JP2006205967A - カウルダクトの水切り構造 - Google Patents

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基 成瀬
Ayaka Kagami
綾加 各務
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Abstract

【課題】気液分離を充分に行うことができるカウルダクトの水切り構造を提供することである。
【解決手段】カウルダクト20の底面20cには、該カウルダクト20の風路面積を減ずるように少なくとも1つの遮蔽板21(22)を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両におけるカウルダクトの水切り構造に関し、詳しくは車室内に外気を導入するためのカウルダクトの水切り構造に関するものである。
この種のカウルダクトの水切り構造として、例えば特許文献1に記載の技術が既に知られている。この技術では、カウルカバーに形成したスリットの下方に点検機器を有するエアボックスの外気導入用開口部が設けられている。また、点検機器の両側部上方に位置する各スリットからは、垂直下方に延びた仕切部材が設けられている。また、エアボックスには、外気導入用開口部から導入した外気をエアコンユニットへ導入するための連結開口部を備えている。そのため、カウルカバーのスリットから導入された外気は、仕切部材によって気液分離された後にエアボックスを介してエアコンユニットへ導入されている。
特開2003−146047号公報
しかしながら、上述したカウルダクトの水切り構造では、エアコンユニットへ導入される外気に水滴が含まれることもあるため、エアコンユニットの吹出口から車室内へ水滴が浸入することがあった。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、気液分離を充分に行うことができるカウルダクトの水切り構造を提供することを課題とする。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両のカウルルーバに形成の外気取入口と連通する吸気口と、エアコンユニットの空気取入口と連通する排気口とを有する筒形状のカウルダクトの水切り構造である。そして、前記カウルダクトの底面には、該カウルダクトの風路面積を減ずるように少なくとも1つの遮蔽板を設けた構成である。
この構成によれば、カウルダクトに取り込まれた空気に水(例えば、雨水などの雨滴)が含まれていたとしても、該水は自重によってカウルダクト内の下方部分で送風さるため、遮蔽板によって気液分離が行われる。このようにカウルダクト内部は気液分離室としての機能を有するため、気液分離された空気のみがエアコンユニットへ送られる。そのため、外気取入口から水が浸入してもエアコンユニットの吹出口から車室内に水が侵入することはない。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカウルダクトの水切り構造であって、前記遮蔽板は前記カウルダクトの吸気口側から排気口側に向けて下り勾配となるように設けた構成である。
この構成によれば、気液分離され遮蔽板の吸気口側に付着した水は、エアコンユニットによって吸引され難くなる。そのため、気液分離の効率を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれか1項に記載のカウルダクトの水切り構造であって、前記カウルダクトは吸気口から排気口に向けて下り勾配となるように設けてあり、前記カウルダクトの底面と前記遮蔽板とによって形成される角隅部の吸気口側底面には排水穴を設けた構成である。
この構成によれば、カウルダクトの底面の水は、勾配によって排水穴へと誘導され該排水穴から排水されることになる。そのため、カウルダクトの底面に水が滞留することはない。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3項に記載のカウルダクトの水切り構造であって、前記排水穴の上方には、該排水穴面積より大きな抵抗体を設けた構成である。
この構成によれば、抵抗体は排水穴を上方から塞ぐ作用を有することになる。そのため、エアコンユニットの吸引によって排水穴から水が逆流することはない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜2を用いて説明する。
なお、添付図面において矢印Frは車両1の前方を示し、同様に矢印Rrは車両1の後方を示している。図1は、本発明に係る車両1の前半部の斜視図である。この車両1は、フロントガラス60の下部から前方へカウルルーバ10を延ばし、カウルルーバ10の前方にボンネット70を配置した自動車である。図2は、図1のA−A線断面図である。
[カウルルーバ10について]
まず、カウルルーバ10について説明する。図1に示すように、カウルルーバ10はフロントガラス60の下端部とボンネット70の後端部との間に車幅方向一様に設けられたカバー部材である。また、図2に示すように、このカウルルーバ10の上面11にはスリット(図示しない)で仕切られた外気取入口11aが形成されている。また、カウルルーバ10の自由端の一方は、モール61を介してフロントガラス60に引っ掛かかるように取り付けられている。また、自由端の他方は、シール部材80を介して車両フレーム50および後述するカウルダクト20と締結してある。なお、このカウルルーバ10は、合成樹脂によって一体成形されている。
[カウルダクト20について]
次に、カウルダクト20について説明する。図2に示すように、カウルダクト20は吸気口20aと排気口20bを有する筒形状に構成され、その長手方向が車両1の前後方向となるように配設してある。また、吸気口20aの周縁はシール部材80および押さえ部材81を介してカウルルーバ10の両自由端によって挟持されている。そのため、吸気口20aはカウルルーバ10の内部空間Fを介して外気取入口11aと連通している。また、排気口20bはファン(図示しない)を有するエアコンユニット40の空気取入口40aと連通している。そのため、エアコンユニット40を運転させると(ファンを運転させると)、カウルルーバ10の外気取入口11aから空気Aを取り込み、その取り込んだ空気をカウルダクト20内へ通過させてエアコンユニット40へ取り込むことができる。また排気口20bには、ブレース状の補強部材30が設けてある。
