JPH0231295Y2 - - Google Patents

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JPH0231295Y2
JPH0231295Y2 JP1984094587U JP9458784U JPH0231295Y2 JP H0231295 Y2 JPH0231295 Y2 JP H0231295Y2 JP 1984094587 U JP1984094587 U JP 1984094587U JP 9458784 U JP9458784 U JP 9458784U JP H0231295 Y2 JPH0231295 Y2 JP H0231295Y2
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JP
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ventilation duct
barrier
deflection plate
airflow
water droplets
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JP1984094587U
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JPS6110223U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は自動車用空気調和装置の飛水防止装置
の改良に関する。
(技術の背景) 例えば、ワンボツクスカーにおける自動車用空
気調和装置は第1図に示すように、ヘツドランプ
1に連通したカウル部2にインテークユニツト3
を連設し、このインテークユニツト3内の遠心フ
アン4をモータMによつて回転させることによ
り、外気を吸入口3aよりインテークユニツト3
内に取り込んでいる。
しかして、このワンボツクスカーは車両構造
上、外気を取り込む口が、車両の進行方向に開口
しているため雨水等が入り易いうえにカウル部2
の通路長さを長くすることができないようになつ
ている。
したがつて、雨天の場合あるいは洗車を行つた
場合には、このカウル部2の各所に水滴が入り込
むことになり、このような水滴が存在していると
きに、前記遠心フアン4を回転すれば、外気とと
もにこの水滴も一緒にインテークユニツト3まで
吸い込まれることになる。この水滴は回転する遠
心フアン4のブレードによつて打ち砕かれ、細か
な霧状の粒となつて風下側へ飛散し、ヒータユニ
ツトH(第2図参照)内のヒータコア等に付着し、
錆等を生ぜしめる虞れがある。
そこで従来から、カウル部2に1個又は複数個
の障壁5を立設するとともに、ドレーン孔6を設
け、前記水滴がインテークユニツト3内に侵入す
るのを防止している。(例えば実開昭57−101604
号公報参照) (先行技術の問題点) ところが、第1図に示すものの場合は、細かい
霧状の水滴が障壁5を乗り越えて流下したり、ま
たこの障壁5に衝突し大粒化しても、これが再び
空気流にあおれて飛水するという虞れがあり、さ
らにはカウル部2の形状が複雑なために、製造が
面倒で製品コストもアツプするという欠点があ
る。また障壁5を越えてカウル部2に入り込んだ
水滴の大部分(約80%)は、このカウル部2の底
壁のドレーン孔6より車室の外部に排出される
が、残りのわずかな水滴がインテークユニツト3
内に侵入し遠心フアンのブレードによつて打ち砕
かれ、細かな霧状の粒となり、空気流に乗つて通
風ダクト中を流過することがある。このような水
滴を捕促し排水するために最近では第2図に二点
鎖線で示すようにヒークユニツトHと、インテー
クユニツト3との間の通風ダクト7内にこの通風
ダクト7の開口面積全体を覆うフイルタ9を設け
たり、この通風ダクト7に障壁5a,5bあるい
はドレーン孔6aを設けているが、霧状の水滴ま
でも捕促するような相当緻密なフイルタ9を設け
れば、ダクトの空気流通抵抗が増大する虞れがあ
る。
そこで従来からワンボツクスカーの自動車用空
気調和装置のように水滴が多量に侵入し易い構造
で、遠心フアンを用いて空気の吸込みを行うよう
にしたものにおいては、侵入した水滴を確実にこ
れを捕促し、下流域に飛水しないようにした飛水
防止装置の出現が期待されている。
(考案の目的) 本考案は上述した問題点、欠点に鑑みてなされ
たもので、侵入した水滴を確実に捕促し下流域へ
の飛水を防止するようにした自動車用空気調和装
置の飛水防止装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するために、通風ダク
トの入口から流入し、障壁に衝突することなく流
下する空気流の一部をこの障壁に沿つて流れるよ
うに偏向させる第1偏向板と、残りの通風空気流
が前記通風ダクトの出口から直接流出するのを防
止する第2偏向板とを前記通風ダクト内に突設し
たことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第3図は、本考案に係る飛水防止装置を示す概
略断面図であり、第1,2図に示す部材と同一部
材には同一符号を付してある。
この飛水防止装置10は、通風ダクト7の入口
11から流入した空気が全く障壁5a,5bに衝
突することなく流過しないように第1、第2の偏
向板12,13をこの通風ダクト内に突設したも
のである。
この第1偏向板12は通風ダクト7の上方から
下方に向つて突出した第1障壁5aの下端部より
垂下したもので、垂直方向よりかずかに風上側に
向つて傾斜し、前記障壁5aに衝突することなく
流過する空気流の一部をこの障壁5aに沿つて上
方に向うように偏向させるものである。
第2偏向板13は第2障壁5bの一端部より上
方に向つて突出したもので、この偏向板13も垂
直方向よりわずかに風上側に向つて傾斜し、前記
空気流をこの障壁5bに沿つて流すようにしてい
る。
第4図は第3図の−線に沿う断面を示す概
略図であり、主として両偏向板12,13が重合
して配設されている状態を示している。
前記両偏向板12,13はこの第4図に示すよ
うに横巾方向の位置はほぼ同じでも、両者の先端
部分12,13aは相互に重なり合つており、イ
ンテークユニツト3からの空気流がいずれの障壁
5a,5bにも衝突せずに流出するというような
ことがないようにしている。
このように、空気の流れに向つて偏向板12,
13を突設すると、この偏向板付近の空気流は第
5,6図に矢印で示すように偏向して流れること
になる。
第5図は第1偏向板12における空気流の流れ
状態を示す概略斜視図であり、図中に矢印で示す
ようにインテークユニツト3から流下して来た空
気流が、この第1偏向板12に衝突すると、この
