JP4807210B2 - シール装置およびシール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、貫通孔が形成された隔壁と貫通孔内に配置された部品との間をシールするシール装置、およびそのシール装置を用いたシール構造に関する。
従来から、2つの空間を隔てる隔壁に貫通孔が形成され、この貫通孔内に部品が配置されるものにおいて、隔壁の貫通孔周縁部と部品外周面との間をシール装置でシールするシール構造が知られている。
例えば、下記特許文献1に開示された車両用の空調ユニットでは、内部の空調空気通路を外部空間と遮断する隔壁である空調ケースに貫通孔を設け、この貫通孔内に部品である膨張弁を配設している。そして、空調ケースと膨張弁との間の全域をシール装置であるグロメットで閉塞している。
ここで開示された膨張弁には、膨張弁本体側から延出するように外周形状が比較的単純であるシール構造部が一体的に形成され、グロメットはこのシール構造部に当接してシール構造を形成している。これにより、複雑な形状の膨張弁本体でシールすることを回避して、安定したシール性を得ようとしている。
特開2001−26213号公報
しかしながら、上記従来技術の空調ユニットのシール構造では、貫通孔に配設する部品である膨張弁がシール構造部を設けることにより大型化するという問題がある。
本発明者らは、シール構造について鋭意検討を行ない、複雑な外周形状を有する部品に対するシール部位では、部品外周面へのシール装置の圧接部のシール面圧が周方向において均等に得難いために、安定したシール性が得られないことに着目した。換言すれば、周方向におけるシール面圧の均等化を図れば、安定したシール性を得ることが可能であることを見出した。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、隔壁の貫通孔に配置された部品の外形が複雑なものであっても、部品を大型化することなく、安定したシール性を確保することが可能なシール装置およびシール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明のシール装置では、
2つの空間を隔てるとともに貫通孔(51)が形成された隔壁(50)の貫通孔周縁部(501)に全周に亘って圧接する第1圧接部(11)を有する第1シール部(10)と、貫通孔(51)内に配置された部品(60)の外周面(601)に全周に亘って圧接する弾性体からなる第2圧接部(21)を有する第2シール部(20)とを備え、第1シール部(10)と第2シール部(20)とを接続することで貫通孔周縁部(501)と部品外周面(601)との間の全域を覆うシール装置であって、
部品(60)は、外周面(601)に屈曲部(601C)を有し、
第2シール部(20)は、第2圧接部(21)の外側に、内周面(251)が貫通孔(51)内に配置された部品(60)の外形に対応した周状をなし、内周面(251)のうち部品外周面(601)の屈曲部(601C)に対向する部位が屈曲部(601C)に沿った形状をなす、第2圧接部(21)より弾性率が高い支持部材(25)を具備し、
第2圧接部(21)は、周方向の一部が、部品(60)により部品挿入方向に撓まされて部品(60)の外周面(601)に圧接するリップ状突出部(22)であり、周方向の略残部が、リップ状突出部(22)より突出量が小さく、部品(60)により部品挿入方向に略直交する方向に押さえ込まれて部品(60)の外周面(601)に圧接するリブ状突出部(23)であり、リップ状突出部(22)とリブ状突出部(23)とは、断面形状がリップ状突出部(22)の断面形状からリブ状突出部(23)の断面形状に徐々に変化する徐変部(24)により周方向において滑らかに接続されていることを特徴としている。
これによると、第2シール部(20)第2圧接部(21)の部品(60)外周面(601)へのシール面圧を、内周面(251)が部品(60)の外形に対応し部品外周面(601)の屈曲部(601C)に対向する部位が屈曲部(601C)に沿った形状の支持部材(25)により、周方向において均等化することができる。したがって、隔壁(50)の貫通孔(51)に配置された部品(60)の外形が屈曲部(601C)を有する複雑なものであっても、部品(60)を大型化することなく、安定したシール性を確保することが可能である。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明のシール装置において、第2シール部(20)の第2圧接部(21)は、部品(60)外形の略直線部(602)に対応した部位をリップ状突出部(22)とし、部品(60)外形の角部(603)に対応した部位をリブ状突出部(23)としたことを特徴としている。
これによると、部品(60)外形の略直線部(602)に対応した部位では、リップ状突出部(22)により寸法ばらつきを吸収することができるとともに、部品(60)外形の角部(603)に対応した部位では、波打ち易いリップ突出部に変えてリブ状突出部(23)により確実にシールすることができる。
また、請求項3に記載の発明では、第2シール部(20)は、部品(60)によりリップ状突出部(22)が撓まされたときに、リップ状突出部(22)とリブ状突出部(23)とを接続する徐変部(24)が、リップ状突出部(22)の撓みに連れて所定量以上撓むことを規制する規制突起部(26)を備えることを特徴としている。
これによると、シールモードが異なるリップ状突出部(22)とリブ状突出部(23)とを接続する徐変部(24)が、リップ状突出部(22)の撓みに連れて撓み過ぎてシール性が不安定になることを防止できる。
また、請求項5に記載の発明では、リップ状突出部(22)は、先端部(22a)が基端部(22b)より部品挿入時の部品先頭側となるように、部品挿入方向に傾斜して突出していることを特徴としている。
これによると、リップ状突出部(22)を備えるシール装置(1)の第2シール部(20)内に、部品(60)を挿入することが容易であり、部品(60)がリップ状突出部(22)を安定して撓ませ、リップ状突出部(22)と部品(60)との間のシール性を安定して確保することができる。
また、請求項6に記載の発明では、リブ状突出部(23)の基端部(23b)には、部品挿入方向における部品挿入時の部品先頭側に凹部(231)が形成されていることを特徴としている。
これによると、リブ状突出部(23)を備えるシール装置(1)の第2シール部(20)内に部品(60)を挿入し易く、部品(60)がリブ状突出部(23)を安定して押し込み、リブ状突出部(23)と部品(60)との間のシール性を安定して確保することができる。