また、カウルダクト20の長手方向中途部の底面20cには、空気Aの風路面積を減ずるように第1遮蔽板21、第2遮蔽板22が設けてある。これら両遮蔽板21、22は、カウルダクト20の幅方向(図2において、紙面の表面−裏面方向)一様に設けてある。また、両遮蔽板21、22は、カウルダクト20の吸気口20a側から排気口20b側に向けて下り勾配(図2において、右下がり)となっている。また、カウルダクト20の底面20cと両遮蔽板21、22とによって形成される角隅部の吸気口20a側の各底面20cには、第1排水穴21a、第2排水穴22aが設けてある。なお、これら各排水穴21a、22aはカウルダクト20の幅方向の両端部のみに設けてある。すなわち、各遮蔽板21、22はカウルダクト20の幅方向一様に設けられているのに対し、各排水穴21a、22aはカウルダクト20の幅方向の両端部のみに設けられており一様に設けられていない。
また、両排水穴21a、22aの上方には、該排水穴21a、22aの面積より大きな第1抵抗体21b、第2抵抗体22bが両遮蔽板21、22から突設してある。また、カウルダクト20の底面20cと両遮蔽板21、22とによって形成される角隅部の排気口20b側には、第1リブ21c、第2リブ22cが設けてある。これら両リブ21c、22cによって両遮蔽板21、22は補強されている。また両遮蔽板21、22の底面20cからの高さ「H1」、「H2」は、カウルダクト20内の通風を阻害しないように、且つ気液分離を充分行えるように設定してある。そして、この高さを「H1>H2」とさせることにより、カウルダクト20内の通風性を向上させている。
また、カウルダクト20の長手方向は、吸気口20aから排気口20bに向けて下り勾配となるように配設してある。また、カウルダクト20の底面20cの幅方向は、中央部から両端部へ向けて下り勾配となっている。これら両勾配によって、カウルダクト20の底面20cに水が滞留することなく、各排水穴21a、22aから排水可能となっている。なお、各排水穴21a、22aから排水された水は車両フレーム50に開設された排水穴(図示しない)によって車両1の外へ排水される。なお、このカウルダクト20は、上下2分割可能な構造となるように合成樹脂によって成形されおり、爪部材(図示しない)によって係合され一体となっている。
続いて、上述したカウルダクト20の水切り構造の作用について説明する。
カウルルーバ10の外気取入口11aから取り入れられた空気Aは、内部空間Fを通過して、カウルダクト20の吸気口20aおよび排気口20bを介してエアコンユニット40へと送られ吹出口から車室内へ送風される。外気取入口11aから空気Aと一緒に侵入した水(例えば、雨水などの雨滴)の大部分は、カウルルーバ10の内部空間Fからカウルダクト20の底面20cへとつたって各排水穴21a、22aから排水される。一方、底面20cにつたわらず、空気Aとともにカウルダクト20内を送風される水があったとしても、該水は自重によってカウルダクト20内の下方部分で送風されているため、両遮蔽板21、22によって気液分離が行われる。このようにカウルダクト20内部は気液分離室としての機能を有するため、気液分離された空気Aのみがエアコンユニット40へ送られる。そのため、外気取入口11aから水が浸入してもエアコンユニット40の吹出口から車室内に水が侵入することはない。
また、両遮蔽板21、22は、既に説明したように吸気口20a側から排気口20b側に向けて下り勾配となっている。そのため、気液分離され両遮蔽板21、22の吸気口20a側に付着した水は、エアコンユニット40によって吸引され難く、また自重によって落下するため、確実に両排水穴21a、22aから排水される。また両抵抗体21b、22bは、両排水穴21a、22aの穴を塞ぐ格好で設けてあるため、エアコンユニット40の吸引によって両排水穴21a、22aから水が逆流する(吸引される)ことはない。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、2枚の遮蔽板を設ける構成を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、1枚でも、3枚、4枚でも構わない。
図1は、本発明に係る車両1の前半部の斜視図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。
符号の説明
1 車両
10 カウルルーバ
11 外気取入口
20 カウルダクト
20a 吸気口
20b 排気口
20c 底面
21 第1遮蔽板
21a 第1排水穴
21b 第1抵抗体
22 第2遮蔽版
22a 第2排水穴
22b 第2抵抗体
40 エアコンユニット
40a 空気取入口
50 車両フレーム






Claims (4)

  1. 車両のカウルルーバに形成の外気取入口と連通する吸気口と、エアコンユニットの空気取入口と連通する排気口とを有する筒形状のカウルダクトの水切り構造であって、
    前記カウルダクトの底面には、該カウルダクトの風路面積を減ずるように少なくとも1つの遮蔽板を設けたカウルダクトの水切り構造。
  2. 前記遮蔽板は前記カウルダクトの吸気口側から排気口側に向けて下り勾配となるように設けてある請求項1項に記載のカウルダクトの水切り構造。
  3. 前記カウルダクトは吸気口から排気口に向けて下り勾配となるように設けてあり、
    前記カウルダクトの底面と前記遮蔽板とによって形成される角隅部の吸気口側底面には排水穴が設けてある請求項1〜2項のいずれか1項に記載のカウルダクトの水切り構造。
  4. 前記排水穴の上方には、該排水穴面積より大きな抵抗体が設けてある請求項3に記載のカウルダクトの水切り構造。



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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014172521A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Honda Motor Co Ltd 車両の空調用気液分離構造
JP2015030397A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 小島プレス工業株式会社 カウルダクト構造
JP2016002952A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 本田技研工業株式会社 車両前部構造

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