JPH0431903Y2 - - Google Patents

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JPH0431903Y2
JPH0431903Y2 JP1262786U JP1262786U JPH0431903Y2 JP H0431903 Y2 JPH0431903 Y2 JP H0431903Y2 JP 1262786 U JP1262786 U JP 1262786U JP 1262786 U JP1262786 U JP 1262786U JP H0431903 Y2 JPH0431903 Y2 JP H0431903Y2
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JP
Japan
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floor panel
side sill
cab
ventilation duct
main body
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JP1262786U
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JPS62124077U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はキヤブオーバトラツクの運転室の下
部構造を改良したキヤブオーバトラツクの車体構
造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、第3図に示すようなキヤブオーバトラ
ツクでは運転室を形成するキヤブ1の下部構造は
第4図に示すような構成になつていた。第4図中
で、2はキヤブ1の床板を形成するフロアパネ
ル、3はフロアパネル2の両側部に配設されたサ
イドシル、4はサイドシル3の上方のキヤブ1の
乗降口5に装着されたドア本体である。この場
合、キヤブ1のサイドシル3はアウタパネル6a
の上下の両接合フランジ部とインナパネル6bの
上下の両接合フランジ部とがそれぞれ接合されて
略筒状に形成されている。そして、フロアパネル
2の外側端に上向きに略直角に屈曲形成された接
合フランジ部7がこのサイドシル3のアウタパネ
ル6aとインナパネル6bとの上部側の接合部分
に接合されている。
また、この種のキヤブオーバトラツクではフロ
アパネル2における左右(車幅)方向の略中央部
位には通風ダクト8がフロアパネル2に一体に形
成されている。そして、キヤブ1の前面の空気導
入口から導入された空気がこの通風ダクト8を介
してエンジンルーム側に導かれ、エンジンルーム
内ののラジエータ等に吹付けられるようになつて
いる。この場合、フロアパネル2の通風ダクト8
として上流側の開口面積に比べて下流側の開口面
積を大きくするように通風ダクト8を略角錐台形
状に形成し、通風ダクト8の中央部位と周辺部位
との間の境界条件を変化させて通風ダクト8の中
央部位の空気流の流速を通風ダクト8の周辺部位
の空気流の流速よりも増大させることにより、通
風ダクト8とフロアパネル2の板面との間の各部
9近傍部位に外側から通風ダクト8の中央部位側
に空気を流入させる渦流を発生させ、通風ダクト
8の内部の空気流の流量を増大させる構成の角錐
台状通風ダクト8、いわゆるNACAインテーク
が従来から開発されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来構成のものにあつてはキヤブ1のサイドシ
ル3はアウタパネル6aの上下の両接合フランジ
部とインナパネル6bの上下の両接合フランジ部
とがそれぞれ接合されて略筒状に形成されてお
り、フロアパネル2の外側端に上向きに略直角に
屈曲形成された接合フランジ部7がサイドシル3
のアウタパネル6aとインナパネル6bとの上部
側の接合部分に接合されているので、ドア本体4
を開放してキヤブ1の運転室内に乗り降りする場
合にサイドシル3とフロアパネル2の接合フラン
ジ部7との接合部位に足が引掛かるおそれがある
とともに、運転室内への乗り降りの際にフロアパ
ネル2の接合フランジ部7とサイドシル3との接
合部位に付着した泥等が乗員の衣服等に付着する
おそれがあり、乗降性の向上を図るうえで問題が
あつた。さらに、キヤブ1の運転室内の清掃作業
時にフロアパネル2上のごみ、あるいは水等を外
部に排出しようとする際にはサイドシル3とフロ
アパネル2の接合フランジ部7との接合部位でご
み、あるいは水等の排出が塞ぎ止められるので、
キヤブ1の運転室内の清掃作業が面倒なものとな
る問題もあつた。
また、フロアパネル2の通風ダクト8は一枚の
金属板によつてフロアパネル2に一体に屈曲形成
されていたので、角錐台状通風ダクト8を形成す
る場合に通風ダクト8とフロアパネル2の板面と