空気流中に含まれている細かな水滴の一部はこの
第1偏向板12に付着する。この付着により水滴
が除去された空気流はこの偏向板12の傾斜面に
沿つて上方へ向うように偏向される。次にこの空
気流は通風ダクト7の頂壁14に衝突した後に左
右二方向に別れて側壁15,15に沿つて流下す
る。この頂壁14及び側壁15との衝突で空気流
は次第に水滴が除去されるが、この側壁15に沿
つて流れるときにこの側壁15に付着している水
滴はこの空気流によつて下方へ押し流されること
になる。したがつてこの通風ダクト7内に入つた
水滴の大部分はこの底壁8に沿つて流れることに
なり、最終的にはドレーン孔6aから排出される
ことになる。
第6図は、第2偏向板13における空気流の流
れ状態を示す概略斜視図であり、図中矢印で示す
ように前記第1偏向板12を越えて流下して来た
空気流がこの第2偏向板13に衝突すると、残り
の水滴がこの第2偏向板13に付着する。この空
気流はこの偏向板13の傾斜面に沿うように下方
へ向つて偏向される。この空気流は第2偏向板1
3に付着した水滴を落下させて、左右二方向に分
かれ、側壁15に沿つて上昇し、出口16よりヒ
ータユニツトHに流入することになる。
このように2枚の偏向板12,13をその先端
部がオーバラツプするよう配置すれば空気流が障
壁5a,5bに何ら衝突することなく、ストレー
トにヒータユニツトH側へ流れることはなくな
り、細かな水滴であつてもウレタンゴム等のよう
なフイルタを設けなくても十分、除去することが
できることになる。
なお、上述した両偏向板12,13はこの通風
ダクト7とは別体に構成し、これを通風ダクトに
取付けるようにしてもよいがこの通風ダクト7を
樹脂成形する場合にはこの通風ダクトと一体成形
してもよい。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように本考案によれ
ば、通風ダクトの入口から流入し、障壁部に衝突
することなく流過する空気流の一部を、この障壁
に沿つて流れるように偏向する第1偏向板と、残
りの通過空気流が前記通風ダクトの出口から直接
流出するのを防止するように突出した第2偏向板
とを前記通風ダクトに突出したため、微細な水滴
でもフイルタを使用することなく除去でき、また
このフイルタを設置することにより生じるフイル
タの目詰りに伴なう流通抵抗の増大を抑制するこ
とができる。しかもこの偏向板により空気流の流
れを通風ダクトの側壁等に付着している水滴を底
壁に押し流すこともできるため、排水性が一層良
好に行なわれることになる。さらに前記偏向板を
通風ダクトに配置すればこの通風ダクトの流通抵
抗を調節することができ、この通風ダクトを除去
し、ここにクーラユニツトを配置したときと同程
度の流通抵抗にすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はワンボツクスカーのインテークユニツ
トを示す概略断面図、第2図は従来の自動車用空
気調和装置の飛水防止装置を示す断面説明図、第
3図は本考案の一実施例を示す断面説明図、第4
図は第3図の−線に沿う概略矢視図、第5,
6図は偏向板付近の空気の流れを示す概略斜視図
である。 2……カウル部、3……インテークユニツト、
4……遠心フアン、5a,5b……障壁、7……
通風ダクト、11……入口、12……第1偏向
板、13……第2偏向板、16……出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インテークユニツト3内の遠心フアン4を回転
    させて、カウル部2から導入した空気を、通風ダ
    クト7を介して、ヒータユニツト等に導びくよう
    にした自動車用空気調和装置において、前記通風
    ダクト7を、下方に延出する第一の障壁5aと、
    その後流側に上方へ延出する第二の障壁5bとを
    設けて、全体として略U字状に形成し、該通風ダ
    クト7の入口11から流入し、前記障壁5a,5
    bに衝突することなく、流下する空気流の一部
    を、この障壁5aに沿つて流れるように偏向させ
    る第1偏向板12と、前記残りの通過空気流が前
    記通風ダクト7の出口16から直接流出するのを
    防止する第2偏向板13とを前記通風ダクト7内
    に突設してなる自動車用空気調和装置。
JP9458784U 1984-06-26 1984-06-26 自動車用空気調和装置の飛水防止装置 Granted JPS6110223U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9458784U JPS6110223U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 自動車用空気調和装置の飛水防止装置

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JP9458784U JPS6110223U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 自動車用空気調和装置の飛水防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS6110223U JPS6110223U (ja) 1986-01-21
JPH0231295Y2 true JPH0231295Y2 (ja) 1990-08-23

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ID=30653212

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JP9458784U Granted JPS6110223U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 自動車用空気調和装置の飛水防止装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS482829U (ja) * 1971-05-22 1973-01-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS482829U (ja) * 1971-05-22 1973-01-13

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JPS6110223U (ja) 1986-01-21

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