JPH0625413Y2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JPH0625413Y2
JPH0625413Y2 JP15463987U JP15463987U JPH0625413Y2 JP H0625413 Y2 JPH0625413 Y2 JP H0625413Y2 JP 15463987 U JP15463987 U JP 15463987U JP 15463987 U JP15463987 U JP 15463987U JP H0625413 Y2 JPH0625413 Y2 JP H0625413Y2
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JP
Japan
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end panel
vehicle body
water
wall portion
side wall
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JP15463987U
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English (en)
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JPH0159782U (ja
Inventor
淳一 永野
將人 洲脇
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はフロントエンドパネルにエンジンに接続され
るエアクリーナ等の吸気孔が設けられた車体構造に関す
る。
(従来の技術) 一般的なフロントエンジン型の乗用車両は、第3図に示
されるように車体1の前側面を形成するフロントエンド
パネル2に対して、車体1の左右に設けられ前後方向に
沿って延長されたサイドメンバ3が貫通状態に接合され
ている。そして、フロントエンドパネル2の前側に沿っ
て左右に延長され上記サイドメンバ3の側方から下側部
に交差するようにフロントクロスメンバ4が接合されて
いる。
このように構成されたエンジンルーム5の前側部には、
上記サイドメンバ3とフロントクロスメンバ4との交差
隅の上側に位置される上記フロントエンドパネル2に吸
気孔6が穿設されている。この吸気孔6には、エンジン
ルーム5内に設けられたエアクリーナ7からの吸気ダク
ト8が接続されている。つまり、車両の走行中に車体の
前側からの低温の空気を吸気することで、吸気音の低下
と、出力の向上が図られている。
ところが、このような車両は、雨天時の走行等において
水溜り内を走行すると、上記サイドメンバ3とフロント
クロスメンバ4およびフロントエンドパネル2の互いの
交差隅に前方からの水が浸入する。そして、とくに雨量
の多い時等は、この水はサイドメンバ3とフロントエン
ドパネル2の側壁に沿って上昇し、上記吸気孔6に浸入
してしまう恐れがあった。
そこで、第4図および第5図に示されるようなウオータ
ガイドパネル9が設けられるものがある。このウオータ
ガイドパネル9は一側面が開口された矩形箱状に形成さ
れており、縁部が折曲されてフロントエンドパネル2の
吸気孔6を前側から覆うように接合されている。そし
て、このウオータガイドパネル9の前側面には複数のス
リット部10が略全面にわたって形成されており、前方
からの空気が吸気孔6側に通過されるように構成されて
いる。上記スリット部10には前方から浸入する水を矢
印で示されるように下側に導くガイド板部11がそれぞ
れ設けられており、吸気孔6へ水が浸入しないようにな
っている。
ところが、このようなウオータガイドパネル9は、吸気
孔6への空気の流入を妨げるものであり、吸気の際に騒
音を発しやすく、エンジン出力の向上の障害となりやす
いという事情があった。
また、上述のように水の浸入を防止するため吸気孔6
をエンジンルーム5の左右いずれかの側壁部に設けるも
のも有るが、車体1の構造によっては車室12内へ騒音
を伝えることがあり、このような車両は、上記吸気孔6
をやはりフロントエンドパネル2に設ける必要があっ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように、フロントエンジン型の車両は、水溜り等
を通過する際に車体のフロントエンドパネルとサイドメ
ンバおよびフロントクロスメンバとの交差隅に、水が導
かれ、この交差隅の上側に設けられた吸気孔に上記水が
浸入することがあった。
この考案は上記事情に着目してなされたものであり、上
記交差隅に沿って水が上昇することを阻止して吸気孔に
水が浸入することを防止できる車体構造を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案は、フロントエンドパネルとサイドメンバおよ
びフロントクロスメンバが互いに交差される交差隅に、
サイドメンバの側壁に当接しフロントエンドパネルの前
側面に沿って延長した側壁部を設け、この側壁部の上側
に車体の前側に向って延長した上壁部を設けたことで形
成したウオータガイドを設けることで、水の上記交差隅
に沿った上昇を阻止し、この水を側方に導くことで、上
記交差隅の上側に設けられた吸気孔に水が浸入すること
を防止できる車体構造にある。
(実施例) この考案における一実施例を第1図及び第2図を参照し
て説明する。この実施例におけるフロントエンジン型の
例えば乗用車両の車体1には、その前側面を形成するフ
ロントエンドパネル2が設けられている。このフロント
エンドパネル2の左右には、それぞれ、後側から延長さ
れたサイドメンバ3が前側に貫通された状態に接合され
ている。また、フロントエンドパネル2の前側に突出さ
れた上記左右のサイドメンバ3の下側間には上記フロン
トエンドパネル2の前側面に沿って設けられたフロント
クロスメンバ4が接合されている。そして、上記フロン
トエンドパネル2とサイドメンバ3およびフロントクロ
スメンバ4が互いに交差される部分には、それぞれ交差
隅12が左右に一つずつ形成されている。そして、この
うち例えば車体の右側に形成された交差隅12の上側に
位置されるフロントエンドパネル2には前後方向に貫通
される吸気孔6が穿設されている。この吸気孔6にはエ
ンジンルーム5内に設けられた図示しないエアクリーナ
から延長された吸気ダクト8が接続されている。
さらに、上記右側の交差隅12つまり上側に吸気孔6が
穿設された交差隅12には後述するように構成されたウ
オータガイド13が設けられている。このウオータガイ
ド13は支持面部14と側壁部15および上壁部16と
によって構成されている。そして、上記支持面部14は
サイドメンバ3の車体方向の左側面3aに沿って重合さ
れて結合されている。その結合構造は例えば、支持面部