の間に形成される角部9が比較的鈍角状になり易
い問題があつた。そのため、通風ダクト8とフロ
アパネル2の板面との間に鋭利な角部9を形成し
た場合に比べてこの角度9における境界条件の設
定が不完全になり易く、通風ダクト8の内部の空
気流量の増大効果が悪くなる問題があつた。
この考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、運転室内に乗り降りする場合の乗降性の向上
を図ることができるとともに、フロアパネルに形
成された通風ダクトの内部の空気流量の増大効果
を高めることができるキヤブオーバトラツクの車
体構造を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この考案は運転室の床板を形成する
フロアパネルにおける通風ダクトの構成部分から
フロアパネルを左右に2分割し、これらの両分割
体を接合してフロアパネル本体を形成するととも
に、フロアパネル本体の両側部に下方に向けて屈
曲されたサイドシル構成部を形成し、かつこのサ
イドシル構成部の側部に形成された接合フランジ
部位に外端フランジ部が接合されたサイドシル構
成部材を設け、このサイドシル構成部材の内端部
を略水平方向に向けた状態でフロアパネル本体の
水平面に接合してフロアパネル本体のサイドシル
構成部とサイドシル構成部材とによつてサイドシ
ル本体を形成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
運転室の床板を形成するフロアパネルにおける
通風ダクトの構成部分からフロアパネルを左右に
2分割することにより、通風ダクトの構成部分を
精度よく形成可能にするとともに、運転室の床板
を略水平面によつて形成することにより、運転室
に乗り降りする場合に運転室の床板の上方向に突
設された部分を格別に乗越すことなく直接運転室
の床板に乗り降りさせるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図および第2
図を参照して説明する。第1図は第3図に示すキ
ヤブオーバトラツクの要部の概略構成を示すもの
で、11は運転室を形成するキヤブ、12はこの
キヤブ11の運転室の床板を形成するフロアパネ
ル、13はこのフロアパネル12の略中央部位に
縦方向に沿つて上向き状態に突設された通風ダク
トである。この場合、フロアパネル12には通風
ダクト13の構成部分(通風ダクト13の上面略
中央部位)から左右に2分割された左右一対の分
割体14a,14bが形成されており、これらの
両分割体14a,14bが接合されてフロアパネ
ル本体15が形成されている。さらに、フロアパ
ネル本体15の通風ダクト13は上流側の開口面
積に比べて下流側の開口面積を大きくするように
略角錐台形状に形成されている。そして、この通
風ダクト13の中央部位と周辺部位との間の境界
条件を変化させて通風ダクト13の中央部位の空
気流の流速を通風ダクト13の周辺部位の空気流
の流速よりも増大させることにより、通風ダクト
13とフロアパネル本体15の板面との間の角部
16近傍部位に外側から通風ダクト13の中央部
位側に空気を流入させる渦流を発生させ、通風ダ
クト13の内部の空気流の流量を増大させる構
成、いわゆるNACAインテークが形成されてい
る。
また、フロアパネル本体15の両側部には下方
に向けて略L字状に屈曲されたサイドシル構成部
17が形成されている。このサイドシル構成部1
7の外側部には接合フランジ部18が形成されて
いる。さらに、この接合フランジ部18にはサイ
ドシル構成部材19の外端フランジ部20が接合
されている。また、このサイドシル構成部材19
の内端部21は略水平方向に向けられた状態でフ
ロアパネル本体15の水平面に接合されており、
フロアパネル本体15のサイドシル構成部17と
サイドシル構成部材19とによつてサイドシル本
体22が形成されている。さらに、23はキヤブ
11の運転室の乗降口、24はこの乗降口23に
装着されたドア本体である。このドア本体24に
はサイドシル本体22の下縁部位置まで延出され
た延出部25が設けられている。なお、26はサ
イドシル構成部17の接合フランジ部18とサイ
ドシル構成部材19の外端フランジ部20との接
合部位に装着されたゴム製のシール部材、27は
ドア本体24におけるサイドシル本体22との接
合部位に装着されたウエザーストリツプである。
そこで、上記構成のものにあつてはフロアパネ
ル本体15の両側部に下方に向けて略L字状に屈
曲されたサイドシル構成部17を形成し、このサ
イドシル構成部17の外側部に接合フランジ部1
8を形成するとともに、この接合フランジ部18
にサイドシル構成部材19の外端フランジ部20
を接合し、このサイドシル構成部材19の内端部
21を略水平方向に向けた状態でフロアパネル本
体15の水平面に接合してフロアパネル本体15
のサイドシル構成部17とサイドシル構成部材1
