックス状カウルパネル10
内を後方へ向けてカウルパネル開口部13aを経由して
ブロア吸込み口9aに導入され、ブロアが装着されたダ
クト8へ吸込まれる。外気が垂直方向に対して下向きに
傾斜した止水板20に沿って偏向されると共に、混入し
ている水或いは雪も止水板20で下方へ跳ね返り、その
遠心力で下方へ落下することにより、これらを殆ど含ま
ない気流がブロア吸込み口9aに導入される。
【0013】このような通風過程において、ルーバ開口
部15がブロア吸込み口9aに前後方向へ対向すること
により外気導入経路が短縮され、カウルフロント・ボト
ムパネル11を介したエンジン発熱の受熱温度が低下す
る。通風断面が広くなり、つまりカウルパネル10内を
横方向へ横断しないことにより通風抵抗が小さくなり、
高風速化が回避され、かつ均一な風速分布の気流とな
り、したがって水或いは雪も分離落下し易くなる。洗車
用の高圧水流に対しても止水板20で有効に遮蔽され、
車室内への水滴侵入が回避されることも試験的に確認さ
れている。
【0014】尚、止水板の下端20aの位置は仰角線L
1上もしくはより下方に設定されるがその下方への突出
量は相互の構造関係により適宜設定される。カウルパネ
ル開口部13aの下縁13cは、相互の構造関係によっ
ては、止水性能を高めるためにブロア吸込み口9aの下
縁9cと略同一の高さ位置に設定することもできる。本
発明は、カウルリヤパネルを備えることなく、ダッシュ
パネルがその機能を果たすカウルパネル或いはルーバ開
口部がフード後端縁の隙間に張出さないカウルパネルに
も適用される。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ルーバ開口部
に導入された外気は、カウルパネル内の通過距離が短縮
されてブロア吸込み口に導入され、したがって外気のエ
ンジン発熱による温度上昇が抑制されて空調装置の動作
開始温度を高くでき、燃費の向上につががる。換言すれ
ば、導入外気の温度上昇を抑制してカウルパネルの受熱
面積が広くできる。混入する水もしくは雪は止水板によ
り下方へ分離され、フロアへの滴下が回避される。
【0016】請求項2の発明によりフードの後縁の隙間
に隣接してルーバ開口部が形成されている場合或いは請
求項3の発明によりボックス状カウルパネルの背後にダ
ッシュパネルが設けられる場合でもカウル内通過距離を
短縮してフロア内での滴下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自動車の外気導入構
造の断面図である。
【図2】同外気導入構造のルーバ部分の斜視図である。
【図3】従来のルーバ部分の斜視図である。
【符号の説明】
4 フード 4b フードの後端縁 9 ダッシュパネル 9a ブロア吸込み口 9b、13b 上縁 9c、13c 下縁 10 カウルパネル 11 カウルフロント・ボトムパネル 12 カウルルーバ 13 カウルリヤパネル 13a カウルパネル開口部 15 ルーバ開口部 20 止水板 20a 止水板の下端 L1 仰角線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウルルーバのルーバ開口部からダッシ
    ュパネルのブロア吸込み口に外気を導入するための自動
    車の外気導入構造において、 ルーバ開口部が形成される領域の車幅方向の位置が、ブ
    ロア吸込み口の前方に設定されると共に、カウルルーバ
    の前記ルーバ開口部より後方寄りの部分に止水板が下設
    され、 この止水板の下端が、前記ブロア吸込み口の下縁と前記
    ルーバ開口部の実質上の前端を結ぶ仰角線上もしくはよ
    り下方に位置していることを特徴とする自動車の外気導
    入構造。
  2. 【請求項2】 ルーバ開口部がフードの後端縁に沿って
    隙間を置いて隣接するカウルルーバ部分に形成されると
    共に、前記ルーバ開口部の実質上の前端が、前記フード
    の後端縁であることを特徴とする請求項1記載の自動車
    の外気導入構造。
  3. 【請求項3】 カウルルーバを含めてカウルパネルがボ
    ックス状に構成されると共に、ダッシュパネルに前置さ
    れるカウルリヤパネルに、カウルパネル開口部が形成さ
    れ、 このカウルパネル開口部の上縁はブロア吸込み口の上縁
    と同一高さ位置もしくはより上方へ位置し、前記カウル
    パネル開口部の下縁は前記ブロア吸込み口の下縁と同一
    高さ位置もしくはより下方に位置すること特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の自動車の外気導入構造。
JP2001311027A 2001-10-09 2001-10-09 自動車の外気導入構造 Pending JP2003112659A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7988223B2 (en) * 2004-02-13 2011-08-02 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle cowl structure
EP2548787A1 (en) 2011-06-30 2013-01-23 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle front part structure
JP2014223882A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 三菱自動車工業株式会社 車体前部構造
US10035405B2 (en) 2011-07-01 2018-07-31 Ford Global Technologies, Llc Louvered rain-hat for the fresh air inlet of a vehicle

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2548787A1 (en) 2011-06-30 2013-01-23 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle front part structure
US10035405B2 (en) 2011-07-01 2018-07-31 Ford Global Technologies, Llc Louvered rain-hat for the fresh air inlet of a vehicle
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