JPH0446968Y2 - - Google Patents

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JPH0446968Y2
JPH0446968Y2 JP1987127957U JP12795787U JPH0446968Y2 JP H0446968 Y2 JPH0446968 Y2 JP H0446968Y2 JP 1987127957 U JP1987127957 U JP 1987127957U JP 12795787 U JP12795787 U JP 12795787U JP H0446968 Y2 JPH0446968 Y2 JP H0446968Y2
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JP
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air intake
hood
edge
rear edge
cowl box
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JP1987127957U
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JPS6432211U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のカウルボツクスのエアイン
テーク構造に関する。
(従来の技術) 従来、自動車のカウルボツクスのエアインテー
ク構造としては、例えば、実開昭62−29918号公
報に記載されているようなものが知られている。
この従来構造は、車体前部のフード後方位置に
カウルボツクスが設けられ、該カウルボツクスに
はエアインテークが開口され、かつ、該エアイン
テークはフード後縁の上面よりも全体が上方に配
設されたもので、走行時に生じる空気圧でエアイ
ンテークからカウルボツクス内に外気を取り入れ
ようとするものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来構造にあつて
は、エアインテーク全体がフード後縁の上面より
も上方に配設された構造となつていたために、十
分な外気導入量を得るためにエアインテークの上
縁を高く配置すると、その反面、フードに沿つて
流れる空気の流れを乱して風切音を発生させ、同
時に、見栄えも悪いという問題点が生じ、逆に、
この問題点を解決するために、エアインテークの
上縁位置を下げると、エアインテークの開口面積
が狭まつて、外気導入量が不足するという問題点
が生じるものであつた。
このように、従来構造では、エアインテークの
上縁位置を低くして風切り音の発生が少なく、見
栄えの良い構造でありながら、十分な外気導入量
を得ることが困難であつた。
尚、上記技術と異なりエアインテークを有した
グリルをカウルトツプではなくエンジンフードに
取り付けたものとして、特開昭60−67214号公報
に記載された技術が知られているが、この従来技
術にあつても、グリル全体がエンジンフード上に
露出し、風切り音の発生及び美観低下を招く問題
がある。さらに、この従来技術にあつては、グリ
ルの開口から取り入れた空気の一部がフロントガ
ラスの下部に当たつて上方に導かれるもので、雨
の時には、この空気流に乗つて雨水が上方に流れ
視界を損ねる恐れがあるという問題もある。
また、実開昭61−57017号公報には、エアイン
テークが形成されたカウルアウタルーバをカウル
トツプに対して回動可能に取り付けた構成が記載
されている。この技術によれば、外気を多量に必
要な時にはカウルアウタルーバの上方への突出量
を増大させて、必要な量を得ることができるよう
になつているが、このように突出量を増大させた
状態では、風切音も大きく発生することになり、
風切音を小さくしながら、充分な量の外気を導入
するといったことはできない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決し、フー
ドに対するエアインテークの上縁位置を低くして
風切り音の発生が少なく、見栄えの良い構造であ
りながら、十分な外気導入量を得ることを目的と
する。
この目的達成のために、本考案では、車体前部
のフード後方位置に、車載の空調装置に接続され
るカウルボツクスが設けられ、該カウルボツクス
の上面に開口部が形成されると共に、該開口部の
前縁にエアインテーク部材の下部前端が取り付け
られ、該エアインテーク部材に前方に向かつてエ
アインテークが開口されているカウルボツクスの
エアインテーク構造において、前記開口部の前縁
がフード後縁よりも下方に配置され、かつ、エア
インテークの上縁が前記フード後縁の上面よりも
上方に配置されると共に、エアインテークの下縁
がフード後縁よりも下方に配置され、前記エアイ
ンテーク部材には、フード後縁と略同一高さ位置
でエアインテークを上下に仕切る横部材が延在さ
れ、前記横部材とフード後縁との間に外気取入間
隙が設けられている構成とした。
(作用) 本考案のカウルボツクスのエアインテーク構造
では、エンジンフードの後縁よりも後方に配置し
たエアインテークの上縁をフード後縁の上面より
上方に配置させているために、走行中フードに空
気の流れが生じると、このフード上面よりも上方
部分は正圧になる。
この正圧によつて、外気はエアインテークから
カウルボツクス内に導かれる。
即ち、エアインテークでは、フード上の空気の
流れが直接当るフード後縁の上面より上方に配置
されている部分だけでなく、フード後縁の上面よ
り下方に配置されている部分においても、このエ
アインテーク上部付近の正圧によつて外気取入間
隙を通して外気導入が成される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第2図は、本考案実施例のカウルボツクスのエ
アインテーク構造を適用した自動車Aの前部を示
す斜視図であつて、この図に示すように、エアイ
ンテーク10は、エンジンフード20の後方位置
に設けられている。
また、このエアインテーク10は、第2図の
−断面である第1図に示すように、エンジンフ
ード20とフロントガラス30との間に設けられ
ているカウルボツクス40内に外気を導入するも
のである。
