JP3015928B2 - 空調ケースのシール構造 - Google Patents

空調ケースのシール構造

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JP3015928B2 JP5177204A JP17720493A JP3015928B2 JP 3015928 B2 JP3015928 B2 JP 3015928B2 JP 5177204 A JP5177204 A JP 5177204A JP 17720493 A JP17720493 A JP 17720493A JP 3015928 B2 JP3015928 B2 JP 3015928B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通孔を有する空調ケース
のシールを簡単な構成で得られるようにした空調ケース
のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に空調ケースは樹脂成形した上下一
対のケースで構成され、これらのケースは例えば実公昭
62ー8165号公報のように、内部に設置するエバポ
レータの形状に合わせて成形され、該ケースの内面全面
に断熱材を接着している。
【0003】しかし、ケースの内面全面に断熱材を接着
する作業は、煩雑で手間が掛かり、コスト高を助長する
ため、近時では下側ケース内面の底部だけに断熱材を接
着し、上側ケースの内面と接するエバポレータの上部周
面には、断熱材を巻き付けて、これを組み付けるように
している。
【0004】ところで、空調ケースにはハーネス接続用
の通孔が成形されることがあり、該孔がエバポレータの
設置位置から離間していると、上記のような断熱材の取
付け法では、通孔から空気が漏れてしまうため、例えば
シールを貼り付ける等して通孔を閉塞する必要があり、
その場合にはシールの取付け分コスト高になるという問
題が生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、通孔を有する空調ケースのシールを簡単な
構成で得られるようにした、空調ケースのシール構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の空調
ケースのシール構造は、周面に通孔を形成した空調ケー
スを備え、該ケース内に断熱材を装着した熱交換器を配
置し、前記断熱材を空調ケース内面と熱交換器との間に
配置した空調ケースのシール構造において、前記通孔を
断熱材と接する空調ケースの所定位置に配置するととも
に、通孔の周囲にリブを突設し、該リブと熱交換器との
間に前記断熱材を配置して、通孔を有する空調ケースの
シールを簡単な構成で得られるようにしたことを特徴と
している
【0007】
【作用】通孔の周囲に突設したリブに、熱交換器に装着
した断熱材を圧接して、リブ部を境に通孔と空調ケース
内とを遮断し、空調ケースをシールする。シール等の貼
り付けを要することなく通孔を閉塞し、簡単な構成で空
調ケースをシールし、この種構造のコスト高を抑制す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を車両用空調装置に適用した図
示実施例について説明すると、図1乃至図6において1
は内外気取入口とヒータ(図示略)とに連通し、空気通
路を形成する合成樹脂成形品の空調ケースで、上下一対
の上下側ケース2,3を接合して組付けられている。
【0009】上下側ケース2,3内面の対向位置には、
内側に突設した起立壁4,5と係止壁6,7とが設けら
れ、これらの両端はそれらと一体に成形した仕切壁8,
9に区画されていて、空調ケース1の中央に平面が略横
長矩形の区画スペース10を形成しており、該スペース
10に熱交換器であるエバポレータ11が配置されてい
る。
【0010】上側ケース2の内面上部には、起立壁4と
係止壁6とに平行して一対のリブ12,13が突設さ
れ、それらの両端は仕切壁8,9に連結されていて、そ
の先端を図4のように略半円形断面に形成している。実
施例ではリブ12,13の突出高さを略1mmに形成し
ており、また一方のリブ12は長さ方向の中央部を平面
コ字形に形成している。
【0011】区画スペース10の直上に位置する上側ケ
ース2には、通孔14,15が開口され、その開口部周
辺に前記リブ12,13と同様なリブ16,17が内側
に突設されている。リブ16,17は図1のように平面
