JP2006103669A - 車両の換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自然換気仕様において、外気とともに水の飛沫がキャブ内に侵入するのを確実に防止可能とした車両の換気装置を提供する。
【解決手段】 キャブを備えた車両の換気装置は、キャブのフロントフェースに形成された複数の空気取入れ口(28)と、キャブ内のインストルメントパネルにて開口する複数の空気吹出し口(64)と、空気取入れ口(28)と空気吹出し口(64)とを接続する換気経路とを含み、換気経路は空気取入れ口(28)に接続された空気分配室(26)と、空気分配室(26)にフロントジョイント(42)を介して接続された複数のフロントダクト(38)と、これらフロントダクト(38)にリアジョイント(56)を介して接続されたリアダクト(54)とを有し、フロントジョイント(42)の水平軸線(O)及びリアジョイント(56)の傾斜軸線(O)は鋭角な交差角αにて交差する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のキャブ内に外気を導入するための換気装置、より詳しくは自然換気装置に関する。
例えば、車両の換気装置は例えば、特許文献1に開示されている。この公報の換気装置は、車両におけるキャブのフロントフェースに形成された空気取入れ口と、キャブ内のインストルメントパネルに開口した空気吹出し口と、これら空気取入れ口から空気吹出し口まで延びる換気通路とを含む。この換気通路は空気取入れ口に接続され、且つ、下方に延びるインテークダクトと、このインテークダクトの底に形成されたドレイン口と、インテークダクトの下部に配置されたルーバと、このルーバと空気吹出し口とを接続するブロアとを有する。
車両が雨天時に走行している状況や、車両の洗浄時、そのフロントフェースがジェット水流を受けている状況にて、空気取入れ口から外気とともに水の飛沫や水滴が換気通路内に吹き込んでも、上述したインテークダクト及びルーバは、外気から水の飛沫や水滴を分離し、水の飛沫及び水滴が空気吹出し口からキャブ内に侵入するのを防止する。
実用新案登録第2584572号公報
上述した公報の換気装置は、換気通路にブロアを備えているため、上述した水の飛沫や水滴の分離構造を採用することができる。しかしながら、自然換気仕様の換気装置の場合、空気取入れ口及び空気吹出し口は、ほぼ水平なインテークダクトにより接続されているため、上述した水の飛沫や水滴が外気とともに、インテークダクトを通じてキャブ内に侵入することがある。
本発明の目的は、自然換気方式を採用し、キャブ内への水の飛沫や水滴の侵入を確実に防止できる車両の換気装置を提供することにある。
本発明が適用される車両は、ウインドシールドガラス及びフロントフェースを有するキャブと、このキャブ内に配置された空気吹出し口とを含み、本発明における車両の換気装置は、キャブのフロントフェースに形成された空気取入れ口と、空気取入れ口と空気吹出し口とを接続する換気経路とを備える。
そして、換気装置の換気経路は、前記フロントフェースの内側に規定され、前記空気取入れ口に接続された空気室と、この空気室からキャブの後方に向けて延びる第1ダクトであって、空気室に接続された一端部と、上方に曲げられた他端部とを有する、第1ダクトと、第1ダクトの他端部から空気吹出し口まで上方に延びる第2ダクトであって、第1ダクトの前記他端部に接続された一端部と、前記空気吹出し口を形成する他端部とを有する、第2ダクトとを含み、第1ダクトにおける一端部の軸線及び第2ダクトにおける一端部の軸線は、これら軸線が前記キャブの後方に向かって鋭角に交差する(請求項1)。
請求項1の換気装置によれば、車両の走行中、外気(走行風)は空気取入れ口から換気経路内に流入し、この後、換気経路を通じて空気吹出し口まで導かれ、そして、空気吹出し口からキャブ内に吹き出される。
第1及び第2ダクトの一端部の軸線は互いに鋭角にて交差しているので、外気が第1ダクトから第2ダクトに流入する際、外気の流れ方向は大きく変化し、第1ダクト内を流れる外気は第1ダクトの内壁面に衝突する。
それ故、雨天時での車両の高速走行中や、車両の洗浄時にキャブのフロントフェースがジェット水流を受け、水の飛沫が外気とともに、空気取入れ口から換気経路に侵入するとしても、上述したように換気経路は外気の流れ方向を大きく変化させるので、水の飛沫は外気とともに第1ダクトの内壁面に衝突する。この結果、水の飛沫はその内壁面に付着し、外気から分離される。
