JPS637532Y2 - - Google Patents

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JPS637532Y2
JPS637532Y2 JP12727183U JP12727183U JPS637532Y2 JP S637532 Y2 JPS637532 Y2 JP S637532Y2 JP 12727183 U JP12727183 U JP 12727183U JP 12727183 U JP12727183 U JP 12727183U JP S637532 Y2 JPS637532 Y2 JP S637532Y2
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JP
Japan
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filter
outside air
air inlet
blower
wavy
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JP12727183U
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JPS6034919U (ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はトラツク、バスなどの車両に装備さ
れる車両用エアコンのフイルタ装置に関する。
トラツク、バスなどの車両における車両用エア
コンは、ダツシユボードにブロアを設け、このブ
ロアの吸込口と車両の前面に設けた外気導入口と
ダクトによつて接続している。そして、上記外気
導入口にフイルタを装着し、空気とともに吸入さ
れる塵埃を捕捉するようになつている。
ところで、従来のフイルタは金網であるため降
雨時には走行時に巻き上げられる雨粒が空気とと
もにフイルタを通過し、ダクトを介してブロアに
吸い込まれるという不都合がある。そこで、上記
ダクトに吸い込まれた雨水を排水する水切り部を
設けたり、ダクトの長さを長くしているが、大型
化し、広い設置スペースを必要とするという欠点
がある。
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、外気導入口から空
気とともに雨水等が吸い込まれてもフイルタによ
つて吸水したのち排水して空気と分離することが
でき、また、構造的にコンパクトで設置スペース
が狭い車両用エアコンのフイルタ装置を提供しよ
うとするものである。
以下、この考案を図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。第1図はトラツクのフロント部を
示すもので、1は運転室で、2はフロントガラス
である。運転室1の前部にはダツシユボード3が
設けられ、このダツシユボード3にはグリル4a
と連通する外気導入口4が設けられている。そし
て、この外気導入口4に対向する運転室1内には
車両用エアコンのブロア5が後述する手段によつ
て取付けられていて、外気導入口4にはフイルタ
装置6が設けられている。
このフイルタ装置6は第2図ないし第6図に示
すように構成されている。すなわち、7はたとえ
ば合成樹脂材料によつて成形されたフイルタ枠で
ある。このフイルタ枠7は前部枠8と後部枠9と
に2分割されている。前部枠8は上板10、下板
11および両側板12,12から構成され、上板
10と下板11との間には複数本の支柱13…が
上下方向に千鳥状に立設されている。さらに、下
板11は断面コ字状をなしており、その内部に排
水溝14が形成され、その上面には複数個の排水
口15…が穿設されている。そして、この前部枠
8内には上記支柱13…に掛渡すことによつて波
状に屈曲したフイルタ16が装着されている。こ
のフイルタ16はナイロンなどの不織布によつて
形成され厚さ3〜10mm程度のシートであり、吸水
性および排水性が優れているとともに通気抵抗が
比較的小さく形成されている。さらに、上記前部
枠8の両側板12,12には係止爪17,17が
突設されている。
一方、上記後部枠9はフランジ18を有するコ
字状枠体19によつて形成され、この両側壁には
上記前部枠8の係止爪17,17と弾性係合する
係合穴20,20が設けられている。さらに、こ
のコ字状枠体19には上記フイルタ16の波状山
部16a…に対応して上下方向に複数本の排水樋
21…が立設されている。これら排水樋21…は
フイルタ16の波状山部16aの曲率に沿つて円
弧状をなしており、その凹部21aは波状山部1
6aに近接している。また、上記排水樋21…の
下端に位置するコ字状枠体19には排水溝部22
…が設けられ、これは上記前部枠8の排水口15
…に対向している。
このように構成された前部枠8と後部枠9は係
止爪17,17と係合穴20,20との係合によ
つて連結されており、この後部枠9のフランジ1
8は締付ボルト23,23によつて上記ブロア5
とともにダツシユボード3に固定されている。
しかして、ブロア5を作動すると、外気はグリ
ル4aを介して外気導入口4に吸い込まれ、空気
とともに吸い込まれた塵埃はフイルタ16に捕捉
される。また、降雨時には車両走行時に雨水が巻
き上げられ雨粒が空気とともにグリル4aから侵
入して外気導入口4に吸い込まれる。しかし、外
気導入口4には吸水性および排水性が優れた不織
布からなるフイルタ16が装着されているため、
雨水はその一部が波状谷部16b…に集まり支柱
13…に沿つて流下し、他の一部はフイルタ16
に吸水される。フイルタ16に吸水された雨水は
空気圧によつて空気の流れ方向すなわちブロア5
側の波状山部16aに移動し、排水樋21に集め
られる。排水樋21に集められた雨水はその凹部
21a内を流下し、排水溝部22から排水口15
を介して排水溝14に集められ、車両外に排出さ
れることになる。したがつて、フイルタ16によ
つて雨水と空気とが分離され、空気だけがブロア
5に吸い込まれることになる。
以上説明したように、この考案によれば、吸水
性および排水性に優れた不織布からなるフイルタ
を外気導入口に装着することにより、外気導入口
から空気とともに雨水等が吸い込まれてもフイル
タによつて吸水されたのち排水されるため雨水と
空気とを分離することができる。したがつて、ブ
ロア内に雨水等が侵入することはなく、また、構
造的にコンパクトであるため設置スペースが小さ
くても設置することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は車両に据付けた状態の概略的構成図、第2図
はフイルタ装置とブロアとの斜視図、第3図はフ
イルタ装置の斜視図、第4図は第2図の−線
に沿う断面図、第5図は第2図の−線に沿う
断面図、第6図は要部の断面図である。 3……ダツシユボード、4……外気導入口、5
……ブロア、6……フイルタ装置、7……フイル
タ枠、16……フイルタ、16a……波状山部、
21……排水樋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダツシユボードに外気導入口およびブロアを設
    け、このブロアの吸引力によつて外気導入口から
    外気を導入するようにした車両用エアコンの上記
    外気導入口に設けたフイルタ装置において、上記
    外気導入口に取付けられるフイルタ枠と、このフ
    イルタ枠に装着された吸水性および排水性に優れ
    た不織布からなる波状のフイルタと、このフイル
    タの下流側における波状山部に近接して設けられ
    フイルタに吸収された水を集めて下方へ排水する
    排水樋とを具備したことを特徴とする車両用エア
    コンのフイルタ装置。
JP12727183U 1983-08-19 1983-08-19 車両用エアコンのフイルタ装置 Granted JPS6034919U (ja)

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JP12727183U JPS6034919U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 車両用エアコンのフイルタ装置

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JP12727183U JPS6034919U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 車両用エアコンのフイルタ装置

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JPS6034919U JPS6034919U (ja) 1985-03-09
JPS637532Y2 true JPS637532Y2 (ja) 1988-03-04

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JPH0520571Y2 (ja) * 1985-07-30 1993-05-27
JPS6354911A (ja) * 1986-08-27 1988-03-09 Hitachi Ltd 室内空気清浄器用濾過体
JP5029558B2 (ja) * 2008-09-29 2012-09-19 株式会社デンソー 車両用空調装置
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