略U字形状に形成され、それらの両端がリブ12,13
に連結している。したがって、通孔14,15は、その
周囲をリブ12,16または13,17で囲まれてい
る。
【0012】図中、18,19は通孔14,15の開口
縁を切起して成形したサーモハーネス(図示略)取付け
用の係止爪、20はエバポレータ11の上部周面に接着
した断熱材で、実施例では3〜5mm厚のものを使用
し、エバポレータ11の組付け時には20〜50%、具
体的には約1mm圧縮するようにしている。
【0013】この他、21は下側ケース3の起立壁5と
係止壁7との間の下側ケース3の内面に接着した断熱
材、22,23は仕切壁8,9の内側に突設したリブ
で、略三角形断面に形成され、その尖端を断熱材20,
21に圧接させている。24は下側ケース3の底部に設
けた水溜、25はドレン孔である。
【0014】このように構成した空調ケースのシール構
造は、通孔14,15を断熱材20でシール可能な上側
ケース2の所定位置に配置し、そのシール作用を増進す
るためにリブ12,13,16,17を採用し、かつそ
の製作に際しては金型の所定位置に、それらの成形溝を
彫り込むことで対応できるから、容易かつ安価に対応で
きる。
【0015】次に上記シール構造の組み付けに際して
は、予め下側ケース3の起立壁5と係止壁7との間に断
熱材21を接着し、またエバポレータ11の上部周面に
断熱材20を接着して置く。
【0016】そして、エバポレータ11の上部を上側ケ
ース2の起立壁4と係止壁6との間に押し込み、その底
部に下側ケース3の起立壁5と係止壁7とを嵌込んで、
上下側ケース2,3の端部を接合し、これらを組み付け
る。このようにすると、エバポレータ11の上部が断熱
材20を介して、起立壁4と係止壁6とで係止され、ま
たその下部が断熱材21を介して、起立壁5と係止壁7
とで係止され、更に別の周面の断熱材20,21にリブ
22,23の尖端が係合して、エバポレータ11が強固
に固定される。
【0017】また、通孔14,15は断熱材20で内側
から閉塞され、それらの周囲はリブ12,16と13,
17とで取り囲まれ、その周縁をエバポレータ11の上
端が圧接し、かつそれらの間に断熱材20が挟圧されて
介在しているから、上記リブ12,16,13,17周
辺の気密性が保たれ、通孔14,15の開口部が空調ケ
ース1内部と遮断する。したがって、空調運転時に空調
ケース1に導入された空気が、通孔14,15から漏れ
出ることはない。
【0018】この場合、断熱材20は上側ケース2とエ
バポレータ11との間に比較的緩慢に介挿されているか
ら、音の伝導路として機能することはなく、したがって
空調運転時にエバポレータ11から発生する冷媒流動音
を拾うことはない。
【0019】このように、本発明は通孔14,15の閉
塞手段として、シールの貼り付けを要しないから、その
分この種の組み付け作業が簡単になり、そのコスト高を
抑制する。
【0020】
【発明の効果】本発明の空調ケースのシール構造は以上
のように、通孔を断熱材と接する空調ケースの所定位置
に配置するとともに、通孔の周囲にリブを突設し、該リ
ブと熱交換器との間に前記断熱材を配置したから、通孔
を有する空調ケースのシールを簡単な構成で得られ、こ
の種構造のコスト高を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のAーA線に沿う断面図である。
【図3】本発明の要部を拡大して示す平面図である。
【図4】図3のBーB線に沿う断面図である。
【図5】図3のCーC線に沿う断面図である。
【図6】図1のDーD線に沿う断面図で、拡大して示し
ている。
【符号の説明】
1 空調ケース 11 熱交換器 12,13,16,17 リブ 14,15 通孔 20 断熱材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に通孔を形成した空調ケースを備
    え、該ケース内に断熱材を装着した熱交換器を配置し、
    前記断熱材を空調ケース内面と熱交換器との間に配置し
    た空調ケースのシール構造において、前記通孔を断熱材
    と接する空調ケースの所定位置に配置するとともに、通
    孔の周囲にリブを突設し、該リブと熱交換器との間に前
    記断熱材を配置したことを特徴とする空調ケースのシー
    ル構造。
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