JPH0589864U - 吸気ダクト - Google Patents
吸気ダクトInfo
- Publication number
- JPH0589864U JPH0589864U JP3705892U JP3705892U JPH0589864U JP H0589864 U JPH0589864 U JP H0589864U JP 3705892 U JP3705892 U JP 3705892U JP 3705892 U JP3705892 U JP 3705892U JP H0589864 U JPH0589864 U JP H0589864U
- Authority
- JP
- Japan
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- air
- duct
- air intake
- frame
- intake port
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダクト内部への雨水の浸入を防止し、キャブ
背面と荷物室前面との間のスペースを多く必要としな
い。 【構成】 上部が封止され、側部に空気取入れ口18が
設けられ、かつキャブ10の背面に取付けられて下部が
エアクリーナ14に接続される吸気ダクトに関し、空気
取入れ口18に周縁にフランジ19bを有する空気導入
枠19が設けられ、このフランジ19bが空気取入れ口
18近傍のダクト表面12bと間隔をあけてこのダクト
表面12bとともに雨受け溝20を形成し、空気導入枠
19の枠取付面19aが空気取入れ口18の口周縁18
aに接合して取付けられ、空気導入枠19内に空気をダ
クト12内に導く複数の導風プレート22を有する。
背面と荷物室前面との間のスペースを多く必要としな
い。 【構成】 上部が封止され、側部に空気取入れ口18が
設けられ、かつキャブ10の背面に取付けられて下部が
エアクリーナ14に接続される吸気ダクトに関し、空気
取入れ口18に周縁にフランジ19bを有する空気導入
枠19が設けられ、このフランジ19bが空気取入れ口
18近傍のダクト表面12bと間隔をあけてこのダクト
表面12bとともに雨受け溝20を形成し、空気導入枠
19の枠取付面19aが空気取入れ口18の口周縁18
aに接合して取付けられ、空気導入枠19内に空気をダ
クト12内に導く複数の導風プレート22を有する。
Description
【0001】
本考案は車両用エンジンの吸気系に空気を導入する吸気ダクトに関する。更に 詳しくは雨水の浸入を防止する機能を備えた吸気ダクトに関するものである。
【0002】
従来、上方に開口したダクト上端にこの開口端を覆うようにフードを設けてキ ャブ背面に取付け、下部をエアクリーナに接続した吸気ダクトが知られている。
【0003】
しかし、この構造の吸気ダクトはフードに伝わって流れ落ちる雨滴がフードの 下端に至ると、流入する空気と一緒に雨滴が吸気ダクトの内部に導入され易い。 またフードは吸気ダクトの外径より大きいため、キャブ背面と荷物室前面との間 に多くのスペースを必要とし、その分だけ荷物室の容積を減少させる不具合があ った。 本考案の目的は、ダクト内部への雨水の浸入を防止し、キャブ背面と荷物室前 面との間に多くのスペースを必要としない吸気ダクトを提供することにある。
【0004】
上記目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1に基づいて説 明する。 本考案は、上部が封止され、側部に空気取入れ口18が設けられ、かつキャブ 10の背面に取付けられて下部がエアクリーナ14に接続される吸気ダクトの改 良である。 その特徴ある構成は、空気取入れ口18に周縁にフランジ19bを有する空気 導入枠19が設けられ、このフランジ19bが空気取入れ口18近傍のダクト表 面12bと間隔をあけてこのダクト表面12bとともに雨受け溝20を形成し、 空気導入枠19の枠取付面19aが空気取入れ口18の口周縁18aに接合して 取付けられ、空気導入枠19内に空気をダクト12内に導く複数の導風プレート 22を有することにある。
【0005】
降雨時にダクト上部から流下する雨滴Bは空気取入れ口18に至ると、空気取 入れ口18近傍のダクト表面12bと空気導入枠19の上部フランジ19bとに より形成される雨受け溝20に溜まり、空気導入枠19内に流れ込まない。一方 、ダクト表面12bに沿う空気流Cは空気導入枠19のフランジ19bを乗越え 、空気導入枠19内の導風プレート22に案内されて吸気ダクト内に流入する。
【0006】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図3に示すように、キャブ10の背面には複数の取付具11により吸気ダクト 12が取付けられる。吸気ダクト12の下部は筒状のラバー13を介してエアク リーナ14に接続される。エアクリーナ14はシャシフレーム16に固着された ブラケット17に固定される。 この吸気ダクト12は上部が封止された略三角筒状の合成樹脂成形体であって 、その封止部12aは後方に下降する傾斜面をなし、キャブ10のルーフパネル より突出しない位置に設けられる。この封止部12aの直下のダクト側部には、 図1に詳しく示すように四角窓状の空気取入れ口18が設けられる。この空気取 入れ口18はダクト背面とダクト側面の2つの面にわたって設けられ、その口周 縁18aは僅かにダクト内方に凹んで形成される。
【0007】 この空気取入れ口18には周縁にフランジ19bを有する合成樹脂製の空気導 入枠19が設けられる。空気導入枠19はその周縁のフランジ19bに向うに従 って四方に広がって形成される。空気導入枠19のフランジ19bは空気取入れ 口18近傍のダクト表面12bと間隔をあけてこのダクト表面12bとともに雨 受け溝20を形成し、ダクト表面12bと略平行に延びる。空気導入枠19の枠 取付面19aが空気取入れ口18の口周縁18aに接合して合成樹脂製のクリッ プ21により取付けられる。クリップ21は図1及び図2に詳しく示すように枠 取付面19aの全周に12個設けられ、押込むとその先端が広がって空気導入枠 19の枠取付面19aと空気取入れ口18の口周縁18aとを一体化する取付具 である。 また空気導入枠19内には空気をダクト内に導く複数のスリット付き導風プレ ート22が配設される。導風プレート22は空気導入枠19の枠取付面19aと フランジ19bとともに一体的に樹脂成形され、傾斜した導風部22aと雨滴落 下用の鉛直部22bとにより構成される。雨滴の浸入をより確実に防止するため に導風部22aはダクト内部に向って上昇する傾斜面をなす。
