JP2522562Y2 - 自動車の外気導入用グリル構造 - Google Patents

自動車の外気導入用グリル構造

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JP2522562Y2
JP2522562Y2 JP1990093799U JP9379990U JP2522562Y2 JP 2522562 Y2 JP2522562 Y2 JP 2522562Y2 JP 1990093799 U JP1990093799 U JP 1990093799U JP 9379990 U JP9379990 U JP 9379990U JP 2522562 Y2 JP2522562 Y2 JP 2522562Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フードの後端部下側に車幅方向に延びる空
気通路を形成するカウルボックスのカウルトップパネル
に設けられ、該カウルボックス内に連通して外気を導入
する自動車の外気導入用グリル構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、第6図及び第7図に示すように、自動車にお
いては、例えばフード1の後端部2下側に、車幅方向に
延び空調用の空気通路を形成するカウルボックス3を設
けている。このカウルボックス3のカウルトップパネル
4には、該カウルボックス3内に連通して外気を導入す
る格子状の外気導入用グリル5(エアインテークグリ
ル)が設けられている(実開昭62-150213号公報参
照)。
従来、この外気導入用グリル5は、例えば、第6図及
び第7図に示すように、略矩形状に形成されており、フ
ード1の後端部2に対向して、フード1の後端部2とフ
ロントウインドウガラス6との間の間隙Cからの外気を
通過させるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然しながら、上述した従来の自動車の外気導入用グリ
ル構造にあっては、第7図に示すように、降雪時におい
て、フード1の後端部2とフロントウインドウガラス6
との間の間隙Cから雪Sが入り込み、あるいは、ワイパ
ーによって雪Sがかき寄せられて、カウルトップパネル
4上に雪Sが積もると、外気導入用グリル5の後側がこ
の雪Sによって塞がれてしまい、そのため、外気導入用
グリル5の開口面積が狭められてしまうので、外気の通
過抵抗が増加し、外気導入効率が低下してしまうという
問題があった。そのため、空調のための風量が不足した
り、車室内の湿度が上昇して窓が曇ってしまったりする
等の原因になっていた。
そこで、本考案の課題は、雪によって外気導入用グリ
ルの開口面積が狭められても、外気導入効率を低下させ
ないようにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本考案の技術的手段
は、フードの後端部下側に車幅方向に延びる空気通路を
形成するカウルボックスのカウルトップパネルに設けら
れ、上記カウルボックス内に連通して外気を導入する自
動車の外気導入用グリル構造において、フードの後端部
に覆われるとともに、カウルトップパネル上に積もる雪
によって塞がれる雪領域の前縁としてのカウルトップパ
ネル上の基準線よりも前側の前側部と、該基準線よりも
後側の後側部とを備え、上記前側部には上記基準線より
も前側で上記カウルボックス内に連通して外気を導入す
るグリル拡張部を連設するとともにこのグリル拡張部の
車幅方向の幅を上記後側部よりも広く形成し、かつ後側
部に比較してグリル拡張部の格子間隔を大きくしたもの
である。
〔作用〕
この手段によれば、基準線を、フードの後端部に規制
されてカウルトップパネル上に積もる雪によって塞がれ
てしまう領域の前縁に定めれば、カウルトップパネル上
に雪が積もり、外気導入用グリルの後側部がこの雪によ
って塞がれてしまって、外気導入用グリルの開口面積が
狭められてしまっても、前側部に連設されたグリル拡張
部の分、開口面積が確保され、そのため、外気の通過抵
抗が増加して外気導入効率が低下してしまう事態が防止
される。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例に係る自動
車の外気導入用グリル構造について詳細に説明する。
第1図乃至第4図に示すように、実施例に係る外気導
入用グリル構造が適用される自動車においては、フード
1の後端部2の下側であってフロントウインドウガラス
6の下端前下部に、車幅方向に延び空調用の空気通路を
形成するカウルボックス3が設けられている。このカウ
ルボックス3は、上側のカウルトップパネル4と下側の
ダッシュアッパーパネル7とで形成され、車側がわの底
部にはカウルボックス3内の外気を空調径路に取入れる
空気取入口8が設けられている。この空気取入口8は、
カウルボックス3内に筒状に突出形成されている。ま
た、カウルボックス3の側部には、排水用の排水口9が
設けられている。
そして、カウルトップパネル4には、該カウルボック
ス3内に連通して外気を導入する格子状の外気導入用グ
リルG(エアインテークグリル)が左右一対設けられて
いる。
実施例に係る外気導入用グリルGは、カウルトップパ
ネル4に開設した開口10に嵌合されており、フード1の
後端部2に覆われるとともに該フード1の後端縁2aと所
定の位置関係にあるカウルトップパネル4上の基準線K
よりも前側の矩形状の前側部11と、該基準線Kよりも後
側の矩形状の後側部12とを備えている。更に上記前側部
11の左右には、上記カウルボックス3内に連通して外気
を導入するグリル拡張部13を連設してある。このグリル
拡張部13は、上記基準線Kよりも前側にあるとともに、
基準線Kよりも前位に位置し上記フード1の後端縁2aと
所定の位置関係にあるカウルトップパネル4上の区切線
Mよりも前側に位置している。
上記基準線Kは、第3図に示すように、降雪時におい
