JPWO2017163620A1 - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Abstract

車両用空調ユニットにおいて、シール圧縮部の配管配置空間内の水を車室外へ排出する排水経路を確保しつつ、その排水経路を水が逆流して配管配置空間内へ入ることを防止することを目的とする。車両の車室内と車室外とを隔てると共に貫通孔(70a)が形成された隔壁(70)に対して、車両用空調ユニットは車室内の側に配置される。そして、車両用空調ユニットの配管接続部(22)は、貫通孔内を通る配管全体部(12、22、952)の一部を成し、その配管全体部に含まれる車室外の配管(952)が接続される。内部配管(12)は配管全体部に含まれ、車室外の配管に対し配管接続部を介して接続される。シール部材(20)は配管接続部を取り囲む。シール圧縮部(24)は、隔壁のうち貫通孔周りを構成する貫通孔周囲部(701)との間でシール部材を圧縮する。また、シール圧縮部には、内部配管が通る配管配置空間(24a)と、配管配置空間に対して下側に設けられ配管配置空間からの排水を受け入れる排水空間(24c)とが形成される。排水空間は、その排水空間から車室外へ排水されるようにその車室外へ貫通孔を介して連通する。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年3月22日に出願された日本特許出願番号2016−57496号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、車室内の空調を行う車両用空調ユニットに関するものである。
この種の車両用空調ユニットとして、例えば特許文献1に記載された空調ユニットが従来から知られている。この特許文献1に記載された空調ユニットは、車室内と車室外であるエンジンルームとを隔てる隔壁としてのダッシュパネルに対して、車室内の側に配置される。
特許文献1の空調ユニットは、熱交換器等を収容するケーシングを有している。そのケーシングのうちダッシュパネル側を構成する前壁部には、室内側冷媒配管を支持する配管支持部が設けられている。そして、特許文献1の空調ユニットは、その配管支持部とダッシュパネルとの間に設けられたダッシュシール材を有している。
このダッシュシール材は、室内側冷媒配管を囲むように形成されている。そして、ダッシュシール材は、配管支持部とダッシュパネルに形成された貫通孔の孔周縁部とによって挟まれ且つ圧縮されている。すなわち、配管支持部は、ダッシュシール材を圧縮するシール圧縮部としての役割を果たす。そして、ダッシュシール材は、配管支持部とダッシュパネルの孔周縁部とに圧接することによって両者の間のシール性を確保できるようになっている。
特開2014−61791号公報
上述した特許文献1の空調ユニットのように一般的な車両用空調ユニットでは、室内側冷媒配管と室外側冷媒配管とをつなぐために、ダッシュパネルである隔壁に貫通孔が必要となる。そして、その貫通孔を介して水が車室外から車室内へと浸入しないように、ダッシュシール材等が用いられて防水処理が施されている。
しかしながら、そのダッシュシール材等による防水処理によって、車室外から車室内への水の浸入を完全に阻止することは困難である。例えば、車両用空調ユニットのシール圧縮部には室内側冷媒配管が通る配管配置空間が形成されているが、エンジンルームが高圧洗浄された場合には、その配管配置空間へ隔壁の貫通孔から水が浸入するおそれがある。そして、その配管配置空間への浸水量が或る程度多くなると、車室内において車両用空調ユニットから水漏れすることが懸念される。発明者の詳細な検討の結果、以上のようなことが見出された。
本開示は上記点に鑑みて、シール圧縮部の配管配置空間内の水を車室外へ排出する排水経路を確保しつつ、その排水経路を水が逆流して配管配置空間内へ入ることを防止することが可能な車両用空調ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の1つの観点による車両用空調ユニットは、
車両の車室内と車室外とを隔てると共に貫通孔が形成された隔壁に対して、車室内の側に配置される車両用空調ユニットであって、
貫通孔内を通る配管全体部の一部を成し、その配管全体部に含まれる車室外の配管が接続される配管接続部と、
配管全体部に含まれ、車室外の配管に対し配管接続部を介して接続される内部配管と、
配管接続部を取り囲むシール部材と、
隔壁のうち貫通孔周りを構成する貫通孔周囲部に対しシール部材を挟んだ反対側に配置され、そのシール部材をその貫通孔周囲部との間で圧縮するシール圧縮部とを備え、