また、請求項7に記載の発明では、リブ状突出部(23)は、リップ状突出部(22)よりも肉厚が大きく、
徐変部(24)は、リップ状突出部(22)接続側からリブ状突出部(23)接続側に向かって肉厚を増加させつつ突出量を減少させて、断面形状がリップ状突出部(22)の断面形状からリブ状突出部(23)の断面形状に徐々に変化していることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明では、リブ状突出部(23)は、断面形状が略半円形状であることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明では、シール装置(1)は、第1シール部(10)と第2シール部(20)とが離間して設けられており、第1シール部(10)と第2シール部(20)とを接続する変形可能な接続部(30)を備えることを特徴としている。
これによると、隔壁(50)に対する部品(60)の位置関係が変化したとしても、変形可能な接続部(30)により、第1シール部(10)および第2シール部(20)におけるシール性を低下させることなく、変化に追従することが可能である。
また、請求項10に記載の発明では、隔壁(50)は、車両内の2つの空間を隔てる隔壁であることを特徴としている。
一般的に、車両では、搭載条件や低燃費の要求があり、複雑な形状の部品をシール性のために大型化することは好ましくないとともに、振動等が発生しやすいために、シール構造部において安定したシール性を確保することが比較的困難である。本発明のシール装置(1)によれば、車両のシール構造部であっても、安定したシール性を確保することが可能である。
また、請求項11に記載の発明のように、車両における隔壁(50)は、内部に車室内に吹き出す空気を流通する空調ケース(50)とすることができる。
また、請求項12に記載の発明のように、空調ケース(50)の貫通孔(51)に配置する部品(60)は、空調ケース(50)内に配設された冷却用熱交換器(70)に供給する冷媒を減圧膨張する膨張弁(60)とすることができる。
また、請求項13に記載の発明では、
膨張弁(60)は、弁体を備える本体部(61)と、本体部(61)に隣接配置され弁体の開度を調節するダイヤフラム部(62)とからなり、
屈曲部(601C)は、本体部(61)の外周面(601)に形成されており、
第2圧接部(21)は本体部(61)の全周に亘って圧接されるとともに、支持部材(25)は内周面(251)が本体部(61)の外周面(601)に沿った形状に形成されて本体部(61)およびダイヤフラム部(62)を取り囲み、
ダイヤフラム部(62)は、第2シール部(20)に形成された収納凹部(201a)に収納されることを特徴としている。
これによると、空調ケース(50)の貫通孔(51)に配置される部品(60)が本体部(61)とダイヤフラム部(62)とからなる膨張弁(60)であっても、第2圧接部(21)が屈曲部(601C)を有する本体部(61)の全周に圧接するとともに、支持部材(25)の内周面(251)が本体部(61)の外周面(601)に沿った形状に形成されて本体部(61)およびダイヤフラム部(62)を取り囲み、ダイヤフラム部(62)は、第2シール部(20)に形成された収納凹部(201a)に収納される。したがって、膨張弁(60)が本体部(61)とダイヤフラム部(62)とからなるものであっても、確実に膨張弁(60)の周囲をシールすることが可能である。
また、請求項14に記載の発明では、第2圧接部(21)が水平方向に対して傾斜するように装着され、膨張弁(60)の表面で生成した凝縮水を導く導水路(40)が形成されていることを特徴としている。
これによると、膨張弁(60)の表面で生成した凝縮水が、第2シール部(20)に溜まることを防止することが可能である。
また、請求項15に記載の発明では、導水路(40)は、下流端(411)が膨張弁(60)の表面で生成した凝縮水を空調ケース(50)の内面に滴下する位置となるように延設されていることを特徴としている。
これによると、導水路(40)により導いた凝縮水を、直接空調ケース(50)の内面に滴下することが可能である。したがって、凝縮水が第1シール部(10)に溜まることを防止することが可能である。
また、請求項16に記載の発明では、
第1シール部(10)は、隔壁(50)の貫通孔(51)の周縁において貫通孔(51)の貫通方向に突出するように形成された突出縁(502)の先端部(502a)を包み込むように形成されており、
第1シール部(10)を覆うようにカバー部材(51)を隔壁(50)に装着することにより、カバー部材(51)によって第1シール部(10)が突出縁(502)に押圧され、貫通孔周縁部(501)の全周に亘って第1圧接部(11)が突出縁(502)の先端部(502a)に圧接することを特徴としている。
これによると、カバー部材(51)によって第1シール部(10)を隔壁(50)の突出縁(502)に押圧して、第1圧接部(11)が貫通孔周縁部(501)を全周に亘って確実にシールすることができる。
また、請求項17に記載の発明では、
第1シール部(10A)は、隔壁(50)の貫通孔周縁部(501A)を挟持するための挟持凹部(101A)を備えており、
挟持凹部(101A)に貫通孔周縁部(501A)を挟入することにより、挟持凹部(101A)の内面(102A)が第1圧接部(11A)として貫通孔周縁部(501A)に全周に亘って圧接することを特徴としている。
これによると、第1シール部(10A)の挟持凹部(101A)内に貫通孔周縁部(501A)を挟入して、挟持凹部(101A)の内面(102A)を第1圧接部(11A)とし、第1圧接部(11A)が貫通孔周縁部(501A)を全周に亘って確実にシールすることができる。
また、請求項18に記載の発明のシール構造では、
2つの空間を隔てるとともに貫通孔(51)が形成された隔壁(50)と、
この貫通孔(51)内に配置された部品(60)と、
隔壁(50)の貫通孔周縁部(501)に全周に亘って圧接する第1圧接部(11)を有する第1シール部(10)と、部品(60)の外周面(601)に全周に亘って圧接する弾性体からなる第2圧接部(21)を有する第2シール部(20)とを備え、第1シール部(10)と第2シール部(20)とを接続することで貫通孔周縁部(501)と部品外周面(601)との間の全域を覆うシール装置(1)とからなるシール構造であって、