具体的には、キャブのフロントフェースは、フロントパネルと、このフロントパネルの上部に形成され、キャブの後方に向けて凹んだ凹所と、前記空気室を形成すべく凹所を覆い、且つ、空気取入れ口を有するフロントガーニッシュとを含む(請求項2)。
空気取入れ口は、空気室の下部に連通し、第1ダクトの前記一端部は前記空気室の上部に連通しているのが好ましい(請求項3)。また、空気室の容積は、前記第1ダクトの容積よりも大きい方が好ましい(請求項4)。
上述の構成によれば、空気取入れ口から空気室に導入された外気は第1ダクトに流入する前に、空気室内に一時的に滞留する。従って、空気室に外気とともに吹き込んだ水の飛沫一部は空気室の内壁面に付着するか、自重により空気室の底に落下し、これにより、外気から分離される。
更に、第2ダクトにおける一端部の開口面積は、第1ダクトにおける一端部の開口面積よりも小さい方が好ましい(請求項5)。この場合、第1ダクトから第2ダクトへの外気の円滑な流入が阻害され、外気は第1ダクト内にて一時的に滞留する。それ故、外気中からの水の飛沫の分離が促進される。
第2ダクトの一端部は、第1ダクトの他端部から第1ダクト内に突出し、且つ、第1ダクトにおける一端部の軸線の近傍まで延びることができる(請求項6)。この場合、第2ダクトの一端部は、換気経路中にスロートを形成する。このようなスロートもまた、第1ダクト内での外気の流れにとって障壁となる。このような障壁は、水の飛沫を外気から効果的に分離する。
更にまた、第1ダクトの底壁から空気室に向けて下方に傾斜し、空気室はドレイン口を備えているのが望ましい(請求項7)。この場合、第1ダクト内にて外気から分離された水の飛沫は第1ダクトの内面に水滴を形成し、このような水滴は第1ダクトの底壁から空気室に流れ、そして、空気室のドレイン口から排出される。
車両の換気装置(請求項1〜7)は、雨天での高速走行中や車両の洗浄時、外気とともに侵入した水の飛沫を外気から効果的に分離し、キャブ内への水の飛沫の侵入を確実に防止する。
図1は、キャブオーバ車両のキャブを示す。
キャブはフロントフェースとしてのフロントアセンブリ2を含み、フロントアセンブリ2は、ウインドシールドガラス4と、このウインドシールガラス4の下方に配置されたフロントパネル6とを有する。フロントパネル6の下部にはエンジン(図示しない)のための空気取入れグリル8が形成されている。
更に、フロントアセンブリ2はプレート状のフロントガーニッシュ10を有し、このフロントガーニッシュ10はウインドシールドガラス4の下縁に沿って水平に延び、フロントパネル6の上部を覆っている。フロントガーニッシュ10はフロントパネル6に取外し可能に取付けられている。
図2に示されるように、フロントパネル6はその上部に凹所12を有し、この凹所12はフロントガーニッシュ10により覆われている。凹所12はフロントガーニッシュ10からキャブの後方に向けて凹み、キャブの幅方向に水平に延びている。凹所12は底壁14及び後壁16を有する。底壁14はキャブの後方に向けて僅かに下向きに傾斜している。また、図3から明らかなように、底壁14はその中央から両側縁に向けて僅かに下向きに傾斜する。底壁14の両側縁にはドレイン口18がそれぞれ形成されている。なお、底壁14は一側縁から他側縁に向け下向きに傾斜していてもよく、この場合、ドレイン口18は底壁14の他側縁のみに形成される。
フロントパネル6の上端は、ウインドシールドガラス4のためのウインドシールドロアレール20に接続されている。より詳しくは、ウインドシールドロアレール20はアウタ部材22及びインナ部材24を有し、これら部材22,24はそれらの上端にて互いに結合され、そして、フロントパネル6の上端はインナ部材24の下端に接続されている。
上述した凹所12、フロントガーニッシュ10及びウインドウレール20は互いに協働して空気分配室26を規定する。
