JP2577845Y2 - クーラーユニット用ジョイント部のシール構造 - Google Patents

クーラーユニット用ジョイント部のシール構造

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JP2577845Y2
JP2577845Y2 JP1992037122U JP3712292U JP2577845Y2 JP 2577845 Y2 JP2577845 Y2 JP 2577845Y2 JP 1992037122 U JP1992037122 U JP 1992037122U JP 3712292 U JP3712292 U JP 3712292U JP 2577845 Y2 JP2577845 Y2 JP 2577845Y2
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cooler unit
unit
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靖生 田中
隆 橋本
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Japan Climate Systems Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用空調装置のク
ーラーユニット用ジョイント部のシール構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】一般
に、自動車用空調装置のクーラーユニットは車内側に配
設され、内蔵するエバポレータの冷媒流入管および流出
管はエンジンルーム側と車内側とを区画する仕切壁に形
成された貫通孔を貫通して、エンジンルーム側のコンデ
ンサ,コンプレッサに接続されている。そして、前記貫
通孔は、車内側の空調された空気が漏出したり、外気や
水が流入しないようにシール構造とする必要がある。
【0003】従来、このようなシール構造としては、例
えば、図3に示すものがある。すなわち、クーラーユニ
ット1の開口部2は2重構造となっており、この開口部
2にはエバポレータ3の冷媒流入管4および流出管5の
ジョイント部6がその先端側が突出するように配設され
ている。ジョイント部6の先端側には、ウレタン等から
なるシール部材7が外装されている。一方、エンジンル
ームと車内側とを区画する仕切壁8に穿設される貫通孔
の内周縁を車内側に延設して円筒部9が形成されてい
る。そして、前記クーラーユニット1を、ジョイント部
6が仕切壁8の筒状部9からエンジンルーム側に臨むよ
うにして車体に組み付けると、前記円筒部9がシール部
材7に圧接してエンジンルーム側と車内側とのシールが
図れるようになっている。
【0004】ところが、前記シール構造では、円筒部9
はシール部材7に圧接する際に食い込むので、シール部
材7の内周面が外周側に変形し、ジョイント部6の外周
面との間に隙間が生じる。この場合、雨や洗車等によっ
てエンジンルーム内に侵入した水が前記隙間からジョイ
ント部6とシール部材7との間を伝わって車内側に至る
ことがある。
【0005】このため、前記シール部材7の端面をクー
ラーユニット1の開口部2の縁部に接着することによ
り、たとえシール部材7が変形しても車内まで水が侵入
しないようにしていた。また、図4に示すように、前記
シール部材7の両面にEPDM等の硬質なスポンジを設
けて3層構造にすることにより、前記円筒部9が圧接し
ても内周側が外方に変形しないようにしてシールを図る
方法も取られていた。
【0006】しかしながら、前記いずれのものでも、接
着剤を使用したり、シール部材7の構造を変えたりする
必要があるので、その分コストが高くなる。本考案は前
記問題点に鑑み、既存の設備に僅かな変更を加えるだけ
で安価に形成できるクーラーユニット用ジョイント部の
シール構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、車内側に配設されるクーラーユニットの側壁
に形成した開口部に、前記クーラーユニットに内蔵した
エバポレータ内に冷媒を流動させるためのパイプと、エ
ンジンルーム側に延びるユニット外パイプとを接続する
ためのジョイント部を、前記開口部を貫通するように設
ける一方、車内側とエンジンルーム側とを区画する仕切
壁に穿設した貫通孔の内周部を車内側に突出させて筒状
部を形成すると共に、前記クーラーユニットの側壁と仕
切壁との間に、ジョイント部の周囲を取り巻くシール部
材を、ジョイント部の外周面から外方に離れた位置で筒
状部の先端がシール部材に圧接するように配設して形成
されるクーラーユニット用ジョイント部のシール構造に
おいて、前記クーラーユニットの開口部とジョイント部
の外周面との間に隙間を形成する一方、前記シール部材
の内周側端面を延設して前記隙間を介してクーラーユニ
