JPH0732182Y2 - カウル構造 - Google Patents

カウル構造

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JPH0732182Y2
JPH0732182Y2 JP1987184645U JP18464587U JPH0732182Y2 JP H0732182 Y2 JPH0732182 Y2 JP H0732182Y2 JP 1987184645 U JP1987184645 U JP 1987184645U JP 18464587 U JP18464587 U JP 18464587U JP H0732182 Y2 JPH0732182 Y2 JP H0732182Y2
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JP
Japan
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cowl
outside air
outer panel
vehicle
rainwater
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JP1987184645U
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JPH0187910U (ja
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竜司 大泉
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車室内に外気を導入する
ためのカウル構造に関し、特にこのカウルを構成するカ
ウルアウタパネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の車体前部におけるフロントウインドウ
下端近傍には、車室内に外気を導入するためのカウルが
形成されており、このカウル構造は第7図に示すよう
に、カウルアウタパネル1と図示してないカウルインナ
パネルとで車両幅方向に延びる閉断面に構成されている
とともに、前記カウルアウタパネル1には外気導入口2
が設けられている。
そして、図示してないヒータブロアモータの作動によ
り、外気を外気導入口2から取り入れて車室内に導入し
て換気するよう構成されている。
また、このような外気導入時において、前記外気導入口
2から外気とともに雨水等が混入されることを防止する
ため、前記外気導入口2には図示してない格子状等のカ
ウルルーバが取り付けられている。
ここで、このようにカウルルーバを取り付けた場合であ
っても、このカウルルーバを通してカウル内に雨水等が
混入することがあり、この雨水等が車室内に侵入するこ
とを防止するため、例えば実開昭56-75071号公開公報
(実願昭54-159366号)に開示されているように、カウ
ルルーバに水切用壁を突設した構成がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし第7図に示すカウル構造の場合、雨水等の混入防
止のためのカウルルーバが取り付けられているものの、
図示してないヒータブロアモータの作動により外気が導
入されると、雨水等が外気とともに外気導入口2(カウ
ルルーバ)からカウル内に侵入し、この侵入した雨水等
がカウルアウタパネル1の裏面等に付着し水滴と成り変
わり、カウルアウタパネル1の裏面を伝わり車室側のブ
ロアモータ吸い込み口から吸い込まれるため、雨水等が
外気とともに車室内に侵入することがある。特に豪雨時
においては雨水等の車室内への侵入が、より顕著となる
ものである。
また、実開昭56-75071号公開公報の構成ではカウルルー
バの構造が複雑となり、コスト的にも不利となる。
そこで、この考案の目的は、極めて簡単な構造でカウル
裏面に付着した雨水等の水滴が、車室内へ侵入をするこ
とを確実に防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、カウルアウタパネルに設けられた外気導入
口から外気が車室内に導入されるカウル構造であって、
前記カウルアウタパネルの外気導入口の周縁の車両前側
部位と車両後側部位との少なくとも一方の部位に、車両
前後方向に一定長さを有する凹部と凸部との少なくとも
一方を形成している。
[作用] カウルアウタパネルの裏面を伝わってきた雨水等、また
は外気導入口から外気と共にカウル内に混入し、外気導
入口の周縁に付着した雨水等がカウル内の空気の流れに
よって移動し、空気の流れに交差する方向である車両の
前後方向へ伸びている外気導入口周縁の凹部または凸部
に達すると、この凹部または凸部がカウルアウタパネル
の裏面を不連続にしているため、雨水等はここで移動が
止められる。その結果、次第に成長する水滴が発生し、
この水滴がある大きさになると、カウルの底壁に落下し
て底壁に沿って流れ、車外に排出される。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を示すカウル部分の概略説
明図、第2図から第6図までの図面は、この考案のそれ
ぞれ異なる構造を示す第1図のII視図である。
そして第1図に示すように、カウルを構成するカウルア
ウタパネル1には外気導入口2が設けられており、図示
してないヒータブロアモータの作動により、この外気導
入口2から外気を取り入れて、車室側のブロアモータ吸
い込み口を経て車室内に導入するよう構成されている。
尚、前記外気導入口2には、雨水及び砂埃等の混入を防
止するべく、装飾を兼ねた図示してないカウルルーバが
取り付けられている構造が一般的である。
このように構成されたカウル構造であって、この第1図
に示すようにカウルアウタパネル1における外気導入口
2の周縁車両前後部位に、車両前後方向に一定長さを有
する略台形状の凹凸部3を所定間隔をおいて複数形成し
たものである。
尚、この第1図に示す実施例では略台形状の凹凸部3を