部品(60)は、外周面(601)に屈曲部(601C)を有し、
シール装置(1)は、第2シール部(20)の第2圧接部(21)の外側に、内周面(251)が部品(60)の外形に対応した周状をなし、内周面(251)のうち部品外周面(601)の屈曲部(601C)に対向する部位が屈曲部(601C)に沿った形状をなす、第2圧接部(21)より弾性率が高い支持部材(25)を具備し、
第2圧接部(21)は、周方向の一部が、部品(60)により部品挿入方向に撓まされて部品(60)の外周面(601)に圧接するリップ状突出部(22)であり、周方向の略残部が、リップ状突出部(22)より突出量が小さく、部品(60)により部品挿入方向に略直交する方向に押さえ込まれて部品(60)の外周面(601)に圧接するリブ状突出部(23)であり、リップ状突出部(22)とリブ状突出部(23)とは、断面形状がリップ状突出部(22)の断面形状からリブ状突出部(23)の断面形状に徐々に変化する徐変部(24)により周方向において滑らかに接続されていることを特徴としている。
これによると、シール装置(1)第2シール部(20)第2圧接部(21)と部品(60)外周面(601)とのシール面圧を、第2シール部(20)が具備する、内周面(251)が部品(60)の外形に対応し部品外周面(601)の屈曲部(601C)に対向する部位が屈曲部(601C)に沿った形状の支持部材(25)により、周方向において均等化することができる。したがって、隔壁(50)の貫通孔(51)に配置された部品(60)の外形が屈曲部(601C)を有する複雑なものであっても、部品(60)を大型化することなく、安定したシール性を確保することが可能である。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したシール装置1を採用した車両用空調装置のシール構造部の概略構成を示す縦断面図である。
図2は、図1におけるA矢視図であり、空調ケース50等の図示を省略し、膨張弁60とシール装置1との組み合わせ状態を示した図である。また、図3は、膨張弁60単体の正面図、図4は、シール装置1単体の正面図である。また、図5は、シール装置1の要部断面図であり、(a)は図4におけるB−B線断面図、(b)は図4におけるC−C線断面図である。
図1に要部断面を示す本実施形態の車両用空調装置の空調ユニット部は、合成樹脂製の空調ケース50を備えており、図示する方向を上下方向として車室内に搭載されている。空調ケース50は、内部に、車室内に吹き出す空調空気の通風路を形成しており、車室内空間と通風路とを隔てている。すなわち、空調ケース50は、車両内の2つの空間を隔てる本実施形態における隔壁である。
空調ケース50内には、空調ケース50内部を流通する空気を冷却する冷却用熱交換器であるエバポレータ70が配設されている。
エバポレータ70は、対をなすタンク間に、多数のチューブを並設し、それらのチューブ内にインナーフィンを配設すると共に、各チューブ間にアウターフィンを配設して構成されている。
エバポレータ70の上部側タンクの側部には、冷媒導入配管71および冷媒導出配管72が設けられ、両冷媒配管71、72を介して膨張弁60が接続している。そして、膨張弁60は、空調ケース50に形成された貫通孔51内に配設されている。
膨張弁60は、図示しないダイヤフラムが設けられ冷媒ガスが封入されているダイヤフラム室を有するダイヤフラム部62と、図示しないダイヤフラムに感温棒を介して接続されるニードル弁を有する本体部61とからなる。
図3に単体形状を示すように、本体部61は、冷媒導入配管71が接続する冷媒導入孔66および冷媒導出配管72が接続する冷媒導出孔67の軸線方向から見て矩形状の第1本体部61Aと、第1本体部61Aと連続して形成され第1本体部61Aよりも幅狭で矩形状の第2本体部62Bとからなる。第1本体部61Aと第2本体部61Bとの境であって、幅方向の両側には段部61Cが形成されている。
第1本体部61Aにはエバポレータ70から流出した冷媒が流れる冷媒導出孔67が形成され、第2本体部61Bにはエバポレータ70へ流入する冷媒が流れる、冷媒導出孔66よりも小径の冷媒導入孔66が形成されている。そして、本体部61の図示左方側(第1本体部61Aの反第2本体部側)にダイヤフラム部62が設けられている。
本体部61の外周面601は、第1本体部61Aの図示上下両側の直線状の辺部601A同士の間隔よりも、第2本体部61Bの図示上下両側の直線状の辺部601B同士の間隔の方が狭くなっている。そして、段部61Cにおける外周面は、辺部601Aと辺部601Bとを滑らかに繋ぐ屈曲部601Cとなっている。
図3に示すように、膨張弁60は、角部603ばかりでなく屈曲部601Cを有する外周面601が複雑な形状をした本実施形態における部品である。
この膨張弁60は、エバポレータ70の出力側の冷媒温度を感温棒で検知し、図示しないレシーバから送られる高温・高圧の冷媒量を、エバポレータ70の出力側の冷媒温度に応じて調整しながら、低温・低圧の霧状の冷媒をニードル弁の小孔から噴出して、冷媒導入配管71を介してエバポレータ70に供給するようになっている。
なお、図1では、膨張弁60に図示下方側から接続する冷媒配管の図示は省略している。
図1に示すように、エバポレータ70は、空調ケース50に発泡樹脂部材からなる比較的低弾性なパッキン73を介して支持されている(フローティング支持されている)。膨張弁60は、このようにフローティング支持されているエバポレータ70に、冷媒配管71、72を介して接続しているため、空調ケース50の貫通孔51内における配設位置が一定となり難い(ばらつき易い)。
このように貫通孔51内に配設された膨張弁60の外周面601と、空調ケース50の貫通孔周縁部501との間の空間は、貫通方向を横切る方向における全域がシール装置1により閉塞されている。
シール装置1は、空調ケース50の貫通孔周縁部501に全周に亘って圧接する第1圧接部11を有する第1シール部10と、本体部201から内方に突出し膨張弁60の外周面601に全周に亘って圧接する第2圧接部21を有する第2シール部20とを備えている。第1シール部10と第2シール部20とは離間して配設されており、第1シール部10と第2シール部20とは、接続部30により接続されている。
