JPH06825U - クーラーユニット用ジョイント部のシール構造 - Google Patents

クーラーユニット用ジョイント部のシール構造

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JPH06825U
JPH06825U JP3712292U JP3712292U JPH06825U JP H06825 U JPH06825 U JP H06825U JP 3712292 U JP3712292 U JP 3712292U JP 3712292 U JP3712292 U JP 3712292U JP H06825 U JPH06825 U JP H06825U
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靖生 田中
隆 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存の設備に僅かな変更を加えるだけで安価
にクーラーユニット用ジョイント部のシール構造を形成
することである。 【構成】 クーラーユニット10の開口部11aは、ジ
ョイント部6との間に隙間ができるように大きくなって
いる。この隙間には、シール部材14の内周側端面を延
設してなる侵入水ガイド部15が配設されている。そし
て、ジョイント部6とシール部材14との間から侵入す
る水は、侵入水ガイド部15によってクーラーユニット
10内まで流入し、このクーラーユニット10から車外
に排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用空調装置のクーラーユニット用ジョイント部のシール構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
一般に、自動車用空調装置のクーラーユニットは車内側に配設され、内蔵する エバポレータの冷媒流入管および流出管はエンジンルーム側と車内側とを区画す る仕切壁に形成された貫通孔を貫通して、エンジンルーム側のコンデンサ,コン プレッサに接続されている。そして、前記貫通孔は、車内側の空調された空気が 漏出したり、外気や水が流入しないようにシール構造とする必要がある。
【0003】 従来、このようなシール構造としては、例えば、図3に示すものがある。 すなわち、クーラーユニット1の開口部2は2重構造となっており、この開口 部2にはエバポレータ3の冷媒流入管4および流出管5のジョイント部6がその 先端側が突出するように配設されている。ジョイント部6の先端側には、ウレタ ン等からなるシール部材7が外装されている。一方、エンジンルームと車内側と を区画する仕切壁8に穿設される貫通孔の内周縁を車内側に延設して円筒部9が 形成されている。そして、前記クーラーユニット1を、ジョイント部6が仕切壁 8の筒状部9からエンジンルーム側に臨むようにして車体に組み付けると、前記 円筒部9がシール部材7に圧接してエンジンルーム側と車内側とのシールが図れ るようになっている。
【0004】 ところが、前記シール構造では、円筒部9はシール部材7に圧接する際に食い 込むので、シール部材7の内周面が外周側に変形し、ジョイント部6の外周面と の間に隙間が生じる。この場合、雨や洗車等によってエンジンルーム内に侵入し た水が前記隙間からジョイント部6とシール部材7との間を伝わって車内側に至 ることがある。
【0005】 このため、前記シール部材7の端面をクーラーユニット1の開口部2の縁部に 接着することにより、たとえシール部材7が変形しても車内まで水が侵入しない ようにしていた。また、図4に示すように、前記シール部材7の両面にEPDM 等の硬質なスポンジを設けて3層構造にすることにより、前記円筒部9が圧接し ても内周側が外方に変形しないようにしてシールを図る方法も取られていた。
【0006】 しかしながら、前記いずれのものでも、接着剤を使用したり、シール部材7の 構造を変えたりする必要があるので、その分コストが高くなる。 本考案は前記問題点に鑑み、既存の設備に僅かな変更を加えるだけで安価に形 成できるクーラーユニット用ジョイント部のシール構造を提供することを目的と する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、クーラーユニットの側壁に形成した開口部 に、前記クーラーユニットに内蔵したエバポレータのパイプ用ジョイント部を突 出するように設けるとともに、該ジョイント部の外周部にウレタン等からなるシ ール部材を配設する一方、車内側とエンジンルームとを区画する仕切壁に穿設し た貫通孔の縁部を車内側に延在して筒状部を形成し、該筒状部に前記ジョイント 部を配設するとともに、前記シール部材を圧接することにより、車内側とエンジ ンルーム側とをシールするようにした自動車用空調装置のクーラーユニット用ジ ョイント部のシール構造において、クーラーユニットの開口部とジョイント部と の間に隙間を形成し、該隙間にシール部材の内周側端面を延設してなる侵入水ガ イド部を配設したものである。