【0008】 次にこのような構成の吸気ダクト12の作用を説明する。降雨時に吸気ダクト 12の傾斜面12aから流下する雨滴B(図1)は空気取入れ口18に至ると、 空気取入れ口18近傍のダクト表面12bと空気導入枠19の上部フランジ19 bとにより形成される雨受け溝20に溜まり、次いで側部フランジ19bとダク ト表面12bとにより形成される溝を通ってダクト下部に流下する。また空気導 入枠19の導風プレート22の近傍に落ちてきた雨滴は流入する空気とともにダ クト内に入ろうとするが、導風プレート22の鉛直部22b又は傾斜した導風部 22aに当った後、これらに伝わって鉛直部22bの下端より下部フランジ19 bに滴下し、そこからダクト下部に流下する。これによりダクト内部への雨水の 浸入を阻止することができる。 特に、上部の封止部12aがルーフパネルより突出しない後方に下降する傾斜 面であるため、低速走行時以外はルーフパネルに沿ってこの傾斜面12aを流下 する空気の流速は比較的大きくなり、ダクト表面12bに伝わって空気取入れ口 18に到来する雨水はダクト内に入らず、ダクト下部に向ってより一層流下し易 くなる。 一方、ダクト表面12aに沿う空気流C(図1)は空気導入枠19のフランジ 19bで雨水と分離され、このフランジ19bを乗越え、空気導入枠19内の導 風プレート22に案内されて吸気ダクト内に流入する。
【0009】 なお、上記例では三角筒状の吸気ダクトを示したが、円筒形状でも他の角筒状 でもよい。 また、四角窓状の空気取入れ口を示したが、丸窓状、楕円窓状等の他の形状で もよい。
【0010】
以上述べたように、本考案によれば、ダクト表面から突出する空気導入枠のフ ランジが効率よく気水分離するため、ダクト内部への雨水の浸入を防止すること ができる。 また、従来のフードが不要となるため、キャブ背面と荷物室前面との間のスペ ースを多く必要とせず、荷物室の容積を減少させない利点もある。
【図1】本考案一実施例の吸気ダクトを示す図2のA−
A線拡大断面図。
A線拡大断面図。
【図2】その吸気ダクトの要部拡大斜視図。
【図3】その吸気ダクトを装備したキャブの外観斜視
図。
図。
10 キャブ 12 吸気ダクト 12b ダクト表面 14 エアクリーナ 18 空気取入れ口 18a 空気取入れ口周縁 19 空気導入枠 19a 枠取付面 19b フランジ 20 雨受け溝 22 導風プレート
Claims (1)
- 【請求項1】 上部が封止され、側部に空気取入れ口(1
8)が設けられ、かつキャブ(10)の背面に取付けられて下
部がエアクリーナ(14)に接続される吸気ダクトにおい
て、 前記空気取入れ口(18)に周縁にフランジ(19b)を有する
空気導入枠(19)が設けられ、 前記フランジ(19b)が前記空気取入れ口(18)近傍のダク
ト表面(12b)と間隔をあけてこのダクト表面(12b)ととも
に雨受け溝(20)を形成し、 前記空気導入枠(19)の枠取付面(19a)が前記空気取入れ
口(18)の口周縁(18a)に接合して取付けられ、 前記空気導入枠(19)内に空気をダクト(12)内に導く複数
の導風プレート(22)を有することを特徴とする吸気ダク
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3705892U JP2562732Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 吸気ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3705892U JP2562732Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 吸気ダクト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589864U true JPH0589864U (ja) | 1993-12-07 |
JP2562732Y2 JP2562732Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=12486969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3705892U Expired - Lifetime JP2562732Y2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 吸気ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562732Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013119792A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Inoac Corp | 吸気ダクト |
JP2017194031A (ja) * | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 日野自動車株式会社 | 吸気ダクト |
CN113431717A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-09-24 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种空滤器进气管布置结构 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113431716B (zh) * | 2021-07-16 | 2022-12-09 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种具有引气功能的导风板组件及空滤器进气结构 |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP3705892U patent/JP2562732Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113431717A (zh) * | 2021-07-16 | 2021-09-24 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种空滤器进气管布置结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562732Y2 (ja) | 1998-02-16 |
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