複数形成した構成を示している。
而して、降雨時等において外気とともに外気導入口2か
らカウル内に混入され、カウルアウタパネル1の裏面等
を伝ってきた雨水等は、前記外気導入口2の周縁方向に
流れることになるが、前記カウルアウタパネル1におけ
る外気導入口2の周縁車両前後部位には凹凸部3が形成
されていることにより、前記カウルアウタパネル1の裏
面等を伝ってきた雨水等は、前記複数の凹凸部3の凸部
で集められつつ、この凸部に沿って流れることになり、
この凸部の端部である前記外気導入口2の周縁車両前後
部位にて、大きな粒状の水滴に成り、この大粒化した水
滴は、外気とともにブロアモータ吸い込み口方向に流れ
ることはなく、自重でカウル内の下方に落下し、そのま
まカウル底壁に沿って流れ図示しないカウルサイドの排
水孔より車外に排出される。
したがって、外気導入時であるブロアモータ作動時にお
いて、前記雨水等が外気導入口2からカウル内に取り入
れられた外気とともにブロアモータ吸い込み口を経て車
室内に侵入することを防止でき、常に良好な換気性能を
維持できる。
また、カウルアウタパネル1における外気導入口2の周
縁車両前後部位に、車両前後方向に一定長さを有する凹
凸部3を形成するのみで前述した機能を確実に得ること
ができ、しかもこの凹凸部3の形成はプレス等によるカ
ウルアウタパネル1の成形時に同時に成形することがで
きるため、極めて構造が簡単であり、各作業工数及びコ
スト等が増加することはない。
さらに、このようにカウルアウタパネル1における外気
導入口2の周縁車両前後部位に、車両前後方向に一定長
さを有する凹凸部3を形成するという簡単な構造で、雨
水等の車室内への侵入を確実に阻止できるため、例えば
カウル内に水切用壁等を突設する構成のように、カウル
内における外気流通路上に外気の流通抵抗となるような
部材は全くなく、極めて良好に外気導入を行いつつ、雨
水等の侵入をも確実に阻止できる。
尚、雨水等を大粒の水滴にするべく、カウルアウタパネ
ル1における外気導入口2の周縁車両前後部位に、車両
前後方向に一定長さを有する凹凸部3は、第1図に示す
ような略台形状の凹凸部3に限定されることなく、例え
ば第2図及び第3図に示すような四角形状及び円弧(半
円)形状等の凸部31、32でもよく、また第4図、第5図
及び第6図に示すような各種形状の凹部33、34、35であ
ってもよいものであり、これら各凹凸部3の形状及び数
等は、必要に応じて適宜変更できるものである。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、外気導入による換気性能を損
なうことなく、極めて簡単な構成で、雨水等の車室内へ
の侵入を確実に阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図までの図面はこの考案の実施例を示し
ており、第1図はこの考案の一実施例を示すカウル部分
の概略斜視図、第2図乃至第6図はこの考案のそれぞれ
異なる構造を示す第1図のII視図、第7図の図面は従来
例を示す第1図相当概略斜視図である。 1……カウルアウタパネル 2……外気導入口 3……凹凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウルアウタパネルに設けられた外気導入
    口から外気が車室内に導入されるカウル構造であって、
    前記カウルアウタパネルの外気導入口の周縁の車両前側
    部位と車両後側部位との少なくとも一方の部位に、車両
    前後方向に一定長さを有する凹部と凸部との少なくとも
    一方を形成したことを特徴とするカウル構造。
JP1987184645U 1987-12-03 1987-12-03 カウル構造 Expired - Lifetime JPH0732182Y2 (ja)

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JP1987184645U JPH0732182Y2 (ja) 1987-12-03 1987-12-03 カウル構造

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JP1987184645U JPH0732182Y2 (ja) 1987-12-03 1987-12-03 カウル構造

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JPH0187910U JPH0187910U (ja) 1989-06-09
JPH0732182Y2 true JPH0732182Y2 (ja) 1995-07-26

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JP1987184645U Expired - Lifetime JPH0732182Y2 (ja) 1987-12-03 1987-12-03 カウル構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5652216B2 (ja) * 2011-01-18 2015-01-14 スズキ株式会社 車両のカウル部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0356407Y2 (ja) * 1985-01-16 1991-12-18
JPH0343853Y2 (ja) * 1985-05-31 1991-09-13
JPH0439047Y2 (ja) * 1985-05-31 1992-09-11
JPH0339287Y2 (ja) * 1986-03-20 1991-08-19

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JPH0187910U (ja) 1989-06-09

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