図4にも示すように、第2シール部20には、第2圧接部21の外側(第2圧接部21よりも外周側(反膨張弁側))となる本体部201の外周面側に、膨張弁60の外形(外周面601、図3参照)に対応した周状をなす、本実施形態における支持部材である支持プレート25が設けられている。支持プレート25は、具体的には、膨張弁60の外周面601(図3参照)より一回り大きい内周面251を有する(膨張弁60外周面601と支持プレート25内周面251の間隔を周方向において略均一とする)周状部材としている。
図4からも明らかなように、支持プレート25は矩形環状体の長辺方向の一端側(図示右方端部側、第2本体部61Bに対向する側)を長辺方向の途中から徐々に幅狭とした略六角形状の環状体をなしている。
さらに具体的には、支持プレート25の内周面251は、図3に示す膨張弁60の本体部61の外周面601形状に沿って形成され、段部61C(すなわち外周面601の屈曲部601C)に対向する部位は屈曲部601Cに沿うように段状に形成されている。
図4に示すように、支持プレート25の内周面251のうち、膨張弁60本体部61の第1本体部61Aの辺部601A(図3参照)に対向する部位は直線状部251Aとして形成され、第2本体部61Bの辺部601B(図3参照)に対向する部位は直線状部251Bとして形成されている。さらに、段部61C(すなわち外周面601の屈曲部601C)に対向する部位は屈曲部601Cに沿った形状をなし、直線状部251Aと直線状部251Bとを滑らかに繋ぐ段状部251Cとして形成されている。
支持プレート25は本体部61のみでなくダイヤフラム部62(図3参照)も取り囲むように形成されている。内周面251の一対の直線状部251Aは図示左方側においてダイヤフラム部62(図3参照)の左方端にまで延び、一対の直線状部251Aを相互に繋ぐ直線状部251Dとともにダイヤフラム部62を取り囲んでいる。
内周面251の一対の直線状部251Bは図示右方側において、第2本体部61Bの図3図示右方端面に沿う直線状部251Eにより接続されている。
すなわち、支持プレート25は、その内周面251が、直線状部251A、251B、251D、251Eおよび段状部251Cからなり、膨張弁60本体部61の外周面601に沿った略八角形状に形成されるとともに、本体部61およびダイヤフラム部62を取り囲むように(膨張弁60全体を取り囲むように)形成されている。
これに対し、支持プレート25の外周面252は、図4に示すように、直線状部252A、252B、252D、252Eを滑らかに繋いだ略六角形状をなしている。
直線状部252Aは内周面251の直線状部251Aの外周側(反対側)に設けられており、直線状部252Bは内周面251の直線状部251Bおよび段状部251Cの外周側に設けられている。また、直線状部252Dは内周面251の直線状部251Dの外周側に設けられており、直線状部252Eは内周面251の直線状部251Eの外周側に設けられている。
支持プレート25は、図4に示す角部253と角部254との間において、外周面252が角部254に向かって幅狭となるように、図示左右方向(膨張弁60の中心線延在方向)に対しなだらかな傾斜面をなす直線状部252Bとなっている。角部253と角部254との間の部位(内周面の直線状部251B、段状部251C、外周面の直線状部252Bに囲まれた、膨張弁第2本体部61Bの側方となる部位)は、支持プレート25の他の部位より厚肉となっている。
このように段状部251Cの外側を厚肉に形成することにより、内周面251が段状部251Cで屈曲していても、支持プレート25の体格が大きくなることを抑制しつつ剛性を向上することができる。
なお、図3に示すように、膨張弁60には、ダイヤフラム部62の本体部61への接続部に、径が狭まるように括れた括れ形状部63が形成されている。本実施形態のシール装置1では、本体部61の全周に亘って圧接される第2圧接部21は、図4に示すように、図示左方側において膨張弁60の括れ形状部63(図3参照)に嵌まり込む位置に形成されている。
そして、図4図示左方側の第2シール部20には(具体的には、支持プレート25内周面直線状部251Dと第2圧接部21との間には)、ダイヤフラム部62を収納するための収納凹部201aが形成されている。図1に示すようにシール装置1に膨張弁60が挿入組み付けされたときには、ダイヤフラム部62が収納凹部201aに収納され、括れ形状部63に嵌まり込んだ第2圧接部21が本体部61に圧接するようになっている。
第1シール部10、支持プレート25を除く第2シール部20、および接続部30は、ゴム材料(例えばEPDM材)もしくは熱可塑性エラストマ材料からなり、一体成形されている。また、第2シール部20の支持プレート25は、樹脂材料(例えばポリプロピレン材)からなり、ゴム材料もしくは熱可塑性エラストマ材料からなる部位を成形するときにインサートされて一体化している。
すなわち、第1シール部10、支持プレート25を除く第2シール部20、および接続部30を構成する弾性体からなる部位に対し、支持プレート25は弾性率が高い材料により形成されている。
また、ゴム材料もしくは熱可塑性エラストマ材料からなる接続部30は、図1、図5から明らかなように、第1シール部10と第2シール部20とを、断面略J字状の屈曲した形状で接続している。具体的には、図5(a)、(b)に示すように、接続部30は、直線状部31とU字状に湾曲した湾曲部32とからなる。
第1シール部10は、断面が略V字形状に形成されており、後述する空調ケース50の突出縁502を挿設するための凹部101を有している。接続部30の直線状部31は、一端側が第1シール部10の内周側端部に接続しており、図示右下方向(装着時の空調ケース50内方向かつ貫通孔51中心方向)に延びている。そして、湾曲部32は、直線状部31の他端部と第2シール部20の外周面の図示最右方部とを接続している。
このように、接続部30は、比較的弾性率が低い材料で構成されるばかりでなく、形状的にも比較的柔軟で変形しやすい構成となっている。具体的には、接続部30は、湾曲部32が図示上下方向の幅を変えるように変形するとともに、直線状部31が傾斜角度を変えることにより、形状を変更できるようになっている。
図4に示すように、シール装置1第2シール部20の第2圧接部21は本体部201から内側に向かって突出しており、リップ状突出部であるシールリップ22、リブ状突出部であるシールリブ23、およびシールリップ22とシールリブ23とを滑らかに接続する徐変部24により、周状に形成されている。
図5(a)に断面形状を示すように、薄板状のシールリップ22は、第2シール部20の内側に膨張弁60が挿入されるときの膨張弁挿入方向に傾斜して突出している。