図1から明らかなように、フロントガーニッシュ10はその下部に例えば2個の空気取入れ口(air intakes)28を有する。これら空気取入れ口28はキャブの幅方向に互いに離れ、且つ、その幅方向に沿って延びている。より詳しくは、各空気取入れ口28はフロントガーニッシュ10の一部を凹ませることにより形成され、外端30及び内端32をそれぞれ有する。図2から明らかなように、空気取入れ口28の外端30はキャブの前方に向けて開口し、これに対し、空気取入れ口28の内端32は上方、即ち、空気分配室26に向けて開口する。また、内端32にはグリル34が取付けられている。更に、空気取入れ口28の外端30は、前述した凹所12における底壁14の前縁と略同一の高さレベルに配置され、内端32、即ち、グリル34は底壁14よりも上方に位置付けられている。
車両の走行中、各空気取入れ口28は外気(即ち、走行風)を取り込み、取り込まれた外気は各空気取入れ口28から空気分配室26に供給される。
一方、凹所12における後壁16の上部には複数、例えば4個の取付け孔36が形成されている。これら取付け孔36はキャブの幅方向に延びる横長の矩形形状をなし、キャブの幅方向に互いに離間して配置されている。取付け孔36は、空気取入れ口28よりも高いレベルに位置付けられているが、空気取入れ口28と取付け孔36との間の距離は比較的短い。
各取付け孔36には第1ダクトとしてのフロントダクト38がそれぞれ接続されている。これらフロントダクト38は合成樹脂からなる。図4から明かなように、各フロントダクト38はキャブの幅方向に延びる横長の略ボックス形状をなし、前述した空気分配室26の容積よりも十分に小さい容積を有する。
各フロントダクト38は前壁40を有し、この前壁40は凹所12の後壁16に対向する。前壁40からは凹所12の後壁16に向けて中空のフロントジョイント42が水平に突出されている。このフロントジョイント42の外周は対応する取付け孔36と同様な矩形の輪郭形状を有し、フロントジョイント42は取付け孔36に嵌合され、凹所12、即ち、空気分配室26内にてフロントガーニッシュ10に向けて開口する。即ち、フロントジョイント42は水平軸線Oを有し、フロントジョイント42の開口端と前述した空気取入れ口28の内端32とが互いに対向することはない。
また、フロントダクト38は底壁44及び後壁46を有し、これら底壁44及び後壁46は下方に向けて凸の円弧壁48を介して円滑に接続されている。底壁46の内面は軸線Oと平行ではなく、円弧壁48からインレット42に向けて下向きに傾斜している。
更に、フロントダクト38はトップ壁50を有し、このトップ壁50には矩形の接続孔52が形成されている。この接続孔52は後壁46側に位置付けられ、インレット42から接続孔52に至るフロントダクト38の内部流路を、図2でみて左右が反転した略L字形に形成させている。
フロントダクト38の直上には第2ダクトとしてのリアダクト54が配置されており、このリアダクト54はフロントダクト38と同様に合成樹脂からなる。図4に示されるように、リアダクト54はキャブの幅方向に全域に亘って水平に延び、その下面に、各フロントダクト38に対応した中空のリアジョイント56をそれぞれ有する。各リアジョイント56の外周は接続孔52に対応した矩形の輪郭形状を有し、リアジョイント56は対応したフロントダクト38の接続孔52を通じ、フロントダクト38内に突出する。従って、各リアジョイント56はそのフロントダクト38とリアダクト54とを接続する。
図2から明らかなように、リアジョイント56の内端部58はキャブの後方、即ち、フロントダクト38の円弧壁48に向けて曲げられている。従って、内端部58の軸線は鉛直面に対して傾斜し、この傾斜軸線Oは前述したフロントジョイント42の水平軸線Oと交差する。これら軸線O,Oはキャブの後方に向かって鋭角に交差し、軸線O,O間の交差角αは30〜40°の範囲から選択されている。この実施例の場合、交差角αは約35°である。
リアジョイント56の内端部58は軸線Oに沿う前壁60を有し、この前壁60の下端は軸線Oよりも上方で、且つ、その近傍に位置付けられている。更に、リアジョイント56の流路断面積はフロントジョイント42の流路断面積よりも小さく設定されている。
一方、図4に示されるように、リアダクト54はキャブの後方に向けて斜め上方に延び、キャブの内方を向いた上面62を有する。この上面62からは複数の空気吹出し口64が突出され、これら空気吹出し口64は矩形形状をなしている。各空気吹出し口64はキャブのインストルメントパネルに形成した対応するアパーチャに嵌合され、キャブ内にそれぞれ開口する。図4中、インストルメントパネルは示されていないが、このインストルメントパネルはその一部が図2中に参照符号で示されている。