そのシール圧縮部には、内部配管が通る配管配置空間と、その配管配置空間に対して下側に設けられその配管配置空間からの排水を受け入れる排水空間とが形成され、
排水空間は、その排水空間から車室外へ排水されるようにその車室外へ貫通孔を介して連通する。
上述のように、シール圧縮部の排水空間は配管配置空間からの排水を受け入れ、排水空間から車室外へ排水されるように車室外へ隔壁の貫通孔を介して連通する。従って、シール圧縮部の配管配置空間内の水を車室外へ排出する排水経路を確保することができる。更に、そのシール圧縮部の排水空間は配管配置空間に対して下側に設けられているので、水は排水空間から配管配置空間へ流れ難い。従って、上記排水経路を水が逆流して配管配置空間内へ入ることを防止することが可能である。
第1実施形態の車両用空調ユニットの全体図である。 第1実施形態において、車両用空調ユニットのうち蒸発器へ接続された内部配管およびその周辺の部品を示した分解斜視図である。 図1のIII部分を拡大図示した詳細図であって、シール部材および膨張弁を省略して図示した図である。 第1実施形態において、車両用空調ユニットの空調ケースを単体で図示した斜視図であって、シール圧縮部のうちの下側圧縮部およびその近傍を拡大図示した図である。 図1のIII部分を拡大図示した詳細図であって、膨張弁を図示に含める一方でシール部材を省略して図示した図である。 図1のIII部分を拡大図示した詳細図であって、シール部材および膨張弁を省略せずに図示した図である。 第1実施形態において図4のVII−VII断面を示した断面図であって、空調ケースを単体で図示した図である。 第1実施形態において図7のVIII−VIII断面を示した断面図であって、空調ケースを単体で図示した図である。 図4の斜視図において、シール圧縮部の配管配置空間内の水が車室外へ排出される排水経路を示した図である。 第2実施形態において、シール部材および膨張弁を省略してシール圧縮部およびその近傍を図示した詳細図であって、第1実施形態の図3に相当する図である。 第3実施形態において空調ケースを単体で図示すると共に図4のVII−VII断面を示した断面図であって、第1実施形態の図7に相当する図である。 車両に搭載される従来の車両用空調ユニットのうちダッシュパネル近傍の構造を模式的に示した断面図である。
先ず、実施形態を説明する前提として、従来の車両用空調ユニット90について説明する。図12は、車両に搭載される従来の車両用空調ユニット90のうちダッシュパネル70近傍の構造を模式的に示した断面図である。この図12に示すように、車両用空調ユニット90は、ダッシュパネル70に対して車室内の側に配置されている。ダッシュパネル70は、車室内と車室外であるエンジンルームとを隔てる鉄板等の隔壁であり、例えば車両ボディーの一部を構成している。また、ダッシュパネル70には貫通孔70aが形成されており、ダッシュパネル70は、その貫通孔70a周りを構成する貫通孔周囲部701を有している。
従来の車両用空調ユニット90は空調ケース92と発泡ウレタン等で構成されたシール部材93と膨張弁94とを備えている。膨張弁94は、冷媒を減圧膨張させる弁機構であるが、空調ケース92内の冷媒配管である内部配管951と車室外の配管952とを中継する役割も果たす。
空調ケース92はシール圧縮部921を有し、シール部材93をダッシュパネル70の貫通孔周囲部701との間で圧縮している。これにより、ダッシュパネル70とシール圧縮部921との間が防水されている。
また、シール圧縮部921およびシール部材93は膨張弁94を取り囲むように形成されている。例えば、膨張弁94の外形に合った押込み孔93aがシール部材93に形成されており、膨張弁94は、そのシール部材93の押込み孔93aへ押し込まれるように配置されている。これにより、膨張弁94とシール部材93との間の防水が図られている。
このように防水処理が施された従来の車両用空調ユニット90では、シール部材93の防水能力の不足等に起因して、例えば図12の破線矢印で示すように水がダッシュパネル70の貫通孔70aからシール圧縮部921の内側へ浸入するおそれがある。そして、シール圧縮部921の内側へ浸入した水を車室外へ排水する構造は特に設けられてはいない。そのため、その水の浸入量(すなわち、浸水量)が或る程度多くなると、車室内において車両用空調ユニット90の空調ケース92から水漏れする場合がある。
後述する各実施形態の車両用空調ユニット10は、このような空調ケース92からの水漏れを回避できるように構成されている。