9とによつてサイドシル本体22を形成したの
で、運転室の床板を略水平面によつて形成するこ
とができる。そのため、運転室に乗り降りする場
合に従来のように運転室の床板の上方向に突設さ
れた部分を格別に乗越すことなく直接運転室の床
板に乗り降りさせることができるので、運転室内
に乗り降りする場合に床板の上方向に突設された
部分に足が引掛かることをなくすことができると
ともに、運転室内への乗り降りの際に床板の上方
向に突設された部分に付着した泥等が乗員の衣服
等に付着することを確実に防止することができ、
乗降性の向上を図ることができる。さらに、運転
室の床板を略水平面によつて形成することができ
るので、運転室内の清掃作業時にフロアパネル1
2のごみ、あるいは水等を簡単に外部に排出する
ことが、運転室内の清掃作業の容易化を図ること
ができる。
また、フロアパネル12に通風ダクト13の上
面略中央部位から左右に2分割された左右一対の
分割体14a,14bを形成し、これらの両分割
体14a,14bを接合してフロアパネル本体1
5を形成したので、フロアパネル12の通風ダク
ト13を一枚の金属板によつてフロアパネル12
に一体に屈曲形成した場合に比べて通風ダクト1
3を精度よく製作することができる。そのため、
この通風ダクト13を上流側の開口面積に比べて
下流側の開口面積を大きくした略角錐台形状の
NACAインテークによつて形成した場合に通風
ダクト13とフロアパネル12の板面との間に従
来に比べて鋭利な角部16を形成することができ
るので、この角部16における境界条件を精度よ
く設定することができ、通風ダクト13の内部の
空気流量の増大効果を高めることができる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施できることは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案によれば運転室の床板を形成するフロ
アパネルにおける通風ダクトの構成部分からフロ
アパネルを左右に2分割し、これらの両分割体を
接合してフロアパネル本体を形成するとともに、
フロアパネル本体の両側部に下方に向けて屈曲さ
れたサイドシル構成部を形成し、かつこのサイド
シル構成部の側部に形成された接合フランジ部位
に外端フランジ部が接合されたサイドシル構成部
材を設け、このサイドシル構成部材の内端部を略
水平方向に向けた状態でフロアパネル本体の水平
面に接合してフロアパネル本体のサイドシル構成
部とサイドシル構成部材とによつてサイドシル本
体を形成したので、運転室内に乗り降りする場合
の乗降性の向上を図ることができるとともに、フ
ロアパネルに形成された通風ダクトの内部の空気
流量の増大効果を高めるができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
すもので、第1図は要部の概略構成を示す縦断面
図、第2図は同斜視図、第3図はキヤブオーバト
ラツクの車体の概略構成を示す側面図、第4図は
従来例の要部の概略構成を示す縦断面図である。 12……フロアパネル、13……通風ダクト、
14a,14b……分割体、15……フロアパネ
ル本体、17……サイドシル構成部、18……接
合フランジ部、19……サイドシル構成部材、2
0……外端フランジ部、22……サイドシル本
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転室の床板を形成するフロアパネルに通風ダ
    クトが形成されたキヤブオーバトラツクの車体構
    造において、前記フロアパネルにおける前記通風
    ダクトの構成部分から前記フロアパネルを左右に
    2分割し、これらの両分割体を接合してフロアパ
    ネル本体を形成するとともに、前記フロアパネル
    本体の両側部に下方に向けて屈曲されたサイドシ
    ル構成部を形成し、かつこのサイドシル構成部の
    側部に形成された接合フランジ部位に外端フラン
    ジ部が接合されたサイドシル構成部材を設け、こ
    のサイドシル構成部材の内端部を略水平方向に向
    けた状態で前記フロアパネル本体の水平面に接合
    して前記フロアパネル本体のサイドシル構成部と
    前記サイドシル構成部材とによつてサイドシル本
    体を形成したことを特徴とするキヤブオーバトラ
    ツクの車体構造。
JP1262786U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0431903Y2 (ja)

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JPS62124077U JPS62124077U (ja) 1987-08-06
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