JP2577836Y2 - 自動車用空調装置の排水構造 - Google Patents

自動車用空調装置の排水構造

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JP2577836Y2
JP2577836Y2 JP1992017590U JP1759092U JP2577836Y2 JP 2577836 Y2 JP2577836 Y2 JP 2577836Y2 JP 1992017590 U JP1992017590 U JP 1992017590U JP 1759092 U JP1759092 U JP 1759092U JP 2577836 Y2 JP2577836 Y2 JP 2577836Y2
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drain nozzle
cooler unit
air conditioner
drainage structure
engine room
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隆 橋本
靖生 田中
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Japan Climate Systems Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用空調装置のクー
ラーユニットに設けたエバポレータから発生する水を車
外に排出するための排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用空調装置のクーラーユニ
ットでは、エバポレータから凝縮した水が落下してくる
ため、例えば、図4に示す排水構造によって車外に排出
するようにしていた。この構造では、クーラーユニット
1の側面下端部にはドレインノズル2が突設されてお
り、その突出方向は型抜き上、水平方向となっている。
このドレインノズル2の先端を除く外周部にはウレタン
等からなるシール部材3を貼着したブッシュ4が配設さ
れている。また、クーラーユニット1の底面は前記ドレ
インノズル2に向かって傾斜している。
【0003】一方、エンジンルームと室内とを区画する
ダッシュロアパネル5には貫通孔6が設けられており、
この貫通孔6の近傍を除く室内側の面にはウレタン等か
らなる遮音部材7が貼着されている。前記クーラーユニ
ット1は、ドレインノズル2がダッシュロアパネル5の
貫通孔6からエンジンルーム側に突出するように室内側
から水平方向に組み付けられる。組み付けられた状態で
は、ダッシュロアパネル5の室内側に突出する貫通孔6
の縁部6aがドレインノズル2の外周部に設けたシール
部材3に食い込んでおり、ブッシュ4の縁部がダッシュ
ロアパネル5の裏面に貼着した遮音部材7に圧接してい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記排
水構造では、ドレインノズル2が水平方向に突出してお
り、長い上り坂を走行する場合等によりクーラーユニッ
ト1が傾けば、ドレインノズル2の先端がクーラユニッ
ト1の底面よりも高くなるので、クーラーユニット1の
底に水が溜まり、場合によっては空調された空気ととも
に室内側に飛散することがある。また、走行時には、ド
レインノズル2に直接風圧がかかるため、水が押し戻さ
れて排出されなかったり、内部にゴミ等の異物が侵入し
たりすることがある。
【0005】さらに、前記ドレインノズル2はエンジン
ルーム側に突出しているので、排水がブレーキパイプ等
の車両部品8にかからないように、別個にホース等を接
続する必要があった。本考案は前記問題点に鑑み、排水
性に優れ、異物の侵入を防止できる上、ホース等の別部
品を必要としない自動車用空調装置の排水構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】本考案は前記目的を達成するため、エバポ
レータを内蔵する室内側のクーラーユニットに設けたド
レインノズルを、室内側とエンジンルーム側とを区画す
るパネルを貫通してエンジンルーム側に突出させ、前記
エバポレータから落下する水滴を前記ドレインノズルを
介してエンジンルーム側から車外に排水するようにした
自動車用空調装置の排水構造において、前記ドレインノ
ズルを、クーラーユニットの底面から鉛直下方に向かっ
て突出させる一方、前記パネルの鉛直方向に延びる壁面
に、室内側に向かって凹所を形成し、該凹所を構成する
壁面に、前記クーラーユニットを室内側から水平方向に
パネルに向かって移動させたときに、ドレインノズルが
通過して凹所内に位置する切欠部を形成したものであ
る。
【0007】
【作用】本考案によれば、エバポレータから落下する水
滴は鉛直方向に延びるドレインノズルから排出されて凹
所内を落下し、その後、エンジンルームと室内とを区画
するパネルを伝わって流下する。
【0008】
【実施例】次に、本考案に係る自動車用空調装置の排水
構造を示す一実施例についてを図1ないし図3を参照し
て説明する。この排水構造では、クーラーユニット10
には、図1に示すように、ドレインノズル11がクーラ
ーユニット10の底部の一端側から鉛直方向に突出する
ように設けられている。また、前記クーラーユニット1