以下、図面を参照しながら、各実施形態を説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の車両用空調ユニット10の全体図である。図1には、車両用空調ユニット10を車両前方から見た外観が表されている。この車両用空調ユニット10は、ダッシュパネル70(図12参照)に対して車室内の側に配置される空調ユニットである。具体的に、本実施形態の車両用空調ユニット10は、図12の車両用空調ユニット90と同様に、ダッシュパネル70に対し車両後方に配置されている。車両用空調ユニット10は、車室外(例えば、エンジンルーム)に配設されるコンプレッサおよびコンデンサ等と共に、車両用空調装置を構成する。
なお、図1の各矢印DR1、DR2および図12の矢印DR3は、車両用空調ユニット10が搭載された車両の向きを示す。すなわち、図1の矢印DR1は車両上下方向DR1を示し、矢印DR2は車両幅方向DR2(すなわち、車両左右方向DR2)を示している。また、図12の矢印DR3は車両前後方向DR3を示している。
図2は、車両用空調ユニット10のうち不図示の蒸発器へ接続された内部配管12およびその周辺の部品を示した分解斜視図である。この図2および図1に示すように、車両用空調ユニット10は、内部配管12、空調ケース14、配管カバー16、シール部材20、および膨張弁22等を備えている。
空調ケース14は、樹脂成形品である複数のケース部材がビス止め及び爪嵌合などで一体に組み合わされることにより構成されている。空調ケース14は車両用空調ユニット10の筐体であり、不図示の蒸発器およびヒータコアなどのエアコン構成部品を空調ケース14内に収容している。それと共に、空調ケース14の内側には、車室内へ吹き出される空調空気を導く空気通路が形成されている。
内部配管12は、冷媒が流れる冷媒配管であり、膨張弁22と蒸発器との間をつないでいる。詳細には、内部配管12は、蒸発器へ流入する冷媒が流れる流入管121と、蒸発器から流出した冷媒が流れる流出管122と、チューブコネクタ123とを含んでいる。チューブコネクタ123は、流入管121および流出管122のそれぞれと膨張弁22との間に設けられている。流入管121および流出管122はそれぞれ、チューブコネクタ123を介して膨張弁22に接続されている。
配管カバー16は、内部配管12の上側を覆うカバーである。内部配管12の下側は、空調ケース14のうちの一部分によって覆われている。配管カバー16は樹脂製であり、空調ケース14に対しビス止め及び爪嵌合などによって固定されている。
膨張弁22は、不図示の蒸発器、コンプレッサ、およびコンデンサを含む冷凍サイクルの一部を構成する。膨張弁22は、その冷凍サイクルにおいて循環する冷媒を減圧膨張させる弁機構である。膨張弁22は、例えばブロック形状を成しており、車室外の配管952(図12参照)が接続される配管接続部としても機能する。その車室外の配管952は2本の冷媒管からなり、その2本のうちの一方の冷媒管は膨張弁22の冷媒入口22aに接続され、他方の冷媒管は膨張弁22の冷媒出口22bに接続される。
従って、車両用空調ユニット10において、内部配管12は、車室外の配管952に対し膨張弁22を介して接続されている。具体的には、車室外の配管952は膨張弁22に対して車両前方に接続され、内部配管12は膨張弁22に対して車両後方に接続されている。要するに、内部配管12は、膨張弁22に対し、車室外の配管952の側とは反対側に接続されている。
また、内部配管12、膨張弁22、および車室外の配管952は配管全体部を構成しており、その配管全体部は、車両用空調ユニット10内からダッシュパネル70の貫通孔70aを通って車室外に及ぶように設けられている。
シール部材20は、発泡ウレタン又はゴムなどから成り、ダッシュパネル70の貫通孔70aから車室内への水の浸入を防止する。このシール部材20は、膨張弁22を取り囲むように形成されている。具体的にシール部材20の内側には、膨張弁22の外形に合った押込み孔20aが形成されており、膨張弁22は、そのシール部材20の押込み孔20aへ押し込まれるように配置されている。これにより、膨張弁22とシール部材20との間の防水が図られている。
また、図2および図3に示すように、車両用空調ユニット10には、車両前後方向DR3においてダッシュパネル70側(すなわち、車両前方)に向けて突き出た筒状のシール圧縮部24が設けられている。このシール圧縮部24は、空調ケース14に含まれる下側圧縮部241と、配管カバー16に含まれる上側圧縮部242とから構成されている。その下側圧縮部241は、上側圧縮部242に対し下側に配置されている。この筒状のシール圧縮部24の内側には、図2〜4に示すように、流入管121および流出管122が通る配管配置空間24aが形成されている。