即ち、前記カウルボツクス40は、カウルアツ
パパネル41とカウルロアパネル42とで、ボツ
クス部43を形成するよう箱断面形状に形成され
ている。そして、前記カウルアツパパネル41の
上面には、前縁46を前記エンジンフード20の
後縁よりも下方に配置された開口部44が形成さ
れている。さらに、この開口部44を覆つて、自
動車Aの前方に開口されたエアインテーク10を
有するエアインテーク部材45が取り付けられて
いる。尚、前記カウルボツクス40のボツクス部
43は図外の車載空調装置に接続されている。
このエアインテーク部材45の取付状態につい
て更に詳述すると、前記エアインテーク10はエ
ンジンフード20後縁との間に外気取入間隙11
が設けられて、エアインテーク10のほぼ中央か
ら上の部分がエンジンフード20の後縁上面21
よりも上方に配設されると共に、エアインテーク
10の下部前端が開口部44の前縁46に取り付
けられている。
即ち、前記エアインテーク10の上縁12がエ
ンジンフード20の後縁上面21より上方に配置
され、エアインテーク10の下縁13がエンジン
フード20の後縁上面21より下方に配置されて
いることになる。
また、エアインテーク部材45には、エアイン
テーク10の部分に、一本の横部材141と複数
本の縦部材142とで格子状に形成されたカウル
トツプグリル14が設けられていてこのカウルト
ツプグリル14によつてエアインテーク部材45
の補強と共に、ゴミの侵入防止が図られている。
尚、前記カウルトツプグリル14の横部材141
は、エンジンフード20の後縁とほぼ同じ高さ位
置に設けられていて、外気取入間隙11からエア
インテーク10の下部が見え難くなつており、見
栄向上にも役立つている。
次に実施例の作用を説明する。
本実施例のカウルボツクスのエアインテーク構
造にあつては、図外の車載空調装置を作動させた
時には、ブロワフアンの吸引力によつてボツクス
部43内は、負圧となつている。それに対し、自
動車Aを走行させると、エンジンフード20上に
後方に向かう空気の流れが生じ、空気がエアイン
テーク部材45に当ることで、エアインテーク1
0付近では正圧になつている。この圧力差によつ
て、エアインテーク10のうち、エンジンフード
20の後縁上面21よりも上方に配置されている
部分はもちろんのこと、下方に配置されている部
分においても、外気取入間隙11を通して外気が
流れ込む。
このように、エアインテーク10はエンジンフ
ード20の後縁上面21より下方に配置されてい
る部分からも十分外気を取り入れることができる
ので、エアインテーク上縁12をエンジンフード
20の後縁上面21から僅かしか上方に位置させ
なくてもエアインテーク10を拡大させることが
できる。
即ち、十分な外気取入量を確保しながら、エア
インテーク上縁12の位置は低くして風切音の低
減及び見栄えの向上を図ることができるという効
果が得られる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、例えば、実施例では、エアインテーク
を、その外気取入開口部のほぼ中央から上の部分
がエンジンフードの後縁表面よりも上方に配置さ
れるような上部突出状態で設けた例を示したが、
外気取入開口部の大きさを変えずに、エアインテ
ークの突出量を更に小さくしてもよい。
また、実施例ではフードとしてエンジンフード
を示したが、車体前部のフードであればエンジン
フードに限られない。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のカウルボツ
クスのエアインテーク構造にあつては、エアイン
テーク上縁をフードの上面よりも僅かしか上方に
配置させない構造としながら、十分に外気を取り
入れることができる。即ち、十分な外気取入量を
確保しながら、風切音の低減及び見栄えの向上を
図ることができるという効果が得られる。
また、エアインテーク部材の横部材をエンジン
フードの後縁とほぼ同じ高さ位置に設けているた
め、エアインテークの下部が見え難くなり、見栄
向上に役立つ効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のカウルボツクスのエア
インテーク構造を示す縦断面図、第2図は本実施
例構造が適用された自動車を示す斜視図である。 10……エアインテーク、11……外気取入間
隙、12……エアインテーク上縁、13……エア
インテーク下縁、20……エンジンフード、40
……カウルボツクス、44……開口部、46……
前縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体前部のフード後方位置に、車載の空調装置
    に接続されるカウルボツクスが設けられ、 該カウルボツクスの上面に開口部が形成される
    と共に、該開口部の前縁にエアインテーク部材の
    下部前端が取り付けられ、 該エアインテーク部材に前方に向かつてエアイ
    ンテークが開口されているカウルボツクスのエア
    インテーク構造において、 前記開口部の前縁がフード後縁よりも下方に配
    置され、かつ、エアインテークの上縁が前記フー
    ド後縁の上面よりも上方に配置されると共に、エ
    アインテークの下縁がフード後縁よりも下方に配
    置され、 前記エアインテーク部材には、フード後縁と略
    同一高さ位置でエアインテークを上下に仕切る横
    部材が延在され、 前記横部材とフード後縁との間に外気取入間隙
    が設けられていることを特徴とするカウルボツク
    スのエアインテーク構造。
JP1987127957U 1987-08-22 1987-08-22 Expired JPH0446968Y2 (ja)

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JPS6432211U JPS6432211U (ja) 1989-02-28
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JPS6157017B2 (ja) * 1978-12-07 1986-12-04 Fujitsu General Ltd

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