JP2584572Y2 - キャブオーバ型車における外気吸入口の水切り装置 - Google Patents

キャブオーバ型車における外気吸入口の水切り装置

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JP2584572Y2
JP2584572Y2 JP1991018464U JP1846491U JP2584572Y2 JP 2584572 Y2 JP2584572 Y2 JP 2584572Y2 JP 1991018464 U JP1991018464 U JP 1991018464U JP 1846491 U JP1846491 U JP 1846491U JP 2584572 Y2 JP2584572 Y2 JP 2584572Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外気をブロワに導入す
るインテークダクトとブロワとの接続部にルーバを設け
てなるキャブオーバ型車における外気吸入口の水切り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】キャブオーバ型車に空調装置を装備する
場合、フロントウインドに近いフロントパネル上部に外
気吸入口を設けると、外気吸入口がブロワユニットより
高い位置になり、水切り構造を施す必要がある。図7に
ブロワへの外気の導入構造の一例を示し、外気は、イン
テークケース15からインテークダクト16を経て、ブ
ロワ20に吸入口18から吸入され、ダクト16内に入
った水滴はダクト16の底部の図しないドレンより排出
される。しかし、この場合、一度ダクト16内に水が入
ると、ダクト断面積が小さいと、ダクト16内の風速が
早くなり、水滴がその気流に乗ってブロワ20内に侵入
するという問題がある。そこで、ダクト内に凹凸や突起
体を設けて、その凹凸や突起体に水滴が衝突して付着
し、下方へ落下してドレンから外部へ排出させるものが
提案されている。(実開昭57ー101604号公報、
実開昭61ー187719号公報)
【0003】この技術によれば、水滴がブロワ内に侵入
するのをある程度防止することができるが、ダクト内に
設けた凹凸や突起体では、水滴の分離が十分になされ
ず、また凹凸や突起体をドレンが開口したダクトの底部
に設けられているので、一旦分離した水滴が凹凸や突起
体上を気流により逆流し、ブロワ内に侵入してしまう事
態が起こる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案
は、外気吸入口から空気と共に吸入される水滴を空気か
ら確実に分離し、分離した水滴が気流により逆流して、
ブロワ内に侵入するという不都合のないキャブオーバ型
車における外気吸入口の水切り装置を提供することを目
的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、外気を
ブロワに導入するインテークダクトとブロワとの接続部
にルーバを設け、外気吸入口をブロワより高い位置に配
置してなるキャブオーバ型車における外気吸入口の水切
り装置において、前記インテークダクトの底部は平坦に
形成されていて、その平坦な底部にドレンが開口してお
り、前記ルーバはインテークダクトの底部と高低差を設
けてインテークダクトの底部より高い位置に配置されて
おり、該ルーバは多数段の板状のルーバ単体からなり、
各板状のルーバ単体は、外気の流れに対して上流側が下
方に傾斜すると共に、外気の流れに対して直角な水平線
に対して傾斜しており、かつ外気の流れに対して下流側
端が上方に折り曲げられて水切部が形成されているキャ
ブオーバ型車における外気吸入口の水切り装置とする。
【0006】
【作用】水滴を含む気流は、ブロワに入る前に、ルーバ
の多数段の板状のルーバ単体に当って気水分離する。そ
して、分離された水が、板状のルーバ単体の斜面を風に
押されて登り、ルーバ単体の下流側端に達しても、上方
に折り曲げられた水切部によりブロワ側に飛水するのを
防止する。さらに、各ルーバ単体は、外気の流れに対し
て直角な水平線に対して傾斜しているので、水滴は、斜
め下前方へ流れて、ダクト底部に滴下しドレンより車外
に排出される。そして、ルーバは、ダクトの底部と高低
差を設けてダクトの底部より高い位置に配置され、かつ
ダクトの底部は平坦に形成されているので、ダクト底部
に滴下しドレンに集まった水が、気流により逆流し、ブ
ロワ内に侵入するという不都合を起さない。
【0007】
【実施例】図1及び図2において、キャブオーバ車のキ
ャブCの前面を構成するフロントパネル1の上部は、ア
ッパフィニッシャ2と共に、フロントウインド12に連
結され、そのフロントパネル1の中央下部にはグリル3
が装着されている。前記アッパフィニッシャ2には、空
調装置であるブロワ10への外気吸入口4が設けられて
いる。そして、前記ブロワ10に外気を導入するインテ
ークダクト6は、フロントパネル1の上部に設けられた
インテークケース5に連結されている。このインテーク
ダクト6の底部6aは、図1に示すように、平坦に形成
されている。そして、平坦な底部6aにドレン7が開口
しており、フロアパネル8を通して、雨滴等の水分を車
外に排出するようになっている。前記インテークダクト
6とブロワ10との接続部にルーバ9が設けられてい
る。このルーバ9は、インテークダクト6の底部6aと
高低差を設けてインテークダクト6の底部6aより高い
位置に配置されている。
【0008】前記ルーバ9は、多数段の板状のルーバ単
体9aからなり、各板状のルーバ単体9aは、図3及び
図6に示すように、外気の流れに対して上流側が下方に
傾斜している、すなわち、図3及び図4に矢印Dで示す
インテークダクト6側に向って下方に傾斜している。ま