また、シール圧縮部24へはシール部材20が貼り付けられることで固定されている。すなわち、下側圧縮部241は、シール部材20に対向して車両前方を向いたシール貼付面241aを有し、これと同様に、上側圧縮部242も、シール部材20に対向して車両前方を向いたシール貼付面242aを有している。この下側圧縮部241および上側圧縮部242のシール貼付面241a、242aは全体としてシール圧縮部24のシール貼付面24bを構成する。
また、シール圧縮部24は、ダッシュパネル70の貫通孔周囲部701に対しシール部材20を挟んだ反対側に配置されている。具体的には、シール圧縮部24はシール部材20に対して車両後方に配置され、貫通孔周囲部701はシール部材20に対して車両前方に配置されている。そして、シール圧縮部24は、そのシール部材20を貫通孔周囲部701との間で圧縮する。すなわち、シール部材20の厚み方向は車両前後方向DR3となっており、シール部材20は、シール圧縮部24と貫通孔周囲部701とによって車両前後方向DR3へ圧縮される。
例えば、図2に示された内部配管12、膨張弁22、およびその周辺部位の組立てについて説明すると、先ず、内部配管12が空調ケース14に設置される。そのとき、チューブコネクタ123は既に流入管121および流出管122にロウ付け接続され、内部配管12は蒸発器に接続された状態になっている。そして、配管カバー16が、その空調ケース14に設置された内部配管12を上側から覆うようにして空調ケース14に接合される。
次に、膨張弁22がチューブコネクタ123に接続される。これにより、図5に示すように膨張弁22が設けられる。そして、膨張弁22がシール部材20の押込み孔20aへ押し込まれると共に、シール部材20がシール圧縮部24のシール貼付面24b(図3参照)へ貼り付けられる。シール部材20の貼付けが完了すると、図6に示すようにシール部材20が設けられる。以上のような手順で、内部配管12、膨張弁22、およびその周辺部位の組立てが行われる。
図3および図4に示すように、シール圧縮部24のうち下側圧縮部241には、配管配置空間24aに対して下側に設けられた排水空間24cと、配管配置空間24aと排水空間24cとをつなぐ排水通路24dとが形成されている。その排水空間24cは、排水通路24dを介して配管配置空間24aからの排水を受け入れる空間として形成されている。そして、排水空間24cは、その排水空間24cから車室外(例えば、エンジンルーム)へ排水されるように、ダッシュパネル70の貫通孔70aを介して車室外へ連通している。従って、シール圧縮部24の配管配置空間24a、排水空間24c、および車室外は、その配管配置空間24a内から車室外へ排水される排水経路においてその排水経路の上流側から、配管配置空間24a、排水空間24c、車室外の順に並ぶ。図4では、分かり易く図示するために、排水空間24cと排水通路24dとがそれぞれ互いに異なる点ハッチングで示されている。
詳細には図4および図7に示すように、下側圧縮部241は、配管配置空間24aに対してその配管配置空間24aの下側から面する底面241bすなわち配置空間底面241bを有している。その配置空間底面241bは、水平に対して傾斜する傾斜面241c、241dを含んでいる。そして、排水通路24dは、傾斜面241c、241d上を矢印FW1、FW2のように流下した水がその排水通路24dへ流入する位置にて、配管配置空間24aへ開口している。言い換えれば、その排水通路24dは、配置空間底面241bのうち車両上下方向DR1で最も低い箇所にて、配管配置空間24aへ開口している。
図3および図8に示すように、シール圧縮部24の排水空間24cのシール部材20側とは反対側(すなわち、車両後方)は塞がっている。すなわち、シール圧縮部24は、下側圧縮部241の一部分として閉塞壁243を有しており、その閉塞壁243は、排水空間24cのダッシュパネル70側とは反対側を塞いでいる。
その一方で、シール部材20が設けられていない状態では、図5、6、8に示すように、シール圧縮部24の排水空間24cのダッシュパネル70側(すなわち、車両前方)は、開放されている。詳細には、その排水空間24cのダッシュパネル70側は、下側圧縮部241のシール貼付面241aにおいて開口している。従って、シール部材20がシール圧縮部24に貼り付けられることによって、その排水空間24cのダッシュパネル70側がシール部材20に覆われる。すなわち、シール部材20が設けられた状態では、排水空間24cのダッシュパネル70側の壁面201は、シール部材20によって構成されている。なお、その壁面201およびシール部材20は図8において二点鎖線で図示されている。また、本実施形態では、シール圧縮部24の排水空間24cのダッシュパネル70側においてその排水空間24cの一部分に膨張弁22が重ねて配置されている。そのため、その排水空間24cのダッシュパネル70側は、シール部材20だけでなく膨張弁22によっても蓋をされている。