具体的には、第2シール部20本体部201の内周面の膨張弁60挿入端側(図5(a)図示右下側)にシールリップ22の基端部22bが接続しており、シールリップ22は先端部22aが基端部22bより膨張弁60挿入時の膨張弁60先頭側(図示左方側)となるように膨張弁60挿入方向に傾斜して内方に突出している。
シールリップ22をこのように傾斜形成することにより、膨張弁60の挿入性を向上できるとともに、膨張弁60がシールリップ22を安定して膨張弁挿入方向に撓ませ、シールリップ22と膨張弁60との間のシール性を安定して確保し易くしている。
また、図5(b)に断面形状を示すように、断面略半円形状のシールリブ23は、第2シール部20本体部201の内周面の膨張弁60挿入方向略中央部から内方に突出している。
シールリブ23は、シールリップ22より突出量(図示上下方向の突出高さ)が小さく(例えばリールリップ22突出量の1/2〜1/3倍)、肉厚が大きく(例えばリップシール22肉厚の3〜5倍)なっている。
シールリブ23の基端部23bには、第2シール部20の内側に膨張弁60が挿入されるときの膨張弁60先頭側(進行方向側)となる部位に凹部231が形成されている。
シールリブ23の基端部23bにこのような凹部231を形成することにより、膨張弁60挿入時に変形するシールリブ23の一部を凹部231が受け入れることができ、膨張弁60の挿入性を向上できるとともに、膨張弁60がシールリブ23を安定して膨張弁挿入方向に略直交する方向(略径外方向、図示上方向もしくは図示上方向から膨張弁60挿入時の膨張弁60先頭側に傾斜した方向)に押し込み、シールリブ23と膨張弁60との間のシール性を安定して確保し易くしている。
徐変部24は、断面図示を省略しているが、シールリップ22接続側からシールリブ23接続側に向かって肉厚を増加させつつ突出量を減少させ、断面形状がシールリップ22の断面形状からシールリブ23の断面形状に徐々に変化している。
第2シール部20の第2圧接部21は、膨張弁60を取り囲むように周状に形成されているが、膨張弁60の外形の特徴に応じてシールリップ22とシールリブ23とを使い分けている。
図2〜4から明らかなように、第2圧接部21のうち、膨張弁60本体部61外形の辺部601A、601B(角部近傍を除く)および屈曲部601Cからなる略直線部602に対応した部位をシールリップ22とし、膨張弁60本体部61外形の角部603およびその近傍に対応した部位をシールリブ23としている。
このように、第2圧接部21の追従性が要求される膨張弁60外形略直線部602に対応した部位では、シールリップ22を採用して、膨張弁60と第2シール部20との間隔寸法ばらつきを吸収して確実なシール性を確保している。また、膨張弁60外形の角部603に対応した部位では、波打ち易いシールリップ22に変えてシールリブ23を採用することにより、確実なシール性を確保している。
上述した構成のシール装置1を、図1に示すように、空調ケース50貫通孔周縁部501と膨張弁60外周面601との間を覆うように装着し、空調ケース50の外方から空調ケース50にカバー52を係合して、シール装置1第1シール部10の第1圧接部11を空調ケース50貫通孔周縁部501に圧接している。
空調ケース50の貫通孔周縁部501には、貫通孔51の貫通方向において空調ケース50の外側に向かって突出する突出縁502が設けられている。断面が略V字形状に形成され凹部101を有する第1シール部10は、凹部101内に突出縁502が嵌まり込んでいる。
図6(a)に断面詳細構造を示すように、樹脂製で枠状のカバー52には第1シール部10を押圧するための押圧面53が形成されている。カバー52が空調ケース50に係止爪及び爪受け部等の係合手段で相互に組みつけられると、その押圧面53が第1シール部10の湾曲状の先端の頂部103を押圧する。これに伴ない、第1シール部10の凹部101の底部102が第1圧接部11として突出縁502の先端部502aに圧接する。
このようにして、第1シール部10の凹部101が貫通孔51の突出縁502へ圧接力が増しつつ係合する。
換言すれば、第1シール部10は、空調ケース50の貫通孔51の周縁において貫通孔51の貫通方向に突出するように形成された突出縁502の先端部502aを包み込むように形成されており、第1シール部10を覆うようにカバー51を空調ケース50に装着することにより、カバー51によって第1シール部10が突出縁502に押圧され、貫通孔周縁部501の全周に亘って第1圧接部11が突出縁502の先端部502aに圧接する。
これによると、カバー51によって第1シール部10を空調ケース50の突出縁502に押圧して、第1圧接部11が貫通孔周縁部501を全周に亘って確実にシールすることができる。
なお、カバー51の押圧面53の外周側には、空調ケース50側に向かって立設する立設壁54が形成されており、第1シール部10とカバー51との位置関係を安定させるとともに、湾曲形成された第1シール部10の外方側端部(接続部30接続側端部と反対側の端部)が、外方に倒れることを防止できるようになっている。
これにより、第1シール部10と空調ケース50間のシール機能を信頼性の高いものとしている。
ここで、空調ケース50とカバー52との係合は、係止爪および爪受け部によりなされているが、相互に係合できるものであればよく、例えば螺子止め等であってもよい。
上述の構成によれば、シール装置1の第2シール部20は、第2圧接部21よりも外側に、内周面251が空調ケース50貫通孔51内に配置された膨張弁60の外形に対応した周状をなし、内周面251のうち膨張弁外周面601の屈曲部601Cに対向する部位が屈曲部601Cに沿った形状をなす、第2圧接部21を構成するゴム材料もしくは熱可塑性エラストマ材料より弾性率が高い支持プレート25を備えている。
したがって、第2シール部20第2圧接部21の膨張弁60外周面601への圧接状態は、支持プレート25により安定する。特に、膨張弁60本体部61の第1本体部61Aと第2本体部61Bとの境に形成された屈曲部601C(段部61Cにおける外周面)においても、安定した圧接状態を形成することができる。
これにより、第2圧接部21のシール面圧を、周方向において均等化することができる。このようにして、空調ケース50の貫通孔51に外形が複雑な膨張弁60が配設されていても、膨張弁60にシールのための専用構造部を設ける等して大型化することなく、安定したシール性を確保することができる。