て、フード1の後端部2とフロントウインドウガラス6
との間の間隙Cから雪Sが入り込み、あるいは、ワイパ
ー14(第1図)によって雪Sがかき寄せられて、カウル
トップパネル4上に雪Sが積もった時、この雪Sによっ
て塞がれてしまう雪領域Aの前縁になっている。カウル
トップパネル4上の雪Sは、フード1の後端縁2aに規制
されて積もることから、上記雪領域Aは上記フード1の
後端縁2aの位置を要素として定まることから、基準線K
はフード1の後端縁2aと所定の位置関係にある。
また、上記区切線Mは、洗車時のホース等によって、
フード1の後端部2とフロントウインドウガラス6との
間の間隙Cから直接カウルトップパネル4上に達する水
流の水領域Bの前縁になっている。カウルトップパネル
4に達する水流は、フード1の後端縁2aに規制されるの
で、この水領域Bは上記フード1の後端縁2a位置を要素
として定まることから、区切線Mは、フード1の後端縁
2aと所定の位置関係にある。
従って、この実施例に係る外気導入用グリルG構造に
よれば、第3図に示すように、降雪時において、フード
1の後端部2とフロントウインドウガラス6との間の間
隙Cから雪Sが入り込み、あるいは、ワイパー14によっ
て雪Sがかき寄せられて、カウルトップパネル4上に雪
Sが積もり、外気導入用グリルGの後側部12がこの雪S
によって塞がれてしまって、外気導入用グリルGの開口
面積が狭められてしまっても、前側部11にグリル拡張部
13が設けられているので、それだけ開口面積が確保され
ていることになり、そのため、外気の通過抵抗が増加し
て外気導入効率が低下してしまう事態が防止される。
次に、降雨時や洗車時等において、水がフード1の後
端部2とフロントウインドウガラス6との間の間隙Cか
ら入った場合について説明する。
一般に、第4図に示すように、空気取入口8への水の
入り難さは、外気導入用グリルGと該空気取入口8との
距離L,導入される空気の流速VA及び水滴の流速VWに起因
する。空気の流速VA及び水滴の流速VWは、時々の条件に
よって異なるので、外気導入用グリルGと該空気取入口
8との距離Lをできるだけ大きく取った最適値にして、
空気取入口8に水滴が入り込まないようにしている。
本実施例においては、上記区切線Mよりも前側にはグ
リル拡張部13があり、この部位では空気取入口8との距
離が小さくなっているが、区切線Mよりも後側では空気
取入口8との距離Lが最適値に保持される。即ち、フー
ド1の後端部2とフロントウインドウガラス6との間の
間隙Cからの水流が区切線Mよりも後側から直接内部に
入り込んでも、この直接入り込む水流の領域のグリルは
拡張されていないことから、実質的に外気導入用グリル
Gと該空気取入口8との距離Lを確保することができ、
そのため、雨水等がカウルボックス3内に入っても、空
気取入口8からの水滴の入り難さを確保することができ
る。
第5図は、外気導入用グリルGの他の例を示してあ
る。これは、上記実施例と同様にグリル拡張部23を設け
ているとともに、更に、後側部22に比較して前側部21及
びグリル拡張部23の格子間隔を大きくしてある。そのた
め、雪Sで後側部22が塞がれたとき、より一層グリル開
口面積を大きく確保することができる。
尚、上記実施例において、グリル拡張部13,23は、矩
形状に形成して前側部11,21の両側に連設したが必ずし
もこれに限定されるものではなく、形状や連設個所は適
宜に定めて良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の自動車の外気導入用グ
リル構造によれば、前側部にグリル拡張部を設けたの
で、カウルトップパネル上に雪が積もり、外気導入用グ
リルの後側部がこの雪によって塞がれて外気導入用グリ
ルの開口面積が狭められてしまっても、グリル拡張部を
設けた分、開口面積が確保されることになり、外気の通
過抵抗が増加して外気導入効率が低下してしまう事態を
防止することができる。そのため、空調のための風量が
不足したり、車室内の湿度が上昇して窓が曇ってしまっ
たりする事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る自動車の外気導入用グリ
ル構造をこれが適用される自動車とともに示す斜視図、
第2図はその平面図、第3図は第2図中III-III線断面
図、第4図は第2図中IV-IV線断面図、第5図は外気導
入用グリル構造の他の例を示す平面図、第6図は従来の
自動車の外気導入用グリル構造をこれが適用される自動
車とともに示す平面図、第7図は第6図中VII-VII線断
面図である。 1……フード 2……後端部 2a……後端縁 3……カウルボックス 4……カウルトップパネル G……外気導入用グリル K……基準線 M……区切線 11,21……前側部 12,22……後側部 13,23……グリル拡張部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フードの後端部下側に車幅方向に延びる空
    気通路を形成するカウルボックスのカウルトップパネル
    に設けられ、上記カウルボックス内に連通して外気を導
    入する自動車の外気導入用グリル構造において、 フードの後端部に覆われるとともに、カウルトップパネ
    ル上に積もる雪によって塞がれる雪領域の前縁としての
    カウルトップパネル上の基準線よりも前側の前側部と、
    該基準線よりも後側の後側部とを備え、 上記前側部には上記基準線よりも前側で上記カウルボッ
    クス内に連通して外気を導入するグリル拡張部を連設す
    るとともにこのグリル拡張部の車幅方向の幅を上記後側
    部よりも広く形成し、かつ後側部に比較してグリル拡張
    部の格子間隔を大きくしたことを特徴とする自動車の外
    気導入用グリル構造。
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