但し、シール圧縮部24の排水空間24cからは車室外へ排水される必要があるので、シール部材20には連通路20bが形成されている。そして、その連通路20bは、排水空間24cから車室外へ排水されるようにその排水空間24cを車室外へ連通させる。
具体的に、その連通路20bは、シール部材20の押込み孔20aから下側へ切り込まれた溝状に形成されている。そして、連通路20bは、その連通路20bの底20cがシール圧縮部24の排水空間24cの全部よりも下側に位置するように形成されている。
また、図7および図8に示すように、シール圧縮部24のうちの下側圧縮部241は、下側圧縮部241の一部分として空間仕切部244を有している。その空間仕切部244は壁状に形成され、配管配置空間24aと排水空間24cとの間を上下に仕切っている。そして、配置空間底面241bに含まれる傾斜面241c、241dのうちの一の傾斜面241cは、その空間仕切部244の上面として形成されている。
また、本実施形態において下側圧縮部241は、空間仕切部244を含んで一体成形されている。すなわち、空間仕切部244は、下側圧縮部241を含む一成形品としてのケース部材の一部分となっている。
また、図7および図8に示すように、本実施形態の空調ケース14は、配管配置空間24aと空調風が流れる空調ケース14内の空気通路とを隔てる空気通路壁141を有している。そのため、配管配置空間24aのダッシュパネル70側とは反対側(すなわち、車両後方)は、その空気通路壁141に覆われている。
上述したように、本実施形態によれば図2および図7に示すように、シール圧縮部24の排水空間24cは配管配置空間24aからの排水を受け入れ、排水空間24cから車室外へ排水されるように車室外へダッシュパネル70の貫通孔70aを介して連通する。
これにより、例えば図9に示すように、配管配置空間24aに入った水および内部配管12の表面で凝結した水は、矢印FWa、FWbのように配置空間底面241b上を流下して排水通路24dに集合する。そして、その排水通路24dに入った水は、矢印FWcのように排水通路24dを通って排水空間24cへ落ちる。そして、その排水空間24cへ入った水は、シール部材20の連通路20b(図6参照)とダッシュパネル70の貫通孔70a(図12参照)とを経て矢印FWdのように車室外へと排出される。すなわち、図9の矢印FWa、FWb、FWc、FWdに示すように、シール圧縮部24の配管配置空間24a内の水を車室外へ排出する排水経路を確保することができる。
更に、図4および図7に示すように、そのシール圧縮部24の排水空間24cは配管配置空間24aに対して下側に設けられている。そして、排水通路24dは配管配置空間24aと排水空間24cとの間で排水経路を狭窄させている。そのため、水は排水空間24cから配管配置空間24aへ流れ難い。従って、配管配置空間24aから車室外へ至る排水経路を水が逆流して配管配置空間24a内へ入ることを防止することが可能である。例えば図4のFWrのように、車室外からシール部材20の連通路20b(図6参照)を介して排水空間24cへ入った水はその排水空間24cで塞き止められ、車室外へ戻ることになる。
このように、本実施形態のシール圧縮部24は、配管配置空間24a内の水を車室外へ排出する排水機能を備えると共に、配管配置空間24aへの浸水を抑制する浸水抑制機能も備えている。
また、本実施形態によれば、図4および図7に示すように、シール圧縮部24は、配管配置空間24aに対してその配管配置空間24aの下側から面する配置空間底面241bを有している。そして、その配置空間底面241bは、水平に対して傾斜する傾斜面241c、241dを含んでいる。更に、シール圧縮部24には、配管配置空間24aと排水空間24cとをつなぐ排水通路24dが形成されている。その排水通路24dは、傾斜面241c、241d上を流下した水がその排水通路24dへ流入する位置にて配管配置空間24aへ開口している。言い換えれば、その排水通路24dは、配置空間底面241bのうち車両上下方向DR1で最も低い箇所にて配管配置空間24aへ開口している。
従って、シール圧縮部24の配管配置空間24aに溜まった水が重力によって排水通路24dへ流入しやすいように排水通路24dを形成することができる。