また、第2シール部20の支持プレート25内周面直線状部251Dと第2圧接部21との間には、ダイヤフラム部62を収納するための収納凹部201aが形成されている。そして、シール装置1に膨張弁60が挿入組み付けされたときには、ダイヤフラム部62が収納凹部201aに収納され、括れ形状部63に嵌まり込んだ第2圧接部21が本体部61に圧接するようになっている。
これによると、空調ケース50の貫通孔51内に配置される膨張弁60が本体部61とダイヤフラム部62とからなるであっても、第2圧接部21が屈曲部601Cを有する本体部61の全周に圧接するとともに、支持プレート25の内周面251は本体部61の外周面601に沿った形状に形成されて、本体部61と収納凹部201aに収納されたダイヤフラム部62とを取り囲み、確実に膨張弁60の周囲をシールすることができる。
また、ゴム材料もしくは熱可塑性エラストマ材料より弾性率が高い支持プレート25を備えることで、支持プレートがない場合に比較して、シール装置1装着時等のハンドリング性を向上することができる。
また、シール装置1第2シール部20の第2圧接部21は、膨張弁60の外形の特徴に応じてシールリップ22とシールリブ23とを使い分け、シールリップ22とシールリブ23とは除変部24により滑らかに接続している。したがって、膨張弁60の全周において、安定したシール性を確保することができる。
また、シール装置1には、第1シール部10と第2シール部20とを接続する柔軟に変形可能な接続部30を設けている。したがって、例えば図6(a)〜(c)に示すように、組付け時のばらつきや外力の付勢等により、空調ケース50に対する膨張弁60の位置関係が変化したとしても、接続部30の変形により、第1シール部10および第2シール部20におけるシール性を低下させることなく、変化に追従することができる。
なお、上述の構成では説明を省略したが、図1に示すように、第1、第2圧接部11、21が水平方向に対して傾斜して装着されたシール装置1には、図1、図2、図4に示すように、第2シール部20の最下方部に、膨張弁60の表面で生成した凝縮水を導くための導水路である導水溝40が形成されている。
また、図1に示すように、導水溝40の下流側には突出リブ41が設けられ、突出リブ41の先端(導水路の下流端に相当)411が、膨張弁60の表面で生成した凝縮水を空調ケース50の内面に滴下する位置となるように延設されている。
これによると、膨張弁60の表面で生成した凝縮水が導水溝40を介して排出され、第2シール部20の第2圧接部21に溜まることを防止することができる。さらに、導水路40により導いた凝縮水を、突出リブ41の先端411から直接空調ケース50の内面に滴下し、空調ケース50に設けた図示しないドレン口から排出することができる。したがって、凝縮水が第1シール部10の第1圧接部11に溜まることを防止することもできる。
(他の実施形態)
上記一実施形態では設けていなかったが、例えば図7に示すように、シール装置1の第2シール部20に、徐変部24の撓みを規制する規制手段である規制突起部26を設けるものであってもよい。
図7に示すシール装置1においても、第2シール部20の第2圧接部21では、シールリップ22とシールリップ22より突出量が小さいシールリブ23との間は、断面形状がシールリップ22の断面形状からシールリブ23の断面形状に徐々に変化する徐変部24により滑らかに接続されている。
そして、規制突起部26は、第2シール部20の本体部201に形成され、突出した徐変部24と第2シール部20本体部201との間に位置するように配設されている。
徐変部24は、シールモードが異なるリップ状突出部22とリブ状突出部23とを接続しているため、膨張弁60によりシールリップ22が撓まされたときに、シールリップ22の撓みに連れて撓み過ぎてシール性が不安定になる場合がある。
これに対し、上述のように規制突起部26を設ければ、徐変部24が、シールリップ22の撓みに連れて、所望のシール特性(シール面圧)に基づいて定まる所定量以上撓むことを規制し、徐変部24が撓み過ぎてシール性が不安定になることを防止できる。
また、規制突起部26は、徐変部24の撓みを規制する一方で、徐変部24の外周側面(本体部201側面)に圧接して徐変部24を押圧する場合もあり、この押圧力を利用してシール特性を向上することも可能である。
なお、規制突起部26は本体部201に形成されるものに限定されず、徐変部24側に形成するものであってもよい。ただし、本体部201側に形成した方が撓み量の規制を安定して行ない易い。
また、図7に例示した規制突起部26は略半球形状の突起部であったが、規制突起部26の形状はこれに限定されるものではなく、シール特性等に応じて、高さや周方向長さ(第2圧接部延在方向の長さ)等は適宜設定可能である。
また、上記一実施形態では、第2シール部20の第2圧接部21は、膨張弁挿入方向に撓まされて膨張弁60の外周面601に圧接するリップ状突出部22と、膨張弁60により膨張弁挿入方向に略直交する方向に押さえ込まれて膨張弁60の外周面601に圧接するリブ状突出部23とを併用していたが、いずれかのみを用いるものであってもよい。
また、上記一実施形態では、第1シール部10と第2シール部20とを、断面略J字状をなす屈曲した形状の接続部30で接続していたが、接続部は第1シール部10と第2シール部20とを接続するものであればこれに限定されるものではない。例えば、第1シール部10と第2シール部20とを直線的に接続するものであってもよい。また、接続部の第1シール部10および第2シール部20への接続位置も各シール部の膨張弁60挿入方向における端部に限定されず、膨張弁60挿入方向における中間部であってもかまわない。
また、接続部30を設けず、第1シール部10と第2シール部20とを直接接続して一体化し、膨張弁60の外周面601と空調ケース50の貫通孔周縁部501との間の貫通方向を横切る方向における全域を覆うものであってもよい。
また、上記一実施形態では、シール装置1の第2シール部20にポリプロピレン樹脂からなる支持プレート25をインサート成形していたが、支持部材の材質および形成方法はこれらに限定されるものではない。
例えば、支持部材はPPS樹脂等の他の樹脂材料であってもよいし、アルミニウム材等の金属材料であってもよい。また、圧接部等を構成するゴム材料やエラストマ材料と同一材料の硬度アップ材(高弾性材)により構成するものであってもよい。また、支持部材は接着等により第2シール部に設けるものであってもよい。