空気吹出し口64の開口端にはグリル(図示しない)が取付けられている。グリルはキャブ内の運転者又は乗員により操作され、これにより、グリルからの空気の吹出し方向を任意に可変することができる。
次に、上述した換気装置の自然換気機能を説明する。
車両の走行中、外気(走行風)はフロントガーニッシュ10の空気取入れ口28から空気分配室26内に導入され、この後、空気分配室26内の空気は各フロントダクト38及びリアダクト54内を通じて流れ、リアダクト54の各空気吹出し口64からキャブ内に供給される。
車両が雨天時、高速走行している状況や、車両の洗浄時、車両の正面が高圧のジェット水流を受けている状況にあるとき、水の飛沫が外気とともに、空気取入れ口28から空気分配室26内に吹き込むことも考えられる。
しかしながら、空気分配室26の容積は個々のフロントダクト38内の容積よりも十分に大きく、しかも、フロントダクト38のフロントジョイント42は空気取入れ口28の内端32と対向していないので、空気分配室26内に導入された外気は個々のフロントダクト38内に流入する前に、空気分配室26内にて一時的に滞留する。それ故、外気中に多量の水の飛沫が含まれていても、この飛沫の一部は空気分配室26の内壁、即ち、凹所12の後壁16に水の微粒子として付着し、外気から分離される。
後壁16に付着した水の微粒子は互いに集まって水滴を形成する。このような水滴は後壁16を伝って流下し、凹所12の底壁14に達する。そして、底壁14上の水滴は底壁14のドレイン口18まで流れ、これらドレイン口18から下方に排出される。
また、フロントダクト38は空気分配室26の上部に配置されているので、空気分配室26内に吹き込んだ水の飛沫が重力に抗してフロントダクト38のフロントジョイント42に達する虞は少ない。
更に、リアジョイント56の流路断面積がフロントジョイント42の流路断面積よりも小さく、しかも、リアジョイント56の内端部58がフロントダクト38内に突出し、且つ、フロントダクト38の円弧壁48に向けて開口しているので、フロントダクト38内に流入した外気はリアダクト54に向けて円滑に流れることはない。
それ故、フロントダクト38内に流入した外気の一部は、図2中の矢印Fで示されるように、フロントダクト38の円弧壁48に衝突して、この円弧壁48により流れ方向が上方に向けられ、そして、リアジョイント56を通じてリアダクト54内に流入する。この後、リアダクト54内に流入した外気はリアダクト54の内壁に更に衝突した後、リアダクト54の空気吹出し口64を通じてキャブ内に供給される。
また、フロントダクト38内に流入した外気の残部は、図2中の矢印Fで示されるように、リアジョイント56の前壁60の外面に衝突した後、前述した矢印Fの外気の流れに合流し、円弧壁48及びリアダクト54の内壁との衝突を繰り返して、リアダクト54の空気吹出し口64からキャブ内に供給される。
それ故、万一、水の飛沫が外気とともに、空気分配室26からフロントジョイント42を通じてフロントダクト38内に侵入したとしても、このような水の飛沫はフロントダクト38の円弧壁48やリアダクト54におけるリアジョイント56の前壁60に衝突し、外気から分離される。即ち、空気分配室26やフロントダクト38の円弧壁48及び前壁60は、外気中から水の飛沫を分離する分離壁としても機能するので、水の飛沫がリアダクト54を通じ、その空気吹出し口64からキャブ内に侵入することはない。
円弧壁48、内壁及び前壁60にそれぞれ付着した水の飛沫、即ち、微粒子は互いに集まって水滴を形成する。リアダクト54の内壁上の水滴はリアジョイント56の内壁を伝って流れ、リアジョイント56の下端からフロントダクト38の底壁44に落下する。また、円弧壁48上の水滴は円弧壁48を伝いフロントダクト38の底壁44に流下する。更に、リアジョイント56の前壁60上の水滴は前壁60を伝って流れ、この前壁60の下端からフロントダクト38の底壁44に落下する。この結果、フロントダクト38及びリアダクト54内の水滴は全て、フロントダクト38の底壁44上に集められる。
前述したようにフロントダクト38の底壁44は、フロントジョイント42に向けて下方に傾斜されているので、底壁44上の水滴はフロントジョイント42に向けて流れ、そして、フロントジョイント42から空気分配室26の底壁14に落下され、この後、前述したように底壁14からドレイン口18を通じて排出される。