また、本実施形態によれば、図4および図6に示すように、シール部材20には、シール圧縮部24の排水空間24cから車室外へ排水されるようにその排水空間24cを車室外へ連通させる連通路20bが形成されている。従って、シール部材20を設けた状態で、排水空間24cから車室外へ排水される機能を確保することが可能である。
また、本実施形態によれば、シール部材20の連通路20bは、その連通路20bの底20cがシール圧縮部24の排水空間24cの全部よりも下側に位置するように形成されている。従って、排水空間24cに溜まった水の排出がシール部材20によって妨げられることを回避することが可能である。
また、本実施形態によれば、図6および図8に示すように、排水空間24cのダッシュパネル70(図12参照)側の壁面201は、シール部材20によって構成されている。従って、シール圧縮部24を含むケース部材単体では排水空間24cのダッシュパネル70側が開放された状態となっているので、そのシール圧縮部24を含むケース部材を例えば射出成形によって製造する際に排水空間24cを形成し易いというメリットがある。
また、本実施形態によれば、図8に示すように、シール圧縮部24は閉塞壁243を有しており、その閉塞壁243は、排水空間24cのダッシュパネル70側とは反対側を塞いでいる。従って、排水空間24cに溜まった水が排水空間24cのダッシュパネル70側へ流れざるを得ず、排水空間24cに溜まった水が車室外へ流れるように排水空間24cを形成することが可能である。
また、本実施形態によれば、図9に示すように、シール圧縮部24の配管配置空間24a、排水空間24c、および車室外は、その配管配置空間24a内から車室外へ排水される排水経路においてその排水経路の上流側から、配管配置空間24a、排水空間24c、車室外の順に並ぶ。従って、その排水経路に沿って水が逆流しようとしても、その逆流する水が配管配置空間24aへ至る前にその逆流を排水空間24cで阻止することが可能である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。また、前述の実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。このことは後述の第3実施形態でも同様である。
図10は、本実施形態において、シール部材20および膨張弁22を省略してシール圧縮部24およびその近傍を図示した詳細図であって、第1実施形態の図3に相当する図である。この図10に二点鎖線で示すように、上側圧縮部242から下側へ延設された延設壁245が設けられている。この延設壁245は配管カバー16の一部位であり、板状に形成されている。
図10に示すように、延設壁245は、下側圧縮部241の排水空間24cのダッシュパネル70側を覆っている。従って、排水空間24cのダッシュパネル70側の壁面201は、配管カバー16の延設壁245によって構成されている。
本実施形態のシール部材20は第1実施形態のものと同じである。従って、本実施形態のシール部材20にも連通路20bが形成されている。そして、排水空間24cからその連通路20bを介した車室外への排水を妨げないために、配管カバー16の延設壁245には、その連通路20bの位置に合わせて切欠き245aが形成されている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図11は、本実施形態において空調ケース14を単体で図示すると共に図4のVII−VII断面を示した断面図であって、第1実施形態の図7に相当する図である。
図11に示すように、本実施形態の空間仕切部244は、第1実施形態と同じ配置である。しかし、本実施形態の空間仕切部244は、シール圧縮部24のうち空間仕切部244以外の部分とは別個の部品として構成されている。要するに、空間仕切部244は、空調ケース14とは別個の部品として構成されている。そして、その空間仕切部244は、空調ケース14に対し、例えば嵌込みまたは溶着等によって固定されている。本実施形態では、この点が第1実施形態と異なっている。
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
また、本実施形態によれば、図11に示す空間仕切部244は、シール圧縮部24のうちその空間仕切部244以外の部分とは別個の部品として構成されている。従って、シール圧縮部24の排水空間24cを形成する上で、その排水空間24cの形状に関する制約を緩くすることが可能である。例えば、排水空間24cの形状を、車室外から排水空間24cへ水が浸入し難い形状にし易くなる。