0の底面は前記ドレインノズル11に向かって傾斜する
ように形成されている。さらに、前記ドレインノズル1
1の外周部にはウレタン等からなるシール部材12を貼
着した当て板13が配設されている。
【0009】一方、エンジンルームに面するダッシュロ
アパネル14には、図2に示すような凹所15が形成さ
れている。この凹所15の底面15aと上方に位置する
傾斜面15bとにまたがって切欠部16が形成されてい
る。また、前記ダッシュロアパネル14の室内側の面に
は、前記凹所15を除く部分にウレタン等からなる遮音
部材17が貼着されている。
【0010】前記クーラーユニット10は、図3に示す
ように、ダッシュロアパネル14に室内側から組み付け
られる。この場合、シール部材12の端部が前記切欠部
16の縁部に変形しながら圧接し、当て板13の下端部
が前記遮音部材17に当接する。そして、組み付けられ
た状態では、図1に示すように、ドレインノズル11は
前記凹所15内に突出して、その鉛直方向に下方側傾斜
面15cが位置する。
【0011】以上の構成からなる排水構造では、エバポ
レータ18からクーラーユニット10の底面に落下した
水は、ドレインノズル11から排出される。そして、凹
所15の下方側傾斜面15cに至り、ダッシュロアパネ
ル14の表面を伝わって下方に移動し、車外に排出され
る。したがって、前記ドレインノズル11からの排水は
ブレーキホース等の車両部品19にかかるといったこと
がなく、ドレインノズル11にわざわざホース等を接続
して別の場所に排水する必要がなくなる。
【0012】また、長い上り坂を走行して、クーラーユ
ニット10の傾いた状態が長時間に亘って続いた場合で
も、従来とは異なり、ドレインノズル11の突出位置が
クーラーユニット10の底面に対して下方側に向かって
いるので、エバポレータ18から落下した水がクーラー
ユニット10の底に溜まることがなく、前記ドレインノ
ズル11から排水されることになる。
【0013】さらに、高速で走行する場合でも、ドレイ
ンノズル11が風の流れに対して直交しているので、こ
のドレインノズル11を介してクーラーユニット10内
に空気が流れ込むことがなく、ゴミ等の異物も侵入しな
い。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る自動車用空調装置のクーラーユニットの排水構造
によれば、ドレインノズルをクーラーユニットの底面か
ら鉛直方向に突出させるようにしたので、上り坂で車が
傾いたとしても、従来のように水平方向に突出させたも
のに比べてクーラーユニット内には水が溜まりにくい。
【0015】また、前記ドレインノズルは車の走行方向
に対して直交しているので、高速運転時であっても、前
記ドレインノズルより流出する水滴は風圧を受けにく
く、排水が円滑に行われる上、ゴミの侵入もない。さら
に、ドレインノズルからの排水はエンジンルームの壁面
に形成した凹所内を落下した後、前記壁面を伝わって下
方に移動するので、水滴が車両部品等にかかることがな
く、ホース等の他の部品を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る自動車用空調装置のクーラー
ユニットの排水構造を示す断面図である。
【図2】 図1に示すダッシュロアパネルの凹所裏面の
斜視図である。
【図3】 図1の組み付け前の状態を示す側面図であ
る。
【図4】 従来例に係る自動車用空調装置のクーラーユ
ニットの排水構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10…クーラーユニット、11…ドレインノズル、14
…ダッシュロアパネル、15…凹所、15c…下方側傾
斜面。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/32

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータを内蔵する室内側のクーラ
    ーユニットに設けたドレインノズルを、室内側とエンジ
    ンルーム側とを区画するパネルを貫通してエンジンルー
    ム側に突出させ、前記エバポレータから落下する水滴を
    前記ドレインノズルを介してエンジンルーム側から車外
    に排水するようにした自動車用空調装置の排水構造にお
    いて、 前記ドレインノズルを、クーラーユニットの底面から鉛
    直下方に向かって突出させる一方、 前記パネルの鉛直方向に延びる壁面に、室内側に向かっ
    て凹所を形成し、 該凹所を構成する壁面に、前記クーラーユニットを室内
    側から水平方向にパネルに向かって移動させたときに、
    ドレインノズルが通過して凹所内に位置する切欠部を形
    成したことを特徴とする自動車用空調装置の排水構造。
JP1992017590U 1992-03-30 1992-03-30 自動車用空調装置の排水構造 Expired - Lifetime JP2577836Y2 (ja)

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JPH0576819U JPH0576819U (ja) 1993-10-19
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