た、各板状のルーバ単体9aは、外気の流れに対して直
角な水平線に対しても傾斜している、すなわち、図5に
示すように、左右方向の水平線に対して傾斜している。
さらに、各板状のルーバ単体9aは、図3に示すよう
に、外気の流れに対して下流側端が上方に折り曲げられ
て水切部11が形成されている。前記のように構成され
た外気吸入口の水切り装置において、雨天時等に、水滴
を含んだ空気が外気吸入口4よりインテークケース5を
経てインテークダクト6に流入してくると、断面積の変
化に伴う流速減により、大きな水滴は分離落下してドレ
ン7より車外に排出される。
【0009】そして、微小水滴は、気流にのってブロワ
10の入口に設けたルーバ9の各板体9aの斜面に当た
って気水分離される。また、分離された水が、板状のル
ーバ単体9aの斜面を風に押されて登りルーバ単体9a
の下流側端に達しても、上方に折り曲げられた水切部1
1によりブロワ10側に飛水するのを防止する。さら
に、各ルーバ単体9aは、外気の流れに対して直角な水
平線に対して傾斜しているので、水滴は、図5及び図6
の矢印Wで示すように、斜め下前方へ流れて、ダクト底
部6aに滴下しドレン7より車外に排出される。そし
て、ルーバ9は、ダクトの底部6aと高低差を設けてダ
クトの底部6aより高い位置に配置され、かつダクトの
底部6aは、椀状に傾斜することなく平坦に形成されて
いるので、ダクト底部6aに滴下しドレン7に集まった
水が、気流により逆流しても、ルーバ9の所まで達する
ことがなく、ブロワ10内に侵入するのをより確実に防
止する。
【0010】
【考案の効果】以上に説明した構成より成る本考案は、
次の優れた効果を奏すものである。水滴を含む気流は、
ブロワに入る前に、ルーバの多数段の板状のルーバ単体
に当って気水分離される。そして、分離された水が、板
状のルーバ単体の斜面を風に押されて登り、ルーバ単体
の下流側端に達しても、上方に折り曲げられた水切部に
よりブロワ側に飛水するのを防止する。さらに、各ルー
バ単体は、外気の流れに対して直角な水平線に対して傾
斜しているので、水滴は、斜め下前方へ流れて、ダクト
底部に滴下しドレンより車外に排出される。また、ルー
バは、ダクトの底部と高低差を設けてダクトの底部より
高い位置に配置され、かつダクトの底部は平坦に形成さ
れているので、ダクト底部に滴下しドレンに集まった水
が、気流により逆流しても、ルーバの所まで達すること
がなく、ブロワ内に侵入するのをより確実に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図。
【図2】本考案が実施されるキャブオーバ車の正面図。
【図3】ルーバの斜視図。
【図4】ブロワユニットとインテークダクトとの接続部
の一部を断面で示す平面図。
【図5】図4のA矢視図。
【図6】図5のBーB線断面図。
【図7】従来のインテークケース、インテークダクト及
びブロワを示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・フロントパネル 2・・・アッパフィニッシャ 4・・・外気吸入口 3・・・インテークケース 5・・・インテークダクト 6a・・・インテークダクト底部 7・・・ドレン 8・・・フロアパネル 9・・・ルーバ 9a・・・ルーバ単体 10・・・ブロワ 11・・・水切部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気をブロワに導入するインテークダク
    トとブロワとの接続部にルーバを設け、外気吸入口をブ
    ロワより高い位置に配置してなるキャブオーバ型車にお
    ける外気吸入口の水切り装置において、前記インテーク
    ダクトの底部は平坦に形成されていて、その平坦な底部
    にドレンが開口しており、前記ルーバはインテークダク
    トの底部と高低差を設けてインテークダクトの底部より
    高い位置に配置されており、該ルーバは多数段の板状の
    ルーバ単体からなり、各板状のルーバ単体は、外気の流
    れに対して上流側が下方に傾斜すると共に、外気の流れ
    に対して直角な水平線に対して傾斜しており、かつ外気
    の流れに対して下流側端が上方に折り曲げられて水切部
    が形成されていることを特徴とするキャブオーバ型車に
    おける外気吸入口の水切り装置。
JP1991018464U 1991-03-26 1991-03-26 キャブオーバ型車における外気吸入口の水切り装置 Expired - Fee Related JP2584572Y2 (ja)

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JPH04114811U JPH04114811U (ja) 1992-10-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160122880A (ko) * 2015-04-14 2016-10-25 한온시스템 주식회사 차량용 공조기의 송풍장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5123157Y2 (ja) * 1971-11-29 1976-06-15
JPS6027906B2 (ja) * 1981-07-31 1985-07-02 株式会社東芝 原子力設備建屋空気取入口のル−バ装置

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KR102330702B1 (ko) 2015-04-14 2021-11-25 한온시스템 주식회사 차량용 공조기의 송풍장치

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