なお、本実施形態は第1実施形態に基づいた変形例であるが、本実施形態を前述の第2実施形態と組み合わせることも可能である。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、空調ケース14の空気通路壁141は、図8に示すように、配管配置空間24aと空調ケース14内の空気通路とを隔て、配管配置空間24aの車両後方は、その空気通路壁141に覆われている。しかしながら、これは一例であり、配管配置空間24aに入った水が排水通路24dへ集合するように配管配置空間24aが形成されていれば、そのような空気通路壁141は設けられていなくてもよい。例えばその空気通路壁141が無ければ、配管配置空間24aの車両後方は空調ケース14内の空気通路へ開放される。
(2)上述の第1および第3実施形態において、図6および図8に示すように、シール圧縮部24の排水空間24cのダッシュパネル70側は、シール部材20だけでなく膨張弁22によっても蓋をされている。しかしながら、これは一例であり、その排水空間24cのダッシュパネル70側は、シール部材20だけで蓋をされていても差し支えない。
(3)上述の第1実施形態において、シール圧縮部24は、空調ケース14に含まれる下側圧縮部241と、配管カバー16に含まれる上側圧縮部242とから構成されている。要するに、シール圧縮部24は複数部品で構成されている。しかしながら、これは一例であり、シール圧縮部24は単一の部品で構成されていても差し支えない。また、シール圧縮部24は、空調ケース14および配管カバー16とは別個の部品として構成されていても差し支えない。これらのことは、第2および第3実施形態でも同様である。
(4)上述の各実施形態において、膨張弁22は、車室外の配管952(図12参照)が接続される配管接続部としても機能するが、膨張弁22以外の他の部品がその配管接続部として機能しても差し支えない。
なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではない。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、シール圧縮部には、内部配管が通る配管配置空間と、その配管配置空間に対して下側に設けられ配管配置空間からの排水を受け入れる排水空間とが形成されている。そして、排水空間は、その排水空間から車室外へ排水されるようにその車室外へ貫通孔を介して連通する。
また、第2の観点によれば、シール圧縮部は、配管配置空間に対してその配管配置空間の下側から面する底面を有し、その底面は、水平に対して傾斜する傾斜面を含む。そして、シール圧縮部には、配管配置空間と排水空間とをつなぐ排水通路が形成され、その排水通路は、傾斜面上を流下した水がその排水通路へ流入する位置にて配管配置空間へ開口している。従って、配管配置空間に溜まった水が重力によって排水通路へ流入しやすいように排水通路を形成することができる。
また、第3の観点によれば、シール圧縮部は、配管配置空間に対してその配管配置空間の下側から面する底面を有し、その底面は、水平に対して傾斜する傾斜面を含む。そして、シール圧縮部には、配管配置空間と排水空間とをつなぐ排水通路が形成され、その排水通路は、底面のうち上下方向で最も低い箇所にて配管配置空間へ開口している。従って、配管配置空間に溜まった水が重力によって排水通路へ流入しやすいように排水通路を形成することができる。
また、第4の観点によれば、シール部材には、排水空間から車室外へ排水されるようにその排水空間を車室外へ連通させる連通路が形成されている。従って、シール部材を設けた状態で、排水空間から車室外へ排水される機能を確保することが可能である。
また、第5の観点によれば、シール部材の連通路は、その連通路の底が排水空間の全部よりも下側に位置するように形成されている。従って、排水空間に溜まった水の排出がシール部材によって妨げられることを回避することが可能である。
また、第6の観点によれば、排水空間の隔壁側の壁面はシール部材によって構成されている。従って、シール圧縮部を含む部材単体では排水空間の隔壁側が開放された状態となっているので、そのシール圧縮部を含む部材を製造する際に排水空間を形成し易いというメリットがある。
また、第7の観点によれば、シール圧縮部は、排水空間の隔壁側とは反対側を塞ぐ閉塞壁を有している。従って、排水空間に溜まった水が排水空間の隔壁側へ流れざるを得ず、排水空間に溜まった水が車室外へ流れるように排水空間を形成することが可能である。