【0008】
【作用】
本考案では、エンジンルーム側よりジョイント部とシール部材との間を通って 侵入する水は、侵入水ガイド部によってクーラーユニット内まで流入し、このク ーラーユニットから車外に排出される。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の一実施例について図1および図2に従って説明する。 本シール構造は従来例とほぼ同様であるが、図1に示すように、2重構造とな ったクーラーユニット10の開口部11のうち外方開口部11aは、従来に比べ て大きくなってジョイント部6との間に隙間が形成されるようになっている。前 記外方開口部11aの内径を大きくする加工は、従来と同様の加工工程に僅かに 変更を加えるだけで簡単に行える。一方、内方開口部11bは、図2に示すよう に、ウレタン等からなるスポンジ部材12を介してジョイント部6の外面に当接 している。この内方開口部11bの下方側中央部の縁にはスリット13が形成さ れている。
【0010】 また、シール部材14は、車内側の端面内縁側が突出して侵入水ガイド部15 が形成されている。このシール部材14はジョイント部6の先端側に外装される 際、前記侵入水ガイド部15が外方開口部11aを介してクーラーユニット10 の内部に位置するようになっている。そして、従来同様、シール部材14の端面 がエンジンルーム側と車内側とを区画する仕切壁8の筒状部9に圧接することに よりシールされている。 このようなシール構造では、もし洗車等でエンジンルーム側よりシール部材1 4とジョイント部6との間に水が侵入してきても、この水は前記侵入水ガイド部 15によって開口部11内に流入した後、スリット13を介してクーラーユニッ ト10内に至り、排水口16を介して車外に排出されるので、従来のように車内 側に侵入することがない。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係るクーラーユニット用ジョイント 部のシール構造によれば、クーラーユニットの開口部とジョイント部との間に隙 間を形成し、シール部材に前記開口部を介して内部に侵入する侵入水ガイド部を 形成するだけの従来の構造に僅かに変更を加えたものであるので、安価な装置で 車内への水の侵入を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るクーラーユニットの部分断面
図である。
【図2】 図1の開口部を示す内部からの正面図であ
る。
【図3】 従来例に係るクーラーユニットの部分断面図
である。
【図4】 図3に示すシール部材の他の従来例を示す断
面図である。
【符号の説明】
6…ジョイント部、10…クーラーユニット、11(1
1a,11b)…開口部(外方開口部,内方開口部)、
14…シール部材、15…侵入水ガイド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クーラーユニットの側壁に形成した開口
    部に、前記クーラーユニットに内蔵したエバポレータの
    パイプ用ジョイント部を突出するように設けるととも
    に、該ジョイント部の外周部にウレタン等からなるシー
    ル部材を配設する一方、車内側とエンジンルームとを区
    画する仕切壁に穿設した貫通孔の縁部を車内側に延在し
    て筒状部を形成し、該筒状部に前記ジョイント部を配設
    するとともに、前記シール部材を圧接することにより、
    車内側とエンジンルーム側とをシールするようにした自
    動車用空調装置のクーラーユニット用ジョイント部のシ
    ール構造において、クーラーユニットの開口部とジョイ
    ント部との間に隙間を形成し、該隙間にシール部材の内
    周側端面を延設してなる侵入水ガイド部を配設したこと
    を特徴とする自動車用空調装置のクーラーユニット用ジ
    ョイント部のシール構造。
JP1992037122U 1992-06-02 1992-06-02 クーラーユニット用ジョイント部のシール構造 Expired - Fee Related JP2577845Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055553A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Calsonic Kansei Corp 車両用空調装置
WO2017163620A1 (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 株式会社デンソー 車両用空調ユニット
DE112017000927B4 (de) 2016-02-22 2022-07-14 Denso Corporation Fahrzeugluftkonditioniereinrichtung

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