14とサイドメンバ3の左側面3aとのそれぞれに左右
方向の同心状の穿設孔17が前後にそれぞれ穿設され、
これらの穿設孔17にそれぞれボルト18が挿通され、
図示しないナット等に螺合されることで結合されてい
る。
そして、この支持面部14のフロントエンドパネル2の
前側に位置される縁部には、前側に向って下り勾配を持
つ壁面で形成された側壁部15が一体的に設けられてい
る。
さらに、上記支持面部14の上側縁と側壁部15の上側
縁には、略水平に近い角度の壁面で形成された上壁部1
6が設けられている。
つまり、サイドメンバ3の例えば左側面3aに重合され
た支持面部14に対して縁部が一体に形成され、フロン
トエンドパネル2の前側面に沿って延長される側壁部1
5と、この側壁部15の上側に一体に形成されて車体方
向の前方に延長された上壁部16とによってウオータガ
イド13が形成されている。
このように構成された車体構造によれば、走行中に水溜
まり等を通過する際に、水が上記サイドメンバ3とフロ
ントクロスメンバ4の上側面上に上昇してきた場合、こ
の水は上記ウオータガイド13の側壁部15の前面に沿
って上昇される。そして、この水の上昇はウオータガイ
ド13の上壁部16の下面に衝突されることで停止さ
れ、図中に示される矢印のごとく側方、つまり車体1の
中央よりの方向に向けて放出される。
このように水の流れを側方に導くことにより、上記交差
隅12の上側に位置された吸気孔6の高さまで水が上昇
することを防止して、吸気ダクト8内に水が流入するこ
とを防止できる。
さらに、上述のようにウオータガイド13を交差隅12
に設ける構造は、上記吸気孔6の吸気作用に対して悪影
響を及ぼすことがない。つまり、車体の前側からの低温
の空気を吸気することで、吸気音を低減することがで
き、また、エンジンの出力を向上することができる。
なお、この考案は上記一実施例に限定されるものではな
い。例えば上記一実施例では車体の左側に位置される交
差隅12に対してウオータガイド13が設けられている
が、これに限定されず、吸気孔6が上側に形成された交
差隅12であればよい。つまり、車体1の右側の交差隅
12の上側に吸気孔6が穿設されている場合には右側の
交差隅12にウオータガイド13が設けられる。この場
合は上記ウオータガイド13の構造が上述の場合と同様
の効果を得るために左右対称的に変更される必要があ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、水溜まり内を
走行した場合等にフロントエンドパネルとサイドメンバ
およびフロントクロスメンバの交差隅にウオータガイド
が設けられていることにより、このウオータガイドの側
壁部に沿って流れる水の上昇がこの側壁部に一体的に設
けられた上壁部によって停止され側方に導かれることに
より、上記交差隅の上側に形成された吸気孔の高さまで
水が上昇することを防止して、吸気孔に水が浸入するこ
とを防止できる車体構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案における一実施例であ
り、第1図は車体にウオータガイドが設けられた状態を
示す斜視図、第2図はウオータガイドが車体に対して結
合される状態を示す分解斜視図、第3図乃至第5図は従
来例であり、第3図は従来の車体構造を部分的に示す斜
視図、第4図は吸気孔に対してウオータガイドパネルが
設けられた状態を示す斜視図、第5図は第4図中におけ
るV−V線部分の断面図である。 1…車体、2…フロントエンドパネル、3…サイドメン
バ、4…フロントクロスメンバ、6…吸気孔、13…ウ
オータガイド、15…側壁部、16…上壁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前面を形成するフロントエンドパネ
    ルと、このフロントエンドパネルの後側から前側に突出
    されたサイドメンバと、上記フロントエンドパネルの前
    側に沿って設けられサイドメンバに側方から交差された
    フロントクロスメンバと、上記サイドメンバおよびフロ
    ントクロスメンバの交差隅の上側に位置されるフロント
    エンドパネルに穿設された吸気孔とを具備する車体構造
    において、上記フロントエンドパネルとサイドメンバお
    よびフロントクロスメンバの交差隅にサイドメンバの側
    壁に当接され上記フロントエンドパネルの前側面に沿っ
    て延長された側壁部と、この側壁部の上側に一体的に設
    けられ前方に延長されこの側壁部に沿って流れる水の上
    昇を停止して側方へ導く上壁部とを有するウオータガイ
    ドを設けたことを特徴とする車体構造。
JP15463987U 1987-10-12 1987-10-12 車体構造 Expired - Lifetime JPH0625413Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15463987U JPH0625413Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12 車体構造

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JP15463987U JPH0625413Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12 車体構造

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Publication Number Publication Date
JPH0159782U JPH0159782U (ja) 1989-04-14
JPH0625413Y2 true JPH0625413Y2 (ja) 1994-07-06

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ID=31431552

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JP15463987U Expired - Lifetime JPH0625413Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12 車体構造

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JP4613801B2 (ja) * 2005-11-15 2011-01-19 マツダ株式会社 自動車の前部構造

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JPH0159782U (ja) 1989-04-14

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