また、第8の観点によれば、シール圧縮部は、配管配置空間と排水空間との間を仕切る空間仕切部を有している。そして、その空間仕切部は、シール圧縮部のうちその空間仕切部以外の部分とは別個の部品として構成されている。従って、排水空間を形成する上で、その排水空間の形状に関する制約を緩くすることが可能である。例えば、排水空間の形状を、車室外から排水空間へ水が浸入し難い形状にし易くなる。
また、第9の観点によれば、配管配置空間、排水空間、および車室外は、その配管配置空間内から車室外へ排水される排水経路においてその排水経路の上流側から、配管配置空間、排水空間、車室外の順に並ぶ。従って、その排水経路に沿って水が逆流しようとしても、その逆流する水が配管配置空間へ至る前にその逆流を排水空間で阻止することが可能である。

Claims (9)

  1. 車両の車室内と車室外とを隔てると共に貫通孔(70a)が形成された隔壁(70)に対して、前記車室内の側に配置される車両用空調ユニットであって、
    前記貫通孔内を通る配管全体部(12、22、952)の一部を成し、該配管全体部に含まれる前記車室外の配管(952)が接続される配管接続部(22)と、
    前記配管全体部に含まれ、前記車室外の配管に対し前記配管接続部を介して接続される内部配管(12)と、
    前記配管接続部を取り囲むシール部材(20)と、
    前記隔壁のうち前記貫通孔周りを構成する貫通孔周囲部(701)に対し前記シール部材を挟んだ反対側に配置され、該シール部材を該貫通孔周囲部との間で圧縮するシール圧縮部(24)とを備え、
    該シール圧縮部には、前記内部配管が通る配管配置空間(24a)と、該配管配置空間に対して下側に設けられ該配管配置空間からの排水を受け入れる排水空間(24c)とが形成され、
    前記排水空間は、該排水空間から前記車室外へ排水されるように該車室外へ前記貫通孔を介して連通する車両用空調ユニット。
  2. 前記シール圧縮部は、前記配管配置空間に対して該配管配置空間の下側から面する底面(241b)を有し、
    該底面は、水平に対して傾斜する傾斜面(241c、241d)を含み、
    前記シール圧縮部には、前記配管配置空間と前記排水空間とをつなぐ排水通路(24d)が形成され、
    該排水通路は、前記傾斜面上を流下した水が該排水通路へ流入する位置にて前記配管配置空間へ開口している請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 前記シール圧縮部は、前記配管配置空間に対して該配管配置空間の下側から面する底面(241b)を有し、
    前記シール圧縮部には、前記配管配置空間と前記排水空間とをつなぐ排水通路(24d)が形成され、
    該排水通路は、前記底面のうち上下方向(DR1)で最も低い箇所にて前記配管配置空間へ開口している請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  4. 前記シール部材には、前記排水空間から前記車室外へ排水されるように該排水空間を該車室外へ連通させる連通路(20b)が形成されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  5. 前記連通路は、該連通路の底(20c)が前記排水空間の全部よりも下側に位置するように形成されている請求項4に記載の車両用空調ユニット。
  6. 前記排水空間の前記隔壁側の壁面(201)は前記シール部材によって構成されている請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  7. 前記シール圧縮部は、前記排水空間の前記隔壁側とは反対側を塞ぐ閉塞壁(243)を有している請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  8. 前記シール圧縮部は、前記配管配置空間と前記排水空間との間を仕切る空間仕切部(244)を有し、
    該空間仕切部は、前記シール圧縮部のうち該空間仕切部以外の部分とは別個の部品として構成されている請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  9. 前記配管配置空間、前記排水空間、および前記車室外は、該配管配置空間内から該車室外へ排水される排水経路において該排水経路の上流側から、前記配管配置空間、前記排水空間、前記車室外の順に並ぶ請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
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