また、上記一実施形態では、空調ケース50の貫通孔51内に配設され、シール装置1の第2シール部20が第2圧接部21でシールする部品は、膨張弁60であったが、これに限定されるものではなく、他の部品であってもかまわない。また、隔壁は空調ケース50に限定されるものではなく、例えば、車室内空間とエンジンルーム空間とを隔てる隔壁であってもかまわない。
また、シール装置は、上記一実施形態の構造に限定されるものではなく、例えば図8に示すように、第1シール部10Aが隔壁である空調ケース50の貫通孔周縁部501Aを挟み込む第1圧接部11Aを有するものであってもよい。この構造によれば、カバー52を設ける必要がない。
図8に示すシール装置1では、第1シール部10Aは、空調ケース50の貫通孔周縁部501Aを挟持するための挟持凹部101Aを備えている。図8に示す空調ケース50の貫通孔周縁部501Aは、空調ケース50の延在方向に端部を有している。一方、第1シール部10Aの挟持凹部101Aは外方に向かって開口するスリット状(隙間形状)の凹部であり、幅は貫通孔周縁部501Aの厚さより若干小さく設定されている。
したがって、挟持凹部101Aに貫通孔周縁部501Aを挟入することにより、挟持凹部101Aの内面102Aが貫通孔周縁部501Aに全周に亘って圧接する。すなわち、挟持凹部101Aの内面102Aが第1圧接部11Aとして機能する。
これによると、第1シール部10Aの挟持凹部101A内に貫通孔周縁部501Aを挟入して、第1圧接部11Aが貫通孔周縁部501Aを全周に亘って確実にシールすることができる。
また、上記一実施形態では、本発明のシール装置およびシール構造を車両に適用した場合について説明したが、本発明は車両以外の定置物等にも適用して有効であることは言うまでもない。
ただし、一般的に、車両の方が、搭載上の制約や低燃費の要求より、複雑な形状の部品をシール性のために大型化することは好ましくないとともに、振動等が発生しやすいためにシール構造部において安定したシール性を確保することが比較的困難である。したがって、本発明を車両に適用して、複雑な形状の部品を大型化することなく安定したシール性を確保することができる効果は極めて大きい。
本発明を適用した一実施形態における車両用空調装置のシール構造部の概略構成を示す縦断面図である。 図1におけるA矢視図である。 膨張弁60単体の正面図である。 シール装置1単体の正面図である。 シール装置1の要部断面図であり、(a)は図4におけるB−B線断面図、(b)は図4におけるC−C線断面図である。 (a)、(b)、(c)は、空調ケース50に対する膨張弁60の位置関係が変化したときの効果を説明する要部断面図である。 他の実施形態におけるシール装置の正面図である。 他の実施形態におけるシール構造部の概略構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 シール装置
10、10A 第1シール部
11、11A 第1圧接部
20 第2シール部
21 第2圧接部
22 シールリップ(リップ状突出部)
22a 先端部(シールリップの先端部)
22b 基端部(シールリップの基端部)
23 シールリブ(リブ状突出部)
23b 基端部(シールリブの基端部)
24 徐変部
25 支持プレート(支持部材)
26 突起部(規制突起部、規制手段)
30 接続部
40 導水溝(導水路)
50 空調ケース(隔壁)
51 貫通孔
60 膨張弁(部品)
61 本体部
62 ダイヤフラム部
70 エバポレータ(冷却用熱交換器)
101A 挟持凹部
102A 内面(挟持凹部の内面)
201a 収納凹部
231 シールリブの凹部
251 内周面(支持プレートの内周面)
411 先端(導水路の下流端)
501、501A 貫通孔周縁部
502 突出縁
502a 先端部(突出縁の先端部)
601 外周面(膨張弁の外周面)
601C 屈曲部
602 略直線部
603 角部

Claims (18)

  1. 2つの空間を隔てるとともに貫通孔(51)が形成された隔壁(50)の前記貫通孔周縁部(501)に全周に亘って圧接する第1圧接部(11)を有する第1シール部(10)と、前記貫通孔(51)内に配置された部品(60)の外周面(601)に全周に亘って圧接する弾性体からなる第2圧接部(21)を有する第2シール部(20)とを備え、前記第1シール部(10)と前記第2シール部(20)とを接続することで前記貫通孔周縁部(501)と前記部品外周面(601)との間の全域を覆うシール装置であって、
    前記部品(60)は、前記外周面(601)に屈曲部(601C)を有し、
    前記第2シール部(20)は、前記第2圧接部(21)の外側に、内周面(251)が前記部品(60)の外形に対応した周状をなし、前記内周面(251)のうち前記屈曲部(601C)に対向する部位が前記屈曲部(601C)に沿った形状をなす、前記第2圧接部(21)より弾性率が高い支持部材(25)を具備し、
    前記第2圧接部(21)は、周方向の一部が、前記部品(60)により部品挿入方向に撓まされて前記部品(60)の外周面(601)に圧接するリップ状突出部(22)であり、周方向の略残部が、前記リップ状突出部(22)より突出量が小さく、前記部品(60)により部品挿入方向に略直交する方向に押さえ込まれて前記部品(60)の外周面(601)に圧接するリブ状突出部(23)であり、前記リップ状突出部(22)と前記リブ状突出部(23)とは、断面形状が前記リップ状突出部(22)の断面形状から前記リブ状突出部(23)の断面形状に徐々に変化する徐変部(24)により周方向において滑らかに接続されていることを特徴とするシール装置。
  2. 前記第2圧接部(21)は、前記部品(60)外形の略直線部(602)に対応した部位が前記リップ状突出部(22)であり、前記部品(60)外形の角部(603)に対応した部位が前記リブ状突出部(23)であることを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
  3. 前記第2シール部(20)は、前記部品(60)により前記リップ状突出部(22)が撓まされたときに前記リップ状突出部(22)の撓みに連れて前記徐変部(24)が所定量以上撓むことを規制する規制突起部(26)を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシール装置。
  4. 前記規制突起部(26)は、略半球形状の突起部であることを特徴とする請求項3に記載のシール装置。
  5. 前記リップ状突出部(22)は、先端部(22a)が基端部(22b)より部品挿入時の部品先頭側となるように、前記部品挿入方向に傾斜して突出していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のシール装置。