前述したリアジョイント56の内端部58はフロントダクト38の水平軸線Oの近傍まで延びているので、フロントダクト38とリアダクト54との間の接続部にて、外気の流路断面積を減少させるスロートを形成する。
前述したスロート、即ち、リアジョイント56の存在はフロントダクト38内の圧力Pに対してリアダクト54内の圧力Pを僅かに低下させるものの、この圧力差(P−P)はフロントダクト38内からリアダクト54内に向けて水の飛沫を上昇させるほど、大きくはない。
更に、リアダクト54は、各フロントダクト38に対応したリアジョイント56を一体に有しているので、フロントダクト38から空気吹出し口64に至る通路構造が簡単になる。それ故、本発明の換気装置は部品点数や組立の程数が共に低減され、安価に提供される。
車両のキャブを示した斜視図である。 図1中、II-II線に沿う断面図である。 図2の空気分配室の底壁を示した横断面図である。 図4は、フロントダクトとリアダクトの一部を示した分解斜視図である。
符号の説明
2 フロントアセンブリ
4 ウインドシールドガラス(フロントフェース)
6 フロントパネル(フロントフェース)
10 フロントガーニッシュ(フロントフェース)
12 凹所
14 底壁
18 ドレイン口
26 空気分配室(空気室)
28 空気取入れ口
38 フロントダクト(第1ダクト)
54 リアダクト(第2ダクト)
64 空気吹出し口
水平軸線,
傾斜軸線
α 交差角

Claims (7)

  1. ウインドシールドガラスを備えたフロントフェースを有するキャブと、このキャブ内に配置された空気吹出し口とを含む車両のための換気装置であって、
    前記換気装置は、
    前記キャブのフロントフェースに形成された空気取入れ口と、
    前記空気取入れ口と前記空気吹出し口とを接続する換気経路と、
    を備え、
    前記換気経路は、
    前記フロントフェースの内側に規定され、前記空気取入れ口に接続された空気室と、
    前記空気室から前記キャブの後方に向けて延びる第1ダクトであって、前記空気室に接続された一端部と、上方に曲げられた他端部とを有する、第1ダクトと、
    前記第1ダクトの前記他端部から前記空気吹出し口まで上方に延びる第2ダクトであって、前記第1ダクトの前記他端部に接続された一端部と、前記空気吹出し口を形成する他端部とを有する、第2ダクトと
    を含み、
    前記第1ダクトにおける前記一端部の軸線及び前記第2ダクトにおける前記一端部の軸線は、前記キャブの後方に向かって鋭角に交差することを特徴とする車両の換気装置。
  2. 前記フロントフェースは、
    フロントパネルと、
    前記フロントパネルの上部に形成され、前記キャブの後方に向けて凹んだ凹所と、
    前記空気室を形成すべく前記凹所を覆い、且つ、前記空気取入れ口を有するフロントガーニッシュと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両の換気装置。
  3. 前記空気取入れ口は、前記空気室の下部に連通し、前記第1ダクトの前記一端部は前記空気室の上部に連通することを特徴とする請求項2に記載の車両の換気装置。
  4. 前記空気室の容積は、前記第1ダクトの容積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の換気装置。
  5. 前記第2ダクトにおける前記一端部の開口面積は、前記第1ダクトにおける前記一端部の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の換気装置。
  6. 前記第2ダクトの前記一端部は、前記第1ダクトの前記他端部から前記第1ダクト内に突出し、且つ、前記第1ダクトにおける前記一端部の軸線の近傍まで延びていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の換気装置。
  7. 前記第1ダクトの底壁は、前記空気室に向けて下方に傾斜し、
    前記空気室はドレイン口を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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