ット内に位置させることにより、前記ジョイント部と前
記シール部材との間から侵入した水を前記クーラーユニ
ット内に導く侵入水ガイド部を形成したものである。
【0008】
【作用】本考案では、エンジンルーム側よりジョイント
部とシール部材との間を通って侵入する水は、侵入水ガ
イド部によってクーラーユニット内まで流入し、このク
ーラーユニットから車外に排出される。
【0009】
【実施例】次に、本考案の一実施例について図1および
図2に従って説明する。本シール構造は従来例とほぼ同
様であるが、図1に示すように、2重構造となったクー
ラーユニット10の開口部11のうち外方開口部11a
は、従来に比べて大きくなってジョイント部6との間に
隙間が形成されるようになっている。前記外方開口部1
1aの内径を大きくする加工は、従来と同様の加工工程
に僅かに変更を加えるだけで簡単に行える。一方、内方
開口部11bは、図2に示すように、ウレタン等からな
るスポンジ部材12を介してジョイント部6の外面に当
接している。この内方開口部11bの下方側中央部の縁
にはスリット13が形成されている。
【0010】また、シール部材14は、車内側の端面内
縁側が突出して侵入水ガイド部15が形成されている。
このシール部材14はジョイント部6の先端側に外装さ
れる際、前記侵入水ガイド部15が外方開口部11aを
介してクーラーユニット10の内部に位置するようにな
っている。そして、従来同様、シール部材14の端面が
エンジンルーム側と車内側とを区画する仕切壁8の筒状
部9に圧接することによりシールされている。このよう
なシール構造では、もし洗車等でエンジンルーム側より
シール部材14とジョイント部6との間に水が侵入して
きても、この水は前記侵入水ガイド部15によって開口
部11内に流入した後、スリット13を介してクーラー
ユニット10内に至り、排水口16を介して車外に排出
されるので、従来のように車内側に侵入することがな
い。
【0011】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係るクーラーユニット用ジョイント部のシール構造に
よれば、クーラーユニットの開口部とジョイント部との
間に隙間を形成し、シール部材に前記開口部を介して内
部に侵入する侵入水ガイド部を形成するだけの従来の構
造に僅かに変更を加えたものであるので、安価な装置で
車内への水の侵入を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るクーラーユニットの部分断面
図である。
【図2】 図1の開口部を示す内部からの正面図であ
る。
【図3】 従来例に係るクーラーユニットの部分断面図
である。
【図4】 図3に示すシール部材の他の従来例を示す断
面図である。
【符号の説明】
6…ジョイント部、10…クーラーユニット、11(1
1a,11b)…開口部(外方開口部,内方開口部)、
14…シール部材、15…侵入水ガイド部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内側に配設されるクーラーユニットの
    側壁に形成した開口部に、前記クーラーユニットに内蔵
    したエバポレータ内に冷媒を流動させるためのパイプ
    と、エンジンルーム側に延びるユニット外パイプとを接
    続するためのジョイント部を、前記開口部を貫通するよ
    うに設ける一方、 車内側とエンジンルーム側とを区画する仕切壁に穿設し
    た貫通孔の内周部を車内側に突出させて筒状部を形成す
    ると共に、前記クーラーユニットの側壁と仕切壁との間
    に、ジョイント部の周囲を取り巻くシール部材を、ジョ
    イント部の外周面から外方に離れた位置で筒状部の先端
    がシール部材に圧接するように配設して形成されるクー
    ラーユニット用ジョイント部のシール構造において、 前記クーラーユニットの開口部とジョイント部の外周面
    との間に隙間を形成する一方、 前記シール部材の内周側端面を延設して前記隙間を介し
    てクーラーユニット内に位置させることにより、前記ジ
    ョイント部と前記シール部材との間から侵入した水を前
    記クーラーユニット内に導く侵入水ガイド部を形成した
    ことを特徴とするクーラーユニット用ジョイント部のシ
    ール構造。
JP1992037122U 1992-06-02 1992-06-02 クーラーユニット用ジョイント部のシール構造 Expired - Fee Related JP2577845Y2 (ja)

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JPH06825U JPH06825U (ja) 1994-01-11
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