  6. 前記リブ状突出部(23)の基端部(23b)には、前記部品挿入方向における部品挿入時の部品先頭側に凹部(231)が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のシール装置。
  7. 前記リブ状突出部(23)は、前記リップ状突出部(22)よりも肉厚が大きく、
    前記徐変部(24)は、前記リップ状突出部(22)接続側から前記リブ状突出部(23)接続側に向かって前記肉厚を増加させつつ前記突出量を減少させて、断面形状が前記リップ状突出部(22)の断面形状から前記リブ状突出部(23)の断面形状に徐々に変化していることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のシール装置。
  8. 前記リブ状突出部(23)は、断面形状が略半円形状であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のシール装置。
  9. 前記第1シール部(10)と前記第2シール部(20)とは離間しており、
    前記第1シール部(10)と前記第2シール部(20)とを接続する変形可能な接続部(30)を備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のシール装置。
  10. 前記隔壁(50)は、車両内の2つの空間を隔てることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のシール装置。
  11. 前記隔壁(50)は、内部に車室内に吹き出す空気を流通する空調ケース(50)であることを特徴とする請求項10に記載のシール装置。
  12. 前記部品(60)は、前記空調ケース(50)内に配設された冷却用熱交換器(70)に供給する冷媒を減圧膨張する膨張弁(60)であることを特徴とする請求項11に記載のシール装置。
  13. 前記膨張弁(60)は、弁体を備える本体部(61)と、前記本体部(61)に隣接配置され前記弁体の開度を調節するダイヤフラム部(62)とからなり、
    前記屈曲部(601C)は、前記本体部(61)の外周面(601)に形成されており、
    前記第2圧接部(21)は前記本体部(61)の全周に亘って圧接されるとともに、前記支持部材(25)は内周面(251)が前記本体部(61)の外周面(601)に沿った形状に形成されて前記本体部(61)および前記ダイヤフラム部(62)を取り囲み、
    前記ダイヤフラム部(62)は、前記第2シール部(20)に形成された収納凹部(201a)に収納されることを特徴とする請求項12に記載のシール装置。
  14. 前記第2圧接部(21)が水平方向に対して傾斜するように装着され、前記膨張弁(60)の表面で生成した凝縮水を導く導水路(40)が形成されていることを特徴とする請求項12または請求項13に記載のシール装置。
  15. 前記導水路(40)は、下流端(411)が前記凝縮水を前記空調ケース(50)の内面に滴下する位置となるように延設されていることを特徴とする請求項14に記載のシール装置。
  16. 前記第1シール部(10)は、前記隔壁(50)の前記貫通孔(51)の周縁において前記貫通孔(51)の貫通方向に突出するように形成された突出縁(502)の先端部(502a)を包み込むように形成されており、
    前記第1シール部(10)を覆うようにカバー部材(51)を前記隔壁(50)に装着することにより、前記カバー部材(51)によって前記第1シール部(10)が前記突出縁(502)に押圧され、前記貫通孔周縁部(501)の全周に亘って前記第1圧接部(11)が前記突出縁(502)の先端部(502a)に圧接することを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載のシール装置。
  17. 前記第1シール部(10A)は、前記隔壁(50)の前記貫通孔周縁部(501A)を挟持するための挟持凹部(101A)を備えており、
    前記挟持凹部(101A)に前記貫通孔周縁部(501A)を挟入することにより、前記挟持凹部(101A)の内面(102A)が前記第1圧接部(11A)として前記貫通孔周縁部(501A)に全周に亘って圧接することを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載のシール装置。
  18. 2つの空間を隔てるとともに貫通孔(51)が形成された隔壁(50)と、
    前記貫通孔(51)内に配置された部品(60)と、
    前記隔壁(50)の前記貫通孔周縁部(501)に全周に亘って圧接する第1圧接部(11)を有する第1シール部(10)と、前記部品(60)の外周面(601)に全周に亘って圧接する弾性体からなる第2圧接部(21)を有する第2シール部(20)とを備え、前記第1シール部(10)と前記第2シール部(20)とを接続することで前記貫通孔周縁部(501)と前記部品外周面(601)との間の全域を覆うシール装置(1)とからなるシール構造であって、
    前記部品(60)は、前記外周面(601)に屈曲部(601C)を有し、
    前記シール装置(1)は、前記第2シール部(20)の前記第2圧接部(21)の外側に、内周面(251)が前記部品(60)の外形に対応した周状をなし、前記内周面(251)のうち前記屈曲部(601C)に対向する部位が前記屈曲部(601C)に沿った形状をなす、前記第2圧接部(21)より弾性率が高い支持部材(25)を具備し、
    前記第2圧接部(21)は、周方向の一部が、前記部品(60)により部品挿入方向に撓まされて前記部品(60)の外周面(601)に圧接するリップ状突出部(22)であり、周方向の略残部が、前記リップ状突出部(22)より突出量が小さく、前記部品(60)により部品挿入方向に略直交する方向に押さえ込まれて前記部品(60)の外周面(601)に圧接するリブ状突出部(23)であり、前記リップ状突出部(22)と前記リブ状突出部(23)とは、断面形状が前記リップ状突出部(22)の断面形状から前記リブ状突出部(23)の断面形状に徐々に変化する徐変部(24)により周方向において滑らかに接続されていることを特徴とするシール構造。
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